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DS「SEIZE THE DAYーENCOREー」 [┣大空ゆうひ]

昨年、宝塚ホテルで開催されたディナーショー「SEIZE THE DAY」が、ほぼ1年後に東京でも開催された。内容は、1年前とほぼ変わらなかったので、私が観た日の感想と、お食事内容のレポをしていこうと思う。
詳しい内容が知りたい方は、前回のレポートがこちらにあるので、併せてお読みください。(「その2」にリンクしますが、そちらに「その1」へのリンクもあります。)


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入口の看板はポスター付き。


食事は、1卓6名で、一人一人の席はアクリル板で仕切られていた。食事は、2品を一皿に盛るスタイル。でも、去年の物々しさとは少し違う雰囲気もあった。
私が参加した3月31日ディナーと、4月2日ランチをご覧いただきながら、話を進めていく。


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オリジナルカクテル「SEIZE THE DAY」と、「With Your Memories」。最初の「SEIZE…」の方がアルコール入り。桜の花びらの入った“桜茶”のような感じのカクテルでした。「With…」の方は、炭酸入りの酸味×甘味で、やや甘味が勝っているかな、というお味。


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30日ディナーのオードブルは、鶏と木の実のパテアンクルート ルビーポルトのジュレとともに
ジュレの甘酸っぱさが美味しかったです。
スープがわりに、雲丹のロワイヤル あおさを香らせて
雲丹がたっぷり入った贅沢な一品でした。


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2日ランチのオードブルは、帆立貝柱 勘八 天使の海老のカルパッチョ仕立て 山葵クリームとレモンビネグレット
天使の海老がめちゃ美味しかった~[揺れるハート]レモンビネグレットと合わせて食べることで、さらに味わい深くなる一品でした。
スープがわりに、カリフラワーのフラン 鶏のコンソメジュレ
フランは濃厚で、淡白なコンソメジュレとの相性も良かったです。 


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30日の魚料理は、帆立貝柱と野菜の軽い蒸煮 ランブスティーヌのポアレとともに ブールドシャンパーニュソース…のはずが、ラングスティーヌの仕入ができなかった関係でオマール海老になったそうです。
野菜の中でもソラマメの食感がよくて、さっぱりした蒸煮と濃厚なソースの相性も抜群でした。
肉料理は、牛フィレ肉のプリンスオルロフ風 赤ワインソース
こってりした味わい。赤ワインソースも美味しかったです。


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2日の魚料理は、クエの軽いブレゼとオマール海老 スープドポワソン風味のブールブランソース
味噌じゃないんだろうけど、なんかそんな、ちょっと和風なお味でした。
肉料理は、牛フィレ肉のロティ 炒めオニオンとアマンドのプラリネ仕立て ジュドボライユとともに
炒めたアーモンドを載せていることで、なんとなくカツレツ風の舌触りになり、味変になった感じ。 


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31日のデザートは、マスカルポーネと木苺のクリーム フルーツタルトとともに
2日のデザートは、フロマージュブランと紅茶のムース 苺のタルトを添えて


31日は年度的にギリギリ30周年ということで、これになったのかな。1日は参加してませんが、あさこさんのバースデープレートだったみたいですね。そして最終日は3人の名前入り[黒ハート]


というわけで、ゆっくりと食事を楽しんだ後、DSのスタートとなります。


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衣装などは、1年前とほぼ同じだったので、その辺はスルーして、楽曲とトーク中心にギュギュっとまとめてレポートしていきますね。


[1]瀬奈じゅん ファンシー・ダンス
[2]大空ゆうひ NICE GUY!!
[3]貴城けい ダンシング・フール(「コパカバーナ」より)
[4]カリビアン・ナイト(「タカラヅカ絢爛II」)
[5]瀬奈じゅん・大空ゆうひ 紫に匂う花~恋の歌(「あさねさす紫の花」より)
[6]貴城けい・大空ゆうひ あなたがいるから(「仮面のロマネスク」より)
[7]貴城けい 風雲に生きる(「維新回天・竜馬伝!」より)


<トークタイム1>
「ファンシー・ダンス」は、あさちゃん曰く、「トップ時代一番踊ったショー」。なのに、「まだあと8小節踊りたい[exclamation×2]」みたいな気持ちになる大好きなショーだったとのこと。ちなみに、出演していたはずのゆうひさんは、ほぼ記憶がないそうです。かしちゃんは、踊りの場面、「1小節でも少なくならないかな…」と思っていたし、ゆうひさんがダンスが多くて大変だと思っていた「Apasionado!!」は、あさちゃんにはダンスが少なくて物足りなかったらしいので、結論、瀬奈じゅん、どんだけ踊りたいねん[exclamation&question]
「ファンシー…」は、ダレン・リーさんの振付場面もあったけど、外国から来た先生は、みんな(「タカラヅカ絢爛」のアルフォンソ先生も)途中でも時間きっちりで終了し、「京都に行く」そうです。(だいぶ誇張あり…と思いつつ、一応、お言葉通り載せてみました。)
一方、「NICE GUY!!」は、「そんなに踊らずにおいしいとこどりできた」と、ゆうひさん。こちらは、どんだけ踊りたくないねん[exclamation&question](知っていたけど…[爆弾]


次の曲のために、この辺で、初舞台のお話。ゆうひさんが上級生の来ないエリアで、差し入れ三昧の日々を過ごし、体形がどんどん変わっていたとか、※無礼講デーの話とか、ロケットにスプリッツ(前後開脚)の振付があったので、接骨院に行くと同期が溢れてた…みたいな話とかがあったかな。
あと、当時、お声がけすらできなかった杜けあきさんと、退団後、舞台で共演した時は、とてもやさしくしてもらって嬉しかった(byあさちゃん)…とか、「おでこちゃん!」と呼ばれて、まさか、そんなあだ名をつけられていたとは[exclamation]と驚きつつ嬉しかった(byかしちゃん)という感想も聞けたり。
その間、優子先生が、ロケットの音楽を弾いてくれて、懐かしさ満載でした。
※無礼講デー
杜さん時代の雪組では、無礼講デーというのがあって、年功序列の厳しい宝塚にあって、その日だけは、すべての敬語が禁止される[exclamation]研1は、楽屋の電話番という、現在では考えられないお仕事があって、黒電話の前に居て、電話が架かってきたら、本人に取り次ぐ…という…。その時、無礼講デーだったりすると、トップの杜さんに対して、「かりんちょ、電話[exclamation×2]」とか言いに行かなければならない。
当時の楽屋日記で読んだ話だったけど、被害者[exclamation&question]の生の声は初めて聞いた。
決まりだからやるけど、いたたまれなくて、そのあとに「すみません」と謝ったんだとか。


[8]貴城けい・大空ゆうひ・瀬奈じゅん「この恋は雲の涯まで」
1年前のDSでは、曲のラストに「しずかー[exclamation×2]」と絶叫してたけど、今年は、まったくそんな風情はなく、静かに終了でした。


ここから、同じ役をやった同士…みたいな選曲に。このコーナー、1年前は、あさちゃんが、かしちゃんとゆうひさんのどちらかを選ぶ場面だったのが、曲が増えて、3人がそれぞれ選べるシーンに変わりました。


[9]貴城けい・大空ゆうひ・瀬奈じゅん 僕はママの鏡だから(「エリザベート」より)


私が観た31日ディナーは、ゆうひさんルドルフが、2日ランチは、かしちゃんルドルフが勝利し、ママの愛を得ていた。あさちゃんが、勝った方の手を取り、負けた方を見つめて「ごめんなさい、ルドルフ」って言うのが、素敵でした[黒ハート]


[1][0]貴城けい・大空ゆうひ・瀬奈じゅん 愛あればこそ(「ベルサイユのばら」より)


1年前、ステージ上で、実はアンドレを演じたことがある…と思い出した、かしちゃんとあさちゃん。オスカルを演じたことがあるゆうひさんの愛を求めて、「愛あればこそ」で対決。
こちらは、私が観た回は2回ともかしちゃんの勝利だった。勝った方が、そのまま「今宵一夜」ポーズになだれ込む展開。可愛かったです。


[1][1]大空ゆうひ・瀬奈じゅん 心のひとオスカル(「ベルサイユのばら」より) 


三人は、初舞台の後、それぞれ別の組に配属になり、それぞれの宝塚人生を送っていた。それが、2004年、研13の時に、90周年の企画でかしちゃんとあさちゃんがゆうひさんの居る月組公演に出演することになり、しかも、この三人が役替わりで3つの役を競演することになり…という再会の時が訪れる。
しかし、90周年なので、とにかく三人は忙しかった。
ゆうひさんは五重苦だったと言っていた。「公演と、TCAと、舞踊会と、運動会と、あとなんだっけ[exclamation&question]」と言ってましたが、バウ「THE LAST PARTY」の準備もあったかも。当時、植田景子がまだ留学中で、国際電話で打ち合わせをしていた…みたいなことを聞いたことがあるので。
それぞれ大変だったその時期のTCA、三人一緒に「ディガ・ディガ・ドゥ」を歌うシーンがあった。
簡単な振付だったのに、覚えられなくて、ただ笑っている三人。それでも、誰も叱らなかった…というから、相当ヤバい三人だったんでしょうね。(大忙しの中、たった一日の休みの日に三人で串焼き食べに行って、めちゃくちゃ食べたという話もしていたので、いろんなことを三人で乗り切ったんでしょうね。)
かしちゃんは、東京公演中で出演できない雪組の唯一の代表という立ち位置で、それも大変だったと思います。


[1][2]貴城けい・大空ゆうひ・瀬奈じゅん ディガ・ディガ・ドゥ


一年前同様、その日の朝、振付の先生から送られてきた振付映像を見て、間奏の8小節を踊る場面、お客さんは誰も正解を知らないから、間違ったら顔で踊る[exclamation×2]とか言ってたけど、ゆうひさん、今回もちゃんと踊れてたと思います[黒ハート]
振付は、昨年同様、千田先生だったのかな[exclamation&question]


すみかちゃんのご丁寧な、ゆうひさん退場を促すアナウンス。
ここで、すみかちゃんについてのトーク。初日の1回目を観たすみかちゃん、三人について素直な感想を語っていった。かしちゃん…20歳では似合わないルビーの輝き[ぴかぴか(新しい)]あさちゃん…母ライオンのような母性[黒ハート]ゆうひさん…大木に架かった注連縄[ひらめき]微妙にdisられてます[exclamation&question]いや、すみかちゃんに限ってそんなことはない…素直に感想を受け止めましょう[わーい(嬉しい顔)]


ゆうひさんが引っ込んだ後、まだ演じられていなかったかしちゃんとあさこさんのデュエットへ。


[1][3]貴城けい・瀬奈じゅん 闇が広がる(「エリザベート」より)


素敵でした~[揺れるハート]
そして、ここからは、順に着替えた三人それぞれのソロナンバーへ。


[1][4]大空ゆうひ Life(「THE LAST PARTY」より) 


[1][5]瀬奈じゅん エル・ヴィエント 


[1][6]貴城けい Say I Love You Forever


それぞれ、選んだ理由や思い出など語りつつ、「エル・ヴィエント」は、吉田優子先生40周年のアルバムにも入っていると、あさちゃん。ゆうひさんも「Lifeも入っています。月城かなとさんの歌で」と笑いを取る。まあ、仕方ないですね、現役ですから、あちらは。 


[1][7]貴城けい・大空ゆうひ・瀬奈じゅん 奇跡


[1][8]アンコールは、もちろん三人で「フォーエバー宝塚」でした。


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今回も声の出演で盛り上げてくれた(音源は同じだけど)三人からのお花。相手役さんってよいですね。


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コメント 4

でるふぃ

夜野さま、お久しぶりです。
何と懐かしいメンバー、同期愛は永遠なんだな・・
お料理もおいしそう。素敵な話題をありがとうございます。
by でるふぃ (2023-04-09 18:31) 

夜野愉美

でるふぃさま
お久しぶりです。
コメントありがとうございます。
30年たって、それぞれの人生を歩みつつ、芸能のお仕事も頑張っている三人、どこまでも応援したいと思います。
by 夜野愉美 (2023-04-11 22:18) 

とろりん

|ω・`)コソ…

夜野さま、とてもとてもお久しぶりです。
「カンゲキ通信」のとろりんです。

大変、大変ご無沙汰してしまいました…!
実は仕事に追われているうちにソネブロの登録変更を失念してしまい、自分のブログなのにログインできなくなってしまいました(笑)。

久しぶりに伺ったのは、これは絶対、夜野さま(と、でるふぃさま)にお伝えせねば!という物凄い奇跡が起きたのです。

この春、新入社員として我が職場に配属された新人ちゃん。舞台鑑賞が好きと聞いたので少しお話ししてみたところ、お母様の影響で宝塚も好き、とのこと。

「いちばん好きなスターさんは?」と聞くと…

「大空祐飛さんです!」
(幼少時からハマったらしい)

な ん と !!

まさか、ゆうひさんのお名前が出るとは思っていなかったのでビックリ!!
ですが、衝撃展開は続きます!

私が「長い間、蘭寿とむさんのファンで…」と新人ちゃんに話したところ…

「え⁈私の母、蘭寿さんのFC会員でした!!」
ですって!!

さらに、「ゆうひさんの出演作でいちばん好きな公演は?」と聞いてみたら…
「『カサブランカ』です!」

はい、同感ですーーー!!(((o(*゚▽゚*)o)))

そこからはもう、「カサブランカは、ゆひすみとむでないと成立しない作品」「『本当の俺はどこにいる』を歌う場面、銀橋に出てきたゆうひさんの腰が一瞬クイッと入る瞬間が好き」と、仕事を忘れてマシンガントーク(笑)。

親子ほども歳の離れた新人ちゃんと、まさかこんなにすぐに打ち解けられるなんて…。改めて、ゆうひさん、宙組でトップになってくださって有難うございましたー!

…と、このような愉快な奇跡が起きたことを、どうしてもお伝えしたかったのです。

コロナ禍を経て、観劇からウォーキングや美術館巡り&食べ歩きに趣味が移りつつある私ですが、またちょくちょく伺いますね。最近はInstagramメインにしております。花と景色と食べ物の話題ばかりですが(笑)。

久しぶりなのに、長々と失礼しました。
ブログ拝見できてお元気そうで嬉しかったです。
by とろりん (2023-05-28 21:53) 

夜野愉美

とろりんさま
コメントありがとうございます。
すごい奇跡が起きましたね!
でも宝塚ファンなら年齢関係なく、ものすごく盛り上がれますよね、一瞬で。すごくわかります。久しぶりにコメントいただき、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
by 夜野愉美 (2023-06-04 23:01) 

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