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花組の20年 [┣ヅカネタ]

写真で振り返る花組の20年…東京宝塚劇場20周年企画、いよいよ5組目です。


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(上)ルートヴィヒII世~夢と孤独の果てに~/Asian Sunrise
(下)ミケランジェロ/VIVA!
花組の新・東京宝塚劇場初公演は、植田景子先生の大劇場デビュー公演。宝塚歌劇団はもうじき90周年になろうとするこの頃、ようやく女性演出家に大劇場公演を任せることとなった。それから20年。もう、女性演出家は珍しい存在ではなくなった。でも、その第一歩は、この公演だったんですよね~[るんるん]
下の「ミケランジェロ/VIVA!」でトップスター・愛華みれが退団。このポスターは、ミケランジェロを囲む四隅に小さく出演者が配置されている…という変わった構図。右上がトップ娘役・大鳥れい、左上が次期トップの匠ひびき、右下が専科の樹里咲穂、左下が3番手の春野寿美礼。
公演は、特大ダビデ像の彫刻が舞台上に設えられるシーンがあり、オペラグラスで舞台を観るのがヤバかった思い出があります(笑)


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琥珀色の雨にぬれて/Cocktail
匠ひびきのお披露目&さよなら公演。いわゆるワン切り事件として、ファンに衝撃を与えた公演は、さらに、本人が最後の数日まで休演するという空前絶後のおまけ付き。ちょっと忘れられない公演ですね…


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(上)エリザベート
(下)野風の笛/レヴュー誕生
「エリザベート」は、結果的に2番手をほぼ経験していない(大劇場1作だけ。東京はほぼトップ代役)春野寿美礼のお披露目公演兼トップ娘役大鳥れいのさよなら公演。樹里咲穂がフランツ役で特出した。ルキーニは瀬奈じゅん、ルドルフは彩吹真央。
トップ娘役が、ふづき美世に引き継がれた最初の公演は、しかし、専科・轟悠の降臨公演。だいたいお披露目の次の公演辺りに降臨がやってくるのが、この時期のトップスターのお約束だった。


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飛翔無限/天使の季節/アプローズ・タカラヅカ!
90周年記念公演。「飛翔無限」には、春日野八千代、松本悠里、轟悠が特別出演。続く「天使の季節」は、植田先生作の30分程度の芝居なのだが、これが、相当ヤバいシロモノだった。まだまだ人権意識が弱かったあの頃の宝塚であっても、さすがに、物議を醸していた。こんな作品が、当時、絶大な人気を誇った「オサ・アサ」コンビの大劇場唯一のトップ・2番手公演の芝居になるなんて…ねぇ…[爆弾]


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(上)La Esperanza/TAKARAZUKA 舞夢!
(下)マラケシュ・紅の墓標/エンター・ザ・レビュー
上は、90周年イヤーの2番手特出により、宙組の水夏希・月組の霧矢大夢が出演。
下は、専科の樹里咲穂が出演。このポスターは、彩吹真央と蘭寿とむも掲載されている。


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落陽のパレルモ/ASIAN WINDS!
この公演でトップ娘役のふづき美世が退団。また、この公演から星組より真飛聖が加入、蘭寿はこの公演の後、宙組へ組替えになる。
ポスターも、春野、ふづき、彩吹、真飛、蘭寿…と5人写りになっている。


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(上)ファントム
(下)黒蜥蜴 明智小五郎の事件簿/TUXEDO JAZZ
新トップ娘役には、桜乃彩音が就任。「ファントム」を最後に、2番手の彩吹真央が雪組へ組替え、新2番手は、真飛となる。


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アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー
相手役・2番手がコロコロと変わり、なかなか安定しないうちに、5年が過ぎていて、この公演で、春野寿美礼は退団。一時代を築いた素晴らしいシンガーでした。


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(上)愛と死のアラビアー勇敢なアラブの戦士となったイギリス人ー/Red Hot Sea
(下)太王四神記ーチュシンの星のもとにー
真飛のトップお披露目公演より、月組から大空祐飛が組替えで2番手に就任。相手役の桜乃は続投。次の「太王四神記」を最後に大空は宙組に組替えしていくのだが、この2作で、本当に育てていただきました[ぴかぴか(新しい)]花組さん、ありがとう[黒ハート]


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外伝 ベルサイユのばらーアンドレ編ー/EXCITER!!
植田先生の「ベルばら」…再演するごとに、なにやらヤバいものになって行っていたわけですが…外伝は、もはや、なんと言っていいか…。このアンドレ編は、ファンの間では、「呪いのドングリ」というサブタイトルが付いていた。しかし…この作品の併演ショー「EXCITER!!」が、100年の伝統を誇る花組の、なにより大切なショーとして、再演を繰り返しているのだから、世の中、わからないですね。この公演から、壮一帆が2番手に昇格。


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(上)虞美人ー新たなる伝説ー
(下)麗しのサブリナ/EXCITER!!


「虞美人」で桜乃が退団。次のトップ娘役は、月組から蘭乃はなが就任。そして、「EXCITER!!」が早くも再演。これは、ショーの再演としては最短記録じゃないだろうか。


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愛のプレリュード/Le Paradis!!ー聖なる時間ー
真飛のさよなら公演。東京公演が始まる前に東日本大震災が起きる。電力不足の中、華やかな舞台を続けていいのか…葛藤の末に、チャリティー公演という形で東京公演は行われた。真飛は、全公演の終演後に黒燕尾姿でロビーの募金現場に姿を見せた。これも語り継がれるべき物語だと思う。


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(上)ファントム
(下)復活ー恋が終わり、愛が残ったー/カノンーOur Melodyー
真飛退団後の次期トップは、宙組2番手の蘭寿とむ。相手役は、蘭乃がそのまま務め、「らん・らん」コンビと呼ばれる。壮以下の男役は、番手据え置きとなるが、その中で、下剋上の動きが見え始める。
壮一帆(82期)、愛音羽麗(83期)、華形ひかる(85期)…ダンゴ状態だった男役陣の中で、朝夏まなと(88期)の扱いが急激に上がり、緊張感が走った記憶…。でも、老舗の花組でそれ以上のことは無理だったのか、朝夏自身が宙組へ異動し、新たな変化を待つことになる。


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(上)オーシャンズ11
(下)愛と革命の詩ーアンドレア・シェニエー/Mr.Swing!

2番手壮一帆が雪組トップとして異動し、専科入りしていた北翔海莉が特別出演。星組版では3番手のポジションだったテリー役に望海風斗(89期)が抜擢される。
そして、次の公演で、2番手として月組の準トップスター・明日海りおが異動。


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ラスト・タイクーン/TAKARAZUKA 夢∞眩」
蘭寿とむサヨナラ公演。フィッツジェラルドの未完の遺作を未完のまま舞台に乗せるという、生田先生の意欲作だった。あれをここまでに仕上げた蘭寿さんの力に感服した。


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(上)エリザベート
(下)カリスタの海に抱かれて/宝塚幻想曲(タカラヅカ・ファンタジア)
上は、明日海りおのお披露目公演にして、蘭乃はなのさよなら公演。専科の北翔海莉が特出。ルキーニを好演した望海風斗は、この公演を最後に、雪組の2番手に転出。
下の公演から、花乃まりあがトップ娘役に就任。2番手には、芹香斗亜が昇格。


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(上)ME AND MY GIRL
(下)雪花抄/金色の砂漠
下の公演で、花乃まりあが卒業。


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邪馬台国の風/Sante!!
新トップ娘役に仙名彩世が就任。また、この公演を最後に芹香が宙組の2番手に転出。


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(上)ポーの一族
(下)MESIAH/BEAUTIFUL GARDEN
こちらから、柚香光が2番手に。


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CASANOVA
トップ娘役、仙名のさよなら公演。


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(上)A Fairy Taleー青い薔薇の精ー/シャルム!
(下)はいからさんが通る
明日海りお最後の相手役として、華優希が就任。そのまま柚香光の相手役として、二人が組んだ「はいからさんが通る」の再演でお披露目公演を行う。2番手は、上級生2番手の瀬戸かずや。


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そして、現在の公演です。
現在公演中の作品は、ポスターではなく舞台写真のようです。
トップ娘役の華と2番手瀬戸のさよなら公演…なんだか、落ち着きませんね。


花組の20年も色々ありましたね~。花組に死ぬほど通っていたのは…もう、13年前[exclamation&question](めまい…)


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