SSブログ

「時子さんのトキ」配信観劇 [┣演劇]

鈴木拡樹が出演する、ということで興味を持っていた「時子さんのトキ」。
今年は、彼が出る舞台を2本も見損ねていた(コロナめ~[むかっ(怒り)])ので、どうしても観たかったし、実際チケットも少し出ていたのだが、開演時間に間に合うように行って、感染予防のためのあれやこれやをやってチケットを引き換えて…という状況がちょっと無理そうだったので、悩んだあげく、配信での観劇を選んだ。
物語は、離婚してスナックで働いている時子(高橋由美子)を中心に進んでいく。
時子は、数年前に仕事の帰り道に、弾き語りをしている青年、翔真(鈴木拡樹)に出会った。あまりに歌が下手すぎて、逆に印象に残り、(ちなみに、歌声は披露されなかった…)ライブのチラシを受け取った。それを機に、時子は、翔真を応援するようになる。
その応援は、だんだん金銭を伴うものになり…とうとう、あなたは騙されている…と、相談員がやってくる始末[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]離婚して、一人息子とも会えない日々が続き、寂しさを埋めるようにのめり込んだ、翔真を支える生活…それは、相互依存のラビリンスと化していたが、相談員や他にもお金を貸しているというファンの女子、別れた夫、スナックのママなど関係者を巻き込むことによって、時子の望まぬ形で、絶ち切られる。
歌を諦め、田舎に帰った翔真から手紙が届き、借金は少しずつ返済されることになる。そして、時子は、10年ぶりくらいに息子の登喜(トキ・鈴木拡樹=二役)と再会する。時子は、ずっと、離婚する時に、息子が父親を選んだことをトラウマに感じていた。が、それは、息子なりの深慮遠謀だったことを知り、胸のつかえがとれたのだった。


推しを推すことーについて考えさせられる内容だったが、清々しい終わり方で、ホッとする物語だった。
この時期だから、配信というスタイルがあったわけで、それを見ることができて、よかったな~と思う。なにしろ、鈴木拡樹出演作、2本連続見られなかったので…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
いつか、観られますように。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:演劇