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2024年公演ラインアップ(月組) [┣宝塚情報]

2024年 公演ラインアップ【全国ツアー公演】


2024.02.29


2024年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【全国ツアー公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。    


月組公演


主演・・・鳳月 杏、天紫 珠李


ミュージカル・ロマン 『琥珀色の雨にぬれて』
作/柴田 侑宏 演出/樫畑 亜依子


「琥珀色の雨にぬれて」…ロマンチックな物語で、新トップコンビに似合いそうですね。
できれば、フランソワーズ役は、みちるちゃんに演じてほしい。これ、ヒロインより難しい…作品の成否を決める大切な役なの。きっとみちるちゃんなら、最高のフランソワーズを演じてくれると思うから[ぴかぴか(新しい)]


レビュー・アニバーサリー 『Grande TAKARAZUKA 110!』
作・演出/中村 一徳


ショーは、月城・海乃コンビさよなら作品をそのまま持ってくる感じですね。
新トップコンビで観たらどんな風に感じるんだろう[exclamation&question]てか、お願い、観せて~[exclamation×2][exclamation×2][exclamation×2]


2024年 公演ラインアップ【東京芸術劇場公演/宝塚バウホール公演】


2024.02.29


2024年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【東京芸術劇場公演/宝塚バウホール公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。   


月組公演


■主演・・・風間 柚乃


アドベンチャーロマン 『BLUFF(ブラフ)』-復讐のシナリオ-
作・演出/正塚 晴彦


久世ファンとしては、すごくうれしい発表。
初演(のちに実施された東京公演の方だけど…)も観ている身としては、懐かしすぎて泣く。
東京芸術劇場プレイハウスでの公演もゆうひさんの「THE LAST PARTY」を思い出すし…長く宝塚ファンやってると、いろんな感慨が同時に訪れることになるのね。
おだちんみたいなお芝居上手い人に演じてもらえるのは、すごく幸せなこと。楽しみです。
(観せてください[exclamation×2]


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月組次期トップコンビ発表! [┣宝塚人事]

月組 次期トップスター、トップ娘役について


2024.02.29


この度、月組 次期トップスター鳳月杏次期トップ娘役天紫珠李が決定しましたのでお知らせいたします。
なお、鳳月杏、天紫珠李の新トップコンビとしてのお披露目公演は、2024年8月22日(木)に初日を迎える全国ツアー公演『琥珀色の雨にぬれて』『Grande TAKARAZUKA 110!』となります。


ちなつちゃん、じゅりちゃん、おめでとうございます[黒ハート]


15年前の2月の終わり、めちゃくちゃ寒い日にゆうひさんのトップ就任が発表されたことを、思い出しました。
発表の後、氷雨が降り始めたっけ…と、思い出しながら雨の中、帰宅しました。
研18での就任なんて空前絶後かと思ってましたが、軽く塗り替えられてしまいました。嬉しい驚き[ぴかぴか(新しい)]
しかも、厳密には新公主演、してないんですよね。(「ベルサイユのばら」東京公演では、主演挨拶をWでしてるけど…というのは、この作品トップスター龍真咲と準トップスター明日海りおの役替わり公演で、二人がオスカルとアンドレを半々演じていたので、ちなつちゃんが演じたアンドレ役も“トップさんの役”ではあった。でも、ムラではオスカル役の煌月爽矢だけが挨拶していたので、作品としての主役はオスカルなんだと思います。ただ、トップさんが演じる役なので、アンドレもとても主役な扱いの作品だったし、いろんな人の力添えもあって、東京公演は主演の挨拶を二人がやった…と。それは、ミュージカル作品の1部と2部で主役を分け合ったゆうひさん以上に、新公主演と呼べるかどうかの微妙な状況なわけで…)
入団した時からスター街道を歩む人もいる。天海祐希さんや、珠城りょうさんみたいに。
でも、誠実に一歩ずつ19年の時間をかけてトップになる人もいる。
どっちの道になるか、選ぶことはできないけど、今のちなつちゃんが幸せならいいな…と思う。


新トップコンビ、どんな感じになるんだろう。
次の公演で、「次期こんな感じ」みたいな場面あるかな[exclamation&question]
楽しみ[ぴかぴか(新しい)]


  

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「九十九想太の生活」観劇 [┣演劇]

「九十九想太の生活」


脚本・演出:澁谷光平


音楽:まるやまたつや
舞台監督:本郷剛史
舞台美術:SPM
照明:仲光和樹
音響:小林遥


<キャスト>
九十九想太…前川優希
九十九悠也…里中将道
四宮晃司…日南田顕久
四宮さおり…木村はるか
五木美代…あきやまかおる
五木治…浦尾岳大
七瀬…山木透
八村…NARUYA
一ノ関…苗村大祐
二階堂…藤波瞬平
三条…釜山甲太郎


久々のスプリングマンの公演。
家族の日常を丁寧に描いていく「弁当屋の四兄弟」などのシリーズに、元スタジオライフの藤波瞬平が出演していて、その流れで観るようになった。今回も、登場人物は違うが、同じ町内の物語のようだ。(舞台は世田谷区の昔ながらの町の一角)
また、藤波のほか、日南田顕久、あきやまかおるもシリーズ常連で、彼らが出てくると、あの世田谷の街角の物語なんだなぁ~と勝手に脳が考えてくれるほどに、シリーズに馴染んできた感がある。
劇場は、今回、シアターアルファ東京という初めての劇場。恵比寿にできた新しい劇場なのだが、お茶の間を設営するには、ちょっと問題のある劇場だった。というのは、サイド前方の席に死角が多く、舞台をフルで使ったり、お茶の間に俳優が座ったりすると、まあ見えない。客席数200というコンパクトさは買うが、演目は選びそうだな…という感想を持った。
吉祥寺シアター(前回公演)のような勾配の大きな劇場の方が、この手の公演には合うように思う。
(場面転換のない芝居だが、正面に茶の間がどーんとあって、奥が庭先(干しっぱなしの洗濯物がある&訪問者は庭から入って来る)、下手にダイニングキッチンがあり、冷蔵庫だったり、椅子だったりがよく使われる)


母親が亡くなり、兄もほとんど帰って来ない都会の一軒家に想太は住んでいる。
取壊しの話が出る中、想太の心はあれこれと揺れる。事務的にことを進めようとする兄への反発だったり、思い出だったり…。様々な出来事が少しずつ、想太の心を整理し、想太は家の取壊しを決める。
4年ぶりの藤波瞬平は、九州に住む、この家の土地所有者役で、勝手に想太たちに思い入れを持っているという人物。人物像が立体的に浮かんでくる好演。なんだかんだで、好きな俳優だわ、やはり。
九十九兄弟が2.5次元作品などで人気の俳優ということもあり、いつものスプリングマンとは客層が違い(いつもは、個々の俳優+声優ファンが客層)、勝手にアウェイ感。プラス死角の多い劇場で、ちょっとしぼんだ気持ちになっていたが、終わってみるとほっこり。
今回もよきお芝居でした。


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刀猫男士のカフェ潜入 [┣行ってきました!(旅・花・名所・展覧会)]

刀剣男士の猫化したキャラクターである、刀猫男士のカフェ(秋葉原のコラボカフェ本舗で開催)に行ってきた。


クッション.jpg


いきなり、クッションがコレですよ[黒ハート]可愛い~[いい気分(温泉)][いい気分(温泉)][いい気分(温泉)](消してあるのは個人のバッグが写ってしまったためです)


壁.jpg


壁もこんな感じで、テンションあがる~[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]
まずはメインディッシュですね。


魚とおかか.jpg


私が注文したのは、コレ。
プレート自体がネコです。テンション爆上がり[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]
さらに大根おろしがネコ。醤油を垂らすと三毛になる[ハートたち(複数ハート)]
可愛すぎる…[もうやだ~(悲しい顔)]


オムライス.jpg 好きなキャラフィルムがつく.jpg


その他のメニューもこんな感じ。煮干しはマストアイテムみたいですね。


最中.jpg パンケーキ.jpg


こちらはデザート。ネコミミのプレートに載ってたりするのが、ニクい。
パンケーキのお皿も可愛い。


パフェ.jpg


パフェも肉球が載ってます[黒ハート]


沖田組.jpg 沖田組2.jpg


沖田組[黒ハート]


清光.jpg


ザ・清光[黒ハート]


三日月にゃん.jpg 肉球スプーン.jpg


おかわりに三日月にゃんを選んでみました。
スプーンも肉球とか、神か[exclamation&question]


1時間くらいの滞在でしたが、癒され度1000%でした[exclamation×2]


 


 


 


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宝塚星組「RRR/VIOLETORIA」観劇 [┣宝塚観劇]

「RRR×TAKARAZUKA~ルートビーム~」
Based on SS Rajamouli's 'RRR'.


脚本・演出:谷貴矢
作曲・編曲:太田健、高橋恵
音楽指揮:笹田愛一郎
オリジナル振付:Prem Rakshith
振付:御織ゆみ乃、若央りさ、KAORIalive
殺陣:清家三彦
装置:國包洋子
衣装:加藤真美
照明:笠原俊幸
音響:秀島正一
映像:溝上水緒
小道具:福井良安
歌唱指導:堂ノ脇恭子
演出助手:竹田悠一郎
衣装補:薄井香菜
舞台進行:陳京雅


有名なインド映画「RRR」を1時間半に凝縮して宝塚歌劇の舞台に上げる…なかなかハードな宿題を谷先生が見事に成し遂げてしまった。


大英帝国傘下のインド。この時代の英国貴族の傍若無人ぶりは、「憂国のモリアーティ」を想起させる。
本作のインド総督、スコットも相当ひどいヤツで、今回もオレキザキこと輝咲玲央がいい味を出している。その妻、キャサリン(小桜ほのか)も慈愛に満ちた笑顔の奥で、かなり鬼畜。今日も気まぐれに気に入った現地の娘、マッリ(瑠璃花夏)を少々の小銭で村から連れ出そうとする。
驚いた母親が抗議して、殺されようと(弾がもったいないので撃つことだけは止められたが)顔色一つ変えない。こんな風に、英国貴族以外人間と思っていない貴族が各媒体で続出しているのだが、これはマジでマジなのだろうか。(産業革命以降、貴族だけでなくブルジョア層も相当酷い人間が描写されているし、ロンドンの貧民の生活の酷さは資料も残っているが、人間としてあまりに酷くて、信じたくない…)
こうして不当にも拉致されたマッリを奪還するために、英雄コムラム・ビーム(礼真琴)と仲間たちが立ち上がる。
一方、総督府では、ビームが立ち上がったという情報が届き、対応に追われていた。もし、ビームを逮捕できれば、特別捜査官に昇進させると聞き、インド人ながらイギリス警察に所属しているラーマ・ラージュ(暁千星)は、その任に立候補する。(彼は、独立のための武器を手に入れるために、警察組織に入ったが、目的のためには出世が必要で、インド人が出世するためには、大きな仕事を成し遂げるしかない。)
潜入の機会をうかがっていたビームは、総督邸の前で、イギリス人でありながら、インド人を庇う姿勢を見せるジェニファー(舞空瞳)の存在に心を動かされる。
そして、偶然、火事の中から協力して子供を助け出したことで、ビームとラーマは出会い、二人の間に友情が芽生えた。市場でジェニファーを見つけても、声をかけられないビームをラーマがアシストして、総督邸で行われるパーティーへの招待状を受け取るという幸運に見舞われた。パーティー会場では、ダンスも踊れない…と、インド人=野蛮人扱いするイギリス人たちを前に、ラーマは、ナートゥを紹介し、踊り切ったビームは一同の賞賛を浴びる。宝塚ファンには、ほぼランベス・ウォークだったナートゥ。直前に「ME AND MY GIRL」をやったのは、わざとだった[exclamation&question]
二人の強固になった友情は、運命に勝てるのか[exclamation&question]そして、マッリを取り返すことhできるのか[exclamation&question]
最後まで、ドキドキハラハラ、一瞬も気が抜けないステージ。
本当に谷先生、今回は感服です[exclamation×2][ぴかぴか(新しい)]
そして、のナートゥはまさに圧巻[ぴかぴか(新しい)]タカラジェンヌの底力を感じる場面だった。


エピローグは、出演者総出で客席降りになるのだが、2階席にイギリス総督邸メンバーを配したのは、さすがのアイデアだったと思う。芝居の終幕でオレキザキ総督が斃され、妻や側近がその後のエピローグで楽しそうに歌い、踊っていたら、気になってしまう。
2階席という隔絶した世界で、スター然として振る舞う小桜や楽しそうな碧海の姿に、こちらも大満足[exclamation×2]となった。


レビュー・シンドローム
「VIOLETOPIA」


作・演出:指田珠子
作曲・編曲:青木朝子、玉麻尚一、多田里紗
音楽指揮:笹田愛一郎
振付:御織ゆみ乃、長谷川達也、KAORIalive、港ゆりか
装置:二村周作
衣装:有村淳
照明:笠原俊幸
音響:大坪正仁
小道具:増田恭兵
歌唱指導:KIKO
演出助手:古川愛梨
舞台進行:陳京雅


指田先生の大劇場デビュー作品。
森の中を青年(礼真琴)が歩いていると、廃墟の中の劇場から記憶達がよみがえるー


ダークで、耽美で、退廃的で、禍々しい世界。世紀末の見世物小屋のようなぞっとする世界の中に、宝塚的な耽美さが同居している…というか。フィナーレを除く全編が、そんなゴテゴテした独特の世界観で貫かれていた。
夜の劇場にぽつんと灯る常夜灯。
そこに指田先生が見た幻想の世界はコレなのか…と思いながら、次々に変わる景色を眺めていたら、退団者用の場面で、いきなり「AS TIME GOES BY」が流れ、息を吞んだ。歌うぴーすけ(天華えま)はトレンチコート着てるし、思い出しちゃう[もうやだ~(悲しい顔)]


チケット難で一度きりの観劇だったため、こんな感想になってしまうが、星組のエネルギーを感じる素晴らしい舞台だった。一度だけでも、B席でも、観られてよかった[黒ハート]


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「メイジ・ザ・キャッツアイ」観劇 [┣演劇]

舞台
「メイジ・ザ・キャッツイ」


原作:北条司「CAT’S EYE」
脚本:岩崎う大(かもめんたる)
演出・共同脚本:河原雅彦


<キャスト>
来生瞳…藤原紀香
来生泪…高島礼子
来生愛…剛力彩芽
内海俊夫…染谷俊之
平野猛…上山竜治
藤堂…美弥るりか
栞…新谷姫加
神谷真人…川久保拓司
ミケール・ハインツ…長谷川初範


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キワモノかな[exclamation&question]と思いながら観に行った「メイジ・ザ・キャッツアイ」だったが、面白かった。
明治座で上演されるから、明治時代ではどうか、という提案が北条先生からのものだった!という衝撃[exclamation×2](企画は江戸時代ものだったらしい)もありつつ、明治時代で本当によかったなと思う。
しっかりテーマ曲が披露されるシーンもあり、レオタードは時代的に無理…とはいえ、極力寄せて、さらに出演者の魅力が引き立つ衣装になっていて、素晴らしかった。


美弥演じる藤堂、もちろんかっこよくて大満足なのだが、実は栞の母だったという設定には、納得が…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]男装ってそんなに簡単にできるもんじゃないのよ[爆弾]背が高くて美人でクールな高島礼子おねえさまだって、男装シーン(夢)は、痛々しかった。鬘もしょぼかったし。
染谷・上山・川久保の男性メンバーのやり取りが面白く、作品を盛り上げていたと思う。キャストの年齢差の緩衝材としても、染谷はいい仕事をしていたし、なにより、俊夫の可愛さが似合いだった。上山は、ややオーバーリアクションな芝居が役柄に合っていて、こういう芝居もやるんだな~と驚いた。2.5次元舞台にも出てくれないかしら[exclamation&question]⇒2.5系スタッフさんと、かなりお仕事されているし、ほぼ2.5な舞台もされてるんですね。そういえば、私が初めて観た公演「フルーツ・バスケット」だったかも…。


私が観劇した日はアフタートークがあって、コロッケさんがゲストで登場。上山はここでもMCで大活躍。いろんんな才能があるのね[exclamation×2]
コロッケさんの、ものまねによるキャッツアイの主題歌も面白かったが、普通に椅子に座っている藤原の足の長さ、顔の小ささに悶絶した。同じ人類とは思えない…[爆弾]
明治座150周年は、この公演がファイナル。150年…という歴史がエグいが、さらに進化を続けようと、たくさんの取り組みをしている姿に頭が下がる。ここ2年くらい、明治座率がめちゃめちゃ上がっているのだが、今年は何回通うのだろうか[exclamation&question]


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「ジョジョの奇妙な冒険」観劇 [┣ミュージカル・音楽劇]

MUSICAL
「ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド」


原作:荒木飛呂彦(「ジョジョの奇妙な冒険」(集英社ジャンプコミックス刊))
演出・振付:長谷川寧
音楽:ドーヴ・アチア
共同作曲:ロッド・ジャノワ
脚本・歌詞:元吉庸泰


音楽監督・編曲:竹内聡
アレンジメント・バンドマスター:蔡忠浩
歌唱指導:山川高風、西川光子


美術:石原敬、牧野紗也子(BLANk R&D)
照明:齋藤茂男
音響:山本浩一
映像:上田大樹
衣裳:久保嘉男(yoshiokubo)
ヘアメイク:奥平正芳
特殊メイク:快歩
アクション演出:HAYATE
フライング・コーディネーター:松藤和広(CCC)
振付助手:田路紅瑠美
演出補:河内大和
演出助手:末永陽一、時枝正俊、鈴木ひがし


<キャスト>
ジョナサン・ジョースター…松下優也、有澤樟太郎
ディオ・ブランド―…宮野真守
エリナ・ペンドルトン…清水美依紗
スピードワゴン…YOUNG DAIS
ウィル・A・ツェペリ…東山義久、廣瀬友祐
切り裂きジャック/アーチャー警部…河内大和
ワンチェン…島田惇平
ダリオ・ブランド―…コング桑田
ジョースター卿…別所哲也
(私が観劇した回は※キャストでした!)


初日に幕が開かないという、異例の事態となった帝劇のミュージカル“ジョジョ”、無事観劇が叶いました[るんるん]
連載初期、少年ジャンプを買っていたくらいでその後復習もしていなかったが、無事、物語についていけて、楽しい時間だった。
なにより、舞台転換が、帝劇っぽくない、2.5次元的な動きで、こういう舞台転換もやれるんだ~[exclamation×2]と、新鮮な驚きを感じたし、帝劇(東宝)の本気も感じた舞台だった。
セットの動きを観るだけでもワクワクし通しだった。


原作は第1話から丹念に読んでいたわけではなかったので、ディオの生い立ちを数十年ぶりに完全把握して、とんでもない野郎だな~[むかっ(怒り)]という思いを深くした。漫画では、貧しい生まれの主人公が、お金持ちの意地悪にも負けず、清く正しく生きていくのが定番だったのに、「金持ち喧嘩せず/貧すれば鈍する」を地で行くような、ジョジョとディオなのだった…[爆弾]
そんなディオを演じた宮野が、漫画から抜け出してきたような超絶スタイル&濃い顔立ちで、目も耳も釘付けになる素晴らしさ[黒ハート]いやぁ、惚れました[揺れるハート]悪の魅力、満開[ぴかぴか(新しい)]
とうとう帝劇のセンター(Wだけど)に立つことになった有澤は、圧倒的な主人公オーラを放ち、金持ち・弱虫・彼女持ち…という、少年漫画の主人公として共感ゼロのこのキャラクターを、人間味のある人物に作り上げていた。ジョジョに感情移入できたのは、有澤というフィルターを通して…という部分が大きい。もっともっと歌に磨きをかけて、ミュージカルの世界でも活躍してほしい。
ジョジョの父親を演じた別所が、存在感、深みのある歌唱で作品を支えていた。そして、もはや、私は河内のファンかもしれない…と思ったりしたのだった。(演出補までされてたんですね…[ぴかぴか(新しい)]


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「伝説のリトルバスケットボール団」観劇 [┣ミュージカル・音楽劇]

MUSICAL
「伝説のリトルバスケットボール団」


作:パク・ヘリム
作曲:ファン・イェスル
オリジナル・プロダクション:アンサン文化財団、IM Culture


演出・振付:TETSUHARU
日本語上演台本・訳詞:私オム
音楽監督:田中葵
美術:松生紘子
照明:吉川ひろ子(クリエイティブ・アート・スィング)
音響:東慎吾
映像:荒川ヒロキ
イラスト:夜長秋
衣裳:高山良昭(ヒカリトカゲ)、栗原りさ(ヒカリトカゲ)
ヘアメイク:m.o.
歌唱指導:吉田純也
バスケットボール指導:石杜駿
キャスティング:霞麻衣子(FAB)
演出助手:美波利奈
舞台監督:竹内彩、林和宏


<出演>
スヒョン:橋本祥平
ダイン:梅津瑞樹
スンウ:糸川耀士郎
ジフン:吉高志音
サンテ:太田将煕
ジョンウ:平野良


<バンド>
キーボード・コンダクター:田中葵
ギター:朝田英之
ベース:澤田将弘
ドラム:足立浩


日本でも、もはやミュージカルの一大ジャンルとなっている「韓国ミュージカル」作品。今回の上演は、日本での上演用に私オム氏が上演台本を書き、登場キャラクターもオリジナルとは若干の変更がなされているとか。
出演者は6名だが、糸川、吉高、梅津の三人は、15年前に事故死した少年たちの幽霊という「本役」のほか、現在のバスケ部員や、主人公のスヒョンをカツアゲするクラスメイトなどを演じ分けた。
15年前に事故死した少年たちは、バスケ部コーチ・ジョンウのチームメイトで、彼らは、遠征先の海岸で水難事故に遭って亡くなった。が、成仏できず…15年後、彼らが閉じ込められていた校舎の屋上で、いじめられて自殺しようとしていたスヒョンと出会う。スヒョンの身体を借りることで、自由に動くことができるようになった彼らが、15年前に突然失ってしまったいろいろなものを回収して成仏していく…みたいなストーリー。
友達のいなかったスヒョンも、サンテと少しずつ打ち解け、新しい人生の幕が上がる。
音楽が美しく、歌もバスケも完璧で出ずっぱりの出演者に感動。


これは、本当にどうでもいいことかもしれないが、バスケのレギュラーは5人。
15年前の夏、遠征先で海に行ったのは、幽霊になった三人とジョンウの四人。なぜ、四人だったのだろう[exclamation&question]二人と三人に分かれる…とかだったら気にならないのだが、残りの一人、連れて行ってもらえなかったのかなぁ[もうやだ~(悲しい顔)]


糸川がバスケットボールと戯れる姿が、いつも、どんな時も本当に決まっていて、今年のACTORS LEAGUEも楽しみ[揺れるハート]というか、絶対出てね[exclamation×2]


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「笑わせんな」観劇 [┣演劇]

「笑わせんな」


脚本:福谷圭祐
演出:オクイシュージ


音楽:遠藤浩二
美術:仁平祐也
照明:高野由美絵
音響:藤本純子
衣裳:高田菜々子
ヘアメイク:武井優子
演出助手:山田翠
舞台監督:宇佐美雅人


<出演>
藤原宙介…浜中文一
比嘉有希…山下リオ
山田遊太…鳥越裕貴
郷田宏…松島庄汰
鯉川愁平…岐洲匠
田中みゆ…佐藤日向
三池史帆…松原由希子
香坂麻尋…福井夏
佐藤真由…辻本耕志
吉岡美…久ヶ沢徹
松本正義…入江雅人


本多劇場で「笑わせんな」を観劇した。


面白いだけでなく、考えさせられるところもあり、充実した演劇空間だった。
やっぱ、鳥越裕貴が、出る舞台は、ハズレがない。


美容室の地下行われている秘密の会合。
参加者は、くすぐりたい「ぐり」と、くすぐられたい「ぐら」に分かれ、基本、ペアで参戦する。
※初参加者には「ぐりですか?ぐらですか?」という質問がなされる。これはもちろん、ロングセラーの絵本「ぐりとぐら」を意識している。
彼らは、スタート前にくすぐりをストップするための合言葉を設定する。というのは、「やめて」「やだ」という言葉は、くすぐられている間、ついつい口をついて出てしまうので、本当に「ぐら」がこれ以上はイヤだと思った時に、終了宣言として口に出す言葉が必要なのだ。
※実は主人公たちペアの終了ワードが「笑わせんな」だったということが途中でわかり…タイトルまで、くすぐりが効いているのだった。


オーナーに内緒で美容院の地下室を秘密会合に使っている主人公もひどいが、その他の登場人物たちも、めちゃくちゃ。誰一人、まともな人がいないと言っていい。
お仕事でSMクラブの女王様をやっている女性をのストーカーするドMの男性客が出てきたり、ハサミが握れない主人公を指名し続ける客が出てきたり。
そんなキャラクターの面白さで話をひっぱりつつ、「人のいやがることはしない」っていう当たり前のことが、どんなに守りづらいことなのか、考えさせられる。自分の欲望の成就や満足感が、他人の犠牲の上に成り立っているかもしれない、という意識を持ち続けることは、難しいけど本当に大切なことだと思う。
「くすぐり合う」という現実にはあり得ない趣味で繋がる人々のファンタジーな物語かと思わせておいて、実は、サスペンスを通り越してホラーになっていく展開に震え、あっという間に終演。 


 


演劇を観る楽しみって、つまり、こういう作品に出合うことなんだよ、と思える舞台だった。


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この日からスタートしたスタバの桜メニュー。まだまだ寒い中、心がホットになりました[黒ハート]


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「恋花幕明録」観劇 [┣ミュージカル・音楽劇]

明治モダン歌劇
「恋花幕明録ー前日譚ー」


原作:「恋花幕明録」
脚本・演出:ほさかよう
音楽:坂部剛、田川めぐみ
作詞:三ツ矢雄二
振付:EBATO
美術:乘峯雅寛
照明:鈴木健司(ルポ)
音響:増澤努(1ststep)
音響効果:天野高志(RESON)
映像:森すみれ、荒川ヒロキ
衣裳:黒田桃加
ヘアメイク:柴崎尚子
小道具:アトリエ・カオス、枦山兼
殺陣:六本木康弘
歌唱指導:YUKO
演出助手:佐藤優次、中野真由子
舞台監督:弘光哲也
技術監督:寅川英司


<キャスト>
斎藤一…木原瑠生
土方歳三…上田堪大
木戸孝允…北園涼
西郷隆盛…spi
桐野利秋…坪倉康晴
勝海舟:川上将大
榎本武揚…輝馬
近藤勇…宇野結也
森鴎外…京典和玖
エドワルド・スネル…藤田玲
※木戸孝允役の北園涼は体調不良のため、私が観劇した日は休演。演出助手の佐藤氏が声だけで木戸を演じ、他の出演者が、あたかも木戸がそこに居る体でリアクションするという、2.5次元ならではの対応。歌声だけは、リハーサル時の北園の歌声を使用していた。実は休演を知らずに劇場に行ってしまったのだが、もしそれが理由で観劇しなかった場合は、払い戻しも対応してくれたとのこと。


水道橋のIMMシアターは初めて行った。
TOKYO DOME CITY HALLが大劇場なら、IMMは、バウホールのような存在。コンパクトで見易い劇場だが、ロビー的な部分が狭く、導線はあまりよくないと感じた。この狭いロビーで、特典渡しやグッズ販売、トイレ待機列を捌く運営スタッフには、驚嘆以外なかった。


小劇場時代から面白い芝居を書いていて、2.5次元舞台でも「魔法使いの約束」シリーズなどで定評のあるほさかよう氏の脚本・演出。「激動の明治時代で紡がれる武士たちとの恋愛物語」というコンセプトの乙女ゲームが原作になっている。
乙女ゲーム発の舞台だと、私が知っているのは「薄桜鬼」とかだが(ゲームはやってません…)、薄桜鬼の千鶴に該当するプレイヤーの影はなく、ゲームの前日譚という設定が本作だ。ゲームで活躍するキャラクターが登場するが、時代は明治になる前、「慶応」なので、少しばかり歴史の歪みが生じる。
つまり、幕末の最後期が舞台であるのに、そこで活躍し死んでいった(明治にはいない)武士の姿は描かれないっぽい。沖田総司や坂本龍馬、高杉晋作などの人気者たちが、出てこない。ゲームのキャラクターがいないから。近藤は恋愛対象外だからオリジナルで出したのかな?ただ、ゲームの方に井伊直弼が出てくるみたいなので、今後、追加で沖田たちが出てくる可能性もあるかも。
そんなわけで、新選組は、近藤・土方・斎藤がトリオのように描かれている。沖田なんか存在しなかったかのように…。それが、どうにも座りが悪いのだ。試衛館は永遠だぞっ[exclamation×2]
あと、キャラクターたちは基本、明治期の名前になっているのだが、西郷隆盛が、桐野利秋を「トシアキ」と呼ぶのは、どうにも気持ちが悪かった。むしろ「桐野」の方がまだましな気がする。(薩摩時代から桐野を知っている西郷なので、当然、「半次郎」呼びのはず。というか、半次郎と呼んでくれないと落ち着かないのよ、私が。


まあ、そんな気になることのせいで、どうにも座りが悪い舞台ではあったし、その一端に、北園の休演があったのも事実。そして、色々作品を見すぎている幕末って、難しいよね…


spiの西郷は、ピッタリ配役。バッチリはまっていた。
榎本役の輝馬は金髪が似合ってかっこいい。
そして、やっぱり藤田の存在感はすごかった。
京典は、鴎外より、幕末期のキャラ、ジョンの方が印象的だった。
主演の木原は、立ち位置が難しそうな役どころだったなーという印象。沖田ポジに持ってこられてもね…と思うし、そもそも、松平容保って死んでないよね[exclamation&question]
木戸と桐野の、繰り返される険悪なやり取りを舞台上で観たかったな~[もうやだ~(悲しい顔)]


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