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「死の泉」観劇(2) [┣Studio Life]

Bパターンに続いて、Aパターンも観劇。全体感想&Bパターン役替り者の感想はこちらです。Aパターンの撮影会の模様はこちらですが、その時、投稿が漏れていた写真を少しこちらで。


死の泉6.jpg


大沼&松本の同期コンビ。なんか、すごーく同期だなーと感じたので、あらためてここに載せてみます。


死の泉7.jpg


集合写真の方で、芳樹さんの顔がほとんど隠れていたのが気になっていたので、こちらをどうぞ。


みなさん、楽しそうですね。


というところで、楽しそうにしてくれていた、客演の皆様について。


まず、ヘルムート役の宮崎卓真さん。
既にレギュラーメンバーと化しているけど、一応、客演。
ヘルムートは、第2部にいきなり現れて、第2部の前半を担うゲルト(松村優)に付き纏う。それが、スポーツ団長のヘルマン(船戸慎士)の命令だからなのか、ヘルムート自身がゲルトに執着しているのか、この芝居ではよくわからない。12年前の公演では、ゲルトの首筋にキスをしていたので、ゲイの人で、ゲルトに岡惚れしているのだろう…と理解したが、今回、そのような演出はなかったため、判断はつかなかった。
とはいえ、ゲルトを守るために命を懸けているところを見ると、団長の命令で、ゲルトをスポーツ団に連れ戻そうとしているものの、ヘルムート自身は、「ゲルトが大事」というだけなのかな。もちろん、好き[揺れるハート]というのが根底にあるのも伝わったけれども。
12年前に比べて、LGBTをどう扱うか…という問題は格段に進歩し、ステレオタイプの表現はそれだけで批判の対象になるようになった。いきなりキスのような「わかりやすい」表現はもう古いのだろう。
そんな中で、それっぽい雰囲気を封じられつつも、「ゲイなのかな[exclamation&question]」「ゲルトが好きなのかな[exclamation&question]」という部分を伝えてくれる誠実な演技に胸が熱くなった。城での戦闘シーンもカッコよかったです[ぴかぴか(新しい)]


青年フランツ役の馬場良馬さん。
笠原さんの若い頃を思い出させるような、超イケメン。金髪が似合う。怒りのエネルギーの中に、ふと見せる、自らが抱える秘密へのたじろぎ…なにより、城の爆発前のシーンの美しさは、忘れ難い。
長身で若いイケメンなので、脱いでも大丈夫だったら、「LILIES」に出てもらいたい…と、わりとマジで祈っている。(スタジオライフファンにしかわからないけど、最大限の賛辞です[揺れるハート]
あ、そうそう、第1部で登場したゾルマン長官が、めちゃくちゃカッコよかった[黒ハート]思わず、配役が載っているペーパーを確認するくらい…[たらーっ(汗)]


青年エーリヒ(Aパターン)の松村泰一郎さん。
退団後の客演って、珍しいんじゃないかな…。スタジオライフのFC申込書にも掲載されていたから、ファンも多かったんじゃないかと思うし、やっぱ、綺麗な顔立ちしてるな…とあらためて思った。せっかく戻って来てくれたのに、Aパターンだけの出演なんて…倉田さんのイケズ…[ちっ(怒った顔)]
馬場さんと二人で並ぶと、美男兄弟という感じで、これは、クラウスもコレクションしたくなるだろうな…と、納得した。
いい意味でライフに馴染んでいるし、いい意味でライフ役者のクセがなく、いい卒業したな~と感じた。


グラーフ・クノーケ役の竹之内景樹さん。
集合写真で名前を間違ってしまってすみません。修正ができないので、お許しを…(私がPCに疎いから…ですが)[もうやだ~(悲しい顔)]
客演の方が持っている「軽やかさ」みたいなものがなく、ライフ役者と同じような重みを感じる。あんまり配役を見ないで舞台を観るので、役者が出てきてから、「あー、ここ客演なのね…」とか、思うのだけど、グラーフに関しては、「あれ、誰だっけ[exclamation&question]」と真剣に思った。
クラウスの家で働いていた下男…なのかな[exclamation&question]主人夫妻にはどちらかというと無愛想だが、二人の子供たちに優しく、十数年経っても迎え入れてくれる優しい人…そのハートが伝わって来るステキな俳優さんでした。


ゲルト役の松村優さん。
おっきくて可愛い[黒ハート]ゲルトの行動って、思春期特有の爆発的エネルギー(喧嘩早い)があったりして、大人女子から見るとよくわかんない感じなのだが、その辺を素直に演じていて、ゲルトだからな~という納得がある。
いい意味で、ライフにいないタイプの役者。なので、前回の「死の泉」と印象が大きく異なる一因になったと思う。良いものを見せてもらいました。


ニコス役の滝川広大さん。
とんがってるゲルトと、やわらかいニコスはよいコンビだった。
一番、難しい役だと思うんだけど(個性が少なくて)、一番、大事な役なんだよね。ゲルトとリロ(山本芳樹)を繋ぐのが彼で、そこで、すべての登場人物が繋がるから。
ふわっとした雰囲気のある役者さんでした。


客演さんは以上かな。
Aパターンは、松本慎也がマルガレーテを演じた。
美しくて、氷の心を持つ…本来のマルガレーテ。彼女の心はラストシーンで爆発する。ずっとずっとフランツを愛していたんだな、と氷解するカタルシスを感じるのは、Aパターンだった。
少年フランツは、澤井俊輝。愛していたことが伝わらない…とすると、第1部でのマルガレーテとフランツのキスシーンは、完全に口止めに見える。そして見事に丸め込まれる澤井…なんてピッタリなの[exclamation×2]
青年エーリヒは松村泰一郎だったのだけど、そういえば、Bパターンの宇佐見について、書いていなかったかも。宇佐見のエーリヒは、よりアクロバット的な擬闘シーンがすごかった。22歳と言ってたけど少年のような身体の軽さが印象的。(ホントは17歳だもんね。)で、実際、既にライフにいない松村の方が、両性具有的な妖しさを出していたのは、両者の持つ個性の違いか。
レナは、Aパターンでは宇佐見。レナの持つ数奇な運命…とかを纏った感じはなく、10歳の、普通の少女だった。しっかり戦後まで生き延びるので、たくましい普通の少女という役作りも、ありかもしれない。完璧なアーリア人というのは、どうかな[exclamation&question]綺麗だけど、見事に東洋人だよね、宇佐見って。


以下、Aパターンの撮影会。席が思いっきり下手だったので、よい絵が少ないけど。


死の泉8.jpg


集合写真。こちらは、クリックすると大きくなります。


死の泉9.jpg


もう一枚。馬場くんの表情が少し違います。


死の泉10.jpg


ちょっとアップの画像です。先輩っぽい表情の前木くんに注目[exclamation×2]


死の泉11.jpg


娘役さんたちの美しさにご注目[exclamation×2]昔に比べて鬘の技術が雲泥の差ですね。


(写真は全部、クリックすれば大きくなります。)


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