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2020年公演ラインアップ(雪組) [┣宝塚情報]

ただいま、絶賛お稽古中の雪組大劇場公演「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」終了後の別箱公演が、もう発表になりました。
まずは、トップスター、望海風斗さんご出演の公演から。


2020年 公演ラインアップ【文京シビックホール公演/神戸国際会館こくさいホール公演】


2019/11/18


2020年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【文京シビックホール公演/神戸国際会館こくさいホール公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。   


雪組公演


主演・・・望海 風斗


文京シビックホール:2020年4月30日(木)~5月10日(日)
神戸国際会館こくさいホール:2020年5月23日(土)~5月28日(木)


望海風斗 MEGA LIVE TOUR 東京 to 神戸 『NOW! ZOOM ME!!』
作・演出/齋藤 吉正


トップスター望海風斗の満を持してのコンサート…というのは、よくわかるのですが…


「日本のミュージカル界を牽引するスターである井上芳雄氏、さらに抜群の歌唱力を誇る世界的なミュージカルスターであるラミン・カリムルー氏を特別ゲストとしてお迎え致します。」


って…
単にチケ難が増幅するだけやん…[もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)]
DVDじゃなくて、BDの発売、お待ちしております[exclamation×2]


※なお、ミュージック・サロンに出演予定の真彩希帆も一部日程にて出演いたします。


だから、それはチケ難…(以下略)


2020年 公演ラインアップ【全国ツアー公演】


2019/11/18


2020年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【全国ツアー公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。   


雪組公演


主演・・・彩風 咲奈


全国ツアー:2020年5月2日(土)~5月26日(火)


ミュージカル・ロマン 『炎のボレロ』
作/柴田 侑宏 演出/中村 暁
ネオダイナミック・ショー 『Music Revolution! -New Spirit-』 
作・演出/中村 一徳 


先日の全国ツアー公演も昭和時代の作品を令和に久しぶりの再演だったけど、これも…ですね。
ネッシーさんのお披露目公演。
シメさんが演じたジェラールは、どなたがやるのかな[exclamation&question]
咲ちゃんの全国ツアー初主演作品、楽しみ~[るんるん]


真彩 希帆 ミュージック・サロン


2019/11/18


<タイトル> 『未定』
<構成・演出> 藤井 大介
<出演者> (雪組)真彩 希帆 ほか   


★第一ホテル東京
<日時> 2020年5月5日(火・祝)・6日(水・休) ディナー 18:15~19:30/ショー 19:30~20:30
<場所> 5階「ラ・ローズ」
<料金> 28,000円(税サ込)


★宝塚ホテル 「宝塚ホテル開業記念イベント」
2020年5月14日(木)から装いも新たに生まれ変わる宝塚ホテルの開業記念イベントとして実施いたします。
<日時> 2020年5月25日(月)・26日(火) ディナー 18:30~19:45/ショー 19:45~20:45
<場所> 1階「宝寿」 <料金> 28,000円(税サ込)


ミュージックサロンは、娘役が退団前に開催するイベントの名称で、一度、愛希れいかが、退団ではない時期に開催した時には、“ミュージック・パフォーマンス”という名称を使ったくらい。
何も発表されていないのに、“ミュージック・サロン”の名称を使うのは、どういうことなんだろう[exclamation&question]と、思わなくもないですが…まあ、ある程度早い段階で、皆さんに覚悟してもらう…という主旨なのでしょうか…覚悟しませんけどね………


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うまいっ [┣マイ・グルメとクッキング]

身近なグルメのお話。


俳優の太田基裕さんが大好きだと言っていたので、ずっとずっと横目に見ながら一度も買ったことのない、中野駅前れふ亭さんのおやきをついに買ってしまいました[黒ハート](単純)
いつも並んでいるので、ついつい敬遠していたのだけど、並んでみると驚くほど早い。


うまい.jpg


太田さんおススメの「月」(カスタード入り)と、一番普通と思われる「花」(小倉あん入り)を購入。
月は歩きながら食べてしまったので、持ち帰った花の写真をどうぞ。
もっくん(太田さん)が月をオススメな理由はすごいわかる。花も普通に美味しいけど、月は、甘さ控えめな分、皮の微妙な味わいがしっかりと伝わってくるのです。
中野に行く時は、絶対にまた買おうっと[パンチ]


うまい1.jpg


こちらは、先日購入した茅乃舎さんのだしを使用したチャーハン。
だしパックの袋を破って、中身を卵と混ぜ、そこにゴハンを入れてしっかり混ぜ合わせたものをごま油をひいたフライパンで炒めます。そ・れ・だ・け[exclamation×2]
(お好みでニンニクのスライスは入れてます)


簡単に幸せになっちゃう、グルメのご紹介でした。


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「VANITIES」観劇 [┣Studio Life]

The Other Life vol.10
「VANITIES」


作:ジャック・ハイフナー
翻訳:青井陽治
演出:倉田淳


美術/舞台監督:倉本徹
照明:山崎佳代
音響:竹下亮(Office my on)
衣裳:竹内陽子
ヘアメイク:川村和枝(p.bird)
宣伝美術:田代裕子
宣伝撮影:奥山郁
演出助手:宮本紗也加
版権コーディネート:シアターライツ
Special Thanks:カンパニー・ワン 土屋誠
制作:Studio Life、style office
協力:東容子、小泉裕子


スタジオライフ本公演とは別に、海外の優れた戯曲を紹介するシリーズ、「The Other Life」の記念すべき第10作に選ばれたのは、1970年代にアメリカでヒットしたコメディ「VANITIES」。
ただ、今回の作品、特にコメディ色を持った演出にはなっていない。


物語は、3人の女の子の1963年(ハイスクール)、1968年(学生寮)、1974年(キャシーのアパート)を一気に描く。三人は舞台後方の物陰で着替え、次のシーンに臨む。つまり、ほぼ出ずっぱり。誰がヒロインというわけでなく、三人が均等に役の比重を担っている。
1963年-
三人は、ハイスクールのチアリーダー。
チアリーダーは、ひとつのステータスらしい。可愛くて、リーダーシップがあって、普通の高校生とは違う特別な存在だと、本人たちも自負している。
三人はそれぞれ、フットボールチームのメンバーと付き合っている。今の彼女たちにとって重要なのは、どうやって最後の一線を守ることができるか、すべてを許さずに男の子の気を引き続けることができるか、ということ。その保守的な考え方に、彼女たちがいわゆるWASPの模範的な家庭に育ったことがうかがえる。
そんな悩みも抱かずに気持ちの赴くままに青春を謳歌しているクラスメイトを「尻軽」と軽蔑し、暴走しがちな男の子を、どう手懐けるか、三人は知恵を絞る。
ただ、大枠は一致していても、そんな中に、既に分岐の萌芽は読み取れたりする。
「私とテッドは、そういうことはしない」と言い切るジョアン(関戸博一)。でもテッドは尻軽と呼ばれるサラと歩いているところを目撃されていたり。プレゼント次第で少しずつ許す範囲を広げているメアリー(山本芳樹)。ほしいものはいっぱいあるのに、もう許せる部分は数少ない。そして、何も語らないけど、ドライブインシアターで、車が大揺れするほどの何かをやっているキャシー(曽世海司)。
秘密があったりなかったりしながら、それでも三人には、目の前にやることがいっぱいある。
次の試合のこと、パーティーのこと、そして進学のこと。大学生になったら、チアリーダーになって、勉強して。キャシーは体育、メアリーは心理学…ジョアンは勉強したいことなどないが、二人と同じ大学に進学したい…。
騒ぐ三人のところに校内放送が入る。大統領暗殺の知らせだった。学校は午後休みになった。三人は、フットボールの試合が中止にならなくてホッとしたのだった。
1968年ー
三人は、同じ大学に進学し、今は、カッパ女子寮を仕切る最高学年。卒業後の女子寮の行末を心配している。
もちろん、自分達の行末にも不安はある。仲良しトリオも、いつまでも一緒にいられない。メアリーは、外国に行こうとしている。ジョアンはテッドとの結婚が決まっている。キャシーは、教師にでもなろうかな…と。
三人は、相変わらず、憧れの女子像を体現しているが、少し綻びも感じている。
大学では、チアリーダーにはなれなかった。ジョアンとメアリーは、それほどチアリーダーに興味がなかったようだが、キャシーは、たぶん鼻っ柱を折られたのだと思う。ハイスクールのリーダーでも、大学レベルは違う…と。しかも、キャシーは、ハイスクール時代から5年も付き合ってきた、ゲイリーに裏切られていた。
大学生になった後、キャシーとゲイリーは一線を超え、以来、キャシーはピルを飲んで避妊をしていた。が、ゲイリーは、別の女性を妊娠させて結婚してしまったのだ。ゲイリーの裏切りと、必死に避妊していたために結婚を逃した現実に、彼女は打ちのめされた。
メアリーは、ハイスクール時代のボーイフレンドに固執することなく、恋愛遍歴を繰り返していた。
ジョアンは、テッド以外目に入らず、ひたすら結婚する日を楽しみにしている。しかし、彼女は、セックスには全く興味がない。テッドが学生運動をしているのも実は気に入らない。なんで関係ない人のために戦わなくちゃいけないの[exclamation&question]
1974年ー
キャシーのアパート。久しぶりに三人が集まることになった。
ジョアンは、長い髪をゆるく結んでいるが、道に迷ったせいか、少し髪が乱れている。ブラウスにスカート、一応真珠のネックレスはつけている。最初は、紅茶を所望するが、すぐに気持ちが変わってシャンパンを飲み始める。
遅れてきたメアリーは、ビビットなカラーのワンピースを着こなし、高価な買い物をいくつもしてきたらしい。彼女は、卒業後、ヨーロッパで生活していたが、現在はニューヨークで画廊を経営している。キャシーは、ブルーのシックなワンピース。生活感のない装い。
ジョアンは、テッドと結婚、三人の子供がいる。テッドジュニアと、キャシーとメアリー。二人の女の子には親友の名前をつけた。
教員になったキャシーは、ここでも傷ついた。いつもリーダーとして、人々を指導していたキャシーには、ハイスクールに入っても何もしたくない生徒が理解できず、職場で浮いてしまったのだ。
退職したことを打ち明けるキャシーに、ジョアンは、じゃあ、あなたはこれからどうするの[exclamation&question]と執拗に問いただす。しかし、メアリーは、部屋の調度などから、キャシーが、誰かに囲われていることに気づいたのだった。まさかキャシーが不道徳な人生を送っていることにショックを受け、メアリーからは、夫のテッドと関係を持ったと匂わせる発言をされ、ジョアンはブチ切れて帰っていく。
残ったキャシーとメアリーは、アンニュイに話を続けるのだったー


いやー、めっちゃ面白かったです[黒ハート]
これ、女優が演じたら、けっこうエグい話で、直視できなかったかもしれない。
男性が演じる女性だからこそ、客観視できるというか、三人が、どこまで本音で語っても、どこか自分を保って観ることができた。
「VANITIES」…Vanityとは、虚栄・自惚れという意味だが、もうひとつ、空虚・儚さという意味がある。
最後に、「バカ話をしたかっただけ」みたいなセリフが出てくるが、これも、「VANITIES」なのかな、と思った。1974年の場面、彼女たちはまだ28歳なのに、まるで人生の終わりのように空虚な佇まいを見せている。
それは、なぜなんだろう[exclamation&question]
自分の生きたい道ではなくて、人からどう思われるか、だけを考えて生きてきて、疲弊してしまったのだろうか[exclamation&question]
自分さえよければ…と、他人(クラスメイトなど知り合いであっても、ベトナム戦争の犠牲になる全く知らない他国の人々であっても)をないがしろにしていたツケが回ったのだろうか[exclamation&question]卒業後、VANITIESを発揮する場面がなく、自分の価値が地に落ちたことに気づいたからだろうか[exclamation&question]
ハイスクールの時は、三人は、それぞれの個性はあれども、同じ形で虚栄心を共有していたし、それは外に向けられていた。
最終場面では、三人の虚栄心は、共有されるものではなくなり、そして、寂しいことに、それは互いに向けられていたのだ。「私たちは特別」と語っていたハイスクールの三人が、大学卒業の頃には既に、その言葉の綻びを感じ始めていて、それから6年後には、「あなたよりはマシ」だと思いたいレベルにまで摩耗していた。
なんという悲劇…


1974年に28歳だった彼女たちは、ロサンゼルスオリンピックの時には38歳、同時多発テロの時には55歳、今は73歳になるのかな。どんな人生を送ることになったのだろう。おばあさんになった今、それでも幸せな人生だった…と振り返ることができているかしら[exclamation&question]
長く上演されている戯曲は、そんな風に、戯曲自体が年輪を重ねるものなのかな…なんて考えた夜だった。
この作品を翻訳し、早い段階で日本に紹介した亡き青井陽治さんにも観ていただきたかったな。
ちなみに、女性三人より、男性が演じた方がいい戯曲と書いたが、調べてみたら、ちゃんと3軒茶屋婦人会でも上演されていた。さすがです[exclamation×2]


ジョアン役の関戸は、一番振り幅の大きな役を、誠実に役作りしていた印象。誰よりも素直で、誰よりもウソのない学生だったジョアンが、自らの優位性を結婚していること、子供がいることにしか見出せず、幸せであることをことさら強調する姿の痛々しさ。夫との間の大きなすれ違いを見ないようにするため、キッチンドランカーになっているのかもしれない。メアリーの告白を聞いて、彼女の人生はどう動くのだろうか[exclamation&question]の後のジョアンが気になる…と思わせるところが、関戸の演技のポイントかもしれない。
メアリー役の山本は、抜群のスタイルで、各場面の衣装を着こなしていた。特に最終場面のワンピースは華奢な肢体を強調していて、とても似合っていた。ジョアンは、結婚を前にした大学生の頃からセックスに興味がないと言っていたが(結婚まで処女を守り通した)、三人の子供を持った今もなお、セックスは子供を作るための手段としか考えていない。一方のメアリーは、ハイスクール時代から、性への興味を隠そうとしていなかった。大学卒業後、ヨーロッパで奔放な生活を送り、現在はニューヨークで、ポルノアートの画廊を経営している。経営者であるというプライドと、女を武器にしてそれらを手に入れたことへの後ろめたさ。そして、ジョアンへの苛立ちを隠さない。でも、それは、6年も会っていなかった現実のジョアンへのそれではなく、妻に不満を抱いている(と、メアリーには言っている)夫のテッドから聞かされたジョアンに対しての…ということかもしれないが。ハイスクール時代から、身持ちの固いジョアンをキープしながら、“尻軽”と評判のサラと遊んでいたらしいテッドは、貞淑なジョアンを妻にしながら、奔放なメアリーとお愉しみらしい。ハイスクール時代は、たいして賢そうじゃなかったメアリーが、実社会の荒波を経て、賢く、強くなっていた。テッドの人間性にも気づきながら、ジョアンの偽善を暴く山本メアリーの姿は、鬼気迫るものがあった。そして、たぶん、メアリーは大丈夫だと、信じられる姿だった。
キャシーは、非常に賢い人なので、ハイスクール⇒大学⇒現在…と、自らが失ってきたものを、その都度、しっかり把握している。その結果、28歳にして、すっかり空虚になってしまったキャシー。キビキビして、計画性に富み、仕切り屋だったキャシーが、日々、何もしないでぼんやりと過ごしている…その変わり身を、曽世が見事に表現していた。彼女のような女性が、誰かの囲い者になる、というのは、自分の心を殺しているようにしか思えないが、そうやって、空虚(これもVanity)に流れていく時間が、彼女の傷ついた心を癒しているのかもしれない。モラトリアムが終わったら、また元気なキャシーになってほしい…そんな風に祈りたくなるような、こちらも痛々しい姿だった。


もしかしたら、女性なら、誰でも三人のうちの誰かに、あるいは、三人のそれぞれに、自分自身の姿を見出してしまうのかもしれない。よい観劇ができました[黒ハート]


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滝口くん… [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]

俳優、滝口幸広さんの突然の訃報…


2011年、宝塚歌劇「美しき生涯」に登場する“七本槍”、彼らをフィーチャーした番組があると聞いて、私は、『戦国鍋TV』を見始めた。その番組が終了した後番組が『戦国男士』。そこに主演していたのが、滝口くんだった。
『戦国鍋TV』はバラエティ番組だったので、後番組が、戦国武将の名を持つ高校生を主役にしたドラマだったことで、最初は少し乗り切れないものを感じていた。
でも、途中までミカシュンが出ていたこともあって、なんとか早送りしながら観続けているうちに、ある日、がっつりと嵌まった。思えば、料理男子という設定は、滝口くんありき、だったのかな。


あれから、8年。
『戦国鍋』シリーズは終わってしまったが、その続きのような「る・ひまわり」年末公演は今も行われていて、今年も滝口くんは出演予定だった。
訃報に反応したツイートは、あの頃、“鍋”や“るひま”で大活躍していたメンバーも多く、それ以外にも、今、演劇界で活躍している若手俳優が次々に反応していた。


まだ34歳。たくさんの夢があっただろうと思うと、つらい。


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推しの結婚(2) [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]

スタジオライフを卒業してからも、わりと動向を追っている俳優、三上俊さんが38歳の誕生日を機に、結婚を公表。夜になったら、嵐のニノが結婚を発表し、三上くんのことは立ち消えたようになっちゃったけど…てか、そもそも知名度が全然違いますね。こちらも一応、雪月花というアイドルグループをやっていたこともあったような…てか、ネイキッドボーイズとかいうのもありましたっけね。(むしろ黒歴史か[exclamation&question]


2年前、矢崎くんが結婚した時は、なんつーか、ファンの勘違い応援がなくてもやっていけるって思ったんだよね、その心意気やよし、こちらも、大人の対応するから、しっかり頑張れ[exclamation×2]という応援方法に切り替えた。具体的には、一公演一回観劇、客入りには、関心を持たない方式。


で、今回、ミカシュンの結婚を知って私が思ったこと。
ミカシュンのような、俳優は得難い。もし、家庭を持ったことで、生活面の問題から、彼が俳優を捨てるようなことがあっては、世界の損失ということになってしまう。しかし、彼が住む世界は狭いし、ミカシュンの希少性を知る人も少ない。それに、勘違い応援するファンが減るかもしれない。
これまでもできるだけミカシュンを追ってきたが、今後は、さらに、きめ細かく舞台を追うようにしよう。


ライファーは、退団しても、ライフメンバーには、母心で接してしまうらしい。
ミカシュン、おめでとう[黒ハート]これからもより一層、ステキな俳優さんでいてください。将来は、堀内正美さんのような俳優になってくれたらいいな…と思っています。ふぁいと[グッド(上向き矢印)]


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雪組集合日… [┣宝塚人事]

雪組 退団者のお知らせ


2019/11/13


下記の生徒の退団発表がありましたのでお知らせいたします。   


雪組


舞咲 りん


早花 まこ


美華 もなみ


2020年3月22日(雪組 東京宝塚劇場公演千秋楽)付で退団


ヒメときゃびいは、雪組の名物。
時に芝居を壊すほど個性的なヒメ。どこまでもやり切ってしまうからだと思う。でもヒメを生かせる演出に出合った時、作品は大きく動く。ヒメのような役者は、自由にやらせるんじゃなくて、演出家が生かしてあげることが大切だと思うのだけど、最後の作品、小池先生に期待します。歌声も個性的で、まさにカルロッタなヒメ。だいぶ前になるけど、「フットルース」のお母さん役が忘れられない。あれは泣いた。


きゃびいは、個性的な芝居を何度も見せてくれた。最近の「ハリウッド・ゴシップ」も、芝居を壊すギリギリのところまで踏み込んで、笑いを取りながらも、時に平板になりがちな作品を支えた。正塚作品の常連で、正塚先生が芝居のキモをわりときゃびいに任せていて、(しかも下級生の頃から)そんな信頼感を嬉しく思った。
90周年運動会椅子取りゲーム優勝者でもあったね。(なつかしい…)
そして文才も素晴らしかった。「歌劇」誌の連載は、余人をもって代えがたく、雪組はずっときゃびいだった。後任が心配…[あせあせ(飛び散る汗)]
二人とも小さな身体に個性が溢れていた。そして、実力派上級生なのに、管理職には就かず、最後までプレイヤーを貫く。新しいタイプの上級生の在り方だな…と思えるお二人です。


美華さんは、不勉強でちょっと存じ上げないのですが、研5ですよね。大階段降りてご挨拶できますね。最高の舞台になりますように。


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「女殺油地獄」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

初めてシネマ歌舞伎というものを見た。
そして、「女殺油地獄」という演目も初めて見た。
近松門左衛門作の浄瑠璃劇だったが、初演(1721)の後、ほとんど上演されず、明治になって歌舞伎で上演されてヒットした。もとの文楽で復活したのは、1947年だったとか…[あせあせ(飛び散る汗)]


タイトルが「女殺…」ということで、勝手に色恋のもつれからの殺人かとずっと思っていたが、いや、ひどいわ、これ。とばっちりすぎて、ひどいハナシだった。


大阪天満の油屋、河内屋徳兵衛の次男、与兵衛(松本幸四郎)は、仕事の才が全くない遊び好きな若者。新町の遊女に入れあげて喧嘩沙汰のあげく、武士に泥を掛けてしまい、付き添っていた叔父の森右衛門(市川中車)から、打首にすると言われてしまう。
逃げ帰る与兵衛。その頃、義理の父、徳兵衛(中村歌六)は、長男の太兵衛(中村又五郎)から、今度こそ与兵衛を放逐するように、と言われていた。森右衛門は、さきほどの件で、身内の不始末の責任を取って浪人となっていた。河内屋としても、責任の所在を明らかにしなければ…というわけだ。
徳兵衛は、先代徳兵衛時代に番頭をしており、先代が早くに亡くなったため、内儀と結婚して店を守ることになった。が、見た目だけは、先代に生き写しの与兵衛に遠慮がある。
太兵衛は、既に支店を任されており、夫婦は、二人の子供である、おかち(中村壱太郎)に婿を取って家を継がせることを考えていた。
でも、与兵衛は、商才がないくせに、店を継ぐ気は満々で、妹に、父徳兵衛の霊が憑いた振りをさせて、家督は与兵衛に…と言わせる。そんなこんなで堪忍袋の緒が切れた、母(坂東竹三郎)からとうとう勘当された与兵衛だったが、実は、既に借金で首が回らない状態だった。
勘当しても、せめて暮らしに困らないように、と父母がそれぞれ、向かいの同業者・豊島屋の内儀、お吉(市川猿之助)に、これからのことを頼み込む。父母が居なくなった後、与兵衛が現れ、お吉は、その金を渡そうとするのだが、その額では、借金に足りないと言って、さらに借金を重ねようとする与兵衛。
主人の七左衛門(中村鴈治郎)が戻るまでは、お金は貸せませんと言いながらも、商売道具の油なら自分の才覚で貸すことができるから、それでどうだ、と話すお吉に、与兵衛は、お吉を殺して金を奪うことを決意するのだった。


でもって、お吉が必死で火を消し、油の樽が倒れて、つるつるする中、与兵衛がお吉を追いつめ、殺し、金を奪うところで映画は終わった。
凄絶で、美しかった。
どうにもこうにも、ダメすぎる与兵衛の、それでも隠し切れない可愛げのようなものが、幸四郎から立ち昇り、だから、この演劇が成り立っている、と感じた。映像作品としても美しく、アングルも凝っていて、面白い作品だった。よいものを見せてもらいました[黒ハート]


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くまもん [┣写真ネタ]

先日、新天皇パレードの前日に、有楽町駅前をふらふらと歩いていたら、交通会館にくまもんが来るというので、しばらく待っていました。


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熊本地震(2016)で、一部倒壊した天守閣の修復が進み、この10月から特別公開が始まっていることを受けてのキャンペーンとのこと。


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背景のくまもんと二重写し感[黒ハート]


くまもん3.jpg


こちらは双子感[ひらめき]


くまもん4.jpg


くまもんの頭の後ろに浮き上がっているこのマークは[exclamation×2]


くまもん8.jpg


加藤清正公の家紋、「蛇の目」[ぴかぴか(新しい)]この奇跡がすごい[あせあせ(飛び散る汗)]


くまもん5.jpg


正面姿も可愛い[かわいい]


くまもん6.jpg


司会のおにいさん、くまもんとの息がぴったりでした。


くまもん7.jpg


頬にカラシレンコンを乗せて[わーい(嬉しい顔)]
この日は、これから遠出をする予定になっていて、その元気をいただきました。ありがとうね、くまもん[黒ハート]


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「最高の人生の見つけ方」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

吉永小百合、天海祐希主演の映画「最高の人生の見つけ方」を見てきた。


ガンで余命いくばくもない二人の女性、幸枝(吉永小百合)とマ子(天海祐希)。知り合うはずもない二人が、マ子が病室で喫煙してスプリンクラーが作動してしまったことが原因で、同室になる。
二人は、お互いの病気を告白するのだが、ちょうどそこに現れた12歳の少女(鈴木梨央)がバッタリと倒れてしまう。少女が落としたおくすり手帳を渡しに行ったところ、弟が「もう死んだ」と言い、ショックを受ける幸枝。おくすり手帳には、「死ぬまでにやりたいこと」のリストがあった-
二人は、少女の「やりたいことリスト」を自分達の「かんおけリスト」として、実行しようとする。
スカイダイビングや、日本一大きいパフェや、ウェディングドレスを着ることや…


二人のヒロインが魅力的なのは当然として、マ子の秘書を演じたムロツヨシの魅力がハンパない映画だった。
そして、ディテールの描き方がうまかった。
70歳になった幸枝が、それでも、ステージⅣを告げられた後、世の中のすべてのものが、虚しく流れていく映像ー外から幸枝を映した映像なのに、心象までも見事に伝わった。
少女の物語の顛末もリストの中身も面白かったし、マ子の夫役、賀来賢人のキャラも強烈だった。
幸枝の夫役の前川清もいいキャラしてたし、娘役の満島ひかりも安定のうまさ。しっかりものの長女の「なんで私だけ…」という怒りはよくわかる。
浦井健治に気づかなかったのは、痛恨でした…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]


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「まさに世界の終わり」観劇 [┣演劇]

フェスティバル/トーキョー19連携プログラム
青年団若手自主企画vol.79 ハチス企画
「まさに世界の終わり」


作:ジャン・リュック=ラガルス
翻訳:齋藤公一


美術:渡邉識音(グループ・野原)
照明:吉本有輝子(真昼)
照明オペレーター:花輪有紀
音響:カゲヤマ気象台
音響オペレーター:増田義基
衣装:原田つむぎ
ドラマトゥルク:前原拓也
舞台監督:海津忠(青年団)
宣伝美術:有佐祐樹
制作:飯塚なな子
総合プロデューサー:平田オリザ
技術協力:大池容子(アゴラ企画)
制作協力:木元太郎(アゴラ企画)


著作権代理:(株)フランス著作権事務所
協力:グループ・野原、東京デスロック、ヌトミック、真昼、三浦雨林、森山直人、得地弘基、伊藤侑貴、早坂彩
企画制作:ハチス企画/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
   独立行政法人日本芸術文化振興会


あれから1年過ぎて、全公演寝倒したことを(こら[爆弾])ずっと後悔していて、さて、「まさに世界の終わり」とは何だったのか、自分の中で消化しないと納得できない…ということで、小竹向原まで行ってきました[exclamation×2](文化庁の助成金を使ったお芝居なのね。ちゃんと貰えますように[exclamation]
初めての劇場だったので、迷うこと20分あまり…まさか、こんなところに劇場が…[がく~(落胆した顔)][がく~(落胆した顔)][がく~(落胆した顔)]間に合う時間に辿り着けてよかった[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]


登場人物は、ルイ(34)、シュザンヌ(23)、アントワーヌ(32)、カトリーヌ(32)、母親(61)…そうなんです[exclamation]ここでは、ルイは長男。
石丸さち子演出版は、映画「たかが世界の終わり」に寄せてルイとアントワーヌの兄弟を逆にしていたけど、原作はこっちなんでしょうね。じゃないと、代々跡取り息子にルイと名付ける話がおかしくなるものね。


舞台…というか、アトリエでの上演。
横に長いスペースなので、下手側に物干し台に見立てたセット、センターの手前側は庭っぽいセット、奥はフリースペースで、上手にダイニングテーブル、その奥の見えないところに出入口がある(見えない)ような家の作り。
冒頭のルイ(海津忠)の独白は、フリースペース。
そこから、ルイの訪問になり、上手の出入り口付近でルイと語る家族に対して、フリースペースから返事を返すルイという演出は、ああ、こういう方法もあったんだなと思った。
この作品は、ルイの長い独白と芝居が交互に展開されていて、芝居はすべてがスケッチになっている。書きたい場面だけが書かれていて、間の流れはない。だから、そこは暗転で場面を繋ぐ。その辺りは、石丸演出と同じだった。
それと、どうにも、気持ちが悪く感じるセリフの応酬&独白については、この演出では、ルイやアントワーヌ(串尾一輝)がまっすぐに立つのをやめ、身体をくねくねと歪めることで、表現されていた。あと、紙袋を顔にかぶせられたり、荷物を背負わされたり。
この芝居って、「あ、もしかしたらこうなのかな[exclamation&question]」って纏めに入ろうとすると、見計らったかのように、「そういうことじゃないんだよ」って振り出しに戻るような、難しい脚本。歪んだ肉体というのは、たしかに、歪んだ構成に呼応する。脚本を制圧しようとして、うっちゃられた自分が、出演者によって具現化されたように感じた。


シュザンヌ(西風生子)は、姿は一番若いのに、声(&話し方)が大人っぽい。それもひとつの歪みかな。シュザンヌのセリフは断片的というか、ポエムというか、短いセンテンスの連続なんだけど、西のやわらかい声は、その行間を埋めてくれる力がある。終盤のアントワーヌとのやり取りも、そんなにささくれ立つような感じではなく、観ていてつらくならずに済んだ。この美声を生かして、将来は、池谷のぶえさんのような女優さんになってください。(勝手な希望)
アントワーヌは、ルイと兄弟だな~と思った。どこか通じ合っていて、ただ、家族の中で、なんか貧乏くじひかされちゃった感を背負って生きているんだな…というのが、よく伝わった。きょうだいの中で、自分ばっかり親から「あなたがちゃんとしなきゃ」って頼られている感じ[exclamation&question](本当は、大人になった今は、そういうこともないんだけど、そう思ってきた年月が長すぎて、思い込んでるというか。だから、ルイが憎いんだよね。)でも、似てる…って思える二人。そこが良かった。串尾は、ねじくれてしまったアントワーヌを、それでもできるだけ普通の人に見えるように努めていて、だから、今日はどうかしているだけで、ルイのせいで調子が狂っただけで、本当は、ちゃんといい人のはず…と、思えた。
カトリーヌ(原田つむぎ)は、すごく怯えている。たぶん、ルイの存在に。なぜ、こんなに怯えているんだろう[exclamation&question]と思ったら、それは、自分の息子にルイという名を付けたことに、どこかで罪悪感を抱いているからかもしれない。ここに、ルイの方が兄であることが生きる。夫の言う「兄貴には子供がいないし、これからもできないだろう」を真に受けて、ああ、そういうものか、とまだ見ぬ義兄ゆえに、深く考えずに息子をルイと名付けてしまった。でも、実際に義兄がやって来ると、ごく普通の34歳の男性で、これからいくらでも結婚して息子を持てそうな気もする。とすれば、自分を恨んでいるかもしれない…みたいな。今回の芝居では、ルイがゲイである(少なくとも家族はそうだと思っているか疑っている)設定は、あまりクローズアップされていなかったので、余計、カトリーヌの不安が強く心に残った。
母親(根本江理)は、スリムな身体をフォークロア風の衣装に包み、三人の子供たちをまっとうに愛している田舎の品の良い婦人という感じ。いきなり34歳の息子が現れて、若干狼狽し、でも少し浮かれている。でも、ルイにとっては、シュザンヌや母親との会話は、この人達に自分が死ぬことは伝えられない…と確信する結果しかもたらさなかった。そして、やはりアントワーヌに言わなければ…という方向に話が進んで、アントワーヌをさらに傷つける…と。その辺の流れは、しっかりと伝わってきた。


というわけで、今回、わかったのは、一年前、「寝ていて知らなかった」部分はなかったということ。すごく寝倒したイメージがあったが、実は、そうでもなかったのね。わからなかった=寝ていたからに違いない…と思ったけど、起きていてもわからないところはわからないということが、「わかった」。
ただ、そんなに簡単にわかった気になられては、いやなんだろうな、ラガルスが。
なんとなく、ああ、そういう気持ちわかる…という部分と、え、それどういうこと[exclamation&question]また分からなくなった…という部分の繰り返し感。それが「まさに世界の終わり」の正しい鑑賞法なのだと、ラガルスのために理解した。
だから、私は、この作品を忘れないだろうし、これからも観るだろう。


ねこじゃらし.jpg


舞台を彩っていたねこじゃらし。(小川のまわりの草みたいにセッティングされていた)
ひとつ300円で販売されていたので、記念に購入。
ちなみにこの公演は、多田直人主催の「ごーROCK」会場でチラシを見つけていく気になったもの。こういう出合いもあるんですね。


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