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東京宝塚劇場星組新人公演(GOD OF STARS)ミニ感想 [┣宝塚観劇]

星組新人公演を観劇してきました[exclamation×2]


新人公演担当は、生駒怜子さん。たぶん、この方の演出は、私は、お初。

今回の新公最大のトピックスは、開幕直後から主演・天飛華音のマイクが全く機能しなかった…というトラブルだろう。結局、第2場の途中で中断、10分後に冒頭からのやり直しとなった。
ハプニングの中、芝居の部分は、ほとんど動揺を見せず、声も後ろまでよく通っていた初主演の天飛の度胸は、たいしたもの。また、さすがに歌声になると、伴奏にかき消されてしまうことになるが、瞬時に出す音の大きさをコントロールして、歌う天飛には伴奏を提供しつつ、天飛の声を消さないように静かな伴奏をつけるなんて…東宝のオケさんは、やはり、プロ集団なんだな…と、感動した。
そして、指揮の佐々田愛一郎先生も、ありがとうございました[黒ハート]
その一方で、銀橋の中央で落ち合う相手役の舞空瞳、突然のことだったとはいえ、振付通りの対応だったのは、ちょっと意外。舞空プロとか言われてるけど、やはり研4の下級生なんだな…[あせあせ(飛び散る汗)]


あらためて、生駒さんの演出についてだが、もう少し新公用の変更をつけてくるかな[exclamation&question]と思ったが、ほぼ、本公演を踏襲した演出だったようだ。
そのせいか、出演者の若さが出てしまった部分は、多かった。
トップに合わせて作られた作品、それもコメディを新公で演じることの難しさが、如実に表れた新公だったと思う。そういう意味で、今さらながら、「ANOTHER WORLD」新公は、相当出来の良い新公だったんだな…とあらためて思った。


では、さっそく出演者の感想です。


天飛華音(ホン・シンシン)…同期の雪組・彩海せらに続いての新公初主演。二人は、よきライバルなんだな~と思う。まず、冒頭の紅孩児がめちゃくちゃカッコいい[ぴかぴか(新しい)]ホン・シンシンになってからも、ちょっとした動きや表情が、主役らしく、いちいちカッコいい[ぴかぴか(新しい)]ホントにこれで研4なのか[exclamation×2]
と思ったが、歌やお芝居は、まだまだ粗削りで、今後に期待したい。でも、アイリーンへの思いはしっかりと伝わった。ハートのあるお芝居の部分は、ちゃんと出来ていたと思う。


舞空瞳(アイリーン・チョウ)…めちゃくちゃ可愛かった[黒ハート]本公演で演じているクリスティーナ役より、鬘やメイクも可愛かった。歌は申し分ないし、芝居も大きな破たんなく、最後まで存在感を持って演じていた。
冒頭のカンフー娘の衣装は、あまり似合っていなかったかな。てか、肌露出があまり上手にできていなかった。本役の綺咲に合わせた衣装だからしょうがないか。


朱紫令真(リー・ロンロン)…前回公演の感想で、「女装が本役の美稀千種に似ている」と書いていたのだが、今回の感想は、「珠城りょうに似ている[exclamation]」ってどういうこと[exclamation&question]特に眼鏡をかけている時の似方が、ただごとじゃない。一気に、私の中で注目株[ひらめき]になった。
冒頭のハプニングで、一番、辛かったのは、この人じゃないかな…と思う。出番の直前にやり直しになってしまったから。待たされた最初の一曲は、かなりぐだぐだだったが、後半、調子を取り戻し、よい出来で終わったと思う。クリスティーナとの銀橋の場面も可愛かった。


遥斗勇帆(牛魔王)…今回も、顔がよくわからない汝鳥伶さんの役だけど、汝鳥さんの役を出来る人がほかに思い当たらないので、順当な配役かな。そして、まったく危なげない見事な牛魔王だった。


夕陽真輝(エリック・ヤン)…カッコよかったです。埋もれてなかったし、押し出しもある。しかし、本役の華形ひかるの方が、小柄なのに大きさを感じる。まあ、そこが本役のすごさ…ということか。


七星美妃(鉄扇公主)…美しかったです[exclamation×2]牛魔王に対する嫉妬心が、怖さだけでなく、ひたむきさもあって、娘役らしいな…と思った。


天路そら(老虎)…可愛かったです[黒ハート]やっぱ、上手いな~[ぴかぴか(新しい)]


希沙薫(レン)…マオとのニコイチ感が可愛かった。いや、むしろ、老虎との3コイチ感[exclamation&question]


蒼舞咲歩(ミッキー・チョウ)…再度幕が上がった後の場面でのアドリブで、客席が一気にほぐれ、続く場面の拍手&手拍子に繋がったと思う。こういう役者が求められていると思うし、小林寺からの再登場以降も、本役(天寿光希)の演技を踏襲しつつも、印象を残していた。


桜庭舞(エレノア・チョウ)…今回の役は、ちょっとしどころがなかったかもしれない。でも、アイリーンと二人の場面では、きっちりと印象を残した。むしろ最初から最後まで印象を残し続けている本役の音波みのりの方がバケモノであったか…[あせあせ(飛び散る汗)]


奏碧タケル(マオ)…はい、ニコイチor3コイチの相方、マオくん。二人or三人で現れる時の間がいい。


極美慎(ニコラス)…いや、イケメンだわ。めちゃくちゃ目立っていた[黒ハート]


小桜ほのか(タン・ヤン)…新公長として、座組をしっかりと見守り、アイリーンのこともがっしりと見守り、可愛く、しっかり者のよきアネゴでした。
また、新公長のご挨拶も、用意してきた挨拶+アクシデントのお詫びをよどみなく、それでいてハートフルに客席に伝え、好感度大だった。


水乃ゆり(クリスティーナ・チャン)…本役の舞空はカラッとしたアネゴ肌のキャラにしていたが、水乃は、本人のキャラに合った、ややウェットな役作りが、しっとりしてて良かったと思う。


その他、日光菩薩(煌えりせ)、月光菩薩(颯香凜)は、メイクが工夫されていて、どちらも美しかった。
キティ役の二條華は、華やかで浅はかな空気感が魅力的だった。


最後のご挨拶、天飛は、しっかり課題に気がついている客観性もよかったし、アクシデント発生のお詫び、その時の周囲や自身の状況、そしてお客様の暖かい拍手によって助けられたこと等を一言一言噛みしめるように語り、そこから用意してきた挨拶に繋げるところが自然で、ぐっときているのは伝わりつつ、最後までしっかりと発声していたのは、初主演なのにすごいと思った。


みなさん、お疲れ様でした。


2019-09-19 23:54  nice!(1)  コメント(0) 
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宝塚花組大劇場公演 [┣宝塚観劇]

星組に続き、花組も大劇場公演を観劇しました。


20190916-5.jpgこれまで、しばらくの間、大劇場ロビーのお花は、公演を意識しているのか、そうではないのか、よくわからないことが続いていたが、今回は、公演にちなんだデコレーションのようです。


しかし、薔薇がでかすぎて、同行の友人K様は、「薔薇というより、ラフレシア」と呟いていました…サイズ感って大事…[ひらめき]


では、大劇場公演「A Fairy Tale/シャルム!」の感想を、恒例により、箇条書きで。


・「A Fairy Tale」には、"青い薔薇の精"というサブタイトルがついている。"薔薇"を漢字で書くと退団公演…というジンクスはいつから始まったのだろうか。私の記憶では、観ていないけど、1987(昭和62)年の花組公演「あの日薔薇一輪」で、高汐巴・秋篠美帆が退団した辺りかな…と思っているのだが[あせあせ(飛び散る汗)]


・作・演出の植田景子先生は、「THE LAST PARTY」(2004年)で、研2の明日海りおに、公園の学生という役を与えた人だ。ラスパは宙組からの続演で、宙組では、中堅の珠洲春希が演じていた役。ちょっとぶっきらぼうなキャラクターが似合っていた。それを明日海が演じたことで、月組のラスパは、宙組とはまったく違った色を持つ作品になった。スコット・フィッツジェラルドにとっての「微かな希望の光」の象徴としての青年…彼が投げるフットボールの力で、スコットは生き、書くことができた。研2の明日海にとって、植田景子先生と公園の学生役は、男役・明日海りおの方向性を決定づけた作品になった、と私は思っている。その景子先生が、15年後の明日海に書いた最後の役が、薔薇の精…[exclamation]


・前回の「ハンナのお花屋さん」で、人間の男性としての集大成は書いてしまったのかな、景子先生的には…。準トップ時代を含めたら、大劇場の主演を務めるのは、12本目となる明日海なので、もはやどんな役が来ても完璧に演じられるのは間違いない。私は、男役トップのサヨナラ公演は、しばらくは再演など考えられないような作品がいいな…と思っているので、明日海りおにしか演じられない役…と考えると、このような役でのサヨナラは、男役の個性の発露としては、よいことなのかな…と思った[黒ハート]


・実際、ここ数年の景子先生の作品の中では、一番面白いと思った。「クラシコ・イタリアーノ」以来、長いトンネルだった…[バッド(下向き矢印)]誰からも納得してもらえる作品ではないかもしれないけど、トップスターの魅力を伝えることが、宝塚歌劇の使命だ…という点には立ち戻っている[ぴかぴか(新しい)]


20190916-2.jpg・明日海演じるエリュと華優希演じるシャーロットの出会いの場面、子役に演じさせずに、二人に演じさせることで、50年の物語がしっかりと繋がっていた。こういう二人一役、三人一役のような使い方は、成功作とは言えなかった「舞音」での経験が生きていると思う[ひらめき]


・謎の貴婦人という役を演じた乙羽映見が、大輪の花の様な美しさ。まさに有終の美となった。明日海りお花組大劇場デビュー公演となった景子先生の「愛と革命の詩」(2013年)で、死刑判決を受けた若い娘の役を演じ、存在感を残した乙羽が、ここまでの大役で卒業していくんだな…という感慨に浸った。そういえば、景子先生の「近松・恋の道行」(2012年)では、柚香光と一緒に文楽の人形振りを演じ、手も足も出ない感じだったこともあったっけ。いつの間にか、大好きな娘役さんになっていたので、残念ではあるが、活躍は素直に嬉しかった[揺れるハート]


・華のヒロイン感がハンパない。芝居心のある娘役なので、これからの成長を楽しみにしている[るんるん]


20190916-4.jpg・公演カクテルは、すごく毒々しい感じ。美しいものは、身体に悪いんだろうな[爆弾]


・ショーは地底で繰り広げられる妖しいムードのショーで、この手があったか[exclamation]と、膝を打った[手(グー)]


・後半は、涙なくしては観られない場面の連続で、ファンの皆さんは、大丈夫なのだろうか、と思った。(byそれほどのサヨナラ公演に恵まれなかったファン)[むかっ(怒り)]


・東京公演は、チケットが厳しいので、ひとつひとつの場面を見納めの気持ちで堪能した。みりお、あと2ヶ月か…最後まで宝塚を楽しんでください[かわいい]


2019-09-16 23:17  nice!(0)  コメント(0) 
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宝塚星組大劇場公演 [┣宝塚観劇]

雪組に続き、星組も大劇場公演を観劇しました。
友の会がお友達になってくれ、なんと9列目通路側というお席で観劇してまいりました[黒ハート]


ということで、大劇場公演「GOD OF STARS/Eclair Brillant」の感想を、恒例により、箇条書きで。


・これは、小柳先生版「ANOTHER WORLD」なのか[exclamation&question]


・というか、小柳先生による、各先生方のオマージュ作品なのか[exclamation&question]


・アイリーンの子供時代を演じた綾音美蘭ちゃん、可愛かった[かわいい]


・「料理の鉄人」のパロディかと思いきや、そこに乗り込んでくるアイリーン(綺咲愛里)の話を聞けば、ゆずる)さん、あなたは、ホン・シンシンではなく、もしかして、テリー・ベネディクトなのでは[exclamation×2]


・次期トップコンビを“運命の二人”な感じで自然に盛り上げているの、さすが小柳先生[ぴかぴか(新しい)]


・で、ラストシーンなんだけど、明らかに時の流れ方が変だよね[exclamation&question]何年後やねん…[わーい(嬉しい顔)]


・ショーは、酒井先生らしいショー。星+世界旅行with名曲的な感じで、目新しさはなかったが、美しいショーという感じ[ひらめき]


・芝居、ショーともに、専科の華形ひかるが、さすが[exclamation]というムードを醸し出していて、安心・安定を感じた[黒ハート]


2019-08-11 23:51  nice!(0)  コメント(0) 
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東京宝塚劇場雪組新人公演(壬生義士伝)ミニ感想 [┣宝塚観劇]

雪組新人公演を観劇してきました[exclamation×2]


新人公演担当は、町田菜花先生。
本公演は大劇場で一度観ただけなので、新公の変更点等は、ちょっとわからず。
みんな落ち着いて、いい芝居をしてくれていたと思う。


では、さっそく出演者の感想です。


彩海せら(吉村貫一郎)…顔は超可愛いのだが、芝居も歌も本格派。実に堂々とした初主演[ぴかぴか(新しい)]だった。
実は鹿児島県出身なんだけど、絶対北国出身にしか思えない[目]ようなその姿に、ただただ感動した。驚異の新人登場[exclamation×2]という感じ。恐れ入りました[ひらめき]


彩みちる(しづ/みよ)…後半のみよ役がすごく良かった。そして、しづというのは、しどころの少ない役なんだな…と、ようやく理解した。(石田先生が、みよという役をトップ娘役にやらせた意味もわかった[ひらめき]むしろ、真彩希帆が、しづを見事に演じているので、何故二役[exclamation&question]って思われているだけなんだ…と。)
は、真彩ほど、しづの存在感を出せてはいなかったが、みよに関しては、華といい、大店のお嬢さんらしい器量といい、娘らしい一途ないじらしさといい、ヒロインとして完璧に演じて見せていた。


諏訪さき(大野次郎右衛門)…ソフトな本役・彩風と違い、立役的に大野を演じて、存在感を見せた。かなり、硬派な次郎右衛門だったが、それゆえ、かえって母親に縋って泣くシーンにやられた[もうやだ~(悲しい顔)]


壮海はるま(松本良順)…ひたすら、歩きながら説明する…という、難しい役だったが、軍服の着こなしもよかったし、セリフも聞き取りやすく、しっかりと仕事をしていた印象。


羽織夕夏(ひさ)…素晴らしかった[exclamation×2]情を表に出さない諏訪の次郎右衛門が成立したのも、この母親がしっかりと受けてくれたからこそ。この人には、長く雪組を支えてほしい…[黒ハート]そう思える演者。


ゆめ真(谷三十郎)…いや…知ってたけど、うまい[exclamation×2]サイコーでした[exclamation×2]


涼花美雨(松本登喜)…良妻賢母を絵に描いたような存在感。ひたすら歩き回るメンバーをしっかりとフォローしていた。


縣千(土方歳三)…かっこよかった~[exclamation×2]あんまりめんどくさそうには見えなかったが、とにかくかっこいい[exclamation×2]背中に五稜郭が見えた気がした。


星加梨杏(斎藤一)…よかった[exclamation×2]斎藤はすごくおいしい役なのだが、ちゃんと、おいしく演じていたし、星加としての斎藤になっていた。


潤花(みつ)…千秋とラブラブな部分、説明役としての居方…どちらも過不足なく演じていた。


眞ノ宮るい(沖田総司)…青天の鬘がよく似合い、声が清々しくて、沖田らしい沖田だった。


その他、ビショップ夫人(本役=舞咲りん)役の有栖妃華が、たどたどしい日本語の表現も可愛らしく見せ、華やかな西洋の女性の雰囲気を終始見せることに成功していたことに拍手[exclamation]池波(本役=縣千)役の日和春磨の、常に全力で飛び出してくる熱さが嬉しい。鍋島夫人(本役=妃華ゆきの)役、野々花ひまりの華やかさは貴重。衣装もよく似合っていた。あと、八木(本役=桜路薫)役の望月篤乃上手かったな~[ぴかぴか(新しい)]そして、吉村嘉一郎(本役=彩海せら)役の花束ゆめ、娘役さん…だよね[exclamation&question]立派に少年役を演じていて驚いた。最後、初陣に出るところまでやるんだからすごい[ぴかぴか(新しい)]


最後のご挨拶、あみちゃん、涙を流しながらも、気丈に最後までよどみなく挨拶を続けていて、精神の強さに感服した。新公長の、諏訪の挨拶もよかった[黒ハート]


お疲れ様でした。


2019-08-08 23:40  nice!(1)  コメント(0) 
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宝塚宙組東京公演「オーシャンズ11」観劇 [┣宝塚観劇]

ミュージカル
「オーシャンズ11」


脚本・演出:小池修一郎
作曲・編曲:太田健
編曲:青木朝子
指揮:塩田明弘
振付:御織ゆみ乃、若央りさ、桜木涼介、AYAKO、SHUN、鈴懸三由岐
擬闘:六本木康弘
装置:大橋泰弘
衣装:有村淳
照明:勝柴次朗
音響:大坪正仁
小道具:今岡美也子
歌唱指導:KIKO、堂ノ脇恭子
映像:奥秀太郎
イリュージョン:北見伸
ジャグリング指導:リスボン上田
ヨーヨー指導:長谷川貴彦
演出補:田渕大輔
演出助手:竹田悠一郎
装置補:稲生英介
舞台進行:香取克英


再々演の「オーシャンズ11」は、宙組。
この作品、男役に限っていえば、ダニー・オーシャンと10人の仲間+敵役のテリー・ベネディクト、やりがいのある役が12もある。
その中で、役の大小があまりない…というか、2番手はラスティでもいいし、テリーでもいい。それ以下の配役も番手順にどう…と決まっているわけでなく、適材適所に配役できるし、その適材適所に合わせて、微妙に登場シーンを増減出来たりもする。さらに、番手を誤魔化すようなことも可能だったりする。
過去、2回の「オーシャンズ11」でも、絶妙な適材適所公演になっていた[ひらめき]


今回の「オーシャンズ11」では、2番手役のラスティと同じ位大きな役であるテリー役を95期の桜木みなとが演じ、単時3番手として存在感を示し、退団する上級生の澄輝さやと蒼羽りくの2人にも活躍の場面を与え、誰もが輝く舞台を提供している点、さすが小池先生らしい気配りだな~と思った。
男役がスーツでかっこよく揃う場面など、宙組らしい現代的でスタイリッシュな雰囲気が堪能でき、満足[黒ハート]1幕のラストは、もう圧巻[ぴかぴか(新しい)]でした[exclamation×2]


その一方で、トップコンビの恋愛劇という観点からこの作品を観ると、宙組トップコンビには、あまり似合っていない演目なのかな…という気がした。
ダニーとテスって、ちょい悪オヤジと女子大生…という年の差カップルだったのよね。
そのオッサン感をかつてのダニーたち(柚希礼音・蘭寿とむ)は絶妙に出せていたのだけど、真風涼帆は、青くささが魅力の男役だと、私は思う。この人には、世間ズレした「ちょい悪」とか、一番やってほしくなかった。
一方の星風まどかは、たしかに真風とは、年の差あり・身長差ありのコンビではあるが、この手のステレオタイプブロンド美女をやらせるのは惜しい…というか…。テスは決して頭の弱い女の子ではない(←役の設定)んだけど、結局のところ、そういうポジションの役(←テンプレ的性格)なのよね。
ってなわけで、ワリを食った主演コンビ感は否めなかった。
あと、今回のダニーのセリフ回し「〇〇だぁー」ってヤツが、どうも苦手だった。
一方、ラスティ役は、最近の芹香斗亜お得意の役どころで、毎回これかいっ[exclamation]と思わないでもなかったが、それはそれとして、おいしく戴いた。金髪でチャラい芹香には、金を払う価値がある[exclamation×2]ジョンソン先生も、しつこくならない程度に、でも、笑いの質は高く保たれていて、満足度が高かった。
テリー役の桜木は、すごい色黒で、化粧が濃かった…[あせあせ(飛び散る汗)]というか、塗りつぶしたようなもみあげが、大空さんを思い出した(笑)
2幕のダンスシーンは、身長差のある真風桜木だったので、入れ替わりがあり得なさ過ぎて、ちょっと笑ってしまった。すみません…[あせあせ(飛び散る汗)]でも、ベネディクト一味(?)の団結力は素晴らしかった。囚われのウッズ夫妻も含めて。愛白もあちゃんは、パンツスタイルとお団子ヘアが似合っていた[るんるん]最後にこの役を与えてくれて、小池先生、ありがとう[黒ハート]
そして、ライナス役の和希そら。新公学年の若い子ということではなく、芝居の力で未熟な青年・ライナスを自分のものにしていた。地下鉄でのライナスのナンバーは、超かっこよかった[ぴかぴか(新しい)]


ソール役の寿つかさと、ルーベン役の凛城きらオジ・パワーには脱帽だったし、純矢ちとせダイアナは、余裕の大迫力[exclamation]あと、マイク役の留依蒔世の歌声が心地よかった[ぴかぴか(新しい)]


(チケットがなくて1回しか観劇できず、目が足りなかったです。退団のあっきーやりくちゃんも十分に観ることができず、無念でした…。でも、チケ難は、宝塚的には良いことですよね[ひらめき]


2019-07-04 23:34  nice!(0)  コメント(0) 
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宝塚花組東京特別公演「花より男子」観劇 [┣宝塚観劇]

TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE
「花より男子」


原作:神尾葉子
脚本・演出:野口幸作
作曲・編曲:青木朝子、長谷川雅大
作曲・編曲・音楽指揮・演奏:宮崎誠
振付:麻咲梨乃、三井聡、Oguri(s**t kingz)、永野亮比古
擬闘:清家一斗
装置:大橋泰弘
衣装:加藤真美
照明:勝柴次朗
音響:大坪正仁
映像:九頭竜ちあき
小道具:三好佑磨
歌唱指導:ちあきしん
演出助手:熊倉飛鳥
舞台進行:政村雄祐
舞台美術製作:株式会社宝塚舞台
演奏コーディネート:ダット・ミュージック
制作:藤枝太一
制作補:恵見和弘
制作・著作:宝塚歌劇団
主催:阪急電鉄株式会社、TBS、BS-TBS、TBSラジオ
衣装協力:JOSEPH HOMME/JOSEPH(株式会社オンワード樫山)


原作もドラマも見ていなくて、ついて行けるか不安になりながらの観劇。
結果、ちゃんとドラマもわかったし、熟知している「はいからさんが通る」と同じレベルで楽しめた。


とはいえ、ツッコミどころは満載で、それは、原作由来なのか、野口先生のせいなのか、不明。でも、たとえ原作由来だったとしても、連載当時(1992~2004年)と現在とでは、社会情勢も大きく変わっているので、とりあえず、法的に問題があるところなどは、修正した方が、原作者のためにもなるんじゃないかな…と思ったが、どうなんだろう。(高校生がシャンパン飲んでるとか、今は、舞台でやっちゃダメなレベルだと思う。)
名家の御曹司と平凡な女子高生の恋愛事情を、大金持ちの子女しかいない英徳学園を舞台に描く。少女マンガなので、主人公は、平凡な女子高生の牧野つくし(城妃美伶)なのだが、ここは、宝塚、主役は、名家の御曹司、道明寺司(柚香光)となっている。
でもそれは、ポスターの構図とか、プログラムの写真の多さとか、の話であって、素直に観劇している分には、つくしが主人公の少女マンガ的舞台に仕上がっていて、違和感はなかったし、つくしを応援したい気持ちになる展開だったのは、なにより良かったと思う。
そんな中、デートの待ち合わせ時間に遅れるつくしを、雨の中待ち続ける司の場面で、ぐっと彼に心を持って行かれる演出はさすが。主人公と同じ気持ちになって彼女を応援しながら、彼女よりちょっと早く相手役の心情にも触れて、それが柚香光だから、彼にも感情移入して、ドキドキしながら二人の恋を応援してしまう…とってもステキなロマンスを経験させてもらった。


あまりに荒唐無稽な物語なので、その辺へのツッコミをするつもりはない。そういう、現代ニッポンとは別の世界=パラレルワールドだと思って観劇していたし。
マンガとの親和性という部分では、バックにCGで映像を出したり、色々考えられていたな~と思う。
大劇場では舞台セットをしっかり作ってほしいと思う派だが、別箱の短い公演では、映像をうまく使っていくのも今の時代、必要なことかもしれない。(大道具の輸送費とか考えると…)


では、出演者感想。
まず、大敢闘賞のヒロイン、牧野つくし役、城妃美伶について。
たしかな演技力と身体能力の高さを見せつけ、今後の花組になくてはならない存在と感じた。花娘にしては、乾いた質感のある娘役という印象だったが、麗しのF4に囲まれて、ちょっと潤いのある娘役になったのでは[exclamation&question]
けっこうひどいいじめの場面も登場するのだが、決して負けてない城妃つくしだったからこそ、観劇中にいや~な気持ちにならなかったんだと思う。マンガも読んでない私だけど、つくしちゃん、大好き[黒ハート]
そして本作の主役、道明寺司役、柚香光
「はいからさんが通る」では、伊集院少尉だったんですよね、この人。1970年代の少女マンガでも、1990~2000年代の少女マンガでも、この顔が王子様、世代を超えたイケメン顔、それが柚香光なんだと思って間違いない。ほんと、宝塚に入るべくして入った人だと思う。ありがとう、宝塚を選んでくれて。
で、なんだろうね、この人の芝居の魅力…うまく言葉にできないけど、リアルじゃないものをリアルにするすごい力を持っている人だと思う。観劇中は、この人が道明寺司という男子にしか見えない…というか。そこに道明寺が存在しているんだよね。観覧車から降りて、「寒い…」と言い出した道明寺に、全私が救急車呼んでました、そんな感じ。これからも、ずっと見つめていきたいスターの一人です。
柚香光には、もう、なんにも不満はございませんが、道明寺…てか、そのパパ[exclamation×2]息子に経営を学ばせるとか言う前に、息子がかなりアホだということを知るべきでは[exclamation&question]と思ったぞ。漢字も知らない金持ちのボンボンの末路とか…笑えないぞ…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
つくしをめぐって道明寺とライバル関係になりそうな…という役どころ、花沢類役、聖乃あすか。「はいからさん…」の時は、藤枝蘭丸役を演じていて、その時は、正直、全然響かなかった。それが、今回、白い衣装がめっちゃ似合って、けだるげな雰囲気でありながら、ものすこい純なハートを持つ花沢類がピッタリ来て、きゅんきゅんしてしまった。よいではないの~[黒ハート]
F4の一人、美作あきら役、優波慧。髪形とか、衣装とか、微妙に違和感があった。あんまりカッコよくしない設定なのかな。原作知らないからよくわからないけど。F4の中では、ちょっと残念なパートを引き受けている感じがした。
そして、西門総二郎役、希波らいと。たぶん、こんなに大きな役自体初めてだと思うのだが、可愛いし、物怖じしない感じで、好感度大。彼も髪形が微妙だったけど、茶道家元の家柄…ということで、衣装はチャラさがなく、その分、少しポイントがアップしているかも。今後が楽しみな生徒を見つけた。
つくしの家族。お父さん(高翔みず希)はもうダメが服を着ているような雰囲気が、めちゃくちゃ伝わった。思い切ってマンガチックな役作りをされていて、情けないけど笑ってしまった。お母さん(美花梨乃)は、可愛くて元気で、かなりめちゃくちゃな性格だけど、それすらも不思議なパワーに包み込んでいて、しかも嫌味がない…という、娘には迷惑だけど外面めちゃくちゃよさそうな、「あるある」ママ。見事な怪演でした[るんるん]美花は、ヒーローショーのおねえさんといい、ACTに怪演が多いな[わーい(嬉しい顔)]弟くんは、青騎司くん…か。可愛かった[黒ハート]
女子キャラ。とても高校生徒は思えない、濃いキャラの浅井百合子おねえさまは鞠花ゆめさま。夢に見そうでした(褒めてます[揺れるハート])。花沢類を翻弄するいい女、藤堂静さんは華雅りりか。お蝶婦人的キャラなのかな[exclamation&question]ちょっと、やぼったさが見える瞬間が惜しかったけど、頑張っていた[黒ハート]そして、底知れないキャラ、三条桜子は、音くり寿。いや~、女は怖い。素晴らしかったです[黒ハート]この公演の裏ヒロインでした[るんるん]歌えるくりすちゃんだからこそ、の存在感だな~と思って、震えながら観ていた。彼女も別箱作品のヒットが多い人だな。
ティーン・オブ・ジャパンに出てくるいろんな高校の制服が…色々思い出させてくれました[わーい(嬉しい顔)]
そして、この時、久保和子を演じた美里玲菜ちゃんが、まあ、お姉さん(綺咲愛里)そっくりで、可愛かったです[黒ハート]黒いドレス、すごく似合ってた。


というわけで、原作知らず、リピートもしていないため、いささか薄い感想ではありますが、けっこう楽しんだ「花・男」によるハナダンでした[黒ハート]


2019-06-16 23:19  nice!(0)  コメント(0) 
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みやちゃんの起こした奇跡 [┣宝塚観劇]

新宿2.jpg月組千秋楽、ライブビューイングで観てきました[黒ハート]


なんか、ずいぶん、危険なとこに行っちゃったようですが(笑)、ま、日比谷にもゴジラさんいるしね。


どうしても千秋楽は目撃したいけど、生の劇場は一人でも多くのファンの方に観ていただきたいし…ということで、ライビュ狙いは最初から決めていた。
でも、抽選外れてしまって、けっこう追い詰められたのですが…無事、発売日にゲットすることができました[ダッシュ(走り出すさま)]ライビュは11時発売なので、他の公演とバッティングすることがないせいか、これまでもどうにか都内の映画館で鑑賞できている。


ライビュのいいところは、アップを観たいところで寄ってくれるし、手拍子など「お約束」にとらわれることもなく、なんなら飲食しながら観られるし…。
あと、劇場で観ていると、たまにすごくマニアックなところを見てしまっていて、重要なものを観ていない…ということがあるのですが、重要な場面は余すところなく拾ってくれるというのも、ライビュならでは。
今は、東宝の千秋楽については、全公演ライビュを行う流れになっている。トップや退団者以外の生徒を応援している場合は、映像に映らない可能性があるものの、トップや退団者の千秋楽を楽しみたいのであれば、友の会に裏切られても、ライビュという強い味方があるな~と、強く感じている。


さて、今回は、2番手スターの退団ということで、公演後に「さよならショー」が行われた。
さよならショーを観ながら、
「これ、どういう風に進んでいくんだろう、全然予想できない。そういえば、珠城さんて出るのかな[exclamation&question]
とか、初心者みたいなことを思ってしまったのは、そう、私が、2番手さよならショーを観たことがないからだ。トップスターのさよならショー、トップ娘役のさよならショーは、複数回観ているけれど…と、閃いて、そうだ、それこそが、今回の公演を取り巻く地雷のすべてじゃないか…と、あらためて感じたり。
さよならショーの終りに、トップスターは、どの位置に立っているのか、とか、今まで考えたこともない疑問が、目の前で解消されていくのに、わくわくしている自分もそこにいた。
しんみりせず、誰もが楽しめるように考え尽されたさよならショーだからこそ、そんな気分になれたのかもしれない。さよならショーは、退団者本人の意向をもとに構成されるので、みやちゃんという人は、よい空気を作る天才なんだろう、と思った。


「グランドホテル」の男爵とオットーとして歌い踊る珠城さんとみやちゃん。みやちゃんは、白の長いひらひらの変わり燕尾の裾に気を付けながらチャールストンを踊る。珠城さんは、ラインストーンがいっぱいついたタキシード。
最終的に、その他の出演者は、男役はタキシード、娘役はピンクのドレスで整列する。そうか…さよならショーのある公演では、ショーの衣装ではなく、さよならショーの衣装で退団者挨拶を聞くことになるんだな…。
退団者挨拶は、組ごとに雰囲気が違う。星組は芝居っけたっぷりが基本。月組はすごくナチュラル。みやちゃんは、一言一言を区切ってハッキリと発声するのは星組出身者らしく、それでいてセリフのようでなくナチュラルな生の言葉になっているのが月組っぽかった。よきハイブリッド。
そして、トップスターの挨拶も、羽根のない状態でするんだな…とか、なかなかない光景を胸に刻む。最後の歌唱は、「フォーエバー宝塚」。退団者は、リズムを取って体を揺らさないんだな…。あ、でも、他の組はそうじゃなかったかもしれない…。
カーテンコールもつつがなく進み…これ以上緞帳は上がらないだろうな…という状態になった時、それでも止まらない拍手に、これってトップスターが幕前に出てくるパターンだよな…自分じゃない人を待って拍手している人の前に出ていかなきゃならない気持ちってどんなだろう…と胸が痛かった。
でも、ご存じの通り、珠城さんに連れられてみやちゃんも出てきた。トップコンビ同時退団の時は、トップコンビ両方が出てくることはあれど、こんなのは想像してなかった。でも、これって最高の落としどころだと思った。
みやちゃんの退団が発表されてから、本当に色々なことがあった。
珠城さんのファンも、みやちゃんのファンも、月城さんのファンも、みんな辛かったと思う。
すべてが昇華されることはないかもしれないけど、あぁ、すごいな、みやちゃんは天使かもしれない…と思った。直接関係ない私も、心が沈むことが多い日々だったが、ありがとう[黒ハート]という気持ちで家路についた。


これからの月組も、これからのみやちゃんも、よき日々が続きますように[るんるん]
そして、勝手ながら、女優デビューをお待ちしています。


2019-06-09 23:48  nice!(1)  コメント(0) 
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宝塚花組バウホール公演「Dream On!」観劇 [┣宝塚観劇]

ショーケース
「Dream On!」


作・演出:三木章雄
作曲・編曲:吉田優子、竹内一宏
編曲:御崎惠
振付:若央りさ、名倉加代子、伊賀裕子、鈴懸三由岐、百花沙里
装置:川崎真奈
衣装:大津美希
照明:氷谷信雄
音響:加門清邦
小道具:北垣綾
歌唱指導:ちあきしん
演出助手:指田珠子、生駒怜子
舞台進行:阪田健嗣
舞台美術製作:株式会社宝塚舞台
演奏:宝塚ニューサウンズ
制作:藤枝太一
制作補:恵見和弘
制作・著作:宝塚歌劇団
主催:阪急電鉄株式会社


この公演、前半(5/20-27)は水美舞斗をセンターとするバージョンで上演され、後半(5/31-6/4)は綺城ひか理・飛龍つかさをセンターとするバージョンで上演されている。実は前半11公演・後半8公演なので、特別出演と書かれている水美版の方が多い。
これは、つまり、あれかな。10年ちょっと前に、同じ脚本を中堅・若手で上演したバウ公演のショー版ってことかな。特別出演の公演数の方が多いんだから、<特別>出演というのは、ちょっと無理がある。前代未聞の公演だったので、このような呼び方になったのだと思うが、今後は、(あるとしたら)別の言い方をしてほしいな。プログラムを見た感じだと、前半公演は、マイティ主演で両サイドにあかちゃんとひりゅんという公演にしか思えないし、それならそういう表記をすべきだと思う。
もしかしたら、各組のスターがトップを目指していく中で、バウに何回主演したとか、そういうことが、指標になったりして、今回のショー出演を主演カウントするのは、困るとか…なんかそういう大人の事情でもあったのかな…と穿ったことを考えたくなるような、そんな公演…[あせあせ(飛び散る汗)]


私が行ったのは、後半公演で、マイティはいない。
特別出演は、水美のほか、帆純まひろ、一之瀬航季…と総勢三人。公演の内容は、前半と後半で同じものだったようなので(プログラムを見る限り)、スター3名が抜けた分、普段、使われない生徒が起用されたりしていて、普通のバウ・ショーなら、こんなことはないだろうから、そういう利点もあるな…とは感じた。
とはいえ、こういう公演は、通常のバウ公演とは別枠でやってほしいというのも、ある。雪組では、永久輝の単独バウが上演されているのだし、97期の綺城、98期の飛龍に、たった8公演のW主演は、短すぎるよ…[爆弾]


ACT1は、様々な楽曲が使われていたが、「宝塚」で上演された曲という縛りが付いている。
前半公演で、水美・綺城・飛龍のトライアングルだった場面は、基本的に、舞月なぎさが入っていたようだ。
『君は素敵だ』という曲は、ジャズの「素敵なあなた(BEI MIR BIST DU SCHON)」のことで、綺城と同期の春妃うららのコンビが歌い踊る。長身の綺城と、小柄な春妃身長差にドキドキ[揺れるハート]
「黄色いバスケット」では、センターで歌う姿を初めて観た雛リリカが、大人っぽい可愛らしさ満載で、帽子もよく似合っていて、オペラグラスクギヅケだった。あぁ、こんな魅力のある子なんだな~と、知ることができ、少人数のショーバウの良さをあらためて感じた。
「ブルー・ハワイ」では、一緒に観劇していた友人が、フラガール(愛蘭みこ)にクギヅケになっていたっけ。
『雲間の吊り橋』というタイトルの曲は、娘役トリオが歌って、スター(綺城)が踊る。これは、水美にこそ相応しい場面だったのかな~と思いつつ[あせあせ(飛び散る汗)]ちなみに音楽は、「虹の彼方に」でした。
「世界の市場」は、メイドイン・ニッポンという歌詞が楽しい。
1950年以降のナンバーは、TMP~TCA時代の(現)タカラヅカスペシャルでよく使われていたな~と、懐かしく思い出す。
「落ち葉散る丘の小径」は、澄月菜音のソロ。すごく緊張感の伝わるステージ。こういうところで経験を積んでいくというのが大事なんだよね[パンチ]
「すてきなあの娘」は、飛龍を中心に展開。心臓の音をコントラバスに例えるなど、モダンかと思えば、[るんるん]お医者様でも草津の湯でも~[るんるん]と古いフレーズが出てくる面白い曲。この面白さを抱えながら、どこまでキザにできるか…というのが、聴きどころ。ステキでした[黒ハート]
で、続く、「望郷の琵琶歌」がですね[exclamation×2]
綺城の歌がすごいんだ、これが[exclamation×2][exclamation×2][exclamation×2]「望郷の…」は、「若き日の唄は忘れじ」の中でも使われたりしているので、最近のファンの方もけっこうご存じの曲だと思う。やや、くぐもった低音から、艶のある高音への流れが、色っぽいんだな~[黒ハート]それでいて、ストイックなんだよね、生真面目さが伝わる、大満足のナンバーでした[ハートたち(複数ハート)]
で、ここからは、若くして亡くなった、鬼才・鴨川清作のショーからピックアップされた楽曲。
ここのナンバーは、次から次へと若手が投入され、あー、みんな、歌ウマいなぁ~[るんるん]と、よい気分になった。ちょっとずつ若手を覚えるチャンスにもなった。
そして、ここでも、綺城の歌う「愛の宝石」からの「アマール・アマール」に大満足[黒ハート]古いナンバーがピッタリくるような声質なのかな。
うっとりとした感動を切り裂くように、客席から飛龍が登場し、「キッチュ」。ここからミュージカル・ナンバーとなる。飛龍の「キッチュ」は、若手公演という域を超え、飛龍つかさオンステージという感じで、客席を完全に支配していた。飛龍のショーマンっぷりが、今後、楽しみ[黒ハート]
そこから、綺城の「マリア」(WSS)、二人の「ハゥ・トゥ・サクシード」、飛龍の「エメ」、綺城の「ランベス・ウォーク」と続く。これ、前半公演は、全部水美だったらしい…すごいな[がく~(落胆した顔)]場面タイトルが<One Man Musical>なわけだ。
でも、二人が分け合った後半公演も、それぞれのキャラに合っていて、なかなか良かったと思う。
ACT1ラストのランベス・ウォークは、綺城がビルで、春妃がサリー役。春妃のサリーが、ものすごく可愛くて、最後は歌い踊りながら、全員が客席降りをし、そのまま後方扉にハケるのだが、客席アピールをし続ける綺城を後ろから迎えにくる春妃サリーが可愛すぎて、客席で死んでました[わーい(嬉しい顔)]
ああ、いいもん、観た~[黒ハート][黒ハート][黒ハート]


ACT2は、ガーシュインから。
「ラプソディー・イン・ブルー」「Someone to Watch over Me」の2曲だけだったけど、私が初めて綺城ひか理を見つけたのは、2013年の『フォーエバー・ガーシュイン』だったなぁ~と思い出すのには、十分。
続く、<青春カヴァーズ>と題されたJ‐POPは、これ、誰の青春や[exclamation&question]と思わなくもなかった。
「涙のリクエスト」(1984)、「白い色は恋人の色」(1969)、「六本木心中」(1985)、「Progress」(2006)…出演者が知っていたのって、今でもテレビのテーマソングになっている「Progress]くらいじゃないかな…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]でも、みんなすごくステキだったけど[黒ハート]
特に飛龍の「六本木心中」からの「Progress」は、最高だった。音に歌詞を乗せていくリズムが本当にいいの[exclamation×2]これは、誰でもできることじゃない。もっともっと歌が聞きたい人だと思った。
スパニッシュコーナーは、「グラナダ」と「マラゲーニア」。これは、綺城の真骨頂。曲終わりの拍手が、すべてを物語っていると思った。綺城については、宝塚でこなれている曲であればあるほど、魅力を発揮できる気がする。
続く場面は、ちょっとドラマ仕立て。水美が出ていた時からの設定を引きずっているようで、水美がいないと、ちょっと伝わらない部分があるのかな…と感じた。
飛龍がデューク・エリントン、綺城がフランク・シナトラ、そして、水美のやっていたカウント・ベイシーを千幸あきが演じて、デューク・エリントンの名曲を聴かせていく。
「Sophisticated Lady」や「The Mooche」なんかは、祐飛さんを思い出して、ドキドキしてみたり。
そこから、タンゴ、ロックと続いて、フィナーレになだれ込む。若手たちのエネルギーが、どこまでも気持ちいい舞台だった。
主題歌もできちゃったし、これはまた、やっぱり、各組回ったりするのかな…[exclamation&question]


2019-06-06 23:06  nice!(0)  コメント(2) 
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宝塚雪組大劇場公演 [┣宝塚観劇]

久しぶり大劇場に行ってきました。ムラには、半月ぶりなのですが、前回は、ちなつちゃんのDSをWで観たため、大劇場に行く余裕がなかったんですよね。


薔薇.jpg「ベルサイユのばら」は、まだ美しく咲いていました[かわいい]


では、始まったばかりの大劇場公演「壬生義士伝/Music Revolution!」の感想を、恒例により、箇条書きで。


・ネットの感想は色々あれど、「壬生義士伝」、私は、好き[黒ハート]


・まず、ベテランの味の出た場面転換。日本もの作品らしく、セリフと短い音楽でスパッと次の場面に移る間がすごくいい。雪組生のセリフの上手さも相俟って気持ちよく観ることができる。


・たしかに新選組を舞台にした作品なので、娘役の出番が少ないという残念さはあるが、華やかな場面を冒頭に持ってきたりして、出来る限りの工夫はされていたと思った。


・そして、男役に関して言えば、適材適所。私にとっては、ベストな配役で、とても楽しかった。特に、永久輝せあの沖田総司は、単品でよし、朝美絢演じる斎藤一とのコンビネーションもよし、良い子すぎず、悪魔すぎず、石田先生、よくぞ…という沖田だった。石田先生は、「誠の群像」でもそうだったんだけど、沖田に、自分達は地獄に落ちるって言わせるのが好きで、「誠の群像」の時は、綾凰華の沖田は地獄に行きそうもなくて、そうなのかな…と思っていたが、永久輝の沖田は、十分地獄に行けるほどのことはしてそうだ。って、褒めてるんですよ、分かりづらいかも…ですが。


・斎藤役の朝美は、明治時代の警官姿もカッコいいし(悪・即・斬!もやれそう[るんるん])、新選組時代の、血気に逸る強い男もいい。斎藤を演じている時は、小柄なのが気にならない。オーラかな[exclamation&question]


・近藤(真那春人)や土方(彩凪翔)もいつもとは違ったキャラクターで、それぞれステキに演じられている。ぶっきらぼうなのに、めんどくさがり屋なのに、ちゃんと隊員のあれこれを繊細に回収してまわる土方が、これまで観てきた土方像とは全然違うのだが、これもまた素敵だな~と思える。


・吉村(望海風斗)と大野(彩風咲奈)の友情が、そのまま、息子(彩海せら&綾)の代にも同じように続いているところとか、大野の下男、佐助(透真かずき)が長年に亙り、本当にいい仕事をしていたり、最後ににぎりめしを自らにぎろうとする大野の姿とか、マジ泣く…[もうやだ~(悲しい顔)]武士にとってのにぎりめしと忠義の関係…どうしたって三島由紀夫を想起させるようなあのシーン、彩風があの場面で描き出したものの大きさに震えた。辛抱役ではあるが、どの場面も大野の人間としての大きさをうかがわせて、これはよい役だし、さきちゃんが、さらによい役にしているな…と思った。


・松本(凪七瑠海)は、吉村の死後、十数年を経た時代から回想し、説明する役どころ。新選組の健康診断を行っていて現在は軍医。現在と過去を繋ぐキャラクターなので、着替えは大変かもしれないが、過去シーンにも出てくれると、より、伝わった…というか、写真撮る場面は、居なきゃダメだったと思う。


・主人公である吉村貫一郎の生き方は、私には、よくわからない。脱藩して新選組に入り、仕送りする大義名分を持つことが、腕を上げようと京に上って人を斬り続けている人々とどう違うのか、どちらも、あの時代の生き方としては、仕方なかったとしか思えないし。ただ、どんなに強くても奢らない実直な姿が、多くの人に愛されたんだろうな…と思った。そして、守銭奴のようにふるまうことが、一種の緩衝材になって、強くても恨まれなかったのかもしれない。


・一応、原作のある作品とはいえ、最後まで語るのは、まだ早いだろう。だから、全部は書けないけど、最後まで、見ごたえのある、雪組ならではの日本もの作品だった。


看板.jpg・劇場横の看板、花組トップ娘役が華ちゃんになってました[黒ハート]


・ショーは、中村B先生らしいショー。


・それぞれのスターにちゃんと見どころがあって、楽しく観ることができた。


・望海と凪七が、「これからもずっと…」みたいな歌詞で歌い踊る場面は、うるっと来た。同期っていいね。


・というわけで、大満足の大劇場公演だった。


・なんか巷では、(私のTLだけ?)お芝居が不評な気がするが、もし、気に入らないなら、私にチケットを譲ってほしいと思います[わーい(嬉しい顔)]


2019-06-01 23:06  nice!(2)  コメント(0) 
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「NEXT ONE」その2 [┣宝塚観劇]

鳳月杏DS「NEXT ONE」のレポート、その2をお届けします。その1はこちらです。


今回のDS、ありがたいことに昼夜で観ることができたので、後編の前に、夜公演(大千秋楽)のお食事からご紹介します。


ちなつDS9.jpg


夜なので、安心して、創作カクテル“NEXT ONE”アルコール有をまずオーダー。
ノンアルとの違いは、アルコール有の方には、お花が散っているということですね。たぶん、配膳の方が間違えないように…ということなんでしょうね。


<5月16日ディナー>
ちなつDS10.jpg


サーモンの低温コンフィ 
グレープフルーツとフェンネルのサラダ グリーンピースのソース


グリーンピースのソースが、まんま…という感じで、私は好きでした。グレープフルーツも爽やか[ぴかぴか(新しい)] 
そして、カクテルの後は、まず、スパークリングワインで乾杯[バー]
テーブル担当のおねえさんに、「シャンパンください[るんるん]」と言ったら、「スパークリングワインになりますが、よろしいでしょうか[exclamation&question]」と。正直でよろしい[わーい(嬉しい顔)]


ちなつDS11.jpg


すずきのポアレ プロヴァンスの野菜とポレンタのガトー
バルサミコ酢と黒オリーブのソース


見た目も綺麗で、食欲をそそるメニュー。ミニトマトとズッキーニ(たぶん…)も美味しかったです。
ここから白ワインに。料理が運ばれてくるタイミングがゆっくりだったので、一皿一杯飲めちゃったんですよね(笑)


ちなつDS12.jpg


国産牛ロース肉のグリエ マスタード風味のソース
彩りの温野菜とリヨン風じゃがいものソテー添え


ディナーらしく、少し重めのお肉が美味しかったです。一緒に行った友人も大絶賛。
ここで赤ワインに。


ちなつDS13.jpg


ショコラとパッションのムース
ピスタチオのマカロンとともに


パッションの酸味が爽やかな一品。マカロンが絶品でした[ぴかぴか(新しい)]
デザートの時はコーヒーをいただきましたが、その後、ふたたび創作カクテルもオーダーしました。
いやー、こんなにDSで飲んだのは、初めてかもしれない[るんるん]体調も良かったからかな。


では、ショーの続きです。


◆In the Illusion
前場のラストが娘役たちのナンバーだったので、ちなつちゃんは、ゆっくりお着替えし、ガウン姿で登場。髪は金髪。でもガウンの中に隠れているので長さは不明。 「ウェスト・ウィンド」を歌いながら、娘役たちを翻弄する。ここは、金髪のイケメンテイスト。
が、次の曲は、「私を愛して」(CASANOVA)。これ、DSでもマイクにイコライザー処理をしていたので、この曲はそれがデフォなのね。さっきまで、バリバリの男役歌唱だったのに、美しい裏声で、しかも、力強い。なんか、素晴らしすぎて、鳥肌でした…[るんるん][るんるん][るんるん]
そして、コートを取っ払うと、ぶわっとゴージャスな長めのウェービー金髪に、全身赤のホットパンツ姿、さらにロングのブーツで、「Land of Lola」(キンキー・ブーツ)を。このミュージカル、私は観たことがないので、この衣装で、この歌唱を観た瞬間のアガりっぷり[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]はわからない。ただもう、足が長い、足が長い、足が長い…と呪文のように唱えているばかりでした[ひらめき]尊い…[揺れるハート]
ここで一度、ちなつちゃんがはけ、また、娘役たちのナンバー、「BEAUTIFUL GARDEN-百花繚乱ー」。そして、男役に戻ったちなつちゃんが客席後方の扉から登場し、「Sante!!」へ。客席の方々が、手に手にサンテグラスを持ってちなつちゃんとグラスを重ねて盛り上がる時間[るんるん]楽しかった~[わーい(嬉しい顔)]


盛り上がったところで、フリートークのコーナーへ。
まあ、これが、なかなかぐだぐだだったりするのですが、でも、千秋楽は、娘役ちゃんたちによる、「ちなつさんのここがかっこいい」プレゼン大会で、ちなつちゃんも、ちゃんと、「ここがかっこいい」を再現してくれたので、客席は、ぐだぐだなりに盛り上がった。
てか、これが、「花娘」なのね[黒ハート]
とにかく、徹底的に男役を褒めまくる。本気で、目がハートになってる。誰だって、「そか、オレ、かっこいいんだな」と思う。そして、花男が出来上がる[exclamation×2]その現場を見せていただき、感謝感激でした[ぴかぴか(新しい)]
さ、ちなつちゃん、今度は、厳しい月娘に鍛えられて、さらに、オトコマエになっておくれ[るんるん]


◆In the Flower
最後のコーナーは、4年半の花組時代を振り返って。
「Open Arms」「予感」(スターダム)
「ミリオンサマー」(MY HERO)
「こどものように」(Ernest in Love)
「冬星の歌」(はいからさんが通る)
「約束」(スターダム)
別箱公演からのナンバーという感じでしたね。
そして、「It's A Beautiful Day」で、ポップに〆る。
アンコール曲は、ちなつちゃんが大好きだという「青い星の上で」(夢は世界を翔けめぐる)。アンコールで、まだこれだけのナンバーを残していたか…という驚き。歌の上手さだけでなく、表現力、透明感…どれをとっても当代一、二のシンガーだと感じた。


ディナーショーって、今は、ある程度ちゃんとした番手のスター、かつ、学年もそれなりじゃないとやらせてもらえないものになっていて、ただ、そんな中でも、歌唱力があると少しハードルが下がる気がする。鳳月杏DSは、まさにそんなDSで、お酒だけでなく、彼女の歌唱に酔える、すばらしい時間だった。
どうか、月組でも、その実力に見合った活躍ができますように。


2019-05-22 23:53  nice!(0)  コメント(0) 
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