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ミュージカル刀剣乱舞「双騎出陣~SOGA~」ライブビューイング参加! [┣2.5次元系舞台]

舞台「刀剣乱舞」(通称・刀ステ)の千秋楽ライブビューイングには、今年の1月に参加しているが、ミュージカル「刀剣乱舞」(通称・刀ミュ)の千秋楽ライブビューイングを見るのは、初めて。
そもそも、ゲームの「刀剣乱舞」は、刀剣男士6振り(刀なので単位が“振り”)を1セットにして各地に出陣させるので、舞台版でも、基本の出陣メンバーは6振りになっている。(現地調査等で先に出陣している刀剣男士と現地合流することはあるので、出演男士的には、6振を超えることが多い。)
ところが、この「双騎出陣」は、髭切と膝丸の2振りしか登場せず、物語も、歴史のどこかの時点で、歴史修正主義者が暗躍しているので出陣する…というテーマではない。髭切と膝丸の2振りが、「曽我兄弟」に扮して、「曽我物語」を演じる…という趣向になっている。なので、敵を倒して凱旋するはずの刀剣男士が「死んで物語が終わる」という、変わった舞台になっているのだ。
とはいえ、「刀ミュ」は、本編終了後にショーが付いているので、死んじゃった…[もうやだ~(悲しい顔)]と悲しむ終わり方にはならない。こういう番外編的な構成ができるのなら、「刀ミュ」の世界は無限に広がるな~などと思った。


「曽我物語」は、鎌倉時代に発生した曽我兄弟による、富士の裾野の仇討をテーマにした数々の物語の総称。歌舞伎では、祝祭劇として演じられおり、仇討そのもの…というよりは、そこに至る彼らの冒険譚が、様々な形で表現されている。たとえば、あの助六も、曽我五郎の仮の姿ということになっている。
今回の「刀ミュ・双騎出陣」は、祝祭劇となり、約束された仇討となっている歌舞伎とは一線を画し、原点と思われるストーリーを丁寧に追う。えー、こんなに悲惨な物語だったんだ…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
花組芝居の加納幸和をゲストに迎え(と言った方が正しいかも)、日本物のお芝居にどっぷり…な進行が意外だったけど、だんだん、彼らの髪がトウモロコシ色だったり、薄緑色だったりすることも気にならなくなっていた。
彼らの幼名(一萬・箱王)とかも出てきて、ストーリーは、かなり本格的。そして、殺陣は、彼らが刀剣男士ゆえ…なのか、斬っても斬っても立ち上がるし、すごい迫力[exclamation×2]
曽我物語は、兄弟の物語だけど、この2振りの刀も兄弟という設定。キャラクターデザインも同じ方だし。命懸けの仇討に向かって突き進んでいく兄弟の姿に、遠き日のガルラード兄弟(※)が見えたような…[あせあせ(飛び散る汗)]
※宝塚の公演「血と砂」で、復讐に燃える兄弟。汐美真帆と大空祐飛のW主演で2001年に上演された。


芝居の後は打って変わって、2振りの刀剣男士による、華々しいショー。
ショー部分も、あくまでも髭切と膝丸のショーになっていて、客席への声掛けなども、それぞれの刀のキャラクターとして行っている。
ライブビューイングでは、最後に、出演者からのメッセージがあるのだが、そこで初めて、「髭切役・三浦宏規」「膝丸役・高野洸」と名乗る。徹底してるな~[目]
そして、ショーの衣装はソフトでエレガントな髭切と、ハード系の膝丸の雰囲気は、そのまま和事の十郎(兄)と荒事の五郎(弟)に重なり、それも面白かった。
自粛期間中、いち早く無料配信をしてくれたおかげで、実は、刀ステ派だったのだが、こうして見てみると刀ミュも面白い。あ~また沼が広がってしまった…[黒ハート]


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