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2年越しの「お勢、断行」 [┣大空ゆうひ]

2020年2月に幕が開くはずだった「お勢、断行」の初日がようやく来ました[exclamation×2]


ゆうひさんの演じる奥様「おそのさん」は、じわじわと悪事に加担してしまう、心に闇を抱えた女性で、でも、本当は心優しい人だったんだろうな…。


倉持ワールド、休憩なし2時間、息もつかせぬ贅沢な舞台でした。


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DS「SEIZE THE DAY」(2) [┣大空ゆうひ]

30th Aniversary Specoal Dinner Show
「SEIZE THE DAY」


その1はこちらです。 


4月3日のディナーもご覧ください。


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オリジナルカクテル「With Your Memories...」です。こちらはノンアル。ちょっと薬膳っぽい味わいでした。


手前側、マリネサーモンと帆立貝柱、菜の花のカネロニ仕立て オレンジのソース
奥の透明なカップに入っているのが、根セロリとフロマージュのピュレ オマール海老のルウェル添え


おいしかったです[揺れるハート]お腹がすいていたせいか、夢中で食べてしまいました。


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銀の器に入っているのが、舌平目のクーサンと春キャベツのエチュベ 小海老入りヴェルモットソース
手前側が、牛フィレ肉の南仏風クルート焼きとアスペルジュ・ブランシュ添え


舌平目はあっさり、牛フィレはパン粉で包んで焼いた感じなのかな、ソースがこってりしていて、味わい深かったです。アスペルジュ・ブランシュって、白アスパラのことか…[わーい(嬉しい顔)]大好物なので嬉しかったです。


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お肉の焼き加減も、絶妙だと思いません[exclamation&question]


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2種類のチョコレートのケーキと赤い果実のパルフェグラッセ


パルフェグラッセ、アイスのように冷たいけど、氷菓じゃない…その絶妙で、もっちりした味わいがクセになりそう。2種類のチョコレートケーキは、ホワイトチョコの柔らかい甘さが絶妙。ボリューム高いデザートでした。


さて、音楽学校ではレアキャラ(登校が遅く、下校が早い)だった、ゆうひさんとあさこさんは、スロースターター。真面目だったかしちゃんは、入団後、スター路線へ。「エリザベート」初演でも、新人公演でルドルフ役に選ばれている。(研4の終わり)一方、ゆうひさんは、研いくつか、さえも覚えていなかったが、史上最年長のルドルフだった。(研13の終わり)
そんな二人のルドルフが、あさこシシィの愛をめぐって、真剣に歌う。


貴城けい・大空ゆうひ・瀬奈じゅん 僕はママの鏡だから(「エリザベート」より)


あさこ氏によると、かしちゃんは、あざとかわいいんだとか[あせあせ(飛び散る汗)]
そんなわけで、私が観た2日夜は、ゆうひさんの勝ち(ピュアだったらしい[ぴかぴか(新しい)])、3日夜は、どちらも選べない…ということだった。(二人とも真剣だった[ぴかぴか(新しい)]
その結果、あさこさんが、二人のお誕生日にお揃いのTシャツをプレゼントしてくれることになったらしい。


で、この三人、初舞台の後、組回りで、かしちゃんとゆうひさんは、雪組(「この恋は雲の涯まで」東京公演にも出演し、そのまま、旧大劇場最後の公演「忠臣蔵」に出演)へ、あさこさんは、花組(「スパルタカス」東京公演に出演)へ。かしちゃんとあさこさんは、組回りの組にそのまま配属され、ゆうひさんは月組へ。
そのまま時は流れたが、2004年、宝塚90周年の年に、各組2番手シャッフルという企画によって、当時2番手だったかしちゃんとあさこさんが、ゆうひさんの居た月組に出演することに。
かしちゃんは、星組への特出から月組への連続出演で、名言「不安で死ぬ」が誕生。
みんな、すごいハードスケジュールだった。
そんな中、出演したTCAスペシャルで、この三人が歌った「ディガディガドゥ」。簡単な振りもまともにできずに笑い転げてたあの頃を思い出し、今回の公演で振付を担当している千田真司大先生から、毎公演送られてくる8小節の振付映像を休憩中に覚えて、ぶっつけで踊る間奏場面がある…という企画がすごく面白かった。
特に、ゆうひさんが、マジで頑張ってた[exclamation×2]
たぶん、千田先生、「いいよーやるよー」みたいなノリで引けてると思うんですが、とてもいい仕事されてたということは、特筆しておきたいと思います。


どこまでもトークで盛り上がる三人の上から、すみかちゃんのご丁寧な、ゆうひさん退場を促すアナウンスが入り、また盛り上がる三人。当時の相手役にそれぞれ声のお仕事を頼んだ…と聞いていたけど、三者三様で面白い。すみかちゃんは、ご丁寧なアナウンスで、とっても可愛かったです[黒ハート]が、すみかちゃんのキャラについても、ひとしきりネタになっていた。


ゆうひさんが引っ込んだ後、まだ演じられていなかったかしちゃんとあさこさんのデュエットへ。
二人に共通した役がない…とずっと思っていたけど、実は、アンドレをやっていた…ということを、楽曲が決まった後で思い出したので、アンドレじゃなくて、広げちゃいたいと思います…という前振りで。


貴城けい・瀬奈じゅん 闇が広がる(「エリザベート」より)

素敵でした~[揺れるハート]


そんな二人と入れ替わりに登場したゆうひさん。キャメルカラーのアシンメトリーなオールインワンっぽいパンツの衣装。袖の腕のところに、切込みが入っていて、隙間から腕がのぞくのは、最近のゆうひさんのお気に入りのデザインかも。 手首と足首のところは、絞ってあってスタイルの美しさが際立つ。


大空ゆうひ Life(「THE LAST PARTY」より)


この作品は、ピアノとキーボードだけを使用した舞台だったので、吉田優子先生のピアノで歌えるなら、絶対に歌いたかったと。懐かしかったです。


続いて登場したのはあさこ氏。ベージュのダブルのパンツスーツっぽいけど、袖部分がマントみたいになっている不思議なデザイン。こちらもパンツの丈を少し短くしている。


瀬奈じゅん エル・ヴィエント


トップになって初めてやったDSで、自分のオリジナル曲がほしいと言って書いてもらった曲だそうで。その後、退団公演「Heat on Beat」でも、この曲で全員が踊りまくるシーンがあったから、思い入れの強い曲なんだな…と思う。
「エリザベート」をやって音域が広がったあさこだから歌えるはず…と、優子先生に言っていただいた思い出の曲だそうです。


かしちゃんは、クリーム色のパンツスーツ。インナーや袖がレーシーで綺麗だった。


貴城けい Say I Love You Forever


これは、ヤマハのポプコンで発表された曲だそうで、DSやコンサートで披露した思い入れのある曲とのこと。石田先生がかしちゃんに合うだろうと言って選んでくれたそうで、今や、かしちゃんの持ち歌な感じ。


三人のおしゃべりは、とめどなく、最終日は、終了時間も大幅に超え、私、笑い皺が絶対増えたと思う…[爆弾]


最後に、かしちゃんとあさこさんの持ち歌的な「奇跡」を三人で歌って終了。
最終回では、ここで、各テーブルに置かれていたサイリュームを振って、三人を応援した。


次回は40周年…と盛り上がる三人を前に、生きてその日を迎えられるように、日々精進せねば…と思う私でした。
アンコールは、「フォーエバー宝塚」。懐かしいバンドメンバーさん(ドラム師匠の江森さんとか…)と優子先生に感謝の2晩でした。


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DS「SEIZE THE DAY」(1) [┣大空ゆうひ]

30th Aniversary Specoal Dinner Show
「SEIZE THE DAY」


平成4(1992)年、旧大劇場雪組公演「この恋は雲の涯まで」で初舞台を踏んだ78期生、そのまま芸能界に進んだメンバーは、今年、芸能生活30周年を迎える。30周年だから集まろう[exclamation]と声を掛けたのはゆうひさん。何が起こったんだろう[exclamation&question]
そんな3人のDSに行ってきました。


ディナーショーということは、ディナーがあるということで。
今回も、1卓6名のうち、2名は別会場でディナーを食べて、ショーだけ宝寿にやってくるという、徹底した感染対策。それでもディナーを出してくれる心意気が嬉しい。


こちらは、4月2日のディナー。


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オリジナルカクテル「You Just Know.」です。カルピスっぽい感じ。でもアルコール入りです。


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手前側、子兎の背肉のルーレ シャルトリューズの香り ミモザ風サラダとともに
奥の透明なカップに入っているのが、白アスパラガスのスープと魚介のレタス包み


感染対策で1皿に2品を相盛りするスタイルです。
オードブル、変わった食感だな…と思ったら、兎肉だったんですね[あせあせ(飛び散る汗)]


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銀の器に入っているのが、カサゴとオマール海老のブーリッド トマト風味のトースト添え
手前側が、牛フィレ肉のグリルとマスタードソース じゃがいものグラタンと春野菜添え


銀の器に先っぽが乗ってるのが、トマト風味のトーストで、その下にあるのが、ジャガイモのグラタンに春野菜が乗ったものです。


オマール海老が味がしっかりしていて、歯ごたえも申し分なし。カサゴは上品なお味でした。
お肉もずっしりした重量感のあるもので、じゃがいものグラタンと一緒に食べると、もうお腹いっぱいに…。


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桜のモンブラン 抹茶のフィナンシェ添え


桜のモンブランは、爽やかな味わいで、お腹いっぱいでも、ベツバラにしっかり収まりました。手前左と右奥の苔玉のようなのが、抹茶のフィナンシェです。


ゆっくりと食事を楽しんだ後、DSのスタート。


三人は、黒のタキシードっぽいスタイルで登場。男役のかっこよさも残しつつ、こかにフェミニンな雰囲気を取り入れているのがうまい。瀬奈じゅんは、横に側章を入れているけれども、ピッタリしたストレッチ素材のパンツで、長さもくるぶしより上。女性らしいハイヒールがハッキリ見えるようにしている。大空ゆうひ貴城けいは、胸元のカットが大胆な黒のインナーを身に着け、ネックレスもつけている。大空は、ジャケットの袖を折り返して腕を見せ、貴城は、萌袖気味の袖口からレースが覗いている。
髪型は、瀬奈がオールバックでびっちり固めたストレートヘア、大空がウェービー、貴城がフェミニンなカール。
スイングジャズのBGMに乗って登場し、まずは、それぞれが選んだショーのナンバーからスタート。


瀬奈じゅん ファンシー・ダンス
大空ゆうひ NICE GUY!!
貴城けい ダンシング・フール(「コパカバーナ」より)


それぞれがソロで歌う時は、残りの二人がコーラスをするという、なんか、めちゃくちゃ贅沢…[ぴかぴか(新しい)]
そして、三人が一緒に歌ったのは…


カリビアン・ナイト(「タカラヅカ絢爛II」)


この場面、歌詞を間違えまくって、正しく歌えたのは1回しかなかったとか。
その正しく歌えた回を、さえちゃん(彩輝なおさん)に動画で送付したそうです。


ここでMCがあるか…と思いきや、そのまま、今度はお芝居の歌コーナーへ。
こちらは、一部、デュエットになっている。


瀬奈じゅん・大空ゆうひ 紫に匂う花~恋の歌(「あさねさす紫の花」より)
貴城けい・大空ゆうひ あなたがいるから(「仮面のロマネスク」より)
貴城けい 風雲に生きる(「維新回天・竜馬伝!」より)


「紫に匂う花」の前の詠唱(あかねさす紫野ゆき標野ゆき 野守は見ずや 君が袖振る)は、彩乃かなみ。「風雲に生きる」の前におりょうを演じた紫城るいのセリフも入った。


と、ここまで一気に盛り上がったところで、ようやく三人のトークタイム。
これがめちゃめちゃ長くて面白い。


毎回同じ話が出てくるというわけでもなかったみたいで、フリーダムにランダムに出てくる話がいちいち面白かった。とりあえず、最重要なことは、この三人は30周年だけど、吉田優子先生は40周年[exclamation×2]ということでしょうか。


30周年だから何かやらない[exclamation&question]と声をかけたゆうひさんに、二人が即答して、奇跡的に宝塚ホテルもあいていて、今回のステージが実現したそうで。ゆうひさんが積極的に動くなんて珍しいな…と思うゆうひファンですが、あさちゃん、かしちゃんは、もっと動かないキャラだったらしい。
ゆうひさん、ありがとうございました[ハートたち(複数ハート)]奇跡的に動いてくれて。


ここで歌った曲の解説などもあった。
「ファンシー・ダンス」は、瀬奈さんによると、トップ時代で一番大変なショーだったそうです。短靴でバレエを踊る、ダレン・リー先生振付の場面があったり。(←まったく覚えていないゆうひさん。ダレン振付の場面なんか、絶対出てないと思ってた…と。たしかに「ダル・レークの恋」の時は出てなかったね。)
「NICE GUY!!」は、振付とコーラスが難しい…と、あさ・かしからクレームが入っていた。背中を向けてジャケットを脱ぐ振付が当時入っていたのは、背中のサスペンダー「Y」を見せ、「Yの法則」をアピールしていたという話を最近下級生から聞いたというゆうひさん。私もこれは知らなかった…[あせあせ(飛び散る汗)]
「ダンシング・フール」は、昨年行った東京會舘のDSでわたるさんも歌っていたなーと、思い出した。かしちゃんが主演した博多座公演はゆうひさんも観に行っていて、その時、るいちゃんがめちゃくちゃ綺麗になっていたことを思い出した、と言ってました。愛されると美しくなる娘役の法則[ぴかぴか(新しい)]
「だって、愛し抜いたもん」と言い切るかしちゃん[ぴかぴか(新しい)]
「紫に匂う花~恋の歌」は、2002年の博多座公演で、主題歌的な2曲を合体させるという無茶ぶりをされて、優子先生が編曲したバージョン。(作曲の寺田先生は既に亡くなられていたので。)
あさこ氏は「それ以来ずっとやっていない」と言っていたけど、実は、2018年の博多座(Bパターン)で、復活している。博多座限定楽曲[exclamation&question](中大兄皇子が主役の時にしか出てこない場面ってことかな。)
「仮面のロマネスク」は、かしちゃんが研6で新公初主演した作品。ゆうひさんは退団直前の研20で演じた作品。「私はお手のものだったけど、かしちゃん、初主演でラブシーンとか大変だったでしょ」と言うゆうひさん[わーい(嬉しい顔)]さすが研20の色気がすごかったですよね[揺れるハート]
「維新回天・竜馬伝!」は、冒頭のるいちゃんのセリフが、変わらず、可愛い[揺れるハート]とはしゃぐ三人。「彩乃せんぱいは、彩乃せんぱいだから」と、かなみんへのいじりも欠かさないあさこさん[あせあせ(飛び散る汗)]


そして、この三人のデビュー作である、「この恋は雲の涯まで」を三人で。
最後に「しずかー[exclamation×2]」と絶叫するんだけど、毎回あさこさんしかやらない…[わーい(嬉しい顔)]最終日に「最後くらい、みんなでやろうよー」とあさこさんに強く言われ、ディレイで3人が続けて、しずかーしずかーしずかーになっていたのも可愛かったです。
初舞台のロケットは、銀橋を渡る時に横向きで渡ったので、隣の人の肩に置く手が、ふとした拍子に相手を突いてしまう…みたいなネタや、タイツが左右違う色だったので、反対に履いちゃう人がいたとか、ゆうひさんの化粧前の位置が誰も来なくて差し入れの置いてある場所だったのですごく太った話とか、かし・あさの化粧前は階段上がりのところだったので足音で誰か当ててた話とか、当時の雪組の無礼講デー※の話とか、盛り上がるけど、長くなるので、その辺は別記事で。

※無礼講デー
杜さん時代の雪組では、無礼講デーというのがあって、年功序列の厳しい宝塚にあって、その日だけは、すべての敬語が禁止される[exclamation]研1は、楽屋の電話番という、現在では考えられないお仕事があって、黒電話の前に居て、電話が架かってきたら、本人に取り次ぐ…という…。その時、無礼講デーだったりすると、トップの杜さんに対して、「かりんちょ、電話[exclamation×2]」とか言いに行かなければならない。
当時の楽屋日記で読んだ話だったけど、被害者[exclamation&question]の生の声は初めて聞いた。
決まりだからやるけど、いたたまれなくて、そのあとに「すみません」と謝ったんだとか。


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「マーキュリー・ファー」大千秋楽! [┣大空ゆうひ]

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いつ以来だろう[exclamation&question]
やってまいりました、福岡市民会館[exclamation×2]
(ゆうひさんの公演だと、「TABU」以来なのですが、全ツのメッカなので、それ以外でも来ているかも…[あせあせ(飛び散る汗)]


無事、この地で、「マーキュリー・ファー」全公演が終了いたしました[黒ハート]
福岡市民会館って、ゆるい傾斜で1列目から38列目まで、ずーっと繋がっている構造なんですけど、公演の後、スタオベをしながら、後ろを振り返ると、38列までびっしりとお客さんがいて、お客さんが降ってくるようだな…と思いました[ぴかぴか(新しい)]
舞台のゆうひさんは、姫としてのサングラスを外さない状態だったけど、しっかり見えていたかな[exclamation&question]
嬉しい光景だったと思います。


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ゆうひさんが差し入れたのと同じラーメンをお土産に買いました。


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夜は、コロナ前に一人で「めんたいぴりり」の初日を祝ったお店で。今夜も一人。


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たぶん、頼んだものの8割は同じだった自身がある(笑)


 


 


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「マーキュリー・ファー」開幕 [┣大空ゆうひ]

本日、世田谷パブリックシアターにて、ゆうひさんが出演する舞台「マーキュリー・ファー」が開幕した。


思えば、この劇場に来るのは、2年ぶりになる。2020年2月1日に「メアリ・スチュアート」を観た時、「月末には、ここに、ゆうひさんを観に来るんだな~」と思った。
月末[exclamation&question]
1年11ヶ月後だった。
「メアリ・スチュアート」の頃も、既に新型コロナウィルスは上陸していた。ダイヤモンド・プリンセス号の感染が、対岸の火事のように、話題になっていた時期だ。
未知のウィルスに不安を感じながらも、劇場に通っていた。
でも、まだ、飲み会もあったし、マスクをして…ではあったが、御園座に宝塚を観に行った。
それから一週間もしないうちに、すべてが、中止になった。その中に、ゆうひさんの出演する「お勢、断行」、この世田谷パブリックシアターの公演も含まれていた。
劇場も、映画館も、すべてが閉まった。
忘れていた悪夢を思い出して、怖くなっていた。また、毎日のように、公演中止が報じられ始めていたし。


でも、奇跡的に「マーキュリー・ファー」は、幕が開いた。
そこには、別の意味で地獄が展開されていたけど、舞台の上の地獄なら、いくらでも許容できる、と思った。
(もっとも、ゆうひさんのファンなら、この地獄には耐えられるハズ。だてにあれもこれもそれも観てないもんね…)


どうか、最後まで、無事に走り抜けられますよう…そして、再び、「お勢、断行」で戻ってこれますように。


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2021年の大空ゆうひ [┣大空ゆうひ]

2020年は、公演中止という悲劇に見舞われた一年だったが、2021年は、コロナ禍を縫うように、ゆうひさんは、全国の劇場を駆け抜けた。


1月、舞台『キオスク』に出演。この公演は、兵庫から始まり、東京、そして全国各地を回り、広島で千秋楽。ゆうひさんは、全部で8役以上を演じ、どれもが印象的だった。石丸さち子さんのパワフルな演出を受けて、単役だったら決して回ってこないような色々なキャラクターを演じてくれて、とても楽しかった。


4月、宝塚の「エリザベート」25周年を記念して、ガラコンサートが開催され、ゆうひさんも、アニバーサリーVer.と、月組Ver.に出演。月組Ver.は、瀬奈じゅん様主演だったので、本来ならゆうひさんは呼ばれないパターンなのだが、なぜかルドルフ役で出演。“パリ空”ネタで、あさこさん、きりやんと盛り上がったらしい。仲良きことは…ですね。


7月、「羽世保スウィングボーイズ」で2年ぶりに博多座出演。8月には、新歌舞伎座でも上演。前回(めんたいぴりり)同様、博多華丸さん主演の舞台。ゆうひさんは、華丸さんの別れた奥さんで、現在の羽世保市長。しかし、実は、ナイトクラブの歌手もやっている…というぶっ飛んだ役。楽しそうに演じていて、なによりでした。


また、7月末に「巴里の音楽」というシャンソンなどを歌う舞台に参加。ゆうひさん以外の出演者も多彩で、楽しい時間を過ごした。久々に壮一帆さんと共演できたのも嬉しかった。


9月、日本舞踊と朗読劇のコラボ…という面白い企画舞台「お七」に、八百屋お七の役で出演。16歳といいながら、ものすごく大人びた少女の役だったので、年齢不詳のゆうひさんにピッタリの役だったかも。相手役さん(声優さん)が全部違っていて、それぞれまったく違う演じ方だったのが面白いな…と思った。


10月、4人の女優による「楽屋」に出演。女優Aが保坂知寿さん、Bがゆうひさん、Cが笠松はるさん、Dが磯田美絵さんというキャストで、ガチンコ勝負な舞台を観た印象。ちづさんと共演なんて、もう、わくわくどきどきで、また一緒に出られたらいいなぁ~。


11月、東京會舘で、湖月わたるさんを筆頭に6人の元タカラジェンヌのDS。こちらは、きりやんと共演で、二人で「ニコライとプガチョフ」を歌ってくれたのが、嬉しかった。


12月、芸能生活30周年記念アルバムリリース記念コンサート。
今年は、たくさん歌も聴けた年になった。このコンサートで、そのCDもフライングゲット。しみじみと、大人になったゆうひさんを感じる2021年の年の暮れなのであります。


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東京會舘DS「C'est Fantastique!」その2 [┣大空ゆうひ]

東京會舘100周年記念イベントの始まりとなる、宝塚OGによるディナーショー「C'est Fantastique!~素晴らしき時をあなたと共に~」レポート後半です。前半は、こちらをご覧ください。


「未来へ」を全員で歌い上げた後、司会の竹下典子さんが登場し、トークタイムへ。
東京會舘の思い出というテーマだったが、この6人の中では、フェアウェル会場が東京會舘だったのは、ゆうひさんだけだったみたい。私の中では、贔屓が二人とも東京會舘だったので、思い出は果てしなく…[あせあせ(飛び散る汗)]
それはともかく、出演者の皆様、「思い出」がいつの間にか、食べ物トークになっているのは、さすが、元タカラジェンヌ[わーい(嬉しい顔)]特に、熱くカレーを語る遠野あすかさんには、3年前にも聞いたよね、それ…[爆弾]と、思ったが、出演者の皆様も同じことを思っていたらしい。
(3年前のDSと今回は、きりやんとふうちゃん以外の4人、出演者がかぶっている。)
とはいえ、ゆうひさんも、カレーパンへの愛を語っていたので、結局、みんな大差ないですね。


後半は、ショーのナンバーやミュージカルの楽曲。 


霧矢大夢「運命よ、今夜は女神らしく」(ガイズ&ドールズ)
きりやんの安定した歌声に安心して盛り上がった。最後の、「はーっ」という掛け声もカッコよく、ファンモードまる出しで、熱い拍手を送った。ありがとうございます[黒ハート]


妃海風「はじめての恋」(ガイズ&ドールズ)
この曲は、会場後ろに設えられたステージで披露された。きりやんの歌に呼応するような、愛らしい歌声。途中から、一度引っ込んだきりやんが前方ステージに再登場して、デュエットになるのだが、どっちを観ればいいのー[exclamation&question]と、贅沢な悩みに襲われる時間となった。


遠野あすか「シトラスの風」
白×金銀の衣装に着替え、「シトラスの風」を歌うあすかちゃん。
あすかちゃん達、84期の初舞台作品ですね。


大空ゆうひ「クライマックス」
あすかちゃんの降りたステージに上がって、サヨナラ公演「クライマックス」のテーマ曲を歌うゆうひさん。衣装は、白地に金刺繍がたくさんついた、ふわっとしたセーターに細身の白パンツを合わせ、ちょっとラフな感じ。わりとリズミカルな曲なので、手拍子が入ったのはいいんだけど、東京會舘の縦長のステージだと、前の席と後ろの席では時差があるらしく、残念な手拍子になってしまった。ゆうひさんもちょっと歌いにくそうだった…かも。ごめんね、ゆうひさん[もうやだ~(悲しい顔)]


朝海ひかる「ワンダーランド・タカラヅカ」(ワンダーランド)
ショー作品「ワンダーランド」から、テーマ曲。肩の力が抜けていて、最近のコムちゃんの歌は、とってもいいな…[揺れるハート]と思う。


湖月わたる「ダンシング・フール」(コパカバーナ)
わたるさんも、後ろのステージで歌ったので、時差は発生していたっちゃぁ、いたのだが、そんなの関係ない[exclamation×2]という圧巻のステージングだった。気合いと迫力があれば、時差は超えられるのか…[あせあせ(飛び散る汗)]
わたるさんの衣装は、炎のような赤いスーツ。髪型も含めて、燃える情熱が迸るように感じた。


遠野あすか「忘れましょう」(スカーレット・ピンパーネル)
初演スカピンで、マルグリットを演じたあすかちゃんがいたからこそ、再演、再々演と続いたんだよね~。ママになっても愛らしさは変わらないあすかちゃんでした[黒ハート]


妃海風「私の真の愛」(ファントム)
宝塚の大ファン、娘役大好きなふうちゃんだからこそ、の選曲かな。あんまり、真に迫っていて、「実は演じてません」というのが、にわかに信じられなかった。


霧矢大夢「見果てぬ夢」(ラ・マンチャの男)
赤紫のローブ風ドレスに着替えての歌唱。これは、宝塚作品ではないけど、きりやんも演じたアルドンサという役は、宝塚OGの方が演じることの多い役…ということや、上演されてきた帝劇に近い東京會舘ということで選ばれたのかな[exclamation&question]壮大なこの歌に負けない朗々とした歌声に、再度、惚れた。


大空ゆうひ「ザッツ・ライフ」
ゆうひさん的には、この東京會舘で開催したDS(演出も今回と同じ、中村一徳先生)で歌った曲。バンドさんの目の前で、ノリノリで楽しそうに歌っていたのが印象に残った。


朝海ひかる「蜘蛛女のキス」
同期の安蘭けいが、今上演中のミュージカル作品のナンバーを歌う…というのに、少し驚いた。
ここで、黒いドレスに着替えて登場したが、少しふっくらして、匂うような美女でした[黒ハート]


湖月わたる「ニューヨーク・ニューヨーク」
おなじみの楽曲を堂々と。
2日目の夜は、司会の竹下さんの前で、「わたコム」が、どれだけゴールデンコンビであるか、をアピールするわたるさんの愛と、笑いながら受け止めてるコムちゃんの可愛さ。
この二人は、これから、「イントゥ・ザ・ウッズ」でシンデレラの二人の姉を演じるそうです[黒ハート]


最後に、全員で「心の翼」を歌い、アンコールで「フォーエバー宝塚」を歌って、ショーは終了した。


東京會舘では、1テーブル6名というディスタンスを保ってはいたが、アクリル板もなく、通常の配膳方式を取っていたので、こちらのストレスも少なかった。この形で、DSが成功すれば、今後のよい試金石になると思う。
2日目は、職場からダッシュで向かったため、ハクハクしていて、色々失敗が多く、スープの写真を撮り忘れるなど、DSのディナーをいつも大切にしている私にしては大失敗。
食事は、イメージだけご覧ください。


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もう、クリスマスツリーも飾られてましたね。


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出演:湖月わたる、朝海ひかる、大空ゆうひ、霧矢大夢、遠野あすか、妃海風


構成・演出:中村一徳(宝塚歌劇団)
音楽監督:塩田明弘
編曲:竹内一宏
指揮:田尻真高
舞台監督:中西輝彦
総合司会:竹下典子


演奏:ダット・ミュージック
音響:ジェー・エス・エス
照明:中央舞台サービス
舞台:デエク
設備:電音エンジニアリング
協賛:サントリー酒類株式会社


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東京會舘DS「C'est Fantastique!」 [┣大空ゆうひ]

東京會舘100周年記念イベントの始まりとなる、宝塚OGによるディナーショー「C'est Fantastique!~素晴らしき時をあなたと共に~」を観てきました[黒ハート]


ディナーショーなので、まずは、お食事の紹介から。


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創業100周年カクテルコンテストに出品された「100(One Hundred)」というカクテル。パルフェ・タムールというニオイスミレを使ったリキュールをライムとトニックウォーターで割ったものです。柔らかい甘みでした。


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東京會舘伝統のオマール海老のテリーヌ
まさに、これぞテリーヌというお味でした。


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森の茸入りコンソメスープ
どこまでも澄み切ったコンソメに東京會舘の心意気を感じました。


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国産牛リブロースのローストビーフ、ヨークシャープディング添え
いやー、さすがにでかいでしょ、これ。東京會舘さんの気合いに負けました。


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ガトーショコラとカシスクリームのアクセント
ガトーショコラの深い甘みと、フルーツの酸味が絶妙な一品でした。


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こちらは、ノンアルコールのカクテル、「Anniversary」。金粉が浮いています。スッキリとした味わいでした。


ゆっくりと食事を楽しんだ後、いよいよショーが始まります。


まずは、出演者6人全員で「おゝ宝塚」を高らかに歌い上げます。
ここで、司会の竹下典子さんが登場し、出演者を紹介。湖月わたるさん、朝海ひかるさん、大空ゆうひさん、霧矢大夢さん、遠野あすかさん、妃海風さんという、元トップスター&トップ娘役の面々。元男役さんはパンツスーツ、元娘役さんはピンクのドレスでの登場。皆さん、美しい[ぴかぴか(新しい)]


なんて、思っていたら、いきなり、ゆうひさんからの歌で焦った~[あせあせ(飛び散る汗)]
大空ゆうひ「時の流れの中で」(華やかなりし日々)
久しぶりに、ゆうひさんの超低音ボイスを聴いてドキドキ[揺れるハート]
ゆうひさんは、襟元に紫のアクセントカラーがある黒地のジャケット。袖の肩の部分が立体的な薔薇の花のようなデザイン。ボトムスは、黒のワイドパンツ。髪は、ボブだけど、サイドに少しウェーブがかかっていた。
ただ声が低いだけでなく、後半は、トップ時代の歌い方になっていて、懐かしいやら、ちょっと笑えるやら。これが、男役スイッチってやつなんですかね。


遠野あすか「七つの海七つの空」(エル・アルコンー鷹ー)
あすかちゃんは、ピンクのワンショルダーのドレス。ちょっと緊張してるかな~[exclamation&question](昨年出産されて、今は、ママ業と教えのお仕事が中心とのことなのでね。)あと、キーが娘役のキーなので、少し高かったかもしれない。


二人歌ったところで、竹下さんが入って、ちょっとおしゃべりして、次の曲へ…というスタイルが続く。
ゆうひさんは、この曲を選ぶにあたって、現役時代の自分の曲をiTunesで検索し、その膨大な曲数の中から、選曲したとか。まあ、あんまり、宝塚時代の曲を歌うことは多くないので、どの曲を歌っても、珍しい&懐かしいになったりしますね、ゆうひさんの場合は。


妃海風「ワンダフル・ガイ」(南太平洋)
可愛いぞ、妃海風[黒ハート]ふうちゃんは、ベビーピンクの胸元が深めに開いた、刺繍がいっぱいついたドレスで、髪は、鬘なのかな[exclamation&question]ロングでゆるふわで、もう、お姫様大好きなふうちゃんらしくて、ステキ[かわいい]また、選曲もいいですよね。元気が出ます[るんるん]


霧矢大夢「My Treasure My Adventure」(Misty Station)
きりやんも、サヨナラ作品からの選曲。
これはプロローグで思い入れたっぷりに歌うナンバー。とても懐かしかったです。カゲソロは、ふうちゃんが入れてくれたそうです。しかも、きりやんの少年時代設定だったので、ちゃんとその辺も役作りして歌ってくれたとか。
きりやんは、白いレーシーなジャケットにグレーっぽいパンツを合わせてて、柔らかさもありつつ、カッコいい[ぴかぴか(新しい)]


朝海ひかる「旅立ち」(銀の狼)
全国ツアーで演じた「銀の狼」から、1曲歌ってくれた。コムちゃんは、黒のパンツスーツ。シャツやベルトにキラキラが付いていて、黒だけど華やかな雰囲気。


湖月わたる「世界に求む」(王家に捧ぐ歌)
わたるさんは、大劇場お披露目公演から、大曲を歌ってくれた。
わたるさんの「世界に求む」を聴きながら、トップ娘役がアムネリス役を演じることの意味をあらためて考えた。本当は、アムネリスじゃなきゃ、キムシンの求める世界観には到達しないんじゃないかな。まあ、思想性を弱めるためには、アイーダヒロインの方が都合がいいわけだけど。
やはり、初演は、アテガキなので、特別ですね。
わたるさんは、白のパンツスーツ。現役か[exclamation&question]というくらいカッコいいけど、靴はピンヒールというところが、卒業の証明なのかもしれない。


ここでわたるさんだけ残って、次の曲へ。


湖月・遠野・妃海「エル・アモール」(哀しみのコルドバ)
何度聴いても素晴らしい曲ですね~[るんるん]わたるさん、ナイス選曲です[exclamation×2]


大空・霧矢「ニコライとプガチョフ」(黒い瞳)
ゆうひさんが歌い出した時、叫びそうになりましたよ、私は[ハートたち(複数ハート)]
そして、ゆうひさんが歌っているのに、既にきょろきょろ目が泳いでる私。
ニコライはきりやんが歌うんだよね[exclamation&question][exclamation&question][exclamation&question]と。
そして、二人が並んで歌う姿を観ながら、し…幸せ…倒れそう…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]みたいになってました。
この曲は、ハモる曲ではないのだけど、ユニゾンで歌う二人の声の響きがとても合うのを確認して、最高の幸せを感じた。


朝海・湖月「未来へ」(エクスカリバー)
そっか…宙組発足メンバーかぁ~[るんるん]
最後のところで、全員がわらわらと登場して、みんなで歌うのを聴きながら、そういえば、きりやん以外は、宙組出演経験があるんだなぁ~と思った。時期は大いにズレるけれども。


全員が揃ったところで、トークタイムとなるのだけど、ここからは、別記事にしたいと思います。


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「La Musique De Paris 1930-1970」(2) [┣大空ゆうひ]

「La Musique De Paris 1930‐1970」


ゆうひさんが出演するイイノホールのシャンソンのショーを観てきました。
7月30日から8月1日の3日間行われ、出演者は日替わり。
ゆうひさんは、30日と31日の2日間出演なので、この両日のレポートをしたいと思います。30日のレポートはこちらです。


(2)7月31日公演
主な構成は、30日と一緒。出演者が変わっても曲を変えなかったり、出演者に合わせて曲を入れ替えたり、そういう構成の妙は、両方参加したからわかる部分…かな。
最初に登場したのは、壮一帆「さくらんぼの実るころ」を、温かい声で熱唱。ブルーの目が覚めるようなドレスで、メイクはあっさり。
続いて、嵯峨美子が登場、「聞かせてよ愛の言葉を」をしっとりと。フランス語で歌うパートがあって、それが、すごく色っぽい[キスマーク]
続いて、萬あきらが登場、「バラ色の人生」を、アレンジたっぷりに聴かせてくれた。
ふたたび、が登場して、「ラストダンスは私に」。可愛い~[かわいい]


大空ゆうひは、昨日と同じ、白いブラウスと黒のパンツで、「愛の幕切れ」。ダンサーは、美翔かずき千葉さなえ(涼瀬みうと)の同期コンビ。わざわざ、昨日とメンバーを入れ替えてくれたんだ[ひらめき]途中で、千葉が引っ込んで、美翔のソロダンスで終わるところもかっこよかった[ぴかぴか(新しい)]
続く「あきれたあんた」は、ゆうひさん一人で、幸薄く微笑みながら。似合う~[るんるん]


続いて、真琴つばさで、「もしもあなたに逢えずにいたら」と、「ブルースを唄う女」。ここで、バンドメンバーのご紹介もあった。マミさんが出演されると、MC的なことは、全部マミさんがやってくれるから、安心だな~[るんるん]なんて思いながら観てました。


宝塚のシャンソンコーナーは、以下の通り。
成瀬こうき「夜霧のモンマルトル」
美翔かずき「黒きばら」
壮一帆「悲しみのソナタ」

成瀬こうき「雨の凱旋門」
大空ゆうひ「メモアール・ド・パリ」
真琴つばさ「ジュテーム」
なるちゃん(成瀬)の「…モンマルトル」見事でした[exclamation×2]
えりたん()が、作品名と曲のタイトルがごっちゃになってしまったらしく、ここであらためて、作品名が「パリ、それは悲しみのソナタ」(1986)で主題歌が「悲しみのソナタ」だと、説明してくれた。ちなみに、植田先生の作品らしいですよ。「メモアール・ド・パリ」(1986)と同じ年に上演されたんですね[ひらめき]
なるちゃんが、「雨の凱旋門」作曲の寺田先生にまつわるお話を聞かせてくれて、その頃の当事者のお話が聞けてじーんとした[もうやだ~(悲しい顔)]
「凱旋門」初演で毎日歌稽古に来てくれた寺田先生、「また明日」とおっしゃってお帰りになる途中、事故に遭われて亡くなった。人の生死を深く考える作品だったので、さらに色々なことを深く考えることになったそうです。
さて、宝塚メンバーが揃ったところで、MC回す係をやれ[爆弾]と、マミさんからの無茶振りがあり…ゆうひさんが、しどろもどろになりながら、がんばっている姿が、微笑ましかったです[黒ハート]
昨日も観た私からすると、次は、あの曲だから…どんな風に話を持っていくのかな[exclamation&question]と思っていたら、なんと、今回は「CAN CAN」(1996)初舞台の方がいるじゃありませんか[exclamation×2](=82期・壮一帆
あの頃は可愛かった…とか、えりたんを煽るゆうひさん。えりたんも少し交戦体制になりかけたところで、マミさんが話を変えたため、えりたんは発言することもなく、おとなしく「I LOVE PARIS」で幕が下りた。
たぶん、MC回すならえりたんの方が適任だと思うが、そろそろこういうこともやらなきゃダメだよという、マミさんの温かいお心だと思い、必死なゆうひさんを楽しく眺め、上級生の前で、ちょっとおとなしいえりたんを可愛いな~と思う場面だった。


2幕、幕が上がると、街灯とベンチという小道具は、前日の通り。座っていたのは、成瀬こうき
「ひとり星の上で」「愛遥かに」を歌ってくれた。「ひとり星の上で」は、最近では「エクレール・ブリアン」(2019・星組)で、「愛遥かに」は、「シャルム!」(2019・花組)で使用されている。宝塚ファンにも耳馴染みのよい曲を紹介していただけるのは、嬉しい。とはいえ、「愛遥かに」の方は、カンツォーネらしいですが。
次に登場したのは、壮一帆「哀しみのベニス」「枯葉に寄せて」どちらも、私は初めて聴く曲だった。「枯葉に寄せて」は、最後に「枯葉」のフレーズが演奏され、より、雰囲気が伝わった。
ここで、由美かおるがアコーディオンを抱えて登場。「水戸黄門」のドラマが終わった後、なんと、アコーディオンを習い始めたそうだ。アコーディオンって、右手でメロディーを弾き、左手で伴奏のボタンを押す…めっちゃ難しそうな気がするのですが…[あせあせ(飛び散る汗)]しかも、弾き語りで、「パリの空の下セーヌは流れる」を歌う…って[あせあせ(飛び散る汗)]ドキドキしながら見守ったけど、素晴らしかったです[黒ハート]そして、37年ぶりにCDアルバムを出した中の1曲、「すべてにメルシィ」も披露。真っ赤なドレスと、いつまでもスタイルの変わらない美貌[ぴかぴか(新しい)]さすがです。
続いて、萬あきらが登場、「貴婦人」を披露。さん、ここで、少しMCも入れていた。退団される時、ディナーショーを聴きに行ったのですが、相変わらず、ステキな歌声でした[かわいい]
続いて、嵯峨美子が、「ボン・ボヤージュ」を。これは、前日は、渡辺えりが歌った曲。歌う人によって、全然印象が違うな…と思う。恋人が自分と別れて別の女のもとに行くのを波止場で見送るという、日本だったら、めちゃくちゃ修羅場の場面を歌った曲。慈愛と惜別の情が胸に迫った。もう一曲は、「生きる時代」。これは、すごい楽曲[ひらめき]人生応援歌というか、レジスタンスのテーマというか…静かな歌声の中の強さを感じる曲だった。


ここで、大空ゆうひが登場。
衣装は、こちらも前日と同じ。楽曲も「スカーフ」「わが麗しき恋物語」
すべて同じなのに、この日の昼間、「#これで恋ができるなら」で、恋人に死に別れる女の子の姿を観たばかりだったから、ものすごく感情移入してしまって、涙が溢れた。聴く側のスタンスで、どんなにでも深く伝わるものだな~と、あらためてシャンソンの魅力に気づいた。


最後は、真琴つばさが、「アメリカ人になりたい」と、「歌い続けて」を披露。こちらも前日と同じラインアップ。どこまでもかっこいいマミさんでした[exclamation×2]


ラストは、出演者全員登場となったが、マミさんが、MCでいろいろやらかしたらしく、(名前間違いとか[exclamation&question])平謝りしながら、笑いをとっていくスタイルに、和みつつのお別れとなった。
3日間だけのイベントだけど、とても贅沢な、心のオアシスになるような、ステキな舞台だった。


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「La Musique De Paris 1930-1970」(1) [┣大空ゆうひ]

「La Musique De Paris 1930‐1970」


ゆうひさんが出演するイイノホールのシャンソンのショーを観てきました。
7月30日から8月1日の3日間行われ、出演者は日替わり。
ゆうひさんは、30日と31日の2日間出演なので、この両日のレポートをしたいと思います。


(1)7月30日公演
幕が上がると、左からピアノ、ウッドベース、パーカッション、アコーディオン、サックスという編成のバンド。
サックスを入れたアレンジというのが、ちょっと変わっていて面白い。
今回の公演で取り上げる音楽についての簡単な解説がところどころ、真琴つばさの解説(声だけ)で挿入される。
そして、まず、姿月あさとが登場し、「La Mer」を歌い、ステージは始まった。姿月は、続いて、「私は待つ」も。
続いて、上野よう子が登場、「最後のワルツ」を。光沢のある白の清楚なドレス…と思いきや、スリットがかなり深かった…[揺れるハート]声が可愛らしいですね。
続いて登場したのは、全身スパンコールのドレスを身にまとった、渡辺えり。こ、このイントロは…「群衆」[exclamation×2]
「群衆」はゆうひさんのレパートリーにもあるのだ[ひらめき]なので、あ、今日は、ゆうひさんの「群衆」はないんだ…[バッド(下向き矢印)]と思ってしまうのは、ファンとして仕方のないところ…[ふらふら]
やはり、女優さんは、こういうドラマチックな歌が似合うわね~[黒ハート]踊りながら、熱く歌ってくれた。声量があって、プロのオペラ歌手のよう…[exclamation]
次に夏樹陽子が登場、「サンジャンの私の恋人」を。アシンメトリーなドレスが、ハッとする美しさ。お変わりなく美しい…[ぴかぴか(新しい)]歌手活動をされていたことは、知らなかったが本格的な歌声[exclamation]続いて、「アマリア」


私の中のシャンソン脳が十分に温まったところで、大空ゆうひ登場。白いブラウスを黒のパンツにイン。長袖のブラウスの両袖が肩からざっくり切れていて、腕がまる見え[ぴかぴか(新しい)]パンツには、ラインストーンのサシュを垂らしていて…か…かっこいい[黒ハート][黒ハート][黒ハート][黒ハート][黒ハート]
最初の曲は、「愛の幕切れ」かっこいい~[ぴかぴか(新しい)]
ダンサーで、真波そら千葉さなえ(涼瀬みうと)が参加してくれている。こちらもキレッキレ[ぴかぴか(新しい)]
そして、「あきれたあんた」慈愛の眼差しで歌う姿が…眼福です[揺れるハート]でも、これ、“だメンズ・ウォーカー”気質(ダメ男を渡り歩いてしまう女)の歌なので、感情移入し過ぎはヤバいですよ[ひらめき]


そして、真琴つばさ[exclamation×2]
ドレス姿で、「もしもあなたに逢えずにいたら」をしっとりと。この歌も、ゆうひさん、歌ったことありましたね~[わーい(嬉しい顔)]マミさん(真琴)は、ドラマチックに歌い上げていて、歌手によって、いろんな歌い方があるな~[るんるん]と思う。続いて、「ブルースを唄う女」。いや、もう、マミさんの世界に会場が染まる[exclamation×2]ゆうひさんも…話は、もういらないですね[あせあせ(飛び散る汗)]


シャンソンが海を渡り、日本にやってきて、宝塚少女歌劇でも歌われるようになり、やがて、日本発のシャンソンが作られるようになった。そんな、宝塚のシャンソン特集。
姿月あさと「夜霧のモンマルトル」
美翔かずき「黒きばら」
大空ゆうひ「メモアール・ド・パリ」
真琴つばさ「ジュテーム」
ずんこさん(姿月)がシャンソンを歌っている時、初めてこの人の歌声に顎が落ちたのは、「夜霧のモンマルトル」(「TAKARAZUKA・オーレ」(1994))のソロだったな…と思い出していたので、この再現は、とても嬉しかった。
みっしょん(美翔)の「黒きばら」は、宝塚発ではなく、原曲があるらしい。私は、宝塚復帰した「ベルサイユのばらーフェルゼンとアントワネット編ー」(東京公演・1990)で聴いたのが最初かな。
「メモアール・ド・パリ」(1986)は、小原先生のショーで、泥棒紳士(パッツィの館)の場面があった…と言えば、最近のファンでもわかるかも…。マミさん、「出演してました[exclamation]」と。
「ジュテーム」(1984)は、岡田先生のロマンチック・レビューの1作品。1985年初舞台のマミさんは、この作品には「出てませんでした[exclamation]だそうです。


1部のラストは、宝塚出身者だけが登壇し、あらためて、挨拶。
出演者のうち、真琴・姿月・大空・美翔が月組経験者。全員と接点あるのは、ゆうひさんだけ…ですね。
真琴・姿月・大空の3人が一緒の舞台に立っていたのは、1993年「花扇抄/ミリオン・ドリームズ」から、1997年「EL DORADO」大劇場公演まで、4年半くらいかな[exclamation&question]その中で、パリに関係ある作品ということで、「CAN CAN」(1996)より、「I LOVE PARIS」を全員で歌って、幕が下りた。


2幕、幕が上がると、街頭とベンチという小道具が置かれ、ベンチに座った姿月「約束の花束」からのスタート。作詞・秋元康のオリジナル曲だそうです。続いて「想いが届く日」
次に登場したのは、白いドレス姿の渡辺えり「ラヴイアンローズ」を熱唱。そして、「ボン・ボヤージュ」。ドラマチックな曲ですね。シャンソンが女優さんに合うのは、そのドラマ性なんでしょうね。
ここで、高岡早紀が登場。渡辺とは、30年来の親交があるとのことで、しばらく二人のゆるいトークが続く。そして、高岡が残って「男と女」[るんるん]ダバダバダ[るんるん]ってやつですね。高岡といえば、女優だと思っていたら、意外にもデビューはアイドル歌手だったとか。続いて、そんな歌手時代の曲から、「セザンヌ美術館」。セザンヌといえば、フランスの画家なので、テーマから逸脱していないということかな。作詞:安井かずみ、作曲:加藤和彦…時代を感じますね。
この辺の記憶が曖昧なのですが、夏樹陽子が、パンツ系の衣装で登場、愛しているから、別れるより、殺してしまう…的なドラマチックな歌を歌って、客席がおおおーーーっとなったハズ。曲は、「霧笛」かな。あと、上野よう子が登場して1曲。赤いドレスが綺麗。すみません[あせあせ(飛び散る汗)]曲名をメモし忘れました。


ここで、大空ゆうひが登場。
柄もののノースリーブドレス。襟元に幾重にも模造真珠がネックレス状に配置され、その途切れ目のところから、アメリカンスリーブの斜めのラインに繋がる…という、ゆうひさんにピッタリのデザイン。スカート部分は広がりが少なく、シックなデザイン。腕のバングルがキラキラしてて美しい。
幼少のみぎり、大空家では、金子由香利さんのシャンソンのレコードが流れ、お母様は月に一度、いそいそと銀巴里に出かけたという…その頃の、ゆうひ少女は、シャンソンの魅力がわからなかったらしい。「スカーフ」は、シャンソンの魅力に気づいた、今の大空ゆうひが確立させた世界観だった。囁くような歌い方が、板についてきたな~[黒ハート]と思う。
続いて、「わが麗しき恋物語」。一人の生意気な美少女が、恋をして、結婚をして(たぶん)、人生の機微も味わって、でも、5年半の後に、パートナーが病に倒れ、亡くなってしまう…そんなドラマチックな人生を「人生ってなんて〇〇」という総括をしながら進めていく。第1部で歌った「あきれたあんた」もひとつの恋の始まりから終わりまでを歌った楽曲だったが、こちらの方が、もっと長いスパンの物語で、若い人が歌うのは、ちょっと違う曲。楽曲のドラマを歌い上げるというよりは、淡々と歌語りしていくのがステキ[揺れるハート]


そしてオオトリに登場は、真琴つばさ。ショッキングピンクのパンツスーツに、ピンクの羽ショール。こんなスタイルが今も似合うっていうのが、素晴らしい。「アメリカ人になりたい」で、客席をぐっと掴み、最後のナンバー、「歌い続けて」に繋いだ。どこまでもかっこいい、マミさんでした[黒ハート]


ラストは、出演者全員登場。
渡辺えりさん、夏樹陽子さん、高岡早紀さんが一堂に会するって、すごい贅沢[ぴかぴか(新しい)]そこに、元タカラジェンヌのトップスター3人も入って…ですもんね。真夏の夜を満喫しました[黒ハート]


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