SSブログ

「モマの火星探検記」観劇 [┣演劇]

「モマの火星探検記」


原作:毛利衛「モマの火星探検記」(講談社刊)
脚色・演出:毛利亘宏


照明:斎藤真一郎
音楽:YODA Kenichi
衣装:村瀬夏夜
舞台美術:秋山光洋(n10 design)
舞台監督:横尾友広
音響:井上直裕(atSound)
演出助手:本藤起久子
振付:森川次朗
ヘアメイク:林美由紀
小道具製作:和田由里子
特殊造型:林屋陽二
スチール:金丸圭
宣伝美術:羽尾万里子(Mujuna:art)
タイトルデザイン:武田和香
WEB:田中ユウコ
製作:少年社中、東映、日本テレビ


以前、銀河劇場で上演された時(3年前)にも観劇しているが、(その時の感想がこちら)今回は、サンシャイン劇場での上演。席が良かったことも大きいと思うが、今回の方がだいぶ良かった。
まず、W主演の一人、生駒里奈が別人のように良くなっていた[exclamation×2]
調べてみたら、前回は、まだ乃木坂に居た頃なのね…そりゃ、忙しくて、お稽古もままならなかったんだろうな…と今頃、しみじみ納得。
客席も、生駒ちゃんファンの方もたくさんいらしてたと思うけど、あの頃のように周囲を男性に囲まれる…ということもなく、快適でした。(いや、男性客が劇場に増えてほしいとマジで思ってるんですけどね…前には座るな…と思ってしまう心狭い劇場ヲタなのです…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
なにしろ、この作品は、モマ(矢崎広)と、その娘であるユーリ(生駒里奈)のストーリーがテレコで展開していく話なので、両方のストーリーが車の両輪のように、同じ力で進んでいかないと、芝居としての根幹が揺らいでしまう。
今回の舞台は、両方のストーリーがしっかりと機能していて、面白さが倍増していた。そして、その分、モマの恋人であり、ユーリのお母さん(大竹えり)の存在感がとても大きいと感じた。だってね、この人、父親がロケット博士だったけど、研究中に事故で死亡し、恋人は宇宙飛行士だったけど、火星のクレバスに嵌まって死亡し、その夫の父親も宇宙飛行士だったけど、やはり亡くなっていて…そりゃ、宇宙アレルギーになってもしょうがない。
(そのせいで、ユーリを身ごもりながらも、モマのプロポーズを断り、一人でユーリを産んだ。)
でも、最後に、ユーリのロケット打ち上げを見守ってくれる、その気持ちを思うと…泣けてくる…[もうやだ~(悲しい顔)]


モマの同僚の名前は音楽家の名前が付けられていて(タケミツとか、かなりツボ)、管制官にはSF作家の名前が付けられていて、その辺、脚本・毛利さんの趣味が見えてきて面白い。
マイクロスコープ(田邉幸太郎)とテレスコープ(鈴木勝吾)は、R2D2とC3POの関係みたいで微笑ましい。マイクロスコープ、かなり大きいけど。で、テレスコープの柔軟な動きがかなりツボでした。シンケンジャーから10年経って、こんな柔軟な動きをする人になったんだな…。


矢崎ファンとしては、とても悲しいお話のはずなのに、なんかほっこりしちゃうんだよね。
あたたかい気持ちで観劇ができました。
ちなみにアフトクがあったのですが、チャレンジャー号の人達も最後の一瞬まで、自分が死ぬなんて思っていなかっただろう、という毛利さんの言葉を聞いて、ああ、そこか[exclamation]と納得。全部がそこに繋がるから、彼らの物語は、こんなにも心に届くんだな…と思った。


 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

舞台「刀剣乱舞」ライビュ鑑賞 [┣2.5次元系舞台]

舞台「刀剣乱舞ー維伝 朧の志士たちー」


原案: 「刀剣乱舞-ONLINE-」より(DMM GAMES/Nitroplus)
脚本・演出: 末満健一
アクション監督: 栗田政明
音楽: manzo、南 ゆに
作詞: 吉次正太郎、南 ゆに
舞台監督: 井上 卓
美術: 秋山光洋
照明: 大波多秀起
音響: ヨシモトシンヤ
映像: 横山 翼、KENNY
衣裳: 惠藤高清
甲冑制作: 渡邊礼子
刀剣制作: 羽鳥健一
ヘアメイク: 古橋香奈子
振付: 梅棒
歌唱指導: 水野里香
トレーナー: 伊藤 洋
演出助手: 佐藤ゆみ、高橋将貴
制作: S-SIZE
宣伝美術: 羽尾万里子
宣伝写真: 渡部俊介
主催: ニトロプラス、マーベラス、東宝、DMM GAMES


主催に東宝が入っているのですね。映画館は東映だったけど…[あせあせ(飛び散る汗)]


というわけで、刀ステのライビュに行ってまいりました。
昨年、映画「刀剣乱舞」を見て、かなり面白かったため、ライビュの抽選に申し込んでみたら普通に当たったので、アウェイ感満載で参戦してきました。とか言いながら、実は、岡田達也=坂本龍馬も大きな目的ではありました。(かなりファンな自覚はあります。)


今回の作品は、幕末の土佐を舞台に、陸奥守吉行(蒼木陣)、肥前忠広(櫻井圭登)、南海太郎朝尊(三好大貴)、和泉守兼定(田淵累生)、堀川国広(小西詠斗)、小烏丸(玉城裕規)、鶴丸国永(染谷俊之)の7振りが登場、超ハードなアクションで楽しませてくれた。
歴史修正主義者に翻弄される歴史上の人物たちは、坂本龍馬(岡田達也)、武市半平太(神農直隆)、岡田以蔵(一色洋平)、吉田東洋(唐橋充)の面々。あら…十蔵さん@シンケンジャーまでご出演[揺れるハート]
ストーリーも面白かったし、刀剣たちのカッコよさも伝わったし、歴史上の人物たちも魅力的。最後に、空に三日月が浮かんだところで、ライビュの客席からため息が漏れる。ああ、そうなのね、長年観ている方達は、空に浮かぶ三日月にも、意味を感じ取るのね…と、沼の深さに思いを馳せた。


私はと言えば、千秋楽の出演者挨拶で、岡田さんが短く「また逢おう!」と言ったのに痺れた。
「刀剣乱舞」のファンの方がみんな知っているわけではないとは思うけど、岡田さん見たさにライビュ会場を訪れている人だったら、この挨拶にグッと来たと思う。空に三日月が浮かぶくらいに…。
刀ステも刀ミュ(DVDしか観たことないけど…)も、どちらも面白い。ライビュでいいので、また観てみたいな~と思う雨の夜でした[黒ハート]


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

「フランケンシュタイン」観劇 [┣ミュージカル・音楽劇]

ミュージカル
「フランケンシュタイン」


音楽:イ・ソンジュン
脚本・歌詞:ワン・ヨンボム
潤色・演出:板垣恭一
訳詞:森雪之丞
音楽監督:島 健
振付:黒田育世
美術:乘峯雅寛
照明:高見和義
音響:佐藤日出夫
衣裳:十川ヒロコ
ヘアメイク:宮内宏明
擬闘:渥美 博
ステージング:当銀大輔
歌唱指導:福井小百合
指揮:八木淳太
オーケストラ・コーディネイト:東宝ミュージック
舞台監督:廣田 進、松井啓悟
演出助手:長町多寿子
プロデューサー:篠﨑勇己(東宝)、住田絵里紗(ホリプロ)
Art Direction:小倉利光(YELLOWNOTES)
Photographer:HIRO KIMURA (W)


初観劇でした。
この「フランケンシュタイン」は、メアリー・シェリーの怪奇小説をベースに、すべてのメインキャストが二役を演じるという、趣向が取られている。フランケンシュタインという怪物の誕生に、人間の醜さや欲望の存在があるので、そういった人間の二面性を描く…という意味があったのかな、と思った。
しかし、とにかく楽曲が難しくて、同じ人が演じる役なのに、それぞれ音域も違ってたりして、これって、一人二役で演じるには、日本人キャストの実力が足りないのでは[exclamation&question]と思ってしまった。特に女性キャスト…ほんとに韓国(あ、この作品は、韓国ミュージカルです[exclamation])では、この二役をできる女優さんがゴロゴロしてるのでしょうか[exclamation&question]


ストーリーは、大筋、シェリーの原作に沿っているが、細かい部分については、改変もされている。
いちばんの改変ポイントは、怪物の「人間だった頃」を創作した点だろう。原作では、名もなき死体から、フランケンシュタイン氏(博士ではない)が、怪物を「創造」したことになっているが、このミュージカルでは、ヴィクター・フランケンシュタインとの間に交流があったアンリという人物を怪物にした、ということになっている。自分のせいで死刑(ギロチン)になってしまったアンリの首と胴を繋ぎ、蘇生を試みる。はたしてアンリの蘇生に成功するが、彼の中身は、心優しい生前のアンリのものではなくなっていた。


「怪物」となったアンリは、紆余曲折の末、見世物小屋に拾われていた。
ここでは人間の欲望や、卑しい心がむき出しになっていて、メインストーリーのキャストが、ここで別人物を演じる…というのが、この作品の見どころになっている。(アンリ⇔怪物は、このカテゴリに入らないけど…)


19世紀ヨーロッパの都会に巣食う退廃と、キリスト教的保守性を堅持した田舎を対比した、面白い演出なのだが、一人二役前提であるにもかかわらず、譜面は、別の音域の二人用としか思えないような感じ。さらに、どの曲も、めっちゃ難曲で、歌ウマと思われる出演者が、めっちゃ苦戦しているのだ。そこまでして、二役やる必要あるのかな…というのは、考え所だな…と思った。
同じ人が演じるからこそ、人間というものの二面性を表現できる、観客に知らしめることができる、というのは、もちろんあって、その一方で、本当に美しいメロディーを表現しきれないのでは、勿体ないというのも、もちろんある。原産国の韓国には、これだけの譜面をものにできる、歌が上手くて音域の広いミュージカル俳優がごまんといる…ということなのだろうか[exclamation&question]


「フランケンシュタイン」としてのもの悲しさはそのままに、人間の心が持つ美しさ・醜さを余すところなく描いた舞台、それを100%表現できるミュージカル俳優が、日本にもいっぱい登場してほしいな、と思った。
アッキーだけは、余裕を感じる出来だったけれど。


<出演>
ビクター・フランケンシュタイン/ジャック…中川晃教(※Wキャストで柿沢隼人)
アンリ・デュプレ/怪物…小西遼生(※Wキャストで加藤和樹)
ジュリア/カトリーヌ…音月桂
ルンゲ/イゴール…鈴木壮麻
ステファン/フェルナンド…相島一之
エレン/エヴァ…露崎春女


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

スタジオライフ公演「はみだしっ子」観劇 [┣Studio Life]

舞台
「はみだしっ子~White Labyrinths~」


原作:三原順((C)三原順/白泉社)
脚本・演出:倉田淳


舞台美術:乘峯雅弘
照明:日下靖順(ASG)
照明オペレータ:盛川圭登(ASG)
音響:竹下亮(OFFICE my on)
舞台監督:倉本徹
衣裳:竹内陽子
ヘアメイク:MUU
演出助手:宮本紗也加
宣伝美術:田代裕子
Special Thanks:鈴木俊裕、前田太郎、笹生那実、柴咲美衣、合田雅代、立野昧、三戸亜耶「I knew I loved you」from『UTOPIA』
制作:Studio Life、style office、奥田英子
協力:白泉社、T-gene、BACSエンターテイメント、東容子、小泉裕子


スタジオライフの「「はみだしっ子」シリーズも3作目。
前回までは3チームで上演していたが、前回公演をもって、TRK(トランク)チーム(山本芳樹・岩崎大・緒方和也・田中俊裕)が卒業したため、今回は2チーム。そのうち、BUS(帽子)チームのメンバーが、グレアム役久保優二の退団もあって、半分を入れ替え、CAPチームとして再生した。TBC(タバコ)チームは、同じメンバー。そんなわけで、三年間ずっとやっているメンバーVS初めましてさんのいるメンバーという面白い対比になった。
また、物語も、これまでの、エピソードを重ねていくスタイルから、「雪山」というひとつのクライマックスを描く…ということで、だいぶ雰囲気が変わった。(重くなった。)
そんな中、装置は、乘峯さんの“階段と街灯”を引き続き使っていて、これがあれば、「はみだしっ子」の世界観にすーっと入っていける気がする。階段を使ってバスの車内を表現するなど、なるほど[exclamation]という感じ。
客演の田中彪さん、八島諒さんの熱演もあって、ドキドキハラハラの作品になったが、ここでは終われない内容。次回はいつ上演されるのだろうか[exclamation&question]


<ものがたり>(配役は、TBCCAP順で記載。一人しかないのはシングルキャスト)
シドニー(田中彪)の庇護下にあったはみだしっ子四人は、雪山に行くと言って、旅立って行った。シドニーは、親友のアルフィー(船戸慎士)に四人を後を追うように依頼する。
四人は、雪山に、いつになく大きな期待をしていた。そこに行けば、何かが変わるような、そんな期待をそれぞれが抱いていた。しかし、吹雪が彼らの行方を阻む。バスは大幅に出発が遅れていた。
ようやく出発したバスの同乗客は、歌手のシャーリー(石飛幸治)とそのマネージャー、ギィ(曽世海司)、謎の青年、ジョイ(澤井俊輝松本慎也)、一人で乗車している少女、アンジー(八島諒伊藤清之)、若い男(吉成奨人)、若い女(鈴木宏明)、眼鏡の紳士(富岡良太)、そして最後に乗車したアルフィー。
しかし、途中で進行が難しくなり、運転手(宇佐見輝千葉健玖)は引き返すとアナウンス。それをジョイが強引に進ませる。実はジョイは銀行強盗で、山に逃げ込むつもりだったのだ。
バスは横転し、運転手は死亡。乗客は、命からがらバスを後にする。
吹雪の中、キャンプをして助けを待つ人々。しかし、グレアム(仲原裕之関戸博一)は、事故の際、マックス(伊藤清之八島諒)を庇って古傷を痛め、満足に動けない。マックスは、何故か、ジョイの後を追って付きまとうが、グレアムは、彼が銀行強盗であることを知り、慌てて、アンジー(松本慎也宇佐見輝)らが追いかける。
マックスは無事だったが、ジョイは、行き場を失くして、彼らの前で拳銃自殺する。
実は、マックスには、雪と拳銃にまつわるトラウマがあり、その上、ジョイの自殺現場を目撃したことから、情緒が不安定になる。同じように、歌手のシャーリーも、ステージをキャンセルせざるを得なかったことから、神経過敏になり、薬が手放せない状態。また、シャーリーは、痛みを抱えるグレアムに薬を分けてくれる。が、彼女が皆を慰めるために歌った時、へたくそ!と、苛立った若い男に侮辱したため、シャーリーは吹雪の中、飛び出していく。
吹雪が止んだ後、若い男女と眼鏡の紳士、そして少女のアンジーは、山を下りると言い出す。グレアムが動けないはみだしっ子たち、彼らを見守るアルフィー、そしてシャーリーの帰りを待つギィは、山に残ることを選んだ。
サーニン(千葉健玖澤井俊輝)は、スキー板を持っていたので、助けを呼ぶと言って、単独で山を下りる。
ギィは、シャーリーのことで憔悴し、ふとしたことから、大きな声を上げ、その声に驚いたマックスが拳銃を発砲、ギィは即死した。
サーニンは、奇跡的に救助隊に助けられるが、先に山を下りた4人は、雪崩に巻き込まれて死んだ。シャーリーの遺体も発見されたが、何者かに刺殺されていて、彼女のバッグは、山で死んだ女が持っていた。そして、そこには、ヘロインが入っていた。
ギィの死体を始末できず、自殺し損なったアンジーは、一人、救出にやって来たシドニーに救われる。アンジーが二人いたために、はみだしっ子の方のアンジーは、遭難者の人数にカウントされていなかったのだ。シドニーは、ギィの死体を自分の墓(社会的に葬られた時、墓まで作られていた)に隠し、アンジーも匿った。
アンジーも帰って来ない、サーニンの無事もわからない、マックスの無意識の犯罪をどう隠すべきか、シャーリーに薬を返すために後を追いかけるべきだった…後悔と薬の影響でグレアムは精神に異常をきたしていた。こうして、はみだしっ子たちは、バラバラになってしまうー


というところで終わったですよ[爆弾] 
続き…続きを早く見せて[exclamation×2]


ということで、出演者感想を簡単に。
TBCチームのバランスの良さは、さすが3年目のチームだな[exclamation]と思う。また、とにかく可愛い伊藤が、ずっと使われ続けたことで、演技面でも充実、可愛さを武器にできたことを今回強く感じた。
堅実にグレアムを演じてきた仲原は、こういう展開になると、華やかさがない分、シリアスにつらい芝居。演劇としてはまったく問題ないが、私はライフにもうちょっとエンターテイメントを求めているらしい。そういう意味で、松本のスター性は、さすがライフの看板役者だと思う。
千葉は身体能力も高いし、どんな役でも、伝える力が強くて、サーニンの気持ちがすごく理解できた。
澤井のジョイは、バカなことやって、どうにもならなくてあっさり自殺するキャラが似合いすぎる。少女アンジーの八島は、見た目それほど可愛くないのに、観ているうちに、なんか可愛いな…と思えた。客演でちゃんと女の子になるの、たいへんだったよね。ありがとうございます[黒ハート]
一方、CAPチームは、3年目の宇佐見澤井、初めましての関戸八島…という微妙に噛み合っていないメンバーだったが、個々の演技は、見るべきものがあった。特に初出演の関戸は、グレアムを地味になりすぎず、華やかに演じていて、やっぱ、スターさんだなーと思った。ただ、宇佐見澤井の青さを肯定するには、久保のグレアムがちょうどよかったんだよなぁ~。この辺が配役の妙かな。八島は、普通に可愛かったが、なにしろ伊藤の可愛さが犯罪的なので、ちょっと損していたかも。
松本のジョイは、なんつーか、上手すぎる。カッコいいし、上手いし、あなた、ズルいわ。
運転手の千葉が、真面目な運転手感が伝わって来て、好感が持てた。
シングルキャストとしては、石飛曽世が、本役以外にも常にニコイチで登場し、出るたびに男女が逆になっている辺り、笑っていいところじゃないのに、クスっとしてしまった。船戸は安定感がハンパない。吉成は、若い男のイケズな感じと、キャシーの可愛いらしさが、どちらもステキだった。鈴木は、若い女がめちゃくちゃ綺麗だった。
シドニー役の田中は、超イケメンだったけど、鬘がイマイチだったかな。もっと高い鬘を使わせてあげたかった。客演なんだし。見た目と雰囲気は、退団した久保のシドニーを思い出す感じ(つまり、好き[黒ハート])だったけど、声とキャラは高根氏だったらしい(笑)この記事を書くために、田中彪を調べたら、え…田中聖の弟さんなの…[exclamation&question]兄と弟がジャニーズなのか…そら、イケメンだわな…。てか、田中家、みんな変わった名前なのね。
ライフの芝居に合うと思うので、また、客演してください。
ブラジャーの洗礼を受けた八島さんもね。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

あれから四半世紀… [┣ヅカネタ]

1995年1月17日、震度7の地震が関西を襲った。家屋の倒壊、そして大火災、多くの方が亡くなり、家を失い、大きな悲劇に日本は包まれた。後に、阪神淡路大震災と呼ばれる。
当時、宝塚大劇場は、花組、安寿ミラ・森奈みはるのサヨナラ公演が上演されていた。月組は、翌月から始まる大劇場公演のお稽古が始まったところだったんじゃないかと思う。ゆうひさんもムラにいて、被災した。(とりあえず、冷静に、コンタクトを手に取ったらしい。)自身の成人の日2日後のことだった。(ちなみに1月8日までDC公演「ル・ミストラル」に出ていたらしい。今も昔もジェンヌは忙しいのね…)
現役タカラジェンヌは、怪我を負った方もいたが、すぐに全員無事と発表され、ファンも安堵した。が、当時のバウホールの支配人の方が、自宅の倒壊で亡くなったと聞いた。大劇場もスプリンクラーが故障して水浸しになったとか。
大劇場公演は、当然、中止が発表され、翌月の月組公演も飛んだ。大劇場が再開されるのは、3月末の星組公演「国境のない地図」から。再開したところで、生活の基盤が元通りになっていない関西圏なので、公演に行けないファンも多い。長く公演の映像化を拒んでいた宝塚が、ビデオ販売に踏み切ったのは、そんな事情があったと聞いた。今、当たり前のように円盤が出ているのは、震災キッカケなのだ。
私は、10月になってようやくムラに行った。花の道の商店街が壊滅していたのは、かなりショックだった。今、セルカがある辺りね。


当時の「歌劇」誌「えと文」や「楽屋日記」などを読むと、まだ10代後半位の下級生に至るまで、命懸けで舞台に取り組んでいるプロなんだな…と思う。公演再開のメドが立たないということで、生徒たちは、避難することになる。実家が遠くにある場合は帰ったり。でも、まだ大きな余震がある時でも、公演再開するから…と招集がかかると、全員がムラに戻る。
私にそんなことができるだろうか[exclamation&question]と、彼女たちのプロ根性を尊敬した。
それは、16年後の東日本大震災の時にも、もう一度感じることになる。


ハンパないってやつですね。普通できひんやんっていうやつですね。
あの時も、今も、私は、タカラジェンヌを尊敬している。命懸けで舞台に立っている彼女たちに幸あれ。


nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

今年もフォーラムで優雅な展示 [┣写真ネタ]

もうおなじみになってきました、東京国際フォーラムのお正月展示。今年も撮影してきました。(昨年の写真は、こちらです。)
今年は東京オリンピックがあるからでしょうね、平安貴族のスポーツがテーマになっていました。


けまり1.jpg


こちら、蹴鞠の装束だそうです。


けまり2.jpg


蹴鞠の風景。


けまり3.jpg


蹴鞠に興じる貴族の図。


けまり4.jpg


舞楽「納蘇利」の衣装と面。
相撲とか騎射など、左右に分かれて勝負する競技の時、右方が勝ったら演奏される「勝負曲」なんだそうです。


けまり5.jpg


こちらは、左方が勝った時に演奏される「蘭陵王」の衣装と面。宝塚ファンにはおなじみですね。


けまり6.jpg


こちらは、打毬という競技のようです。ホッケー版とポロ版があるみたいですね。


けまり7.jpg


こちらは、ポロ版打毬です。


けまり8.jpg


騎射という競技の衣装だそうです。


けまり9.jpg


こちらは、宮殿庭での相撲試合。


けまり10.jpg


こちらは、令和の宴ジオラマ。


けまり11.jpg


こちらは、即位行事だったかな。周囲の幟は四神の図柄です。


いつもと少し違う展示で、今年も面白かったです。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:アート

三日坊主にならず、続いています! [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

ツイッターで、ストレッチを発信している柴トレーナーの日めくりストレッチを購入しました。



こりの要を効率的に攻める! まいにち10秒ストレッチ ([実用品])

こりの要を効率的に攻める! まいにち10秒ストレッチ ([実用品])

  • 作者: 柴 雅仁
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/12/26
  • メディア: 単行本

毎日、ひとつのストレッチをやることからスタート…ということで、とりあえず、3日坊主にはなっていません。
一週間続いた自分をとりあえず褒めつつ、続けていければ…と思っています。

調子もよいです。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

「イノサン」パリ公演中止 [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]

12月に、ヒューリックホールで観劇したミュージカル「イノサン」、その時、いただいたチラシがこれ。


イノサン.jpgフランス語で書いてあって、2020年2月9日にパレ・デ・コングレ・ド・パリで上演、とある。裏面も中身も日本語なので、同じものをパリで配るつもりだったわけではないだろう。
イメージ戦略[exclamation&question]


日本からのツアーも募集(JTB)していて、まあ、「刀剣乱舞」もパリ公演やったしね…と、その時は、特に気にも留めていなかった。


お正月休みに、ゆうひさんと共に「安倍晴明」に出演した、かの人間国宝・梅若実玄祥様がパリでマリー・アントワネットを題材にした能を演じたドキュメンタリー作品が放映されていて、その中で、奮闘する西尾智子プロデューサーの姿に感銘を受けた。たった一日だけのパリ公演をやることの難しさ、利益を考えたらやっていられない、それでもやる[exclamation]という意気込みが凄かった。
テレビでは、チケット代を下げてでも多くの人に観てほしい…という決断により、最終的に盛況だったという風に紹介されていた。
(このテレビ番組を見たおかげで、長年謎だった元ジェンヌではない若い式神ちゃんの正体がわかった[ひらめき]西尾プロデューサーのお孫さんで、舞踊家の西尾萌さんなのですね。この能舞台では、ロザリー役<アントワネットのコンシェルジュリーでの小間使いロザリーは実在の人物>を演じていた。)


まあ、それくらいパリ公演というのはハードルが高いようだ。
どんな勝算があって、決定したのだろうか。
私自身、マンガの「イノサン」は知らなくて、日本のマンガ・アニメ人気の高いフランスで、この作品がどれだけの知名度なのかもわからないので、全然想像もできない。


そして…
SNS上で、だいぶ前から中止の噂があったのだけど、本日、公式HPで正式に中止が発表された。
JTBのツアーに申し込んだ方については、全額返金されるようだけど、もっと安いツアーを自分で申し込んだ人は、キャンセル料が発生するかもしれない。あと、発売される(はずの)DVDには、パリ公演特典映像が入るということで、既にヒューリックホールで申込開始してたけど、こちらはどうなるのかしら[exclamation&question]


すでに公演予定日から1ヶ月を切っていて、出演するはずのキャストが別の予定を入れたり、パリ公演に言及しなくなったり、つまり、もうだいぶ前から中止は既定路線だったとみていい。
「公演決定」の情報解禁日程が、色々な事情で決定するのはわかる。
でも「公演中止」の情報解禁は、どう考えたって「なる早」以外の選択肢はない。こういうところにも、主催側の観客軽視が見られて、残念。


やる側の方々、「観る側の事情」に全く思いをいたしてくれてませんね[exclamation&question]
こっちにも、色々あるんだよっ[exclamation×2]


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

あまじぃ… [┣宝塚情報]

星組 宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演 休演者のお知らせ


2020/01/11


星組公演『眩耀(げんよう)の谷 ~舞い降りた新星~』『Ray -星の光線-』の休演者をお知らせいたします。


公演期間 宝塚大劇場公演:2020年2月7日(金)~3月9日(月)
     東京宝塚劇場公演:2020年3月27日(金)~5月3日(日)   


宝塚大劇場・東京宝塚劇場公演 全日程休演


(星組)天路 そら


※体調不良のため休演いたします。


この公演で退団する専科の華形ひかるが、以前お茶会で、オススメのジェンヌさんに、天路を挙げていた。
最後の共演なのに、残念すぎる…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]


でも、ゆっくり治して復帰してくださいね。くれぐれも無理しないで。


  

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇

「カイジ ファイナルゲーム」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

大空ゆうひさんご出演、ということで、映画「カイジ ファイナルゲーム」を見てきました。


これまでの映画は、テレビでチラ見した程度。人生を賭けたギャンブルとか痛すぎて苦手…なんて思っていた。あと、ローマ時代のコロッセオみたいに、金持ちが貧乏人を眺めて楽しむ…的な設定が、堪えられず…まあ、そんな小さな好き嫌いは、ご贔屓の出演でコロッと変わってしまうのでした[黒ハート]


2020年、東京オリンピック終了後の日本。景気は悪化の一途。インフレでビールは1杯千円。
カイジ(藤原竜也)は派遣社員として、給料の7割を会社にピンハネされ、カツカツの日々を送っていた。そんなカイジの前に大槻(松尾スズキ)が現れる。第5回若者救済イベントに参加しないか、という誘いだった。
金持ちの老人が、全国で「若者救済イベント」というガス抜きを行っていた。第5回は「バベルの塔」。大槻は、事前に開催場所を知ったので、一緒にやらないか、とカイジを誘う。参加するのはカイジ一人で、でも取り分は5:5。
横浜の倉庫街。ビルの屋上に作られた鉄塔の突端にある電卓のような機械を手に入れれば、欲しい金額を入力することができる。(または、秘密の情報を手に入れられる。)
バベルの塔をよじ登る若者たち。ドローンで手に入れようとする若者。そしてカイジは、隣のビルから鉄骨を渡し、上から狙う作戦。人を蹴落として自分だけが手に入れようとする若者たち。
運よく優勝したカイジは、お金ではなく、秘密の情報を選ぶ。そして、とある建物にやって来る。
そこには、第2回大会の優勝者、カナコ(関水渚)がいた。そして、東郷(伊武雅刀)という老人から、二人は、とあるゲームへの参加を持ちかけられるー


カイジが働いている派遣企業の社長、黒崎(吉田鋼太郎)と対決する“最後の審判”というゲーム。二人の金持ちが、全財産を賭けて戦い、片方は一文無しになる…という究極のゲーム。
ちなみに黒崎は、金融機関のサラリーマンからスタートして、今は、派遣会社の社長を務めるかたわら、政府のアドバイザー的立場も務めている。…なんか、どこかで聞いたような経歴の方ですね。
その派遣会社は、カイジの天敵・帝愛グループの傘下であるし、“最後の審判”のゲームもまた、帝愛アイランド(地下に建設された巨大なギャンブル会場)で行われる。当然、フェアな勝負は望むべくもない。
しかし、カイジは負けるわけにはいかない。東郷は、日本政府の不況脱却への隠し技、“預金封鎖”を阻止しようとしているのだ。そのためには、黒崎を倒し、首相首席秘書官・高倉(福士蒼汰)らの野望を打ち砕く必要がある。


カイジの男気がかっこよく、痛快な映画だった。
ゆうひさんは、黒崎と3日前に結婚した資産家の娘…という役どころ。役名はレイカさん。めちゃくちゃハデな美女でした[黒ハート]
この映画には、天海祐希様も出演しているので、共演[exclamation&question]とワクテカしたものの、出番は合わなかった感じ。でも、「鎌塚氏…」は天海さんも観劇されたので、その時にお話しできていたらいいなぁ~なんて妄想している。


桜とか、相変わらず、ズルが横行している現代、せめて映画だけでもスカッとしたい皆様、オススメです[exclamation×2]


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:映画