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2021年宝塚カレンダー掲載メンバー発表 [┣宝塚情報]

(公式HPより)


2020/09/10

2020年版『宝塚カレンダー』の発売について


株式会社宝塚クリエイティブアーツでは、宝塚歌劇のスターが勢揃いする、恒例の「宝塚スターカレンダー」「宝塚スター卓上カレンダー」「宝塚卓上カレンダー」「宝塚ステージカレンダー」「宝塚パーソナルカレンダー」「宝塚パーソナル卓上カレンダー」「宝塚ポスターカレンダー」を今年も発売いたします。詳細は下記の通りです。


1.宝塚スターカレンダー
◎発売日 11月16日(月)
◎規格 B2判/13枚(表紙とも)
◎価格 1,650円(税込)
◎掲載メンバー(計16名)※下線は今回初登場者
(花組)
柚香光・華優希・瀬戸かずや・朝月希和※
(月組)珠城りょう・美園 さくら・月城かなと
(雪組)望海風斗・真彩希帆彩風咲奈
(星組)礼真琴・舞空瞳・愛月ひかる
(宙組)真風 涼帆・星風 まどか・芹香 斗亜

2.宝塚スター卓上カレンダー
◎発売日 11月16日(月)
◎規格 A5判/13枚(表紙とも、片面仕様)
◎価格 1,300円(税込)
◎掲載メンバー 宝塚スターカレンダーと同一です。
※宝塚スターカレンダーと同じ写真となります。


3.宝塚卓上カレンダー
◎発売日 11月16日(月)
◎規格 A5判/13枚(表紙とも、両面仕様)
◎価格 900円(税込)
◎掲載メンバー(計27名)※下線は今回初登場者
(花組)優波慧・永久輝せあ・飛龍つかさ・帆純まひろ聖乃 あすか・一之瀬航季
(月組)夢奈瑠音・蓮つかさ・暁千星・英かおと・風間柚乃・礼華はる
(雪組)綾凰華・諏訪さき・縣千・彩海せら  
(星組)綺城ひか理・天華えま・極美慎・碧海さりお・天飛華音
(宙組)和希そら・紫藤りゅう・留依蒔世・瑠風輝・鷹翔千空・風色日向



4.宝塚ステージカレンダー
◎発売日 11月16日(月)
◎規格 A2判/13枚(表紙とも、リング式・両面仕様)
◎価格 1,650円(税込)
◎掲載メンバー(計28名)※下線は今回初登場者
(専科)轟悠・凪七瑠海
(花組)柚香光・華優希・瀬戸かずや・水美舞斗・朝月希和※永久輝せあ
(月組)珠城りょう・美園さくら・鳳月杏・月城かなと・暁千星
(雪組)望海風斗・真彩希帆・彩凪翔・彩風咲奈・朝美絢
(星組)礼真琴・舞空瞳・愛月ひかる・瀬央ゆりあ
(宙組)真風涼帆・星風まどか芹香斗亜・桜木みなと・和希そら・瑠風輝

5.宝塚パーソナルカレンダー(全11種類)
◎発売日 11月24日(火)
◎規格 B4判/8枚(表紙とも)
◎価格 700円(税込)
◎発売メンバー 
(専科)轟悠
(花組)柚香光・瀬戸かずや
(月組)珠城りょう・月城かなと
(雪組)望海風斗・彩風咲奈
(星組)礼真琴・愛月ひかる
(宙組)真風 涼帆・芹香 斗亜


6.宝塚パーソナル卓上カレンダー(全6種類)
◎発売日 11月24日(火)
◎規格 15cm×15cm/13枚(表紙とも)
◎価格 700円(税込)
◎発売メンバー 
(専科)轟悠
(花組)柚香光
(月組)珠城りょう
(雪組)望海風斗
(星組)礼真琴
(宙組)真風涼帆


7.宝塚ポスターカレンダー(全9種類)
(本商品はキャトルレーヴ各店および通信販売での限定販売商品となります。)
◎発売日 11月24日(火)
◎規格 A3版/1枚(両面仕様)
◎価格 500円(税込)
◎発売メンバー ※下線は今回初登場者
(専科)凪七瑠海
(花組)水美舞斗
(月組)紫門ゆりや鳳月杏
(雪組)彩凪翔・
朝美絢
(星組)天寿光希・瀬央ゆりあ
(宙組)桜木みなと


※花組の朝月希和は雪組へ組替えいたします(2020年11月16日付)。




  • まず、おおー[あせあせ(飛び散る汗)]と思ったのは、スターカレンダーから「轟悠」の名前が消えたこと[ひらめき]理事から、特別顧問になったことで、今後は降臨という扱いではなくなる…ということでしょうか[exclamation&question]具体的には、別箱の主演はあっても、大劇場主演はしない…とか、別箱の主演も毎年2回とかではなくなる…とか[exclamation&question]
  • 雪組次期トップ娘役の朝月希和がスターカレンダーに掲載される…というのも、異例。これまでは、次期の発表がされていても、前任者在任中にはスターカレンダー掲載はなかった。これは、コロナ禍で前任者の退団が延びてしまったせいなのかしら[exclamation&question]
  • 95期がポスカレ入りして、華やかになりました[黒ハート]
  • 結果として、スタカレ、ステカレは、昨年の掲載メンバーからほとんど変わらなかったですね。一方、卓カレメンバーに幻の新公主演者が入ってくれたのは、なによりでした[ぴかぴか(新しい)]

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凪七瑠海コンサート実施! [┣宝塚情報]

(公式HPより)


2020年 公演ラインアップ【宝塚バウホール公演】


2020/09/04


2020年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚バウホール公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。   


宝塚バウホール公演
主演・・・凪七 瑠海
宝塚バウホール:10月12日(月)~10月25日(日)
※新たに公演を追加して上演いたします。


凪七瑠海コンサート
ロマンチック・ステージ 『パッション・ダムール -愛の夢-』 
作・演出/岡田 敬二


現在わかっている情報としては、凪七瑠海+雪組選抜メンバーで、ロマンチックレビューシリーズの各シーンを再構成したステージをやる…っていうことかな。
「熱愛のボレロ」歌ってほしいな~[るんるん]すごく似合うと思う。


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真彩希帆MS配信 [┣宝塚観劇]

真彩希帆ミュージックサロン
「La Voile」
構成・演出:藤井大介
出演:真彩希帆、彩凰華、眞ノ宮るい、一禾あお、壮海はるま


月曜日、仕事が終わると、ダッシュで帰宅。


一応、ディナーショー形式のステージだったことを考慮して、RF1で買ったサラダとローストビーフにワインをいただきながら、19時45分の開始を待つ。


いや~[るんるん]可愛かった~[揺れるハート]


淡いすみれ色のドレスで始まって、青、ピンク、黒、白(ここで鬘だけ変えるという技を使う)、そして、黄色の裾の長いドレスで終了。どれも似合って、可愛い。
コーラスの男役さんたちも、きぃちゃんに合わせて、白燕尾(薄紫のベスト)だったり、黒ずくめの衣装だったり、黒燕尾だったり…と、どの場面も素敵な衣装。


曲は、宝塚の定番「すみれの花咲く頃」のアレンジ曲からスタート。どこかのショーで使ったアレンジなのかな[exclamation&question]途中で「清く正しく美しく」の一節が登場するバージョン。
ここから、きぃちゃんの歴史を辿るように、ショーは進んでいく。
初めて、宝塚を見て、憧れた『スサノオ』(2004)のアメノウズメ「大和の始め」からスタートして、音楽学校受験の時の課題曲「松島音頭」…
ここまで、遡るんかいっ[exclamation×2]
新公時代の曲として、「マダム・ヴォルフのコレクション」とか、アデレイドのショーナンバーとか、『こうもり』の「失礼な冗談ね」とか、ミュージカル&オペレッタのナンバーもガンガン聴かせてくれて、盛り上がる。


トークも面白くて、みんなできぃちゃんについて語る場面では、娘役さんが男役さんを褒めたたえるのの逆バージョンで、これも聞いていて気持ちがいい[揺れるハート]


そういえば、きぃちゃんにとっては初舞台作品だった『華やかなりし日々』の曲も出てきた。ゆうひさんのサヨナラ公演で初舞台を踏んだ子が、トップ娘役になって、しっかり任期を全うして去っていく…それだけの年月が経ったんだな~と、感傷にふけってみたり。
初めてお茶飲み会に参加した『鈴蘭』のナンバーも懐かしかった。思えば、あれがあやなちゃんを意識した最初だったなぁ~[るんるん](金髪の小僧に弱い人)


『ME AND MY GIRL』の「顎で受けなさい」や、『モーツァルト!』の「ダンスはやめられない」なんかは、今後の活躍を期待しちゃうような素晴らしい歌唱。
最後は「いのちの歌」。なんか絶対的な安心感をもらえたような、そんな一曲。
アンコール曲は、自身が作詞し、青木朝子先生が作曲した「My ever lasting Dream」。青木先生がDSやMSのために作曲した作品って、もう涙腺を直撃するよね~[あせあせ(飛び散る汗)]
(「SORA」を思い出してます[もうやだ~(悲しい顔)]
きぃちゃんの黄色いドレスと、リボンを織り込んだヘアスタイル、いつまでも観ていたい、お姫様のような姿にうっとり[黒ハート]
こうして、その後の時間をふわふわと過ごした私は、この後、銀英伝(Eテレで放映中のアニメ)を見忘れるという悲劇に見舞われるのだった…[がく~(落胆した顔)](ちなみにキルヒアイス死亡回[爆弾]


DS(MS)の場合、メニューにセットリストが載っているんだけど、配信しかない場合、その辺のサービスもほしいところです。


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松本悠里さま、退団! [┣宝塚人事]

(公式HPより)


専科 退団者のお知らせ


2020/09/07


下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。   


専科(特別顧問)


松本 悠里


2021年1月3日(月組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団


松本先生が退団される…[爆弾][爆弾][爆弾]
これまで、松本先生のような立場になられた方は、天津乙女先生、春日野八千代先生、神代錦先生…と、亡くなるまで生徒を貫かれた。
そういえば、理事を退任されて特別顧問、というのも、松本先生が初めてだったんだよなぁ~[あせあせ(飛び散る汗)]
もしかしたら、轟さんも、生涯生徒ではなく、どこかで退団されるのかしら。これからの宝塚は、そんな風に動いていくのかしら[exclamation&question]なんてことまで考えてしまう出来事でした。
松本先生が各組トップスターと深川マンボを踊った現・大劇場のこけら落とし公演を観た私も、そろそろ化石かもしれないですね。 


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宝塚歌劇、今後のスケジュール [┣宝塚情報]

宝塚歌劇公演の今後のスケジュール 


※宝塚歌劇HPの情報をもとに、重複していない情報のみ掲載します。


<宝塚大劇場公演>
花組『はいからさんが通る』 7月17日(金)~9月5日(土) ※公演終了
月組『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』 9月25日(金)~11月1日(日)
宙組 三井住友カードミュージカル『アナスタシア』 11月7日(土)~12月14日(月)
雪組『f f f -フォルティッシッシモ-』『シルクロード~盗賊と宝石~』 2021年1月1日(金)~2月8日(月)
星組『ロミオとジュリエット』 2021年2月12日(金)~3月29日(月)
花組『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』 2021年4月2日(金)~5月10日(月)
月組『桜嵐記(おうらんき)』『Dream Chaser』 2021年5月14日(金)~6月21日(月)


<東京宝塚劇場公演>
星組『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』 7月31日(金)~9月20日(日)
花組『はいからさんが通る』 10月9日(金)~11月15日(日)
月組『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』 11月20日(金)~2021年1月3日(日)
宙組三井住友カード ミュージカル『アナスタシア』 2021年1月8日(金)~2月21日(日)
雪組『f f f -フォルティッシッシモ-』『シルクロード~盗賊と宝石~』 2021年2月26日(金)~4月11日(日)
星組『ロミオとジュリエット』 2021年4月16日(金)~5月23日(日)
花組『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』 2021年5月28日(金)~7月4日(日)
月組『桜嵐記(おうらんき)』『Dream Chaser』 2021年7月9日(金)~8月15日(日)


<その他の公演>
宙組『FLYING SAPA -フライング サパ-』 8月1日(土)~11日(火) 梅田芸術劇場メインホール ※公演終了
                        9月6日(日)~15日(火) 日生劇場
宙組『壮麗帝』 8月14日(金)~18日(火) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ ※公演終了
雪組『炎のボレロ』『Music Revolution! -New Spirit-』 8月29日(土)~9月6日(日) 梅田芸術劇場メインホール[振替公演] ※公演終了
雪組『NOW! ZOOM ME!!』 9月11日(金)~19日(土) 宝塚大劇場
                 9月26日(土)~10月3日(土) 東京宝塚劇場
凪七瑠海コンサート『パッション・ダムール -愛の夢-』 10月12日(月)~10月25日(日) 宝塚バウホール
星組『エル・アルコン-鷹-』『Ray -星の光線-』 11月20日(金)~11月28日(土) 梅田芸術劇場メインホール
星組『シラノ・ド・ベルジュラック』 12月4日(金)~12月12日(土) 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ


すでに発表された公演は、時期をずらして絶対やるという感じでしょうか。
星組の「エル・アルコン」は考え直してもよかったんじゃないか…と思いますが[あせあせ(飛び散る汗)]


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雪組、月組トップコンビ退団日確定! [┣宝塚人事]

雪組 退団者 退団日変更のお知らせ(追)

2020/09/04

下記の生徒の退団日が確定しましたのでお知らせいたします。   

雪組

望海 風斗

真彩 希帆

2021年4月11日(雪組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団   

月組 退団者 退団日変更のお知らせ(追)

2020/09/04

下記の生徒の退団日が確定しましたのでお知らせいたします。   

月組

珠城 りょう

美園 さくら

2021年8月15日(月組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団


宙ぶらりんになっていた、雪組、月組のサヨナラ公演の日程が確定し、退団日が再決定した。
雪組トップコンビは、桜の季節に、月組トップコンビは、真夏に夢の園を去る。
サヨナラまでの時間が延びたのは、ちょっと嬉しいけど…でも、やめる事実は変わらないから、切ないな。 


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雪組新トップコンビ発表!(&組替え) [┣宝塚人事]

雪組 次期トップスター、トップ娘役について

2020/09/04

この度、雪組 次期トップスター彩風咲奈次期トップ娘役朝月希和が決定しましたのでお知らせいたします。
朝月希和は、2020年11月16日付で花組から雪組に組替えとなります。
なお、彩風咲奈、朝月希和の新トップコンビとしてのお披露目公演は決定次第ご案内いたします。   

組替えについて

2020/09/04

このたび、下記通り、組替えを決定しましたのでお知らせいたします。   

花組 朝月 希和・・・2020年11月16日付で雪組へ組替え
※2021年1月1日からの雪組宝塚大劇場公演『f f f -フォルティッシッシモ-』『シルクロード~盗賊と宝石~』から雪組生として出演する予定です。   

宙組 夢白 あや・・・2020年9月16日付で雪組へ組替え
※2021年1月1日からの雪組宝塚大劇場公演『f f f -フォルティッシッシモ-』『シルクロード~盗賊と宝石~』から雪組生として出演する予定です。


さきちゃん、ひらめちゃん、おめでとうございます[黒ハート]  


いやー、意外な人事でした。
潤花ちゃんの宙組への組替え発表に驚いて、じゃあ、組内の別の人なのか、それとも、くらっちが戻ってくるのか…あれこれ考えてみたが、花組に戻ったばかりのひらめちゃんが、また戻ってくるとは…[exclamation×2]
そして、潤花ちゃんが異動する先で、ものすごく厚遇されていた夢白さん、どうするの[exclamation&question]と思ったら、こうなるのか…[あせあせ(飛び散る汗)]ひらめちゃんは、来年研12なので、最初から「その次」も手当てしたということなのだろうか。


謎が謎を呼ぶ組替えですが、今は、決定したお二人をまずお祝いしましょう[exclamation×2]
来年の宝塚も楽しみです[黒ハート]


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「法廷の王様」配信 [┣演劇]

コロナ禍で、演劇公演は50%までしか客を入れることができない状態。
そのため、配信やアーカイブを取り入れている公演も多い。
そうすると、行ってみたいけどハードルが高い公演も見ることができたりして~[るんるん]


今回、ご紹介する「法廷の王様」は、まさしくそんな作品で、こんな状況でなければ、興味はあってもスルーしていたと思う。
昨年の「シンケンジャー」マイブーム以来、気になってしょうがない鈴木勝吾くんが、本作とミュージカル「憂国のモリアーティ」と、ふたつの配信作品に出ていて、どっちを見ようか…と考えるまでもなく、両方購入していた。ちょろい[あせあせ(飛び散る汗)]
というのも、本作は、荒牧慶彦、植田圭輔も出演していて、ちょっと見逃すテはないかな…と思ったのだ。
主演は荒牧慶彦
自宅待機をしていた頃、舞台「刀剣乱舞」の一週間連続配信を見たばっかりに、今や、刀剣沼にずぶずぶの私、近侍をまんばちゃん(山姥切国広)にしていることもあり、興味津々である。


リーディングステージ
「法廷の王様」


原作:間宮夏生(『法廷の王様 弁護士・霧島連次郎』メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)
脚本・演出:西田大輔
企画・製作・主催:リーディングステージ「法廷の王様」製作委員会


さて、リーディングステージと書かれているが、どんなものかというと、一応、台本を持っている。しかし、そこには、法廷をかたどったセットがあり、出演者は、ほぼ、いわゆる“演劇”をしているように見える。台本を持ち、読むことで進んでいく以外は、演劇となんら変わらない。
朗読劇も様々なパターンがあるが、これは、私が知る中で、もっとも演劇よりの朗読作品だった。
まあ、本当に演劇にするんだったら、もう少し俳優を増やさないと、どうにもならないのだが。


荒牧が、「法廷の王様」と呼ばれる、負け知らずの弁護士、霧島連次郎を演じ、その上司である朝倉遥輝役が鈴木勝吾、後輩のまだ新人弁護士、雨宮凛空を植田圭輔が演じる。
それぞれ似合っているが、この三人、実際には、年齢差1歳の中にきれいに収まっていて、植田荒牧は学年も一緒だったりする。(生まれたのは植田くんの方が早い。)
鈴木くん、トシより老けてる[exclamation&question]そんなことないよね[exclamation&question]
植田くんが可愛いのは、10年前にアンテ(スタジオライフの「トーマの心臓」)を演った時から知ってる[exclamation×2]まあ、アンテ役者は、基本永遠に可愛いから(笑)


天才弁護士、霧島は、高校生の女の子が、踏切で突き飛ばされて亡くなったという事件の概要を聞いた瞬間に、被告の無実を確信する。が、彼はこの事件を引き受けようとはしない。それは、被告が被害者のストーカーだったと認めたことによる。
事件の全貌を追いながら、その一方で、霧島の過去にも切り込んでいくドラマが展開していく。
本役以外に、被告だったり、真犯人だったり、証人だったり…を、数少ない出演者(あと、霧島の妹、花蓮役の鈴木みのりと、霧島の同僚、吹越未来役の重留真波、の全5名)が割り振って演じていく。本役以外は、一人数役、三人一役みたいな感じで。これが、こんがらがらないのは、リーディングステージだからこそ、だろう。


被害者の通っていた学校が、霧島の妹の通っている高校というご都合主義展開は、女装の可愛さ(鈴木勝吾植田が女生徒に扮した)に免じよう。
しかし、ラストに向かってのカタルシスを味わうべき法廷劇は、イマイチな展開だった。
被告が犯人でない=証人の中に真犯人がいるパターンは、テレビの法廷劇でもお決まりのパターンになっている。その際、カタルシスを感じる作り方にできるか+法廷劇として違和感なくできているか、というのが、面白い作品になるかどうかのポイントではないかと思う。
今回は、まず、法廷劇の流れに違和感があった。
刑事事件の裁判は、検事が被告を〇〇という罪により、△△(死刑とか懲役×年とか)という罰を与えるべきだ、と「求刑」し、被告と弁護人がこれに対して、「無罪」とか「殺人じゃなくて傷害致死です」とか「情状酌量」とか、争うポイントを決めて法廷論争を繰り広げ、その結果、裁判官(あるいは裁判員)が判断を下すようにできている。無罪を主張する場合には、検察側の主張に対して、合理的な疑いがあることを証明すればよく、別に真犯人を探す必要はない。
ただ、真実を探している間に、事件の真相と真犯人にたどり着くこともある。真犯人は、間違った犯人が有罪になることを望んでいるはずなので、裁判を傍聴するかもしれない。でも、犯人が無罪で別に真犯人がいそうだ…という展開になった場合、逃亡するかもしれない。そう考えると、安心している犯人を証人として召喚し、証言台に立たせている間に犯人であることを立証したいし、これが一番カタルシスを味わえる。
今回は、途中から、真犯人が被告の裁判になっちゃって、いったいこれはなんなの[exclamation&question]と思った。
被告が途中から代わる裁判とか、ないし[exclamation×2]
被告を有罪にするために、したり顔で証言台に立っている真犯人を、途中から鮮やかに逆転してみせ、検察が唖然とする中、あくまでも、被告の無罪が明らかになったことだけがわかる…のが、法廷劇というもの。
そのあと、検察が裁判官に対して審議の中断を申し出て、裁判が中断し、後日、裁判が取り消されて被告が釈放され、あらためて、真犯人が起訴される。(もしかしたら、警察によってあらためて捜査、逮捕、取り調べの過程を経た上で送検された後、起訴されるかも…だけど。)
一気に赤の他人が裁判を受けてたらドン引きします…[爆弾]
百歩譲って、真犯人への判決は後日談だったとしても、それって、蛇足でしかない。
弁護士の調査の過程をほんの少し隠して、裁判の場で一気に真犯人を追及するような構成にできたらよかったのに…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
あと、霧島の過去(恋人をストーカーに殺された)は、霧島というキャラクターに陰影を与えてはいたものの、今回、被告はストーカーではなかった(生き別れた兄妹)ため、霧島が裁判を引き受けなかったという、「とっかかり」は、いつの間にかフェードアウトし、結局、後輩を支えるのではなく、自分が前面に出てくる霧島弁護士になっていて、なんか、凛空くん(本件の主任弁護人のはずだった)、かわいそう…[もうやだ~(悲しい顔)]


まあ、見たい役者さんを、高画質で堪能できたから、よしとすべきなのかな[exclamation&question]


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8月の状況 [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]

備忘録として、8月の観劇事情を振り返りたいと思う。


中止により、観劇が叶わなかった公演等…「ジャージー・ボーイズ」(帝国劇場=7月に振替公演を観劇してるけど[黒ハート])、「眩耀の谷/Ray」(東京宝塚劇場)、「はいからさんが通る」(宝塚大劇場)、「ボーイズ・イン・ザ・バンド」(なかのZERO大ホール)
視聴した作品…「ことのはドリップ」「刀剣乱舞(改変いくさ世の徒花の記憶)」「刀剣乱舞大演錬控の間」「Deam Stage」「言葉の奥ゆき」
観劇できた作品…「眩耀の谷/Ray」(東京宝塚劇場)、「ボーイズ・イン・ザ・バンド」(演劇・なかのZERO大ホール)、「かがみの孤城」(サンシャイン劇場)


ようやく東京宝塚劇場の公演が始まった…と思ったら、またクローズして、再オープン…ドキドキしながら、ようやく5ヶ月半ぶりに宝塚を観劇することができた。その一方、宝塚大劇場公演が途中でクローズしてしまい、結局、千秋楽直前、9月になってからの再開となってしまった。こちらは、観劇予定日までに再開しなかったので、残念ながら東京を待つことに…。「ジャージー・ボーイズ」と「ボーイズ・イン・ザ・バンド」は、当初の公演のキャンセルということで、振替公演は同じ回数観られている。
すっかり、配信にも慣れ、視聴作品はガッツリ増えた。「刀剣乱舞」、完全にハマりました(笑)
観劇できた作品は、それぞれ感染対策がしっかりなされたうえで、客席を50%以下に減らしての上演。
実は、50%以下に抑えた公演、客席側としては、とても快適です。どうしよう、戻れない体になりそう[あせあせ(飛び散る汗)]


9月は、いよいよゆうひさんの公演も始まる。
ここまで長かった…[もうやだ~(悲しい顔)]


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「かがみの孤城」観劇 [┣演劇]

NAPPOS PRODUCE
舞台「かがみの孤城」


原作:辻村深月(「かがみの孤城」ポプラ社)
脚本・演出:成井豊
美術:田中敏恵
照明:加藤直子
音響:早川毅
振付:川崎悦子
衣裳:黒羽あや子
ヘアメイク:山本成栄
演出助手:藤崎恵
小道具:垰田悠
舞台監督:村岡晋


音楽:For Tracy Hyde


照明操作:藤田典子、柳亜由美、安江和希
音響操作:大久保友紀
振付助手:齋藤志野
アンダースタディ:山本沙羅
演出部:趙徳安、赤坂有紀子
音楽コーディネート:高岡厚詞


主催:NAPPOS UNITED [プロデューサー]中村和生 [制作]畑中あゆみ、阿部りん、今村圭佑
   ぴあ 東海林健、篠崎俊克、堀尾美幸、石田翔、原菜瑠美、中坪美沙里
企画協力:ポプラ社
企画・製作:NAPPOS UNITED


公演HPにアクセスして、個人情報を入力する以外は、手指消毒くらいだったかな、対策は。あ、グッズ販売の導線は、ソーシャルディスタンスが取られていた[exclamation]
座席は、1席とばし。慣れてくると、この1席とばしが快適すぎて…もとに戻った時がこわい…[あせあせ(飛び散る汗)]


成井豊の作・演出作品なので、当然といえば、当然のことながら、キャラメルボックスでした[わーい(嬉しい顔)]
もう、それでいいよね[exclamation]という感じ。
キャラメルボックスが突然消えてから、1年3ヶ月、最近、劇団の新HPもできるなど、少しずつ復活の兆しは見えている。今、50%の客席で上演することが、一度地獄を見たキャラメルの再生にどんな影響を与えるのか、ちょっと心配だけど、本公演のプロデューサー・仲村さんを信じるしかない。


主人公の安西こころ(生駒里奈)は、中学校に入学したばかり。ところが、学級委員の真田美織(澤田美紀)に目をつけられ、いじめのターゲットになってしまう。真田とその友人たちに自宅まで押しかけられ、壁をガンガン叩かれたことがトラウマになり、学校に行けなくなったこころ。が、担任の伊田先生(多田直人)は、当事者の真田と話し合って仲良くなりなさい、などとあり得ないことを言ってくる。
こころの母も伊田先生に不信感を持ち、近所のフリースクールに行ってみては[exclamation&question]と、こころを連れて行く。そこで出会った喜多嶋先生(原田樹里)は、きれいで優しい先生。けれど、こころは、まだ学校に行けずにいた。
そんなある夜、こころの部屋の鏡が光った。
そして、鏡の向こうから、ものすごい力で引っ張られ、鏡の向こうの世界をこころは知る。


そこは、オオカミ様という女の子が支配する世界。
こころのほかにも、中学生ばかり7人が集められていた。オオカミ様は、1年という期限を設け、その間に願いが叶うカギを見つけられたら、ひとつだけ願いが叶う、でも来年の3月30日までに見つからなかったら、この城は閉鎖すると言う。
7人は面識がなかったが、お互い不登校という共通点があった。朝9時から夕方の5時までしかここに来てはいけない、もし、破ったら、連帯責任で全員が食べられてしまう、という条件下でも、毎日のようにここを訪れることができるのは、不登校の証拠である。
それぞれに不登校の事情があり、それぞれが心の痛みを抱えている。でも、ここを居場所にすることで、仲間で話せることで、少しずつ変わっていけそうな雰囲気。
ある日、彼らは、自分たちが、実は同じ中学校の生徒であることに気づく。
そして、ある時、外の世界で集合しようとするが、なぜか、会うことはできなかった。
約束の1年が近づいた頃、中学3年生のアキ(稲田ひかる)が、約束を破って5時を過ぎても帰らなかった。
その時、その場にいなかったこころにSOSが届く。こころは、食べられてしまう仲間たちを救えるのかー


中学校の3年間…大人になってみれば、それはわずかな時間で、そこでの人間関係など、つらければ無視してよいし、そこで失敗があったとしても、リセットする機会はたくさんあることがわかる。でも、そこにいる間は、ここでの人間関係に失敗したら、生きていけないと思うし、いじめられている子を庇ったら、自分にどんな火の粉が降りかかるか…とても恐ろしくて、いじめっ子に逆らうことなんかできない。
こころは、いじめられるようになった理由を、幸運にも知ることができ、だからこそ、相手の理不尽さを確信できるのだが、通常、いじめの理由なんて知る由もなく、それだけにただもう恐ろしい。
そして、教師は、たいがい、トンチンカンなことを言っている。(いじめられっ子側からすると)
こうして、簡単に「不登校」は完成する。
その図式が痛いほどに伝わる作品。原作者も絶大な信頼をよせる成井豊の脚本により、原作の風味を損なわない形で、上手に刈り込まれた作品となった。
気がついたら7人の子供たちに対して、がんばれ~と声援を送っている、そんな舞台。よいものを見せてもらいました[黒ハート]


こころ役は、生駒里奈。私、生駒ちゃんの子役ばっかり観てる(笑)
生駒ちゃん、「MOMAの火星探検記」の時もそうだったけど、ピュアな少女の役がすごくピッタリくる。折れそうでいて、絶対に折れない芯のある少女という感じで、応援したくなる。素敵でした[るんるん]
実は重要なポジションだったことが後半からわかってくるリオン役は、溝口琢矢ラストのオオカミ様とのやりとりで、ぎゅっと客席の心を掴んでくる。たぶん、初めて観た俳優さんだと思うけど、印象に残った。
超重要人物、喜多嶋先生役の原田樹里。やさしくて、こころ達にいつも寄り添ってくれる笑顔の素敵な先生。それには大きな理由があるのだけど、やさしさだけじゃなく、きりっとしてるところが、キリちゃんらしくて、素敵でした[黒ハート]
イケてない担任教師の伊田先生役に多田直人いるわ、いる、こういうズレた先生[exclamation×2]と、深く頷いた。
こころの母親は、渡邊安理。理解のあるお母さんだけど、特に伊田先生に対して、不信感を表明するところが、かっこよかったです[ぴかぴか(新しい)]
そして、木津つばさ休演に伴い、マサムネ役を演じた山本沙羅。キャラメルの団員さんなのね。代役で男の子の役を演じる…どんなに大変だったか…。男子陣から、けっこう手荒く扱われたりするし。でも、違和感なく少年でした[ひらめき]
木津くんの休演にめげず、みんな頑張っていました~[黒ハート]ムネアツ[いい気分(温泉)]


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