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「刀剣乱舞/灯」配信観劇 [┣2.5次元系舞台]

科白劇 舞台「刀剣乱舞/灯 綺伝 いくさ世の徒花 改変 いくさ世の徒花の記憶」


かいちゃんこと七海ひろきが細川ガラシャ役に抜擢された…ということで、観たいな~と思っていたが、それでなくてもチケ難の刀ステ、当然のように観られなかったので、せめて配信で観よう…と、満を持して購入しました[exclamation×2]


「舞台刀剣乱舞」こと刀ステの舞台は、ひとつ前の作品、「維伝」の千秋楽ライビュを観ている。あの時は、次回公演予告で、歌仙兼定の衣装の一部が出てきた途端に、客席が「きゃーっ[揺れるハート]」となったので、すごいな、周りはプロだ[あせあせ(飛び散る汗)]と他人事のように思った。まさか、こんな風に楽しみに観ることになろうとは。


この舞台は、コロナ禍の中で再開する大規模2.5舞台の嚆矢となるそうだ。
ここで何かあったら、再び、多くの舞台がクローズしてしまう。責任重大だっただろうな、と思う。
従来通りの公演はできないし、だからといって中途半端な舞台を見せたくもない、という作・演出の末満氏の拘りなのか、作品は科白劇(かはくげき)として、再構成された。


[1]敵として登場する「時間遡行軍」のアンサンブルキャストを廃し、出演者数を約半数に減らした[バッド(下向き矢印)]


[2]キャスト同士の絡みを一切なくし、ソーシャルディスタンスを保った芝居を作った。その違和感をなくすため、語り手として講談師(講男士という刀装の設定)を起用し、西暦2020年に起きたこの状況の影響により、マウスガードを付け、ソーシャルディスタンスを保っていることへの、理解と協力を求めた[ひらめき]


[3]映像とスポットライトによって、距離をとった芝居であることをきれいにごまかした[いい気分(温泉)]


本当にうまくできた舞台だった。
そして、元男役(でも女役の代表作も多数)であり、声優としても男性役を手掛けた経験のある七海ひろきの起用は、なるほど、途中で華麗な変身を遂げるガラシャにはピッタリだった。
配信のさなか、ツイッター上は、オスカル様とか、トート閣下とか、大騒ぎだった。


そして、唸ったのは、いくつもの本丸があり、その中で、何度も同じ時代への遠征が繰り返される…という、ゲーム由来の本質を世界観に取り込んだ“刀ステ”ゆえの、仕込み…[exclamation×2]
ここで上演されているのは、私たちにおなじみの、あの本丸とは、別の本丸の記録…ということ。
その記録を、いつもの本丸のメンバーが読んでいるというのが、今回の設定であり、それが、自分たちが行った慶長熊本の調査とは、ところどころ違っている…と訝しんでいる。そして、いつか、自分たちの慶長熊本調査についても話そうと、歌仙兼定(和田琢磨)は語る。
それが、いつか上演される「綺伝 いくさ世の徒花」になるのだろう。
いつか、また、このキャストで、きっと[exclamation×2]


楽しい配信でした。


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