宙組集合日 [┣宝塚情報]
宙組集合日ということで、いっぺんに情報がアップされていた。
(以下、公式HPより)
宙組 退団者のお知らせ
2020/09/19
下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。
宙組
碧咲 伊織
2020年9月19日付で退団
集合日付ですか…
このような時期なので、千秋楽が待てなかったのかな…
103期生なので、階段降りでのご挨拶もできないし。
「群盗」の子カールくんですよね可愛かった思い出が残ってます。お疲れさまでした
宙組 宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演 休演者のお知らせ
2020/09/19
宙組公演『アナスタシア』の休演者をお知らせいたします。
宝塚大劇場公演:2020年11月7日(土)~12月14日(月)
東京宝塚劇場公演:2021年1月8日(金)~2月21日(日)
宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演 全日程休演
(宙組)風色 日向
※体調不良のため休演いたします。
うわぁ…
今、上り調子なのに…
早く、回復されますように…
宙組 愛海ひかる 娘役転向について
2020/09/19
宙組 愛海ひかるが2020年9月19日付で娘役に転向いたしますので、お知らせいたします。
宙組公演『アナスタシア』(宝塚大劇場:2020年11月7日~12月14日、東京宝塚劇場:2021年1月8日~2月21日)より娘役として出演いたします。
「群盗」の時に、燕尾の持ち方で注目したのだけど、もう燕尾服は着ないんですね。
キュートな顔立ちなので、娘役もいいかもしれない。活躍をお祈りします
「愛月ひかる」が転向するというガセネタがネットに流れた時は、マジでドキッとしました
「アナスタシア」の配役は下記の通り。
お遊びで、「神々の土地」の配役を追加しています。
役名 | 出演者 | 神々の土地 |
ディミトリ | 真風 涼帆 | |
アーニャ | 星風 まどか | |
グレブ | 芹香 斗亜 | |
マリア皇太后 | 寿 つかさ | 寿 つかさ |
アレクサンドラ皇后 | 美風 舞良 | 凛城 きら |
マルファ | 花音 舞 | |
ポリーナ | 綾瀬 あきな | |
イポリトフ伯爵 | 凛城 きら | |
レオポルド伯爵 | 松風 輝 | |
ゴリンスキー | 美月 悠 | |
グレゴリー伯爵 | 星月 梨旺 | |
警官 | 春瀬 央季 | |
ヴラド | 桜木 みなと | |
警官 | 七生 眞希 | |
リリー | 和希 そら | |
ドーニャ | 瀬戸花 まり | |
ミハイル | 秋音 光 | |
コンスタンチン セルゲイ |
紫藤 りゅう | |
闇商人 | 秋奈 るい | |
闇商人 | 水香 依千 | |
イーゴリ | 留依 蒔世 | |
アレクセイ | 遥羽 らら | 花菱 りず |
グレゴリー伯爵夫人 | 小春乃 さよ | |
闇商人 | 穂稀 せり | |
ニコライ2世 | 瑠風 輝 | 松風 輝 |
闇商人 | 若翔 りつ | |
同志 | 希峰 かなた | |
街の男 | 澄風 なぎ | |
ロットバルト | 優希 しおん | |
少女時代のアナスタシア | 天彩 峰里 | |
オリガ | 愛海 ひかる | 星風 まどか |
駅員 | 琥南 まこと | |
サーヴィチ | 鷹翔 千空 | |
乗客の男 | 真名瀬 みら | |
タチアナ | 水音 志保 | 遥羽 らら |
駅員 | 惟吹 優羽 | |
マリア オデット |
潤 花 | |
ジークフリート | 亜音 有星 |
新型コロナ感染拡大による公演中止で、外部公演は観ていないのですが、「白鳥の湖」が出てくるのでしょうかね。
「NOW! ZOOM ME!!」配信 [┣宝塚観劇]
大千秋楽は劇場で観劇できるので、とりあえず、BパターンとCパターンの配信を購入した。
しかし、ヨシマサ~
雪組さんが楽しそうにしていたから、これ以上はブツブツ言わないけどね…
第1幕
しょっぱなから、望海風斗がポスターの衣装で登場したことに、おおー、そう来たかと。
オリジナルのテーマソングの後は、いきなり、「KILLER K」(アプローズ・タカラヅカ!)というのが…オールドファンには、なんともいえない。これ、90周年の時の作品だから、花組配属直後とかでしょうか。
煌羽レオの歌声が、なんとも心地よい。
別箱公演でメインキャストが半分になる時、すごく頼りになる実力派スターが多いのが、雪組の特色だな~と思う。
メンバー紹介のところでは、背景のメンバーたちが持っているペンライトに目が行く。そっか、手書きの白ペンが付いてきたのは、こういう風に使うのか…と、自分が公演を観に行く前に学べた。
好きなこと書いていいんだ
オープニングシーンが終わると、古い言葉で言うと、洋楽パート。
紺のキラキラスーツの彩凪翔から始まり、娘役に囲まれて望海が歌い踊る。なかなか宝塚では、使わないような雰囲気の曲だったけど、楽しかった。
一転して、諏訪さきを中心としたナンバー。東京での新公主演は飛んでしまったが、すっかり、雪組の戦力に加えられているのは、嬉しい。望海のソロでこの場面は終了。
続いて、ちょっとストーリー性のある場面。
「名探偵コナン」のテーマ曲を利用して、宇宙から悪者が攻めてくる的なストーリー。逃げ惑う市民の中にミニスカートのリポーター(羽織夕夏)がいる辺りが、齋藤先生らしい。(褒めてません)
ダーティーLEO(煌羽)率いる悪者に対抗するのは、名探偵NOZOMI(望海)。コートにマフラー姿で、全然強そうではないが、やたら、投げキッスを飛ばしまくる。齋藤先生、この曲(ジュリーの「ウインクでさよなら」)、好きだよね…(前も大劇場公演で使ってたはず。)
そして、NOZOMIは変身して、怪傑ZOMIになる(笑)
齋藤先生のダジャレのおかげで、地球は救われたらしいです。最後に、星空を背景に、望海のソロでようやく、落ち着く。
次が、いろいろと物議をかもしていた、バブルの場面。
まあ、たぶん、齋藤先生が好きだった前世紀(ほぼ)のヒットナンバーということかと…
バブルの時代感とか、そういうのは、あんまり関係ないのかな…と思いながら観てました。ジュリアナ風のダンサーがいっぱい出てきたけど、そもそも、距離取って踊ってる段階で、すでにジュリアナのお立ち台ではないのね。ジュリアナはね、密なのっ今、一番、やっちゃいけないことなのっ
最初に、沙月愛奈ほかで、「My Revolution」(渡辺美里)。まあ、ちょっと、これは苦しかったかな。この場面は、登場するメンバーのイメージ映像が背景のスクリーンに投影されていて、面白かった。
「キューティー・ハニー」は妃華ゆきの。雰囲気があってよかった。
ここで、望海が登場、「I Love You, SAYONARA」を歌ってくれたが、なんつーか、レベルがもう全然違う。オリジナルの楽曲をちゃんと踏まえたうえで、でも望海の曲になっている。
そこから、銀橋渡りで、「学園天国」。よく考えると、失礼な歌詞だな
次に、やはり、銀橋渡りで、愛すみれのソロ、「派手!!!」。もう、すべてが素晴らしくて、ガン見ミニスカートだったんだけど、足長い、綺麗しかも歌うまいし、こういうアイドルソングもちゃんと自分のものにしているのが、頼もしい。
「ダンシング・ヒーロー」は、野々花ひまり。トップ娘役がCパターンだけのゲスト出演だったから、この公演では、野々花がヒロイン的なポジションを担っている。
「BEACH TIME」は、やっぱりかりちゃん(煌羽)の歌声がいい。
続く「17才」は、羽織ら3人の歌で。この場面、衣装は変わらないので、ジュリアナの衣装で「17才」はちょっと…と思った。
で、ここで「Self Control」が出てきたのは驚いた。TMが齋藤先生の守備範囲なのは、すごくわかるんだけど、タテノリ楽曲の「Self Control」を横ノリで踊りながら歌うあみちゃん(彩海せら)たちを観て、不思議な気持ちになった。てか、ヒーロー好きな齋藤先生だから、素直に「GET WILD」(←「シティハンター」のエンディング・テーマね)とかの方が良かったのでは
そんなところに、望海が現れて「あゝ無情」で、こちらのわだかまりを打ち砕いていく。またまた、楽曲は、オリジナルを踏まえたうえで、歌詞は女言葉なのに、男役・望海風斗としてちゃんとカッコよくステージに立っている。
それに対して、演出は、カラオケみたいに合いの手を入れ、しかも、その合いの手がスクリーンに文字で映るのだ宝塚の生徒たちもコロナ前は、こんな風にカラオケで盛り上がっていたのかもしれない。でもね、観てる観客は、あの合いの手は現実すぎるんだよね…。そういうげんなりした感じ、齋藤先生に伝わるかな…
続いて、「世界でいちばん熱い夏」。すごいな、もう、この歌声で、やっぱり、最高という気持ちになれる。
最後は、彩凪に引き継いで、「愛は勝つ」でこの場面は、〆られるんだけど、結局、望海の歌への強い愛情と責任、それが、どんなイタい場面も、成立させてしまうんだな~と感じる場面だった。
(この場面、各メンバーに見せ場があったので、曲も知っていたというのもあり、ちょっと詳しめに書いてみました。)
ひとつ、齋藤先生を褒めるとしたら、「キューティー・ハニー」「学園天国」「17才」の3曲は、リバイバル曲で、流行った時代を知らない世代の方も、昔の方の曲なら知っていたりするのかな…というところでしょうか。
次の場面は、なぜか、マジックショー(笑)
マジックの指導は、てじな~にゃでおなじみの山上兄弟のパパ、北見伸さま。相変わらずご活躍のようで嬉しい…って感想、そこ
1幕ラストは、「小雨降る径」での黒燕尾から始まり、燕尾ダルマの娘役を加えたダンスで終了。オリジナル楽曲の「ノゾミ」ソロは聴かせた。
こんな調子で2幕も続くのだが、そちらは、舞台を観劇した時の感想として書き進めたい。
穴が開いた! [┣笑えた話]
少し前、煮炊き中の鍋の火が消えてしまい、それからしばらく着火しなかったので、コンロの着火用の電池が切れたかな…と思って電池交換した。
火が消える前に「ピーッ」と警戒音が鳴ったので、ガスは切っており、特に問題はなかったが、どこからか、少し水がこぼれてきて、不思議に思ったが、古いバスタオルを敷くことで対応した。
それからしばらくの間、これといって問題なく過ごしてきた。
が、先日、上記とまったく同じ現象が再現した。
電池のせいじゃ…ない
と、コンロの交換を考えた時、コンロの上が水浸しになっていることに気づいた。
てか、鍋から水が漏れている…
コンロのせいじゃなくて、鍋の底が抜けた
鍋の中身を別の鍋に移し替え、よく見てみると…
たしかに、穴が開いていた…
テフロン加工のしっかりした鍋だったのに…あまりに意外な出来事に、しばし呆然とした。
早く新しい鍋、買わなきゃ…
撤廃決定!⇒チケット追加発売 [┣宝塚情報]
宝塚友の会 宝塚大劇場月組公演 チケット追加販売のお知らせ
2020/09/17
宝塚歌劇では、9月11日の政府によるイベント開催制限緩和の発表を受け、販売座席の見直しを行ったことから、宝塚友の会会員様向けにチケットの追加販売(先着順ならびに抽選方式)を下記の通り実施いたします。
※新型コロナウイルスの感染拡大防止対策に対応するため、従来の先行販売とはご利用方法が異なります。
※宝塚友の会ではチケットを転売される行為を固くお断りしております。状況により、公演日当日ご入場の際に、お客様のご本人確認をさせていただきます。
実施する場合は、事前に宝塚歌劇公式ホームページにてご案内いたします。宝塚大劇場 月組公演 『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』
公演期間:9月25日(金)~11月1日(日)
※新人公演は実施いたしません。
〇先着順方式 受付期間:9月18日(金)10:00~23:00 ※1日間のみ
「先着順方式」の販売席種:9月25日(金)~9月29日(火)公演のSS・S・A・B席
1回の購入は1公演1枚まで 公演ごとに観劇者の把握が必要となりますため、チケット引取方法は「入場認証または当日発券(自動発券機)」となります。必ず会員様ご本人が観劇される前提でお申し込みください。「登録住所へ郵送」「セブン‐イレブン発券」は選択いただけません。
感染予防対策として、前方座席ならびに花道沿いの座席販売は見合わせます。(座席間隔につきましては、左右1席を空けず通常通りの販売を行います)
〇抽選方式 申込期間:9月24日(木)10:00~9月25日(金)23:00 ※2日間のみ
結果照会期間:9月27日(日)10:00~23:00
「抽選方式」の販売席種:10月1日(木)~11月1日(日)公演のSS・S・A・B席
1公演につき同一席種1枚まで×最大12公演 公演ごとに観劇者の把握が必要となりますため、チケット引取方法は「入場認証または当日発券(自動発券機)」となります。必ず会員様ご本人が観劇される前提でお申し込みください。「登録住所へ郵送」「セブン‐イレブン発券」は選択いただけません。
感染予防対策として、前方座席ならびに花道沿いの座席販売は見合わせます。(座席間隔につきましては、左右1席を空けず通常通りの販売を行います)
●宝塚歌劇Webチケットサービスでの申込み フィーチャーフォン(ガラケー)からはご利用いただけません。
●電話での申込み ナビダイヤル:0570-550-660 電話番号のお掛け間違いには十分ご注意ください。
詳しくは「チケット先行販売 追加抽選のお知らせ」またはデジタルカタログならびに「宝塚友の会ガイドブック」をご確認ください。
フルで販売するわけではないけれど、一部舞台に近い席を除いて販売する…ということは、大劇場なら2000席くらい売るということ。これは大きい。劇団として、「赤字覚悟」の公演じゃなくなるということ!
あとは、この英断を受けて、チケットの動きがどうなるか…
一公演につき一人1枚しか売らないこと、まだまだ全職種的規制緩和がされていないこと、ライトファンの遠征意欲はどうなっているのか…不安は多いが、まずは一歩前進。少しずつ、取り戻していってほしい。
本が消える? [┣かんがえごと]
突然、ツイッターのタイムラインに流れてきた情報…
消費税の総額表示が義務化されることにより、現在流通している本の大半が本屋さんから消えてしまう、とのこと。
どういうことかというと、長かった消費税5%時代に、「総額表示」が義務化されたんですね。
「定価500円+税」みたいな書き方はダメで、当時だと、「定価525円」と書かなければならない、ということです。
以下、ちょっと歴史のお勉強。
消費税は、1989(平成元)年4月1日、3%でスタートしました。当時は、税抜き価格を表示し、会計時に+3%を支払う形でした。
1997(平成9)年4月1日、消費税は5%となり、この時、地方消費税という制度が始まりました。(5%のうち、1%が地方消費税として、地方自治体に分配される。)
2004(平成16)年4月1日、消費税総額表示が義務化。ただし、この時、書籍については、「定価500円+税」みたいな書き方がOKということに決まりました。なぜなら、書籍は、数年棚に置いてあるようなことだって、あり得るからです。(腐るものではないですしね)
2014(平成26)年4月1日、消費税が8%(うち1.7%が地方消費税)となりました。さらに、2015年10月1日から10%となることも、決まったため、総額表示義務について、この時点で、実質廃止されます。1年半ですべてのラベルを変更するコストについて、事業者の同意が得られなかったことが原因でした。
しかし、2015年の増税は、見送られることになり、年月が経過します。
2019(令和元)年10月1日、消費税が10%となり、同時に軽減税率8%との2段階課税が実施されました。
2021(令和3)年4月1日より、消費税の総額表示義務化が再開されます。(実際には、2014年4月1日~2021年3月31日まで、「消費税転嫁対策特別措置法」という法律により、総額表示をしなくてよい特例が認められていたという体になります。)
問題は、アンダーラインの部分です。
どうも、今回の総額表示については、この書籍に対する例外措置が適用されないらしい…とのこと。
2004年からの17年間で、電子書籍が普及し、書籍を電子で読む方が多くなったということもあるかもしれません。(電子書籍は、紙のカバーがついているわけではないので、2004年の段階で総額表示の対象になっています。)
とはいえ、総額表示になった場合、カバーを変えるとか、シールを貼るとかのコストを回収できない古い本については、一括廃棄になる可能性が高いとのこと。
ほしい本は、それまでに購入しておかないと、書店では購入できなくなるかも…
ほどこし票 [┣かんがえごと]
自民党の総裁選挙で「ほどこし票」なる言葉が登場した。
選挙戦は、事実上の次期総理大臣を決める選挙でもあるので、候補者の三人は、テレビ番組にも出演し、政策を発表したりしていた。その中で、“モリ・カケ・サクラ”について、調査をする旨の発言をしていたのは、石破茂氏だけだった。
そして、ここから先がよくわからないところなのだが、今回の総裁選、2位であれば、「次がある」が、3位だと、もうおしまいらしい。意味不明…
で、派閥の論理で、ほぼほぼ菅さんが次期総裁になることは投票前から分かっているのだが、2位がどうやら、石破さんになりそうだ…という票読みの結果、菅さんに投票することになっていた国会議員の票の一部を岸田さんに流したらしい。岸田さんを2位にするために。
その流れた票を「ほどこし票」と呼ぶんだとか。
なんだよ、ほどこしって。
施すって、そういう意味じゃないだろ
50%撤廃へ… [┣宝塚情報]
花組 東京宝塚劇場公演『はいからさんが通る』について
2020/09/14
花組東京宝塚劇場公演『はいからさんが通る』につきましては、政府および自治体等による新型コロナウイルス感染拡大予防のためのガイドラインに基づき、施設内の感染予防対策を徹底することに加え、公演内容ならびにチケットの販売方法や劇場内の各種サービス等につきましても、感染拡大予防のため、従来とは異なった運用を行います。
お客様にはご不便をおかけいたしますが、より安心・安全な環境作りのため、何卒ご理解・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
なお、公演内容およびチケットの発売につきましては、今後の新型コロナウイルス感染状況を踏まえた社会情勢に応じて、変更となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。<公演内容について>
〇新人公演の実施を見合わせることといたします。
〇出演者パターンの変更時に4日間の休演日を設定いたします。
〇幕間の混雑緩和のため、幕間休憩を5分間延長し、35分間とさせていただきます。
〇舞台上および舞台裏での密集状況を避けるため、1公演あたりの出演者を減員するとともに、演出を一部変更します。
〇客席を使った演出については、当面の間、取りやめさせていただきます。
〇オーケストラ演奏につきましては、オーケストラピット内での感染予防対策のため、録音演奏といたします。<チケットの発売について>
〇感染予防対策として、最前列ならびに花道沿いの座席販売は見合わせます(座席間隔につきましては、左右1席を空けず通常通りの販売を行う準備を進めております)。
〇販売可能なチケット枚数は、ご観劇者様の把握を目的として、宝塚友の会会員先行販売は「(1公演につき)おひとり様1枚」とさせていただきます。また、先行販売でご購入いただける座席位置は通常の公演時と異なる場合がございます。
※宝塚友の会会員先行販売
・第1抽選方式(最大8公演まで申込可)
・第2抽選方式(最大12公演まで申込可)
・先着順方式につきましては電話もしくはWEBからお申込みいただけます。詳細につきましては、別途会員様向けにご案内いたします。
〇一般前売につきましても、ご観劇者様の把握を目的として、宝塚友の会会員先行販売と同じく「(1公演につき)おひとり様1枚」での販売となり、宝塚歌劇Webチケットサービスのみでの販売とさせていただきます。
※東京宝塚劇場チケットカウンター、電話受付ならびに各プレイガイドでの販売はございません。
※宝塚友の会会員先行販売を中心に販売いたしますので、公演によっては、一般前売での販売数が少ない場合がございます。
〇ご入場時の接触機会削減のため、チケットのお引取りは劇場改札口における入場認証システムによるご入場、もしくは劇場に設置の自動発券機での事前もしくは当日の発券とさせていただきます。
※入場認証システム対応(IC機能付き)の会員証をお持ちの友の会会員様は、改札口の読み取り機に会員証カードをかざすことでご入場いただけます。感染予防のための非接触入場に何卒ご協力をお願いいたします。
〇当日券の販売はございません。
※B席2階16列目ならびに立見席は上記の一般前売にて販売いたします(ただし、宝塚友の会優先公演と千秋楽は除く)。
〇団体観劇の新規お引き受けにつきましては、当面見合わせさせていただきます。
〇チケットの転売は堅くお断りしております。ご入場時に宝塚友の会会員証を確認させていただく場合がございますので、ご来場時には会員証をお持ちください。<ご来場のお客様へご協力のお願い>
〇以下のお客様につきましてはご観劇をお控えくださいますようお願いいたします。
・体調がすぐれないお客様
・発熱や咳など風邪の症状があるお客様
・くしゃみや鼻水などにより他のお客様にご迷惑をおかけする可能性があるお客様
・同居家族や職場・学校など身近に新型コロナウイルス感染症の感染者もしくは感染の可能性のある方がいらっしゃるお客様
・過去2週間以内に感染が引き続き拡大している国・地域に訪問歴があるお客様
〇こまめな手洗いにご協力をお願いいたします。各洗面所には液体石鹸を、劇場内各所には消毒液を設置しておりますのでご利用ください。
〇劇場入り口にて、係員から、アルコールによるお客様の手指消毒にご協力をお願いしております。アレルギー等をお持ちのお客様は、その場でお申し出ください。また、検温のため、劇場入り口に赤外線による体温検知機器を設置いたします。検知結果によっては、改めて体温測定をさせていただき、37.5度以上の場合はご入場をお断りいたしますので、あらかじめご了承ください。
〇館内でお過ごしになる際はできるだけ密集状況を避けていただくとともに、改札口、お手洗い等でお並びの際には、一定間隔(ソーシャルディスタンス)の確保をお願いいたします。また、ご入場時の混雑緩和のため、お時間の余裕をもってご来場くださいますようご協力をお願いいたします。
〇劇場内におきましては、マスクをご着用ください。マスクをご着用いただけないお客様(フェイスシールド、マウスシールド等のみご着用のお客様を含む)はご入場をお断りいたします。
〇飛沫感染防止のため、客席内での会話や発声はお控えいただくとともに、ロビーや休憩所など劇場内各所においてもできるだけ会話はお控えくださいますよう、ご協力をお願いいたします。
〇客席でのご飲食はお控えください(最低限の水分補給は除く)。
〇終演後、お帰りの混雑を避けるため、座席のエリアごとに順次ご退場いただく「規制退場」を実施する場合がございます。
〇劇場周辺で長時間にわたり密に集まる行為を避けるため、出演者の楽屋入待ち、出待ちについては、当面の間、お控えくださいますよう、ご協力をお願いいたします。
〇チケットをご購入いただいた際に取得しました個人情報につきましては、万一、感染が疑われる状況が発生した場合、保健所等の公的機関からの要請に応じて、必要な情報提供を行う場合がございます。
〇当面の間、感染予防対策の一環として、差し入れは全て辞退させていただきます。<東京宝塚劇場における感染予防対策について>
〇インフルエンザウイルスやノロウイルス等への効果が数年間持続することが確認されている、抗ウイルス・抗菌剤を劇場内の座席や手すり・ドア・お手洗いなどに吹付加工するとともに、こまめな清掃・消毒を行います。
〇劇場施設は、法令に基づいた空調設備の整備が義務付けられており、劇場内の空気が十分に外気と入れ替わる空調システムを使用しておりますが、通常よりも外気取込を多くすることで、最大限換気を強化いたします。
〇劇場入り口付近ほか各所に消毒液を設置し、ご来場のお客様にご利用いただけるようご案内いたします。
〇劇場従業員はマスクを着用させていただきます。一部の従業員につきましては、フェイスシールドおよび手袋を着用させていただきます。また、対面で接客を行うレジやカウンター等の箇所には、飛沫感染防止のためパーティションなどを設置いたします。
〇劇場内の店舗は、商品・メニューを限定して提供いたします。
〇劇場内の飲食店舗や物販店舗においても、政府や自治体等による各業種別ガイドラインに沿った感染予防対策を実施いたします。
〇キャトルレーヴ東京劇場店は、店内混雑回避のため、ご観劇のお客様のみのご利用(劇場改札内からのご入店)とさせていただきます。恐れ入りますが、ご観劇されないお客様は日比谷店のご利用をお願いいたします。
〇出演者や劇場従業員は、こまめな手洗い、消毒液による手指の消毒を励行するとともに、毎日検温を実施し、健康管理に努めます。
〇ブランケットの貸出しは、当面の間、中止させていただきます。
〇オペラグラスの貸出しは、当面の間、中止させていただきます。なお、「キャトルレーヴ」におきまして、オペラグラスの販売を行っております。
※万一、商品売切れの際はご容赦くださいませ。
※一部他ページへの案内文を省略し、赤字・太字等の強調を行っております。(by夜野)
50%撤廃、来るかな…きっと来るねっ
あと、チケットの事前受取りができるのかな
宝塚宙組東京特別公演「FLYING SAPA」観劇 [┣宝塚観劇]
「FLYING SAPA」
作・演出:上田久美子
作曲・編曲:青木朝子、三宅純
振付:前田清実、AYAKO
擬闘:栗原直樹
装置:二村周作
衣装:有村淳
照明:勝柴次朗
音響:実吉英一
小道具:西川昌希
歌唱指導:KIKO
映像:上田大樹
演出助手:町田菜花
舞台進行:中島瑞紀
舞台美術製作:株式会社宝塚舞台
録音演奏:宝塚ニューサウンズ
制作:阿部望
制作補:小坂裕二
制作・著作:宝塚歌劇団
主催:阪急電鉄株式会社、株式会社梅田芸術劇場
2階席だったが、幸運にも日生劇場で観劇することができた。
本当なら、赤坂ACTシアターで観劇するはずだった「FLYING SAPA」を観劇するはずだった日から5ヶ月以上経ってようやく観ることができた。
事前に情報を一切入れず、まっさらな状態で観劇。
(このような状況下で、勇気あるな、オレ…)
上田先生が「月雲の皇子」で衝撃デビューしてから、もう7年になるのか…
贔屓と呼べる存在を作らずに6年ヅカファンやってきて、それでもどうにかファンを続けている大きな理由のひとつに、「上田先生の新作を観たい!」というのがある。これまで、1作も「はぁ」と思う作品がなくて、安定感抜群なのに、ひとつのテーマに拘ることなく、あらゆる時代のあらゆる物語を紡いでいる。
そんな上田先生の今回のテーマは、水星
遠い未来、太陽の活動が弱まり、地上は、終末戦争に突入した。その後、より太陽に近い水星へと脱出することにした一部の人類は、水星ーポルンカーに降り立つ前に、生命維持装置「へその緒」を利用して、装着した人々の思考を含むすべてのデータを管理することで、平和な世界を築こうとする。彼らは、総統01の指導の下、ポルンカ語を共通語に、平和で文化的な生活を送り、15年の歳月が流れた。
こうして、ポルンカでは、攻撃的な思考をするだけで、拘束され、更生プログラムを施される。更生不可能な者については、記憶を消され、兵士として、攻撃的な思考を見つけて捕まえる側に回される。
主人公のオバク(真風涼帆)は、そんな風に記憶を消され、兵士として4年の歳月を過ごしていた。ある日、「へその緒」を壊して自殺しようとしている女の思考をキャッチしたオバクは、彼女を助けようとしたが、02という管理番号を持つ女(星風まどか)は、オバクに、自分を「SAPA」へ連れていけと言う。
SAPAとは、水星最大のクレーターで、ここでは、磁気の影響により、「へその緒」は作動するが、個人データはキャッチされないらしい。
訪れてみると、SAPAには、そこに到達すれば、夢が叶うという聖地があるらしく、聖地を訪れようとする巡礼者や、02(名はミレナ)のように、何かから逃れようとする人々(基本は犯罪者)などがたむろしている違法のホテルがあったー
2幕が始まったくらいで、ふと、気づく。
なんか、ここまで誰も歌ってない…
そして、思った。ああ、別に歌わなくてもいいな…と。
ダンスも大仰なものはなかったが、作品を途切れさせないダンスと殺陣にタカラヅカを感じたので、別箱公演なら、この程度の冒険はあってもよいのかもしれない…と、上田先生の新しい挑戦を好ましく感じた。
(宝塚にストレートプレイがなかったのか…というと、これまでも別箱で、「花供養」とか「武蔵野の露と消ゆとも」など、あることはある。)
宝塚歌劇の本公演は、基本スタイルが、芝居1時間半+ショー1時間で、芝居はミュージカルプレイとなっている。なので、それほど複雑なドラマを作ることはできない。せいぜいテレビドラマ1回分の内容と考えていいだろう。そこで完結させるんだから、そもそも宝塚の脚本家は神だと思う。
別箱公演は、芝居+後付ミニショーで2時間が基本。休憩含めて2時間半が多いが、3時間の公演もある。
この公演は、芝居のみ(まさかのミニショーもなし)で2時間20分…タカラヅカ史上最長じゃないか、これ
それでいて面白かったのが、壮大な話ではなくて、少ない出演者で物語を丁寧に紡いで、主筋だけでなく脇筋も丁寧に描くことに時間を使っていること。「別箱しかできないこと」をすごく分かってるんだな、と感じた。
上田先生の作品を観ると、タカラヅカには、まだまだ、やれることがあると、希望が湧く。
物語は、未来の話=SFだけに、実は歴史ものより、固定観念が邪魔をする。歴史ものだと、正史にはこう描かれているが、こうだった可能性もみたいな想像は無限に広がる。それは、正史というものが固定しているから、とも言える。
しかし、未来については、完全フリーだ。この場合、既存作品(つまりSF)がひとつのベースになったりする。それと、科学的なベーシックの知識。
太陽は、核融合反応が突然弱まったりするものなのか…通常、恒星は、核融合反応の熱によって徐々に膨張し(太陽系の場合、この段階で地球は飲み込まれてしまう)、赤色巨星になっていくわけで、核融合反応が弱まって冷えていくから水星に移住なんて考えられないし、だいたい水星に大地なんてあるの(高温のため)とか、思ってしまうけれど、多くの星(恒星)の一生を我が太陽が辿るとは、誰にも言えないし、いろいろ、固定観念を捨てた方が、SFも可能性が広がるんだろうな…と、舞台を観ながら考えた。
さて、この作品、太陽の熱が弱くなってきた⇒地上の生活がままならなくなる⇒残された資源を奪い合って最終戦争が起きる⇒無秩序状態⇒一部の人々が新天地を求めて水星へ移住…という設定になっている。水星へ移住できるのは、(細かく描かれていないが)この宇宙船に乗れるだけの富裕層と、彼らの生命維持に必要な知識・技術を持った人々(科学者・技術者)だったようだ。
ブコビッチ(穂稀せり)は、科学者として、船に乗り込む。彼の家族は死んでしまった。そして同じようにひとりぼっちだった少女、ミレナを娘と偽り、船に乗った。同じ船に乗っていた科学者ロパートキン(星月梨旺)は、ジャーナリストの妻・タマラ(瀬戸花まり)と息子のサーシャと一緒に船に乗っていた。ブコビッチは「へその緒」を発明し、水星の地上での生活に目途がついたのだが、彼はさらに「へその緒」とロパートキンの開発した思考のデータ化機能を一体化して情報を一箇所に集め、危険思想を排除することを提案する。それが決裂して、ブコビッチがロパートキン夫妻を殺害、独裁者として水星=ポルンカの総統01に就任したことが、サーシャだったオバクの記憶とともに、舞台上に提示される。
ブコビッチとロパートキンは、それぞれ姓であろうと思うが、その語感から、ロパートキンはロシア、ブコビッチは東欧(旧ユーゴとかその辺?)の姓に聞こえた。
私のような昔の人間には、旧ソ連時代の支配する側と抵抗する側に感じられて、さらに、肉親を失った疑似家族のブコビッチ&ミレナと完全な家族であるロパートキンという対比も感じた。主な登場人物の名前から考えるに、この水星に逃れた人々は、旧ソ連+東ヨーロッパ辺りの人々なのかな。その周辺の国々が最終戦争に勝ったのか、たまたま使える宇宙船がそこにあったのか、あるいは、アメリカ辺りでは、恒星間移動も可能な宇宙船でどこかに飛び立ったのか、詳しいことはわからない。でも、登場人物の名前ひとつとっても、敢えてそっちを選ぶかみたいな気概を感じる。タカラヅカ的には、英米語系、フランス語系、ドイツ語系の名前が普通だから。
そう考えると、「イエレナ」という名前は、「イェレナ」の方が正しいのかもしれない。ELENAのロシア語的な発音がそうだから。
それでは、簡単に出演者感想を。
真風涼帆(オバク)…記憶を失くした兵士という虚無な存在が、ミレナによって感情を呼び覚まされ、記憶を取り戻して、強い憎悪や、激しい恋慕を少しずつ取り戻していく…という役柄が似合いすぎて。最初の方は、「オーシャンズ11」の時みたいな、語尾の変なアクセントが気になったが。(あの「〇〇だぁ~」っていう話し方、クセが強すぎて、やめた方がいい。)記憶を取り戻し、過去を清算したら若返った感じで、最後は、希望そのものになっていて、素敵だった。そういえば、ラストシーン、マサツカかと思った(笑)宝塚のSFものを開拓してくれた正塚先生へのオマージュなのかな。
星風まどか(ミレナ)…総統の娘で後継者。でも本当の娘ではない。地球を脱出する際、あまりにも酷い目にあったため、過去の記憶を失くしてしまった。総統の後継者になるくらいなら死にたいと思い詰めていたが、事件解決後は、新しいポルンカのために生き生きと働いていて、オバクあらためサーシャを自分からは選ばない…というのも一風変わっていて面白かった。トップ娘役になってだいぶ経ったが、あいかわらず少女役がうまいな
芹香斗亜(ノア)…精神科医。サーシャを中心とする反政府活動に身を投じ、その戦士となったイエレナを見守るうちに愛情を感じ始めている。無償の愛を捧げる姿が、決して卑屈にならなくて、毅然としているのが、芹香というスターの矜持のようで、「金色の砂漠」に続いて、今回も、こういう役どころ。上田先生の絶大な信頼を感じる。
汝鳥伶(総統01)…汝鳥さん、どこで出てくるんだろうと、楽しみにしていたが、なかなか出てこない。じらしにじらして、後半、一気に投入してくる上田先生…たしかに、ラスボスだもんね。今回も、サイコーでしたSF的作品のウソっぽさをリアルにしてしまう説得力は、先生方の強い味方今回もさすがでした。
京三紗(キュリー夫人)…SAPAの違法ホテルのマダム。年配者だが、めちゃくちゃ元気。最後は、ポルンカを飛び出して、サーシャと星間の旅に出発する。作品世界の枠を飛び出しそうで飛び出さない、ギリギリのところまで弾けて、客席を元気にしてくれるセンス、大好き
寿つかさ(タルコフ)…記憶を消された兵士を監督する仕事をしている。オバクがミレナとともにSAPAに向かったため、SAPAに行き、SAPAに死ぬことになってしまう…でも、かっこいい上田先生、すっしーさんに、いちばん素敵な役、当てに来てたよね
松風輝(テウダ)…息子の足を治すために、SAPAのへそに向かおうとする愛情あふれる母親。手堅い
紫藤りゅう(スポークスパーソン101)…宙組でのしどりゅー、どんなもんだろうと思ったが、爪痕をしっかり残していて安心した。白が似合っていた
瑠風輝(ペレルマン)…ミレナの婚約者。ミレナを追ってSAPAに向かう。キャラが立った人が多い中、ちょっと埋もれてしまったように感じた。脇筋が多すぎて、脇役が動きすぎて、しどころがなかったかもしれない。
夢白あや(イエレナ)…黒のパンツスーツがめちゃかっこいい。芝居はうまいとは言えないけれど、普通の娘役として出てくるよりは、自然でよかった。雪組でも頑張ってほしい。
穂稀せり(15年前のブコビッチ)…15年後に汝鳥伶になる人物を演じるだけでもプレッシャーなのに、汝鳥さんにかぶせてセリフを言う場面まであって、どんだけ厳しい役なんだ…と思ったが、納得させられてしまった。素晴らしい15年後に専科で活躍していてほしい人だと思う。←この夢はなかなか叶わない
安倍政治の継承 [┣かんがえごと]
そもそもノンポリの私が、どうして、今年は政治の話をしょっちゅう書いているのでしょう
自民党総裁選最有力の菅官房長官は、安倍政治を継承すると言ってるとか。
外交、軍備、経済、福祉、消費税…どれをとっても継承してほしくないものばかり…
特に、コロナ禍において「経済を回す」と言い続け、経済が空回りして、余計に生活が苦しくなった人が多くなった点については、マジで継承してほしくない。
どうして、こんな風になるのか。
政治が介入することにより、「得をする」人がいて、その人から政治にお金が還流されているような、そんな流れが、露骨に感じられる。
“モリ・カケ・サクラ”がその一端なのだろう。
ただ、同じ学校問題だったが、“モリ”と“カケ”には、大きな違いがあった。
森友問題の籠池夫妻は、志半ばで逮捕され、1年以上拘留された。加計学園については、無事獣医学部が開校した。同じように問題になっても、結果は違った。
なぜなら、籠池氏は、安倍さんを尊敬していて、安倍晋三小学校を作りたいと言っていた、いわばファンの人だった。そういう人は都合が悪くなると切り捨てる。加計氏は、親戚だ。身内は守る。
安倍政治には、そういうものすごく冷徹で、利己的な一面を感じていた。
それが、素人のノンポリなのに、どうしても政治問題に目が行ってしまう理由。
菅さんには、そこは継承してほしくない。
安倍さんの後継者だけれど、彼は、政治家の家系ではない。せめて、そこだけはー
「憂国のモリアーティ」配信 [┣ミュージカル・音楽劇]
ミュージカル
「憂国のモリアーティ」Op.2‐大英帝国の醜聞‐
原作:構成=竹内良輔、漫画=三好輝『憂国のモリアーティ』(集英社「ジャンプSQ.」連載)
脚本・演出:西森英行
音楽:ただすけ
振付:MAMORU
殺陣:六本木康弘
舞台監督:野口岳大
美術:松本わかこ
照明:大波多秀起
音響:ヨシモトシンヤ
映像:ワタナベカズキ
衣装:三浦志穂
ヘアメイク:中原雅子
小道具:羽鳥健一
歌唱指導:水野里香
演出助手:佐藤優次
制作進行:麻田幹太
主催:マーベラス、TCエンタテインメント
「憂国のモリアーティ」という舞台作品があることには少し前から気づいていて、“モリアーティっていうと、シャーロック・ホームズ最大の敵、ジェームズ・モリアーティ教授が浮かぶよな~”と思っていた。原作マンガのことは全然知らなかった。
今回のミュージカルには、アイリーン・アドラーが登場し、大湖せしるが演じる。アイリーン・アドラーは、シャーロック・ホームズ短編シリーズ「ボヘミアの醜聞」に登場する女性で、女嫌いのホームズが、唯一「あの人」という呼び方で口にする女性だ。
コミカル・ミステリー・ツアー コミック 1-4巻セット (創元推理文庫)
- 作者: いしい ひさいち
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/07/11
- メディア: 文庫
こちらでは、かなりひどいパロディになっているが、ホームズシリーズを知っている方は、4コマで描かれる各作品にあらゆる感情が呼び覚まされること請け合いです。
私は、子供のころに、ホームズやルパンのジュブナイル版を読んでいて、実は、ホンモノをちゃんと読んでいなかったりするのですが、このマンガシリーズで、かなり思い出しました
それと、シャーロック・ホームズについて…という講座を受けたことがあって、その中で、19世紀末のロンドンに貧困層が溢れていたことを知ってたのも、作品世界を知るうえで役に立ったかな…と感じた。
蒸気機関の発明に端を発した産業革命は、そこで働く貧しい人々と、そこから莫大な利益を得る金持ちに、市民を二分した。というよりは、そもそもロンドンに住めないような田舎の貧困層が、産業革命によって、大量に都会に出てきたというのが正しいかもしれない。貧困層にとって、田舎と都会の違いは、住処だ。田舎なら、家がなくても広々として空気のよい、雨露をしのぐ場所が色々ある。が、都会には、ねぐらがない。
労働者たちはタコ部屋にぎゅうぎゅうに押し込まれて働かされていた。彼らが抱える闇の深さを思うと、胸が痛む。それが、ビクトリア朝末期の英国だった。
(この頃、夏目漱石が留学していて、ちょうどビクトリア女王の葬儀を留学中に体験している。彼女は1901年に亡くなったので、20世紀のイギリスは、偉大な女王の死から始まったことになる。)
ミュージカルは、「ボヘミアの醜聞」をベースに、物語世界をさらに広げ、フランス革命の真実に関わる大英帝国の醜聞の流布を阻止するというストーリーになっている。みんな大好きロベスピエールのまさかの正体など、宝塚ファンも大喜びする内容じゃないかと思う。
美人の誉れ高い大湖せしるを起用、元男役だったせしこに男装でボヘミア王に扮するアドラーをやらせるなど、使い方を心得てるな~と思った。娘役に転向して8年たってもこれだけやれるんだな~
さて、ジェームズ・モリアーティは、本作では、モリアーティ家の養子2人を含む3人を指す。主人公は、ウィリアム・ジェームズ・モリアーティ(鈴木勝吾)。歌声がめちゃくちゃ魅力的だ。彼の琴線に触れる高音をふんだんに使った楽曲が、どれも美しくて、感動
モリアーティ家の本物の息子であるアルバート・ジェームズ・モリアーティ(久保田秀敏)。退役軍人で、MI6の影の司令官。その上司的な立場になるのが、マイクロフト・ホームズ(根本正勝)、つまり、シャーロックの兄…というのが、面白い設定。
ウィリアムの実弟で孤児から引き取られた、ルイス・ジェームズ・モリアーティ(山本一慶)。メガネのクールビューティ。ウィリアムとルイスは見事な金髪。
対するシャーロック・ホームズ(平野良)は、黒髪のワイルドな青年。歌声も、魂をぶつけるような感じ。名探偵と言いながら、けっこう失敗もあって茶目っ気がある。
そんなシャーロックに翻弄されるのが、もちろん、ジョン・H・ワトソン(穂苅健太)。ホームズとワトソンの関係は、他のホームズものとちょっと違っている。ホームズが憂愁の貴公子風ではないからかな。でも、好敵手に飢えて、現実に倦んでいる雰囲気はあった。犯罪卿(モリアーティ)への渇望は、恋のようだった。
あと、貴族階級を強く憎むモリアーティと、犯罪を憎むホームズは、同じ相手を敵として共闘できる関係にも見えるが、犯罪によって敵を追い詰めるモリアーティとは、根柢のところで分かり合えないのだろうな。
ちょこっと見ただけでは、物語の奥底にある複雑さを理解するのは難しいが、「大英帝国の醜聞」というテーマについては面白く見ることができた。
ミュージカルらしく、歌がふんだんに出てくるし、どれも名曲。せしこの歌には、少々手に汗を握ったが、あとは皆さん、ほんとに素晴らしくて。伴奏は、ピアノとバイオリンの生演奏。これがまた素晴らしかった。それだけの伴奏でこれだけの表現ができるのか…と、うれしい驚き。
また公演があったら、ぜひ、生で観てみたいと思う配信だった。
そういえば、このミュージカル「憂国のモリアーティ」は“モリミュ”と呼ばれていて、ほかに、“モリステ”というのがあるらしい…と聞いて調べてみる。ウィリアムは、アラマッキー(荒牧慶彦)か
ということは、「法廷の王様」は、W犯罪卿の共演だったの…皆さん、善から悪まで、役者ですね