SSブログ

「背信」観劇 [┣演劇]

PLAY/GROUND Creation
「BETRAYAL 背信」


作:ハロルド・ピンター
翻訳・演出:井上裕朗
文芸協力:小田島創志
音楽:オレノグラフィティ


美術:稲田美智子
衣裳:萩野緑
照明:富山貴之
音響:今里愛
演出助手:武田優子
演出部:石塚貴恵
舞台監督:鳥養友美
企画:田窪桜子(アイオーン)
アシスタント・プロデューサー:越渡眞子
プロデューサー:齋藤厚子(石原プロモーション)
製作:PLAY/GROUND Creation


Wキャストの公演のA-side CASTを観劇しました。


赤坂RED THEATERは、コロナで公演が中止になりつつあった3月以来の観劇かな…。
この劇場は、椅子の座面の裏側がポケットになっていて、そこにチラシが挟まれてたんだけど、今回は、手指消毒後、手渡しに変更になっていたような気がする。
座席は1席飛ばしになっていた。


舞台セットは抽象的でモダン。
メインの登場人物が3人しかいなくて、大きな動きもないので、舞台を限定的に使う場面が多かった。
久々に再会した、ジェリー(池田努)とエマ(壮一帆)。二人は2年前まで不倫関係にあった。
双方の家族ぐるみの付き合いで、特に、ジェリーと、エマの夫・ロバート(小野健太郎)は、親友だった。にもかかわらず、ジェリーとエマの不倫関係は、7年間も続いていた。
今回、エマがジェリーを呼び出したのは、その二人の関係が、4年前からロバートにバレていたことを伝えるためだったー


ドラマは、現在のジェリーとエマから始まり、そこから、ロバートに会いに行くジェリーに繋がり、そして、過去のいろいろな時期の三人のスケッチに移り、唐突に終わる。
バイタリティーに溢れ、貪欲なジェリーとエマに対して、ロバートは、どこか浮世離れしている。
そういうキャラクターとして造形されているのか、オノケンだからなのかは、微妙なところだ。てか、多くの俳優が仕事を失っているこの時期に、そんなにしょっちゅう舞台に上がっていないオノケンが舞台に出ていることが、不思議だったりするが、あいかわらず、オノケンはオノケンだった。
とらえどころがなさすぎる…[爆弾][爆弾][爆弾]
だからこそ、罪悪感のあるジェリーにしてみたら、これほど怖い存在はない。
いやー、オノケンのトリセツ…みたいな感じで、非常に興味深かったです。でも…ロバートが感情を見せるところは、なんか拙く感じてしまうのよね…[あせあせ(飛び散る汗)]
池田は、コロナ禍でディスタンスを取りつつのラブラブ…というのが、表現として難しそうだな…と思ったものの、まあ、ラブシーンらしいラブシーンがなくても、そんなに気になるほどではない。実はキスシーンがあったらしい…と聞いてなかったら、気にも留めてなかったかも。
二人のやりとりは、テンションの高い、気持ちよい芝居だった。オノケンを貶めてるわけじゃなくてね。だからこそ、オノケンが光るというとこもあったので。
女優としてのえりたん、すべての公演を観られているわけではないけど、観ると、やっぱ、好きだな~と思う。
でも…コロナ禍で、ちょっと太った…[exclamation&question]


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇