2022年タカラヅカ総括 [┣ヅカネタ]
恒例の総括、今年もいってみたいと思います
元々は、宝塚バトンで回ってきたものが始まりなので、感想以外にもちょっとした項目はそのまま使っております。タイトルは、面倒なのでサブタイトル全部カットしてます。
チケットはあったんですよ。友の会が友になってくれて。でも…
・Sweet Little Rock 'n' Roll(雪)
バウまで行くことはできませんでしたが、配信で観ることができましたさすが中村A、デビュー作からクオリティが変わってない
・元禄バロックロック&The Fascination!!(花)
谷貴矢先生の大劇場デビュー作は、過去のとんでも作品に慣らされたせいなのか、わりと、「出島…」に近い世界観だったからか、すんなりと受け入れられました。すごいな、宝塚ファンの柔軟性。ショーは、2番手羽根がない淋しさしか、覚えてない…
・ザ・ジェントル・ライアー(星)
未見。バウは全公演中止でしたが、KAATは上演できて良かったですね。こういう時は、ファンの方優先で、と思いました。
・王家に捧ぐ歌(星)
2月は恒例の名古屋観劇旅行のはずが、まん防発令中で、会社からも会食禁止令が出てたため、名古屋メシ行けないなら…と、見送りました。でも、公演は、ライビュで摂取しました~脳筋じゃない琴ラダメスが印象に残りました。
・今夜、ロマンス劇場で&FULL SWING!(月)
新生月組のお披露目公演。楽しい作品でよかったです。お正月からムラで観劇、東京公演も無事上演されて、一安心でした。
・TOP HAT(花)
ちょうどゆうひさん達のDSがタカホで開催されている時期だったので、ついでに梅芸も観劇してきました。こういう時期だったので、ミュージカルコメディのやさしさが心に沁みました。
・冬霞の巴里(花)
もちろん、ドラマシティも観劇しました。なんとも不思議な世界観でした。
・NEVER SAY GOODBYE(宙)
こんな話でしたっけ~人民オリンピックの人たちが出てきたことは覚えてました。大劇場公演は、大部分中止になってしまったけど、東京はなんとか上演できて、私も観劇できてよかったです。
・Rain on Neptune(月)
地元アンフィシアターの公演だったで、どうしても観たかったのですが、複数回観劇できて満足です。
・ブエノスアイレスの風(月)
未見。ありちゃんの月組最後の舞台、観たかったのですが…
・夢介千両みやげ&Sensational!(雪)
東京公演が初日から中止になった時は、ひぇ~と思ったけれど、その後は順調に観劇することができた。芝居の方は、ちょっとこんな話でいいのか、と思わなくもないけどねー
・FLY WITH ME(宙)
友の会がSSを授けてくれて、私のようなものが観劇させていただきました。ドキドキしました
・カルト・ワイン(宙)
東京公演を観劇しました。すごく面白かったです。栗田先生、注目してます千秋楽までの3日間が中止になって、映像とかも記録的なものしかなかったのは、すごく残念。
・めぐり会いは再び next generation&Gran Cantante!!(星)
天寿光希&音波みのりの退団公演。淋しさはありつつ、温かい公演でした。これも、大劇場公演が一度中止になってしまったんですよね。
・ODYSSEY(雪)
未見。中止になった国際フォーラム公演が、一部出演者を変えて、梅田芸術劇場で上演の運びとなったが、今回は、タイミング合わず、観劇はできなかったです。
・心中・恋の大和路(雪)
未見。なんかライブ配信を見たような記憶があるのですが、手元に記録がないので、それも願望ゆえの妄想かもしれないです。(作品は知っているゆえ)
・巡礼の年&Fashionable Empire(花)
わりとどっちもとんでも作品だったような気がしてます。どんどん観劇予定が消えていき、千秋楽以外で唯一上演された週に観劇できた奇跡の方が、舞台上よりドラマな気がしてます。
・ベアタ・ベアトリクス(星)
未見。キワミシン、初主演、おめでとうございます
・モンテ・クリスト伯&Gran Cantante!!(星)
未見。チケットは持ってましたが、なにか。中止になったのは、相模大野の公演の一部だけだったんですが、そこがピンポイントでしたね。こんなこともある…
・グレート・ギャツビー(月)
この公演も大劇場での上演がかなり中止になってしまったのですが、私は、無事に大劇場も東京も予定の観劇をすることができました。ほんと観劇運ってわからないですね。
・フィレンツェに燃える&Fashionable Empire(花)
こちらは、ライビュでしたが、観ることができました。全ツは千秋楽ライビュとは限らないので、こちらも運ですよね。しかし、不思議な作品でした。柴田先生、時々、不思議な作品を作りますね。
・殉情(花)
未見。今、「殉情」なんだ…という気がすごくしてますが。
・HiGH&LOW/Capricciosa!!(宙)
この作品を宝塚でやれるなら、なんでもありだな、と思いました。そして、やれましたね。
・ブラックジャック 危険な賭け&FULL SWING!(月)
未見。この頃、観劇&チケット購入でかなり迷走してました。今も迷走してるんですが…。気を取り直さねば。
・ELPIDIO(月)
ちなつちゃんとみちるちゃんのコンビが可愛くて、素敵な公演でした
・蒼穹の昴(雪)
清朝末期の中国ものというハードルの高い作品で、専科の出演も多く、娘役トップ退団なのに貧乏な役で、主人公との恋愛関係も、対等な信頼関係もないとか、景徳鎮の衣装ってなんだよ、とか、公演がちゃんとできたことはうれしいものの、なんつーか。
★今年観てない作品とその理由など。
「ODYSSEY」「ザ・ジェントル・ライアー」「ブエノスアイレスの風」「心中・恋の大和路」(たぶん)「ベアタ・ベアトリクス」「モンテ・クリスト伯&Gran Cantante!!」「殉情」「ブラックジャック 危険な賭け&FULL SWING!」。今年は多かったですね。来年は2~3作品に抑えたいです。
ちなみに、生で観た公演数は34回でした。去年から10回以上減ってるやん…
★一番感動した作品
『グレート・ギャツビー』(月)です。やっぱり、よき作品でした。
★不快感を覚えた作品
不快感までは、なかったかな。
★一番座席を揺らした作品
「Capricciosa!!」でしょうか。もちろん、あの銀橋からの呼びかけです。
★一番じゃないけど吹いた作品
「Fashionable Empire」かな。あの“Empire”と書かれたフードは、はたしてFashionableなのだろうか。
★一番好きだった大空ゆうひ
「お勢、断行」。お園さんが抱えて生きてきたもの、が切なく伝わってきました。
★感動したこと
この状況下でも諦めず、ひたすら幕が開くことを信じて努力し続けているすべての関係者の皆様。
★有り得ないと思ったこと
大羽根、ゆうひさんは3番手の時から背負っていて。昔は、全ツだと2番手じゃなくても普通に背負ってたよ。どうして、2番手に背負わせないの
★おめでとう!
トップにならず退団した多くの面々が、多方面で大活躍している事態に。
★泣いた作品
なかったです。
★今年一番血が騒いだテーマ曲
30回程度の観劇では、もはやテーマ曲すら浮かんでこないらしい…と一度は思ったものの、よーく考えると、「Capricciosa!!」だった気がします。しばらく頭の中をぐるぐる回ってました。
★今年のベストロケット
『蒼穹の昴』。金とピンクが好きみたいです。中国もののロケットとしてはベタだけど、ベタを求める時もあるのさ。
★今年のベストヒロイン
彩みちる「ELPIDIO」の衣装と髪形がもう、めちゃくちゃ可愛かったので。
★団体賞
宝塚歌劇団。度重なる中止の中、最善を尽くしてくれました。
★今年発掘した生徒or伸びたな~と思った生徒
泉堂成。みんな大好きメイナンツー。でも次回公演でもわかるかな
今年のクリスマスツリー [┣ヅカネタ]
東京宝塚劇場のクリスマスツリー、毎年紹介しているが、今年は、こんな感じ。
今年は「TOKYO TAKARAZUKA THEATER」という黒い台座がないんですね。
雪組公演らしく、緑っぽい色合いにしてるけど、ベース(ツリーの枝葉の部分)は白。ここしばらく緑の葉のツリーだなーと思っていたら、久しぶりにツリーそのものをリニューアルしたということかしら。
飾りも、去年までとは雰囲気が違う感じ。金の縄目みたいなのがゴージャスですね
こちらが、昨年のもの。星組公演中だったので、星のモチーフが使われています。
こちらが一昨年のもの。
月組公演中ということで、てっぺんもお星さまではなく、お月さまです
そんなこんなで、毎年、色々なタイプのツリーを楽しませてもらっています。
ブログでは、3年分を1セットにして掲載しているので、ここからさらに遡って、2019年のブログ(2017年~19年分)も紹介しておきます。こちらです。公演的には、2019年が「I AM FROM AUSTRIA」(オーストリア国旗が装飾に使われてますね)、2018年が「異人たちのルネサンス」(大きな羽のモチーフ)2017年が「ベルリン、わが愛」(星のオーナメント)でした。
真風涼帆、MAKAZE IZMへの道 [┣ヅカネタ]
あらためて、真風涼帆クロニクルです。
2006年 3月、宙組大劇場公演『NEVER SAY GOODBYE』で初舞台。5月、星組に配属。8月、大劇場公演『愛するには短すぎる/ネオ・ダンディズム!』出演。10月、同東京公演。2作連続で、トップスターの退団公演を経験したんですね
2007年 1月、宝塚バウホール公演『ハロー!ダンシング』出演。3月、大劇場公演『さくら/シークレット・ハンター』出演。5月、同東京公演。9月、日生劇場公演『Kean』出演。フランシス役。11月、大劇場公演『エル・アルコン/レビュー・オルキス』出演。ローズ役。新人公演でキャプテン・ブラック役(本役・和涼華)。
2008年 1月、『エル・アルコン/レビュー・オルキス』東京公演出演。4月、バウ・ワークショップ『ANNNA KARENINA』出演。セルプホフスコイ役。6月、大劇場公演『THE SCARLET PIMPERNEL』出演。新人公演で、アルマン・サンジュスト役(本役・和)。8月、同東京公演。11月、日本青年館大ホール&宝塚バウホール公演『ブエノスアイレスの風』出演。マルセーロ役。初演では、大和悠河が演じた役、ということで、ドラマのポイントになる役だったが、あの頃は、うーんという感じだった気がする。
2009年 2月、大劇場公演『My Dear New Orleans/ア ビヤント』出演。ジョー・コールマン役。新人公演では、ジョイ・ビー役(本役・安蘭けい)で、新人公演初主演3月、同東京公演。6月、大劇場公演『太王四神記Ver.II』出演。チョロ役。新人公演では、タムドク役(本役・柚希礼音)で2度目の新公主演8月、同東京公演。10月梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ&日本青年館大ホール公演『コインブラ物語』出演。ロドリゲス役。同郷ということが影響しているかは不明だが、轟さんの別箱公演には、出演してるのね
2010年 1月、大劇場公演『ハプスブルクの宝剣/BOLERO』出演。カール・アレクサンダー・フォン・ロートリンゲン役。新人公演では、フランツ・シュテファン役(本役・凰稀かなめ)。2月、同東京公演。4月、全国ツアー公演『激情/BOLERO』出演。レメンダート役。7月、梅田芸術劇場メインホール公演『ロミオとジュリエット』出演。伝説の初演、ですね。死役。当時は、ほぼほぼ水夏希のトート閣下だと言われていた8月、同博多座公演。10月、大劇場公演『宝塚花の踊り絵巻/愛と青春の旅だち』出演。エディー役。新人公演でフォーリー軍曹役(本役・凰稀)。11月、同東京公演。
2011年 1月、宝塚バウホール公演『メイちゃんの執事』出演。忍役。2月、同日本青年館大ホール公演。4月、大劇場公演『ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び』出演。『ノバ・ボサ・ノバ』では、役替わりで、オーロ、マール、メール夫人の3役を演じる。『めぐり会い…』では、劇作家エルモクラート役。新人公演は、『ノバ…』を上演したが、休演者が出た関係で、新人公演でもメール夫人を演じている。6月、同東京公演。東京の新人公演では、本来の新公配役だったドアボーイを演じた。8月、宝塚バウホール公演『ランスロット』出演。ランスロット役で、バウホール初主演11月、大劇場公演『オーシャンズ11』出演。ライナス・コールドウェル役。新人公演では、ダニー・オーシャン役(本役・柚希)で久々新公主演(3度目)
2012年 1月、『オーシャンズ11』東京公演出演。3月、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ&日本青年館大ホール公演『REON!!』出演。5月、大劇場公演『ダンサ セレナータ/Celebrity』出演。ルイス役。新人公演はイサアク役で、4度目の新公主演7月、同東京公演。9月、宝塚バウホール&日本青年館大ホール公演『ジャン・ルイ・ファージョン』出演。ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン伯爵役。この作品は、少し変則的で、ヒロインの早乙女わかばは、マリー・アントワネット役だったため、主役ではない真風が、ヒロインの相手役だった。11月、大劇場公演『宝塚ジャポニズム/めぐり会いは再び2nd/Etoile de TAKARAZUKA』出演。エルモクラート・オズウェル・マーキス役。新人公演は『めぐり会い…』と『Etoile…』の2公演で行われたが、真風は、『Etoile…』のみに出演し、ショーのセンターを担った。
2013年 1月、『宝塚ジャポニズム/めぐり会いは再び2nd/Etoile de TAKARAZUKA』東京公演出演。3月、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ&日本青年館大ホール公演『南太平洋』出演。ジョセフ・ケーブル役。リアット役の綺咲愛里との、言葉の通じないラブシーンがとても美しかった5月、大劇場公演『ロミオとジュリエット』出演。再演ということで、役替わり公演が実施され、真風は、死役のほかにティボルト役を演じる。7月、同東京公演。10月、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ&日本青年館大ホール公演『日のあたる方へ』出演。ジキル/イデー役で、ドラマシティ公演初主演
2014年 1月、大劇場公演『眠らない男・ナポレオン』出演。ミュラ役。2月、同東京公演。5月、東急シアターオーブ公演『太陽王』出演。ボーフォール役。7月、大劇場公演『The Lost Glory/パッショネイト宝塚!』出演。カーティス・ダンフォード役。9月、同東京公演。11月、日本武道館公演『REON in BUDOKAN』出演。
2015年 2月、大劇場公演『黒豹の如く/Dear DIAMOND!!』出演。ラファエル・デ・ビスタシオ役。3月、同東京公演。この公演を最後に、宙組に異動。宙組新体制の2番手男役となる。6月、大劇場公演『王家に捧ぐ歌』出演。ウバルド役。ウバルドって2番手だったんだという衝撃の事実に落ち着かない元ケロファン10月、全国ツアー公演『メランコリック・ジゴロ/シトラスの風III』出演。スタン役。
2016年 1月、大劇場公演『Shakespeare/HOT EYES!!』出演。ジョージ・ケアリー役。2月、同東京公演。5月、梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ&KAAT神奈川芸術劇場公演『ヴァンパイア・サクセション』出演。シドニー・アルカード役で、2度目のドラマシティ主演7月、大劇場公演『エリザベート』出演。フランツ・ヨーゼフ役。9月、同東京公演。11月、全国ツアー公演『バレンシアの熱い花/HOT EYES!!』出演。ラモン・カルドス役。
2017年 2月、大劇場公演『王妃の館/VIVA!FESTA!』出演。ルイ14世役。大劇場公演終了後の3月7日、トップスター朝夏まなとが退団発表3月、『王妃の館/VIVA!FESTA!』東京公演。6月、ホテル阪急インターナショナルにて、『宝塚巴里祭2017』開催。7月、パレスホテル東京にて同公演開催。7月7日、朝夏退団に伴う、次期宙組トップスター就任発表同時に、相手役・星風まどかが決定、また、花組から、2番手として芹香斗亜の組替えが発表され、次期宙組の体制が決定した。8月、大劇場公演『神々の土地/クラシカル ビジュー』出演。フェリックス・ユスポフ役。10月、同東京公演。11月20日、宙組トップ就任12月の宝塚スペシャル2017が、トップスターとしての初仕事となった。
2018年 1月、プレお披露目公演として、東京国際フォーラムホールC公演『WEST SIDE STORY』出演。トニー役。3月、大劇場公演『天は赤い河のほとり/シトラスの風ーSunriseー』出演。大劇場お披露目公演カイル・ムルシリ役。5月、同東京公演。7月、梅田芸術劇場メインホール公演『WEST SIDE STORY』出演。1月の公演とは一部配役を変えての上演。真風は引き続きトニー役。10月、大劇場公演『白鷺の城/異人たちのルネサンス』出演。レオナルド・ダ・ヴィンチ役。11月、同東京公演。
2019年 2月、博多座公演『黒い瞳/VIVA!FESTA!in HAKATA』出演。ニコライ役。4月、大劇場公演『オーシャンズ11』出演。ダニー・オーシャン役。6月、同東京公演。8月、全国ツアー公演『追憶のバルセロナ/NICE GUY!!』出演。フランシスコ・アウストリア役。11月、大劇場公演『El Japonーイスパニアのサムライー/アクアヴィーテ!!』出演。蒲田治道役。
2020年 1月、『El Japonーイスパニアのサムライー/アクアヴィーテ!!』東京公演出演。8月、梅田芸術劇場メインホール公演『FLYING SAPA』出演。オバク役。9月、同日生劇場公演出演。11月、大劇場公演『アナスタシア』出演。ディミトリ役。
2021年 1月、『アナスタシア』東京公演出演。この公演を最後に、相手役の星風まどかが、花組への異動を前提に専科へ組替え。新たな相手役に、潤花が就任する。4月、新トップコンビのプレお披露目公演として、東京建物Brillia HALL公演『Hotel Svizra House』出演。ロベルト・フォン・アムスベルク役。6月、新トップコンビ大劇場お披露目公演『シャーロック・ホームズ/Delicieu!』出演。シャーロック・ホームズ役。8月、同東京公演。11月、全国ツアー公演『バロンの末裔/アクアヴィーテ!!』出演。エドワード/ローレンス役。
2022年 1月、大劇場公演『NEVER SAY GOODBYE』出演。ジョルジュ・マルロー役。真風にとっては、初舞台の作品を上演するという、貴重な機会となるはずだったが、新型コロナウィルス感染拡大により、大劇場公演は1ヶ月近く中止を余儀なくされた。4月、同東京公演。6月、東京ガーデンシアター公演『FLY WITH ME』出演。8月、大劇場公演『HiGH&LOWーTHE PREQUELー/Caoricciosa!!』出演。コブラ役。9月28日、退団発表。
若手スターの宝庫だった頃の星組で頭角を現し、そんな中で少しずつ地位を固めたところで、宙組に組替え…と、圧倒的なスターのわりに苦労人の印象。トップとしてのキャリアは長かったが、イレギュラーな形で相手役が変わるなど、順風満帆ではなかった。そんな中で、少しずつ、真風だけの世界観を確立し、潤花という新たなヒロインを花開かせた功績も大きい。圧倒的なスターとして、最後まで疾走してください
今後の出演スケジュールは、以下の通り。
10月15日~11月20日 東京宝塚劇場公演『HiGH&LOW/Capricciosa!!』
2023年1月9日~19日 東京国際フォーラム公演『MAKAZE IZM』
3月~4月 宝塚大劇場公演『カジノ・ロワイヤル』
5月~6月 東京宝塚劇場公演 同上
初舞台生 [┣ヅカネタ]
[第108期初舞台生]の口上日程が発表されたので、恒例の芸名紹介をやっていきたいと思います。もう10年以上やっているこのブログの恒例行事。あくまでも芸名をパッと見た印象を書いているコーナーです。
花海 凛(はなみ・りん)、茉莉那(まりな)ふみ、彩姫(あやひめ)みみ、志凪 咲杜(しなぎ・さくと)、梨恋(りれん)あやめ、馳 琉輝(はせ・るき)、輝珠(きじゅ)ななせ、花恋(かれん)こまち、乙妃 優寿(おとひ・ゆず)、桜之 真緒(さくらの・まお)、八重(やえ)ひめか、華楽 逸聖(からく・いっせい)、珀亜(はくあ)れい、星丘(ほしおか)しずく、瑠羽(るう)らいと、華路(はなみち)らら、穂波 舞咲(ほなみ・まさき)、美渦(みうず)せいか、白霧 椿(しらぎり・つばき)、絢咲 羽蘭(あやさき・うらん)、雅 耀(みやび・よう)、水月 胡蝶(みづき・こちょう)、紗香(さこう)にいな、榊 歩(さかき・あゆむ)、滝(たき)みらい、美翠(みすい)せいら、風希 咲玖(かざき・さく)、星沢(ほしざわ)ありさ、千乃 新(せんの・あらた)、輝涼(きりょう)じゅん、海玖里 粋(みくり・すい)、清羽 美伶(きよは・みれい)、琴華(ことか)ひまわり、光稀(こうき)れん、愛城 美紗(あいしろ・みさ)、朝比奈 天(あさひな・てん)、纏 涼(まとい・りょう)、苑利 香輝(えんり・こうき)
今年の初舞台生は、久々に、轟悠パターンの苗字1字名前1字の生徒が3人もいる。
71期は、轟悠、稔幸がいて、どちらもトップになっているので、ぜひ縁起を担いでいただきたいところ。
ちょっとそれは読めない…とまではいかなくても、これ…なんて読むのと悩んだ方も、けっこういました。じゃっかん、キラキラっぽくもありますね。
ちなみに、今年の流行の文字は、「咲」「輝」「美」が4個、「羽」「華」が3個でした。わりと、字がバラけているイメージです。
では、恒例のコトダマ。本人が花開けば芸名もステキに見えるもの。みんな芸名をつけた夏の日を忘れずに、これからも頑張ってください!
宝塚雪組バウホール公演「Sweet Little Rock’n'Roll」配信観劇 [┣ヅカネタ]
雪組のバウホール公演「Sweet Little Rock’n'Roll」の千秋楽公演を配信で観劇した。
本作は、演出の中村A先生の演出家デビュー作とのこと。1985年の作品なので、今から…37年前桐さと実と涼風真世のW主演作品だったらしい。シェイクスピアの喜劇「から騒ぎ」を下敷きにした、ポップなハイスクールコメディといったところだろうか。
今回、バウ初主演の縣千に当てて、リメイクされた。
なぜ、なんのために…37年ぶりに再演されるほどの作品か
プロットはシェイクスピアなので、まあ、見られないこともないが、あの演出はどういうことなんで、全員が、超わざとらしい芝居をしているのもしかして、これは、入れ子構造の複雑な演劇なのか
いろいろ考えたが、最後まで、謎は解けなかった。
そもそも、冒頭の楽曲で、完全に息切れしながら歌う主演というのが、ちょっと理解できない。
まあ、それは、若さやフレッシュさを前面に押し出すということかもしれない…と思い直したが、息切れしたまま芝居が始まるって…それ、もはや、宝塚じゃないよね
転校生のビリー(縣千)は、どういうわけか、クラスの女子、シンディー(夢白あや)と、激しい口ゲンカ。
えー、なんで、なんで、そんなに嫌われちゃったのと、思う間もなく、クラスメイトのロバート(彩海せら)のメアリー(音彩唯)への恋を応援することになる。コーチ(アメフト部のコーチなのかな?)のフレディ(真那春人)には、高校生たちのキューピッドになるという趣味があるらしく、ビリーも協力することになったのだ。
メアリーも実はロバートを憎からず思っていたので、この恋は、すぐに成就する。
すると、今度は、フレディが、ビリーとシンディーはお似合いだと言い出す。そして、ビリーには、シンディーがビリーを好きだと言っていた…という噂話を聞かせ、シンディーには、ビリーがシンディーを好きだと言っていた…という噂話を聞かせる。
このベタな作戦も、なぜか成功し、ビリーとシンディーもカップルになる。
そして、高校のダンスパーティーに向け、続々とカップルが成立していく。ロッキー(眞ノ宮るい)とミリー(華純沙那)も、そんなカップル。しかし、ミリーに岡惚れしている、ぐいぐいジョー(天月翼)が二人の恋路を邪魔しようと、罠を仕掛ける。ミリーの家に、ジョーの友人、スタージョン(麻斗海伶)の彼女、マーガレット(妃華ゆきの)を遊びに行かせ、真夜中に、スタージョンと密会させ、それをロッキーに見せ、ミリーが男と会ってたと誤解させる…という作戦。
ロッキーは見事に引っ掛かり、ミリーとパーティーには行かないと言い出す。
ショックを受けたミリーは、薬を飲んで倒れ、ビリーは、真相を暴きだす。ロッキーはミリーに泣いて謝り、ミリーは復活して愛もよみがえる。(ミリーの服毒は、校長先生以下を味方にした狂言だった。)
というところで大団円になる。
後半、「GREASE」くらい盛り上がるかな…と思ったら、普通に「から騒ぎ」通りの段取りで終了し、まあ、若書きなら許されるけど、37年後に再演したら、恥ずかしくて生きていけないレベルだな、と思った。
主演の縣も、ヒロインの夢白も、本当に一生懸命、100%どころか、120%の力を注ぎこんで、空回りする若者を演じているが、なぜ、こういう演技をしなければならないのか、本当に理解できない。
恋を成就させるため、偽の噂話を聞かせる場面など、「役者でもないのに演技をしていることを、わかりやすく見せるため」に、少々オーバーに演じるということは、あるにしても、本当に最初の場面の校長(奏乃はると)から、何かの演劇を上演中なのか、と思うような、セリフ回し。
それでも、上級生(組長、真那、愛すみれ、天月など)は、オーバーなセリフ回しであっても、緩急のつけ方などで、ちゃんと笑いにつなげたりしているが、下級生は、わざとなのか、下手なのか本当にわからなかった。縣と夢白の魅力も、しっかり伝わっているとは思えなかった。むしろ、作品の欠点をすべて背負わされた感がある。
主演コンビが悲惨な目に遭う中、彩海&音彩ペア、眞ノ宮&華純ペアは、良いところだけを際立たせることができ、ちょっとお得だったかな、と思った。
縣の真摯さ、舞台への情熱は、続くフィナーレナンバーや、ご挨拶から十二分に伝わったので、次は、もっと芝居に取り組めるような作品で主演できることを願っている。
今回も、私は、愛すみれ様に、たっぷりと幸せをいただいた気がしている。
「歌劇」誌108周年年頭の辞 [┣ヅカネタ]
「歌劇」誌には、毎年、劇団スタッフや出演者の新春の言葉が掲載されている。今年も、気になる発言をピックアップしてみたいと思う。
『新年明けましておめでとうございます。(中略)渦中混乱の2年間。皆様方の変わらぬご観劇やご支持がどれだけスタッフや生徒達の活力や希望になったことでしょう。やはり舞台芸術というものは客席があって初めて成り立つもので、皆様のご観劇やご支持がなにより力になるものだと改めて感じております。』by植田紳爾
植田先生、昨年の悲観から、今年はひたすらの感謝へ。お互いに感謝して、道を切り開いていけたら…と思うばかりです。
『コロナ禍がようやく治まり、平常の生活に戻りつつあるのはうれしい事です。(中略)今年も宝塚レビューの楽しさ、素晴らしさをお伝え出来ればと思います。』by岡田敬二
岡田先生の楽観的過ぎるご発言に、逆に励まされました。オミクロンにも負けず、通うからね
『我が宝塚も…108才となりました。私ではありませんよ!!108才の夢の国!!…?いや、夢の国は年を取りません。いつ、いつまでも…いついつまでも…若く、若く、美しい…時代の輝きを…光り!を世界に見せてくれています。…若き日の夢は枝からはなれ地に落ちるとも、なおも我がものー』by酒井澄夫
さすがに108才じゃありませんよね、酒井先生最後、お決まりのフレーズで終わられていて、安心しました。
『さて、本年は2本の再演を仰せつかった。(中略)今、再び、それぞれを創った時のテンションに戻ろうとしても、決して戻ることは出来ない。考えあぐねている時、瀬戸内寂聴先生の(中略)生前のお言葉「人生は、過去に帰ることも出来ないし、明日はどうなるか分からない。今を生きるしかないのだ」が胸に響いた。今自分が感じる最善を求めるしかないと、肚を括るに至った。』by小池修一郎
再演は小池先生としても戸惑う案件だったのですね。特にサヨナラじゃないネバセイには、戸惑いも大きかったと推察します。今を生きている小池先生ならではのリメイクになりますように。
『昨年米寿を迎えた身として、これまでの曲づくりの経験を基に伝統を守りつつ新しい風を取り入れた音楽で、宝塚歌劇を一層輝かせる一助となるよう、一音一譜大切に作曲に励んで参ります。』by吉崎憲治
吉崎先生、米寿なんですね~お芝居はメジャー、ショーはマイナーで主題歌を作曲する…という、吉崎先生のポリシーをお聞きしたのが、もう30年も前でしょうか。お言葉通りの珠玉のナンバーが今もたくさん心に残っています。新しい風を取り入れた音楽、たくさん聴いてみたいです。
『今年は寅年だけにトラディショナルなものが流行りそう、となると、ジャズ・ショウ『FULL SWING!』は成功疑いなし!!(中略)気が付けば師走、そうありたい2022年!師走だなぁ、ぼかぁ君といる時が一番師走なんだ、1年間、宜しくお願い致します!!!』by三木章雄
新年早々、三木先生のオヤジギャグ炸裂…どの方も昨年に比べ、楽観傾向が見られるのは、これが書かれたのが、1ヶ月くらい前だからでしょうか。
『宝塚歌劇の美術デザインに携わって五十六年目、半世紀以上の年月で、担当した数百作品、多くの感慨が巡ります。新年を迎える度、原点に返って、
一、美しくあれ!
一、独創的であれ!
一、斬新であれ!
一、上品であれ! を肝に銘じ、(中略)お客様には数時間の非日常をお楽しみ頂ければ幸いです。』by大橋泰弘
50年以上ひとつの仕事に邁進する…というのは、我々サラリーマンの世界ではあまりないことなので、ただもう、その年月に心が奪われます。そして、大橋先生のセットは、本当に斬新で、美しいです。
『輝く宝石箱
私、磨き人。』by羽山紀代美
羽山先生、かっこいい
『あけましておめでとうございます
今年はコロナが収まりますように。
そして、より良い年になりますように。
本年もよろしくお願いいたします。』by正塚晴彦
ま…正塚先生、これだけですか
『マスクを付けたままの稽古、開演前のシーンとした客席、閉ざされたオーケストラボックス。
そんな時もあったねと、皆で話す事のできる日が、一日も早く訪れます様に。』by吉田優子
本当にそうですね。お稽古も大変なんだな~とか、オケボックス、閉鎖的で大丈夫かな~と気になります。
『本年はコロナ禍の中で音楽学校に入学し、様々な制限の中で鍛錬に励み、憧れの初舞台を踏む生徒たちがいます。(中略)好きな世界、好きな舞台で何にも縛られぬ年となります様、祈るばかりです。』by谷正純
108期生は、コロナ禍で入学し、コロナ禍で卒業し、コロナ禍で初舞台となるのですね。本当に大変なことだな…と胸が詰まります。
『昨年は「自前の強さ」を実感し、自慢したくなる一年でした。専用劇場・稽古場を有し、基本(中略)宝塚専属スタッフ=「大家族制度」が功を奏しました。この「「大家族」の中にファンも含まれていました。(中略)ファンの方も観劇マナーにご協力下さいました。(中略)だからこそ他劇団に比べて公演継続をなし得られました。お客様のマナーに感謝、感謝、感謝の一年でした。』by石田昌也
石田先生、失礼にもほどがあるわ…
宝塚だって公演中止の憂き目には何度も遭ったし、宝塚のファンだけがマナーがいいわけじゃない。ってか、むしろ、騒がしい方だと思う。
中止になる公演に問題があるということは少なくて、運が悪いのだというのは、もう常識なのに…。なんかな…新年からもやってしまう…
『さて、私の方では、一月早々に、雪組バウ公演『Sweet Little Rock’n’ Roll』があります。この公演は、私の36年前のデビュー作の再演になります。雪組の出演者のメンバーとは、若い感性が何億光年も離れているあ気がしますが、1ミリでも近づけるように頑張り、令和版の『Sweet Little Rock’n’ Roll』に仕上げたいと考えています。』by中村暁
36年前…私も観ていない作品ですが、どんな公演になるのか、若い感性も含めて、気になるところです。
『“生活はすべて次の二つから成立っている。
したいけど、できない。
できるけど、したくない。”
(高橋健二訳“ゲーテ「格言と反省」”から)』by草野旦
さすがゲーテ。そして、正月からこれを書くとは、さすが草野先生。
『私は、去年の夏より体調を崩し、入院手術、そして9月に退院と、これこそ大変な一年でした。
今は、食欲と体力を少しづつ元に戻して行くように、リハビリに励んでおります毎日です。』by高橋城
城先生…コロナ禍での入院手術はさぞ大変だったと思います。どうか、早くよくなりますように。
『昨年もまだまだ不安が続く世の中でしたが、私的には有難いことに、宝塚、東京、舞浜、大阪、名古屋、金沢、富山、横浜、そして九州各所、さらには沖縄と、全国各地で公演をさせていただきました。(中略)お声は発せずとも、温かな笑顔と熱烈な拍手で応援して下さった皆様のお姿には何度も涙がこぼれました。』by藤井大介
こちらも藤井先生の熱いショーに、鼓舞されて一年無事に過ごせましたよ。
『新しいとは、終わるからこそ
次の世界が始まることなんだなと思います。
日一日と。刻一刻と。』by木村信司
このところ、格言めいてますよね、木村先生。
『私にとって大変なのは、この数年間に入団してきた生徒たちの素顔を全く見ることができず、なかなか一人一人の名前を覚えられないことです。見られるのは舞台化粧をした顔だけ。客席から見るだけだと、誰が誰だか分かりません。スタッフとして、悲しい現実であります。(中略)以前のように、明るく、楽しく、美しい、彼女たちの素顔を、稽古場で見られる日々が戻ってくることを、心より願っています』by太田健
スタッフさんにも、そんな悩みがあるんですね…
『歴史というのは、必ず、ポジティブな根拠の先に未来が開け、ネガティブな要因の先に負の結果が訪れるもの。コロナ禍による時代の変化が、世界を正しき方向に導きますよう。そして宝塚が、先達達が築いた価値を損なうことなく、さらに時を重ねていけますよう。年の初めに、過去と未来に想いを馳せつつ、私も、日々精進し、前に進みたいと思います!』by植田景子
ポジティブな根拠とネガティブな要因が、今の時点で分かっていたら、間違うことはないのですけどね。一見、ポジティブに見えるネガティブって、世の中にいっぱいありそう。
『「やっぱり生オケはいいですね」というお声を多く頂き本当にありがたく、また励みになっております。私自身は月組『桜嵐記』から現場復帰しましたが、その初日、客席に一礼した時にいただいた大きな拍手は忘れられませんこの場を借りて御礼申し上げます。』by佐々田愛一郎
オケボックスの蓋はまだ取れませんが、指揮者の方がお辞儀される姿に、ああ、生オケ~と、私も嬉しくなります。
『ご観劇中の客席、楽しい時、大声で笑いたいですよね!悲しい時はすする涙も我慢したくないですよね!ノリノリのショータイムでは生徒達とハイタッチしたいですよね!
その日はきっと近い日戻ってきますよ!
さあ!年の初めは笑顔でいきましょう!笑顔はどんな逆境をも乗り越えられる最強の武器であり、良薬です。』by齋藤吉正
もはや宗教じみてきましたが(笑顔教)、でもいいんです。笑顔で待ちますよ。
『暮れも押し迫る中、京都のマンション建設予定地で、弘徽殿・登華殿の遺構が発掘されました弘徽殿といえば光源氏が朧月夜と出会った場所であり、登華殿は朧月夜の住居です。ちなみに春の月を「朧月」と呼ぶ事を日本に紹介したのは菅原道真だそうですが、その遺構の近くには、道真の生誕地・菅原院天満宮があります。なので、今年の初詣は、菅原院天満宮を出発して、朧月夜との関係が発覚して光源氏が流された須磨まで小旅行でもしてみようかと計画中です。』by大野拓史
大野先生、計画は実行されたのでしょうか。気になります。
『昨年は(中略)今のキャリアを始めるに当たり十年以上やらせて頂いた演出助手(演出補)の仕事を久しぶりにしたことはとても刺激的でした。人様の作品の中に生きているという感覚とでも言うのでしょうか。そして気づいたのです。宝塚歌劇は繰り返し受け継いでいく文化なのだと。(中略)私を育てて下さった演出家の先生の思いを後輩たちに伝えていけるかは分かりませんが、とりあえずは背中で語れる四十路半ばを目指して、今年も精一杯励みます。』by稲葉太地
稲葉先生の気づき、ステキですね。ちなみに、演出助手と演出補は、同じお仕事です。演出助手が、社員登用されると同じお仕事でも演出補と呼ばれるそうです。
『昨年は、(中略)ダイエットのために「筋トレ」を頑張ったら、あろう事かギックリ腰になってしまい、自宅療養中に、某オークションサイトで落札した昭和の宝塚のショーのLP(レコード)を聴きまくり、宝塚歌劇の魅力を再認識致しました。(中略)夏頃に突如、バレエの魅力に目覚め、サマー・シーズンに帰国した「推しバレエ・ダンサー」目当てに(感染予防を徹底しながら)日本中を旅する中で、古典バレエ作品の虜となる一方、映像に残された、モーリス・ベジャール、イリ・キリアンといったアーティストたちの伝説的な作品群に酔いしれました。』by野口幸作
オタクはどこまでいってもオタク
『今年で早いもので宝塚に入って10年目、私事で恐縮ですが昨年末に出産というビッグイベントを経験いたしました。しばらく宝塚からは離れることになりますが、戻ってきた時には劇場に足を運んでくださるお客様一人一人のナラティブに沿う物語を紡げるよう邁進したいと思います。』by町田菜花
おお、おめでとうございますママさん演出家の誕生は初めてなのかな。舞台の世界は、ブラックとか言いますが、21世紀に入って20年も経つわけですから、ママさんでも普通に演出家としてやっていける、ホワイトな劇団を目指してほしいものです。
『昨年手掛けさせて頂いた『夢千鳥』…本来の千秋楽より思いがけず早く、幸せを探して(?)何処かへ羽ばたいて行きました。難しい状況の最中にも関わらずお客様と共に過ごせた4日間は、座組一同にとりまして奇跡のように尊い時間でした劇団やTCA関係者の御尽力、そして何よりお客様の沢山のご声援のお陰で、急遽ディレイ配信をさせて頂くことも叶いました。本当にありがとうございました。』by栗田優香
デビュー作、忘れられない経験になりましたね
昨年に比べて、少し明るいコメントが多かったように思います。
このまま、よき一年となりますように。
2021年タカラヅカ総括 [┣ヅカネタ]
恒例の総括、今年もいってみたいと思います
元々は、宝塚バトンで回ってきたものが始まりなので、感想以外にもちょっとした項目はそのまま使っております。タイトルは、面倒なのでサブタイトル全部カットしてます。
久々に年をまたいで上演された作品で、感想は既に昨年書いているけど、一応新年にも観劇しました退団が決まっているトップコンビを新年早々拝むことができて、誘ってくれた友人に感謝です。
・Eternita(月)
珠城りょう退団記念バウホールショー。本当はDSになるところが、コロナ禍でバウホールショーになったもの。配信で観ることができました。ステキだった~
・PRINCE OF ROSES(花)
聖乃あすか主演のバウホール公演。竹田先生の意欲作…だと思うんだけど、シェイクスピア作品と戦うのは、ちょっと無謀なのでは期待の若手初主演作なのに、自身のデビュー作への意気込みが強すぎて、そういうの、宝塚の座付きとしてダメだと思う。聖乃には、リベンジさせてあげてほしいな。
恒例の国際フォーラム公演。今年は開催時期が悪くて、観劇が叶わなかった。ただ、コロナ禍ということもあり、こちらも配信があったため、観ることはできた。柚香光・華優希コンビが可愛くて可愛くて…幸せな配信でした
・アナスタシア(宙)
競作となった東宝ミュージカルの方は、コロナ禍で、私が取っていたチケットの日が中止となり、宝塚作品しか観ていないが、適材適所でよき作品だな~と思った。元は20世紀のディズニーアニメだったそうだが、舞台化にあたってプロットが改悪されていて、アニメより舞台の方が荒唐無稽になってしまっていたが、脇役のキャラクターがしっかりサイドストーリーを構成しているのは、宝塚も見習ってほしい。
星風まどかの宙組最後の作品となったが、凛としたアナスタシアが素晴らしかった真風涼帆は、燕尾服の似合いっぷりが尋常でなかった
・ダル・レークの恋(月)
珠城りょうの退団が決まっている月組の次期を見据えた別箱公演。残念ながら、スケジュールが合わず、配信を含めて観ることができなかった。
・幽霊刑事(月)
珠城りょう最後の別箱公演は、バウホール狭すぎる…と思ったが、友人の協力で観劇が叶った。石田先生らしいアレンジが気になったのは事実だが、楽しそうに演じている珠城りょうと、一緒に青春を過ごした面々に胸が熱くなった。
・fff/シルクロード(雪)
大人気の雪組トップコンビの退団公演、思いのほかたくさん観劇することができ、千秋楽もライブビューイングで見送ることができた。お芝居もショーもこのコンビに相応しい作品だったと思う。
・夢千鳥(宙)
和希そら主演のバウホール公演。もちろん、バウホールを観ることは叶わなかったが、配信を観劇した。栗田先生のデビュー作とのことだったが、なかなか面白かった。後半は、大劇場1本物作品のフィナーレみたいで、まさかバウホールでラインダンスを観ることになるとは…
相手役を演じた、天彩峰里の円熟と、山吹ひばりの鮮烈さに惹かれた。
・ホテル スヴィッツラ ハウス(宙)
東京で上演の頃は、とても忙しくて…かといって大阪へ行ける状況にもなく、こちらも配信で楽しんだ。
真風の新しい相手役として雪組から異動してきた潤花は、雪組に居た頃よりずっと華やかなヒロインになっていた。この組替え、潤には良かったのでは
・ロミオとジュリエット(星)
途中、上演できない期間があったり…本当に大変な時期の公演だったが、なんとか、AチームもBチームも観劇することができた。礼真琴の「僕は怖い」を聴くために、ここまで10年の歴史はあったのかもしれない、とマジで思う歌声だった。
・ヴェネチアの紋章/ル・ポァゾン(雪)
柴田先生は、生前の一時期、謝演出をNG指定していたそうだが、あ~なるほどね~と思うくらい、初演と変わっていた。謝先生が演出すると、謝ワールドになるのね
今回、新トップコンビのプレお披露目公演という位置づけになるのだけど、朝月希和が彩風咲奈を見つめる時の多幸感は、観ているこちらさえ幸せにするな…と思った。観劇できてよかったです。
・ほんものの魔法使(雪)
朝美絢主演のバウホール&東上公演。友人のおかげで、KAATで2度観劇できた。が…私、本当にファンタジー苦手なんだな~よくわからなかった縣千演じる犬は可愛かった~
・アウグストゥス&Cool Beast!!(花)
華優希のサヨナラ公演。新劇の俳優のような、求道者のような、トップ娘役としては異例の役どころで、この作品でサヨナラなんて…と納得できないファンも多かっただろうなとは思う。華優希のサヨナラとしてこの作品が相応しいか、と聞かれれば、そうではないだろう。しかし、この役をトップ娘役として演じられる人は、宝塚107年の歴史の中で、華優希しないないのではないか、と私は思う。
・VERDAD!!(星)
久しぶりの舞浜ショー。こちらも友人のおかげで観ることができました演出的に、コント的な場面はどうかなぁ~とは思ったが、礼真琴ブラボーすぎて、まいっかと思えた。トロッコで客席を回る場面をやってくれたのは、本当に頭が下がる。ありがとうございました
・マノン(星)
愛月ひかる主演のバウホール&KAAT公演。こちらは友の会がお友達になってくれて、観劇が叶った。物語は、全然共感できないつまらない話だが、愛月の力量だけでKAATの広い客席を引き込んだ。こんなスターをトップにできずに退団させるのは、慙愧に耐えない。
・婆娑羅の玄孫(星)
轟悠主演のドラマシティ&東京芸術劇場プレイハウス公演。未見。轟はこの作品を最後に宝塚を退団した。
私が宝塚を見始める前から在団していた、最後のトップスター。長い間、お疲れ様でした
・桜嵐記&Dream Chaser(月)
珠城りょう&美園さくらのトップコンビ退団公演。お芝居は様式美の極み。美しかったけど、ストーリー的にはハマらなかったので、一度も泣かずに見送ることができた。ショーは、トップコンビの場面が少なく、単品ファンの私には、優しい設計だったが、それでよかったのだろうか
・銀ちゃんの恋(花)
水美舞斗主演のドラマシティ&KAAT公演。KAATで観劇。相手役は期待の新進娘役、星空美咲。私にとって、銀ちゃんはスコットと同様、永久凍結してるので、何か別の作品を見ているようなそんな感じでした。
・哀しみのコルドバ&Cool Beast!!(花)
柚香光&星風まどかの花組新トップコンビのプレお披露目全ツ公演。今回から演出が樫畑先生に代わって、だいぶ雰囲気も変わったが、どちらかというと、語りすぎな感があった。言わぬが花ってこともあるのよ。ショーは、相手役が変わると、ベツモノになるんだなぁ~と。もちろん、どちらもステキですが。
・シャーロック・ホームズ&Delicieux!(宙)
「憂国のモリアーティ」ファンからすると、モリアーティ教授がサイコパスというのは、ちょっと納得できないものがあるが、なんとなく3兄弟を匂わせてくれたのは嬉しかった。モリミュやモリステで殺陣をガンガン観ていたので、ライヘンバッハのシーンは、迫力に欠けていて残念だった。タカラヅカだって、もっとできるはず。ショーは、冒頭の潤花の衣装が引き抜かれる場面で、鮮やかな変化に息をのんだが、全体的には、ちょっと趣味が違っていた感じ。
・LOVE AND ALL THAT JAZZ(月)
風間柚乃主演のバウホール公演。未見。決算と丸かぶりの時期だったため、バウホールには行けませんでした
・川霧の橋&Dream Chaser(月)
風城かなと&海乃美月月組新トップコンビのプレお披露目博多座公演。決算終了後に博多座に行き、昼夜観劇。初演を思い出す手堅い舞台に、月組の普遍性を強く感じた公演。
・CITY HUNTER&Fire Fever!(雪)
上演が決まった時から、あのセリフはどうなると話題だったアレは「ハッスル」という謎のワードに変換され、かつて「CITY HUNTER」のアニメを見ていた世代にも好評だったようだ。全力でアニメなみの身体能力を再現する雪組の面々には、ただもう頭が下がる。気がつけば、これがトップコンビレお披露目公演だったんだね。
力強いところもあり、夢々しいところもあり、ステキなコンビになりそう。
・プロミセス、プロミセス(宙)
芹香斗亜主演のドラマシティ&ブリリア公演。未見。
そもそも、戸田恵子主演の薔薇座公演からこの作品は知っていて(たぶん30年以上前)、バカラックの主題歌も好き。なので、観たかったな~
・バロンの末裔&アクアヴィーテ!!(宙)
宙組全国ツアー公演。未見。九州中心の公演だったので、ちょっと無理でした…
・柳生忍法帖&モアー・ダンディズム!(星)
こちらも、上演が決まった時から、けっこう物議をかもしていた作品。私は原作を知らなかったので、普通に観劇し、宝塚らしくない作品だとは思ったものの、原作がエログロというのはわからなかった。ショーは、色々、懐かしさが溢れる作品だった。
★今年観てない作品とその理由など。
「ダル・レークの恋」「婆娑羅の玄孫」「LOVE AND ALL THAT JAZZ」「プロミセス、プロミセス」「バロンの末裔&アクアヴィーテ!!」。配信も頑張ったけど、やはり、全部は無理だった。どうしても取りこぼす作品は、4~5作品くらい出てしまうものなのね。
ちなみに、生で観た公演数は50回でした
★一番感動した作品
『川霧の橋』(月)です。31年という時間が、一瞬で巻き戻りました。
★不快感を覚えた作品
そんなに、ものすごく…というのはなかったが、『CITY HUNTER』(雪)の価値観は、もう現代には通用しないんだな~ということは、強く思った。
★一番座席を揺らした作品
今年は、そんなに笑える作品もなかったような…。
★一番じゃないけど吹いた作品
『Delicieux!』(宙)かな。笑いを目指していたわけではないとは思うものの…。
★一番好きだった大空ゆうひ
「キオスク」。アンサンブル的な役を演じる…というのが、観ていて楽しかった。ゆうひさんのスター性とキャリアがあっての、アンサンブルって逆に面白くて。
★感動したこと
礼真琴の「僕は怖い」。というか、礼真琴のすべて、かも。
★有り得ないと思ったこと
続く2番手退団。稼げると気づいたのかな。それってなんか…
★おめでとう!
鳳月杏の2番手就任。
★泣いた作品
『アナスタシア』。まあ、軽く、ですが
★今年一番血が騒いだテーマ曲
『Paradiso』かな。テーマ曲初演から、ずっと好きです。
★今年のベストロケット
『Fire Fever!』。トップさん以外みんなロケット、あざーっす
★今年のベストヒロイン
星風まどか。花組でも頑張ってね
★団体賞
『Fire Fever!』ロケットの皆さんへ。眼福でした。
★今年発掘した生徒or伸びたな~と思った生徒
組別に書くのはちょっと無理なので、お二人だけ。
詩ちづる(月組)…清楚なのに企んでいそうな切れ長の瞳が印象的な湯殿でした星組でも頑張ってね
澄華あまね(星組)…新人公演の千姫にはガツーンと持っていかれました。これで退団とは惜しい。新しい人生での幸福をお祈りします。
今年のクリスマスツリー [┣ヅカネタ]
東京宝塚劇場のクリスマスツリー、毎年紹介しているが、今年は、こんな感じ。
全体的にブルーな雰囲気は、昨年と同じだけど、星のモチーフというところが、星組公演中ゆえ、かな。
分かりやすくオーナメント部分をアップにしてみました。羽がついてててっぺんが分かりづらいですが、星というのは伝わりますよね。
昨年のものは、こちら。
月組公演中ということで、てっぺんもお星さまではなく、お月さまです
オーナメントにも月がいっぱい
ショーにも、月の場面がありますしね~
一昨年のものは、こちら。
「I AM FROM AUSTRIA」上演中ということで、オーストリア国旗柄のモチーフ。
こうやって眺めると、オーナメントのモチーフもヨーロッパっぽい感じですね。
そんなこんなで、毎年、色々なタイプのツリーを楽しませてもらっています。
ブログでは、3年分を1セットにして掲載しているので、ここからさらに遡って、2018年のブログ(2016年~18年分)も紹介しておきます。こちらです。公演的には、2018年が「異人たちのルネサンス」(大きな羽のモチーフ)2017年が「ベルリン、わが愛」(星のオーナメント)、2016年が「私立探偵ケイレブ・ハント」(さぎりのS型のオーナメントが綺麗ですね)でした。
マカシャンはいかが? [┣ヅカネタ]
宙組公演「Delicieux」で使用する、マカロン型ペンライト、通称マカシャン、私も買ってみました。そして、恥ずかしながら、デコってみました。
材料はすべて、100円ショップセリア様で購入しました。
ライトを点けるとこんな感じ。
止まらなくなって、さらにデコッたのがこちらです。これ…この先、どうしたらよいものか…
月組の20年(リベンジ) [┣ヅカネタ]
年始に撮影した月組公演の20年、相当に偏ったものだったので、リベンジいたしました。前回は、こちらです。(本当に大空&霧矢しか撮ってない…)
では、落ち着いて、リベンジ編です。
(上)いますみれ花咲く/愛のソナタ
(下)大海賊/ジャズマニア
月組の現在の東京宝塚劇場お目見えは、劇場のこけら落とし公演でした。
こけら落とし公演&真琴つばさの東京サヨナラ公演。(変則公演で、この年、真琴と、星組の稔幸のサヨナラ公演は、東京⇒ムラの順となった。)専科から汐風幸が特別出演。
真琴の退団と同時に、相手役の檀れいは専科に組替えとなり、次のトップコンビには、紫吹淳&映美くららが就任した。この公演には、専科から、初風緑、湖月わたる、伊織直加が特別出演。
ガイズ&ドールズ
1本もののミュージカルで、専科からの特別出演もなく、月組生だけで主要な役を演じ切った、意欲作。
(上)長い春の果てに/With a Song in my Heart
(下)花の宝塚風土記/シニョール ドンファン
「長い春の果てに/With a Song in my Heart」中日劇場公演を最後に、当時の月組でアイドル的人気を誇っていたシューマッハが解散。長らく月組の御曹司と言われた大和悠河が、宙組に組替えとなった。この公演には、専科から汐風幸、湖月わたるが出演。
「花の宝塚風土記/シニョール ドンファン」には、専科から汐風幸、彩輝直が出演。汐風は、この公演を最後に退団した。また、この東京公演の途中から、霧矢が病気のため、休演。
薔薇の封印
紫吹のサヨナラ公演。専科から特別出演した彩輝は、東京公演から月組生となり、次期トップスターに就任。映美くららは、残留し、彩輝の相手役となる。霧矢は、この公演から舞台復帰する。
(上)飛鳥夕映え/タカラヅカ絢爛II
(下)エリザベート
「飛鳥夕映え/タカラヅカ絢爛II」には、花組から瀬奈じゅん、雪組から貴城けいが特別出演。この公演を最後に、映美が退団。彩輝は、次の相手役を決めずに退団を発表、サヨナラ公演となる「エリザベート」には、花組の瀬奈じゅんが、エリザベート役で出演することが発表される。
「エリザベート」には、専科から初風緑、花組から瀬奈じゅんが特別出演したが、瀬奈は、東京公演の頃には、次期トップとして月組の組子となっていた。
JAZZYな妖精たち/REVUE OF DREAMS
瀬奈の相手役には、宙組の2番手娘役だった彩乃かなみが就任。瀬奈とは、花組時代、バウホール公演で相手役だった関係。新生月組は、最初から安定感のあるトップコンビと、学年の近い2番手、3番手のわちゃわちゃな仲良し感で売っていくスタイルとなった。
(上)暁のローマ/レ・ビジュー・ブリアン
(下)パリの空よりも高く/ファンシー・ダンス
「暁のローマ」は、轟悠降臨公演。轟理事は、専科に移った後、5組にそれぞれ1回ずつ、芝居とショーの両方で降臨公演を行ったが、その中で、芝居の主役も相手役も譲らなかったのは、月組の瀬奈だけ。シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」を下敷きにした作品で、立役的な役どころを轟に与え、実質の主役を瀬奈にしたのは、演出家・木村信司の深謀遠慮なのかな…などと、考えてしまう。
「パリの空よりも高く」は、当時、「ありえない駄作」という評価だったはずが…なぜか、最近、「好きだった」説があちこちから聞かれる。「エリザベート」のガラコンで、わちゃわちゃトリオがネタにしてたせいか
ゆうひさんは、すごく良い役だったし、主役が突出してかっこいいというよりは、わちゃわちゃ三人組がそれぞれ魅力的な作品ではあった。
MAHOROBA/マジシャンの憂鬱
ゆうひさんの月組での最終公演。公演中には組替えの発表はなかったのだけど、いろいろ、おかしいな…という公演ではあった。ゆうひさんは、もう少し前に色々聞いていたんだろうな、と今は思っている。
(上)ME AND MY GIRL
(下)夢の浮橋/Apasionado!!
大空祐飛が去った次の公演では、相手役の彩乃が退団。瀬奈は、次の相手役を決めずに残りの3公演を過ごす。このため、2番手の霧矢が相手役のように見えることもしばしば、だった。
エリザベート
相手役のいない瀬奈のために、エリザベート役は、宙組の男役、凪七瑠海が演じた。ルドルフ役を3人の男役が演じるなど、極めて変則的な配役の公演だった。80期の霧矢がフランツ、82期の遼河はるひ、85期の青樹泉、89期の明日海りおがルドルフ、87期の龍真咲がルキーニ…なんとなく、この先の月組はこうなっていくんだな…という方向性が読めたような気がする配役ではあった。
(上)ラスト プレイ/Heat on Beat!
(下)スカーレット・ピンパーネル
相手役のいないまま、瀬奈が退団した後、続く、霧矢大夢の相手役には、星組の蒼乃夕妃が就任。アスリートカップルのような、二人の対等なぶつかり合いが、新しい時代のトップコンビだな~とワクワクしたっけ。そして、龍と明日海がW2番手として、ショーヴランとアルマンを交代で演じた。このWトップ体制は、霧矢の退団まで続く。
エドワード8世/Misty Station
霧矢&蒼乃コンビのサヨナラ公演。間の2作品は、前も詳しく書いたので割愛。
(上)ロミオとジュリエット
(下)ベルサイユのばらーオスカルとアンドレ編ー
W2番手のまま、ずーっと来た龍と明日海は、上級生の龍が次期トップと決まったが、そのお披露目公演「ロミオとジュリエット」は、龍と明日海がWキャストでロミオとティボルトを演じるという変則公演となった。
大劇場で2番手が主演するーというのは、1987年の月組公演「ME AND MY GIRL」以来のことで、この変則公演のために、劇団は、明日海のために「準トップ」という肩書きまで用意した。
次の「ベルサイユのばら」でも、オスカルとアンドレを交代で演じる二人。異例の状況は、明日海が花組に組替えになることで解消する。
トップ娘役は、「ロミオとジュリエット」から、愛希れいかが安定して務めている。
ルパン/Fantastic Energy
龍単独トップ作品はここから。
準トップが組替えしたことで、月組の次なる問題が発生する。2番手がいない…
この公演から、かつて月組の「エリザベート」でヒロインを演じた凪七が組替えして来たり、美弥るりか以下、下級生も育ってきてはいたが、なぜか、2番手を確定することなく、時が流れていく。
(上)宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA花詩集100!!
(下)PUCK/CRYSTAL TAKARAZUKA
100周年の記念公演を月組が任され、有名デザイナーの衣装や100人ロケットなど、話題になった。
「PUCK」では、初演で天海祐希が演じた役を珠城りょうが演じ、若央りさの役を凪七瑠海、久世星佳の役を美弥るりかが演じたことで、察してほしい…ということなのかな、などと思ったりした。
1789
ジェラール・プレスギュルヴィックのミュージカル、日本初演。
この作品は、その後、帝劇で東宝ミュージカルにもなる。
トップ娘役の愛希は、マリー・アントワネットという位取りのいる役を演じ、龍の相手役は、早乙女わかばと海乃美月がWキャストで演じた。
(上)舞音/GOLDEN JAZZ
(下)NOBUNAGA/Forever LOVE!!
「舞音/GOLDEN JAZZ」で愛希が退団するという噂がまことしやかに流れていたが、撤回したのか、それともガセだったのか、今は知る由もない。結果は、「NOBUNAGA/Forever LOVE!!」で龍が単独退団し、愛希は残った。そして、この公演で、ようやく珠城が2番手に確定する。遅すぎやろ…
Grand HOTEL/カルーセル輪舞
珠城のお披露目公演は、「Grand HOTEL」の再演。珠城は、ガイゲルン男爵役を演じた。そのため、愛希演じるヒロインは、老いたバレリーナのグルーシンスカヤ。上級生2番手となった美弥がかつて涼風真世がサヨナラ公演で演じたオットー役を演じ、かつてのヒロインフラムシェンは、早乙女と海乃のWキャスト。天海の演じたラファエラ役は、朝美絢と暁千星のWキャストに。
エリザベート
トップ娘役、愛希れいかのサヨナラ公演として「エリザベート」上演。愛希は、その後、東宝でもエリザベートを演じることになる。フランツは美弥、ルキーニは月城かなと、ルドルフは暁千星と風間柚乃のWキャスト。
(上)夢現無双/クルンテープ
(下)I AM FROM AUSTRIA
「夢現無双/クルンテープ」で2番手の美弥が退団する一方、トップ娘役として美園さくらが就任した。
また、「I AM FROM AUSTRIA」より、花組から鳳月杏が戻ってきて珠城体制を支えることに。
WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲
この公演は、今年の1月頭までやってましたね。
現在公演中の作品。
ようやく、月組のポスターもご紹介できました。一安心
接種後1日、左腕に接種したのですが、その内側の筋肉が重だるい感じ。急に腕を上げると痛みを感じる。
ただ、熱や頭痛に関しては何もない…という感じです。