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昨年観た舞台、総ざらい [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]

宝塚以外の舞台の総括、4回目です。


(1) ミュージカル作品(音楽劇を含む)
観劇したのは、次の作品です。
1月 ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレート・コメット・オブ1812(東京芸術劇場プレイハウス)、不思議なラヴ・ストーリー(キンケロシアター)、SHIRANAMI(新国立劇場中劇場)
2月 ベルサイユのばら45(東京国際フォーラムホールC)、イヴ・サンローラン(日経ホール)
3月 Spring has come!!(神楽坂GLEE)、Red Hot and COLE(博品館劇場)
4月 レ・ミゼラブル(帝国劇場)、ライムライト(シアタークリエ)
6月 BACK BEAT(東京芸術劇場プレイハウス)
7月 ピピン(オリックス劇場)、エリザベート(帝国劇場)
9月 怪人と探偵(KAAT)、誘惑のクミンシード他(文化シャッターホール)
12月 トラブルショー(IMAホール)、イノサンMusical(ヒューリックホール)、ロカビリー・ジャック(シアタークリエ)


全部で17作品。でも、けっこう再演作品が多いので、わりと絞れてくるかな。
この中で、よかったな~と思ったのは…


「不思議なラヴ・ストーリー」、「SHIRANAMI」、「イヴ・サンローラン」、「Red Hot and COLE」、「ピピン」、「怪人と探偵」、「ロカビリー・ジャック」の7作。
そして、そこからひとつ選ぶとすれば…


「ピピン」ですっ[exclamation×2]


こういう寓話的な作品を日本人の嗜好に合う形で作り上げたこと、主演の城田優さんみずからツイッター等で公演を盛り上げていったこと…新たなカタチのミュージカル作品になったと思います。
そして出演者がまた素晴らしかった[黒ハート]
開演時間が無理難題過ぎて観られなかった「ファントム」といい、今年は、演技者に留まらない城田優の活躍がミュージカル界をけん引したように思います。

(2) 演劇作品(中~大劇場レベル)(キャパ300超)
観劇したのは、次の作品です。
1月 安倍晴明(中野サンプラザ)、どうぶつ会議(新国立劇場小劇場PIT)、暗くなるまで待って(サンシャイン劇場)
2月 イーハトーボの劇列車(紀伊國屋ホール)
3月 三月大歌舞伎(歌舞伎座)、スロウハイツの神様(サンシャイン劇場)、めんたいぴりり(博多座)
6月 最遊記(ヒューリックホール)、囚われのパルマ(シアター1010)、錆色のアーマ(シアター・ドラマシティ)
7月 恋のヴェネチア狂騒曲(新国立劇場中劇場)、橋爪功リーディングシアター(兵庫県立芸術文化センター阿阪急中ホール)、大悲(紀伊國屋ホール)、MOTHERS AND SONS(サンシャイン劇場)
8月 八月納涼歌舞伎(歌舞伎座)、人形の家PARTII(紀伊國屋ホール)、プレイハウス(東京芸術劇場プレイハウス)
9月 GOZEN(サンシャイン劇場)、めんたいぴりり(明治座)
10月 仮面山荘殺人事件(サンシャイン劇場)、パパ、I LOVE YOU!(本多劇場)
11月 鎌塚氏、舞い散る(本多劇場)、ふるあめりかに袖はぬらさじ(明治座)、スーパー歌舞伎オグリII(新橋演舞場)
12月 桜の森の満開の下(新宿FACE)、神の子(本多劇場)


全部で26作品…前年と同数ですね。あ、「めんたいぴりり」がダブってるから、25作品か!
この中で、私的に、これはっ[exclamation×2]と、評価したい作品…


「どうぶつ会議」「暗くなるまで待って」「大悲」「MOTHERS AND SONS」「人形の家PARTII」「パパ、I LOVE YOU!」「鎌塚氏、舞い散る」…7作品を選んでみました。
今回、この中で、特にこれは…[exclamation×2]と、大きな字で書く作品は…なかったかも。
佳作が多く、どれも楽しめた2019年でした。


(3)演劇作品(小劇場以下)(キャパ300以下)
小劇場の区分が、昨年と再び少し変わっています。色々試行錯誤が続きます。
観劇したのは、次の作品です。
1月 花の秘密(赤坂RED THEATER)
2月 罠(ザ・ポケット)
3月 なのはな(東京芸術劇場シアターウエスト)、LULU(赤坂RED THEATER)
4月 春のガラス窓(劇場HOPE)、艶漢第三夜(シアターサンモール)
5月 いつか僕らが見る明日(シアターモリエール)、11人いる!(あうるすぽっと)、ナツヤスミ語辞典(俳優座劇場)、レイモンド・カーヴァ―の世界(トリコロールシアター)
6月 なにもない空間の男他(花まる学習会王子小劇場)
7月 桜田ファミリー物語(テアトルBONBON)、カゾクマンIII(赤坂RED THEATER)、TAMAGOYAKI(ウエストエンドスタジオ)、太宰を聴く(三鷹市芸術文化センター星のホール)
8月 明日もう君に会えない(「劇」小劇場)、今日もわからないうちに(シアタートラム)、板の上の二人と三人、そして一人(「劇」小劇場)
9月 エラトステネスの篩(シアターサンモール)、Stars(ウエストエンドスタジオ)
10月 治天ノ君(東京芸術劇場シアターイースト)、ごーRock(てあとるらぽう)、明けない夜明け(ウエストエンドスタジオ)
11月 崩壊(俳優座劇場)、まさに世界の終わり(アトリエ春風舎)、VANITIES(ウエストエンドスタジオ)
12月 カケチガイ(ウエストエンドスタジオ)、あれよとサニーは死んだのさ(スズナリ)、三獣士(シアターサンモール)


全部で29作品(厳密に言うと31作品)。この中で、私的に、これはっ[exclamation×2]と、評価したい作品は…


「花の秘密」「なのはな」「LULU」「カゾクマンIII」「太宰を聴く」「今日もわからないうちに」「治天ノ君」「明けない夜明け」「VANITIES」「あれよとサニーは死んだのさ」


昨年も小劇場がいい仕事してたのは間違いないですね。


ということで、さらに厳選して、


なのはな
治天ノ君
VANITIES


の3作をベストにしたいと思います。
スタジオライフ作品には評価が甘くなってしまうことを考えると、実質ベストは、「治天ノ君」じゃないかな…と思います。台風で公演中止⇒追加公演でようやく観られたことを含め、本当に奇跡のような出合いでした。


で…誰かに、賞をあげるとしたら…


今回は、城田優さん[exclamation×2]
彼のクリエイティブな感性がすごく好きです。


そして、俳優さんという意味では、太田基裕さんに、マイフェイバリットアクター賞を差し上げたいと思います。
(どっちも副賞ないけどね)


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