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「エリザベートTAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラコンサート」ゆうひさん楽 [┣大空ゆうひ]

「エリザベートTAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラコンサート」25アニヴァーサリー版、ゆうひさんが出演する最後の回となる、26日夜公演、観劇してきました[exclamation×2]緊急事態宣言が出て、会場のヒカリエ自体は休業しているのに、シアターオーブだけが営業している…という異常事態。でも、幕が開けば、そこは、ただ、ひたすらにエリザベートの世界。


この日の冒頭のルキーニは、霧矢大夢。ショーアップされた空気を最初からまとっている。
蘇った死者たちは、フランツ=初風緑、ルドルフ=朝海ひかる、子ルドルフ=初嶺まよ、ゾフィー=出雲綾、マックス=越乃リュウ、ルドヴィカ=愛純もえり、エルマー=麻尋えりか
ここまででも、W以上のキャストは全員、17日のキャストと違っていて、アニヴァーサリーしか観ていない観客(私のような…)も楽しめる設計になっていることがわかる。
トート閣下は、この日の全員だけど、メンバーは少ない(麻路さき、姿月あさと、彩輝なお)。三人でも、超豪華です[ぴかぴか(新しい)]
最初に登場するシシィは、蘭乃はな。梅芸の初日と同じ、蘭乃越乃の父子。らんちゃんが、組子になった時から、ずっと見守ってくれた大先輩だし、ナホ氏が管理職になる道程を見守ってくれた組子でもあるんだな…などと懐かしく思い出す。なにより、ハリラバを見守ってくれた二人であるし。
らんちゃんは、家庭教師(菜那くらら)をコチョコチョするいたずらを見せる。とにかく芝居心たっぷりなシシィで、おウタが多少アレなのは、気にならない感じ。
綱渡りから落下した蘭乃シシィを迎えてくれたのは、彩輝トート。2006年初舞台の蘭乃と、2005年に退団した彩輝は、まったくかぶっていないが、同じ月組の先輩後輩でもあるんだな。
謁見の場面まで、初風がフランツを務める。リヒテンシュタインは、芽吹幸奈。ここも17日とは逆のキャスト。
バートイシュルから、北翔海莉がフランツ役。
すべての不幸から、マックスが悠真倫に。蘭乃北翔は、「暁のローマ」(東京)でギリ共演している関係か…。初組子と、既にオクタヴィアヌスの大役を演じているスターの関係ではあるけど。
「最後のダンス」は、彩輝が歌った。ショートヘアをラフに立ち上げて、ラメで仕上げたロックスターのようないで立ちで、ハスキーな声がかっこいい。
翌朝から、エリザベートは、白羽ゆりに。彼女が助けを求めるフランツは彩吹真央
白羽のシシィは、年齢を重ねた分、たおやかさが増しているが、「私だけに」の歌唱は、気迫がすごかった。高音も見事で、姫役者健在[かわいい]だな~と再認識。
ハンガリーで闇を広げるトート閣下は、麻路。カフェからミルクまで、麻路を中心に熱く進む舞台。
そして、扉の前に佇むフランツは、和央ようか。バツグンのスタイルと長髪が美しい。「小さな子を鞭で打つの」と聞いた瞬間、安心したように「しきたりだ」と歌う姿に、フランツもそうして育ったのね…と同情してしまうような、細かい演技。現役の時もそうだったのかな。なにしろ、あの東京公演は、チケ難で、一度しか観ていない。
一幕ラストは、麻路トート、白羽シシィ、和央フランツで終わる。コンサートだが、見た目も美しい。


エリザベートガラコン.jpg


休憩中に、外の景色を撮ってみた。
風景は、緊急事態宣言など知らぬげに、どこまでも美しい夕焼け。渋谷の街は、美しく躍動しているように見える。


ACT2のルキーニは、湖月わたる。スタイル抜群で、動きも声も現役そのまま。ふだんは女優さんなのに…なにか、違うスイッチが存在しているのだろうか。
ハンガリーでの戴冠式。ここから、エリザベートは大鳥れい。「私が踊る時」から、トートは、姿月あさとへ。
「ママどこ」を歌う子ルドは、月影瞳。とうこさんも素晴らしかったけど、ぐんちゃんの子ルドも透明な美しい声。
そしてゾフィーは純矢ちとせに。マダム・ヴォルフは、嘉月絵理湖月とは、同期生だ[exclamation×2]平成元年初舞台生の二人が、令和三年に「マダム・ヴォルフのコレクション」をデュエットするって、なんかすごい胸アツ[揺れるハート]
体操の間から、リヒテンシュタインは、紫城るい。ドクトル・ゼーブルガー、実はトート閣下は、彩輝が再登板。
「いつになったら…」の子ルドは、望月理世、フランツは霧矢に。
病院に訪問するエリザベートは、白城あやか。ここから、最後までシシィを演じる。
成長したルドルフは、朝海。ルドルフと闇を広げるのは、姿月トート。伝説の98年宙組の、それも大劇場公演だけの「闇・広」再現。私は東京公演しか観ていないので、20数年めにして初めての姿月&朝海ペアだった。いいものを見た[黒ハート]
ツェップスたちのところへ行くところで、ルドルフは、大空ゆうひへ。


[るんるん]ハプスブルクの崩壊防ぐため[るんるん]と高音で歌い始めるこの場面が好きなので、ちょっと嬉しい。セリフもあるし。ゆうひさんのセリフ、噛みしめてみる。
自然だけど、ちゃんと男性がしゃべってるように聞こえる。素敵だな、あらためて、声好きだ[黒ハート]


ここに、白城エリザが帰ってくるのだけど、それを迎えるのは、えまおゆうのルドルフ。
そして、トートも麻路へ。
「夜のボート」では、稔幸がフランツ。ここから最後まで、星組トリオがコンサートを動かす。


ちなみに、ゆうひさんは、「すべての証言」にも登場してくれた。ここで子ルドは、初嶺まよが歌っていた。
ゆうひさんの出演は、大阪・東京で全5回。すべて観ることは叶わなかったが、自分的には、堪能できたと思っている。30周年も無事開催されますように。それまでに、また1回くらいは宝塚でも上演されるんだろうな。さて、どこの組だろう[exclamation&question]


そうそう、これがアニヴァーサリー版の最終公演だったため、ゆうひさん含め、8名の出演者が千穐楽を迎えた。特別に、8名からのご挨拶も聞くことができ、満足。ゆうひさんは、またまた、きりやんとお隣同士で、若干、距離が近めになっている辺り、今回も、とても可愛かったです。ご挨拶も、突然振られたわりに整っていて、さすが…と思った。(外部の時はわりとぐずぐずなのに…)


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「エリザベートTAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラコンサート」東京初日 [┣大空ゆうひ]

「エリザベートTAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラコンサート」
25アニヴァーサリー版、東京初日、観劇してきました[exclamation×2]


エリザ25‐1.jpg冒頭のルキーニは、宇月颯。現役ですよね、本公演で演ってますよね…というくらいハマっている。
蘇った死者たちは、フランツ=和央ようか、ルドルフ=えまおゆう、子ルドルフ=望月理世、ゾフィー=純矢ちとせ、マックス=悠真倫、ルドヴィカ=愛純もえり、エルマー=麻尋えりか
そして、トート閣下は、全員(麻路さき、姿月あさと、彩輝なお、春野寿美礼、水夏希)が登場。これは、20周年の時もそうだったけど、本当に圧巻。
冒頭の場面が終わり、登場したシシィは、実咲凜音。おしゃまなシシィ。家庭教師役は、菜那くらら
ヘレネは、琴音和葉。親戚たちは、天真みちる、咲希あかね、大月さゆ、玲実くれあ…辺りは覚えているけど…[あせあせ(飛び散る汗)]
そして、登場したトート閣下は、姿月姿月実咲って、時代を超越した(15年くらい[exclamation&question]宙組トップとトップ娘役なのね。
謁見する皇帝陛下は、霧矢大夢。リヒテンシュタインとして、紫城るいが控えている。霧矢がフランツを演じた時には、既に紫城は退団しているので、こちらも、時代を超越した(こちらは4年)共演。シュヴァルツェンヴェルク=貴澄隼人、グリュンネ=扇けい、ラウシャー大司教=綾月せり、ケンペン=美翔かずき、ヒューブナー=如月蓮、ひとりの母親=花陽みく
バートイシュルからは、彩吹真央が皇帝になる。ということは、きりやん、みりおんエリザを見ていないのね[あせあせ(飛び散る汗)]
結婚式ですべての不幸を始めるトート閣下は、春野。ここから、マックスが越乃リュウになる。結婚式では、実咲は白いドレスの上に、レースの提灯袖を付けて花嫁姿を表現。
春野のトートは、「最後のダンス」を見事に歌いきり、踵を返すところから、すっかり現役に戻っていた。立ち去る姿のカッコよさ[黒ハート]
翌朝になると、エリザベートは、愛希れいかに、フランツは和央になっている。ゾフィーが純矢、リヒテンシュタインが紫城なので、愛希と三人並んで、元男役の転向組美女たち。
愛希の「私だけに」は、もはや芸術[ぴかぴか(新しい)]
皇帝夫婦がハンガリーに向かうと、そこには、エルマー=麻尋、シュテファン=煌海ルイセ、ジュラ=蒼矢朋季が落ち込んでいる。彼らに手を差し伸べて闇を広げるのは、彩輝トート。そして、カフェでツェップス=天真に出会い、このメンバーで、ミルクまで一気に駆け抜ける。
革命の機運が一気に高まって疲弊したフランツは、稔幸。ここまで、エリザベートはちゃぴが務め切った。なんと、1幕エリザは、95期コンビで通したかっ[exclamation×2]


エリザ25‐2.jpgACT2のルキーニは、霧矢霧矢は、瀬奈じゅんの後任トップだったが、持ち味は全然違っている。…と思っていたが、ここのショーアップの雰囲気は、大阪で観た瀬奈を思い出した。ショーアップの押し出しが、花組流ということなのだろうか。
ハンガリーでの戴冠式。エリザベートは蘭乃はな、フランツは北翔海莉。この二人は、2014年花組公演で実際に組んでいた皇帝夫妻。エーアンの歌手は、扇けい。戴冠式を終えたエリザベートと「私が踊る時」をデュエットするトートは、水夏希。らんちゃんが、この同窓会的な公演の中で、一人、新しいエリザベート像を模索しているようで、ちょっと面白い。お歌は、やっぱりらんちゃんなのですが、その心意気が素敵[黒ハート]
宮廷に寄りつかない母親を慕う子ルドは、安蘭けい。ほんと、もう、子役にしか見えない。とうこさん、ブラボー[ぴかぴか(新しい)]透明な美声がたまらない。そんなルドルフに忍び寄るのは、姿月トート。歌ウマ二人のつかの間のデュエット。現れる重臣たちに蹴りを入れる安蘭も可愛い[かわいい]
ここから、ゾフィーは出雲綾。マダム・ヴォルフは、嘉月絵理霧矢との「マダム・ヴォルフのコレクション」は、グルーヴ感がすごい。
体操の間から、リヒテンシュタインは、芽吹幸奈に。蘭乃エリザに合わせて、2014年のキャストに交代した感じ。そこへ現れるのは、ドクトル・ゼーブルガーこと春野トート。時代を超越した(12年…一回りですね[exclamation]花組トップとトップ娘役[exclamation×2]夫の浮気写真を見せられたらんちゃんエリザは、ここで、笑い出す。その神経質な笑いに、一瞬、ここがガラコンであることを忘れそうになった。
「いつになったら…」から、子ルドは、月影瞳。ダンスが可愛い。
病院に訪問するエリザベートは、大鳥れい。ヴィンディッシュ嬢は、玲実が演じる。オペラグラスをのぞいたら、玲実、涙を流していた。ガラコンなのに、みんな真剣勝負しているんだ[exclamation×2]
成長したルドルフは、彩吹真央。ルドルフと闇を広げるのは、トート。彩吹は、雪組でトップと2番手として組んでいたが、がトートを演じた時は、彩吹は、フランツ役だったので、二人の「闇が広がる」は貴重。闇・広の後、ツェップスたちと打ち合わせるルドルフは、えまお。細かく刻んできますね。そして、蜂起が失敗し、落胆したところから、ルドルフは大空ゆうひへ。


帰ってきた大鳥エリザに対し、パパにとりなしてほしいと頼むルドルフ。その悲痛な歌声は、あの頃のままのようであり、やはり、もう男役ではない雰囲気もあり…でも、痛々しさは、あの頃のままだなーと感じた。


こうして、ふらふらとステージ上の段を登っていくと、そこに麻路さきトートが待っている。暗転して、ゆうひルドルフは去る。泣きながら現れたのは、白城あやかエリザベート。あやか様がゆうひさんルドルフの死を悼んでくれているのが、なんとも嬉しかった[黒ハート]
「夜のボート」は、白城に対して、初風緑のフランツ。白城は、1996年のエリザベートで、初風は2005年のフランツだから…特に接点は…って、同期じゃんっ[exclamation×2]しかも、花組育ちの同期生コンビ。おお、これは、貴重はデュエット[ひらめき]


ゆうひさんは、「すべての証言」にも登場。これは、そこまで予想していなかったので、ラッキー[るんるん]
たぶん、ここで、子ルドは、初嶺まよが歌っていたのではないかと思うが、すみません…ゆうひさん、ガン見だったので、気づいてませんでした[あせあせ(飛び散る汗)]
昇天は、麻路白城の1996年星組コンビ。25年の時を超えて、懐かしい場面を見せていただきました[ぴかぴか(新しい)]


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「エリザベートTAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラコンサート」大阪公演 [┣大空ゆうひ]

「エリザベートTAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラコンサート」、大阪初日に行ってきました。


エリザガラコン1.jpg


「エリザベートTAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラコンサート」


脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション:ウィーン劇場協会
構成・演出・訳詞:小池修一郎
演出:小柳奈穂子
翻訳:黒崎勇
音楽監督:吉田優子
編曲:甲斐正人
指揮:西野淳
オリジナル振付:尚すみれ


美術:大橋泰弘
照明:勝柴次朗
音響:大坪正仁
衣裳:有村淳
ヘアメイク:中原雅子
歌唱指導:ちあきしん、林アキラ
ステージングアシスタント:伽藍琳
音楽監督助手・稽古ピアノ:中野裕子
稽古ピアノ:森本夏生


映像:横山翼
美術補:稲生英介
演出助手:加藤由紀子
舞台監督:徳永泰子


照明補:八木優和
音響助手:佐藤日出夫
衣裳アシスタント:川崎千絵


冒頭のルキーニは、宇月颯。ヤバい、かっこいい[exclamation×2]ここで、一気にテンション上がる。宇月は、2009年版新人公演でルキーニを演じているそうだが、とても板についたルキーニで、安心して任せられると思った。
蘇った死者たちは、フランツ=稔幸、ルドルフ=彩吹真央、子ルドルフ=月影瞳、ゾフィー=出雲綾、マックス=越乃リュウ。ルドヴィカ=愛純もえり、エルマー=麻尋えりかは、全日程変わらないとのこと。
そして、トート閣下は、初日だから、全員(麻路さき、姿月あさと、彩輝なお、春野寿美礼、瀬奈じゅん、水夏希、朝夏まなと)出演。7人のトートとか、もう…ね、客席全員プロローグで死んでますね[あせあせ(飛び散る汗)]
少女・シシィは、蘭乃はな。音程は相変わらずだが、可愛い[ハートたち(複数ハート)]
家庭教師役、菜那くらら、ヘレネ役、琴音和葉も全日程キャスト。
木から落ちたシシィが出会ったトート閣下は、春野春野蘭乃は、時代を超越した(13年[exclamation&question]花組エリザのトートとシシィということになる。その間、花組では「エリザベート」の上演はなかったし、どちらの「エリザベート」もトップお披露目&トップ娘役退団公演だったし、なにやら、運命の出逢い[exclamation&question]
さっそく、春野の「愛と死のロンド」を聴けて、耳福~[黒ハート]
皇帝陛下の謁見までは、が演じ、バートイシュルから、皇帝夫妻(ここではまだ結婚していないが)が交代する。シシィは、実咲凜音、フランツは和央ようか。こちらも時代を超越(18年[exclamation&question][あせあせ(飛び散る汗)])した皇帝夫妻かも[わーい(嬉しい顔)]
二人の結婚に際し、すべての不幸を始めるのは、瀬奈トート。ここから、マックスが悠真倫になる。瀬奈トートは、「最後のダンス」までが出番。ノリノリでした[ぴかぴか(新しい)]
翌朝になると、エリザベートは、愛希れいかに。同期でリレーですね[ぴかぴか(新しい)]
久しぶりに聴く愛希の「私だけに」。高音が美しく響いて、耳福でした[黒ハート]
皇帝夫婦のハンガリー遠征から、トートは、姿月へ。ここで「闇が広がる」を歌い上げる。
エリザベートに「扉をあけてくれ」と懇願するところから、フランツは、初風緑へ。深い歌声で、客席を魅了。
アニヴァーサリー25周年Ver.と名付けられた、各役がリレーされる公演だけに、慌ただしいが、たくさんのスターが登場するので、お得感はある。私の場合は、ゆうひさんの出演する公演…ということで、アニヴァーサリー25周年Ver.ばかりを観ることになったが、「ゆっくりアニヴァーサリーを堪能したい」とか「フルコスチュームで公演観た感を高めたい」とか、「お得にたくさんのスターを観たい」とか、もう、楽しみ方は人それぞれだな~と思う、エリザ25周年です。


エリザガラコン2.jpg


幕間に出演者一覧を撮影。


ACT2のルキーニは、瀬奈。冒頭のキッチュは、瀬奈のショースターとしての見せ場。楽しそうにやってましたね[るんるん]
ハンガリーでの戴冠式から、エリザベートは実咲凜音、フランツは北翔海莉。エーアンの歌手は、扇けい。戴冠式を終えたエリザベートと「私が踊る時」をデュエットするトートは、朝夏まなと。このトートとエリザベートは、2018年で実際に演じた二人ですね[黒ハート]
さて、「ママどこにいるの?」で登場する子ルドは、安蘭けい。可愛い[ハートたち(複数ハート)]闇から現れたトートは、麻路貫禄がすごい[ぴかぴか(新しい)]まりこさんは、今、感染がとても大変なブラジルにいて、そこから日本に来て、たくさんのことを乗り越えて舞台に立っている。それを思うと、さらに胸アツ~[もうやだ~(悲しい顔)]
ここから、ゾフィーは純矢ちとせ。マダム・ヴォルフは、嘉月絵理
体操の間から、リヒテンシュタインは、紫城るいに。実は、ここまでのリヒテンシュタインは、芽吹幸奈が演じていたのだが、衣裳がアンサンブルのものっぽかったので、ついスルーしてしまっていた。ちゃんと、上の配役表にも掲載されていましたね。
ここから、エリザベートは、大鳥れい
「いつになったら…」から、子ルドは、初嶺まよ。スターレイとして、咲希あかねが控えている。
ここから、フランツは、彩吹が演じ、成長したルドルフは、大空ゆうひ、トートは、彩輝へ。彩輝・大空の「闇・広」は、2005年のエリザを観た者には、至福[揺れるハート]ああ、もう、幸せ~[ハートたち(複数ハート)]
大空は、カフェでの蜂起の場面までルドルフを演じる。ここでは、瀬奈ルキーニも歌に参加。瀬奈とは、月組で長く一緒にやっていたが、瀬奈ルキーニとはお初だったので、この辺は新鮮だった。
ここから、エリザベートは、白城あやか。ルドルフは、えまおゆうに代わり、1996年の親子が再現する。25年前ですよ…一瞬ですね[わーい(嬉しい顔)]
ここからトート閣下は、へ。息子を失って嘆くところから、白羽ゆりがエリザベートを演じる。2007年雪組版のコンビですね[exclamation×2]
「夜のボート」も、白羽・彩吹の2007年ご夫妻。うまく組み合わせてるなぁ~[わーい(嬉しい顔)]
最後の証言のところでは、子ルドルフ役で望月理世が登場。出番が少ないのに4人出ると、こうなるよね[あせあせ(飛び散る汗)]
昇天まで、白羽のコンビでした。


ゆうひさんは、軍服風のダボっとした詰襟のお衣裳に、光沢のあるグレー(シルバーか[exclamation&question])のスパッツっぽいパンツに黒ブーツ。ロングの髪は後ろで1本に縛っていた。カーテンコールで、足を踏み外す…というか、大きく踏み込むというヤラカシを知らんぷりでやり過ごそうとしたものの、隣でご挨拶するえまおさんにビックリされて、てへっ[わーい(嬉しい顔)]みたいな顔をするのが可愛かったです[かわいい]


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「キオスク」感想 その2 [┣大空ゆうひ]

「キオスク」公演感想はこちらです。


こちらでは、出演者感想を書いていきたいと思います。


林翔太(フランツ・フーヘル)…先日、ミュージカル「EDGES」で観たばかり。連続での観劇になった。
実は、この公演中に31歳になったらしい。もう、全然17歳な感じだったので、びっくりした[あせあせ(飛び散る汗)]それくらい、瑞々しくて素直なフランツだった。


橋本さとし(オットー・トゥルスニエク)…若い頃はけっこうやんちゃだったらしく、その頃、フランツの母・マルガレーテと知り合っている。第一次世界大戦の時に、塹壕の中で片足を失い、その後、キオスクの店主となって、そのことに誇りを持っている。彼の店の客には、共産主義者もユダヤ人もいるが、オットーは、すべて大事な客として対応し、そのことで、近所とトラブルになっても、決して引かなかった。
橋本さんのオットーは、ちょっと強面で、でもとても優しくて、すごくかっこいい男を、内面がステキだからかっこいいんだよ…と、説得力をもって表現していた。そもそもかっこいい橋本さんが、内面のかっこよさを余すところなく表現しているところが、私的ツボでした[黒ハート]


上西星来(アネシュカ)…フランツがプラーター公園で出会った少女で、フランツにとっては、初恋で初体験の相手。脚本によれば、太っている(ふくよか[exclamation&question])らしいが、上西はむしろ痩せすぎ[exclamation&question]な感じなので、ちょっと首をかしげてしまった。(ラブシーンで、上半身裸の背中を見せるので、特にそれを感じる)
今回は、ものすごいレベルの演技陣の中に入ってしまったため、素人っぽさを感じる部分もあったが、フランツにとっては、「謎」でしかない、アネシュカの蠱惑的な魅力は、発揮されていたと思う。


吉田メタル…たくさんの役を演じた一人。
まず、冒頭登場するプライニンガーさん。マルガレーテのセフレで、パトロン。人生を楽しんでいたが、その絶頂で雷にうたれて、湖に沈んでしまう。その葬儀では、マルガレーテだけでなく、号泣する女(大空ゆうひ)もいたりして、本当に人生を謳歌していたんだな…と思った。ここで、上裸になるのだが、胸板が厚くて素晴らしい肉体でした[黒ハート]
赤のエーゴンは共産主義者。とてもピュアな人で、右手を胸元に当てて拳で胸を叩くポーズが清々しい。でも、悲しい最期を遂げてしまう。
ボヘミア人ウェイターは、けっこう恐い人。フランツとの掴み合い、殴り合いは、毎回ビビりながら観ていた。
ロスフーバーは、オットーのキオスクに、ダビデの星を描いたり、店内に動物の血や内臓を投げ込んだり、ひどいことをする。どうやら、ナチ党員らしい。どうして人はこんな残虐なことができるのだろう…と考えさせられるような人物だった。
ハインツィは、もう、ヤバい[黒ハート]彼のパフォーマンスは、マジでやばかった。裸の上半身にサスペンダーをつけていて(きれいにオンザ乳首)、それをゆうひさんがパッチンする…というプレイだったり、“狼少女”の紹介のMCだったり、バリバリにプロのMCだった。
馬のヘッドを付けて、プラーター公園の回転木馬まで演じていた。(プラーター公園の回転木馬は、本当の馬が使われていると読んだことがある、そういえば。「バイエルンの天使」だったかな。)
本当にお疲れさまでした[exclamation×2]


堀文明…こちらも、たくさんの役を演じた一人。
プライニンガーさんの葬儀を取り仕切る司祭。プライニンガーさんという後ろ盾をなくしたマルガレーテを心配するふりをしつつ、こっそり後釜を狙いに来る人間臭い司祭さん…[あせあせ(飛び散る汗)]
キオスクの裏商売、エロ雑誌を購入するおじさんは、キオスクを利用する別の客(商業顧問官)と出番が近いので、着替えが大変そうだった。
郵便屋さんは、フランツの成長を見守る一人で、彼の夢メモについて話を広げてくれたり、その一方で、さっさとナチ党員になったり、したたかなおじさんだった。
場面転換のキーを握ってたり、語り手みたいなポジションも担っていて、作品のキーパーソンになっていたと思う。


一路真輝(マルガレーテ・フーヘル)…ゆうひさん初舞台の「この恋は雲の涯まで」の時、2番手スターさんだった一路さん。こんな形で共演させていただけて、本当に光栄[黒ハート]
若い頃は、いろいろやんちゃだったっぽい部分も見せつつ、今は、母親としてフランツを大切に思っている愛情たっぷりの姿が印象的。フランツが当局に連行されたのが、1938年で、ラストシーンが1945年。その間のマルガレーテの心情を思うと…[もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)]
ステキに年を重ねているOGさんだなーと思います[揺れるハート]


山路和弘(ジークムント・フロイト)…かの有名な精神分析学者フロイト教授。愛する祖国、オーストリアを、その最晩年に立ち去らねばならない苦悩はいかばかりであったか。
大きく年齢の違うフランツとのやり取りが、博士を可愛く見せる。旅立ちの駅で、フランツの姿を探す、ちょっとした視線の動きがね…泣けました[もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)]


大空ゆうひ…たくさんの役を演じた一人。
[1]プライニンガーさんの葬儀に現れた女性。遺体を前に大号泣。泣きながら、彼の体に投げかけられた、参列者たちの花を回収していくのだが、時々花に翻弄されていたような…[あせあせ(飛び散る汗)]それにしても、あんなに号泣するなんて、どのような関係の女性だったのでしょう[exclamation&question]
[2]フランツが初めてウィーンを訪れた時、彼に声をかける、腰の曲がった老婆。ストールで顔を隠しているので、本当におばあさんに見える。彼女の忠告を聞いて、アッター湖に帰った方がよかったのかもしれないね[爆弾]
[3]キオスクの客、ハインツル博士夫人。新聞とタバコを毎朝購入し、足早に去る。フランツのことを“可愛い坊や”と認識している。イケてる奥様でした[黒ハート]
[4]アンナ・フロイト。ジークムント・フロイト教授の娘で、自身も学者。父の様子を心配していて、フランツのことは、父の大切な友人と理解している。ステキな女性だった~[ぴかぴか(新しい)]
[5]娼婦。フランツが訪れた館から出てくる。ビジネスライクなお姐さんでした[あせあせ(飛び散る汗)]
[6]キャバレー“洞窟”のウェイトレス。鬘も変えて、化粧も頬紅追加して、頭のテッペンから声が出てくるような歌を歌い、露出もすごい[exclamation]腕や脚を惜しげもなく見せていただき、どきどき[揺れるハート]腕のラインがスッキリしていたような…[ぴかぴか(新しい)]そして、MCのハインツィさんに跨り、サスペンダーを引っ張ってパシッといい音をさせてぶつける、ドSなお嬢さん、惚れ惚れしてしまいます[いい気分(温泉)]
[7]フランツが逃げ出そうとした時、駅で切符を売るゆうひさんの態度が悪すぎて、購入をやめてしまう…という場面がある。こういうふてくされたキャラ、めちゃめちゃハマるよね~[るんるん]
[8]ゲシュタポらしき男。黒いコートにたっぷりと血がかかったような、そんな柄の衣装で登場する。髪型は、アンナの時のようなシニヨンの上に、黒いハットをかぶっている。この髪型がよかったのかどうか、少し考えてしまうが、ゆうひさん&演出の石丸さんのお考えがあってのことなのだろうと思う。まあ、そんな髪型であっても、役名“やつれた男”のこの役は、めちゃくちゃ怖かった[爆弾]お見事です[exclamation×2]
[9]フランツの衣装替えを手伝って、花を渡してあげたりする役だったり、フランツの初体験の場面でキオスクの扉を閉じる役だったり、転換にも力を貸していた。お疲れ様です[ハートたち(複数ハート)]


ゆうひさんと、さんと、メタルさん、三人による、たくさんの人物は、「キオスク」の世界、そのままだった、と思う。こういうキャスティングって面白い。
またまた多くの抽斗ができちゃったね~[揺れるハート]


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「キオスク」観劇 [┣大空ゆうひ]

「キオスク」


作:ローベルト・ゼーターラー
翻訳:酒寄進一


演出:石丸さち子


美術:石原敬
照明:影山雄一
音響:清水麻理子
音楽:森大輔
衣裳:前田文子
ヘアメイク:中原雅子
振付:舘形比呂一
アクション指導:明樂哲典
演出助手:元吉庸泰
舞台監督:瀧原寿子、篠崎彰宏(12月稽古時)


キオスク4.jpg


こちらの写真は、最終公演地、静岡の劇場を出たところの景色です。千秋楽終了後、まだ、興奮冷めやらない中、ペデストリアンデッキから、撮影しました。
ゆうひさんのおかげで、素敵な場所をたくさん訪問できて、幸せだな~と思ったひとときでした。


「キオスク」は、ローベルト・ゼーターラーの書いた小説が原作。



キオスク (はじめて出逢う世界のおはなし オーストリア編)

キオスク (はじめて出逢う世界のおはなし オーストリア編)

  • 出版社/メーカー: 東宣出版
  • 発売日: 2017/06/01
  • メディア: 単行本



ゼーターラー氏自身がこの作品を戯曲化し、昨年、石丸さち子さんの演出で、リーディーング公演が上演された。その時の出演者を一部残し、新たに出演者を増やして上演されたのが、今回の公演となる。
今回の公演の特徴は、8人の出演者が、30を超える役を演じることにある。これは、最初の公演がリーディングだった影響かもしれない。リーディングなら、少ない出演者で多くの役を演じるのは普通だからだ。
さらに面白いのは、主要な役以外をアンサンブルが演じるのではなく、すべての俳優がメインであり、サブであるという配役を貫いたところ。そのおかげで、ゆうひさんが、8役を演じる…という面白い舞台を観ることができた。


なにもない舞台に出演者全員が一列に並んで、作品の紹介ソングを歌うところから、物語は始まる。
この作品では、キオスク(新聞販売所)の建物と、様々な「家」として使われる、入口と、人二人入れば満員になりそうな小さなスペースのついた「家の一部」みたいなセットのふたつが、必要な時に登場するくらいで、あとは、人が屈めば通れるくらいの「枠」とか、出演者が手で押してセットする「バナー(そこに建物の絵が描いてあったり…)」などで、装置を表現する。必要に応じて、出演者を幕の後ろに配し、白幕に影を写して影絵で場面を表現することも。そのため、場面転換が容易でスピーディー。
けっこうな回数を観劇したが、まったく飽きることない見事なエンターテイメントだった。


1937年、オーストリアのザルツカンマーグート地方、アッター湖のほとりから物語は始まる。
17歳のフランツ・フーヘル(林翔太)は、母のマルガレーテ(一路真輝)と一緒に暮らしていた。ある日、プライニンガー(吉田メタル)という男が湖で溺死する。レストランでウェイトレスをしているマルガレーテは、恋人であるプライニンガーから経済的な援助を受けていたため、彼の死によっていきなり困窮する。
そして、若い頃にワケアリだったっぽい、オットー・トゥルスニエク(橋本さとし)に手紙を書き、フランツをしばらく住み込みで預かってほしいと頼む。ことは、フランツの知らないところで決まり、彼は、心の準備もできないまま、ウィーン行の汽車に乗ることになる。
オットーは少し気難しいところもあったが、フランツをあたたかく迎え入れてくれる。彼は、先の大戦で国に片足を捧げたことと、キオスクの店主であることを誇りに思っていた。フランツは、常連客の名前と、彼らが毎日手にする新聞、タバコ(時にエロ本)を少しずつ覚え、日々の生活について、母に絵葉書を送る。それが、母との約束だった。
ある日、店に帽子を忘れていった客、フロイト教授(山路和弘)を追いかけて帽子を返したフランツは、彼の精神分析への興味を率直に訴え、自分はどうしたら、彼のソファに座れるか、と尋ねる。(彼の患者は、彼の家のソファに座るのだと、オットーは言っていた。)まだ少年のフランツからの言葉に、教授は苦笑しながら、人生を楽しみなさい、恋をしなさい、と助言する。
寂しさに耐えかねたある日、フランツは、プラーター公園で一人の少女(上西星来)に出会う。その日から、恋の虜になったフランツは、時々、店の葉巻を自腹で手に入れては、教授のもとを訪ねるようになる。
一人の少年の、ごく普通の青春物語は、途中から大きく変貌する。ナチス・ドイツが台頭し、親ナチス政権となるか、独立を保つか、国民投票が行われる。投票以来、事態は、急速に悪化していく。人種・思想にかかわらず、平等に接客をしていたオットーのキオスクは、動物の血でいたずら書きをされるようになり、フロイト教授はユダヤ人だったから亡命することになり、とうとうオットーが逮捕されてしまう。
原因はわからないが、一度も面会できぬままに、オットーの死が伝えられる。逮捕以来キオスクを守ってきたフランツは、大胆な行動に出るが、その結果、彼自身も逮捕される。
時は流れ、1945年のある日、ウィーンを襲った空襲の中、舞台は突然、終了する。いまだアッター湖に住んでいるであろうマルガレーテの絶叫を残して。(なんか、たぶん、バッドエンドなのはわかったよ…[もうやだ~(悲しい顔)]


一人の少年の瑞々しい気持ちの動きが、ほほえましく眺められる前半と、痛々しくて見ていられない後半と、観ているこちらの心も大きく揺り動かされた。
特に、ハッとさせられたのは、この物語が、「戦争中」の物語ではないところ。
戦争中、人々の心がどんどん狭量になり、ちょっとしたことで、リンチのようなことが起きたり…みたいなことは、日本を舞台にしたドラマでもよく出てくるが、そういう兆候は、戦争に突入するより前から始まっているんだな…と、あらためて、思い知るような作品だった。
ナチス・ドイツが登場する作品は、日本でも安易に作られているが、やはり、本場の人が書いた戯曲は、全然違うと思った。たとえば、この「ベルリンの東」とか。本作も、そういう重みを感じる作品。それでいて、人間の逞しさだったり、どんな極限でもユーモアを忘れない姿だったりに、心が洗われもして。


コロナ禍の中、兵庫県芸術文化センターから公演は始まった。どこで中止になってもおかしくない状況が、どこかあの狂気の時代にリンクしているようで、必死に追いかけた。この美しい景色を無事に見ることができて、本当に幸運だったと思う。
2021年最初のゆうひさんがこの作品でよかったな~[揺れるハート]


出演者感想は、別記事で。


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ゆうひさん、作家デビュー? [┣大空ゆうひ]

これまで「群像」誌に2回ほど、映画と本のおすすめ作品を紹介する記事を書いていたが、その時は、あえて文体を崩すなどして、女優さんが頼まれてささっと書いた風を装った記事だな~と思った。
しかし、今回は、少し違った。
「最後の読書」というー私は週刊朝日の読者ではないので、想像だがー各界著名人が、人生最後の読書をするなら…みたいなテーマで書くコーナーなのだと思う。ゆうひさんは、「夢の図書室」というタイトルで書き始めている。
一文は、ゆうひさん自身の読書体験に始まって、自分だけの図書室を持ちたいという夢までが、肩ひじ張らない…それでいて、無駄のない文章で綴られる。そこから、行間をあけ、「人生最後の日」というシナリオのト書きのようなものの中に、ちょこっとセリフが書かれた一文が書かれ、最後にまたゆうひさん自身の言葉に戻る。「人生最後の日」は、ゆうひさん自身の人生のような、ドラマのラストシーンのような、夢の中の場面のような、味わいのある文章で、エッセイの中に、一篇の掌編小説を挟み込んだ、といった趣き。


今まで、絶対に文章書けると思う、と何人もの人から言われ続け、でも、かたくなに、「私は無理」と言ってきたゆうひさんだが、本を読む人は、基本、文章を書ける人になる。小説家になる…というと、そこには、「テーマ、登場人物、ストーリー」(←覚えてます[exclamation&question])を思いつけるか…という問題があるので、誰でもなれるものではないが、しゃれた文章を書けるかどうかは、読書経験とセンスの問題。
今回、ゆうひさんの本気を見た、という気がした。


作家デビューしちゃったりして[exclamation&question]


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「キオスク」初日 [┣大空ゆうひ]

ゆうひさんにとって、2021年最初の舞台、「キオスク」が無事、初日の幕を下ろした。
おめでとうございます[exclamation×2]
すでに、それだけで、ものすごく幸せな気分です[黒ハート]


キオスク1.jpg


若干ビビッて、出演者の一部が切れてしまいました(笑)煽りで山路さんもいない…ごめんなさい[バッド(下向き矢印)]


今回の舞台には、いわゆる、アンサンブルキャストがいなくて、ゆうひさんと、吉田メタルさん、堀文明さんの三人が、たくさんの人々を演じることで、物語に厚みが加わるという構成。
ゆうひさんが演じる役は、アンナ・フロイトのように、メインのキャラクターもいれば、名もなき通行人のおばあさんもいるし、黒衣的な(主人公の早替えのお手伝い)役どころもあったり…と様々。


キャーッ[あせあせ(飛び散る汗)][いい気分(温泉)][キスマーク]と叫びたくなるような、サービスショットもあり、懐かしいようで新しい…でもやっぱり、懐かしい大空祐飛部分もあり、大満足の初日でした[ひらめき]
2月には東京公演、そして、静岡・愛知・広島の各地でも公演があります。


行って損はないゆうひさんが見られると思うので、お近くで公演がある皆様は、もし、可能でしたら、ぜひぜひ足を運んでください[exclamation×2]
出演者感想を含め、公演のちゃんとした感想は、東京公演の時にアップしますね~[揺れるハート]


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2020年の大空ゆうひ [┣大空ゆうひ]

2020年、演劇界を襲った悲劇…ゆうひさんも例外ではなかった。


2019年クリスマスイブまで舞台に立っていたゆうひさん、当然、1月は表舞台に出ることなく、次回公演のお稽古など。ところが[exclamation×2]
その次回公演、「お勢、断行」が、なんと舞台稽古当日に上演中止決定となってしまう…
4月になっても状況は悪化するばかり、朝日カルチャーセンター“表現者ノマド”シリーズも中止。
6月に実施予定だった、兵庫県立芸術文化センター主催「sound theater X」も中止。
「お勢、断行」の次の舞台作品、「アンナ・カレーニナ」は、演出家を海外から招くということで、早々に中止が決定…


ゆうひさん、何が正解かわからないこの時代に、日本のために、とか、エンタメのために、私にできることを…といった運動に与することもなく(この辺がゆうひさんらしい[わーい(嬉しい顔)])、ひたすらおうちに籠っていたらしい。


そんな中、7月に、テレビドラマ「家政夫のミタ」に出演したり、“表現者ノマド”シリーズをリモートで復活したり…と、ファンを安心させてくれる。“表現者ノマド”シリーズは、7月、8月、11月の3回実施。すっかりリモート授業にも慣れたご様子。
全国のファンに見てもらえることを考えると、リモート開催は怪我の功名だったかもしれない。


舞台のお仕事は、10月に固まって3本。


9月30日からスタートした復帰第1作は、朗読劇『日の名残り』
ミス・ケントン(ミセス・ベン)の若き日、中年、初老という年月の移り変わりを、声だけで伝えるお仕事は、手堅く、出過ぎず、でも姿は美しく…観に来てよかった[exclamation×2]と思える出来。


10月15日から、新国立劇場小劇場『銀河鉄道の父』出演。
前作が朗読劇だったので、この短期間で次の作品にも出演できるんですね。
こちらは、宮沢賢治の人生を、父・政次郎を通して描いた作品。ゆうひさんは、賢治の母、いちを演じた。流ちょうに盛岡弁を操り(岩手の方がご覧になってどうか…は、わかりませんが)、東北女性の、物静かな中に芯の強さを感じさせる、静かな力演。冒頭のおばあちゃん姿も可愛らしくて、ステキでした[黒ハート]


10月31日から、兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール『sound theater X-I』出演。
最初に歌った「フレディもしくは三教街」にやられました。「The Rose」は、『LiveMojiCa』でも歌ったことがあるけど、森山直太朗の「愛し君へ」も新しいレパートリー。
合唱参加も含めて、観たことのないゆうひさんをいっぱい観ることができて、幸せな時間でした[揺れるハート]

来年は、1月から、『キオスク』に出演の予定。どうか無事に開幕してほしいです。


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「表現者ノマド」-13(リモート版) [┣大空ゆうひ]

朝日カルチャーセンター新宿教室「表現者ノマド」シリーズ、13回目。
今回のゲストは、写真家のMARCOさん。ゆうひさんがつけたサブタイトルは、“泳ぐように撮る”[ひらめき]


MARCOさんとゆうひさんは、MARCOさんがアシスタントを務めていた、蜷川実花さんの撮影スタジオで出会ったそうだ。ゆうひさんの写真集「I'm here」は蜷川さんが撮影しているが、それより前にも、一度一緒にお仕事をしていて、その時に出会ったそうなので、かれこれ15年くらいのお付き合いになるようです。


ちなみに、蜷川実花×大空祐飛写真集「I'm here」はこちら。



大空祐飛写真集 I'm here. (タカラヅカMOOK)

大空祐飛写真集 I'm here. (タカラヅカMOOK)

  • 作者: 宝塚ムック
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2010/06/15
  • メディア: ムック



こちらの発売から、もう10年なんですねー[あせあせ(飛び散る汗)]


そんな、MARCOさんが、ご自身で撮影のお仕事をされるようになったのは、2004~5年くらいから。
そもそもは、絵を描くのが苦手で、写真で自分の思う世界を表現したいと考え、独学で、カメラマンになったという経歴。
蜷川さんのところでは、蜷川さんがカメラをかまえ、シャッターを切る前のすべてのセッティングを担当されていたとのことで、ゆうひさんは、MARCOさんのセッティングしたセット(特にライティング)が、とてもお好きだったそう。
「どこでも自由に動いてもらえるようなライティング」を心がけているそうで、そういう部分がゆうひさんの感覚とマッチしたのかもしれない。 


「自分のイメージで撮られてないとショック」とおっしゃるゆうひさんは、けっこう難しい被写体かもしれない…という気はしている。でも、退団して、新しいスタートを切ったゆうひさんのカレンダーは、なかなか刺激的で、まさに「ゆうひ劇場」だった。
ゆうひさん的には、「宝塚やめて女優になる前の写真は、両性具有的で、生き物が生まれ変わるその時期にしか見られないもの」という認識だったようで、「実は迷いがあったけどそれも撮ってほしい」という意識があったそうだ。
ほんとに両性具有的な、あの時期だからこそのセクシーさ満載の、かなり攻めた写真だったなぁ~[揺れるハート]
(実際にカレンダーの写真も映像で見せてくれてて、あらためておおーっ[ひらめき]と感じた。)


MARCOさんから見たゆうひさんの印象は「少女」だそうで、うん、なんとなくわかる[わーい(嬉しい顔)]


そんなMARCOさん、普段写真は撮らないとのこと。
お仕事では、水中での写真を多く撮っていて、陸地では持てない重いカメラを持って、陸地では撮れない写真をたくさん、撮影しているとか。
MARCOさん、というお名前の通り、おかっぱ頭の、こちらも少女のような素敵な方でした。


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「sound theater X‐I」 [┣大空ゆうひ]

兵庫県立芸術文化センタープロデュース
「sound theater X-I」


出演 TSUKEMEN


ゲスト 大空ゆうひ


    神戸少年少女合唱団
     朝倉由実、原ひゐ奈、水野愛唯、安東玲花、下園三花、遠山姫菜、木梨愛理、井上初音、西本尚弥、大西叶怜、熊谷壮真、福島実玲、原布々美、内藤珠乃、東侑和、橋本涼葉、山中千惺、西本春香、秋山沙穂、秋山詩穂、三浦凌、熊谷碧莉


照明:倉本泰史
音響:讃岐浩司
美術:関谷潔司
舞台監督:篠崎彰宏
舞台統括:金子彰宏


照明部:相馬寛之
舞台技術部:竹内暢
大空ゆうひ歌唱曲編曲:萩森英明
大空ゆうひ衣装:ゴウダアツコ
ヘアスタイリング:杉山美智恵


プロデュース・制作:栗原喜美子


協力:小畑マユミ(神戸少年少女合唱団)、株式会社エニー、エイベックスマネジメント株式会社、株式会社ひょうごT2


企画制作:兵庫県立芸術文化センター
製作・主催:兵庫県、兵庫県立芸術文化センター


6月に実施されるはずだった「sound theater X」が新型ウィルスの影響で中止になり、そのリベンジ公演的な位置づけの公演として、Xと同じメンバーでの実施となった。
ローマ数字で10はX、11はXIと記載するが、この公演は、「X-I」と書かれている。これは、Xの´(ダッシュ)という意味なのかな…と、思ってしまったが、次回公演(「冷蔵庫のうえの人生」でお世話になったレ・フレールさんが出演される[exclamation])のチラシによると、次も「X-II」なので、このまま、「‐」を付けて続けていくようです。


ステージ上の左右に上がり段があり、センターにはグランドピアノ。
ホリゾントの前に、ドレープした白布がきれいに掛かっていて、これに照明が当たって、色々な表情が生まれる。TSUKEMENの三人だけの演奏の時も、音楽の進行に合わせて、照明がくるくる変わって美しい。


ゆうひさんが登場するまでに、TSUKEMENの演奏で、まず、3曲。
最初の曲は、ベートーベンの交響曲を4分間に纏めた「DANCE!ベートーヴェン・シンフォニー」
いきなり雷の音から始まり、「運命」でスタートする。“DANCE!”と銘打っているだけあって、このナンバーだけ、パーカッションの打ち込みでリズムが刻まれている。その分、ちょっと音色が違うナンバーだが、来年、ベートーベンで盛り上がるはずの宝塚ファンには、よい予習となる1曲だった。
左右の上り段のところ、下手にTAIRIKさん、上手にKENTAさんでスタート。ソーシャルディスタンスを取っているのかと思ったが、二人は、演奏しながら動き回るので、そういうことでもないらしい。
続いて、オリジナルのナンバー、「Dear Doctor」。これは、新型ウィルスの最前線で頑張っている医療関係者に捧げられたナンバーとのこと。この曲を作曲したTAIRIKさんは、ヴァイオリンとヴィオラの両方を演奏できるようで、曲によって使い分けをしていた。
そして、「トルコ天国地獄行進曲」。モーツァルトの「トルコ行進曲」が、大胆にアレンジされ、再構成されたなぁ~と思っていたら、途中から、「天国と地獄」へ。これはもう、のだめの「ペトリューシュカ」からの3分クッキング並みの面白さ[ひらめき]
次の「ラ・ラ・カノン」は、花組公演でおなじみ「パッヘルベルのカノン」が途中から、映画「ラ・ラ・ランド」の「Another Day of Sun」(冒頭の渋滞で踊りだしちゃう曲ね)になっちゃって、メンバーが足踏み鳴らして演奏するのがかっこいい[わーい(嬉しい顔)]
と、すっかり劇場が温まったところで、ゆうひさんが登場した。


ゆうひさんは、ブルーグリーンのワンピース姿。外はねの肩位の長さの鬘(日曜は地毛だったかも…)に白っぽい付け毛を左の頬脇に付けて、垂れ下がるゴールドのピアスが可愛い[黒ハート]
そうして選んだ曲は、「フレディもしくは三教街ーロシア租界にてー」。これ、メンバーのTAIRIKさんのお父様、さだまさしさんの楽曲。私は、全然この曲を知らなかったのだけど、ドラマチックで、ゆうひさんの歌声にとても似合っていた。
世界観としては、「紅の豚」に出てくる「さくらんぼの実る頃」の映像みたいな感じかな。
ごく普通に結婚して幸せな人生を送るはずだった若いカップルの男性の方が戦争のせいで死んでしまって、そのことを回顧する女性の歌だった。戦争はいけないと声高に叫ぶのではなく、ただ、あの頃はこうだった、そして、今あなたはいない、という事実を歌う。本当は、素敵なおじいさんになっているはずだったのにーと。
ピアノとヴァイオリンだけの伴奏で、ゆうひさんは、マイクに向けて囁くように歌ったり、感情を開放するように歌い上げたりーと、ドラマチックに世界観を表現していた。
これまでのライブの中で、一番、感動的だった。
ゆうひさんのツイッターによれば、リハーサルを数日間やったそうで、その辺の準備の周到さが、今回の歌唱につながったのかな~と思った。プロのシンガーなら、1回のリハで完璧にこなすんだろうけど、ゆうひさんは、繊細なので、今後は、入念なリハーサルを希望します[爆弾]


ここでゆうひさんを交えてのMCがあり、選曲はゆうひさんが行ったことなどが語られる。
どうやら、自粛期間にギターの練習をしていたゆうひさん、その目的は、この曲を弾き語りすることだったそうで、ってことは、この先、弾き語りの「フレディ…」を私たちは期待できるってことですよね[るんるん]
楽しみにしています[黒ハート]


一度、ゆうひさんが下がって、今度は「新世界」
こちらは、雪組公演でガッツリ使われたことがありましたね~。
一楽章の印象的なテーマ部分と、有名な二楽章の「遠き山に日は落ちて」部分が、入り混じって独特の音楽になっている。
続いて、オリジナル曲の「5 Red Chateau」。すごく切なくて美しいメロディーの曲[黒ハート]


で、再びゆうひさんが登場。
これまでも何度か歌っている「The Rose(愛は花、君はその種子)」を高畑勲の訳詞で歌ってくれた。
ヴァイオリンのKENTAさんが、日本語歌詞が珍しいという話を振ってくれたが、ゆうひさんは、歌詞を届けたいということで、日本語詞を使ったことと、この歌詞が特に自分に「刺さる」ものだったので、この歌詞にした…みたいなことを話してくれた。
そして、もう一曲、森山直太朗の「愛し君へ」を。
今回は、初めて聴く曲が2曲もあったが、どれも、すごく心が震える素敵なナンバーだったし、ピアノとヴァイオリン(orヴィオラ)という編成に似合っていて、ゆうひさんの選曲、素敵だな~[ぴかぴか(新しい)]と思えた。


ここから、神戸少年少女合唱団のメンバーを加えての合唱曲「時を超える絆」にも、ゆうひさんは参加。冒頭のソロパートと合唱のすべてを歌ってくれた。
冒頭のソロパートは、特に2日目、いわゆる合唱の発声になっていて、ああ、ゆうひさんもカゲコやってたことあったよな~[わーい(嬉しい顔)]なんて思い出してみたり。(「エリザベート」では1幕出てこないので、ほぼカゲコ皆勤賞な感じだったそうで[ひらめき]
もし、生まれる時が百年ずれていたら、決して会えなかった私たち人間の、奇跡のような絆について美しいハーモニーを聴くことができた。合唱団の面々はマウスシールドを付け、彼らの前には、合唱の間、アクリル板が下りてくるという徹底ぶりで、ちょっとかわいそうな感じがしたが、上演されたことをまず喜ぶべきなんだろうな。


ここでゆうひさんの出番もおしまい。
続いては、最後のナンバー、オリジナル曲の「AKATSUKI」。テクニカルなナンバーで、かっこよかったです[黒ハート]


会場は大盛り上がりで、すぐにアンコールがかかり、アンコール曲は、「スペイン」
これって、私はギター演奏でよく聴くのだけど、ヴァイオリン用の演奏も多いのかな[exclamation&question]
ブリッジのところで、客電が点灯し、観客が手拍子をするのは、TSUKEMENさんのお約束なのかな。そして、個々の超絶テクのところで拍手が起きるというのも、クラシックでは珍しい場面だが、即反応があったので、たぶん、こちらもお約束なんだろうと思う。


なかなか楽しい舞台だったので、CDなどに手を出してみようかな[exclamation&question]なんて思う。
その昔、「シャングリラ」の音楽に使われたことで興味を持ったピアノジャック(→Pia‐no‐jaC←)さんの、クラシック音楽をアレンジしたCDも楽しかったので、たぶん気に入るんじゃないかな。


終了後、ダブル、トリプルのカーテンコールもあり、ゆうひさんも登場。とても嬉しそうだった。
これで、ゆうひさんの生の舞台を観るのは今年最後。9月の終わりに始まって、11月頭に終わるっていう、ほぼ1ヶ月の舞台活動だったけど、全部、ちゃんと行われてよかった[黒ハート]
来年は、1年を通じてゆうひさんを追いかけられますように、と祈るばかりです。


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