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「ジャングル大帝」 [┣ミュージカル・音楽劇]

リーディング音楽劇[るんるん]
「ジャングル大帝」


原作:手塚治虫
脚本・作詞:福田響志
演出:ウォーリー木下
音楽:岩崎廉


振付:ホナガヨウコ
美術:伊藤雅子
照明:奥野友康
音響:岡田直樹
映像:大鹿奈穂
衣裳:屋島裕樹
ヘアメイク:伊藤こず恵
演出助手:坂本聖子
舞台監督:山本圭太


プロデューサー:江口剛史


制作協力:手塚プロダクション
協力:フジテレビジョン
協賛:チケットぴあ
主催/企画・製作:シーエイティプロデュース


手塚治虫の「ジャングル大帝」、有名な作品なので、内容も知っている(覚えていないだけで)と思っていたが、全然、まったく、ノータッチだったことがわかった。へえ、こんな話だったんだ[exclamation×2][目]


舞台上には、バンドのエリア、その手前に出演者の座るパイプ椅子が並び、そのさらに手前に、出演者が演技を行う、もう少し高いステージが設えられている。演者は三々五々登場、ダンサーの二人(ホナガヨウコ・池田遼)は、ステージ上でウォーミングアップをしている。ダンサーだけでなく、演者は全員裸足。そんなところに、「ジャングル大帝」という作品へのこだわりが感じられる。
もっくん太田基裕)もパイプ椅子の上で、ちょっと体をほぐしたりしていて、リラックスした雰囲気が感じられる。朗読で台本を読むから…か、黒ぶちの眼鏡着用。                          



ジャングルの王者、パンジャは、人間を敵視し、人間側と見做して家畜すら殺す非情なライオンだった。しかし、妻のエライザを守るために、パンじゃは人間に殺される。エライザは捕えられ、人間たちの手によって動物園に贈られるために船に乗せられた。その時、エライザは身ごもっており、船の中でレオを産む。
生まれたばかりのレオ(辰巳雄大)を故郷に帰そうと、エライザ(ダンドイ舞莉花)は、わざとレオに冷たくし、レオを旅立たせる。が、レオが船から飛び出した直後、嵐によってエライザの乗った船は沈没した。
アデンという港町に住むケン一(太田基裕)は、同じ学校のメリー(梅田彩佳)とその子分たちにいじめられていた。そんな時、ケン一はライオンの子どもを見つける。船の破片につかまってたどり着いたレオ(松崎祐介)だった。ケン一とレオは、すぐに仲良くなった。そんなある日、ムーンライトストーン(月光石)を探すというハム・エッグ(辰巳雄大)と娘のメリーを後援するヒゲオヤジ(福田悠太)は、親戚の子どもであるケン一をハム・エッグに同行させる。そして、ケン一と一緒にレオもアフリカに渡る。
人間と一緒に育ったレオは、洋服を着たりしていたが、かつてパンジャに仕えたオウムのココ(入野自由)に様々なことを教わりながら、レオ(福田悠太)はジャングルの王者への道を歩き出す。そしてドンガ族に殺され、敷物にされていた父の毛皮と悲しみの対面を果たしたり、囚われていたライヤ(松崎祐介)というメスライオンと出会い、彼女の仕えるリョーナ(ダンドイ舞莉花)という白ライオン(パンジャの姪)にも出会った。
ケン一は、ハム・エッグを亡くし、はぐれてしまったメリーが、ジャングラ族のコンガ女王になっているらしいと気づき、なんとか取り戻そうとする。レオ(越岡裕貴)は、パンジャに右目を潰されたブブ(越岡裕貴)と戦ったり、ライヤと結婚して子供ができたり…と、ジャングルの王としての生活が始まるが、ケン一と話したい一心で、人間の言葉も習得、意思の疎通ができたところで、それぞれの道に進んでいく。


戦いのシーンなどは、ダンサーの二人がライオンらしい動きで、こちらの想像を掻き立ててくれたり、アフリカらしいナンバーは、スペシャルコーラスの浦嶋りんこ、コーラスの小林遼介が、表現してくれる。
あと、思ったより歌が多かった。「スウィート・ホーム(埴生の宿)」以外は、全部オリジナルで、どれも素敵[黒ハート]もっくんの元気な姿も見られたし、今度ゆうひさんと共演する福田くんも拝むことができて、よき観劇でした。
梅田彩佳ちゃん、ダンドイ舞莉花ちゃん、入野自由くんもステキでした[黒ハート]


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