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宝塚星組「RRR/VIOLETORIA」観劇 [┣宝塚観劇]

「RRR×TAKARAZUKA~ルートビーム~」
Based on SS Rajamouli's 'RRR'.


脚本・演出:谷貴矢
作曲・編曲:太田健、高橋恵
音楽指揮:笹田愛一郎
オリジナル振付:Prem Rakshith
振付:御織ゆみ乃、若央りさ、KAORIalive
殺陣:清家三彦
装置:國包洋子
衣装:加藤真美
照明:笠原俊幸
音響:秀島正一
映像:溝上水緒
小道具:福井良安
歌唱指導:堂ノ脇恭子
演出助手:竹田悠一郎
衣装補:薄井香菜
舞台進行:陳京雅


有名なインド映画「RRR」を1時間半に凝縮して宝塚歌劇の舞台に上げる…なかなかハードな宿題を谷先生が見事に成し遂げてしまった。


大英帝国傘下のインド。この時代の英国貴族の傍若無人ぶりは、「憂国のモリアーティ」を想起させる。
本作のインド総督、スコットも相当ひどいヤツで、今回もオレキザキこと輝咲玲央がいい味を出している。その妻、キャサリン(小桜ほのか)も慈愛に満ちた笑顔の奥で、かなり鬼畜。今日も気まぐれに気に入った現地の娘、マッリ(瑠璃花夏)を少々の小銭で村から連れ出そうとする。
驚いた母親が抗議して、殺されようと(弾がもったいないので撃つことだけは止められたが)顔色一つ変えない。こんな風に、英国貴族以外人間と思っていない貴族が各媒体で続出しているのだが、これはマジでマジなのだろうか。(産業革命以降、貴族だけでなくブルジョア層も相当酷い人間が描写されているし、ロンドンの貧民の生活の酷さは資料も残っているが、人間としてあまりに酷くて、信じたくない…)
こうして不当にも拉致されたマッリを奪還するために、英雄コムラム・ビーム(礼真琴)と仲間たちが立ち上がる。
一方、総督府では、ビームが立ち上がったという情報が届き、対応に追われていた。もし、ビームを逮捕できれば、特別捜査官に昇進させると聞き、インド人ながらイギリス警察に所属しているラーマ・ラージュ(暁千星)は、その任に立候補する。(彼は、独立のための武器を手に入れるために、警察組織に入ったが、目的のためには出世が必要で、インド人が出世するためには、大きな仕事を成し遂げるしかない。)
潜入の機会をうかがっていたビームは、総督邸の前で、イギリス人でありながら、インド人を庇う姿勢を見せるジェニファー(舞空瞳)の存在に心を動かされる。
そして、偶然、火事の中から協力して子供を助け出したことで、ビームとラーマは出会い、二人の間に友情が芽生えた。市場でジェニファーを見つけても、声をかけられないビームをラーマがアシストして、総督邸で行われるパーティーへの招待状を受け取るという幸運に見舞われた。パーティー会場では、ダンスも踊れない…と、インド人=野蛮人扱いするイギリス人たちを前に、ラーマは、ナートゥを紹介し、踊り切ったビームは一同の賞賛を浴びる。宝塚ファンには、ほぼランベス・ウォークだったナートゥ。直前に「ME AND MY GIRL」をやったのは、わざとだった[exclamation&question]
二人の強固になった友情は、運命に勝てるのか[exclamation&question]そして、マッリを取り返すことhできるのか[exclamation&question]
最後まで、ドキドキハラハラ、一瞬も気が抜けないステージ。
本当に谷先生、今回は感服です[exclamation×2][ぴかぴか(新しい)]
そして、のナートゥはまさに圧巻[ぴかぴか(新しい)]タカラジェンヌの底力を感じる場面だった。


エピローグは、出演者総出で客席降りになるのだが、2階席にイギリス総督邸メンバーを配したのは、さすがのアイデアだったと思う。芝居の終幕でオレキザキ総督が斃され、妻や側近がその後のエピローグで楽しそうに歌い、踊っていたら、気になってしまう。
2階席という隔絶した世界で、スター然として振る舞う小桜や楽しそうな碧海の姿に、こちらも大満足[exclamation×2]となった。


レビュー・シンドローム
「VIOLETOPIA」


作・演出:指田珠子
作曲・編曲:青木朝子、玉麻尚一、多田里紗
音楽指揮:笹田愛一郎
振付:御織ゆみ乃、長谷川達也、KAORIalive、港ゆりか
装置:二村周作
衣装:有村淳
照明:笠原俊幸
音響:大坪正仁
小道具:増田恭兵
歌唱指導:KIKO
演出助手:古川愛梨
舞台進行:陳京雅


指田先生の大劇場デビュー作品。
森の中を青年(礼真琴)が歩いていると、廃墟の中の劇場から記憶達がよみがえるー


ダークで、耽美で、退廃的で、禍々しい世界。世紀末の見世物小屋のようなぞっとする世界の中に、宝塚的な耽美さが同居している…というか。フィナーレを除く全編が、そんなゴテゴテした独特の世界観で貫かれていた。
夜の劇場にぽつんと灯る常夜灯。
そこに指田先生が見た幻想の世界はコレなのか…と思いながら、次々に変わる景色を眺めていたら、退団者用の場面で、いきなり「AS TIME GOES BY」が流れ、息を吞んだ。歌うぴーすけ(天華えま)はトレンチコート着てるし、思い出しちゃう[もうやだ~(悲しい顔)]


チケット難で一度きりの観劇だったため、こんな感想になってしまうが、星組のエネルギーを感じる素晴らしい舞台だった。一度だけでも、B席でも、観られてよかった[黒ハート]


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ショー「FROZEN HOLIDAY」感想 [┣宝塚観劇]

Winter Spectacular
「FROZEN HOLIDAY」ーSnow Troupe 100th Anniversaryー


作・演出:野口幸作
作曲・編曲:青木朝子、手島恭子、甲斐正人、斉藤恒芳、小澤時史
作曲:フランク・ワイルドホーン
音楽指揮:御崎惠
振付:若央りさ、麻咲梨乃、鈴懸三由岐、三井聡、森優貴
装置監修:大橋泰弘
装置:木戸真梨乃
衣装:加藤真美
照明:勝柴次朗
音響:大坪正仁
映像:九頭竜ちあき
小道具:山中悠生
歌唱指導:ちあきしん
演出助手:力石明
衣装補:大津美希
舞台進行:片桐喜芳


2024年、雪組が100周年というこっとで、記念のショーという位置づけらしい。
冒頭、雪の秘境に我々が連れていかれるような映像から、99⇒100周年のお祝いのクリスマス前のフローズンホテルが現れ、そこからショーが始まる。
作品はショー作品なのだが、主な登場人物は、通し役になっている。
ホテルの支配人FESTIVE=彩風咲奈、AYA=夢白あや、サンタクロース=朝美絢、神父=和希そら、DJ=縣千、日本の伝統文化の人々=諏訪さき、野々花ひまり、眞ノ宮るい、咲城けい。プログラムに記載はないが、AYAは同じく100周年を迎える宝塚からやって来たという紹介をされる。伝統文化っぽい人々は、連獅子と曽我五郎・十郎という設定なので、歌舞伎なのかもしれない。世界中から…というわりに範囲が狭いし、日本に偏りすぎ[爆弾]
で、このプロローグの終盤辺りで、既にFESTIVEはAYAにモーションをかけている。
100周年のお祝いの大切な時に、ホテルの支配人が恋愛モードとか、しかも相手が招待客とか、ほんとにもうたいがいなホテルである[爆弾]宝塚を代表して招待されたAYAもプロ意識が低すぎる。そしてその世界観を全肯定している野口先生のプロ意識が、大変心配になるプロローグだった。


やがて、招待客を楽しませるために、お料理対決だったり、ダンスバトルだったりのシーンが描かれ、中詰めは、招待客による本気のクリスマスショーとなる。2月にクリスマスショーを見せられるとさすがに季節感…[爆弾]と思ってしまうが、これは宝塚あるあるなんだよね…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]大劇場で幕を開けた時の季節感のまま、東京公演どころか別箱(博多座や全ツ)までやってしまう…学生時代「いつもクリスマス」と言われていた私でも、さすがに脳がバグった。
しかし、クリスマスが終わると、いよいよ年末がやって来る。
「蛍の光」の原曲、「AULD LANG SYNE」は、スコットランドの民謡だが、欧米ではよく年末に歌われている。そして日本では卒業の歌でもある。カウントダウンの場面に「AULD LANG SYNE」を組み込み、和希そらにこのシーンを担わせることによって、和希のさよならシーンの演出にもなっている。
どうか幸せにーと願わずにはいられない場面だった。
白一色の衣装は、もう少し和希に合うものを選んであげてほしかった…とも思いつつ…[爆弾]


こうしてFROZEN HOTELにもお正月がやってくる。お正月は和風な衣装で祝われる。ここの和風な衣装は、麻の柄をアレンジしたりして、素敵な衣装だった。
お正月が来たところで100周年ということらしい。背景の「100」が「1∞」になっていて、宝塚全体の100周年の時を思い出した。
そして、雪組の100年の歴史が彩風のナレーションで紹介される。雪組は、宝塚大劇場ができ、通年公演になることをキッカケに1924年に誕生した。第二次世界大戦により劇場が閉鎖になった最後の作品「翼の決戦」も雪組公演だった。(ちなみに東京宝塚劇場は少し早めに閉鎖しているが、その最終公演も雪組だった。)
戦後の大劇場再開公演も雪組「カルメン/春の踊り」だったし、旧宝塚大劇場の最終公演も雪組「忠臣蔵」だった。そういう節目の時に公演されるのが雪組なのかな…と思わせつつ、コロナ禍で全公演が飛んでしまった「ODYSSEY」のことにも触れられていた。
そして、白い衣装の出演者たちが、「SNOW FLOWER WILL BLOOM」に乗せて花開いていくような踊りを見せる。この曲は、なんとフランク・ワイルドホーン氏の作曲らしい。さすが100周年[exclamation×2]奥様の和央ようかさんはもともとは雪組出身だしね。やがて、雪の精たちが結晶のように輪になって踊る姿を舞台上の鏡に映して見せる…みたいな集団パフォーマンスへ。…なんだけど、あんまりきれいに見えなかったんだよね、このシーン。
ともかくFESTIVEとAYAは永遠の愛を誓ったようです。
おめでたいけど、AYAの帰りを待つ宝塚歌劇団(フィクション)の今後が心配です[爆弾]


フィナーレのとっぱしは、超越雪祭男子から。「SNOW BREATH」野口先生…どうしても、こういうシーンを入れたいんだね(笑)
でも、過去の野口先生のこういうシーンの楽曲、全然知らない曲が多かったのに、いきなりの西川貴教(T.M.Revolution)で驚きました[あせあせ(飛び散る汗)]歌詞は全然好きじゃないけど、メロディーはかっこよくて、正面から風を浴びる映像も面白くて好きだったな。でも、TMRだと、藤井先生[exclamation&question]みたいな…[爆弾]
朝美以下の布陣も、かっこよかったです[ぴかぴか(新しい)]
(まったく個人的な感想で、そう思わない方もいらっしゃるとは思うのですが、一昔前の、若者もお金持っててイケイケだった時代の楽曲って、「〇〇のせい」(暑いとか寒いとか)にして、とりあえず愛し合おう…みたいなのが多くて、それを今の時代の、リアル男性じゃない人に歌わせるって、なんか違う気がする…という、モヤモヤは持ち続けていますが…)
大階段での群舞、デュエットダンスなど定番の場面は、すべて素敵だったが、まさか、最後に、彩風×和希のデュエットダンス(?)が仕掛けられているとは…[あせあせ(飛び散る汗)]和希の雪組デビュー公演でもデュエットっぽいシーンがあったけど、たぶんそういうダンス面での充実を期待されての組替えだったんだろうな…なのに、コロナ禍で機会損失した部分は大きかったんだろうな…と、感傷的になったが、よい場面でした。


まあ、色々野口先生とは気が合わない部分もありつつ、眼福の時間ではありました。


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ミッドタウン前にゴジラがいました[exclamation×2]


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宝塚雪組東京公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」観劇 [┣宝塚観劇]

Happy "New" Musical
「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」


作・演出:生田大和
作曲・編曲:斉藤恒芳
編曲:伊賀美樹子
音楽指揮:小津準策
振付:御織ゆみ乃、平澤智
擬闘:清家三彦
装置:國包洋子
衣装:加藤真美
照明:高見和義
音響:秀島正一
映像:西田淳
小道具:太田透
歌唱指導:高津敦子
演出助手:菅谷元
衣装補:薄井香菜
舞台進行:片桐喜芳


名探偵シャーロック・ホームズ生みの親、コナン・ドイルの人生を描いたハッピーミュージカル。
先日、月組のバウホール公演の配信を観た時、そういえば、実在の人物の人生を描いた物語の宝庫だな、宝塚…と思った。
ファン的に考えれば、原作付作品同様、観劇前に下調べもできるし、出演者も台本に書かれていること以外にも調べるものがあるので、演技のプランが作りやすいし…と、よいことがいっぱいあるんだろうな、と思う。
人一人の人生だから、切り取り方によって、過去に取り上げられたもの以外のアプローチもできるので、過去作で取り上げられたのと同じ人物を取り上げることもできる。そして、かなり史実とかけ離れていても、誠実に作り上げられた舞台でありさえすれば、そのまま受け取って楽しんでくれる固定の観客がいる。
たぶん、これは、外部の商業演劇では通用しない公演なんだと思うし、そういうオリジナル作品が宝塚歌劇の重要なレパートリーなんだな~などと改めて感じる観劇だった。


そんなハッピーミュージカルの本作、同時代の英国を扱った「Victorian Jazz」をついつい思い出してしまうが、私は、「Victorian Jazz」の方が面白かった派です。ベテラン陣をシャーロック0Xに配置するんだったら、もう少し登場人物の範囲を広げてもよかったんじゃないかな~[バッド(下向き矢印)](あちらは、ビクトリア女王まで出てくる大がかりなフィクションで、大風呂敷広げた感はあったが、おもちゃ箱をひっくり返したような面白さがあった。)
世界的に有名な名探偵シャーロック・ホームズを生み出したコナン・ドイルの人生の光と影をあくまでもコメディタッチで描き切るというのも、1時間半の前もの作品としては、ありなんだな、とは思ったし、まあまあ面白い舞台ではあった。


彩風咲奈(コナン・ドイル)…大仰な芝居をさせると、「深いことは考えてない、ただのいい人」になってしまうので、こういう作品は合っていたのだろうか[exclamation&question]


夢白あや(ルイーズ)…200%ポジティブなドイルの妻をアニメキャラのような演技に特化して作り上げた。それはそれで賞賛に値するが、若い彼女には、もっと正攻法で役に向き合う機会を多く与えてほしいと思った。それにしても美人なのにだいぶ化粧が濃いように思うのだが…[バッド(下向き矢印)]


朝美絢(シャーロック00)…名探偵シャーロック・ホームズ。ドイルがホームズものを書かなくなってしまったので、彼に再び自分を書かせようと現世に登場。あんまり、「いわゆるホームズらしさ」はない。そこを求められている雰囲気もなかったし、トリックスターっぽい立ち位置なのかな。いたずらっ子な雰囲気が可愛かった。


和希そら(編集長)…ホームズの連載小説で一気に雑誌の売上を伸ばした雑誌編集長。なにげに一番いい役だった気がする。シリアスじゃない大仰な芝居の中で、ちゃんとリアリズムが生きていた。それは和希そらの役者としての魅力だったかもしれないけれど…。


縣千(メイヤー教授)…普通なら、叶ゆうり辺りに振られそうなポジションを敢えて縣に…ということで、お芝居、頑張りましょうっていう生田先生のメッセージなのかな。でも、今回、とても良かったと思う。


いろいろ思うところはある(雪組の役者陣をしっかり使え!)ものの、楽しい観劇でした。
あと、タイトルの「オンザ」がツボでした[あせあせ(飛び散る汗)](オン・ザではないのね)


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宝塚月組梅田芸術劇場特別公演「G.O.A.T」 [┣宝塚観劇]

Grand concert
「G.O.A.T」~Greatest Of All Time~


監修・演出:石田昌也
構成・演出・振付:三井聡
作曲・編曲:手島恭子、太田健、高橋恵、麻吉文
振付:御織ゆみ乃、原田薫、Seishiro
装置:木戸真梨乃
衣装:有村淳
照明:柏倉淳一
音響:大坪正仁
映像:栗山聡之
小道具:加藤侑子
歌唱指導:堂ノ脇恭子
イリュージョン:北見伸
演出助手:雑賀ヒカル
舞台進行:阪田健嗣
舞台美術製作:株式会社宝塚舞台
演奏コーディネート:新音楽協会
制作:真加部隼
制作補:野田良昭
制作・著作:宝塚歌劇団
主催:株式会社梅田芸術劇場


ちけぴがお友達になってくれたので、今年初めての宝塚観劇は、大阪になった。
退団を控えた月城かなとを中心とする月組のコンサートは2時間ノンストップ、充実した時間だった。


冒頭、映像からスタートしたのは、令和の時代のお約束…かもしれない。もう誰も驚かないが、舞台上の月城とその日の観客達が一緒に入った写真をスクリーンに見せるところから始まるのは、素敵なアイデアだな~と思った。よくファンミなどで一体感を高める演出に使われるが、最初から一体感[exclamation×2]がハンパなかった。


S1では、月城かなとの代表作を一挙紹介。
「ダル・レークの恋」「ブラック・ジャック」「今夜、ロマンス劇場で」など、月組でのヒット作だけでなく、「銀二貫」「るろうに剣心」など雪組時代の作品も登場。過去作品の登場人物のパレードになって、超豪華[exclamation×2]
もう少し長くやってもいいのに、その辺が月城の謙虚さということだろうか。
鳳月のハンサムガイを海乃のみゆきがビンタし、ハンサムガイが失神、タンカで運び去られる。その後、鳳月は、カゲヤス(自身の主演作より)となってパレードに登場する。この辺り、演出サイドの気遣いが嬉しい。


S2は、宝塚メドレー。
キッチュ(エリザベート)…実際にルキーニを演じた月城のソロ。懐かしい[黒ハート]でも少しまじめなルキーニさんだったような…。
ジャズマニア…懐かしい[ぴかぴか(新しい)]初演は前世紀ですよ[爆弾]ゆうひさんが出演していた作品を、ちなつちゃん(鳳月)中心で歌い踊るなんて…懐かしすぎて死ぬかと思った[もうやだ~(悲しい顔)]
顎で受けなさい(ME AND MY GIRL)…本邦初演は1987年という、宝塚の定番ミュージカル。海乃中心に娘役たちがおしゃれに歌って踊るのが可愛い[るんるん]
Apasionado!!…個人的には、月組版…というより、ゆうひさんトッププレお披露目公演の宙組版を思い出してうるうる…[もうやだ~(悲しい顔)]こういう力強い歌を歌うくらげちゃん、ほんと似合う[exclamation×2]
ファンシーダンス…これもゆうひさんが出演していたショー。いろいろ複雑な思いがよぎるショーではあったけど、(当ブログを検索していただけると、当時のやるせない私の愚痴が出てくると思います。)やっぱり懐かしい… [グッド(上向き矢印)]風間柚乃中心のファンシーな場面でした。
Eres mi amor-大切な人ー…これは「シークレットハンター」の曲だと思うのですが…ここだけ月組に一切関係ないナンバー&月城かなとにも関係ないナンバーなのは、何かあるのでしょうか[exclamation&question]
私のヴァンパイア(薔薇の封印)…トップコンビの素敵なデュエットでした。上演当時、月組の錚々たるむくつけき男役達が、袖でこの曲を歌いたがっていたとか。しかもえみくら(映美くらら)パートを(笑)
Dream Chacer…現在のトップコンビのプレお披露目公演@博多座のショーはこの作品でしたよね。ついこの間のような気がするのに、もうプレさよなら公演なんですね…。


S3 月ノ塚音楽学校
男役は学生服、娘役はセーラー服…そこに日本語ペラペラ(外国人訛りはげしめ)な先生(月城)が新たに赴任してくる。
なぜ、コンサートには、寒いコント場面がもれなくついてくるのだろうか[exclamation&question]
お約束だとしても、下級生に前に出るチャンスを平等に与えたい…みたいな部分が垣間見られて、それはとてもよかったのだけど、制服とか外国人訛りとか「日本人なら誰でもできる」⇒日本人以外の観客に疎外感を与える台詞とか…やっぱり、今は古い感覚なんだよな~[ちっ(怒った顔)]気になりました。
その中で、なぜか長いスカートを引きずってる鳳月杏…そして、そこからなぜかタンゴの場面になって、長い足を見せつける鳳月…私は何を見せられているのだろうか[exclamation&question]ひたすらオペラグラスで足を眺めていました[目]

S4 白の衝撃 
出演者が白い衣装で歌い踊る場面。
礼華はるのソロに始まり、麗泉里月城に妖しく添う場面へ。泉里ちゃんが魅力的に添わせてもらってて、満足[ぴかぴか(新しい)]
娘役群舞⇒男役群舞へと展開していく。
「X」では「白の衝撃」の感想がすごく多いのだけど、正直、礼華⇒麗まではくっきりと覚えているのに、その後の記憶がほぼない。まさか…寝てた[exclamation&question]
客席降りがあったのは覚えてるので、(2階席は娘役ちゃんたち)可愛い娘役ちゃんたちにあてられたのかな…[あせあせ(飛び散る汗)]


日替わりMC
トップコンビがMCを務め、日替わりで月組生が登場。私が観た回は、咲彩いちご&美海そら…だったと思う。
月組愛を叫ぶ娘役二人、とても可愛かったです。


S5 Acoustic
立ち去る海ちゃんを含めた三人の娘役。そして現れる鳳月風間
ここから月城を含めた三人による、アコースティックコーナー。椅子に座って歌だけを聴かせる企画だ。
男役1・2・3が揃って歌える月組ならではの企画ということか。
曲は、「Winding Road」(三人)~「リメンバー・ミー」(風間)~「Your Song」(鳳月)~「空も飛べるはず」(月城)~「ABC」(三人)
最後の曲は、三人が幕前で客席にアピールしながら動き回っていた。
特に「Winding Road」は、三人のハーモニーが素晴らしく、聴き惚れてしまった。


S6 Sophisticated
続いて、海乃が大きなスカートで踊るスパニッシュの場面へ。大きなスカートは、途中で外せる仕組みになっていて、ちゃんのおみ足も楽しめる。しかし…同じように足を出してくれている娘役ちゃん達みんなまで眺めることはできなかった。
次は、月城中心のジャズな場面。トップコンビがそれぞれセンターで一場面ずつ担っているのが、素敵な場面。


S7 
Bonjour, Amour
海乃のソロ。「グランドホテル」で、男爵と一夜を過ごした翌朝のグルーシンスカヤの浮かれた一曲。この一曲で、ちゃんヒロインの「グランドホテル」を観たような気分。ここまでワクワクドキドキさせてくれて、本当にありがとう[黒ハート]Wキャストでフラムシェンを演じていた頃、こんなに豊かにグルーシンスカヤを演じるられる「女優」になるなんて、全然想像していなかった。大感動の一曲でした[揺れるハート]
愛はるかに
月城のソロ。この歌、初めて聴いてから、もう30年以上になるかな~。その時は娘役さんのソロだったけど、男役さんの歌でも素敵[揺れるハート]
Cheek to Cheek
トップコンビのナンバー。これも二人の間でドラマが見えるようで、この二人での「TOP HAT」も観たかったな~と思う一場面だった。


フィナーレの最後に月城が歌った「銀の龍の背に乗って」は、辰年らしいナンバーで、月城にも似合っていて圧巻だった。原曲(中島みゆき)には思わず鼓舞されるような響きがあるが、月城の歌声は、背中を押してくれるような優しさがある。それも含め、よい選曲だったと思う。
色々書いたが、結構満足して帰京した今年初の宝塚だった。


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今後の大劇場公演とタカラヅカスペシャル [┣宝塚観劇]

今後の宝塚大劇場公演ならびに『タカラヅカスペシャル2023』について

2023.10.20

宝塚大劇場公演につきましては、10月22日(日)までの公演を中止し、外部の弁護士の方々による調査チームにおいて関係者へのヒアリング等を行っておりますが、調査にはまだ相応の時間を要する状況です。
宝塚歌劇団といたしましては、調査チームからの報告を踏まえて、生徒が安心して宝塚大劇場の舞台に立ち、お客様にご観劇いただける環境が整うまでは、公演の再開は難しい状況と考えております。
そのため、宙組宝塚大劇場公演につきましては、残りの全日程を中止とさせていただきます。
また、雪組宝塚大劇場公演につきましては、生徒の心身のコンディションを最優先に対応させていただいており、11月23日(木・祝)までの公演を中止とさせていただきます。
公演中止期間が長期間となり、ご心配、ご迷惑をおかけいたしますこと、改めてお詫び申し上げます。
なお、11月24日(金)以降の公演実施につきましては、11月17日(金)中にご案内させていただきます。
また、『タカラヅカスペシャル2023』につきましては、宝塚大劇場での公演を安全に再開する体制を整え、各組で予定されている公演を着実に実施していくことに注力するため、今回の開催を見送ることといたしました。2019年以来4年ぶりの開催を心待ちにされていたお客様には大変申し訳なく、心よりお詫び申し上げますとともにご理解賜りますようお願い申し上げます。   

【中止対象公演】
・宙組 宝塚大劇場公演
ミュージカル・ノワール『PAGAD(パガド)』~世紀の奇術師カリオストロ~ /ショー・スピリット『Sky Fantasy!』
10月1日(日)~11月5日(日)<千秋楽>までの公演を中止させていただきます。

・雪組 宝塚大劇場公演
Happy”NEW”Musical『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』/ Winter Spectacular『FROZEN HOLIDAY』-Snow Troupe 100th Anniversary-
11月10日(金)<初日>~11月23日(木・祝)までの公演を中止させていただきます。
※11月30日(木)の新人公演につきましても、中止いたします。

・梅田芸術劇場メインホール
『タカラヅカスペシャル2023 Open the Future ~未来へ~』
12月21日(木)、12月22日(金)の全公演を中止させていただきます。

【宝塚大劇場館内の店舗等の営業について】
宝塚大劇場各施設の営業につきましては、こちらをご覧ください。(随時更新)

【チケットの払い戻しについて】
上記公演の中止にともない、チケット料金の払い戻しを行います。お手続きの際にチケット・予約番号等が必要となりますので、大切に保管くださいますようお願いいたします。
※貸切公演の払い戻しにつきましては、貸切公演主催者様からの案内をご確認ください。
※宙組宝塚大劇場公演の新人公演中止にともない、10月25日(水)の「ステージトーク 宙組」は、中止させていただきます。
※雪組宝塚大劇場公演の新人公演中止にともない、12月6日(水)の「ステージトーク 雪組」は、中止させていただきます。
※宙組宝塚大劇場公演千秋楽の中止にともない、11月5日(日)13時公演のライブ中継・ライブ配信は、中止させていただきます。


☆太字・赤字につきましては、夜野によるものです。


今回の事件について、宝塚歌劇団が、というよりは、阪急阪神ホールディングスが、通り一遍の調査でお茶を濁すつもりはないのだな…と、今回の発表で感じています。
新トップコンビのお披露目公演がほぼなくなってしまったこの状況…そして、仲間を失ってしまったという現実に向き合いながら、その原因究明のために、外部の調査を受け続ける過酷な日々を想像すると胸がつぶれそうになります。皆さんの心のケアが行き届いたものでありますよう、祈るばかりです。


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月組大劇場公演 [┣宝塚観劇]

6月以来のムラですが、大劇場は、3月以来ですね。


今回観劇したのは、月公演「フリューゲルー君がくれた翼」と「万華鏡百景色」の2公演。
友の会が珍しくSS席を当ててくれたので、ありがたく観劇させていただきました。


ということで、いつものように、箇条書き形式で感想を記載していきたいと思います。
まずは「フリューゲル」。
・これは…これは…「国境のない地図」なのでは[exclamation&question]
・母と息子が西と東に引き離される展開からの…東西を超えた男女の出会いが描かれ、最後に壁が壊される…と[ひらめき]
・銃を突きつけられた神父(夢奈瑠音)が「第九」を歌い始める設定は、まさにあの日の美々杏里さん…[るんるん]
・なのに、あの日の千珠晄さんのように「壁を崩そう」が出てこないで、ちなつちゃんはご自害…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
・あれ、でも、なんか既視感あるな、これ…と思ったら、ここだけ「紫禁城の落日」だったかもしれない。(麻路さきさんの役)[爆弾]
・そして、やはり母ものとして終わる…と[黒ハート]
・ちょっと気になったのは、大劇場もの2作連続で、トップコンビのどっぷり恋愛ものではなかった点。宝塚も恋愛至上主義じゃなくなってきているのかもしれないが、それが続くと、それはそれで気になるものだ[あせあせ(飛び散る汗)]


ショーは、栗田先生の大劇場デビュー作。
・上田久美子氏がショー作品を手掛けた時も、ストーリーショーだったが、女性演出家の方が、理屈っぽいのかな[exclamation&question]
・芥川龍之介の「地獄変」を舞台化したシーンは、ラストで縊れ死んだ良秀が呟く「地獄だ」から、次景冒頭の「りんごの歌」へ繋ぐことにより、「地獄変」の炎が、東京大空襲に重なる。東京が歩んできた百年の歴史の中に、逃げずに「地獄」を示唆したこと、しかも、ただそのままの景色として…ではなく、というのが何重にもショー作家としてよき姿勢[ぴかぴか(新しい)]
・衣装がどれもこれもステキで、観ていてウットリ[かわいい]
・梨花ますみさんの使い方もお見事でした[exclamation×2]


駅前の「ベルサイユのばら」が綺麗に咲いていたが、あまり剪定はしてないのかな。


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宝塚星組東京新人公演「1789」ライブ配信 [┣宝塚観劇]

宝塚歌劇星組公演「1789」の新人公演をライブ配信で観劇した。
お気に入りの娘役さん、詩ちづるちゃんのヒロイン、オランプを楽しみにしていたが、期待通りで、よき新公。大作で、しかも、東京のみの開催ということで、星組若手のみなさんも大変だったと思うが、力演が心地よかった。
久々に本公演を知らずに新人公演を観たため、しかも、妙に作品自体は知っているため、変な先入観があったりするかも…だが、一応、備忘としての感想を残しておく。


初演と違って、時系列に進んでいくのね…[exclamation×2]
あっちの方がインパクトがあったけど、まあ、いろいろあるのでしょう。


主人公・ロナン役は、稀惺かずと。美しい。カンパニーを引っ張る強い力。初主演で、大劇場新公が中止になってしまった一本勝負の主役というプレッシャーの中、熱い男・ロナンを体当たりで演じていて清々しかった。
ヒロイン・オランプ役、詩ちづる。可愛い。芯の強いヒロインが似合う。このまま、いい感じに育って行ってほしい。歌も安定していた[るんるん]
二人は同期なのね。しっかり支えあっていて、よい同期コンビでした。
マリー・アントワネット役は、瑠璃花夏。しょっぱなの見せ場がカットになってしまったので、逢引の場面からの登場。なので、「なんだこのバカ女は…」という感覚が抜けなかった。残念すぎる。フェルゼンを詰る言葉の声質に注意するだけで、ずいぶん違ってくるのだが…。ラストの歌は、しっかり見せ場になっていた。
あとの役は、集団劇の要素が強くて、個々の若手のファンだったらその良さに気がついたと思うが、「全体のエネルギーに調和していてよかった」という感想になってしまう。ごめんなさい。
やはり、一公演一回程度の観劇では、若手まで理解できないな。しみじみ。


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鳳月杏DS「Gemini」 [┣宝塚観劇]

宝塚月組・鳳月杏DS「Gemini」に参加してきました[exclamation]


宝塚ホテルでのDSということで、久々に関西へ。曇り空の宝塚駅前では、ベルサイユのばらが咲いていました。


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ベルサイユのばら。


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王妃アントワネット。


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フェルゼン伯爵。(たぶん、色的にそうだと思います。)
宝塚の街はひっそりとしていました。大劇場公演が行われていないって、こういうことなんですね。 


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ドキドキしてきました。てか、前日から興奮してあまり寝てないです、正直。


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どきどきした上に、頭がクラクラしてきました。


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こちらは、今回のDSに因んだスペシャルカクテル。ノンアルコールカクテルの「Pollux(ポルックス)」です。
DSタイトルにかけて、スペシャルカクテルは、カストルとポルックスでした[揺れるハート]
(よーく考えてみれば、宝塚ファン、双子座といえば、カストルとポルックスだと、ほぼ全員知っているのって、すごいですよね。)


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オードブルは、「オマール海老と鮪のプレッセ 彩のサラダとブロッコリーのピューレ添え」
宝塚ホテルでも、久々に、お料理も一品ごとの盛り付けになったようで、お皿に気合が感じられます。
もちろん、出席者間のアクリル板設置や、お土産のアルコールスプレーもなく、今回は一人参加でしたが、同じテーブルの方と和気藹々お話ししながら、お食事できました。
プレッセは視覚に訴えるためか、中身が大きめで、違う食感の食材が寄せられているので、味わいを確かめながら食べるのが楽しかったです。ちょっとカットが難しいのですが。
最近、サラダは、こういう草っぽい系の野菜をそのまま皿に盛るスタイルが流行っているのかな。普段食べないから、DSのたびに「草食べた。元気になった」という気分。


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魚料理は、「的鯛のソテーと帆立貝柱の胡麻クルート焼き 白ワイン風味のクリームソース」
今回のメニュー構成は、オードブル+魚料理+肉料理+デザートになっていて、2品目は、魚料理。的鯛は、しっかりとした歯ごたえがあり、帆立貝柱は柔らかくほぐれる舌触りがステキ。
クリームソースもまろやかで美味しかったです。


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メインディッシュは、「牛フィレ肉のポアレとリ・ド・ヴォーのムニエル グラタン・ドフィノワーズと旬の温野菜とともに マデラ酒のソース」
じゃがいもでできたグラタンの上に、焼いた温野菜が載っているの、これ、何かで見たことがあるような…。調べたら、ゆうひさんたち78期トリオのDS「SEIZE THE DAY」のメニューでも使われていました。ちょっと嬉しい[揺れるハート]
お皿もゴージャスですね。
フィレ肉の食感は、食べ応えあり、上に乗っているリ・ド・ヴォーがいい感じのアクセントになって、2種類のお肉をいただいているお得感がありました。(お肉というか、リ・ドヴォーはホルモン料理(胸腺らしいです)ですが、日本人は、ホルモンも肉扱いでよいのだ[exclamation]


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さきほどはポルックスをいただいたので、ここらで、アルコールカクテルの「Castor(カストル)」をお願いしました。爽やか~[ハートたち(複数ハート)]


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デザートは、「三日月パイとフルーツ」
思いのほか、ボリューミーなデザート。でも、緊張しすぎて空腹とか満腹とかまったく感覚がわからなくて、時間内に完食しなければ…と謎の使命感で、さくさくいただきました。
こんなことでいいのだろうか[exclamation&question]


開始前にお化粧室に行くこともできて(宝塚ホテルの化粧室、個室数がハンパない[exclamation×2]あと、化粧台が6個くらいあって、DS仕様として完璧だと思いました[exclamation×2])いよいよ、ショーの開始です。


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An Hozuki Dinner Show
「Gemini」


出演:鳳月杏、英かおと、彩音星凪、羽音みか、一乃凜


構成・演出:中村一徳
音楽:植田浩徳
振付:御織ゆみ乃
美術:稲生英介
衣装:薄井香奈
照明:安藤俊雄
歌唱指導:ちあきしん
振付助手:鶴美舞夕
舞台美術製作:(株)宝塚舞台
演奏:宝塚ニューサウンズ
制作・著作:宝塚歌劇団
主催:(株)阪急阪神ホテルズ
協力:阪急電鉄(株)


参加は2日目だったので、始まる前から「ちなつちゃんは客席登場らしい」という情報が流れていて。
宝塚ニューサウンズの皆さんが演奏を始めても誰も出てこないぞ…と思い始めた時、


「Unchain My Heart」を歌いながら、客席に登場するちなつちゃん(鳳月杏)。
白×黒×赤の燕尾。ズボンは黒で、上着は白ベースにほかの色が入っている感じ。燕尾のテールの内側は赤のビロードっぽかった。歌いながら、客席を練り歩き、本舞台に上がって、一人で歌い上げる。かっこいい曲ですよね。
初めてこの曲を知ったのは、たぶんTMP音楽祭のビデオ(いろいろ死語)で、かなめさん(涼風真世)の歌唱だったと思う。歌うまさんに合うのよ、この曲は。
そのまま、「Cherokee」へ。
間奏で、出演メンバーが登場、ちなつちゃんから紹介して、そのまま4人のコーラスに乗って、ちなつちゃんが歌う。ここで、ご挨拶と自己紹介タイム。
今回のDSタイトル「Gemini」は、開催される時期(6月前半)と、ちなつちゃん的最大イベント[バースデー]にかけて命名された(つまり、ちなつちゃんが双子座の男役ってことですね[exclamation])とのこと。
それにかけて、自己紹介も〇月生まれの〇座という紹介になっていた。
10月生まれのさそり座、英かおと[蠍座]、6月生まれの双子座[双子座](ちなつちゃんと一緒)、彩音星凪、11月生まれのいて座[射手座]羽音みか、5月生まれの牡牛座[牡牛座]一乃凜の4名の皆さん、よろしくお願いします[exclamation×2]
そして、5人が次に歌うのは、「How High The Moon」。この曲の間奏では、バンドメンバーの紹介。今回、ヴァイオリン、ギター、ベース、キーボード(2台)、トランペット、ドラムという、ちょっとリッチな構成でした。
続く「Fly Me To The Moon」は、ちなつちゃんのソロ。歌い終わり、ちなつちゃんは一度ハケます。


Jazzのメロディーに身をゆだね、リズムにウキウキしていたら、突然、時代は変わります。ここから、昭和歌謡ショー(笑)。ちなつちゃんが、歌謡曲が好きだと言ったら、一徳先生に火が点いたようで、候補曲をたくさん用意してくださったようですね。
「星降る街角」英+彩音
思わず掛け声かけたくなる平成時代前期のカラオケ定番曲。昭和歌謡なんですけどね。オリジナルの森本さん&籠島さんのツインボーカル曲も大好きです。(年端もいかぬ頃、ムード歌謡にハマってました[あせあせ(飛び散る汗)]
「恋のバカンス」羽音+一乃
なにげにスタンドマイク出してきた辺り、昭和歌謡っぽい[わーい(嬉しい顔)]一乃ちゃんのヘアスタイルも、ちょっとレトロを感じる。そして、ザ・ピーナッツは、平成前期、カラオケでやたらおじさんに歌わされる定番でもありました。(忘れたいセクハラ・パワハラまみれの日々…[もうやだ~(悲しい顔)]
ここでちなつちゃん再登場[exclamation×2]紫のフロックコート。インナーは、赤紫の柄ものベストと同じ柄のネクタイ、それに赤い羽根ショールを肩から掛けている…という[あせあせ(飛び散る汗)]DSとしては、かなり攻めてます。
「君恋し」鳳月)(4人は2人ずつ組んでデュエットダンス)
一徳先生が持ってきた中にあった一曲らしく、ちなつちゃんはこの曲は知らなかったそうです。でも、宝塚的雰囲気のあるよい曲だと感じて、歌うことにしたそうです。
本当に素敵でした[黒ハート]宝塚作品で、この曲を主題歌にしてちなつちゃんが演じる世界が見えた感じ[ぴかぴか(新しい)]
「伊勢佐木町ブルース」鳳月+Ah&ダンス:羽音・一乃
「伊勢佐木町ブルース」(青江三奈)といえば、いきなりの「Ah、Ah」というため息が有名だが、これを娘役の二人がやるのって、なんかドキドキしちゃう。というか、めっちゃ、大胆な二人、さすが月娘[exclamation×2]曲最後の「Ah、Ah」は、ちなつちゃんが担当。セ、セクスィー~[ハートたち(複数ハート)][ハートたち(複数ハート)][ハートたち(複数ハート)]
「チャンピオン」鳳月⇒英・彩音
一転してかっこいい[exclamation×2]で、ここでちなつちゃん、ハケます。ってか、ハケ、多いな[あせあせ(飛び散る汗)]
「ランナウェイ」5人
サングラスをかけて再登場のちなつちゃん。コーラスの4人もサングラスをつけて、全員サングラス姿というのも面白いな~と思っていたら、彩音くんが、サングラスを頭に載せはじめたので、あ、やっぱ、誰かは顔を見せるってことかしら[exclamation&question]などと考えていたら、このあとのMCでネタバラシ。実は、サングラスのレンズ部分が飛んでしまったのだそうです[あせあせ(飛び散る汗)]とっさに、頭に掛けようとするとは、さすがタカラジェンヌだな~[黒ハート]
「め組のひと」5人
この曲で、全員が客席降りに。
場内、阿鼻叫喚(心の中が)状態だったんじゃないかと思います[爆弾]
やばいやばい、こういうの忘れてた[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]ちなつちゃんを追いかけつつ、近くに来てくれるジェンヌさんも見つめつつ、忙しい時間でした[exclamation×2]


全員がステージに戻ってから、トークタイム。ここは、毎回テーマを決めてお話しするコーナーらしい。
この回のテーマは、カラオケ[カラオケ]での18番。
羽音「「タッチ」。アニメは知らないけど、曲が可愛いから」
ちなみに、「タッチ」はちなつちゃんも得意だそうです。
「宇多田ヒカルさんの「First Love」。ずっとこの曲が大好き」
彩音「コブクロさんの「蕾」です」
一乃「アニメで使われていたので好きになった、松任谷由実さんの「ルージュの伝言」です」
可愛いだろうな、ぜひ聴きたい[るんるん]
そして、ちなつちゃんの18番は、「山口百恵さんの「プレイバックPARTII」です」だそうです[黒ハート]なんか、昔聞いたことがあるような気がする…カラオケの18番。
ここでちなつちゃんがハケて、4人のトーク。けっこう自由だな、月組[あせあせ(飛び散る汗)]というトークで、今の月組の雰囲気が伝わったような時間でした。


4人のトークの間にちなつちゃんの着替えが終了、タンゴの場面に。
「Kiss Of Fire」ちなつちゃんのソロ。この曲もすごく似合ってました。ちなみに、衣装は、生成り色の光沢のあるスーツ、黒シャツ、赤いマフラーを垂らして、ヤバかっこいい[ぴかぴか(新しい)]
さらに「Hernando’s Hideaway」で、いろいろなフォーメーションでタンゴを踊る5人…すてき[黒ハート]


そして、ここからは、ちなつちゃんの出演した作品からのナンバー。月組の出演者が花組時代のナンバーも歌ってくれたのが、嬉しかったし、ありがたかったですね[るんるん]
「大江戸隅田川音頭」(川霧の橋)コーラス4人の歌。みんな団扇を手にして、雰囲気が出てました。
「スペイン人は赤が好き」(ELPIDIO)最初の部分を羽音みかちゃんが歌い、途中からちなつちゃん登場。ちなつちゃんが登場後は、ちなつちゃんが歌い、4人が踊る感じ。
ここからちなつちゃんは、紺地の変わり燕尾。袖やテールにオーガンジーを多用していて、とても綺麗。
「天比古の唄」(あかねさす紫の花)ちなつちゃんのソロ。懐かしい…博多座に通った日々を思い出します。
「紫に匂う花」(あかねさす紫の花)ちなつちゃんが最初のフレーズを歌い、英・彩音に引き継ぐ。プログラムには、「~恋の歌」ってなってたけど、「恋の歌」はなし。こっちも聴きたかったなぁ~[バッド(下向き矢印)]
「七夕の宵」(雪華抄)ちなつちゃんと一乃凜ちゃんのデュエット。素晴らしいデュエットでした[ハートたち(複数ハート)]
「ジラされて熱帯」(BEAUTIFUL GARDEN)ちなつちゃん+4人コーラス。めっちゃ、懐かしい。ちなつちゃんが花男やってたんだよなぁ~[かわいい]月組らしい雰囲気の場面でもあって、どっちの組でもちなつちゃんが輝いていて、よきよき…なんて思いました。
「衛星ドリーマー」(出島小宇宙戦争)ちなつちゃんと羽音みかちゃんのデュエット。みかちゃんは、ちょっと緊張してたかもしれないけど、この二人のデュエットもよき雰囲気でした。
「ミクロでマクロな小宇宙」(出島小宇宙戦争)5人の歌。この曲でちなつちゃんだけ、再び客席降り。かっこいいよ~すごく近くで拝めて倒れこみそうでした[揺れるハート][揺れるハート][揺れるハート]
最後は、ちなつちゃん一人ステージに残り、来年、宝塚歌劇団が110周年を迎えること、そのすべての先人たちへの思いを胸に、古い時代の曲で締めくくり。
「愛の歌」(皇帝と魔女)本当に素晴らしかったです。言葉にならない…


アンコールは、SUPERFLYさんの「輝く月のように」。オーガンジーの変わり燕尾の肩部分から白×青の布をプラスして、とても綺麗なシルエットになっていました。こうやってレポ書いてますけど、実際は、いろいろ記憶喪失になっているので、記載内容は、ほぼ夜に見た配信(夜の部)だったりします。
違うよ~ってことがあったら、どうか教えてください。よろしくお願いします。


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宙組大劇場公演 [┣宝塚観劇]

わりと桜の季節に宝塚に行くことが多い気がします。昨年も行きましたね[るんるん]


2023宙1.jpg花の道の桜は、こんな感じでした[かわいい]


さて、今回観劇したのは、宙組公演「カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~」、宙組トップコンビ、真風涼帆&潤花のサヨナラ公演であり、作・演出は、巨匠小池修一郎先生[exclamation×2]
友の会が珍しくお友達になってくれたチケットで、ありがたく観劇させていただきました。
というわけで、いつものように、箇条書き形式で感想を記載していきたいと思います。


・冒頭、007ミリシラの宝塚ファンに向けて、時代背景、SPYの仕事、各国の情報機関の名前…など真風ボンドの丁寧な解説が入る。さすが、親切設計の宝塚[黒ハート]
・舞台は1968年のヨーロッパ。ってことは、すごく近くで「プラハの春」(2002年星組)が繰り広げられていたんだろうな[ひらめき]
・「憂国のモリアーティ」好きとしては、「憂国…」のキャラクターの一人であるジェームス・ボンドをついつい思い出してしまう。(「憂国…」では、進退窮まったアイリーン・アドラーが女であることを捨ててジェームス・ボンドとしてモリアーティ陣営に加わる。長男のアルバートは、MI6のトップ“M”でもあるため、MI6の仕事の一部にモリアーティプランが紛れ込まされている。)マネーペニーちゃんも出てくるしね[るんるん](むしろ、マネーペニーが007のキャラクターだったことを今回初めて知った[あせあせ(飛び散る汗)]
2023宙2.jpg潤花の絶対領域が最強[ぴかぴか(新しい)]
・男性側の登場人物がキャラクターとして誰もかっこよくないんですけど…[爆弾](もちろん男役としてはかっこいいですよ、みなさん[揺れるハート]
・そんな中で、唯一、私の心に響いたのは、CIAのエージェント、フェリックス(紫藤りゅう)。退団ご祝儀なのか、それともイケコのキャラクター設計に問題があるのか、私が異常なのか…[ダッシュ(走り出すさま)]
・そもそも、007って、女性にとって魅力的なキャラクターなのだろうか[exclamation&question]彼は女性を愛さない。というのは、この映画に出てくる女性は、ほぼ一般人ではない。たいがいどこかのエージェント(スパイ)なので、ベッドを共にしても、それは相手の誘惑に乗ったに過ぎない。でも、据え膳は絶対に残さずいただくらしい。007という映画は、酒池肉林と、おもちゃみたいな兵器がバンバン出てくるだけのシリーズで、男性は好きかもしれないけど、女性は、こういう映画、そんなに好きじゃない気がしている。なので、宝塚のジェームス・ボンド様は、酒池肉林のない爽やかなイケメンだった[ひらめき]
・で、本当はエロが売りの作品なんだけど、趣向を変えて品行方正にすると、どうして今度は、ロリ風味の話になるんでしょうね[exclamation&question]
2023宙3.jpg・なんだか、「カリオストロの城」のような雰囲気を感じてしまった[爆弾]
・あと、敵キャラがあまり強そうではない。都合よく、ボンドたちが危機を回避していく様は、どうも盛り上がりに欠ける。これは、原作小説自体が、そもそも敵キャラせこすぎという理由もありそうだが、「オーシャンズ11」では、ハラハラさせる場面を色々作ってくれた小池先生なので、もう少しなんとかならなかったのか…と思った[むかっ(怒り)]
2023宙4.jpg・ヒロイン潤花は絶対領域が神なので、特に不満はないが、天彩峰里春乃さくらの衣装は、せっかくの007なのだから、ボンドガール風にもっと攻めてほしかった[バッド(下向き矢印)]
・真風の魅力を描き出すのに、007ってもしかして違うのかな~などと考えながら、帰路についた。


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月組大劇場公演 [┣宝塚観劇]

今年初めての宝塚大劇場です。


宝塚応天の門.jpg前回の月組公演以来。コロナ前は、ほぼ全組来てたのに。
コロナ以降、生活様式が変わった…というのは、もうほぼ克服してて、その後、昨年くらいからチケットが取れない+宿泊費の高騰で、ムラが遠くなってしまった。
今回も、大劇場のテラスでお友達と合流、さっそく11時公演を観劇した。
というわけで、いつものように、箇条書き形式で記載していきたいと思います。


今回は前ものが田渕大輔先生の日本もの「応天の門」。漫画原作のクライムサスペンス。探偵役は、この時期全国の受験生を助けるのに忙しい菅原道真公。
・オールドファンには、かつての「花の業平」を思い出す内容も含まれている。やっぱり、藤原基経、いつの時代も最強ですね。今回は、おだちん(風間柚乃)が演じています[黒ハート]
・原作漫画はまだ終了していないそうなので、既に完結したエピソードから物語を構成、ラストで、まだまだ本当の終わりじゃない、みたいな演出を見せる。なかなかうまい作り[ぴかぴか(新しい)]
・菅原道真は天才少年。その分、人の心の機微が分からない。「憂国のモリアーティ」のシャーロック・ホームズに似たキャラクター、しかももっと若い。これは、月城かなとのニンではないと思う。ただ、恋人関係でないバディになれるトップコンビは、やはり月組かな…[グッド(上向き矢印)]
・道真のバディになる昭姫(しょうき)は海乃美月。姉御肌でかっこいい役はピッタリ[ひらめき]
・原作ではバディ役になっている在原業平は鳳月杏。平安きっての色男というのが、ピッタリ。業平といえば、入内直前の藤原高子を盗み出した事件が有名だが、本作でも、高子への並々ならぬ未練が感じられた。
・群像劇なので、見逃している人たちがけっこういた。でも、東京も観られる予感がほぼないので、BD買うしかないかな。とりあえず、彩海せら彩みちるのコンビは、可愛すぎてずっと観てられました[かわいい]


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稲葉太地作のショー「DEEP SEA」は、海底の奥底、マグマの近くの燃えたぎった辺りに住む海底人たちのカルナバルをイメージしているとのこと。オールドファン的には、地獄のカルナバル(ル・ボレロ・ルージュ)を思い出す設定。


ロケットの衣装が、なかなか私好みだった以外は、良くも悪くも、稲葉先生らしいショーだなーという感想しかなかったかも[あせあせ(飛び散る汗)]
(そういえば、ショーに梨花ますみさんが出ていない[exclamation×2]と焦ったけど、今回は、専科からのご出演なのですね。)


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