すみ花ちゃん [┣大空祐飛]
2009年2月27日。
朝から小雪がちらつき、昼は少し止んだものの、公演が終わり、出待ちの時間になると、冷たい雨が降り注いでいた。
この日の16時に宙組の次期トップコンビが発表されたのだが、それは、野々すみ花ちゃんのお誕生日でもあった。
あれからちょうど9年。
今日、31歳の誕生日を迎えたすみ花ちゃんから、結婚の報告がサイトに掲載された。
二人が宙組のトップコンビを務めた期間は3年。それからもうすぐ6年になろうとしている。
お仕事も順調だし、それ以外に、お料理も、お茶も、日舞も、三味線も、ピアノも…ものすごい勢いで吸収していく、今のすみ花ちゃん。
もう、大空ファンとしては、全然「うちのすみ花」なんて言えないですが…(笑)
でも、やっぱり、大切な相手役さんだといつまでも思っているので、ただもう、あなたの幸せだけを祈ります
たくさんの愛と幸せがすみ花ちゃんを包んでくれますように
しかし…
9年前というと、あの時、22歳だったのか…
22歳で、「すみ花が泣けば世界が泣く」と言われていたのか
さすが、宝塚の北島マヤ
そういえば、同時期に宙組を支えてくれた悠未ひろさんもご結婚、ゆうひさんの同期の瀬奈じゅんさんは、お子さんを迎えられたとか。
春に向かって、ハッピーなニュースで心が温まります。
「エリザベートTAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラ・コンサート」 [┣大空祐飛]
三井住友VISAカードpresents
「エリザベートTAKARAZUKA20周年スペシャル・ガラ・コンサート」
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェルター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション:ウィーン劇場協会
構成・演出・訳詞:小池修一郎
演出:中村一徳
翻訳:黒崎勇
音楽監督:吉田優子
編曲:甲斐正人
指揮:佐々田愛一郎
オリジナル振付:尚すみれ
美術:大橋泰弘
照明:勝柴次朗
音響:大坪正仁
衣裳:有村淳
ヘアメイク:中原雅子
歌唱指導:飯田純子、ちあきしん、やまぐちあきこ、柳本奈都子
ステージング:青木美保
音楽助手:宇賀神典子
行ってきました
「磁場」の公演があったため、祐飛さんの出演は、千秋楽の1月20日のみでしたが、可愛かった~だけで、5時間飲めた…って、今年も全然変わってない自分
その20日の公演を昼夜メモしておきたいと思います。
<昼の部>
とにかく、今回出演のトート7人が全員登場するので、トート閣下初登場シーンは、すごい迫力
全員がワンフレーズずつ歌う…豪華でも、まったく変だと思わないあたり、私もだいぶガラコン慣れしてきたみたいです
ちなみに、今回、昼・夜とも、ルドルフは4人登場する。ルドルフの楽曲は3曲しかないので、残りの一人は贅沢にもコーラスだけ(我ら息絶えし者ども・全ての証言の終わり)の登場となる。昼の部は、えまおゆうがこの役割となっていた。ぶんちゃん、ごめんなさい
1幕を通して、ルキーニ役は、湖月わたる。
現役時代より、さらにオトコマエな気がするのは、私だけだろうか
シシィ役は、まず白羽ゆり。大峯麻友との「パパみたいに」は、超可愛らしい。ルドヴィカ役は、久路あかり。ヘレネ役は音花ゆりだった。
ソロトートのトップバッターは、水夏希。ここで、再演雪組コンビの姿が観られる
続く謁見の場。ゾフィ―は、未来優希。フランツは、初風緑。(フランツの出番が変則的で、途中間違っているかもしれないですが、どうぞお許しください。樹里ちゃんが演じた部分、よく覚えてなくて…)
その他、グリュンネが飛鳥裕、シュヴァルツェンベルクが天羽珠紀、ラウシャーが月央和沙、ヒューブナーが天風いぶき、ケンペンが有瀬そう…とみなさんよく知っているメンバーで、楽しかったです。
不幸の始まりのところから、一路真輝トート。やっぱり、この歌声が好き結婚の失敗のところから、マックスは、越乃リュウへ。ゾフィ―は変わらないので、マックスの出番は早めに終わるんだなぁ~と改めて思った。
そして、初夜が明けると、シシィは、白城あやかに。リヒテンシュタインは、紫城るい。この場面のフランツは初風なので、同期夫婦だわ~と。
白城の「私だけに」は、10年前よりさらに輝き、やっぱり、あやちゃん大好きと、思うのに十分だった。
ハンガリー訪問のところの「闇が広がる」は、瀬奈じゅん。
で、ウィーンのカフェからは、春野寿美礼がトートを演じる。瀬奈トートが短いのには理由があって、あとでエリザベートも演じるから。
引きこもるエリザベートを訪問するところから、フランツが高嶺ふぶきに。高嶺さん、ビジュアルは現役時代と全然違っているけど、歌声は、そのままで、感動
そのまま、春野・高嶺・白城で一幕終了。
二幕冒頭のキッチュから、ルキーニは、龍真咲。相変わらず元気いっぱいに客席を乗せていく。というか、お祭り公演なので、ルキーニというよりは、龍真咲のキッチュだった。
戴冠式は、フランツ稔幸、エリザベート瀬奈。な・る・ほ・どと思った。
そう、次は、「私が踊る時」。この曲を、春野トートと瀬奈シシィで。元おさ&あさファンには、夢の共演だったのじゃないだろうか。
「ママ、どこ」は、月影瞳子ルドルフに対して、麻路さきのトート。これは、星組エリザのオリジナルメンバー。しかも、この二人、後にトップコンビを組んでいる。この辺も、ファンのニーズにこたえていると思った。
2幕からゾフィーは、出雲綾。グリュンネも磯野千尋に代わっている。
ここでは重臣の動きが、現役ではあり得ない感じにあけすけで、月央が出雲のバストをがっつり握っているのには、そうだよね、みんな卒業したんだよね…と変な感慨を持った。が、マダム・ヴォルフは美穂圭子。この美穗に対しても、遠慮なく近寄る重臣たち。美脚を見せつつ撃退する美穗に専科の貫録を感じた。
その後、美穗と絡む龍は、まだまだ現役感があった。
皇后の絶食からシシィは、大鳥れい。ドクトル麻路との対決は、迫真。
いつになったら…の辺りのフランツは稔。懐かしい。星エリザが大好きだったから、すごく思い出す。
ヴィンディッシュ嬢は、七瀬りりこ。大鳥との対決は見ものだった。一歩も引かない歌VS歌がすごかった。
そして「闇が広がる」は姿月あさとトートと、朝海ひかるルドルフ。宙組版の二人。ってか、大劇場公演しか朝海はルドルフを演じていないので、私は、初めてナマで観る朝海ルドルフだった。いやー、すごい、時が止まっている
ルドルフは少ない出番に大人数なので、1曲で交代する。闇が広がった状態で上手の袖にハケる朝海が、登場する凰稀かなめルドルフに、バトンのようにすっとマイクを手渡すのが、かっこいい
独立運動のルドルフは凰稀。エルマーは夢輝のあ、シュテファンは美翔かずき、ジュラは蓮城まこと。なんていう美しき革命家たち。ツェップスは美郷真也。美郷さん、大好きだったので、嬉しい凰稀ルドルフは、衣装が一人だけ軍服っぽくなくて、ひょろっとした姿が儚げで、相変わらず美しい。
ここまで、誰がどこに出るか、どこで交代するか、全然知らずに観ているので、ルドルフが出るたびに、あ…違う…みたいな繰り返し。つまりは、「僕はママの鏡だから」を歌うってことね…と、ここで気づく。ってことは…ってことは…
だよね
さすが小池先生…
だって、「あなたのようちゃん」だもんね。
というわけで、月組版の瀬奈シシィと大空祐飛ルドルフによる、「僕はママの鏡だから」。
祐飛さんは、プログラムの写真通りのジャケットに少し丈の短かめのパンツ、そしてブーツ。公演中は、瀬奈が歌い出しのタイミングで手を強く握って教えてくれていた、と聞いていたから、離れて歌い出す場面に、ちょっとドキドキしてしまった。
でも、すごくルドルフ。
懐かしい。でも新しい。
そして、ルドルフの死を象徴する暗転の表情は、さすがだった。
霊廟は、瀬奈シシィと彩輝なおトートで行き(ここまで月組版メンバー)、「夜のボート」から彩吹真央フランツと大鳥シシィ。すべての証言は、えまおルドルフ。
ここからルキーニは、樹里咲穂。そして、最後にもう一度、一路トート。昇天は、一路&大鳥コンビだった。
もう大満足のガラコンだった。
前回のガラコンの時、ちょうど退団直後で、ルドルフをやれる人が足りないことはわかっていて、もしかしてキャスティングされるんじゃないか…と、噂になった。でも、その時じゃなくて、今の挑戦で良かったな…と思った。
祐飛さんが参加してほしいか…は、わからない(その時の祐飛さんのキャラによる)けど、次は25周年もやってほしいです
夜の部は別記事で。
「磁場」東京楽 [┣大空祐飛]
2週間に亙って上演された『磁場』東京千秋楽。
まずは、竹中直人さんもおススメ、(『磁場』パンフレットにも記載あり)の、新雪園さんで腹ごしらえ。
超ボリューミー
美味しかったです。女子には、ちょっと量が多かったけど。
食事後、本多劇場へ。いやー、通ったなぁ~
私のテリトリーからは、若干遠い&乗り換えが微妙なのですが、19時開演には仕事の後でも間に合ってしまうため、平日も火曜・金曜を中心に通っていました。
何も考えず、ただ、目の前に起きていることに全神経を集中し、2時間を満喫。楽しかったです。
千秋楽なので、スタオベになり、ダブルカテコでは、出演者が客席から登場するというサプライズな演出がありました。
作・演出の倉持さんのご挨拶もあり、おおいに盛り上がった楽でした。
祐飛さんは、すっかり女優という役どころが嵌まっていて、スカートから覗く脚も、いい感じに肉感的でセクシー
お芝居は言うことないので、今後は、カテコとか囲み取材の時の押し出しを頑張ってほしいな。なんか、娘役みたいに男優さんの後ろに隠れちゃうとこがあって、それじゃ、芸能界としてダメなんじゃないだろうか…と気になり始めました
その後、友人たちとお茶をして、最後に下北沢在住の友人宅を訪れてメリクリのご挨拶して…と充実した一日でした
“今日は何の日”
【12月25日】
江戸三田の薩摩藩邸が、庄内藩の襲撃を受けて、焼失(1867=慶応3年)。(←旧暦。新暦では、1868年1月19日となる。)
「磁場」開幕 [┣大空祐飛]
祐飛さんの出演する舞台「磁場」が開幕しました!
バルコニーでワインを飲む場面が初シーンとか…祐飛さん的ツボがいっぱいで、とても面白い作品。
衣装も4着とか…意外にもこれまでで最多じゃないかしら。一瞬たりとも飽きさせないさすがの倉持脚本の妙、ぜひお楽しみください。
“今日は何の日”
【12月11日】
地球温暖化問題について、京都議定書が採択された(1997=平成9年)。
もう20年前のことなんですね。
「表現者ノマド」-6 [┣大空祐飛]
「表現者ノマド」6回目。
前回同様、工学院大学での開催。初めて迷わずに会場に着いた私っていったい…
祐飛さんは、髪を登頂でおだんご風、というかちょんまげ風にアップして、黒地に白い小さな模様の入ったシャツワンピース(前後の長さが違う)に黒のレギンス、がっちりしたカジュアルな紐靴がキュートだった
今回のゲストはプロフィギュアスケーターの鈴木明子さん
あっこちゃん好きで祐飛さん好きの私としては、幸せすぎる今回のノマド
鈴木明子さんを知らない人はいない、と踏んだからか、今回は、ご本人映像とかはなく、すぐにご本人登壇となった。
あっこちゃんは、生成りのブラウスにテラコッタっぽい色のパンツスタイル。ベージュのパンプスで、「できる女」な雰囲気を醸し出していた。
「表現者ノマド」で対談される候補の方の下調べには余念がない祐飛さん、今回は、さいたまスーパーアリーナのアイスショーを観覧。生のフィギュアスケートを観たのはこれが初めてだったとか。そしてすっかりあっこちゃんのファンになってしまったようなので、よかった、よかった
さて、今回のノマドにもサブタイトルがついていて「動きで演じる世界」だそうです
では、今回も、私がへーと思ったツボを中心に書き留めていきます。
まず、その時のアイスショーの感想を語る祐飛さん。あっこちゃんの演技を「いっちばんよかったです」と満面の笑み。その笑顔がちょー可愛い
あっこちゃんが登場した瞬間、「場の空気が変わった」(by祐飛さん)
今回のショーは、紹介のアナウンスが入る時にライトが点いている状態だったそうで、だから、あっこちゃんは、「呼ばれてからポーズを取ろうと決めていた」んだとか。
祐飛さんは、今回のアイスショーについて、
照明のタイミング、もうちょっと、なんとなからんのか
と思ったそうですが、照明込みのリハーサルはなく、1回合わせただけ…という状況では、難しいのでしょうね。
祐飛さんは、「白鳥の湖」の黒鳥を演じたあっこちゃんの滑りを、「黒鳥で入って、引っ込むまで黒鳥」と表現していました。
あっこちゃんは、演目によってお辞儀の仕方も変えるのだとか。さすがです
そんなあっこちゃんのフィギュアとの出合いは、6歳の時。
1歳から水泳をやっていたあっこちゃん。それ以外にもいろいろな習い事をしていて、ちょうど習い事のない日曜日にフィギュアを始めたんだそうです
動いていないと死ぬ、「回遊魚系ですね」と祐飛さん
結局、数々の習い事の中で、一番好きだったのがフィギュアだったので、それを選んだそうです。
水泳とかは、「早く泳ぐ」ことに意味を見出せなかったようで。小さい頃から「表現する」ことへの興味が強かったんでしょうね
でも、小さい頃からジャンプとかは怖くて、できたら嬉しいとは思うけど、得意ではなかったそうです。
「石橋を叩いて叩いて渡らない」タイプ。
ここで、祐飛さん、「私も」と盛り上がる。
ただ、怖がりなので、大きなケガがなかった、とも。たしかに、無事これ名馬ですからね。
祐飛さんが、この辺で、ちらっと語っていたのは、ダンスでも、テクニックとして2回転、3回転ばんばんできるようのなることが嬉しいというタイプと、もしここで、大きなジャンプができたら、高速回転が出来たら、もっと表現の幅が広がるから、その技術を身に付けたいと思うタイプに分かれると思う…みたいなことを言っていて、祐飛さん自身は、とことん後者だったんだろうな、と思った。(しかも、できない…黙)
あっこちゃんの話で、ちょっと面白いな、と思って、でも、祐飛さんには微妙に伝わってなかったっぽいネタ。
フィギュアスケートって、プログラムに入っているものは、全部実際にできる技なんだという話。本番で突然、「いちかばちかで5回転入れてみよう」という風にはならない、と。他のスポーツでは、本番でアドレナリンが上がって、これまで跳べなかったものが跳べたりすることもあるけど、フィギュアは違う…と。
これ、たとえば、棒高跳びとか。オリンピックの舞台で、これまで跳んだことない高さにバーを上げてみたら、本番パワーで跳べてしまうイメージだと思う。フィギュアスケートってそういう世界じゃないっていうあっこちゃんの話に、「たしかに」と深く納得した。
(祐飛さんは、「でもフィギュアでも、本番のアドレナリンで、かつてないよい演技ができるってこと、あるんじゃないですか」と言い、あっこちゃんも、すっとそっちの話に入ってしまって、その話もすごく面白かったし、深かったので、全然問題ないのだけど、「ああ、フィギュアって、そういうスポーツだな。本番でこれ全部できたら何点出せるはずだから、という計算で成り立ってるよな」と思えたのが、私の中では、ちょっとしたツボだった。たぶん、できるはずの技が、本番でできない確率の一番高いスポーツなんだろうな、と。)
会場を味方につけたもん勝ちみたいな部分もあるフィギュアスケートだけど、会場の雰囲気がダメな時はどうするのか、という質問に、あっこちゃんは、怖いと思った時は、観客を見るようにしている、と答えていた。知っている人を探したり、自分の名前の書いてあるバナーを探したり…そうやって、アウェイ感を拭っていくのだそうです。
そういえば、祐飛さんの素朴な疑問。四方が客席のフィギュアの会場、方角を確認する方法はどうするのか、と。
試合の場合は、ジャッジの座っている場所がセンターなのでわかるそうだけど、アイスショーの場合は、照明も落ちているし、すごくわかりづらいのだそうで…。広告看板を見たり、中央のライトを見たりして、位置確認をしているそうです。
ちなみに、今回のさいたまスーパーアリーナは、試合もできる会場だったので、リンクがフルサイズ
全力で練習したそうです。音楽の尺が同じなので、「押して、押して」と。
(あっこちゃん、無意識に使ってたけど、スピードを出すためには、スケートの刃全体で、氷を“押す”んですよね。)
ちなみに、音楽と振りと自分の位置関係(リンクのどの辺りにいるか)は、あっこちゃんの場合、ポイント、ポイントで確認していたそうです。あんまり決めすぎると、焦りのもとになるけど、ポイントで決めていると、十分なスピードが出ているか、とか、ジャンプの前にため過ぎていないか、とかチェックすることができるんだそうで。
ちなみに緊張するか、という質問には、「緊張します」と素直なお答え。祐飛さんも緊張するけど、毎日公演していると、緊張しない時もあるとか。初日は、緊張するそうです。(知ってる…)
「緊張は稽古で叩き潰す」と、祐飛さんらしい格言も登場。
祐飛さんらしい、といえば、アイスショーの時に、個性的な選手たちが同じ振りをしても、揃わない…という話の時、
「宝塚でも各組のスターだけがやる公演っていうのがあるんですけど、まあ、揃わないですね」
と自虐する祐飛さんでした。(振り忘れたりする人もいるしね…)
あっこちゃんは、新しいプログラムを披露する時、受け入れてもらえるか、と思うと緊張するそうで、ここで、再び祐飛さんが、黒鳥を絶賛。「バレリーナに勝ってますよ」とか、「腕が、漫画だと6本ぐらい出てる感じ」とか、「ここからの、この角度サイコー」とか
「ここからの、この角度」は、あっこちゃんが、再現してくれました
背中と腕の角度が、まさに黒鳥という感じ
でも、あっこちゃんは、実は「腕が短い」コンプレックスがあったとか。
小さい頃、「新人発掘合宿」に参加して、腕の長さを二度測られたくらい、短かったそうで。でも、背中から腕が生えているような気持ちで腕を使うようになったと。
これからは、「背中で語れるようになりたい」と言ったあっこちゃんに、
「それはね、男役の心意気ですよ」
と祐飛さん。
あっこちゃんは「背中の美しさが秀逸」だと、“背中で語る男役”だった祐飛さんがお墨付きしてました。
ここで、あっこちゃんが飛躍したシーズンのプログラム「WSS」の写真が登場。
若い~可愛い~ポニーテールだ~
あっこちゃんって、あーちゃん(綺咲愛里)に似てるかも。
そもそも、タンゴとか、ハッキリした音楽で滑るのが好きだったあっこちゃん。でも、カナダ人振付家のシェイ=リーンさんが、持ってきてくれたCDの1枚目が、「WSS」だったと。
この時、24歳。これまでの色々な経験が生きる曲だと思った。
スローパートをどの曲にしようとか、最後にどの曲を持ってくるかとか、色々試行錯誤して、最終的にあの構成になったのだとか。映画のストーリーとはちょっと違う展開になったけど、マリア(映画のヒロイン)なら、きっと元気に生きようとするはず、みたいなことで、「生きる喜びがバクハツ」するようなプログラムになった。
このプログラムで「こういうものが演じたいんだなー」と感じたという。
さて、そんなあっこちゃんは、プロスケーターとして活躍するかたわら、現役選手の振付もやっているとか。
本郷理華選手の「キダム」は、あっこちゃんの作品。
振付を通して「選手の扉を開く存在になりたい」のだそうです。
まだ、現役に近いので、「理華のこと、良く知ってるから」というのも強み。振付だけでなく、コーチは技術面、あっこちゃんは演技面を見るという住み分けもしつつ、積極的にサポートにも参加しているとか。
コーチはどうしても、悪いところを指摘しがちになってしまうので、そうならないためには、どこに気をつけるといいか、ということを考えて指導している。背中を丸くしないで!と言われているなら、「首(と胸)の距離を保って」と指導するみたいな。
でも、ジャンプができないと、演技なんてどうでもいいから跳びたい…みたいになってしまって…そういう時、一度、ジャンプの難易度を落として振りだけきちんとやらせてみたりすると、ジャンプのタイミングがよみがえってきて、ジャンプにもいい影響があったりする。
一番大事なのは「間」だったりするんだけど、十代の選手にそれを教えるのは難しい。
それを聞いて祐飛さんも、すごく納得していた感じ。
祐飛さんが言うには、セリフというのは、始まりと終わりが重要。=起動する瞬間と余韻。フィギュアの「間」は、お芝居では、自分のセリフがない時、かもしれない。だから、あっこちゃんの言ってることが、わかる気がする、と。
ちなみにあっこちゃん自身、シルク・ドゥ・ソレイユが大好き(「キダム」はシルク・ドゥ・ソレイユのツアーショー)。ここで、あっこちゃん自身が、シルク・ドゥ・ソレイユの「O」を使ったプログラムの写真が登場。実は「O」を見たことがないというあっこちゃん。(「O」はラスベガスの常設ステージでのみ上演されているので、ラスベガスに行かないと見られないから…と言い訳する姿が可愛い)
「O」は、水中・水上を使ったショーで、決してこんな鳥っぽいキャラクターは出てこないのだが、「アキコは鳥だー」と振付の時に言われ、ああいうプログラムになったのだとか。衣装は、クジャクっぽいカラーで…と、緑と青(ピーコックカラーってことかな)を中心に…とオーダーしたつもりが、クジャクの羽根がいっぱいついていてビックリ…「クジャク…飛べない(跳べない)…」と、思ったけど、後付けで、「カワセミ」ということにしたそうです正直者だわ…
祐飛さん、「カワセミ、好きです」と嬉しそう。
そして、「スケートリンクでシルク・ドゥ・ソレイユやればいいのに…」と言い出す祐飛さん。シルク・ドゥ・ソレイユの舞台に氷があればいいのに…と。
(まあ、「O」は水だし、「KA」は磁石だし、絶対にないとは言い切れないかも…)
それと、一部ではやってるけど、生音楽で滑るというのも、もっと見たいと、祐飛さん。
音楽に合わせて滑る…のが基本だと思うけど、「生で一緒に合わせてくれるとステキじゃないかしら…」ライブで、合わせてもらう快感を知ってしまったらしい…
たしかに一人で滑っていても「一人じゃない感」があるらしいです。演奏と生で合わせる時は。
以前、「愛の讃歌」を古澤巌さん(SPの演奏家)の生演奏で滑ったことがあるそうで、その時、一回だけのリハーサルでは、タイミングがうまく取れなくて…でも、それで古澤さんは「わかった」とおっしゃって…本番では、ジャンプと照明と音楽がピッタリと合って、すごいーと感動したそうです。
「伴奏して下さる方って、素晴らしいですよね」
祐飛さん、心のこもったお言葉、ありがとうございます
で、「人間らしいスケーターでありたい」というあっこちゃんに、祐飛さんは、「私だけに」で滑ってほしい~とリクエスト。
これは、お互いに、どういうことを期待しているか、みたいな質問に答えるとこだったかな。
というか、氷上のミュージカルがあったら楽しいと、語る祐飛さん。
一緒に出て下さいと言うあっこちゃんに、「リンクの端でつかまりながら、最後、迎えに出ましょうか」と、トート閣下宣言する祐飛さんでした
素朴な疑問として、スピンで目が回らないのかというものもあったかな。
目が回るというより、くるくる回った後に、「慣れ」で目の焦点が合うまでの時間が早いんだと思います、とあっこちゃん。
だから、自分の回転と逆方向(時計回り)に回ると、ちゃんと目が回るらしい。
今後については、振付を磨くこと。そして、色々なことにチャレンジしたい、と。気負わず、前向きに。
ドアは一回開けてみよう、ダメだったら閉めればいい、と。
お風呂に入るのしんどいなぁと思ってても、頑張って入ったあとに「お風呂に入らなきゃよかった」とは思わないでしょうだそうです。面白い、鈴木明子
こうやってチャレンジしていくことで、石橋もようやく、一般レベルになったのかもしれない…と笑っていました。
「人としてあれ」
人間らしいスケーターを目指すあっこちゃんの座右の銘。
祐飛さんも、「最後は人柄」と深く同意していました
“今日は何の日”
【10月4日】
北海道東方沖地震発生(1994=平成6年)。
根室半島沖で、M8.2の巨大地震が発生した。
阪神大震災の直前の出来事だったんですね。
大空祐飛 Live MojiCA その2 [┣大空祐飛]
「Live MojiCA」その1はこちらです。
5曲終わったところで、祐飛さんらしいコーナーが登場する。
まず、裏方のお兄さんが登場し、祐飛さんにヘッドセットを装着。これでマイクからフリーになった祐飛さんは、舞台上手ハンガーにかかっていた、黒のコートを装着する。その時に、ぼそぼそと語るフリートークが面白かった。
それだけじゃなく、一応、説明すべきこともちゃんと語っている。昨年、祐飛さんは、「歌語り」というステージに出演した。朗読と歌を組み合わせた新種のステージで、祐飛さん、とてもキラキラ輝いていた。その経験がとても楽しかったのだそうだ。で、今回、一人語り的ステージを作ってみた、ということらしい。
『Live On Act「旅人―タビビト―」』
ストーリーについては、プログラムから引用させていただきますね。
テクノロジーの驚異的な発展によりもたらされた惑星規模のアクシデントにより、住人たちが全員離脱した惑星。旅立つ人々を無事送り出し、いつの日か再び迎える為の任務を与えられた半人半機のアンドロイドD-238。一人きり、永遠のような時間の中で星の守役を務めてきたが、とうとう自身の故障により活動を停止することとなる。今、まさにその時を迎えようとしているアンドロイドは、満天の星の海に何を見るのか…。
祐飛さんにとって朗読とはホントのところ何なのか、ということに気づけた一人芝居だった。
朗読劇って、1回こっきりのことが多い。「ラヴ・レターズ」にしろ、「歌語り」にしろ…
だから、そこで祐飛さんが演じたこと、って、演出として稽古からやっていたことなのか、その場で出ちゃったものなのか、私にはわからない。でも、「冷蔵庫のうえの人生」は、“音楽朗読劇”という角書きがついていたが、キッチリと演出されていて、“朗読”というよりは、“劇”だった、ということがわかっている。同じ公演を同じキャストで何日も演じたからだ。
で、今度は、祐飛さんが、そういうのを好きか、ということが判った気がする。
まず、祐飛さんにとって“朗読”とは、セリフ覚えちゃいけないんだな
今回、祐飛さんの演じるD-238が語る言葉は、彼女が操作するタブレットに載っていて、祐飛さんは、それを読んでいる。
でも椅子の上に座って読むだけじゃなくて、祐飛さんは、動き回る。その動きが、毎回違っていた。そして、顔を上げて迸る言葉を紡いでいたかと思うと、タブレットに視線を落として、次の言葉を探したり…探し切れずに目が泳いだり、けっこう自由だった
そんな自由さを含めて、ライブで生きているD-238こと、サンディがそこにいるような気がした。
私は祐飛さんのお芝居が大好きで、『WEST SIDE STORY』からずっと、祐飛さんを観続けてきた。でも、こんな風に朗読を楽しむ祐飛さんも好きだな~と思う。いつか、祐飛さんの歌も、同じようにリラックスして楽しめたらいいな~と思っている。
おっといけない
歌も好きです。好きなんですよ
(家に帰って、購入したCDを聴き、本当に素敵だな~と思いましたえ、フォローになってない)
人は、いつか死ぬが、いつ死ぬかはわからない。あと数分で死ぬことが確実、でも今はピンピンしている、という状況を経験する人は少ないと思う。事故死とかはもっと突然だと思うし。
でもゆうひさんはスコットを演じていて、そのシチュエーションが今回に似ていると思う。OZORAという役者が演じるスコットだったから、彼の死ぬ時まで「あと一分」というシチュエーションを演じることができた。そして、その最後の一分を克明に表現した。
今回も、電池残量5%を見てからの最後のシーンが印象的だった。
『愛は花、君はその種子』
このタイトルは、映画「おもひでぽろぽろ」に使われた時のもので、そもそもはベット・ミドラーが歌った「ローズ(The Rose)」が原曲。
電池残5%になった時、スクリーンに「帰還する」という船からの連絡があった。タブレットになにかを書き込むD-238。
アンドロイドD238は人間だった時、サンデイという名前だった。彼女が最後に残した旅人(この星に帰還する船)へのメッセージは、
おかえりなさい、サンデイ
小さなタブレットの上に倒れた物言わぬその体に涙が止まらなかった
不思議なもんですね。冷蔵庫は大丈夫だったのに。
初日、歌がなかなか本調子にならず、ドキドキしていた。祐飛さん、そういう客席の空気も感じちゃうから、悪い相乗効果もあって。
でも、この曲で、一気に持ち直した。そういう意味でも、“歌語り”は、祐飛さんに合っているんだろうな。
ほんと、この絶唱は素敵でした
「宇宙戦艦ヤマト」的な映像が、私的にはツボ
『リリー・マルレーン』
このLive On Actは、祐飛さん演じるD238が、テーブルに置かれたタブレットの上に、機能を止めて倒れ込むところで終わる。
そこで音楽が盛り上がり、その長いインストの間に、黒子さんがLive On Actの片付けをし、ギターと弾き語り用の椅子をセッティング、それが終わったところで、インストは盛り上がりまくって終わる。
初日、どこで拍手するか、わからず、結局、完全なる無音にしてしまった
翌日は長いインストのあとにしっかりと拍手が入り、大阪では、芝居終わりにも拍手が入った。
拍手ポイントは、長らく指示待ち人間やってると、本当に拍手したい時でも回りに合わせてしまうので、こういう時、拍手したいけど、空気読まなきゃ…と自然に考えてしまうのがつらい。
祐飛さんも、フリートークで語ってたけど、もっと自分の見たいように見なきゃ、もったいないんだけどね
というわけで、今回も弾き語りです。
初日、拍手を忘れたのは、「え、弾き語り、やっちゃう」と、ドキドキしたせいもあると思う。
でも、祐飛さん的には、弾き語りは、たぶんやりたいんだよね
今回は、「プカプカ」みたいにじゃかじゃか弾く(すいません、ギターのこと全然知らなくて…)のではなく、ワンストロークごとにコードを変えて弾く。初日は、かなり冷や汗をかいたが、和音としては合っていて、そこでそのコード(CとGを間違っちゃうような…)という問題だったので、まあ…ギター弾いてもマイクから声が外れないし、ストロークも安定してきたし、上達してると思う。(求めるレベル、ひくっ)
大阪では、後藤さんのフォローが的確過ぎて神だったし、千秋楽はたぶん本当にうまくできたと思う。
そういえば、ここで再登場したところから、衣装を変化させた。
祐飛さんのポリシーなのかなこういったステージで着替えない、というのは。
前側のファスナーを開け閉めすることで、黒だけから、黒×ゴールドに変化するワンピースだった。(後ろ姿は、最初から黒×ゴールド)
訥々と弾き語りで1番を歌うと、ギターを下す。
え、こんだけ
と、思っている間にマイクを持ち、力強く、歌う。
やっぱ、オトコマエだっ
そして、ハミングは気だるげに。(初日に歌詞忘れと焦ったことはナイショ)
最後は、最近の祐飛さんっぽい、ささやくような声音。
一曲の中で、こんなにも表情の変わる歌声を聴かせてくれるなんて…祐飛さん、歌とお芝居の融合だけじゃなくて、歌の中にひとつのドラマを見せてくれる、という魅力もあるんだなーと、再認識。
ちなみに二日目、マイクがハウる寸前、みたいな音量になって、キャーPAさーん、なんとかしてーと、すごく焦ったが、噂によるとリハの二倍位声が出ていたらしい。気合いと自信を感じさせる。
あと、マイクがある時は、キスしそうな位置関係でマイク使いたいひとなのかな、とも思った。
なんとなく、マイクにこだわったらもっといろいろ面白いチャレンジができるかもしれない、と思った。祐飛さんの声を一番魅力的にしてくれるマイクを探してみるのもいいんじゃないだろうか。
いずれにしても、音響さん泣かせのアーティストではありそう。
『群衆』
ドラマチックだった。
ドラマと歌の融合も面白い試みだけど、歌だけでドラマを見せるシャンソンという分野は、祐飛さんが、この先、長い時間をかけて挑む価値がある世界かもしれない。
祭りの踊りの渦のなかで、出会い、はぐれた二人の物語を情念たっぷりに歌い上げる。
素敵だった。ファランドール愛の踊りよの歌詞当て込むリズム感とか、鳥肌
恋の始まりと終わりを描き、そこに残ったのが、激しい怒り…というか情念。これって、日本人の感覚とは違う。でも、そこにすごく祐飛さんは似合っている。
祐飛さんの高揚が自分のそれとシンクロして気持ちいい時間だった
『いつかの歌のように』
ちょっとシャンソンっぽいオリジナルナンバー。
祐飛さんが歌うと、日本の歌謡曲にも聞こえる。なんとなく、「時には昔の話を」も思い出す。そんな曲。
五木ひろし&木の実ナナの「居酒屋」カフェバージョンとか思っちゃだめよね
出会いをうまく作れる雰囲気のある女性っていますよね。
話しかけられて、嬉しい、というか、いつまでもこの人の話を聞いていたい、と思えるような。
祐飛さんも私もそういうタイプじゃないだいたいカフェで知らないひとに話しかける勇気もなければ、そもそもそんな気も起こらない。なのに、そんな祐飛さんの歌を素敵だなぁって聞いてる私。
なんでしょう、リアルだけど、シュールな感覚なのよ、これ
『花鳥燈華』とカップリングでCDに入っているけど、全然違う雰囲気の2曲が収まっているので、かなりお得感あり
雨上がりの午後、何もすることのない時なんかに、この曲を聴きながら、ゆったりハーブティーとか飲みたいな
『Por una cabeza』
そして、次の曲は、タンゴ
バンドネオンが編成にいるし、祐飛さんには、昔からタンゴが似合うのよ
てか、踊ってくれてもよかったかもねま、踊りのハードルは歌よりさらに高そうだけど
祐飛さんは一番を歌って、ハケた。そのあとのインストだけの演奏も素晴らしかった。やっぱり踊って(黙)
このタンゴ、私は、初めて聴いたが、その後、ハウスホテルカレーのCMのバックに流れているのに気づいた。最近、急速に人気が高まっているナンバーだそうだ。
『No Other Love』
最後に祐飛さんは、一枚の紙片を手に再登場する。
再び、背景にモノクロの写真が投影される。50年代のクラシックカーがひしめく街だったり、路上にチョークで落書きされた住宅街だったり、マンハッタンの摩天楼だったり…
祐飛さんが読み出したのは、手紙。最愛の人に宛てた別離の手紙。
今は別れるけれども、それはいつか再び会うための準備だから…
そして、祐飛さんはショパンの「別れの曲」を歌う。この「No Other Love」というタイトルで、1950年代にジョー・スタフォードが歌ってヒットしたとか。
クラシックだから、かなり音域が広いんだけど、裏声へのボイスチェンジもわからないほど自然で。
最後に、祐飛さんが万感の思いを込めて、「I love you」と語って締めくくる。それが、ぐっと胸に迫る。歌い終わってからの“間”とか、照明の入り方とか、私の好み的には、千秋楽がベストだった。
プログラムによると、この手紙、とある小説の一節。最近映画化されて、私も大好きな映画ですが、ちょっとここでは、書かないでおきます。手紙だけをぽーんと提示されると、色々なシチュエーションが想像できる、普遍的な文章なので、ご覧になっていない方は、それを楽しむのもいいのかな、と思って。
私的には、映画の見方が変わるくらい、力のある朗読でした
(あと、映像って、言葉の何倍も力があるんだな…ということも改めて感じた。この手紙、映画でもそのまま登場するのに、真逆の印象を持ってしまったのですごめんね、さよなら…みたいな、斬り捨てゴメンの手紙だと思い込んでて。全然未来のある手紙だったし、彼女はこの手紙の通り行動しただけだったのだ…というのは、驚きでした。)
ライブ本編はこれでおしまい。
その後、ライブTシャツに着替えた祐飛さんが、マフラータオルを持って再登場、可愛い笑顔でご挨拶。一度ひっこんだバンドのメンバーも、ライブTシャツに着替え、マフラータオルを持って登場してくれる。
そして、用意されたアンコールは…
『やつらの足音のバラード』
祐飛さん、そういえば、「宇宙戦艦ヤマト」も好きだったけど、「はじめ人間ギャートルズ」も好きだと語っていた…
まさか、最後に、この曲が来るとは…でも、ある意味哲学的な歌詞なので、祐飛さんらしいと言えば、祐飛さんらしいかも。
この、抜け感が、また、サイコーなのです
大千秋楽は、この後も拍手が鳴り止まず、もう歌う曲がない…と言う祐飛さんだったけど、バンドメンバーの皆さんの機転により、急遽、『花鳥燈華』がもう一度歌われた。実は、この日、本編の『花鳥燈華』は、最後に歌詞がちょろっと間違ってしまって残念だったので、最後の最後に、燃え尽きるように、それでいて、楽しそうに歌っていた。
オールスタンディングになった、私たち…なのだけど、なにしろ、『花鳥燈華』なので(わからない方は、ぜひCD買ってください)、手拍子もタテノリもできない。
それを、パーカッションの楯さんが、手拍子を先導してくださった。さすが、パーカッションのプロあのテンポでもちゃんと手拍子できるようにしてくれ、祐飛さんの歌を聴かせるところは、しっかりと止めてくれた。おかげで、これ以上ないくらい盛り上がることができた。
祐飛さんが、これから、どんな風に歌と向き合っていくのか、全然想像できないが、この時のアンコールを思い出して、またやってみたいな…という気持ちになってくれたら、大歓迎です
“今日は何の日”
【9月20日】
バスの日。1903(=明治36年)、京都の堀川中立売~七条~祇園間で、日本初の乗合自動車(=バス)が運行開始。
そっかー、バスの歴史って、もう100年以上あるのね…
大空祐飛 Live MojiCA [┣大空祐飛]
大空祐飛 Live MojiCA
構成・演出・脚本:北條馨梨
音楽:北條馨梨、竹内大輔、楯直己
映像:FBC Inc.
音響:長戸哲夫(株式会社大阪音響通信研究所)
照明:木下泰男(株式会社ブリックス)
舞台監督:沖崎太郎(STUDIO 猫の手)
衣装:西原理恵
デザイン:前田優子
制作:平野華子、RUI(ゴールデンバード株式会社)
協力:イデア・ミュージックデザイン、Natsu(Collage)
企画:エイベックス・ヴァンガード
製作:ゴールデンバード株式会社
制作協力:エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ
後援:エイベックス・グループ
主催:エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ(東京公演)、ミューベンツ・ジャパン(大阪公演)
祐飛さんの初「ライブ」
とはいえ、昨年の夏行った公演はたしか…TALK&LIVEだったような…(笑)
今回のテーマは、トークじゃなくて、「文字」。今回は、文字と音楽の融合を目指して、祐飛さんが新たなステージを創り上げました
まずスクリーン上に、さまざまな文字や人物の写真が出てくる。いろいろな言語。ゲーテの「もっと光を」だったり、漢詩だったり…そして、写真は、アインシュタインとかマリリン・モンローとか…そこに、言葉と音楽の力についてのメッセージが浮かび、やがて、音楽は、“MojiCAのテーマ”を力強く奏でる。
そして、祐飛さんが登場。「ようこそMojiCAへ」と言ってライブが始まる。
祐飛さんは、髪をアップにして、ポニーテールのような付け毛を垂らしている。衣装は、黒のワンピース。前側に金のジッパーがついていて、後ろを向くと、背中側は黒×金。スカート部分がアシンメトリーになっていて、短いところはひざ下くらいの丈かな。そこにヒールのほとんどないショートブーツを合わせている。
まずは、ジャズのスタンダード3曲を立て続けに。
『My Favorite Things』
今から15年前、祐飛さんが初めて開催したディナーショーでもこの曲は歌われた。その時は、祐飛さんが本当に好きなものを織り込んだ日本語詞だったが、今回は、すべて英語で歌われた。
ぶっちゃけ、3日間の公演で、一番変化のあった曲は、これだった。
初日のどうしよう感は、しばらくトラウマになるかも
それくらい、祐飛さんも緊張していたのかな
二日目、突然、英語の歌詞がクリアに聞き取れる一応英文科卒だけど、ネイティブさんと会話なんて無理レベルの私なので、英語歌詞が聞き取れるってすごいことなのだ
そして最終日、なんか、はじめて、この曲で感動した15年前の初DSからずっと歌ってる曲ではじめて、ってなんだよって思うけど、テクニックとして、少しずつだけど、ちゃんと前進してる失敗もちゃんと糧にしてるってわかったつまり、東京の2日間も自分では満足してなかった、ちゃんと客観的にわかってるんだな、と思えた。
こうなったら、もう、毎回歌ってほしい曲。どこまで進化するか、見届けたい
『You'd Be So Nice To Come Home To』
これは、「La Vie」でも歌っていたので、最近、お気に入りなのかもしれない。
この曲を歌う祐飛さんは、女性らしい色気と、もと男役らしい攻めっぷりが同居している感じ。だから、いい選曲だと思う。
初日は、この曲を含む冒頭のジャズ三曲の歌唱がかなりあやしくて、(もちろん、そこからちゃんと持ち直したのだけど)、そんな祐飛さんを見ながら、実は、不謹慎な思いにとらわれておりました
音が思い通りじゃなくて焦っている風な祐飛さんが、間奏を聴いている表情や、全身から醸し出す空気感が、めちゃエロティック
インストで、私を導いてほしい、もっとノセてほしい、みたいな…性急さ、というのでしょうか…
(すみません、すみません、石を投げないでください)
翌日はだいぶ落ち着いて、そしたら、今度は、「私、一人でも、勝手にノるから、好きにさせて」みたいな表情で、それが、孤高のセクシーさみたいな気がして。ま、どっちにしても色っぽい祐飛さんが堪能できました
あと、「あなたがほしい」っていう歌詞が、なんともセクシーで、好きでした
『You And The Night And The Music』
前2曲に比べて、低い音域で勝負していた曲。あと、テンポも速い。
この曲も、回によって、歌い方に差があったような気がする。
驚いたのは、大阪にきて、唸りが入ったこと。都はるみさんのあんこ~みたいなアレ。これ、使えたら、すごい武器になるぞと思った。
ぜひ、これからも歌い続けて、唸りも磨いてほしい
あと、日を追うにつれ、どんどん力強くなっていったのが、印象的だった。
ここで、あらためてご挨拶と、バンドメンバーの紹介もしてたかな。なので、この記事でも、ここでバンドメンバーを記載する。
ピアノ:竹内大輔
バンドネオン:小川紀美代
パーカッション:楯直己
ドラム:創生(公演プログラムでは、木村創生と記載されているけど、祐飛さんは「そうき」とだけ紹介していました。)
ベース:森田晃平(全編ウッドベースを使ってました祐飛さん、ウッドベース好きよね)
ギター:後藤郁夫
次のコーナーは、「MojiCA」(=文字と音楽の融合といった意味の造語)らしいチャレンジの見られるコーナー。
『あしながのサルヴァドール』
インディーズ時代からEGO-WRAPPIN'ファンの祐飛さん。
ここでは、ただ歌うのではなくて、歌詞とは違う“ことば”を歌の前に織り交ぜたり、祐飛さんが撮影した写真をモノクロにしてスクリーンに投影したり、そこにも“ことば”を投影したり、すごく実験的で面白い
そして、EGO-WRAPPIN'の音楽は、そういう想像力を刺激するものなんだなぁ~
祐飛さんは作詞をしない。詩も書かない。こういう場で出てくる「言葉」はすべて他人発信のものだ。
でもアイデアは出す。出たものをチェックもする。ダメ出しもする。だから、ここで出てきた言葉は、祐飛さんの言葉以上に、祐飛さんの言葉だったりする。
なんか、ね、なかなかこういう風に綴れないよね、という言葉たちが、心地よい。
クレジットのついていない写真も語りだすようで、そこにまたポツンと“ことば”が載ってくるのが、アナザーワールド感いっぱいで、私もどこかにトリップするような感覚を味わった。
しかし…難しい曲だなぁ
EGO-WRAPPIN'ファンの祐飛さんは、こまかいニュアンスを大事に歌っていたが、アンニュイすぎて、時々音程まで、袋小路に迷い込んだりして…でも、千秋楽は、祐飛さんらしい『あしなが』ワールドが出来たように思った
『花鳥燈華』
今回CDになった「花鳥燈華」は、音楽的には祐飛さんの一番使い慣れた低音域を使った、コード進行こそマイナーだけど、とても力強い歌。
私の中のイメージは「宙船」なのね。
でも祐飛さんは、大都会のビルの間を入ったら、別世界にまよいこんだような、ファンタジーの世界、だとMCで言っていた。
なるほどね、どこか、異次元つか異空間な雰囲気なのかな。
ただ、せっかく、哲学的な歌詞なのに、文語的だから、音だけで聞いていると意味がわかりづらいかも…と思っていたら、2日目から、字幕が出ましたそういう臨機応変なところに、あったかいスタッフに囲まれてることを強く感じた。
てか、やっぱり、この音域、使わないのは、もったいない
そうそう、千秋楽で、祐飛さん、最後の「●●までも変わらず●が忘れ行けど」三連発の部分で、歌詞がごっちゃになってしまったのだけど、その場面に出くわすまで、字幕出すと、歌詞間違えた時にヤバいということに全く思いを致しておりませんでした
それくらい、この歌詞が祐飛さんにピッタリ嵌まっていたと思う。
(続きは別記事で)
“今日は何の日”
【9月14日】
津田梅子が女子英学塾(現在の津田塾大学)を開校(1900=明治33年)。
「大空祐飛Live MojiCA」大阪公演 [┣大空祐飛]
今回のLiveは、「YES THEATER」での上演。
祐飛さん的には、初めての劇場…というか、初めてのミナミでの公演。
いやー、アウェイ感、ハンパないっす。
ヨシモトの本拠地ですよ、ここ
なんばグランド花月の地下、かつて、Desse Jenny(デッセ・ジェニー)というディスコだった場所なんだとか。2015年になんばYES THEATERとして再オープン。
うわー、ヨシモトと祐飛さん…すごい、ミスマッチ
でも、一歩中に入れば、そこは、YAMAHAホールと同じ祐飛さんワールドでした
東京からさらに進化&深化したゆうひさんの変幻自在のパフォーマンス。最後はアンコール2曲目として、オリジナル曲「花鳥燈華」を歌ってくれた。まさに大満足の千秋楽
バンドの皆さん、スタッフの皆さん、本当にありがとうございました
“今日は何の日”
【9月11日】
藤原仲麻呂(恵美押勝)の乱勃発(764=天平宝字8年)。(←旧暦。新暦では、10月10日となる。)
聖武天皇の皇后、光明子が藤原氏出身だったことから、聖武天皇の死後、女性天皇である孝謙天皇のもと、臣下でありながら、政務の補佐を務めてきた藤原仲麻呂。天皇が未婚女性のため、後継者については、自分の息のかかった大炊王を推挙するなど、一時は、盤石な政治基盤を築いていたが、譲位していた孝謙太上天皇がクーデターに成功する。
これに対して、仲麻呂(大炊王が即位して淳仁天皇となった時、恵美押勝の名を賜っていたが)が、軍備を始めたのがこの日。しかし、軍事指揮権の象徴である鈴印は孝謙上皇がいち早く押さえたため、朝敵となった仲麻呂は、二日後の13日に殺害された。
上皇は、淳仁天皇を廃し、自ら重祚して称徳天皇となった。
LiveMojiCA [┣大空祐飛]
可愛かった~
と、相変わらず、大騒ぎしてきました。
「LiveMojiCA」東京公演が終わりました。大阪で待っている方のために、ネタバレはしませんが、新しい感覚のライブです。
大阪でも楽しみましょう
それにしても可愛かった~
“今日は何の日”
【9月8日】
土井たか子が日本社会党委員長に就任(1986=昭和61年)。日本憲政史上、初の女性党首。
「ラヴ・レターズ」(再演) [┣大空祐飛]
5回目の「ラヴ・レターズ」。前回は、三宅弘城×野々すみ花。感想は、こちらです。
「ラヴ・レターズ」は、アメリカに住む男女の約50年におよぶ手紙のやり取り、という設定の戯曲を、男女の朗読という形式で、ステージ化した作品。
今回の出演は、TOSHI-LOW×大空祐飛(再演)。
というわけで、やってまいりましたパルコ劇場。
ほんの1ヶ月前、ここには、祐飛さんからすみ花ちゃんに宛てられた花が置かれ、すみ花ちゃんがステージでメリッサを演じていた。
そして、今、ここにすみ花ちゃんからのお花が置かれ、祐飛さんがメリッサを演じる。
この感動、伝わるでしょうか
特別に、二つのお花を並べてみたいと思います。(今回、すみ花ちゃんからいただいたお花、大きな画像は、カウントアップブログの方に掲載しました。)
色味が似てるのも嬉しいな
さて、「可愛い」だけをネタに5時間飲んだ夜から1年半、TOSHI-LOW&大空祐飛カップルは、まったく違うアンディ&メリッサに変身して帰って来た。それでもやっぱり「可愛い」だけで2時間飲めた。(3時間の違いは、終演時間が違うので、ラストオーダーが早かっただけ)
再演なので、かなりざっくりになりますが、お付き合いください。
まず、今回の再演がとても嬉しかったのは、ひとつには、劇場ファイナルという特別な場に呼んでもらえたということ。ファイナル企画のメンバーは、再登板組もいれば、初登場組もいる。中には初舞台の方もいる。その中で、比較的新しいカップルなのに再演させていただけたこと、それは、この二人が、演出の青井陽治さんの心に鮮烈な印象を残したから、なんだろうな、と思っている。
そしてもうひとつ、前回がZEPPブルーシアター公演だったため、「ラヴ・レターズ」に出演したけど、PARCO劇場の空間を体験していない、というのが残念だったのに、それが今回実現したことも嬉しかった。しかも、祐飛さんは、PARCO劇場初出演演劇の殿堂的なこの場に、ラスト一週間になって間に合った幸運さすが、旧宝塚大劇場の最後に間に合った78期生
前回出演時は、パンフレットの青井陽治さんのコメントを借りるなら「自分の発する声が、繊細にとらえた劇の一瞬に、ほんのわずかでも作り物の響きを持ち込むのを怖れて」いた素朴なアンディとメリッサが大きな魅力だった。が、今回は、冒頭のアンディから、すっかり演劇的になっていて、驚いた。
「あれはあれで素晴らしかったけど、あれで評価されるのは1回目だけ」って思ったのかな、TOSHI-LOWさん。
そして、これだけ変化してOKということは、つまりは、演出(青井さん)も、TOSHI-LOWさんの変化に対してウェルカムだったのだろう。ちなみにコメントシートには、奥様(女優のりょうさん)に猛特訓してもらうつもり…という所信表明があった。
一方、祐飛さんのメリッサ。
前回公演の超可愛い前半の少女メリッサの髪形をやめ、上着の開き方も髪形も、ほぼほぼ前回のACT2のスタイルで通した。髪形は、現在の自毛をアレンジした感じで、それでいながら、「死と乙女」の時に近いヘアスタイル。あの時は全鬘だったのに、今は、ヘアカラーやウェーブも自毛でできるくらい毛根が強くなったのかな
そして。10歳の少女から60歳近くまで、あまり声のトーンを変えずに演じていく。
なのに、ちゃんと年齢相応に聞けちゃうんだな、これが。おませで生意気な少女から、皮肉屋のアル中芸術家へ、ちょっとずつ変化していく。自然に年を重ねていく。
TOSHI-LOWさんに演技者としてのアンディを感じたことが影響しているのか、祐飛さんもまた、女優としてメリッサの人生を生きた感じ。前回との大きな違いのひとつが、声量のコントロールにある。思い切りアゲているときも、混乱してわめいているときも、そして前回同様目から涙がこぼれ落ちていても、感情と演技の両輪が上手く噛み合い、しっかりと着地した印象。ラストの「ありがとう、アンディ」も、しっかりと、それでいてしっとりと、まさに、この2時間を一緒に過ごしてきたメリッサならそう言うだろう、「ありがとう」だった。
再演ということで、「初日のハイテンション」みたいな部分がなくなり、感情の流れが振り切れなくなったこともあるだろうし、初演時から積み重ねた女優としての経験値も感じる。まさに、圧巻のメリッサだった。
そうそう、今回、特にアンディが読んでいる間のリアクションを注意して見ていたのだが、たしかに祐飛さんも、アンディを見つめたり、いらっとしたり、ちょこちょこリアクションしていた。が、すみ花ちゃんの(特にACT1の)動きは独特で、ほんと「変かわ」だったと、あらためて思った。やっぱ、ゆひすみで、「のだめカンタービレ」、演じてほしかったわ~
カーテンコールでは、TOSHI-LOWさんにエスコートされたり、腕を組んで登場したり、エスコートしたり…と、まあ、「ラヴ・レターズ」あるあるの場面を展開してくれたが、その笑顔は、素の可愛い祐飛さん。PARCO劇場ラストにしっかりと足跡を残せた、という満足の笑みでもあったんじゃないだろうか。
TOSHI-LOWさん、同い年だそうで、一緒の時代を生きてきた感もありつつ、全然別の世界で生きてきたという雰囲気も伝わり、それが、別々の人生を歩まざるを得なかったアンディとメリッサの一生と重なった。前回、今回と、まったく違うアンディを見せてくれて、祐飛さんの全然違うメリッサを引き出してくれて、ありがとうございました!
それにしても、1年半でこんなに変化があるなんて…と嬉しい驚きだったが、女優になって3年…エンジンがかかり始めたのが、前回「ラヴ・レターズ」辺りだったのかな、とちょっと想像してみる。あの頃は、主演しかしてなくて、座長経験だけは豊富だったけど、女優としては経験不足な中、そうそうたる出演者を脇に回して主演を張るって、祐飛さんの性格では、かなり厳しい日々だったかも。
(性格をよく知っているわけではないですが、研18でトップになったのがベストタイミングだと言う祐飛さんなので、自分が納得したレベルに達して初めて、地位を受け入れられる人なのかも?と勝手に思っています。)
「ラヴ・レターズ」から、「女優」としての本当の第一歩が始まって、そこから、次々に幅広い作品に出演するようになったのと、「朗読」を積極的に取り入れていることに気づく。たくさんの俳優さん、女優さん、ミュージシャンの方達と共演して、世界も広くなったんだなーと思うし、そのすべてを吸収して、短期間で全然違う人に成長した感じ。
作品自体としては、今回の「ラヴ・レターズ」で、アメリカのエスタブリッシュ層の本音と建前みたいな部分にも強く気づけたし、これは、聴けば聴くほど面白くなる朗読だな~と思う。(まだ5回目)
さすがにこの一週間で別の「ラヴ・レターズ」を聴いて、今の気持ちを上書きしようとは思えなかったが、近いうちにまた上演される時は、どこでの上演であっても、足を運びたいと思っている。
“今日は何の日”
【8月2日】
富山大空襲。B29のじゅうたん爆撃により、市街地の99.5%が焼失した(1945=昭和20年)。