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宝塚雪組東京特別公演「NOW!ZOOM ME!!」観劇 [┣宝塚観劇]

望海風斗MEGA LIVE TOUR
「NOW!ZOOM ME!!」


作・演出:齋藤吉正
作曲・編曲:手島恭子、長谷川雅大
振付:若央りさ、AYAKO、港ゆりか、百花沙里
装置:國包洋子
衣装:加藤真美
照明:佐渡孝治
音響:山本浩一
小道具:今岡美也子
映像監督:高橋栄樹
イリュージョン:北見伸
歌唱指導:HANNA BUNYA
演出助手:平松結有
映像企画プロデューサー:濱本有紀(凸版印刷)
映像制作プロデューサー:後藤和弘
映像アートディレクター:CONCENT LAN
舞台進行:押川麻衣
舞台美術製作:株式会社宝塚舞台
演奏コーディネート:新音楽協会
制作:谷口真也
制作補:松倉靖恵
制作・著作:宝塚歌劇団
主催:阪急電鉄株式会社
映像協力:Y&N Brothers、凸版印刷株式会社
メイク協力:M・A・C


映像配信を見た、という記事で、第1幕のことを記載したので、ここでは主に、第2幕のことを(A)(B)(C)それぞれのバージョンを含めて記載していきたい。
が、とりあえず、B席とはいえ、千秋楽を観劇できた奇跡[黒ハート]チケットの神様、ありがとう[ぴかぴか(新しい)]


第I幕は、こちらでリポートしています。
観劇したのは、千秋楽なので(A)パターンですが、配信で見た(B)(C)についても、本記事に記載します。入り乱れてしまいますが、時系列の方を重視しました[ひらめき]


106年雪組アヤナギ先生というベタな場面から、第II幕は始まる。
「3年B組金八先生」のパロディだが、えーと、これ、今の人に伝わってる[exclamation&question]
(アヤナギ先生が演じていたのは、本当に初期の頃のかなり長髪だった金八先生で、それを知ってる人って少なくとも40代半ばくらい…[あせあせ(飛び散る汗)]まあ、私なんか、現在のジャニーズ事務所の社長(藤島ジュリー景子)が出ていた頃から見てるけどさ。しかも、似てるって言われたけどさ。
金曜日の8時からの番組だったので、齋藤少年も初期から見ていたのかも…ですね。
出演する生徒たちは、おそらく、本編ではなく、これをネタに脈々と続いている金八ネタのモノマネをベースに役作りしていたんだろうな[あせあせ(飛び散る汗)]と思う。まあ、見ているほうも、そっちの方しか知らない人が多いだろうから、ちょうどいいのかな。
アヤナギ先生(彩凪翔)も、相方を務めるすみれ先生(愛すみれ)もノリノリだったが、このためにオープニング映像まで作成し、中学生に扮した雪組生のノリも見逃せない。
その中で、ふうこちゃんを演じた望海風斗が、千秋楽には、三つ編みおさげ髪姿で舞台に登場してくれて、最高に盛り上がった[ぴかぴか(新しい)]観ているこちらは、オペラグラスとペンライトを持って非常に忙しいのだが、それでも、楽しすぎた。
ネタとして面白い場面か、と言われると微妙なシーンだが、千秋楽のサービスは十分に楽しめたので、齋藤先生をDisるのは、ここではやめておく。


続く場面は、雪組の過去公演のパロディシーン。
昭和の時代は、パロディ公演(愛読者大会)みたいなのがあって、それを関西テレビの宝塚枠で放送してくれたりしたが、最近は、ほとんどそういう機会がない。何度かTMPとかTCA(今のタカスペ)でやったくらいかな。(「夢まつら」の風共パロディは有名ですね。)
テーマは、“貧乏”。
たしかに昨今の雪組公演は、主役の貧しさがハンパない。ファンだけがそう感じていたのかと思ったら、演出家も気づいていたのね(笑)気づいたんなら、むしろ、本公演の内容をどうにかしろ…[むかっ(怒り)]
「星逢一夜」「壬生義士伝」「ファントム」「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」からちょっとずつネタを使っていたが、笑わせるネタとしては、お笑い番組ネタだったような…[あせあせ(飛び散る汗)]テーマ曲からして「ドリフの大爆笑」だし…。
大劇場で公演した時は、純日本人みたいな表現を何度も使っていたことにネット上で批判が殺到したと聞いたが、千秋楽(東京公演)では、この表現は消えていた。齋藤先生、あいかわらず、エゴサしてるんだな…[わーい(嬉しい顔)]
でも、そもそも、そういうことではなしに、ここのパロディは面白くなかった。
「夢まつら」のVHS(笑)を持っている私としては、まず、宝塚のパロディは、トップコンビをはじめとするスターの面々が、自分が真面目に演じた役を、真剣にパロディ化するところに醍醐味があると思っている。その意味で、雪組を3つに分けた別箱公演で、本役と同役が数人しかいない状況でパロディやる意味が分からない。
しかも、まったく面白くない脚本なんだから…[爆弾]
そんな中で、雪の精というキャラクターに目を付けて、この場面だけで客席を満足させた望海&雪組の根性は、さすがタカラジェンヌだと思った。そして、下級生の千早真央麻花すわんが、まだ舞台の怖さも知らないからかもしれないが、実は、舞台を救っていた。いつか、“私はすごかった[exclamation]”と、本人が気づく日が来るのかな。


次の場面が、<A><B><C>で分かれるところ。
千秋楽は、<A>パターン。
このAパターンは、望海風斗の歴史[exclamation]という感じ。
「レヴュー誕生」(花組に配属された最初の公演)~「Victrian Jazz」(バウホール初主演)~「シニョール ドン・ファン」(初舞台)…“シニョドン”からは、まさかの「I Believe Love」が出てきて、89期生の間でめちゃくちゃ流行ったらしい、スティーブさん(大空祐飛)のバックハグを思い出し、ついニヤついてしまいました[揺れるハート]
「アプローズ・タカラヅカ!」「TAKARAZUKA舞夢!」「エンター・ザ・レビュー」…え、どこまで、花組ショーをやり続けるの…[exclamation&question]と思ったら、「ASIAN WINDS!」をやらなかったのは、正直…というか[わーい(嬉しい顔)]
ここからは、ちょっと飛び飛びで、「Le Paradis!!」(2011)「CONGA!!」(2012)「オーシャンズ11」(2013)「Mr.Swing!」(2013)「TAKARAZUKA∞夢眩」(2014)。
そして、最高に盛り上がる「EXCITER!!」(2009・2010)へ。雪組メンバーが揃って、「EXCITER!!」の振付を見せてくれたのは、胸アツだった。
望海は、ソロで、「チュシンの星の下に」を歌い銀橋を渡る。これが新人公演の初主演作品(「太王四神記」)か…。ゆうひさんも出演していた公演だったから、ここでも懐かしさがこみあげた。
このシーンは、雪組トップお披露目公演、「SUPER VOYAGER」のテーマで終了。ちょっと気が早いけど、サヨナラショーでは、雪組公演の曲を選ぶと思うので、こんな風に花組時代のナンバーを長々とやってくれる機会があったのは、よかったのかも…[ひらめき]と思った。


<B>パターンは、「レヴュー誕生」の後、「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」から1曲を、新人公演の主役を演じた諏訪さきとデュエット。そして、「SUPER VOYAGER」の1シーン、日記を書くファン時代の望海の場面を、望海が踊って、彩海せらがカゲソロをした。
これからの雪組を背負っていく若い二人に大きな場面を与える…という、大胆な場面だったが、爽やかな、よい場面だと思った。私が配信を見たのは、大劇場で上演された時だったが、東京の<B>パターンでは、東京の新人公演が新型ウィルスのせいで飛んでしまった諏訪には、大きなプレゼントになっただろうな…と思った。


<C>パターンは、相手役の真彩希帆が出演するレアな回。
まず、真彩のソロ「You Raise Me Up」素晴らしい歌声に、心が震えた。
そして、望海とのデュエット、「輝く未来」。これは、以前、FNS歌謡祭で、新妻聖子ちゃんと歌っていたやつ[るんるん](今、確認のために録画したやつを見に行ったら、司会が渡部さんだった[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
二人の会話を挟んで、「ランベスウォーク」、「私が踊る時」。どうやら、望海さんへのリクエストの上位曲にこれらのデュエット曲があったそうで…コンビの歌唱力をファンの方も見たがっているのね…と感じた。
配信からだったけど、珠玉の歌声を聴けて満足~[黒ハート]


以下の構成は、全公演同じに戻る。
弾き語りでの「Music is My Life」を挟み、日替わりで数人のグループ+望海というメンバーでトーク。下級生の前での素顔が垣間見えて可愛いな。
そして、リクエスト上位3曲の熱唱。
「ひとかけらの勇気」「かわらぬ思い」「愛の旅立ち」どれもステキだったけど、やはり、「かわらぬ思い」には、こちらも思い入れがあったので、胸が苦しくなった。これを生で聴けたのは、本当に幸せだったと思う。


フィナーレに当たる部分は、SHISHAMOの「明日も」で、ちょっぴり緩めに始まり、そこから、ショーのヒットメドレーへ。
望海は再びポスターの衣装となり、「ENDLESS DREAM」を熱唱。懐かしいが、より繊細な歌唱が、曲の内面を映し出して絶妙。そこから「ハイパー・ステージ!」(1994・花組)、「BLUE ILLUSION」(2000・月組BLUE MOON BLUE)、「夢は世界を翔けめぐる」(2001・星組)、「ミレニアム・チャレンジャー!」(2000・宙組)、「Joyful!!」(2003・雪組)と、各組1曲ずつ懐かしいナンバーを選んだ。懐かしい…っていうか、みんな、望海入団前の曲なのか…[exclamation](遠い目…)


最後にテーマ曲が流れ、いい感じに全体が盛り上がった後で、(Cパターンの日は、真彩もフィナーレに登場した[exclamation])最後に「夢をあつめて」というナオト・インティライミさんの提供曲を望海が歌い、コンサートは終了した。
いろいろ思うところはあったが、最後に望海&雪組の素晴らしい歌声を聴けて、観られてよかった[ぴかぴか(新しい)]と胸がいっぱいになった。
齋藤先生、命拾いしたな…[爆弾]


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