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「イノサン」パリ公演中止 [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]

12月に、ヒューリックホールで観劇したミュージカル「イノサン」、その時、いただいたチラシがこれ。


イノサン.jpgフランス語で書いてあって、2020年2月9日にパレ・デ・コングレ・ド・パリで上演、とある。裏面も中身も日本語なので、同じものをパリで配るつもりだったわけではないだろう。
イメージ戦略[exclamation&question]


日本からのツアーも募集(JTB)していて、まあ、「刀剣乱舞」もパリ公演やったしね…と、その時は、特に気にも留めていなかった。


お正月休みに、ゆうひさんと共に「安倍晴明」に出演した、かの人間国宝・梅若実玄祥様がパリでマリー・アントワネットを題材にした能を演じたドキュメンタリー作品が放映されていて、その中で、奮闘する西尾智子プロデューサーの姿に感銘を受けた。たった一日だけのパリ公演をやることの難しさ、利益を考えたらやっていられない、それでもやる[exclamation]という意気込みが凄かった。
テレビでは、チケット代を下げてでも多くの人に観てほしい…という決断により、最終的に盛況だったという風に紹介されていた。
(このテレビ番組を見たおかげで、長年謎だった元ジェンヌではない若い式神ちゃんの正体がわかった[ひらめき]西尾プロデューサーのお孫さんで、舞踊家の西尾萌さんなのですね。この能舞台では、ロザリー役<アントワネットのコンシェルジュリーでの小間使いロザリーは実在の人物>を演じていた。)


まあ、それくらいパリ公演というのはハードルが高いようだ。
どんな勝算があって、決定したのだろうか。
私自身、マンガの「イノサン」は知らなくて、日本のマンガ・アニメ人気の高いフランスで、この作品がどれだけの知名度なのかもわからないので、全然想像もできない。


そして…
SNS上で、だいぶ前から中止の噂があったのだけど、本日、公式HPで正式に中止が発表された。
JTBのツアーに申し込んだ方については、全額返金されるようだけど、もっと安いツアーを自分で申し込んだ人は、キャンセル料が発生するかもしれない。あと、発売される(はずの)DVDには、パリ公演特典映像が入るということで、既にヒューリックホールで申込開始してたけど、こちらはどうなるのかしら[exclamation&question]


すでに公演予定日から1ヶ月を切っていて、出演するはずのキャストが別の予定を入れたり、パリ公演に言及しなくなったり、つまり、もうだいぶ前から中止は既定路線だったとみていい。
「公演決定」の情報解禁日程が、色々な事情で決定するのはわかる。
でも「公演中止」の情報解禁は、どう考えたって「なる早」以外の選択肢はない。こういうところにも、主催側の観客軽視が見られて、残念。


やる側の方々、「観る側の事情」に全く思いをいたしてくれてませんね[exclamation&question]
こっちにも、色々あるんだよっ[exclamation×2]


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