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宙組トップ娘役の交代… [┣宝塚人事]

組替え(異動)について


2020/11/30


このたび、下記の通り、組替え(異動)を決定しましたのでお知らせいたします。   


宙組 星風 まどか・・・2021年2月22日付で専科へ異動


※2021年4月6日から宝塚ホテルにて行われる星風まどかミュージック・サロン『夢みるMadonna』より専科生として出演する予定です。


宙組 次期トップ娘役について


2020/11/30


この度、現宙組トップ娘役の星風まどかが、2021年2月22日付で異動するのにともない、同日付で次期宙組トップ娘役に、潤 花(じゅん はな)が決定しましたのでお知らせいたします。
なお、潤 花の新トップ娘役としてのお披露目公演は、2021年4月10日に初日を迎える宙組 東京建物 Brillia HALL公演『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』となります。


これは、2020年、残すところあと1ヶ月というところで、思わぬ爆弾をぶっこんできましたね[爆弾]
MSは退団のフラグではなく、新たなスタートだったということですね。なるほど…[ひらめき]
でも、組んで3年のコンビが、どちらも退団しない状態で、コンビを解消するというのは、異例中の異例。これまでずっとコンビ押しだった宝塚歌劇団だけど、今後は、方針を変えるということなのかな[exclamation&question]
宙組としては、初めての「生え抜きトップ娘役」だったのに、という気持ちもありますが、今後の活躍を祈りたいです。そして、なんだか、複雑な状況で、ついつい書き忘れてしまいそうになるけど…


じゅんはなちゃん、トップ娘役就任、おめでとうございます[黒ハート]


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11月の状況 [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]

配信作品の観劇はなかったが、楽しみにしていた公演が中止になってしまい、凹んだ11月…


中止により、観劇が叶わなかった公演等…「RENT」(シアタークリエ)
視聴した作品…なし
観劇できた作品…「sound theater X-I」(兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール)、「忖度裁判」(シアターX)、「はいからさんが通る」(東京宝塚劇場)、「プロデューサーズ」(東急シアターオーブ)、「ビューティフル」(帝国劇場)、「ナイン」(赤坂ACTシアター)、「プレッシャー」(本多劇場)、「WELCOME TO TAKARAZUKA/ピガール狂騒曲」(東京宝塚劇場)


有休を取って観劇に行く…なんていう久しぶりなこともやってみた。
てか、この私が[exclamation×2]有休未消化者リスト(年間必須の5日間有休を未使用な人のリスト)に名を連ねてしまった。5日間の有休なんて余裕のはずなのに、観劇以外では有休を使わない人生ゆえに、こうなってしまったのだった…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]


現在、演劇公演では、出演者・スタッフ全員のPCR検査を定期的に行い、一人でも陽性者がいると、公演中止を検討している。ここまで感染が拡大していると、確率の高くなったロシアンルーレット的で、不安しかない。そこまでしなければならないものなのだろうか。
なんらかの基準というか、こうなったら中止だけど、ここまでならOKみたいな、ルール作りをしてくれればいいのになぁ~と思う今日この頃です。


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今年のクリスマスツリー [┣ヅカネタ]

東京宝塚劇場のクリスマスツリー、毎年紹介しているが、今年は、こんな感じ。


クリスマスツリー2020-2.jpg


月組公演中ということで、てっぺんもお星さまではなく、お月さまです[黒ハート]
オーナメントにも月がいっぱい[ぴかぴか(新しい)]
ショーにも、月の場面がありますしね~[三日月]


ツリー2019.jpg


昨年のものは、こちら。
「I AM FROM AUSTRIA」上演中ということで、オーストリア国旗柄のモチーフ。
こうやって眺めると、オーナメントのモチーフもヨーロッパっぽい感じですね。


ツリー2018.jpg


一昨年のものはこちら。
後もののお芝居「異人たちのルネサンス」に羽が登場するから…なのか、でかい羽根付きでした。 


そんなこんなで、毎年、色々なタイプのツリーを楽しませてもらっています。
ブログでは、3年分を1セットにして掲載しているので、ここからさらに遡って、2017年のブログ(2015年~17年分)も紹介しておきます。こちらです。公演的には、2017年が「ベルリン、わが愛」(星のオーナメント[exclamation])、2016年が「私立探偵ケイレブ・ハント」(さぎりのS型のオーナメントが綺麗ですね)、2015年が「新源氏物語」(和ものなので、あまり作品には関係ない感じ[exclamation&question])でした。


今年のツリーと、天井のシャンデリア(たしか“大空”という名前だったような…)まで映った写真もご紹介しますね。


クリスマスツリー2020-1.jpg


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茅乃舎だし 秋の料理から…(2) [┣マイ・グルメとクッキング]

いつも利用しているおだしのお店、茅乃舎さん。(茅乃舎さんの紹介記事はこちら。)
茅乃舎さんからいただいた「旬のお料理読本」で、またまた作ってみました。


茅乃舎1.jpg


主菜になるきんぴら


材料:南瓜 150グラム、牛薄切り肉 80グラム、みりん 大1、醤油 小1/2、ごま油 小2&茅乃舎だし1袋(袋を破って中身を使用)、白ごま 適量


[1]南瓜は、電子レンジで3分30秒加熱[いい気分(温泉)]し、皮ごとざっくりと細切りに[ひらめき]
[2]フライパンを中火で熱し、ごま油を入れて、南瓜、牛肉の順に加えて炒める[どんっ(衝撃)]
[3]茅乃舎だしを含む調味料を加えて調味し、火を止めて、白ごまを振る[霧]


力強い味でしたが、きんぴら…かなぁ[exclamation&question]なんにしても、美味しかったです[揺れるハート]


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「ダル・レークの恋」役替わり発表 [┣宝塚情報]

月組の全国ツアー公演になるはずだった『ダル・レークの恋』は、2021年2月16日(火)~2月28日(日)に東京の赤坂ACTシアター、3月14日(日)~21日(日)に大阪のシアター・ドラマシティで上演されることになった。
そして、東京と大阪では、配役が変更されることが発表された。


(東京公演)
ラッチマン… 月城 かなと
カマラ… 海乃 美月
ペペル… 暁 千星
クリスナ… 風間 柚乃


(大阪公演)
ラッチマン… 月城 かなと
カマラ… 海乃 美月
ペペル… 風間 柚乃
クリスナ… 夢奈 瑠音


※この公演は会場により一部配役が変わります。
※その他の配役は、決定次第ご案内いたします。


東京でペペルを演じるありちゃんが、美園さくらのMSに出演するためだと思うが、ペペルとクリスナという真逆のキャラクターを易々と演じ切ってしまいそうなおだちんに、早くも胸アツである。
るねちゃんは、クリスナの貴族っぽさがピッタリだなぁ~と思うので、ぜひ頑張ってほしいです[揺れるハート]


「ダル・レーク…」は、公演ごとにフィナーレナンバーにも工夫が凝らされていた。「月下の蘭」はデフォルトとして、男役の群舞は、かつての月組全ツ(2007年)では無理だったけれど、踊るペペルさん大活躍版を見せてほしいな~と期待している[るんるん]


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「RENT」中止に思う [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]

出演者、関係者から複数の感染者が発生したとして、ミュージカル「RENT」の公演は、千秋楽まで中止となってしまった。ひとつの役に複数の俳優をキャスティングしていること、公式にスイングキャストを待機させていることから、もしかしたら、再開できるかも…と思ってみたが、無理だった。本当なら、11月25日は観劇日だったのだが…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
「RENT」が好きだと、ずっと言っていたが、10年ほど前に汐美真帆さんが出演した時、一生分の「RENT」を観てしまったようで、その後の「RENT」公演は、1回観ただけ…かも[exclamation&question]
でも、そろそろ観たい気分だったので、それが叶わなかったのは、すごく残念[もうやだ~(悲しい顔)]


このような時期に、演劇は、どんなふうに「新しい様式」を生み出して、危機を回避できるか、色々な考え方があるはずだ。
PCR検査を定期的に実施し、感染者が出た段階で保健所の指示に従う…というのは、どの演劇でもやっていることだと思う。稽古から公演の長い期間を乗り切るためには、クラスター(集団感染)が発生していないことを証明し続ける必要がある。(日本のコロナ対策が、クラスター潰しを第一義的にやっているため)
逆に言えば、クラスターが発生さえしなければ、全公演中止という最悪の決断をしなくて済むということでもある。


そう考えると、昨今増加している、「配信のみの公演」「舞台上でのディスタンス+マウスシールド公演」「朗読劇」には、それなりに意味があると言うことができる。
出演者やスタッフが感染してしまうのは、ロシアンルーレットに当たってしまうようなもので、ある程度、仕方がない。とすれば、感染者が周囲にうつさないことが重要という考え方だ。
そのためには、稽古時間は短く、分散して、そもそも出演者の人数を減らして…ということが不可欠になる。
そして、リスク管理的な面だけを言えば、接触過多な演劇は、コロナの時代には向かない。特に「RENT」は、“La Vie Boheme”や“Contact”の場面など、出演者全員が濃厚接触するシーンがある。
クラスターになってしまった、と聞いて、あの作品は、そうなるだろうな…と冷静に考える自分もいた。


今の日本のコロナ対策が変わらない限り、上演中止のリスクを回避するには、作品選びから考える必要があるのかもしれない。興行主にとってもリスクが大きいし、なにより、公演前や公演途中で、突然シャッターを下ろされてしまう出演者の心の傷を考えたら、それは重要なことなのではないだろうか。


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2021年公演ラインアップ(宙組) [┣宝塚情報]

コロナのおかげで、いろいろ後ろ倒しになっていた宝塚の公演だが、ようやく、まったく未発表の公演が出始めた。ここまで長かった…[バッド(下向き矢印)]


2021年 公演ラインアップ【東京建物 Brillia HALL公演/梅田芸術劇場メインホール公演】


2020/11/24


2021年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【東京建物 Brillia HALL公演/梅田芸術劇場メインホール公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。   


宙組公演
主演・・・真風 涼帆
東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場):2021年4月10日(土)~4月15日(木)
梅田芸術劇場メインホール:2021年5月1日(土)~5月7日(金)
Musical 『Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス』
作・演出/植田 景子


解説を読む限り、面白そうな題材な気がする。私の好きなテイスト。
景子先生がどんな作風で取り組むのか…ドキドキ[揺れるハート]そして、この公演、トップコンビの作品ではないのね。潤花ちゃんの組替えは、このためだったのかしら[exclamation&question] 


2021年 公演ラインアップ【宝塚バウホール公演】


2020/11/24


2021年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、【宝塚バウホール公演】の上演作品が決定しましたのでお知らせいたします。   


宙組公演
主演・・・和希 そら
宝塚バウホール:2021年4月22日(木)~5月3日(月・祝)
大正浪漫抒情劇 『夢千鳥』
作・演出/栗田 優香


演出家・栗田優香の宝塚バウホールデビュー作品。
時は大正ロマネスク…みたいな感じの作品でしょうか。前回のショー作品でも実力を見せつけた和希のお芝居でのバウ主演、楽しみ~[るんるん]


星風 まどか ミュージック・サロン


2020/11/24


<タイトル> 『夢みるMadonna』


<構成・演出> 藤井 大介


<出演者> (宙組)星風 まどか ほか   


宝塚ホテル
<日時> 2021年4月6日(火) ディナー 18:30~19:45/ショー 19:45~20:45
     2021年4月7日(水)・4月8日(木) ランチ 12:30~13:45/ショー 13:45~14:45
                       ディナー 18:30~19:45/ショー 19:45~20:45
<場所> 1階「宝寿」
<料金> 28,000円(税サ込)
※感染予防対策として、通常より減席し、お客様同士のお席間隔を広くしております。   


第一ホテル東京
<日時> 2021年4月25日(日) ディナー 18:15~19:30/ショー 19:30~20:30
     2021年4月26日(月) ランチ 12:30~13:45/ショー 13:45~14:45
                 ディナー 18:15~19:30/ショー 19:30~20:30
<場所> 5階「ラ・ローズ」 <料金> 28,000円(税サ込)
※感染予防対策として、通常より減席し、お客様同士のお席間隔を広くしております。


これまで、トップ娘役のミュージック・サロンは、すべて退団前のイベントとなっていた。退団予定が覆ったと言われている月組の愛希れいかは、ミュージックサロンではなく、ミュージック・パフォーマンスというタイトルでいわゆるディナーショーを行った。なので、ミュージック・サロンという名前なのは、退団を思わせるが…どうなのだろう[exclamation&question]MS開催を喜ぶより、ちょっと心配になったニュースだった。


ともかく、春の宙組は3つに分かれての公演になるようだ。


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ミュージカル刀剣乱舞「幕末天狼傳2020」ライブビューイング参加! [┣2.5次元系舞台]

10月に上演された「髭切膝丸 双騎出陣 2020 ~SOGA~」に続き、「幕末天狼傳 2020」のライブビューイングを見ることになった。前回に引き続き、映画館は1席おきの配席なので、周囲を気にせず、作品に没頭できた。既に5年目を迎える「ミュージカル刀剣乱舞」シリーズ。まだまだ半年程度の新人審神者なので、こういう情勢でなかったら、参戦は考えなかったかもしれない。
(「舞台刀剣乱舞」に対しては、そんなことを考えたりしなかったので、第2部にショーが付いていることのハードルは、かなりあるのかも…。もちろん、今回も、「ジャージーボーイズ・イン・コンサート」の時に購入したペンライトは持って来なかった[バッド(下向き矢印)]まだ無理です…[爆弾]


さて、今回の作品は、「幕末天狼傳」。2016年に上演されたシリーズ2作目をブラッシュアップして、4年ぶりの上演となった。新選組のメインキャラクターである、近藤勇、土方歳三、沖田総司にゆかりのある、加州清光(佐藤流司)、大和守安定(鳥越裕貴)、和泉守兼定(有澤樟太郎)、堀川国広(阪本奨悟)、長曽祢虎徹(伊万里有)に加え、蜂須賀虎徹(高橋健介)が部隊長を務め、幕末に出陣する。そこでは、時間遡行軍が幕末の歴史を改変しようと待ち構えていた。
タイトルの「幕末天狼傳」、天狼はシリウスのことで太陽の次に明るい星だという説明がある。新選組は、「壬生の狼」と呼ばれていたから、夜空の天狼星を見る場面があったりするのは、すんなりと受け入れられる。
が、タイトルそのものは、かの「幕末太陽傳」を念頭に置いて付けられたのかな、と思った。「伝」じゃなく、「傳」の文字を使っているし…。こういう拘り、好き[黒ハート]
歴史上の人物は、近藤勇(小柳心)、土方歳三(高木トモユキ)、沖田総司(定本楓馬)が登場する。蜂須賀以外の五振りは、自身の前の持ち主に出会うことになるわけだ。
大和守安定は、沖田が大量吐血して戦線離脱した「池田屋事件」の時に、沖田のそばにいられなかったこと(沖田は、二振りの刀のうち、加州清光を持って池田屋に向かったらしい。)に、ずっとやり切れない思いを抱いていたらしく、隊を出奔して、新選組に入隊、「オクサワくん」という人物になって沖田の様子をうかがう。
長曽祢は、近藤勇刑死の場面に立ち会うことになってしまう。しかも、そこに時間遡行軍が現れ、近藤の処刑を担当する者たちを斬り殺してしまった。長曽祢は、歴史を守るために、自ら近藤を斬る窮地に陥る。
まったくこの時代に知見がなく、しかも他の五振りが人斬りのための刀だったのに比べ、そういう過去もない蜂須賀は、そんな中で、隊長として戸惑いを感じ、また、虎徹のニセモノであるのに、虎徹を名乗り続ける長曽祢のことも気に入らない。
刀たちの苦悩を描きながら、物語は、新選組のおなじみのストーリーを追っていく。


いや~めっちゃ、面白かったです[黒ハート]
なにしろ、新選組なら、宝塚ファンも詳しいから、ストーリーにも置いて行かれなかったし、キャラクターも、新選組の刀は全員我が本丸にも顕現していて、ゲームでも優先的に使っているので、身近な感じがする。
ショーの方は、さすがに難しい…というか、宝塚の場合、ショーでは、スターが本人として出てくるので(前ものの芝居を引きずらない)、ここでもキャラクターで登場されると、こそばゆいし、「あるじー[るんるん]」とか呼ばれると、下を向きたくなってしまう。この辺は慣れなんだろうな。
しかし、曲が進むにつれて、どんどん脱いでいくのは、なぜなんだろう[exclamation&question]
このスタイルで5年やってきているということは、この脱ぐスタイルが喜ばれているということなのだと思うが、正直、この辺は、謎のままだ。(ゲームでもケガをすると服が破られるが、そういう体ではないもんね…)


まだまだ、勉強が必要らしい…[あせあせ(飛び散る汗)]


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明治座「PSYCHO-PASS-VV2」観劇 [┣2.5次元系舞台]

舞台「PSYCHO-PASSサイコパス VV2」


原作:サイコパス製作委員会
演出:本広克行
脚本・演出補:池田純矢
脚本監修:深見真
音楽:菅野祐悟
アクション監督:奥住英明(T.P.O.office)
美術:石原敬(BLANk R&D INC.)
照明:吉川ひろ子(クリエイティブ・アート・スィンク)
音響:今村太志(サウンドクラフトライブデザイン社)
映像:横山翼、石田肇
衣裳:及川千春(とわづくり)
ヘアメイク:河村陽子
演出助手:荒井遼
舞台監督:岩戸堅一(アートシーン)、久保年末(アートシーン)
宣伝美術:石塚丈仁(Rotterdam's doing.)
宣伝写真:本多大介(エーケーエー)
プロデューサー:千葉悦子(ソニー・ミュージック)、深澤耕輔(ポリゴンマジック)
制作:ソニー・ミュージックエンタテインメント、ポリゴンマジック
主催:舞台「サイコパス2」製作委員会


この作品を知ったのは、今回、脚本と演出補を担当した俳優の池田純矢くん(「ヘッズ・アップ!」でゆうひさんと共演)のツイッターだったと思う。
ちょうど、ツイッターを見た頃は、YouTube上で彼の出演している「ゴーカイジャー」の期間限定配信中で、よしっ[exclamation×2]と応援の気持ちで調べたら、別枠でハマりはじめている「舞台刀剣乱舞」と出演者が、一部かぶっていることが分かり、俄然観に行く気持ちが強まった。


明治座は、一昨年、ゆうひさんが出演した時に通ったが、ものすごい精緻な動く画像の緞帳を持っている。その季節に合った風景の中を文明開化頃の人々が往来していて、雨の日は雨が降っていたり…というこだわり。今回は、緞帳が取っ払われた状態でスタートするのだが、特別自治区NNDで、人々が楽しんでいる状態を開演前にずっと演じ続けられていて、それが明治座の緞帳みたいな雰囲気で、普段の明治座を知らない人には伝わらないかもしれないけど、3D緞帳だわ~[黒ハート]と、始まる前からテンションが上がった。


「サイコパス」については、池田くんのツイッターで知ったくらいなので、これに前作があったことは知らなかった。(2019年に鈴木拡樹主演で上演。今回、主演する和田琢磨は、鈴木演じる九泉の同僚だった。)
今回の作品は、前日譚という位置づけなので、主人公の嘉納納火炉(和田)の同僚たちは、ほぼ悲惨な末路を迎えてしまう。(2019年に上演された「サイコパスVV」には、彼らは居ないわけだから。)
それを観るのはつらかったが、アクションはかっこいい。
刑事課三係のメンバーや、敵方の神宮寺司(荒牧慶彦)、そしてアンサンブルメンバーによる殺陣は、呼吸を忘れるほど。その中で、殺陣だけでなく、キャラクターとしてズシッとかっこよかったのは、藤本隆宏の演じた斎記冬真。(イツキトウマという役名で、メリゴの斎さんを思い出して、ププッとなってしまったが[るんるん]映像出演の山路和弘も素敵[揺れるハート]
こういう脇で支えてくれる人が、ぐっと作品を締めてくれると、面白みが何倍も増すな~と感じる。
もちろん、主演の和田や、ヤバい敵役の荒牧、多和田任益が素敵なのは言うまでもなく。

物語は、ちょっと前にテレビで放映されていた「絶対零度」にも繋がる、“犯罪を起こしそうな人を取り締まる”みたいな話。逮捕して矯正して、矯正しきれなければ逮捕する側に配置する…という設定は、宝塚の「FLYING SAPA」にも近いかな…と思った。
でも、ダメだけどね。犯罪を未然に防ぐために、やりそうな人を捕まえるとか、マジで、ないから[exclamation×2]


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加藤健一事務所「プレッシャー」観劇 [┣演劇]

加藤健一事務所Vol.108
「プレッシャーーノルマンディーの空ー」


作:デイヴィッド・ヘイグ
訳:小田島恒志、小田島則子
演出:鵜山仁
美術:乘峯雅寛
照明:古宮俊昭 
音響:秦 大介
衣裳:加納豊美 
ヘアメイク:馮 啓孝
舞台監督:畑﨑広和


史上最大の作戦、ノルマンディー上陸作戦の秘話といった物語。
タイトルの「プレッシャー」は、主人公のスタッグ博士にかかる重圧と、当日の海洋上の“高気圧(High Prressure)”“低気圧(Low Pressure)”に掛けたものかな。
1944年当時、天候の変わりやすいイギリスで、3日後の天候を当てろと言われているのだから、そりゃ、プレッシャーは、ハンパない。しかも、もし、晴れと予報して嵐だったら、何百万の兵が死ぬかもしれない。いや、それどころではない。失敗したら、もう次はない作戦なのだ。
まさに歴史の転換点と言えるD‐Dayは、どうして6月6日になったのか…その緊迫した3日間の物語[exclamation×2]


という風に思って観ていたら、休憩時間に、後ろの方から、「ノルマンディー上陸って、実際、いつだったんだっけ[exclamation&question]」という声が聞こえてきて、ああ、そこを知らないと、さらに別の楽しみ方になるな~[目]と思った。
ノルマンディー上陸作戦みたいな、当時日本はそれどこじゃなかった時代の物語って、なにかのキッカケがないと、知識が入ってこないことがある。世界史の授業も、だいたい第二次世界大戦に届かないうちに終わってしまうし…[あせあせ(飛び散る汗)]
話は違うけど、BBCの暗号放送の件(今回も出てくるけど…)が、なんの解説もなく「リラの壁の囚人たち」(宝塚)に登場して、それはドラマになんの影響も及ぼさないのだが、知っていれば、そろそろノルマンディー上陸作戦の頃なんだな…と理解できる構造。いろいろな楽しみ方ができる…という意味で、ちょっと思い出した。


イングランドにある連合国遠征本部に、気象学者のスタッグ博士(加藤健一)がやって来たところから、話は始まる。スタッグ博士は、すぐに自分の研究室レベルのものを要求するが、ケイ・サマズビー中尉(加藤忍)は、スタッグがアイゼンハワー大将(原康義)に十分な敬意を払っていないことに、イラッとしている。
スタッグは、海洋上の低気圧、高気圧がどのように移動するかを予想することで、気象予報を行う。が、アイゼンハワー(以下、長いので愛称の“アイク”にします!)が連れてきたクリック大佐(山崎銀之丞)は、過去30年の気象データに基づいた気象予報を行う。そして、二人の意見は真っ二つに分かれてしまう。
スタッグ博士は、決行の日とされた6月5日には嵐が来ると予想し、クリック大佐は快晴だと言う。もし6月5日がダメなら、次の候補日は6月19日、その次はない。ドーバー海峡の6月の天候は不安定で、6月19日の天候が今よりマシだという保証はない。進退窮まった上に、個人的に、妻が出産を控えているという事情もあって、心配性なスタッグ博士は、わやくちゃな状態になっていた。
やがて、ケイや、軍の気象官アンドルー(西尾友樹)が助手となり、スタッグは、5日に嵐が来ることを確信するー


ノルマンディー上陸作戦という世界を揺るがす大作戦の裏側で、スタッグの赤ちゃんがちゃんと生まれるか…とか、ケイとアイクの道ならぬ関係は、アイクが帰国したらどうなるのか…とか、個人の物語も進行していて、結局は人間の話なんだなぁ~。
よくできた芝居で、大満足。
スタッグの予想通り6月5日には嵐がやってくるが、スタッグは、この嵐が6日には晴れることに気がつく。もうひとつの低気圧の進みが止まったからだ。24時間延期された作戦は、こうして「決行」に進むーというドラマチックな展開は、結果を知っていても、面白かった。
この作品にどうしても必要なアイテムに天気図がある。
壁いっぱいに、天気図を広げるシーンは、白い大きな掛け軸状のものを交換し、そこに天気図の映像を投射していくのだが、感染予防の関係で空調を強くしていたせいか、空気の流れで光が揺れて、気が散った。描かれた天気図を使用するのは、難しかったのかな。どうせ架け替えるのだから、アナログなやり方でもよかったのでは[exclamation&question]


私が女性だからか、ケイ・サマズビー中尉の切ない女心に、一番、心惹かれた。
電気工と作戦に関係する大将の役で、元ずうとるびの新井康弘が元気な姿を見せていて、懐かしかった。


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