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月組の20年(リベンジ) [┣ヅカネタ]

年始に撮影した月組公演の20年、相当に偏ったものだったので、リベンジいたしました。前回は、こちらです。(本当に大空&霧矢しか撮ってない…[あせあせ(飛び散る汗)]


では、落ち着いて、リベンジ編です。


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(上)いますみれ花咲く/愛のソナタ
(下)大海賊/ジャズマニア
月組の現在の東京宝塚劇場お目見えは、劇場のこけら落とし公演でした。
こけら落とし公演&真琴つばさの東京サヨナラ公演。(変則公演で、この年、真琴と、星組の稔幸のサヨナラ公演は、東京⇒ムラの順となった。)専科から汐風幸が特別出演。
真琴の退団と同時に、相手役の檀れいは専科に組替えとなり、次のトップコンビには、紫吹淳&映美くららが就任した。この公演には、専科から、初風緑、湖月わたる、伊織直加が特別出演。


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ガイズ&ドールズ
1本もののミュージカルで、専科からの特別出演もなく、月組生だけで主要な役を演じ切った、意欲作。


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(上)長い春の果てに/With a Song in my Heart
(下)花の宝塚風土記/シニョール ドンファン
「長い春の果てに/With a Song in my Heart」中日劇場公演を最後に、当時の月組でアイドル的人気を誇っていたシューマッハが解散。長らく月組の御曹司と言われた大和悠河が、宙組に組替えとなった。この公演には、専科から汐風幸、湖月わたるが出演。
「花の宝塚風土記/シニョール ドンファン」には、専科から汐風幸、彩輝直が出演。汐風は、この公演を最後に退団した。また、この東京公演の途中から、霧矢が病気のため、休演。


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薔薇の封印
紫吹のサヨナラ公演。専科から特別出演した彩輝は、東京公演から月組生となり、次期トップスターに就任。映美くららは、残留し、彩輝の相手役となる。霧矢は、この公演から舞台復帰する。


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(上)飛鳥夕映え/タカラヅカ絢爛II
(下)エリザベート


「飛鳥夕映え/タカラヅカ絢爛II」には、花組から瀬奈じゅん、雪組から貴城けいが特別出演。この公演を最後に、映美が退団。彩輝は、次の相手役を決めずに退団を発表、サヨナラ公演となる「エリザベート」には、花組の瀬奈じゅんが、エリザベート役で出演することが発表される。
「エリザベート」には、専科から初風緑、花組から瀬奈じゅんが特別出演したが、瀬奈は、東京公演の頃には、次期トップとして月組の組子となっていた。


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JAZZYな妖精たち/REVUE OF DREAMS


瀬奈の相手役には、宙組の2番手娘役だった彩乃かなみが就任。瀬奈とは、花組時代、バウホール公演で相手役だった関係。新生月組は、最初から安定感のあるトップコンビと、学年の近い2番手、3番手のわちゃわちゃな仲良し感で売っていくスタイルとなった。


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(上)暁のローマ/レ・ビジュー・ブリアン
(下)パリの空よりも高く/ファンシー・ダンス


「暁のローマ」は、轟悠降臨公演。轟理事は、専科に移った後、5組にそれぞれ1回ずつ、芝居とショーの両方で降臨公演を行ったが、その中で、芝居の主役も相手役も譲らなかったのは、月組の瀬奈だけ。シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」を下敷きにした作品で、立役的な役どころを轟に与え、実質の主役を瀬奈にしたのは、演出家・木村信司の深謀遠慮なのかな…などと、考えてしまう。
「パリの空よりも高く」は、当時、「ありえない駄作」という評価だったはずが…なぜか、最近、「好きだった」説があちこちから聞かれる。「エリザベート」のガラコンで、わちゃわちゃトリオがネタにしてたせいか[exclamation&question]
ゆうひさんは、すごく良い役だったし、主役が突出してかっこいいというよりは、わちゃわちゃ三人組がそれぞれ魅力的な作品ではあった。


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MAHOROBA/マジシャンの憂鬱


ゆうひさんの月組での最終公演。公演中には組替えの発表はなかったのだけど、いろいろ、おかしいな…という公演ではあった。ゆうひさんは、もう少し前に色々聞いていたんだろうな、と今は思っている。


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(上)ME AND MY GIRL
(下)夢の浮橋/Apasionado!!


大空祐飛が去った次の公演では、相手役の彩乃が退団。瀬奈は、次の相手役を決めずに残りの3公演を過ごす。このため、2番手の霧矢が相手役のように見えることもしばしば、だった。


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エリザベート


相手役のいない瀬奈のために、エリザベート役は、宙組の男役、凪七瑠海が演じた。ルドルフ役を3人の男役が演じるなど、極めて変則的な配役の公演だった。80期の霧矢がフランツ、82期の遼河はるひ、85期の青樹泉、89期の明日海りおがルドルフ、87期の龍真咲がルキーニ…なんとなく、この先の月組はこうなっていくんだな…という方向性が読めたような気がする配役ではあった。


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(上)ラスト プレイ/Heat on Beat!
(下)スカーレット・ピンパーネル


相手役のいないまま、瀬奈が退団した後、続く、霧矢大夢の相手役には、星組の蒼乃夕妃が就任。アスリートカップルのような、二人の対等なぶつかり合いが、新しい時代のトップコンビだな~とワクワクしたっけ。そして、龍と明日海がW2番手として、ショーヴランとアルマンを交代で演じた。このWトップ体制は、霧矢の退団まで続く。


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エドワード8世/Misty Station


霧矢&蒼乃コンビのサヨナラ公演。間の2作品は、前も詳しく書いたので割愛。


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(上)ロミオとジュリエット
(下)ベルサイユのばらーオスカルとアンドレ編ー


W2番手のまま、ずーっと来た龍と明日海は、上級生の龍が次期トップと決まったが、そのお披露目公演「ロミオとジュリエット」は、龍と明日海がWキャストでロミオとティボルトを演じるという変則公演となった。
大劇場で2番手が主演するーというのは、1987年の月組公演「ME AND MY GIRL」以来のことで、この変則公演のために、劇団は、明日海のために「準トップ」という肩書きまで用意した。
次の「ベルサイユのばら」でも、オスカルとアンドレを交代で演じる二人。異例の状況は、明日海が花組に組替えになることで解消する。
トップ娘役は、「ロミオとジュリエット」から、愛希れいかが安定して務めている。


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ルパン/Fantastic Energy


龍単独トップ作品はここから。
準トップが組替えしたことで、月組の次なる問題が発生する。2番手がいない…
この公演から、かつて月組の「エリザベート」でヒロインを演じた凪七が組替えして来たり、美弥るりか以下、下級生も育ってきてはいたが、なぜか、2番手を確定することなく、時が流れていく。


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(上)宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA花詩集100!!
(下)PUCK/CRYSTAL TAKARAZUKA


100周年の記念公演を月組が任され、有名デザイナーの衣装や100人ロケットなど、話題になった。
「PUCK」では、初演で天海祐希が演じた役を珠城りょうが演じ、若央りさの役を凪七瑠海、久世星佳の役を美弥るりかが演じたことで、察してほしい…ということなのかな、などと思ったりした。


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1789


ジェラール・プレスギュルヴィックのミュージカル、日本初演。
この作品は、その後、帝劇で東宝ミュージカルにもなる。
トップ娘役の愛希は、マリー・アントワネットという位取りのいる役を演じ、龍の相手役は、早乙女わかばと海乃美月がWキャストで演じた。


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(上)舞音/GOLDEN JAZZ
(下)NOBUNAGA/Forever LOVE!!


「舞音/GOLDEN JAZZ」で愛希が退団するという噂がまことしやかに流れていたが、撤回したのか、それともガセだったのか、今は知る由もない。結果は、「NOBUNAGA/Forever LOVE!!」で龍が単独退団し、愛希は残った。そして、この公演で、ようやく珠城が2番手に確定する。遅すぎやろ…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]


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Grand HOTEL/カルーセル輪舞


珠城のお披露目公演は、「Grand HOTEL」の再演。珠城は、ガイゲルン男爵役を演じた。そのため、愛希演じるヒロインは、老いたバレリーナのグルーシンスカヤ。上級生2番手となった美弥がかつて涼風真世がサヨナラ公演で演じたオットー役を演じ、かつてのヒロインフラムシェンは、早乙女と海乃のWキャスト。天海の演じたラファエラ役は、朝美絢と暁千星のWキャストに。


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エリザベート


トップ娘役、愛希れいかのサヨナラ公演として「エリザベート」上演。愛希は、その後、東宝でもエリザベートを演じることになる。フランツは美弥、ルキーニは月城かなと、ルドルフは暁千星と風間柚乃のWキャスト。


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(上)夢現無双/クルンテープ
(下)I AM FROM AUSTRIA


「夢現無双/クルンテープ」で2番手の美弥が退団する一方、トップ娘役として美園さくらが就任した。
また、「I AM FROM AUSTRIA」より、花組から鳳月杏が戻ってきて珠城体制を支えることに。


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WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲


この公演は、今年の1月頭までやってましたね。


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現在公演中の作品。


ようやく、月組のポスターもご紹介できました。一安心[ダッシュ(走り出すさま)]


【ワクチン日記1‐2】
接種後1日、左腕に接種したのですが、その内側の筋肉が重だるい感じ。急に腕を上げると痛みを感じる。
ただ、熱や頭痛に関しては何もない…という感じです。

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華優希、退団後初舞台は…! [┣ヅカネタ]

明日海りおが、モーツァルト役を演じる、ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」、主な出演者が発表されていたが、モーツァルトの妻、コンスタンツェ役だけが、発表されていなかった。
7月中旬に発表というアナウンスから、もしかしたら…という噂は出ていたが…やはり[exclamation×2]


2021年10月10日(日)~31日(日)東京建物 Brilliaホールにて上演される、ミュージカル『マドモアゼル・モーツァルト』は、 「モーツァルトが実は女だった」という福山庸治の同名コミックスを原作とし、日本オリジナルミュージカル作品を多く発表してきた音楽座の作品『マドモアゼル・モーツァルト』を、今回東宝が製作して上演することになった。
女性は音楽家になれない時代、娘の天才性に気付いた父・レオポルド(戸井勝海)により、男子として育てられた、ヴォルフガンク・アマデウス・モーツァルトこと、エリーザ(明日海りお)。
下宿していたウェーバー家のコンスタンツェ(華優希)と結婚することになるが、相手が女性と知って、モーツァルトにあこがれていたコンスタンツェはショックを受ける。そのうち、モーツァルトの弟子のフランツ(鈴木勝吾)と相思相愛の関係になり、子供ができてしまうことに。
一方、父の死をきっかけに、本来の女性としての自分を取り戻そうとしたエリーザは、ライバルのはずの、サリエリ(平方元基)と恋仲になってしまう。モーツァルトには、コンスタンツェがいるし、サリエリにもカテリーナ(石田ニコル)という彼女がいるのに…[あせあせ(飛び散る汗)]
シカネーダー(古屋敬多)のプロデュースにより、オペラに携わるようになるモーツァルト。果たして彼女の運命は[exclamation&question]


ストーリーも面白そうだが、華が明日海の相手役というのが、話題だろう。
そもそも、華は、宝塚歌劇団花組トップスターだった明日海りおの4代目の相手役として、明日海を見送り、後任の柚香の相手役として卒業している。
明日海が大切に育て、柚香が大切に花開かせたヒロイン。卒業して再び、明日海の胸を借りて女優として再出発をする。もう、どれだけ、大切にされているのだろう。かれーくんが、「頼みますね」と、華ちゃんを再びみりおくんのところに手渡しに来たような、そんな温かさと微笑ましさを感じさせる発表だった。


歌劇団時代の相手役との共演って、ファンにとっては、うれしいことだけど、やっぱりなかなか難しいことだと思う。女優として、変貌しなければならないスタート期に、元の相手役と共演すると、どうしても男役時代の記憶がよみがえるから、男役側としては避けたい。
しかし、明日海は、テレビで自然に女性役もこなす一方で、舞台作品では男役を厭わない。その自然体な、「今の明日海を見てもらおう」という姿勢が、かつての相手役との共演も自然な形で実現させたのかもしれない。89期は、先に卒業した方々が、ジェンダーレスな元男役路線をガンガン切り開いてくれているし。


退団後の初作品は、在団中に持ち込まれ、劇団が間に入って決定することが多いが、東宝からのこのオファーといい、華ちゃんは、劇団からも愛されたヒロインだったんだな~と、しみじみ感じる。
とはいえ、東宝ミュージカルなので、ここから、歌の技術も磨きをかけなければ…という課題も感じる。残された時間は短い。でも、頑張ってほしい[exclamation×2]


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6月の大劇場 [┣ヅカネタ]

遠征写真を少し…[三日月]


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こんな状況じゃなければ、本公演中、一度は行きたかった、大劇場内の和食店「くすのき」。こんなにピッタリの公演やってるのに…[もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)]


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次に来るときは、もう、この看板ではないのだな…と思い、記念に撮影してみました[黒ハート]


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お約束の花の道の紫陽花。綺麗だし、なにより、デカい[exclamation×2]どれだけ丹精されたんでしょう。


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すごいですよね、このサイズ感[ぴかぴか(新しい)]


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カラーバリエーションも豊富です。色の違いは、土壌の酸性/アルカリ性による…みたいなことを聞いた記憶があるのですが、近い場所で色が違うのは、どういうことなのでしょうね。


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うまく運べば、次に訪れるのは、真夏[晴れ]
事態が好転していることを祈ります[猫]


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花組の20年 [┣ヅカネタ]

写真で振り返る花組の20年…東京宝塚劇場20周年企画、いよいよ5組目です。


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(上)ルートヴィヒII世~夢と孤独の果てに~/Asian Sunrise
(下)ミケランジェロ/VIVA!
花組の新・東京宝塚劇場初公演は、植田景子先生の大劇場デビュー公演。宝塚歌劇団はもうじき90周年になろうとするこの頃、ようやく女性演出家に大劇場公演を任せることとなった。それから20年。もう、女性演出家は珍しい存在ではなくなった。でも、その第一歩は、この公演だったんですよね~[るんるん]
下の「ミケランジェロ/VIVA!」でトップスター・愛華みれが退団。このポスターは、ミケランジェロを囲む四隅に小さく出演者が配置されている…という変わった構図。右上がトップ娘役・大鳥れい、左上が次期トップの匠ひびき、右下が専科の樹里咲穂、左下が3番手の春野寿美礼。
公演は、特大ダビデ像の彫刻が舞台上に設えられるシーンがあり、オペラグラスで舞台を観るのがヤバかった思い出があります(笑)


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琥珀色の雨にぬれて/Cocktail
匠ひびきのお披露目&さよなら公演。いわゆるワン切り事件として、ファンに衝撃を与えた公演は、さらに、本人が最後の数日まで休演するという空前絶後のおまけ付き。ちょっと忘れられない公演ですね…


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(上)エリザベート
(下)野風の笛/レヴュー誕生
「エリザベート」は、結果的に2番手をほぼ経験していない(大劇場1作だけ。東京はほぼトップ代役)春野寿美礼のお披露目公演兼トップ娘役大鳥れいのさよなら公演。樹里咲穂がフランツ役で特出した。ルキーニは瀬奈じゅん、ルドルフは彩吹真央。
トップ娘役が、ふづき美世に引き継がれた最初の公演は、しかし、専科・轟悠の降臨公演。だいたいお披露目の次の公演辺りに降臨がやってくるのが、この時期のトップスターのお約束だった。


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飛翔無限/天使の季節/アプローズ・タカラヅカ!
90周年記念公演。「飛翔無限」には、春日野八千代、松本悠里、轟悠が特別出演。続く「天使の季節」は、植田先生作の30分程度の芝居なのだが、これが、相当ヤバいシロモノだった。まだまだ人権意識が弱かったあの頃の宝塚であっても、さすがに、物議を醸していた。こんな作品が、当時、絶大な人気を誇った「オサ・アサ」コンビの大劇場唯一のトップ・2番手公演の芝居になるなんて…ねぇ…[爆弾]


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(上)La Esperanza/TAKARAZUKA 舞夢!
(下)マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー
上は、90周年イヤーの2番手特出により、宙組の水夏希・月組の霧矢大夢が出演。
下は、専科の樹里咲穂が出演。このポスターは、彩吹真央と蘭寿とむも掲載されている。


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落陽のパレルモ/ASIAN WINDS!
この公演でトップ娘役のふづき美世が退団。また、この公演から星組より真飛聖が加入、蘭寿はこの公演の後、宙組へ組替えになる。
ポスターも、春野、ふづき、彩吹、真飛、蘭寿…と5人写りになっている。


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(上)ファントム
(下)黒蜥蜴 明智小五郎の事件簿/TUXEDO JAZZ
新トップ娘役には、桜乃彩音が就任。「ファントム」を最後に、2番手の彩吹真央が雪組へ組替え、新2番手は、真飛となる。


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アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー
相手役・2番手がコロコロと変わり、なかなか安定しないうちに、5年が過ぎていて、この公演で、春野寿美礼は退団。一時代を築いた素晴らしいシンガーでした。


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(上)愛と死のアラビアー勇敢なアラブの戦士となったイギリス人ー/Red Hot Sea
(下)太王四神記ーチュシンの星のもとにー
真飛のトップお披露目公演より、月組から大空祐飛が組替えで2番手に就任。相手役の桜乃は続投。次の「太王四神記」を最後に大空は宙組に組替えしていくのだが、この2作で、本当に育てていただきました[ぴかぴか(新しい)]花組さん、ありがとう[黒ハート]


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外伝 ベルサイユのばらーアンドレ編ー/EXCITER!!
植田先生の「ベルばら」…再演するごとに、なにやらヤバいものになって行っていたわけですが…外伝は、もはや、なんと言っていいか…。このアンドレ編は、ファンの間では、「呪いのドングリ」というサブタイトルが付いていた。しかし…この作品の併演ショー「EXCITER!!」が、100年の伝統を誇る花組の、なにより大切なショーとして、再演を繰り返しているのだから、世の中、わからないですね。この公演から、壮一帆が2番手に昇格。


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(上)虞美人ー新たなる伝説ー
(下)麗しのサブリナ/EXCITER!!


「虞美人」で桜乃が退団。次のトップ娘役は、月組から蘭乃はなが就任。そして、「EXCITER!!」が早くも再演。これは、ショーの再演としては最短記録じゃないだろうか。


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愛のプレリュード/Le Paradis!!ー聖なる時間ー
真飛のさよなら公演。東京公演が始まる前に東日本大震災が起きる。電力不足の中、華やかな舞台を続けていいのか…葛藤の末に、チャリティー公演という形で東京公演は行われた。真飛は、全公演の終演後に黒燕尾姿でロビーの募金現場に姿を見せた。これも語り継がれるべき物語だと思う。


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(上)ファントム
(下)復活ー恋が終わり、愛が残ったー/カノンーOur Melodyー
真飛退団後の次期トップは、宙組2番手の蘭寿とむ。相手役は、蘭乃がそのまま務め、「らん・らん」コンビと呼ばれる。壮以下の男役は、番手据え置きとなるが、その中で、下剋上の動きが見え始める。
壮一帆(82期)、愛音羽麗(83期)、華形ひかる(85期)…ダンゴ状態だった男役陣の中で、朝夏まなと(88期)の扱いが急激に上がり、緊張感が走った記憶…。でも、老舗の花組でそれ以上のことは無理だったのか、朝夏自身が宙組へ異動し、新たな変化を待つことになる。


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(上)オーシャンズ11
(下)愛と革命の詩ーアンドレア・シェニエー/Mr.Swing!

2番手壮一帆が雪組トップとして異動し、専科入りしていた北翔海莉が特別出演。星組版では3番手のポジションだったテリー役に望海風斗(89期)が抜擢される。
そして、次の公演で、2番手として月組の準トップスター・明日海りおが異動。


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ラスト・タイクーン/TAKARAZUKA 夢∞眩」
蘭寿とむサヨナラ公演。フィッツジェラルドの未完の遺作を未完のまま舞台に乗せるという、生田先生の意欲作だった。あれをここまでに仕上げた蘭寿さんの力に感服した。


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(上)エリザベート
(下)カリスタの海に抱かれて/宝塚幻想曲(タカラヅカ・ファンタジア)
上は、明日海りおのお披露目公演にして、蘭乃はなのさよなら公演。専科の北翔海莉が特出。ルキーニを好演した望海風斗は、この公演を最後に、雪組の2番手に転出。
下の公演から、花乃まりあがトップ娘役に就任。2番手には、芹香斗亜が昇格。


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(上)ME AND MY GIRL
(下)雪花抄/金色の砂漠
下の公演で、花乃まりあが卒業。


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邪馬台国の風/Sante!!
新トップ娘役に仙名彩世が就任。また、この公演を最後に芹香が宙組の2番手に転出。


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(上)ポーの一族
(下)MESIAH/BEAUTIFUL GARDEN
こちらから、柚香光が2番手に。


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CASANOVA
トップ娘役、仙名のさよなら公演。


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(上)A Fairy Taleー青い薔薇の精ー/シャルム!
(下)はいからさんが通る
明日海りお最後の相手役として、華優希が就任。そのまま柚香光の相手役として、二人が組んだ「はいからさんが通る」の再演でお披露目公演を行う。2番手は、上級生2番手の瀬戸かずや。


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そして、現在の公演です。
現在公演中の作品は、ポスターではなく舞台写真のようです。
トップ娘役の華と2番手瀬戸のさよなら公演…なんだか、落ち着きませんね。


花組の20年も色々ありましたね~。花組に死ぬほど通っていたのは…もう、13年前[exclamation&question](めまい…)


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初舞台生 [┣ヅカネタ]

[第107期初舞台生]の口上日程が発表されたので、恒例の芸名紹介をやっていきたいと思います。もう10年以上やっているこのブログの恒例行事。あくまでも芸名をパッと見た印象を書いているコーナーです。


碧羽 陽(あおはね・よう)、白綺 華(しらき・はな)、七彩(なないろ)はづき乙瀬 千晴(おとせ・ちはる)、澪花(みおか)えりさ風翔 夕(かざと・ゆう)、世奈 未蘭(せな・みらん)、静乃(しずの)めぐみ美颯(みはや)りひと華波 侑希(かなみ・ゆうき)、詩花(うたはな)すず天つ風 朱李(あまつかぜ・しゅり)、相星 旬(あいほし・しゅん)、瑞季(みずき)せれな和波 煌(かずは・こう)、一輝 翔琉(いちき・かける)、愛梛(あいな)ちとせ結花(ゆいか)のの美玲(みれい)ひな朱 涼(あかね・りょう)、結沙(ゆいさ)かのん希蘭(きらん)るね常和 紅葉(ときわ・くれは)、奈央 麗斗(なお・れいと)、小乃美(このみ)ゆき瞳月(とうづき)りく咲良(さくら)さき華乃(はなの)みゆ瀬七波(せなは)いろ妃奈 環(ひめな・たまき)、華羽(はなはね)りみ風立(かぜたち)にき澄乃 紬(すみの・つむぎ)、絢月 晴斗 (あやづき・はると)、朝雪 薫(あさゆき・かおる)、藍羽(あいは)ひより雛乃(ひなの)にこ桃李 拍(とうり・はく)、織史 青(おりふみ・あお)


今年の初舞台生は、変わった語感の子が多いような気がするのと、なんとなく中国の古典から採ったような、格調高い名前もあるな~という感じ。
ちなみに、桃李拍さん。織史青さんや、碧羽陽さんも、そんな雰囲気ですね。


まずは、百人一首[exclamation&question]疑惑…[爆弾]
あまつかぜ~[るんるん]僧正遍照ですね。ものすごいインパクトです[exclamation×2]
「天津風 雲の通い路…」の歌からは、かつて宝塚の代名詞と言われた「天津乙女」さんが芸名を採用しています。天津乙女さまの芸名を彷彿させる芸名にも許可が出る時代になったのだな~と、じーんとする。


そんなファーストネームでいいの?
にき、にこ、のの…可愛いけど、ちょっと珍しい語感。
でも覚えやすい。


ちょっとそれは読めない…と思うぞ、
という方はいないですね。読みづらいかも…レベルはいるかも。


続いて、キラキラ(ゲームキャラかっ[exclamation]系も含む)
も、いないですね。でも、別の意味で、希蘭るねさんは、キラ~ンって感じですね。


それってどこかで聞いた気が?
過去のスターの名前を思い出すようなお名前は…
世奈未蘭さん。音だけですが、とうとう、名字セナさんが登場です。いつか、オオゾラさんも使われるのかなぁ~[exclamation&question]
風翔夕さん。風早優さんを、ちょっと思い出しますね。
華波侑希さん。宝塚じゃないですが、劇団メリーゴーランドのスタア、華波蒼さんを思い出しました。絶対、スタアになってくださいね。
あやかっていても、偶然でも、もっと大きなスターになれば、誰も何も言わなくなるので、頑張れ[exclamation×2]


ちなみに、今年の流行の文字は、「乃」が5個、「華」が4個、「羽」「花」「風」「奈」「波」が各3個でした。「乃」の一位は2年連続[exclamation×2]「華」「花」も2年連続で上位にランクイン。2年連続同じ傾向って珍しい。
では、恒例のコトダマ。本人が花開けば芸名もステキに見えるもの。みんな芸名をつけた夏の日を忘れずに、これからも頑張ってください!


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「エリザベート」大千穐楽ライビュ [┣ヅカネタ]

私にとって「エリザベート」25周年ガラコンサートは、4月で終わっている(ゆうひさんの出演が終わったため)のだけど、公演は5月も続いていた。
そして、たしか、4月11日に宝塚を退団したばかりの望海風斗が、このガラコンに出演している[exclamation×2]
まあ、ルキーニ役はかつて演じていたから大丈夫だろう…と思っていたら、トート閣下(初役)もやるんだから、驚きだ[あせあせ(飛び散る汗)]


というわけで、そんな、望海トート閣下の出演する大千秋楽公演のライビュを見てきました。


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1幕のエリザベートは、夢咲ねね[かわいい]2幕のエリザベートは、明日海りお[exclamation×2]そして、ルドルフが、七海ひろき[ひらめき]
ほかに、ゾフィーの純矢ちとせ、マダム・ヴォルフの大月さゆ…そうです、89期祭りの千秋楽[黒ハート]


エリザベートの周年ガラコンは、基本的には、過去の公演で演じた役に入ることになっているわけですが、なにしろお忙しい出演者の皆様…ということで、演じたことのない役に入るメンバーもちらほら。
特に、七海ひろき氏は、「エリザベート」出演経験が…ない。にもかかわらず、果敢にもOGになってから挑戦してくれた。その結果、こんなすごい世界を観ることができた。感謝しかない。


89期祭りの中、フランツ・ヨーゼフを演じた91期の鳳真由、ルイジ・ルキーニを演じた90期の宇月颯、どちらも素晴らしい出来だった。
フランツ役の鳳なんか、ノーブルで、ピッタリじゃん~と思うけど、実は、彼女も初役。 
(ルキーニの宇月は新公配役。)


望海のトート閣下は、ちょっと、これ、本公演で観たいです~[黒ハート]と思った。もう卒業しているとか、そんなの、関係ない。もう、東宝トートでもいいわ[るんるん]顔にタトゥーを入れた新しいビジュアルも美しかった。
1幕エリザベート役の夢咲ねねは、キュートでコケティッシュな魅力に溢れていた。彼女が、新人公演でエリザベートを演じたのは、研2の時だったのよね[あせあせ(飛び散る汗)]
2幕エリザベートの明日海りおは、もちろん初役。ああ、東宝エリザの予行演習かしら[exclamation&question]というくらい、ハマっていた。望海との相手役感もバッチリ[黒ハート]


実力的に申し分ない公演だったから、敢えて言うのだが、89期、お顔が良すぎる[exclamation×2]


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星組の20年 [┣ヅカネタ]

写真で振り返る星組の20年…東京宝塚劇場20周年企画も4組目になりました。


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(上)ベルサイユのばらーオスカルとアンドレ編ー
(下)花の業平/サザンクロス・レビューII
星組の新・東京宝塚劇場初公演は、稔幸&星奈優里サヨナラ公演。千穐楽の日、ノルさんは白馬で楽屋入りしたらしい[あせあせ(飛び散る汗)]
この公演は、21世紀初のベルばらということで、東西同時上演という企画が打ち立てられたため、星組は、東京⇒ムラの順に上演され、ノルさんは、大劇場で卒業を迎えた。(星組東宝の間、ムラでは、宙組の「フェルゼンとアントワネット編を上演していた[exclamation×2]
そのため、次期トップの香寿たつき&渚あきコンビは、東京でお披露目公演ということに。「花の業平」は、稔時代の大劇場公演(東上なし)の前もの作品。ショーの方は、同じ草野先生の作品「サザンクロス・レビュー」をブラッシュアップして上演。以後、サザクロがしばらく星組で上演され続ける現象が起きた。


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プラハの春/LUCKY STAR!
珍しくポスターに5人載せているので、紹介してみた。下の全身(ひざ上)写真、左から安蘭けい、彩輝直(専科)、香寿たつき、渚あき、夢輝のあ。


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(上)ガラスの風景/バビロン
(下)王家に捧ぐ歌
「ガラスの風景」も5人写りですね。下の小さい3人は、左から、夢輝のあ、安蘭けい、初風緑(専科)。この公演、香寿、渚のほか、夢輝、秋園美緒、朝澄けいらが退団する衝撃の公演だったのだけど、「バビロン」は好きなショーでした。歌の洪水みたいで。
古巣だけど、落下傘のように専科からやってきた湖月わたると、こちらも専科で次の君臨先を待っていた檀れいのお披露目公演は、絢爛豪華な“アイーダ”の世界。アイーダ役に2番手の安蘭けいが扮し、退団後も外部で演じる代表作となった。


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1914/愛/タカラヅカ絢爛
90周年の特別企画ということで、雪組の貴城けいと宙組の大和悠河が特別出演(逆に2番手の安蘭けいは他組に出演)。この「タカラヅカ絢爛」というショーは、月組に続演され、貴城は、連続出演することに。


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(上)花舞う長安/ロマンチカ宝塚'04

(下)長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ!!
ケロさんこと汐美真帆のサヨナラ公演でした。「ロマンチカ…」は、芸術祭で優秀賞をいただいてます。素敵なショーだったけど、檀ちゃんあってこそのゴージャスさだったなぁ~と。
下の方は、轟悠の降臨公演。お芝居には、松本悠里も出演。そして、これが檀ちゃんのサヨナラ公演でした。


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ベルサイユのばらーフェルゼンとマリー・アントワネット編ー
マリー・アントワネット生誕250年記念で、この年もベルばらを上演。新トップ娘役に白羽ゆりが就任。大劇場では、各組スター(朝海ひかる・貴城けい・大空祐飛・水夏希・霧矢大夢)がオスカルを演じ、2番手の安蘭がアンドレに扮したが、東京では、安蘭がオスカル役に(アンドレ役は立樹遥と柚希礼音のWキャスト)。


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(上)愛するには短すぎる/ネオ・ダンディズム
(下)さくら/シークレット・ハンター
上は、湖月わたるのサヨナラ公演。「愛するには短すぎる」は、小林公平氏の原案を正塚先生が脚色したもの。
下は、安蘭けい&遠野あすかコンビのお披露目公演。「さくら」には、“妖しいまでに美しいおまえ”、「シークレット・ハンター」には、“この世で、俺に盗めぬものはない”という、どちらもイタいサブタイトルがついていた。


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エル・アルコンー鷹ー/レビュー・オルキス
青池保子原作の人気漫画を舞台化。「血と砂」の時から、齋藤先生が「エル・アルコンー鷹ー」が好きだってことは気づいていたけど…[爆弾][爆弾][爆弾]作品的には、先に発表された「七つの海・七つの空」や、外伝的な位置づけの「テンペスト」も包括して1時間半にまとめるという、かなり乱暴な作品でした(笑)


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(上)スカーレット・ピンパーネル
(下)My dear New Orleans/ア ビヤント
スカピン初演と、安蘭&遠野のサヨナラ公演。このショーは、毎日がサヨナラショーのような公演だったな…[たらーっ(汗)]


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太王四神記II
柚希礼音&夢咲ねねお披露目公演。2番手には、雪組の4番手から、凰稀かなめが抜擢された。この人事は、かなりレアだと思う。「太王四神記」は、この年、花組でも上演されていたが、星組版は、神話部分を大きくカットすることで、より、タムドクの物語と新しいトップの誕生を印象付ける作品となった。


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(上)ハプスブルクの宝剣/BOLERO
(下)宝塚花の踊り絵巻/愛と青春の旅だち


柚希・夢咲・鳳稀の大型トリオががっぷり芝居をした「ハプスブルクの宝剣」、凰稀が軍曹役にチャレンジした「愛と青春の旅だち」。でも、このトリオは突如解散することになる。宙組2番手の蘭寿とむが花組のトップに就任し、凰稀がその後任にスライドすることになったのだ。
結果的に、その後、宙組でトップに就任した凰稀は、柚希より早く退団する。そう考えると、この組替えは良いことだったのかな…。


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ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び
ゴールデントリオで売っていた星組から、凰稀が抜け、しばらくは、正2番手が決まらなかった。このあたりから、「ちえねね」コンビが、かつての「たかはな」コンビのような絶対的存在として語られ始めたような気がする。


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(上)オーシャンズ11
(下)ダンサ セレナータ/Celebrity
涼紫央と紅ゆずるが、W2番目状態だった時代の星組。「オーシャンズ11」のポスターには、ほかに、夢乃聖夏・真風涼帆も掲載されている。ここから、涼が退団し、夢乃が雪組へ異動し、新たな星組が誕生する。


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宝塚ジャポニズム~序・破・急~/めぐり会いは再び2nd/Etoile de TAKARAZUKA
新体制の星組はこんな感じ。2番手に紅、3番手に真風…と、今度は綺麗な四角形になった感じ。「めぐり会いは再び2nd」は、たった2年前の公演から、多くの退団者・異動者を出したが、役替わりなく(前回は出てきた人物がうまい具合に不在だったという設定で)公演を完遂したことで、話題となる。


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The Lost Glory/パッショネイト宝塚!
轟悠降臨公演。シェイクスピアの「オセロー」をベースにした作品で、トップの柚希が、イアーゴに相当する役を演じたことで話題に。長くトップをしていると、悪役に憧れたりするので、ちょうどよかったかな~と思う。


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(上)黒豹の如く/Dear DIAMOND!!
(下)ガイズ&ドールズ
上は、柚希礼音&夢咲ねねサヨナラ公演。そして、今にして思えば、柴田先生の最後の新作だった。
長期トップのお約束的に、次期トップは落下傘で北翔海莉。星組の生え抜き、妃海風が相手役となった。二人のお披露目公演は、「ガイズ&ドールズ」。2番手の紅は、ネイサン役。そして、現・トップスターの礼真琴が、アデレイド役でポスターに掲載されている。


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(上)桜花に舞え/ロマンス!!
(下)スカーレット・ピンパーネル
上は、北翔&妃海コンビのサヨナラ公演。鹿児島弁がまったくわからない…と話題になった。あれに比べれば、大河ドラマ「西郷どん」は楽勝でした。
紅ゆずるのお披露目公演は、かつて研7で新公主演した奇跡の公演、スカピン。相手役には、生え抜きの綺咲愛里が選ばれた。


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GOD OF STARS 食聖/Eclair Brillant
紅&綺咲コンビのサヨナラ公演。なんとも楽しいサヨナラ公演でした。


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(上)眩耀の谷/Ray
(下)ロミオとジュリエット
そして、現トップの礼真琴&舞空瞳コンビの2作品です。現在公演中の作品は、ポスターではなく舞台写真なのですね、どの組も。
星組の20年も色々ありました。私が星組贔屓だったのは、もう20年以上前のことなんですね~[あせあせ(飛び散る汗)]


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パリ空? [┣ヅカネタ]

最近、ジェンヌ、元ジェンヌの間で、「パリの空よりも高く」の話題が増えている。


ちょうど、この作品が初観劇という世代がスターになってきたんだろうな…(2007年の作品なので、当時10歳~15歳くらいだとしたら、現在、研4~研13あたり)。一方、出演していた生徒にとっては、定番ネタとなっている様子。
「エリザベート」ガラコン出演の瀬奈じゅん・霧矢大夢・大空ゆうひにとっては、これまでも定番ネタだったようだが、ここに来て日の目を見た感じ。
時が経ち、作品のイタい部分が、ネタとして昇華できるまでに熟成したんだろうと思うと感慨深い。
もともと、基本プロットは、菊田一夫原作(「花咲く港」)だから、ちゃんとしてるのよね。木の船を造る⇒エッフェル塔を建てるというプロットの変更を、植田先生が「そこだけ」変えたために起きた矛盾の数々を放置したことで、ものすごい変な話になったけど、まあ、主役の兄弟(瀬奈・大空)と、ネタに使われた2番手エッフェルさんの3人でのわちゃわちゃが可愛いというのは、宝塚を楽しむひとつの王道かもしれない。
でも、題材に使われたエッフェル塔のことを思うと、私は、いまだにやりきれない気持ちは残っている。


建設中に嵐が来て、「あなたの塔が倒れそうです」とミミ(彩乃かなみ)が伝えにやってきて、それを聞いたアルマンド、(瀬奈)が、建設現場に行って、エッフェル塔を手で支えて嵐をやり過ごすという、クライマックスが…[爆弾][爆弾][爆弾]
木の船なら、普通にわかるよ。嵐が来たら、係留していた船は流されるし。
でも、320メートルにもなる巨大な塔だよ[exclamation&question]どうやって支えるの[exclamation&question]人間が[exclamation&question]


という衝撃は、今も、心に深く残っている。ジョルジュの可愛さは格別だったが、それとは別の部分で。
世界は複雑ね…[失恋]


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雪組の20年 [┣ヅカネタ]

写真で振り返る雪組の20年…東京宝塚劇場20周年企画も3組目ですね。


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(上)猛き黄金の国/パッサージュ
(下)愛 燃える/Rose Garden
20年前は轟悠トップ時代でした[exclamation×2]
「猛き黄金の国」は、今年の大河ドラマを見ながら、最近とみに思い出したりしてます。
「愛 燃える」は、轟悠が専科に移籍する直前の舞台。相手役の月影瞳は、この公演で退団した。
新専科制度真最中だったので、上の公演には、絵麻緒ゆうと湖月わたるが出演していた。下の公演では、絵麻緒は、次期トップとして、既に組子になってたみたいですね。


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追憶のバルセロナ/ON THE 5th
73期生2名の、いわゆる「ワン切り」は、今でも胸が痛む事件。絵麻緒のたった1本だけの大劇場公演は、その制作発表(この時はまだ退団発表前)の前日に、例の9.11事件があり、題材がNYを舞台にしたものだっただけに、かなり衝撃的な記者会見だった記憶がある。
翌年の上演時には、9.11を思わせる場面もあり、サヨナラ公演でもあり、ずっとつらかった記憶が残っている。相手役の紺野まひるも1作だけで退団した。


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(上)春麗の淡き光に/Joyful!!
(下)Romance de Paris/レ・コラージュ
絵麻緒らの後任は、朝海ひかる&舞風りらの踊れるコンビ。2番手には、貴城けいが就任。下の公演には、専科から樹里咲穂が出演している。


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(上)青い鳥を捜して/タカラヅカ・ドリーム・キングダム
(下)霧のミラノ/ワンダーランド
上の公演は、専科・轟悠のいわゆる降臨公演。ショーは、石田昌也・藤井大介・齋藤吉正の三人による共同演出という珍しい公演となった。
下の公演から、水夏希が雪組所属となり、W2番手となった。


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ベルサイユのばらーオスカル編ー
この公演では、星組の安蘭けいが特別出演し、朝海オスカルに対して、貴城・水を含めて3人のアンドレが登場するスタイル。アンドレをしていない時の配役が、貴城=ジェローデル、水=アランというのは、なるほどな…と思う。


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(上)堕天使の涙/タランテラ
(下)エリザベート
貴城が宙組に移籍し、朝海&舞風のサヨナラ公演は、水が単独2番手。
その水は、「エリザベート」でお披露目。相手役には、星組トップ娘役の白羽ゆりが、移籍して就任。2番手には、花組から彩吹真央が移籍。


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(上)ソロモンの指輪/マリポーサの花
(下)風の錦絵/ZORRO仮面のメサイア
上は珍しい洋物ショーを前もので上演した作品。たしかオギー(荻田浩一先生)の最後の作品だったような…。
下は、前ものの日本ものショーだけ、轟悠が出演した作品。そして、この作品を最後に、トップ娘役の白羽が退団した。


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ロシアン・ブルー/RIO DE BRAVO!!
新トップ娘役に愛原実花が就任したお披露目公演。


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(上)ソルフェリーノの夜明け/Carnevale睡夢
(下)ロジェ/Rock on!
上の公演で、2番手の彩吹が退団。トップより前に2番手が退団するのは、その時点で、9年前の朝香じゅん以来だったため、ものすごい騒ぎになった。その後も、2019年の美弥るりかまでなかったので、異例のことであったはずだが、今後は、2番手=よほどのことがなければトップというのは、変わっていくのかも。


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ロミオとジュリエット
音月桂お披露目公演。どういうわけか、音月トップに際して、相手役は決まらず、このお披露目公演では、後に相手役となる舞羽美海と研1の夢華あみがジュリエットを演じている。しかし、夢華は、途中で休演してしまい、結局、かなりの公演を舞羽が一人ジュリエットでこなしていたのだが…。
東日本大震災が起きたのも、この公演中だった。


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JIN-仁-/GOLD SPARK
音月&舞羽コンビのサヨナラ公演。この公演には、専科の北翔海莉が出演、3番手の未涼亜希を含め、84期同期トリオの共演となった。


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(上)ベルサイユのばら
(下)Shall we ダンス?/CONGRATULATIONS宝塚!!
音月の後任には、花組2番手から、壮一帆が就任。相手役には、愛加あゆが選ばれた。
「Shall we ダンス?」では、2番手の早霧せいなが、女役に挑戦している。


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前田慶次/My Dream TAKARAZUKA
壮&愛加のサヨナラ公演。一緒にまっつも退団しました[もうやだ~(悲しい顔)]


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(上)ルパン三世/ファンシー・ガイ!
(下)星逢一夜/La Esmeralda
新トップコンビ、早霧せいな&咲妃みゆは、少女漫画原作から、青年漫画原作、オリジナル悲劇、少年漫画原作…と、ふり幅の広いコンビ。2番手には、花組から望海風斗が移籍した。


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るろうに剣心
これは、すごかったですね。再現度が2.5次元なみ。


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(上)私立探偵ケイレブ・ハント/Greatest HITS!
(下)幕末太陽傳/Dramatic "S”!
早霧&咲妃の最後の公演は、まさかの落語をもとにした大昔の映画が原作。サヨナラなのに、爆笑してたなぁ。


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ひかりふる路/Super Voyager!
望海風斗&真彩希帆の歌ウマコンビは、フランス革命ものでスタート。ショーで二人が歌う歓喜の歌が素晴らしくて、こういうデュエットソングを必ず毎公演入れてほしいなぁ~なんて思ったりしたら、ラスト公演がエンドレス歓喜の歌になってて、けっこうウケてます。


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(上)凱旋門/Gato Bonito!!
(下)ファントム
上の公演は、轟悠が20年ぶりにラヴィックを演じた「凱旋門」。
下は、このコンビでの上演がめちゃめちゃ望まれ、本人たちも希望していたという「ファントム」。耳福公演でした[黒ハート]


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fff/シルクロード
そして、望海&真彩サヨナラ公演。
雪組の20年も、山あり、谷ありでしたね~[あせあせ(飛び散る汗)]


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40年のクロニクル [┣ヅカネタ]

轟悠退団発表を受けて、クロニクルを書きたいのだが、なにしろ40年である。私だって、ファン歴研32なので、手持ちのステージアルバムより前の入団者ということになるわけで…残念ながら、書けることに限りがあります、というところを先に書いておきます。
私の見始める前については、主にウィキ様の情報であることをお断りしておきます。 


1985年 3月、花組大劇場公演『愛あれば命は永遠に』で初舞台。5月、月組に配属。8月、『二都物語/ヒート・ウェーブ』東京公演出演。これは、大地真央・黒木瞳のサヨナラ公演ですね[あせあせ(飛び散る汗)]なんかもう、日本史状態。11月、大劇場公演『ときめきの花の伝説/ザ・スイング』出演。新人公演でレンツォ役(本役・麻路さき)。いきなり、役がついている…[exclamation]しかも、麻路さんの役[exclamation×2]そして、まりこさんだって、研3なのに、本役がついている[exclamation&question]
1986年 3月、『ときめきの花の伝説/ザ・スイング』東京公演出演。5月、大劇場公演『百花扇/哀愁』出演。8月、同東京公演。9月、『ロータスの伝説』で、バウホール公演初出演。11月、『パリ、それは悲しみのソナタ/ラ・ノスタルジー』出演。新人公演でオリビエ・ラファルジェ役(本役・愛川麻貴)。
1987年 3月、『パリ、それは悲しみのソナタ/ラ・ノスタルジー』東京公演出演。5月、大劇場公演ME AND MY GIRL出演。8月、同東京公演。9月、バウホール公演『青春の旋風(かぜ)』出演。ラッキー・マクドナルド(マック)役。11月、大劇場公演ME AND MY GIRL(再演)出演。新人公演でジェラルド役(本役・桐さと実)。順調に大役を演じているように見えるが、全然安心できない。この時の主演は、2期下、研1の天海祐希である[exclamation]
1988年 1月、バウホール公演『リラの壁の囚人たち』出演。ピエール役。この作品は、映像を観ているが、短い金髪がかっこよく、研3にして男役が出来上がっていた。2月、中日劇場公演ME AND MY GIRL出演。ウィキ様、本当ですか[exclamation&question]3月、ME AND MY GIRL東京公演出演。5月、大劇場公演『南の哀愁/ビバ!シバ!出演。新人公演で、ブレーア領事役(本役・郷真由加)。7月、バウホール公演『永遠物語』出演。8月、『南の哀愁/ビバ!シバ!東京公演出演。9月、『リラの壁の囚人たち』東上公演出演。この公演を最後に、雪組組替え。11月、『たまゆらの記/ダイナモ!東京公演出演。12月、バウホール公演『ツーロンの薔薇』出演。この作品は、月組時代に出演した『リラの壁の囚人たち』の前日譚となっており、轟は、同じピエール・バルビエリ役で出演した。ただし、このピエールは、ヒロインの弟役となっており、レジスタンスの一員だった前作より、比重が大きくなっている。余談だが、年末から年を越して公演されたこの作品は、昭和天皇の崩御により、歌舞音曲を控えることとなり、千秋楽の公演が飛んでいる。
1989年 2月、大劇場公演『ムッシュ・ド・巴里/ラ・パッション出演。騎士フィリップ役。新人公演で、ロベール・ディストゥトビル/アンリ役(本役・一路真輝)。4月、地方(全国ツアー)公演『たまゆらの記/ダイナモ!』出演。藤原槙人役。6月、『ムッシュ・ド・巴里/ラ・パッション東京公演出演。8月、大劇場公演『ベルサイユのばらーアンドレとオスカル編ー出演。アラン・ド・ソワソン役ほか。新人公演でアンドレ役(本役・杜けあき)を演じ、新人公演初主演[ぴかぴか(新しい)]9月、日本青年館大ホール公演『おもかげ草紙』出演。11月、ベルサイユのばらーアンドレとオスカル編ー東京公演出演。
1990年 1月、大劇場公演『天守に花匂い立つ/ブライト・ディライト・タイム出演。藤江十四郎役。新人公演は加納真之介(本役・杜けあき)役で二度目の主演。2月、『ツーロンの薔薇』東上・名古屋・バウホール公演出演。ピエール・バルビエリ役。前年、天皇崩御という不測の事態でバウホール公演が途中で終わってしまったため、もう一度バウホールでも上演したようだ。なお、大千秋楽公演は、『リラの壁の囚人たち』で主演した涼風真世が、そのエドワード役で特別出演するスペシャル・バージョンとなったとか。豪華ですね。4月、『天守に花匂い立つ/ブライト・ディライト・タイム東京公演出演。6月、大劇場公演『黄昏色のハーフムーン/パラダイス・トロピカーナ出演。流し目スタン役。新人公演でフィリップ役(本役・杜けあき)。3作連続で新公主演となったが、中村暁先生の大劇場デビュー作品で、かなりの駄作だった記憶がある。この作品を持たせるのは、大変だっただろうな…[あせあせ(飛び散る汗)]8月、バウホール公演『花のもとにて春出演。武蔵坊弁慶役。主演は、2期上の高嶺ふぶき。『黄昏色のハーフムーン』といい、この頃のは、高嶺とニコイチでの起用が目立っている。11月、黄昏色のハーフムーン/パラダイス・トロピカーナ東京公演出演。
1991年 2月、大劇場公演『花幻抄/恋さわぎ/スイート・タイフーン出演。この公演は、ロンドン公演の試作品ということで、日本ものショー+日本もの芝居(小作品)+洋ものショーという組み合わせの作品になっている。そして、海外に持っていかない日本ものの芝居は、トップコンビが出演しないことになり、一路真輝、高嶺ふぶき、の三人が仲良しトリオで登場するドタバタ劇となった。新人公演は、ショー作品で上演。4月、地方公演ベルサイユのばらーオスカル・アンドレ編ー出演。杜けあきがオスカルを演じた貴重な公演。ジェローデル役。のジェローデルも貴重な気がする。6月、『花幻抄/恋さわぎ/スイート・タイフーン東京公演出演。8月、大劇場公演『華麗なるギャツビー/ラバーズ・コンチェルト出演。ビロクシー役。新人公演でジェイ・ギャツビー役(本役・杜けあき)。ここまでくると新公独占みたいなものである。初主演から、ずっと主演で卒業。最近のスターでは、あまり聞かない。10月、バウホール公演『スポットライト・マジック出演。杜けあき主演のレビュー作品。当時は、トップさんの2部構成ショー作品なんかも、バウホールで上演したりしてたんですね。12月、華麗なるギャツビー/ラバーズ・コンチェルト東京公演出演。
1992年 2月、中日劇場公演『華麗なるギャツビー/ラバーズ・コンチェルト出演。ビロクシー役。前年12月公演でトップ娘役の同期、鮎ゆうきが退団したので、中日劇場公演はヒロインが紫ともに。3月、大劇場公演この恋は雲の涯まで出演。亀井六郎役。大空祐飛さんの初舞台の時には、既に新人公演卒業されてたんですね…歴史感すごい[exclamation×2]5月、バウホール公演『恋人たちの神話』出演。バウホール初主演[ぴかぴか(新しい)]九十九神之助役。作・演出は、石田先生。長いお付き合いなんですね。7月、この恋は雲の涯まで東京公演出演。10月、大劇場公演『忠臣蔵出演。堀部安兵衛役。この作品は、旧宝塚大劇場の最終公演。あの大劇場を知っている最後のトップスターなんだなぁ[もうやだ~(悲しい顔)]
1993年 3月、『忠臣蔵東京公演出演。この公演で、トップスター杜けあきが退団。5月、大劇場公演天国と地獄/TAKE OFF出演。ビクター役。一路真輝トップ就任に伴い、高嶺ふぶきとW2番手(正式には3番手)のような立場に。8月、同東京公演。10月、大劇場公演『ブルボンの封印/コート・ダジュール』出演。コルベール役(ブルボンの封印)&ミッシェル役(コート・ダジュール)。なお、7月に神戸文化ホール中ホールで、高嶺ふぶき、紫ともらと、「宝塚パリ祭」を上演している。
1994年 1月、バウホール公演『二人だけの戦場出演。クリフォード・テリジェン役。2月、同東上公演。3月、『ブルボンの封印/コート・ダジュール』東京公演出演。4月、大劇場公演風と共に去りぬ出演。役替わりでレット・バトラー役、チャールズ・ハミルトン役を演じる。一路真輝がヒロインのスカーレット・オハラを演じるため、レット・バトラー役には、各組の2番手(花組=真矢みき、月組=久世星佳、星組=麻路さき)が客演、雪組からはがレット役を演じることになった。(2番手の高嶺は、固定でアシュレ役。)8月、同東京公演。2番手特別出演がなくなったため、高嶺とバトラー、アシュレを交互に演じた。10月、愛知公演『二人だけの戦場出演。11月、大劇場公演雪之丞変化/サジタリウス出演。闇太郎役。
1995年 3月、雪之丞変化/サジタリウス東京公演出演。5月、大劇場公演『JFK/バロック千一夜出演。マーチン・ルーサー・キング牧師役。8月、同東京公演。11月、大劇場公演あかねさす紫の花/マ・ベル・エトワール出演。中大兄皇子役と天比古役を高嶺ふぶきと役替わり。
1996年 2月、大劇場公演エリザベート出演。ルイジ・ルキーニ役。6月、同東京公演。8月、大劇場公演『虹のナターシャ/La Jeunesse!出演。栗崎武志役。10月、バウホール&日本青年館大ホール公演『アナジ』出演。松浦小太郎(アナジ)役で、初東上主演[ぴかぴか(新しい)]12月、『虹のナターシャ/La Jeunesse!東京公演出演。
1997年 2月、中日劇場公演『虹のナターシャ/La Jeunesse!出演。栗崎武志役。3月、大劇場公演『仮面のロマネスク/ゴールデン・デイズ出演。ダンスニー役。7月、同東京公演。この公演で、トップスターの高嶺ふぶきが退団したため、7月31日、雪組トップスターに就任[ぴかぴか(新しい)]9月、大劇場公演『真夜中のゴースト/レ・シェルバン』出演。チャールズ役。お披露目公演がゴースト役(相手役がいない…)というのも珍しいが、実は、この時、東京公演通年化(この頃まで、東京宝塚劇場は、3月、4月、6月、7月、8月、11月、12月の年7回公演だった[exclamation])に向け、4組⇒5組とするための大規模な組替えが進行中で、トップ娘役の花總まりは、既に組替えが決まっている状況だった。で、お披露目が、ゴースト…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]この公演は、大劇場だけの上演となった。(お披露目公演が、大劇場だけの公演というのは、天海祐希もそうでしたね。)12月、大劇場公演『春櫻賦/LET’S JAZZ』出演。謝名龍山役。(1996年、97年の2年間だけ、年末スタートの大劇場公演となったが、評判が悪く、2年で終了した。)
1998年 4月、春櫻賦/LET’S JAZZ東京公演出演。この時の東京公演は、帝国劇場だった。この年の3月の星組生、4月の雪組生は、帝国劇場で宝塚歌劇を上演するという貴重な経験をしている。5月、地方公演風と共に去りぬ出演。レット・バトラー役。8月、大劇場公演『浅茅が宿/ラヴィール出演。勝四郎役。9月、バウホール公演『THE FICTION』出演。この公演は、一人芝居で、女性役も含む、何役かを一人で演じる作品だった。11月、『浅茅が宿/ラヴィール東京公演出演。この時の東京公演は、この年、5月にこけら落としを行った有楽町駅前の1000days劇場。オケボックスが設置できなかったので、東京公演は、録音で上演された時代でした。
1999年 2月、中日劇場公演春櫻賦/LET’S JAZZ出演。4月、大劇場公演『再会/ノバ・ボサ・ノバ出演。『再会』ジェラール役、『ノバ・ボサ・ノバ』ソール役。7月、同東京公演。11月、大劇場公演『バッカスと呼ばれた男/華麗なる千拍子’99出演。ジュリアン・グランジョルジュ役。この年は、ショー作品を再演作品にする、というチャレンジのあった年。轟様のパイナップルの女王…たしか、あったはず[あせあせ(飛び散る汗)]
2000年 2月、『バッカスと呼ばれた男/華麗なる千拍子’99東京公演出演。4月、地方公演『バッカスと呼ばれた男/華麗なる千拍子’99出演。6月、大劇場公演『デパートメント・ストア/凱旋門出演。『デパートメント・ストア』フレックス役、『凱旋門』ラヴィック役。9月、同東京公演。
2001年 2月、大劇場公演『猛き黄金の国/パッサージュ出演。岩崎弥太郎役。5月、同東京公演。新装なった東京宝塚劇場に初出演。8月、博多座公演『凱旋門/パッサージュ出演。ラヴィック役。10月、大劇場公演『愛燃える/Rose Garden』出演。夫差役。
2002年 1月、『愛燃える/Rose Garden』東京公演出演。この公演を最後に、専科に異動。今後は、各組に落下傘主演することが発表される。4月、専科・花組・雪組日生劇場公演『風と共に去りぬ』出演。レット・バトラー役。
2003年 5月、花組大劇場公演『野風の笛/レビュー誕生』出演。松平忠輝役。お芝居では、トップ娘役が相手役を務め、ショーでは、各組トップスターと銀橋で挨拶して、すれ違う…というスタイル。8月、同東京公演。
2004年 1月、花組大劇場公演『飛翔無限』に出演。90周年記念の式典的な和ものショー。この時は、春日野八千代先生、松本悠里先生もご出演だった。9月、日生劇場公演『花供養』出演。後水尾天皇役。11月、雪組大劇場公演『青い鳥を捜して/タカラヅカ・ドリーム・キングダム』出演。ジェイク・マクノートン役。ショーは、石田先生、藤井先生、齋藤先生3人の合作ショーという豪華さだった。
2005年 5月、星組大劇場公演『長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ!!』出演。伊佐次役。娘役トップ檀れいの退団公演でもあり、トップ湖月わたるとの三人の友情と恋の駆け引き…降臨がうまく機能した舞台になった。松本悠里先生もご出演される…という、なにげに豪華な作品でした[ひらめき]7月、同東京公演。
2006年 5月、月組大劇場公演『暁のローマ/レ・ビジュー・ブリアン』出演。カエサル役。シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」を下敷きにした作品で、轟は、前半に殺害され、のちに亡霊として登場するカエサル(シーザー)を演じた。トップ娘役の彩乃かなみは、トップ瀬奈じゅんの妻役で、降臨があってもびくともしない瀬奈無双を強く感じた公演となった。7月、同東京公演。もう時効だから書いてしまうが、千秋楽、それまで出待ちのファンもそれほど多くなかった轟会、千秋楽だけ、劇場前をすべて覆うほどの人数だった。どこに隠れていたんだ[exclamation&question]10月、月組日生劇場公演『オクラホマ!』出演。カーリー役。ちょっと、イマドキじゃないストーリーで、残念だ~とあちこちで言っていたら、「あなたがきりやさんのファンだからでは[exclamation&question]」と言われ、愛に気づいた、思い出の公演です。
2007年 9月、星組日生劇場公演『KEAN』出演。エドモンド・キーン役。シェイクスピア俳優を描いた作品で、2番手役を演じた柚希礼音がこの作品を機に芝居面で躍進したことを鮮烈に覚えている。
2008年 2月、宙組大劇場公演『黎明の風/Passion 愛の旅』出演。白洲次郎役。4月、同東京公演。白洲正子役は、トップ娘役の陽月華が務める予定だったが、稽古中にけがを負い、全日程を休演、結局相手役である正子は、東京公演まで、和音美桜が演じた。この公演で、全5組に降臨を達成したことになり、以降、芝居・ショーともに大劇場で主演するスタイルは、なくなった。
2009年 3月、雪組大劇場公演『風の錦絵』出演。日本もののショー作品で、上杉謙信などを演じた。短い、前ものショーに、松本悠里先生などと一緒に出演される…というのは、そういうポジションになったのかな[exclamation&question]と感じさせる“事件”ではあった。5月、同東京公演。10月、星組シアタードラマシティ&日本青年館大ホール公演『コインブラ物語』出演。ペドロ王役。相手役の蒼乃夕妃が、ヒロインを演じている時より、二役の盗賊を演じている方が生き生きしていたのが、けっこう面白かった。
2010年 10月、雪組日本青年館大ホール&シアタードラマシティ公演『オネーギン』出演。オネーギン役。ロシアオペラの代表的な作品でもあるアレクサンドル・プーシキンの小説を植田景子先生が脚色したもの。ヒロインは、舞羽美海。少年オネーギンを演じた彩凪翔の美しさは語り草になった。
2011年 9月、専科&星組バウホール公演『おかしな二人』出演。オスカー役。男二人の奇妙な同居生活を描いた作品で、相方のフェリックス役は、退団を控えていた未沙のえるが演じた。だいぶ後に、外部公演で、かつての相手役花總まりが、女性版「おかしな二人」に出演したのも、なにかの縁だろうか。
2012年 12月、専科&花組日本青年館大ホール公演『おかしな二人』出演。オスカー役。相方のフェリックス役は、花組の華形ひかるが演じた。この時の好演が、のちに華形の専科での活躍に繋がったように思う。この時のポッポー姉妹(初姫さあや・仙名彩世)はスマッシュヒットだったと思う。
2013年 3月、星組シアタードラマシティ公演『南太平洋』出演。エミール役。相手役のネリーは、妃海風。この子はミュージカルの合う子だ[exclamation×2]と確信した公演。また、ケーブル中尉、真風涼帆と島の娘、リアットの言葉のいらない恋愛劇がとてもステキで、二人を見直すキッカケにもなった。4月、同東上公演。10月、専科・星組バウホール公演『第二章』出演。ジョージ・シュナイダー役。相棒役に英真なおき、相手役にトップ娘役の夢咲ねね。ニール・サイモン作品は、轟によく似合う[exclamation]関係ないけど、フィナーレナンバーの「忘れていいの」は、忘れられない[exclamation×2]
2014年 1月、月組梅田芸術劇場メインホール公演『風と共に去りぬ』出演。レット・バトラー役。トップ龍真咲がスカーレット役を演じ、W主演という形での上演。バランスの取れたレットとスカーレットだった。5月、専科・星組日本青年館大ホール公演『第二章』出演。前年のバウホール公演の評判が良く、東上となった。7月、星組大劇場公演『The Lost Glory-美しき幻影-』出演。オットー役。シェイクスピアの悲劇、「オセロ」を下敷きに、トップスター柚希礼音が悪役を演じる妙味や、舞台装置の美しさもあって、久々の大劇場主演は、成功裏に終わった。相手役を演じる夢咲とは、前年から共演もしていたし。
2015年 2月、月組中日劇場公演風と共に去りぬ出演。レット・バトラー役。こちらも好評による再演かな。8月、専科バウホール公演、『オイディプス王』出演。この公演には、専科生のほか、月組生、宙組生が参加している。相手役イオカステは、月組男役だった凪七瑠海。共演後、トップ娘役になる生徒も多かったが、専科生となる男役も多いな。影響力、かもしれない。
2016年 2月、花組シアタードラマシティ公演『For the people-リンカーン 自由を求めた男-』出演。リンカーン役。妻、メアリー役は、仙名彩世。3月、同KAAT神奈川芸術劇場公演。11月、宙組バウホール公演『双頭の鷲』出演。スタニスラス役。相手役の某国王妃役は、トップ娘役の実咲凜音。12月、同KAAT神奈川芸術劇場公演。
2017年 5月、博多座公演『長崎しぐれ坂/カルーセル輪舞曲』出演。伊佐次役。12年前と同じ役を、21年後輩を相手に演じる…すごいなぁ…と思う。また、この公演は、久々に芝居、ショーの両方に出演する、フル出場の公演となった。11月、専科・月組バウホール公演『神家の七人』出演。イヴァン・ターナー役。齋藤先生作のおちゃらけ作品だったが、出演者の真摯な芝居で、思いのほか出来の良い舞台となった。
2018年 2月、星組シアタードラマシティ&TBS赤坂ACTシアター公演『ドグトル・ジバゴ』出演。ユーリ役。相手役ラーラは、有沙瞳。映画でおなじみの名作が舞台に蘇った。6月、雪組大劇場公演『凱旋門』出演。ラヴィック役。18年前と同じ役を27年後輩を相手役に演じる…でも、成立してるんだよね。もちろん、トップ娘役の真彩希帆のすばらしさもあるとはいえ…むしろ、2000年の時より感動したかもしれない。7月、同東京公演。
2019年 1月、専科・宙組バウホール公演『パパ・アイ・ラブ・ユー』出演。デービッド・モーティマー役。これ、観てないんだよなぁ~。観たかったなぁ~[もうやだ~(悲しい顔)]7月、月組日本青年館大ホール公演『チェ・ゲバラ』出演。エルネスト・ゲバラ役。8月、同シアタードラマシティ公演。
2020年 12月、星組シアタードラマシティ公演『シラノ・ド。ベルジュラック』出演。シラノ・ド・ベルジュラック役。ロクサアヌ役は、小桜ほのか。鼻をつけても二枚目でした。轟と同時代のトップだった麻路さきの時代は、トップが鼻をつけるわけにはいかない…と、設定が変更された。ここまで宝塚は進化したんだな…と思える公演だった。
2021年3月17日退団発表[ひらめき]最後の舞台は、7月に上演(シアタードラマシティ&東京芸術劇場プレイハウス)の『婆娑羅の玄孫』となる。


こうやってクロニクルを書いていると、轟悠と共演したことで、ジェンヌ人生が変わったなと思える人や、トップ娘役への道が開けた人が多数存在していたことに、あらためて驚く。降臨公演時代(2003~2008)は、功罪が言われてきたが、あれから10年以上経過した今、ちゃんと、功だったな~と思わせて去っていくのは、粋だと思う。
長い間、本当にお疲れさまでした[exclamation×2]


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