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40年のクロニクル [┣ヅカネタ]

轟悠退団発表を受けて、クロニクルを書きたいのだが、なにしろ40年である。私だって、ファン歴研32なので、手持ちのステージアルバムより前の入団者ということになるわけで…残念ながら、書けることに限りがあります、というところを先に書いておきます。
私の見始める前については、主にウィキ様の情報であることをお断りしておきます。 


1985年 3月、花組大劇場公演『愛あれば命は永遠に』で初舞台。5月、月組に配属。8月、『二都物語/ヒート・ウェーブ』東京公演出演。これは、大地真央・黒木瞳のサヨナラ公演ですね[あせあせ(飛び散る汗)]なんかもう、日本史状態。11月、大劇場公演『ときめきの花の伝説/ザ・スイング』出演。新人公演でレンツォ役(本役・麻路さき)。いきなり、役がついている…[exclamation]しかも、麻路さんの役[exclamation×2]そして、まりこさんだって、研3なのに、本役がついている[exclamation&question]
1986年 3月、『ときめきの花の伝説/ザ・スイング』東京公演出演。5月、大劇場公演『百花扇/哀愁』出演。8月、同東京公演。9月、『ロータスの伝説』で、バウホール公演初出演。11月、『パリ、それは悲しみのソナタ/ラ・ノスタルジー』出演。新人公演でオリビエ・ラファルジェ役(本役・愛川麻貴)。
1987年 3月、『パリ、それは悲しみのソナタ/ラ・ノスタルジー』東京公演出演。5月、大劇場公演ME AND MY GIRL出演。8月、同東京公演。9月、バウホール公演『青春の旋風(かぜ)』出演。ラッキー・マクドナルド(マック)役。11月、大劇場公演ME AND MY GIRL(再演)出演。新人公演でジェラルド役(本役・桐さと実)。順調に大役を演じているように見えるが、全然安心できない。この時の主演は、2期下、研1の天海祐希である[exclamation]
1988年 1月、バウホール公演『リラの壁の囚人たち』出演。ピエール役。この作品は、映像を観ているが、短い金髪がかっこよく、研3にして男役が出来上がっていた。2月、中日劇場公演ME AND MY GIRL出演。ウィキ様、本当ですか[exclamation&question]3月、ME AND MY GIRL東京公演出演。5月、大劇場公演『南の哀愁/ビバ!シバ!出演。新人公演で、ブレーア領事役(本役・郷真由加)。7月、バウホール公演『永遠物語』出演。8月、『南の哀愁/ビバ!シバ!東京公演出演。9月、『リラの壁の囚人たち』東上公演出演。この公演を最後に、雪組組替え。11月、『たまゆらの記/ダイナモ!東京公演出演。12月、バウホール公演『ツーロンの薔薇』出演。この作品は、月組時代に出演した『リラの壁の囚人たち』の前日譚となっており、轟は、同じピエール・バルビエリ役で出演した。ただし、このピエールは、ヒロインの弟役となっており、レジスタンスの一員だった前作より、比重が大きくなっている。余談だが、年末から年を越して公演されたこの作品は、昭和天皇の崩御により、歌舞音曲を控えることとなり、千秋楽の公演が飛んでいる。
1989年 2月、大劇場公演『ムッシュ・ド・巴里/ラ・パッション出演。騎士フィリップ役。新人公演で、ロベール・ディストゥトビル/アンリ役(本役・一路真輝)。4月、地方(全国ツアー)公演『たまゆらの記/ダイナモ!』出演。藤原槙人役。6月、『ムッシュ・ド・巴里/ラ・パッション東京公演出演。8月、大劇場公演『ベルサイユのばらーアンドレとオスカル編ー出演。アラン・ド・ソワソン役ほか。新人公演でアンドレ役(本役・杜けあき)を演じ、新人公演初主演[ぴかぴか(新しい)]9月、日本青年館大ホール公演『おもかげ草紙』出演。11月、ベルサイユのばらーアンドレとオスカル編ー東京公演出演。
1990年 1月、大劇場公演『天守に花匂い立つ/ブライト・ディライト・タイム出演。藤江十四郎役。新人公演は加納真之介(本役・杜けあき)役で二度目の主演。2月、『ツーロンの薔薇』東上・名古屋・バウホール公演出演。ピエール・バルビエリ役。前年、天皇崩御という不測の事態でバウホール公演が途中で終わってしまったため、もう一度バウホールでも上演したようだ。なお、大千秋楽公演は、『リラの壁の囚人たち』で主演した涼風真世が、そのエドワード役で特別出演するスペシャル・バージョンとなったとか。豪華ですね。4月、『天守に花匂い立つ/ブライト・ディライト・タイム東京公演出演。6月、大劇場公演『黄昏色のハーフムーン/パラダイス・トロピカーナ出演。流し目スタン役。新人公演でフィリップ役(本役・杜けあき)。3作連続で新公主演となったが、中村暁先生の大劇場デビュー作品で、かなりの駄作だった記憶がある。この作品を持たせるのは、大変だっただろうな…[あせあせ(飛び散る汗)]8月、バウホール公演『花のもとにて春出演。武蔵坊弁慶役。主演は、2期上の高嶺ふぶき。『黄昏色のハーフムーン』といい、この頃のは、高嶺とニコイチでの起用が目立っている。11月、黄昏色のハーフムーン/パラダイス・トロピカーナ東京公演出演。
1991年 2月、大劇場公演『花幻抄/恋さわぎ/スイート・タイフーン出演。この公演は、ロンドン公演の試作品ということで、日本ものショー+日本もの芝居(小作品)+洋ものショーという組み合わせの作品になっている。そして、海外に持っていかない日本ものの芝居は、トップコンビが出演しないことになり、一路真輝、高嶺ふぶき、の三人が仲良しトリオで登場するドタバタ劇となった。新人公演は、ショー作品で上演。4月、地方公演ベルサイユのばらーオスカル・アンドレ編ー出演。杜けあきがオスカルを演じた貴重な公演。ジェローデル役。のジェローデルも貴重な気がする。6月、『花幻抄/恋さわぎ/スイート・タイフーン東京公演出演。8月、大劇場公演『華麗なるギャツビー/ラバーズ・コンチェルト出演。ビロクシー役。新人公演でジェイ・ギャツビー役(本役・杜けあき)。ここまでくると新公独占みたいなものである。初主演から、ずっと主演で卒業。最近のスターでは、あまり聞かない。10月、バウホール公演『スポットライト・マジック出演。杜けあき主演のレビュー作品。当時は、トップさんの2部構成ショー作品なんかも、バウホールで上演したりしてたんですね。12月、華麗なるギャツビー/ラバーズ・コンチェルト東京公演出演。
1992年 2月、中日劇場公演『華麗なるギャツビー/ラバーズ・コンチェルト出演。ビロクシー役。前年12月公演でトップ娘役の同期、鮎ゆうきが退団したので、中日劇場公演はヒロインが紫ともに。3月、大劇場公演この恋は雲の涯まで出演。亀井六郎役。大空祐飛さんの初舞台の時には、既に新人公演卒業されてたんですね…歴史感すごい[exclamation×2]5月、バウホール公演『恋人たちの神話』出演。バウホール初主演[ぴかぴか(新しい)]九十九神之助役。作・演出は、石田先生。長いお付き合いなんですね。7月、この恋は雲の涯まで東京公演出演。10月、大劇場公演『忠臣蔵出演。堀部安兵衛役。この作品は、旧宝塚大劇場の最終公演。あの大劇場を知っている最後のトップスターなんだなぁ[もうやだ~(悲しい顔)]
1993年 3月、『忠臣蔵東京公演出演。この公演で、トップスター杜けあきが退団。5月、大劇場公演天国と地獄/TAKE OFF出演。ビクター役。一路真輝トップ就任に伴い、高嶺ふぶきとW2番手(正式には3番手)のような立場に。8月、同東京公演。10月、大劇場公演『ブルボンの封印/コート・ダジュール』出演。コルベール役(ブルボンの封印)&ミッシェル役(コート・ダジュール)。なお、7月に神戸文化ホール中ホールで、高嶺ふぶき、紫ともらと、「宝塚パリ祭」を上演している。
1994年 1月、バウホール公演『二人だけの戦場出演。クリフォード・テリジェン役。2月、同東上公演。3月、『ブルボンの封印/コート・ダジュール』東京公演出演。4月、大劇場公演風と共に去りぬ出演。役替わりでレット・バトラー役、チャールズ・ハミルトン役を演じる。一路真輝がヒロインのスカーレット・オハラを演じるため、レット・バトラー役には、各組の2番手(花組=真矢みき、月組=久世星佳、星組=麻路さき)が客演、雪組からはがレット役を演じることになった。(2番手の高嶺は、固定でアシュレ役。)8月、同東京公演。2番手特別出演がなくなったため、高嶺とバトラー、アシュレを交互に演じた。10月、愛知公演『二人だけの戦場出演。11月、大劇場公演雪之丞変化/サジタリウス出演。闇太郎役。
1995年 3月、雪之丞変化/サジタリウス東京公演出演。5月、大劇場公演『JFK/バロック千一夜出演。マーチン・ルーサー・キング牧師役。8月、同東京公演。11月、大劇場公演あかねさす紫の花/マ・ベル・エトワール出演。中大兄皇子役と天比古役を高嶺ふぶきと役替わり。
1996年 2月、大劇場公演エリザベート出演。ルイジ・ルキーニ役。6月、同東京公演。8月、大劇場公演『虹のナターシャ/La Jeunesse!出演。栗崎武志役。10月、バウホール&日本青年館大ホール公演『アナジ』出演。松浦小太郎(アナジ)役で、初東上主演[ぴかぴか(新しい)]12月、『虹のナターシャ/La Jeunesse!東京公演出演。
1997年 2月、中日劇場公演『虹のナターシャ/La Jeunesse!出演。栗崎武志役。3月、大劇場公演『仮面のロマネスク/ゴールデン・デイズ出演。ダンスニー役。7月、同東京公演。この公演で、トップスターの高嶺ふぶきが退団したため、7月31日、雪組トップスターに就任[ぴかぴか(新しい)]9月、大劇場公演『真夜中のゴースト/レ・シェルバン』出演。チャールズ役。お披露目公演がゴースト役(相手役がいない…)というのも珍しいが、実は、この時、東京公演通年化(この頃まで、東京宝塚劇場は、3月、4月、6月、7月、8月、11月、12月の年7回公演だった[exclamation])に向け、4組⇒5組とするための大規模な組替えが進行中で、トップ娘役の花總まりは、既に組替えが決まっている状況だった。で、お披露目が、ゴースト…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]この公演は、大劇場だけの上演となった。(お披露目公演が、大劇場だけの公演というのは、天海祐希もそうでしたね。)12月、大劇場公演『春櫻賦/LET’S JAZZ』出演。謝名龍山役。(1996年、97年の2年間だけ、年末スタートの大劇場公演となったが、評判が悪く、2年で終了した。)
1998年 4月、春櫻賦/LET’S JAZZ東京公演出演。この時の東京公演は、帝国劇場だった。この年の3月の星組生、4月の雪組生は、帝国劇場で宝塚歌劇を上演するという貴重な経験をしている。5月、地方公演風と共に去りぬ出演。レット・バトラー役。8月、大劇場公演『浅茅が宿/ラヴィール出演。勝四郎役。9月、バウホール公演『THE FICTION』出演。この公演は、一人芝居で、女性役も含む、何役かを一人で演じる作品だった。11月、『浅茅が宿/ラヴィール東京公演出演。この時の東京公演は、この年、5月にこけら落としを行った有楽町駅前の1000days劇場。オケボックスが設置できなかったので、東京公演は、録音で上演された時代でした。
1999年 2月、中日劇場公演春櫻賦/LET’S JAZZ出演。4月、大劇場公演『再会/ノバ・ボサ・ノバ出演。『再会』ジェラール役、『ノバ・ボサ・ノバ』ソール役。7月、同東京公演。11月、大劇場公演『バッカスと呼ばれた男/華麗なる千拍子’99出演。ジュリアン・グランジョルジュ役。この年は、ショー作品を再演作品にする、というチャレンジのあった年。轟様のパイナップルの女王…たしか、あったはず[あせあせ(飛び散る汗)]
2000年 2月、『バッカスと呼ばれた男/華麗なる千拍子’99東京公演出演。4月、地方公演『バッカスと呼ばれた男/華麗なる千拍子’99出演。6月、大劇場公演『デパートメント・ストア/凱旋門出演。『デパートメント・ストア』フレックス役、『凱旋門』ラヴィック役。9月、同東京公演。
2001年 2月、大劇場公演『猛き黄金の国/パッサージュ出演。岩崎弥太郎役。5月、同東京公演。新装なった東京宝塚劇場に初出演。8月、博多座公演『凱旋門/パッサージュ出演。ラヴィック役。10月、大劇場公演『愛燃える/Rose Garden』出演。夫差役。
2002年 1月、『愛燃える/Rose Garden』東京公演出演。この公演を最後に、専科に異動。今後は、各組に落下傘主演することが発表される。4月、専科・花組・雪組日生劇場公演『風と共に去りぬ』出演。レット・バトラー役。
2003年 5月、花組大劇場公演『野風の笛/レビュー誕生』出演。松平忠輝役。お芝居では、トップ娘役が相手役を務め、ショーでは、各組トップスターと銀橋で挨拶して、すれ違う…というスタイル。8月、同東京公演。
2004年 1月、花組大劇場公演『飛翔無限』に出演。90周年記念の式典的な和ものショー。この時は、春日野八千代先生、松本悠里先生もご出演だった。9月、日生劇場公演『花供養』出演。後水尾天皇役。11月、雪組大劇場公演『青い鳥を捜して/タカラヅカ・ドリーム・キングダム』出演。ジェイク・マクノートン役。ショーは、石田先生、藤井先生、齋藤先生3人の合作ショーという豪華さだった。
2005年 5月、星組大劇場公演『長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ!!』出演。伊佐次役。娘役トップ檀れいの退団公演でもあり、トップ湖月わたるとの三人の友情と恋の駆け引き…降臨がうまく機能した舞台になった。松本悠里先生もご出演される…という、なにげに豪華な作品でした[ひらめき]7月、同東京公演。
2006年 5月、月組大劇場公演『暁のローマ/レ・ビジュー・ブリアン』出演。カエサル役。シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」を下敷きにした作品で、轟は、前半に殺害され、のちに亡霊として登場するカエサル(シーザー)を演じた。トップ娘役の彩乃かなみは、トップ瀬奈じゅんの妻役で、降臨があってもびくともしない瀬奈無双を強く感じた公演となった。7月、同東京公演。もう時効だから書いてしまうが、千秋楽、それまで出待ちのファンもそれほど多くなかった轟会、千秋楽だけ、劇場前をすべて覆うほどの人数だった。どこに隠れていたんだ[exclamation&question]10月、月組日生劇場公演『オクラホマ!』出演。カーリー役。ちょっと、イマドキじゃないストーリーで、残念だ~とあちこちで言っていたら、「あなたがきりやさんのファンだからでは[exclamation&question]」と言われ、愛に気づいた、思い出の公演です。
2007年 9月、星組日生劇場公演『KEAN』出演。エドモンド・キーン役。シェイクスピア俳優を描いた作品で、2番手役を演じた柚希礼音がこの作品を機に芝居面で躍進したことを鮮烈に覚えている。
2008年 2月、宙組大劇場公演『黎明の風/Passion 愛の旅』出演。白洲次郎役。4月、同東京公演。白洲正子役は、トップ娘役の陽月華が務める予定だったが、稽古中にけがを負い、全日程を休演、結局相手役である正子は、東京公演まで、和音美桜が演じた。この公演で、全5組に降臨を達成したことになり、以降、芝居・ショーともに大劇場で主演するスタイルは、なくなった。
2009年 3月、雪組大劇場公演『風の錦絵』出演。日本もののショー作品で、上杉謙信などを演じた。短い、前ものショーに、松本悠里先生などと一緒に出演される…というのは、そういうポジションになったのかな[exclamation&question]と感じさせる“事件”ではあった。5月、同東京公演。10月、星組シアタードラマシティ&日本青年館大ホール公演『コインブラ物語』出演。ペドロ王役。相手役の蒼乃夕妃が、ヒロインを演じている時より、二役の盗賊を演じている方が生き生きしていたのが、けっこう面白かった。
2010年 10月、雪組日本青年館大ホール&シアタードラマシティ公演『オネーギン』出演。オネーギン役。ロシアオペラの代表的な作品でもあるアレクサンドル・プーシキンの小説を植田景子先生が脚色したもの。ヒロインは、舞羽美海。少年オネーギンを演じた彩凪翔の美しさは語り草になった。
2011年 9月、専科&星組バウホール公演『おかしな二人』出演。オスカー役。男二人の奇妙な同居生活を描いた作品で、相方のフェリックス役は、退団を控えていた未沙のえるが演じた。だいぶ後に、外部公演で、かつての相手役花總まりが、女性版「おかしな二人」に出演したのも、なにかの縁だろうか。
2012年 12月、専科&花組日本青年館大ホール公演『おかしな二人』出演。オスカー役。相方のフェリックス役は、花組の華形ひかるが演じた。この時の好演が、のちに華形の専科での活躍に繋がったように思う。この時のポッポー姉妹(初姫さあや・仙名彩世)はスマッシュヒットだったと思う。
2013年 3月、星組シアタードラマシティ公演『南太平洋』出演。エミール役。相手役のネリーは、妃海風。この子はミュージカルの合う子だ[exclamation×2]と確信した公演。また、ケーブル中尉、真風涼帆と島の娘、リアットの言葉のいらない恋愛劇がとてもステキで、二人を見直すキッカケにもなった。4月、同東上公演。10月、専科・星組バウホール公演『第二章』出演。ジョージ・シュナイダー役。相棒役に英真なおき、相手役にトップ娘役の夢咲ねね。ニール・サイモン作品は、轟によく似合う[exclamation]関係ないけど、フィナーレナンバーの「忘れていいの」は、忘れられない[exclamation×2]
2014年 1月、月組梅田芸術劇場メインホール公演『風と共に去りぬ』出演。レット・バトラー役。トップ龍真咲がスカーレット役を演じ、W主演という形での上演。バランスの取れたレットとスカーレットだった。5月、専科・星組日本青年館大ホール公演『第二章』出演。前年のバウホール公演の評判が良く、東上となった。7月、星組大劇場公演『The Lost Glory-美しき幻影-』出演。オットー役。シェイクスピアの悲劇、「オセロ」を下敷きに、トップスター柚希礼音が悪役を演じる妙味や、舞台装置の美しさもあって、久々の大劇場主演は、成功裏に終わった。相手役を演じる夢咲とは、前年から共演もしていたし。
2015年 2月、月組中日劇場公演風と共に去りぬ出演。レット・バトラー役。こちらも好評による再演かな。8月、専科バウホール公演、『オイディプス王』出演。この公演には、専科生のほか、月組生、宙組生が参加している。相手役イオカステは、月組男役だった凪七瑠海。共演後、トップ娘役になる生徒も多かったが、専科生となる男役も多いな。影響力、かもしれない。
2016年 2月、花組シアタードラマシティ公演『For the people-リンカーン 自由を求めた男-』出演。リンカーン役。妻、メアリー役は、仙名彩世。3月、同KAAT神奈川芸術劇場公演。11月、宙組バウホール公演『双頭の鷲』出演。スタニスラス役。相手役の某国王妃役は、トップ娘役の実咲凜音。12月、同KAAT神奈川芸術劇場公演。
2017年 5月、博多座公演『長崎しぐれ坂/カルーセル輪舞曲』出演。伊佐次役。12年前と同じ役を、21年後輩を相手に演じる…すごいなぁ…と思う。また、この公演は、久々に芝居、ショーの両方に出演する、フル出場の公演となった。11月、専科・月組バウホール公演『神家の七人』出演。イヴァン・ターナー役。齋藤先生作のおちゃらけ作品だったが、出演者の真摯な芝居で、思いのほか出来の良い舞台となった。
2018年 2月、星組シアタードラマシティ&TBS赤坂ACTシアター公演『ドグトル・ジバゴ』出演。ユーリ役。相手役ラーラは、有沙瞳。映画でおなじみの名作が舞台に蘇った。6月、雪組大劇場公演『凱旋門』出演。ラヴィック役。18年前と同じ役を27年後輩を相手役に演じる…でも、成立してるんだよね。もちろん、トップ娘役の真彩希帆のすばらしさもあるとはいえ…むしろ、2000年の時より感動したかもしれない。7月、同東京公演。
2019年 1月、専科・宙組バウホール公演『パパ・アイ・ラブ・ユー』出演。デービッド・モーティマー役。これ、観てないんだよなぁ~。観たかったなぁ~[もうやだ~(悲しい顔)]7月、月組日本青年館大ホール公演『チェ・ゲバラ』出演。エルネスト・ゲバラ役。8月、同シアタードラマシティ公演。
2020年 12月、星組シアタードラマシティ公演『シラノ・ド。ベルジュラック』出演。シラノ・ド・ベルジュラック役。ロクサアヌ役は、小桜ほのか。鼻をつけても二枚目でした。轟と同時代のトップだった麻路さきの時代は、トップが鼻をつけるわけにはいかない…と、設定が変更された。ここまで宝塚は進化したんだな…と思える公演だった。
2021年3月17日退団発表[ひらめき]最後の舞台は、7月に上演(シアタードラマシティ&東京芸術劇場プレイハウス)の『婆娑羅の玄孫』となる。


こうやってクロニクルを書いていると、轟悠と共演したことで、ジェンヌ人生が変わったなと思える人や、トップ娘役への道が開けた人が多数存在していたことに、あらためて驚く。降臨公演時代(2003~2008)は、功罪が言われてきたが、あれから10年以上経過した今、ちゃんと、功だったな~と思わせて去っていくのは、粋だと思う。
長い間、本当にお疲れさまでした[exclamation×2]


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