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「CATS」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

実写(?)映画「CATS」を見てきました[exclamation]


そもそも、劇団四季のものを数回しか観ていなくて、特に「CATS」ファンでもない私。
事前情報として、「CATS」というミュージカルは、わりと、そのカンパニーごとの裁量の自由のある作品らしく、海外の上演形態が、劇団四季と同じ…というわけではないそうです。ネコの身体の模様とかも、同じというわけではないんですね。


そもそも、T・S・エリオットの詩集を原作とした、スケッチの連続のようなミュージカル。今回は、映画ということで、なんとなく、2時間の「物語」になっているな…という感じ。その辺に違和感を持つ方もいらっしゃるかもしれないし、そもそもヴィクトリアがヒロインというのにも驚かれるかもしれない。
美しい白猫だからかな[exclamation&question]
ヴィクトリアに付されたストーリー…それは、ノラネコたちが多数たむろしている劇場裏の路地に、袋に入れたヴィクトリアが捨てられるところ。興味津々で近寄る大勢のネコの中で、きょどるヴィクトリア(フランチェスカ・ヘイワード/葵わかな)。
私、これからどうしたらいいの[exclamation&question]…と、ボーッと佇むヴィクトリアに、色々と優しく教えてくれるのは、リーダーシップのある快活なネコ、マンカストラップ(ロビー・フェアチャイルド/山崎育三郎)。
臆病だけど好奇心にあふれたヴィクトリアは、個性豊かなネコたちのパフォーマンスを楽しむ。
ヴィクトリアという「視点」を作ったことで、繰り広げられるネコたちの自慢のステージが、違和感なく連続していく。「CATS」の舞台を観たことのない人には、とっつきやすいかも…と思いつつ、いや、「CATS」を観たことのない人には、人間がネコ扮装してること自体、堪えられないかもしれない…となり、思考停止した。
たぶん、不評な部分は、その辺なんでしょうね…[あせあせ(飛び散る汗)]
私は、顔に生えてる毛の質感とか、すごく自然だし、そこに眉毛があることも、なぜか納得してしまうし、すごいメイクとCGだな~[ぴかぴか(新しい)]と、感動しながら観てましたが、それは、まがりなりにも、劇場での「CATS」体験があることと、かといってそれほどこのミュージカルに思い入れがないことが、いい感じに作用したんだと思うので、そういうタイプの方は、一度観てみるのも良いかと思います。


マンカストラップ、ヴィクトリアのこと、気に入ったから、世話焼いたのかと思いきや、さっくり、ミストフェリーズ(ローリー・デヴィッドソン/森崎ウィン)がヴィクトリアのハートにぐいぐい入り込んでしまって…あれよあれよ…の展開[ハートたち(複数ハート)]マンカストラップは、特に残念そうでもないので、単に優しい性格だったんでしょうかね。
鉄道ネコ、スキンブルシャンクス(スティーブン・マックレー/大貫勇輔)のショータイムは、ネコたちみんなで街中の電車のレールの上でタップを踏んだり、マキャヴィティ(イドリス・エルバ/山寺宏一)がライバルを魔法で移動させ、船の上に監禁するなど、映画ならではの場所移動も面白い。
グリザベラ(ジェニファー・ハドソン/高橋あず美)は、誰からも相手にされない汚いネコという設定で、“娼婦ネコ”ではなかった。まあ、そもそも娼婦ネコとか、意味わかんない…と思うので、そこはよかったかな。
オールドデュトロノミー(ジュディ・デンチ/大竹しのぶ)は、まさかのおばあさんネコ。でも、さすが、ジュディ・デンチ様[ぴかぴか(新しい)]本物の大女優は、ネコにだってなれるのね…[わーい(嬉しい顔)]


フランチェスカ・ヘイワードは、愛らしい顔立ちと、美しいダンスが魅力的だったが、太ももがえらく太い…これは、ネコ用の肉布団なのだろうか[exclamation&question](ほかのネコはそこまで太くなかったけど…)
映像の美しさは格別で、私は、見てよかった、と感じました[exclamation×2]


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