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宝塚梅芸公演、振替日決定! [┣宝塚情報]

雪組梅田芸術劇場メインホール公演『炎のボレロ』『Music Revolution!-New Spirit-』振替公演実施について

2020/08/21

雪組梅田芸術劇場メインホール公演『炎のボレロ』『Music Revolution!-New Spirit-』につきましては、公演関係者の新型コロナウイルス陽性判定を受け、当初予定しておりました日程での公演を見合わせておりましたが、公演実施の準備が整いましたので、以下の通り振替公演を実施させていただきます。
【振替公演日程】 8月29日(土)~9月6日(日)
各公演につきましては、当初日程における中止公演の振替公演として、以下の通り実施いたします。
中止公演のチケットをお持ちのお客様は、お手持ちのチケットにて当該中止公演の振替公演をご観劇いただけます。振替公演以外の公演への振替はできませんので、ご了承くださいませ。
なお、振替公演をご観劇いただけない場合にはチケット料金を払い戻しさせていただきます。
ご観劇ならびに払い戻しの詳細につきましては、梅田芸術劇場ホームページをご覧ください。   

中止公演 振替公演
8月17日(月)15:00公演 8月29日(土)15:00公演
8月18日(火)11:30公演 9月1日(火)11:30公演
8月18日(火)16:30公演 9月1日(火)16:30公演
8月19日(水)11:30公演 9月2日(水)11:30公演
8月19日(水)16:30公演 9月2日(水)16:30公演
8月21日(金)11:30公演 9月4日(金)11:30公演
8月21日(金)16:30公演 9月4日(金)16:30公演
8月22日(土)11:30公演 9月5日(土)11:30公演
8月22日(土)16:30公演 9月5日(土)16:30公演
8月23日(日)11:30公演 8月30日(日)11:30公演
8月23日(日)16:30公演 8月30日(日)16:30公演
8月24日(月)13:00公演 8月31日(月)13:00公演
8月25日(火)13:00公演 9月6日(日)13:00公演

チケットそのままで観劇できるようですね。
初日と千秋楽以外は、曜日固定で振替というのも、観劇者のライフスタイルを考えてくれていて、よいですね。
でも、これ、梅芸のチケット確認(通常の公演では“もぎり”)担当者、けっこう大変かも…[exclamation&question]


8月25日(火)から、一般発売もあるようなので、もし振替公演なら行ける[揺れるハート]という方は、チャレンジして損はないですね。


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CanCamデビュー [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

お目当ての記事がいっぱいあったので、雑誌CanCamを購入した。



CanCam (キャンキャン) 2020年 10月号 [雑誌]

CanCam (キャンキャン) 2020年 10月号 [雑誌]

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2020/08/21
  • メディア: Kindle版



CanCamは、私が学生時代にも存在していたのだが、キャラ違いというか…購入したことはなかった。
non-noや、ananは、気になる記事があったりして、購入したことはあるのだが、CanCamは今回がデビューだ。(遅すぎるデビュー[爆弾]


最近「刀剣乱舞」にハマっている私としては、三人の刀剣男士俳優による“妄想デート”コーナーというのも気になったし、七海ひろきのエッセイスタートというのも気になっていた。


妄想劇場はツッコミどころ満載で、ニマニマしながら見ていたが、イケメン俳優三人のニマニマ劇場が終了した次のページが七海ひろき氏のページで。


かっこいい~[exclamation]


ちょっと待て、ここから本気の妄想劇場か[あせあせ(飛び散る汗)]ケメンすぎて、思考が止まる…
七海ひろき、恐ろしい子…[爆弾][爆弾][爆弾]


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「暁の寺」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

三島由紀夫の「暁の寺」を読了した。



豊饒の海 第三巻 暁の寺 (あかつきのてら) (新潮文庫)

豊饒の海 第三巻 暁の寺 (あかつきのてら) (新潮文庫)

  • 作者: 由紀夫, 三島
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1977/11/01
  • メディア: 文庫



この作品は、三島の絶筆『豊饒の海』全四巻の三番目に当たる。
起承転結の“転”に当たる本作では、松枝清顕⇒飯島勲と続いた生まれ変わりの先が、タイのプリンセスになっている。生まれ変わり、20歳で死に、また生まれ変わる…という基本的な流れは変わらないが、相手が外国の少女になったということで、本多の思いも大きく変わる。三巻にして初めて、本多が生まれ変わりの対象に恋をする。
また、本多は、弁護士報酬として濡れ手に粟の大金を手にしたりするし、その一方で、ピーピングトムをやっていたりする。もう爽やかな本多のかけらも残っていない。


でも、読みながら、この本多こそ、珠城りょうに演じてほしい…と思った。まあ、ありえないんだけど。
なぜだろう。素敵でかっこいい役じゃなくて、人生の悲哀を感じられる役を演じる機会があったら、それこそ珠城りょうがトップであった証になるのでは…という気がした。ショーでは「BADDY」という珠城ならではの作品があるが、芝居もね…下級生時代の「月雲の皇子」「春の雪」に匹敵するような、野心的な作品がほしかったな。(「春の雪」があるのに「暁の寺」で画期的かと聞かれるだろうが、それでも画期的です、と言える。)


以下、印象に残った部分を少し。
「思いもかけぬ金が入ったとき、本多は自分の快楽に役立てようと人並に考えたが、そのときすでに彼のもっとも本質的な快楽にとって、金は不要になっていた。参与すること、世話をし、保護し、所有し、独占することには、金もかかるし、金も有用だが、本多の快楽はそれらすべてを忌避するのであった。」
哲学的な文章だが、大金持ちになった本多が本当に快楽を得られるのは、その金を以て女を手に入れることではなく、それでもなお、「覗き」をやることだった。金を使うとしたら、覗くための部屋を仕込んだ別荘を建てることだった。
最後に、その別荘は、彼が覗きの果てにプリンセス・ジン・ジャンの生まれ変わりの印(脇腹の三つ並んだホクロ)を確認した夜半、失火によって消失する。そして帰国したジン・ジャンは20歳になった時、コブラに噛まれて死んだ…という後日談が最終頁で語られる。
「生まれ変わり=脇腹のホクロ=20歳で死ぬ」は、これで決定事項となり、最終章に進んでいく。
また、この第三部の中で、日本が戦争に突入し、終戦を迎え、朝鮮戦争によって復興が加速していく。戦争中の四年間、本多は読書三昧の日々を送る。輪廻転生について、古今東西の書籍を読み漁り、唯識、阿頼耶識などの概念にたどりつく…それが本多の戦時だった、というのが、人を食ったような話だと思ったが、開戦の時の周囲の浮き立つような雰囲気と日比谷の晴れ晴れとした空気から、空襲を受けてすっかり焼け野原になった東京を歩く場面まで、本多の描写が精神世界だけだった…というインパクトはすごかった。(本多は、疎開もせず、東京に住んだまま終戦を迎えている。)


最終章が楽しみだ。



豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい) (新潮文庫)

豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい) (新潮文庫)

  • 作者: 由紀夫, 三島
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1977/12/02
  • メディア: 文庫



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星組東京公演再開! [┣宝塚情報]

星組東京宝塚劇場公演『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』 の公演再開について

2020/08/18

星組東京宝塚劇場公演『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』 は、公演関係者に新型コロナウイルス陽性が確認されたことから、8月7日より8月20日まで公演を中止させていただいておりますが、このほど、保健所の調査に協力し、ご指導を仰ぎながら、必要な措置を実施の上、公演再開の準備が整いましたので、8月21日(金)より、公演を再開いたします。
ご観劇を心待ちにしてくださっているお客様には、公演中止が長期にわたり、大変ご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。
公演再開にあたりましては、感染予防対策を徹底し、お客様により良い舞台をお届けできるよう、また、安心してご来場いただけますよう、出演者・スタッフをはじめ関係者一同、全力で努めてまいります。お客様には、引き続き、感染予防の取り組みに何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
⇒星組東京宝塚劇場公演『眩耀の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』の詳細はこちら
※8月20日(木)に予定しておりました新人公演は、代替日程での上演はございません。何卒ご了承くださいますようお願いいたします。
※8月7日(金)~8月20日(木)の中止となりました公演につきましては、チケット料金の払い戻しを行います。払い戻しの際にチケット・予約番号等が必要となりますので、大切に保管くださいますようお願いいたします。 


※強調の太字、過去の記事と同様の部分についての一部割愛を行っています。(夜野)


ようやく、2週間ぶりに公演が再開となる。
星組新トップコンビのお披露目公演であるだけでなく、専科のスター、華形ひかるの退団公演なので、一回でも多く公演してほしいと思っていた。
どうか、このまま千秋楽まで、何事もなく公演が続いてほしい…と、心から祈るばかりだ。


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ディナーショー、中止(配信へ)! [┣宝塚情報]

宝塚歌劇公演(その他の公演)実施について(追)

2020/08/17

※轟悠ディナーショー、真彩希帆ミュージック・サロン、彩凪翔ディナーショーについて更新いたしました。

◆轟 悠 ディナーショー
8月26日(水)・27日(木) ホテル阪急インターナショナル
※ディナーショー形式での開催は中止となりました。

◆真彩 希帆 ミュージック・サロン
9月6日(日)~8日(火) 宝塚ホテル
9月12日(土)~14日(月) 第一ホテル東京
※ディナーショー形式での開催は中止となりました。

◆彩凪 翔 ディナーショー
10月19日(月)~21日(水) 宝塚ホテル
11月1日(日)~3日(火・祝) 第一ホテル東京
※ディナーショー形式での開催は中止となりました。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ディナーショー形式での開催については、中止とさせていただきます。
なお、上演が予定されていたショーの無観客ライブ配信について、確定次第、改めてご案内いたします。
度重なる変更にともないご迷惑をおかけいたしますこと、楽しみにお待ちいただいた皆様に心からお詫び申し上げます。
※ディナーショーのチケット払い戻しに関しては後日お知らせいたします。


※内容について、重複する部分を割愛し、必要な情報を当該ページから転載いたしました。(by夜野)


無観客配信DSか…[あせあせ(飛び散る汗)]
ぶっちゃけ、DSやるのは、まだ無謀だとも思っていたけど、決定した時点で、配信という選択肢は考えていたのかもしれない。
これまで、DSは、1公演3万円とかかかるし、平日に電話予約しなければならないし、トップさんのDSはまず繋がらないし…とハードルが高かったが、配信してくれるなら、観客のすそ野が広がってよいかも[黒ハート]
私も、ぜひぜひ観たいと思います。
できれば、土日祝に実施してほしい…[exclamation×2]


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「神の子」をテレビで見る [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]

12月に本多劇場で観劇した「神の子」(当時の感想はこちら)が、WOWOWで放送されたので、どれどれ…と思い出しがてら、見てみる。テレビの舞台中継は、宝塚やゆうひさん関係を除くと、観劇が叶わなかったものを中心に見ているので、一度観劇した公演を録画して見るのは珍しい。
見てみようと思ったのは、このブログの感想を読んだ友人(田中哲司ファン)が、「たしかにそういう話だったけど、哲司ファンの目では、そういう部分が抜けていた」と言っていて、そっか、脇筋も面白い作品だったよな…と、思い出して、もう一度多角的な目で見てみようと思ったのだ。


主なストーリーは記憶通りだったが、ディテールが抜けていた。
たとえば、道路工事現場で働いているおじさんトリオ、カラオケスナックにも行くが、彼らの最大の楽しみは、“パチンコ”だった。江口のりこがママをやっている店のシーンは多々あるので覚えていたが、パチンコはセリフの中にあるだけなので、すっかり忘れていた。
でも、彼らの一番の趣味がパチンコである…というのは、けっこう重要な気がする。「たまにスナックでカラオケをするのが唯一の楽しみ」というのと、「毎週日曜日には必ずパチンコに行き、帰りに場末のカラオケスナックに寄るトリオ」と書いた方が、この三人の雰囲気をより伝えられる。
また、宗教団体への勧誘の呼び水とするキャンプのゲームだが、その前に楽しくマイムマイムを踊ったことも書いておいた方がよかったな、と思った。最初から厳しい場面だけじゃなかった。
そして、肝心のゲームの中身、あまりよく覚えていなかったのだが、みんなで船に乗っていた時、船が座礁し、沈没することになった。救命ボートに乗れる人数は限られていて、誰かが犠牲にならなければならない、それを話し合いで決める、というものだった。
年の順(若い順、年寄りの順)、リーダーは残るべき、など色々な意見が出る中、突然、五十嵐(田中哲司)は、自分には十歳の子供がいるから死ぬわけにはいかない、と言い出す。あ、これ、ものすごく重要なところだ、人生が変わった瞬間だ、と、気づいた。
五十嵐がこのキャンプに来たのは、田畑(長澤まさみ)狙いだ。スナックのママ(江口のりこ)に相談されているうちにいい感じになり、関係を持ったはいいが、10歳になる子供込みの話になると、逃げ腰になる。体の相性は良かったが、ママの欲求は激しすぎるし、なにより、今更、一家の大黒柱になろうなんて、責任が重すぎる。若い田畑を無責任に愛でていた方がいい。
単なるゲームだったのに、誰かが犠牲にならなければ…という話で、みんなはムキになる。その時、五十嵐は、助かりたい一心で、ママの息子を利用した。どんなに大切か、どんなに可愛いか、どれだけ責任があるか、その言葉は、言霊となって五十嵐の人生を変えた。
キャンプが失敗に終わった後、池田(大森南朋)と土井(でんでん)は、もとの仕事に戻ったが、五十嵐は、ママと結婚し、スナックのマスターになった。
そして、池田の前を通り過ぎる田畑…。前よりも虚ろな顔をしている田畑に必死で話しかける池田。もう、心は届かない。切ない幕切れは、舞台を見ている時には、それほど感じていなかった。これは、表情まではっきりと伝わるテレビならでは、だと思う。


舞台中継で、さらに感じるものってあるんだな~[黒ハート]


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公演見合わせ… [┣宝塚情報]

雪組梅田芸術劇場メインホール公演『炎のボレロ』『Music Revolution!-New Spirit-』当初日程による公演見合わせと今後の上演について

2020/08/14

宝塚歌劇では、感染予防対策の一環として、出演者および劇場従業員全員に対する検温や体調確認を毎日実施し、健康管理に努めております。
先般ご案内の通り、稽古中であった雪組梅田芸術劇場メインホール公演『炎のボレロ』『Music Revolution!-New Spirit-』の公演関係者への自主的なPCR検査を実施した結果、出演予定者1名より新型コロナウイルスへの陽性反応が確認されたため、一般前売を見合わせ、公演実施について検討してまいりましたが、このたび、当初日程である8月17日から8月25日の公演を見合わせることとなりました。
現在、代替日程での公演実施について検討を行っておりますが、決定次第、改めて当ホームページにてご案内いたします。お手持ちのチケット等は、大切に保管くださいますようお願いいたします。
お客様にはご心配とご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


※一部、文字を大きくしております。(by夜野)


梅田芸術劇場は、阪急阪神ホールディングスの子会社(阪急電鉄とは兄弟会社)であり、宝塚の公演については、これまでも便宜を図ってくれていることから、今後の上演は、かなり可能性が高いのではないかと思って期待している。
問題は、いつから…っていうこと…ですね。


また、花組の大劇場公演について、状況を追記してくれていた。


【8月15日追記】 花組宝塚大劇場公演につきましては、公演関係者全員に対してPCR検査を実施、8月7日時点で陽性者12名(出演者8名、スタッフ4名)の判明をお知らせしておりましたが、陰性を確認し自宅待機しておりました出演者1名から体調不良の訴えがあったため、再度PCR検査を実施しましたところ、陽性反応が確認されましたことをお知らせいたします。 なお、陽性反応が確認された者は、軽症であり、現在療養に努めております。 今後も引き続き、保健所のご指導を仰ぎながら、必要な措置を進めてまいります。


体調不良について申告するように、ということが徹底しているのを感じる。
宝塚のように、大勢の出演者が、密状態で激しく歌い踊る舞台の場合、それは必要不可欠。無症状の感染ということもあるから、それでもクラスターの可能性はあるし、実際にクラスター認定もされてしまったが、最低限、「症状がある」なら、とにかく申告する、というのが、広げないための最低限の対策なのだろう。
しかし、公演期間が長く、出演者も多いので、こんな風に、中止と再開を繰り返すことになりそうだ…と思うと、胸が痛い。抜本的な改革は難しいのだろうか。


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遠征が… [┣ヅカネタ]

花組宝塚大劇場公演『はいからさんが通る』当面の公演中止について(追)

2020/08/14

※情報を更新いたしました。
宝塚歌劇では、感染予防対策の一環として、出演者および劇場従業員全員に対する検温や体調確認を毎日実施し、健康管理に努めておりますが、花組宝塚大劇場公演『はいからさんが通る』公演関係者の体調不良が判明しましたことから、お客様・出演者・公演スタッフ・劇場従業員の健康に万全を期すため、花組宝塚大劇場公演を中止いたしました。
その後、医療機関と相談の上、公演関係者へのPCR検査を実施した結果、複数の公演関係者において、新型コロナウイルスへの陽性反応が確認されましたことから、現在、公演を中止させていただいております。
なお、陽性反応が確認された公演関係者は、いずれも軽症または無症状であり、療養に努めております。また、当該関係者は、ご観劇のお客様に直接応対する業務には従事しておりません。
現在、保健所のご指導も仰ぎながら、濃厚接触者の調査や施設の消毒等、必要な措置を実施するとともに、公演の再開に向けた準備を進めておりますが、お客様・出演者・公演スタッフ・劇場従業員の健康に対して万全の体制で臨むべく、公演の中止期間を以下の通り、延長させていただきます。
なお、公演の再開時期につきましては、決定次第、改めて当ホームページにてご案内いたします。
ご観劇を心待ちにしておられたお客様にご心配とご迷惑をおかけしますことを、改めてお詫びいたしますとともに、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。

【中止対象公演・イベント】
花組宝塚大劇場公演 『はいからさんが通る』 8月2日(日)~8月31日(月)
※9月1日(火)以降の予定につきましては、決定次第、改めて当ホームページにてご案内いたします。
※8月4日(火)18時公演(新人公演)につきましては、代替日程での実施を検討しておりましたが、代替日程での実施は見送りとさせていただきます。ご観劇を心待ちにされておられたお客様には深くお詫び申し上げます。
○ソリオホール 宝塚友の会会員様限定特別イベント「ステージトーク」花組 8月7日(金)18時開演
「ステージトーク」花組につきましては、代替日程での実施を検討しておりましたが、代替日程での実施は見送りとさせていただきます。ご参加を心待ちにされておられたお客様には深くお詫び申し上げます。
上記公演の中止にともない、チケット料金の払い戻しを行います。払い戻しの際には、チケット・予約番号等が必要となりますので、大切に保管くださいますようお願いいたします。


※彩色・強調は夜野が行っています。


来週に予定していた「はいからさんが通る」の遠征。
8月31日までの中止が決定したという連絡に、複雑な気分。
大阪や兵庫でも感染者が増えていて、本当に行っても大丈夫かな…と、不安になっていた。大劇場は大丈夫だという宝塚ファンならではの妙な自信はあるものの、市中がどれほど混雑しているのか、全然予想がつかないし…。なので、残念な気持ちと、ホッとした気持ちがないまぜになっている。
東京公演までに、少しでも状況が落ち着きますように…と、祈るばかりだ。


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「言葉の奥ゆき」配信 [┣Studio Life]

Jun企画
「言葉の奥ゆき~回帰~」


「言葉の奥ゆき」、劇場で2回公演見て、配信で2公演見た。
こんな舞台の楽しみ方がwithコロナ時代ということなのだろう。劇場で観た(聴いた)時の感想はこちらです。


配信で選んだ作品は、以下の4作。


倉本徹…「メキシコのメロンパン」(皆川博子)
曽世海司…「薔薇密室」(皆川博子)
大村浩司…「人の顔」(夢野久作)
松本慎也…「ルルとミミ」(夢野久作)


倉田さんの挑戦として、太宰、モーパッサン、O・ヘンリーが封印になり、今回は、久坂葉子、皆川博子、夢野久作作品が台頭した。なかなか面白く、そしてちょっと怖い、そんな作品群。朗読作品としてよい選択だったように思う。
以下、順に感想を。(感想は聴いた順です。)


「ルルとミミ」(夢野久作)
語感から、二人の女の子の話かと思ったら、ルルは男の子で、ミミは女の子、二人はきょうだいだった。
二人の父親は、鐘を作る職人だったが、ある時、お寺の鐘を新規に鋳造したところ、附いても鳴らず、そのことを苦にして湖に身を投げた。すると、どす黒かった湖が美しく澄んだという。
ルルは父の汚名を雪ぐため、子供ながら鐘を作り始める。そして、美しい鐘が完成する。しかし、その鐘も鳴らなかった。ルルもまた、一人で湖に飛び込み、ミミは一人ぼっちになった。
ある日、ミミは、湖に咲く睡蓮の花から、ルルは湖の底に住む女王様のところで、湖の底にある噴水の修理をしていると聞かされる。湖がどす黒くなるのは、底の噴水が壊れるからだった。そして、湖に住む生物(女王様も含む)の生存をかけて、地上から職人を呼び寄せるために、鐘を鳴らなくしたりしていたのだ。
ミミは、花のロープを作って、湖に入っていった。
そこでミミはルルに再会し、ルルは噴水の修理を終え、二人は海月に見守られて地上に戻ってきた。しかし、湖の女王様の母親のような魅力に心を奪われたルルは、やはり湖に戻る道を選ぶ。ミミはルルの作った鐘が、女王様の魔法が解けて美しく鳴ることを確認して、やはり湖に飛び込むのだったー


湖の女王様のセリフの読み方が、今回の松本の挑戦というか、新境地だったらしい。小柄で童顔なので、舞台上ではキャラが限定されてしまうが、朗読という世界では、新たな松本を打ち出しやすかったかも[exclamation&question]
ライフの顔として、これからも、精進してほしいです。


「メキシコのメロンパン」(皆川博子)
普通に生きている人と会話をする亡くなった人々…という、かなり混乱する不思議な作品。だんだん、話が見えてきたところで、また混乱して、そしてゾッとするラストの一行に繋がる。さすが皆川先生、という短編を倉本が飄々と語り上げる。
ポチというあだ名の画家の雰囲気が、倉本自身に重なって、ああ、だからこの作品は倉本に当てたんだな~と思う。画家という設定もピッタリだし。
まあ、そんなわけで、ラストの衝撃はハンパなかった。うそ…そういう話なの[exclamation&question]


「人の顔」(夢野久作)
全体は五つのパラグラフに分かれている。主人公はチエ子という子供。最初のパラグラフで、チエ子の生い立ちが語られる。孤児だったが、船乗りの夫婦にもらわれて可愛がられて育つ。が、時々、空をじっと見ていることのある、ちょっと変わった子供に成長していく。
二つめのパラグラフで、父が航海に出ている間のある日のことが語られる。チエ子は、母と活動写真を見に行った帰り、空の星が父の顔に見えると言い出す。それだけでなく、別のところの星が“おかあさまと仲良しの保険会社のおじさま”に似ていると言い出す。それを聞いて母親はチエ子を恐れる。
三つめのパラグラフで、母親に可愛がられなくなったチエ子が、夜、壁などを見ていると、そこが人の顔に見えてくるので眠れない…という話を聞いた母親が、チエ子に眠り薬を与えるようになったことが語られる。
四つめのパラグラフで、父親が帰ってきた夜のことが語られる。父親は、薬のせいか、すっかり病的になったチエ子を心配しつつ、せっかく家族がそろったので、活動写真を見に行こうと言う。母親は具合が悪いと言って参加しなかったので、父とチエ子は二人で行くことになる。
そして五つめのパラグラフで、あどけない顔でチエ子は、空の星が母の顔に見えると言い出す。そして“オジサマ”の顔も見えると言う。父親が誰のことか、と聞くと、ずっと前から毎晩家に来ておかあさまとキスしたり、座敷でおねんねしたりなさるの…と付け加える。
ヤバい話を淡々と語る大村の語り口が、それゆえに怖い。そして、チエ子役は、めちゃ可愛かったです[黒ハート]


「薔薇密室」(皆川博子)
曽世の朗読は、女性の一人称。ミステリーの語り口らしく乾いた口調は、どこかに色っぽさを含む。
女性の一代記の背景に、ジロドゥの「オンディーヌ」がまとわる。バレエに一生を捧げた女性が、一番愛した男のことを語る。長い片思い。が、思いが遂げられたのもつかの間、彼はフランスに行き、帰ってこなかった。女は、年を取り、バレエもできなくなり、記憶もあやふやになった。そんな時ー
ぞっとするような、でも、耽美にも思える物語、曽世にしか表現できない世界。


「言葉の奥ゆき」は、全部で12ステージ。
コロナの感染が広がる中、万全の態勢をとっているとはいえ、中野まで毎日通うのは、家族にも説明しづらい。配信というシステムはとてもありがたかった。
これは、コロナが収束しても、続けてほしいかも。


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配信「Dream Stage」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

“朗読”という楽曲のMusic Videoを届ける Dream Stageー読奏劇ー
朗読『シャルル・ペロー著/眠れる森の美女』(原題:眠る森のお姫さま)


コロナ禍の中、多くの舞台が中止や延期になってしまい、そんな中、少しでもエンタメを動かそう…ということで、配信という手段で多くの作品が世に出された。それは、8月になり、舞台が復活した今でも続いている。舞台と配信をミックスした公演や、無観客配信公演を劇場から発信する等、色々な手法が登場している。緊急事態宣言時ではないので、配信といっても、出演者は自宅でなくスタジオで撮影ができるし、映像や音楽も凝ったものを見せることができるようになった。そして、質の向上に伴い、無料ではなく、有料での配信が当たり前になった。
コロナ禍が、新たなエンターテイメントを創り出したと言えるかもしれない。


今回の「Dream Stage」は、2.5次元俳優8名が朗読者としてピックアップされている。
朗読される作品は、すべて著作権フリーの素材。私が購入したのは、太田基裕が朗読するシャルル・ペローの「眠れる森の美女(La Belle au Bois Dormant)」(楠山正雄訳「眠る森のお姫さま」)。翻訳ものの場合、二次著作権も消滅している必要があるため、1950年に亡くなった楠山(1884‐1950)の訳を使ってるようだ。
また、今回、伴奏音楽に、自粛中、太田が作曲した音楽が使用されている。


スタジオの内装や調度品、ライティングや演出、カメラワークなど、めちゃめちゃ耽美。太田はシンプルに白のシャツに黒のボトム。この耽美の中で、プリンセスものの童話というミスマッチがむずがゆい。
さて、この「眠れる森の美女」という物語、我々がよく知っているもの(ディズニー映画など)は、グリム童話が底本になっているようだ。今回読まれたシャルル・ペローの編による作品では、王子様のキスは出てこなくて、最後にゾッとするエピソードが追加されているそうだが、楠山の訳は、ハッピーエンドで物語を〆ている。
子供向けに書かれたものなので、まあ当然の配慮かもしれない。
しかし…没後70年だけに…言葉が古い…[あせあせ(飛び散る汗)]
映像では、朗読されている内容を太田の映像の左側に表示してくれているので、「[exclamation&question]」と思ったら、文字を追うことができたのは幸運だった。
一例を挙げると、「ひいさまの赤ちゃん」「妖女」「ねだい」。言葉は時代で変わるんですね。


ということで、一番の感想は、なぜ、「眠れる森の美女」[exclamation&question]でした。
やっぱり、朗読力…というか、語る力を見るというのが、俳優ファンの楽しみだってのに、おとぎ話じゃ、ただ聞いてるほかないじゃないか…[むかっ(怒り)]という…
あと、言葉が古いせいか、子供向けのせいか、感情を伝えるような読み方ではなく、読むのでせいいっぱいになってしまっているところもあり、伝わるものが少なかったのが残念…[バッド(下向き矢印)]
まあ、もっくんが麗しい角度で映っているとか、首のほくろまで見えるとか…そういう楽しみもあるのは否定しないけど、やっぱり私は、俳優力を見たいんだなぁ~などと考えたりして。
朗読…作品選びが大事かも。著作権フリー作品にも、いろいろあるので、ぜひ、「言葉の奥ゆき」を参考にしていただきたいなーと思う。


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