鳳月杏DS「Gemini」 [┣宝塚観劇]
宝塚月組・鳳月杏DS「Gemini」に参加してきました
宝塚ホテルでのDSということで、久々に関西へ。曇り空の宝塚駅前では、ベルサイユのばらが咲いていました。
ベルサイユのばら。
王妃アントワネット。
フェルゼン伯爵。(たぶん、色的にそうだと思います。)
宝塚の街はひっそりとしていました。大劇場公演が行われていないって、こういうことなんですね。
ドキドキしてきました。てか、前日から興奮してあまり寝てないです、正直。
どきどきした上に、頭がクラクラしてきました。
こちらは、今回のDSに因んだスペシャルカクテル。ノンアルコールカクテルの「Pollux(ポルックス)」です。
DSタイトルにかけて、スペシャルカクテルは、カストルとポルックスでした
(よーく考えてみれば、宝塚ファン、双子座といえば、カストルとポルックスだと、ほぼ全員知っているのって、すごいですよね。)
オードブルは、「オマール海老と鮪のプレッセ 彩のサラダとブロッコリーのピューレ添え」。
宝塚ホテルでも、久々に、お料理も一品ごとの盛り付けになったようで、お皿に気合が感じられます。
もちろん、出席者間のアクリル板設置や、お土産のアルコールスプレーもなく、今回は一人参加でしたが、同じテーブルの方と和気藹々お話ししながら、お食事できました。
プレッセは視覚に訴えるためか、中身が大きめで、違う食感の食材が寄せられているので、味わいを確かめながら食べるのが楽しかったです。ちょっとカットが難しいのですが。
最近、サラダは、こういう草っぽい系の野菜をそのまま皿に盛るスタイルが流行っているのかな。普段食べないから、DSのたびに「草食べた。元気になった」という気分。
魚料理は、「的鯛のソテーと帆立貝柱の胡麻クルート焼き 白ワイン風味のクリームソース」。
今回のメニュー構成は、オードブル+魚料理+肉料理+デザートになっていて、2品目は、魚料理。的鯛は、しっかりとした歯ごたえがあり、帆立貝柱は柔らかくほぐれる舌触りがステキ。
クリームソースもまろやかで美味しかったです。
メインディッシュは、「牛フィレ肉のポアレとリ・ド・ヴォーのムニエル グラタン・ドフィノワーズと旬の温野菜とともに マデラ酒のソース」。
じゃがいもでできたグラタンの上に、焼いた温野菜が載っているの、これ、何かで見たことがあるような…。調べたら、ゆうひさんたち78期トリオのDS「SEIZE THE DAY」のメニューでも使われていました。ちょっと嬉しい
お皿もゴージャスですね。
フィレ肉の食感は、食べ応えあり、上に乗っているリ・ド・ヴォーがいい感じのアクセントになって、2種類のお肉をいただいているお得感がありました。(お肉というか、リ・ドヴォーはホルモン料理(胸腺らしいです)ですが、日本人は、ホルモンも肉扱いでよいのだ)
さきほどはポルックスをいただいたので、ここらで、アルコールカクテルの「Castor(カストル)」をお願いしました。爽やか~
デザートは、「三日月パイとフルーツ」。
思いのほか、ボリューミーなデザート。でも、緊張しすぎて空腹とか満腹とかまったく感覚がわからなくて、時間内に完食しなければ…と謎の使命感で、さくさくいただきました。
こんなことでいいのだろうか
開始前にお化粧室に行くこともできて(宝塚ホテルの化粧室、個室数がハンパないあと、化粧台が6個くらいあって、DS仕様として完璧だと思いました)いよいよ、ショーの開始です。
An Hozuki Dinner Show
「Gemini」
出演:鳳月杏、英かおと、彩音星凪、羽音みか、一乃凜
構成・演出:中村一徳
音楽:植田浩徳
振付:御織ゆみ乃
美術:稲生英介
衣装:薄井香奈
照明:安藤俊雄
歌唱指導:ちあきしん
振付助手:鶴美舞夕
舞台美術製作:(株)宝塚舞台
演奏:宝塚ニューサウンズ
制作・著作:宝塚歌劇団
主催:(株)阪急阪神ホテルズ
協力:阪急電鉄(株)
参加は2日目だったので、始まる前から「ちなつちゃんは客席登場らしい」という情報が流れていて。
宝塚ニューサウンズの皆さんが演奏を始めても誰も出てこないぞ…と思い始めた時、
「Unchain My Heart」を歌いながら、客席に登場するちなつちゃん(鳳月杏)。
白×黒×赤の燕尾。ズボンは黒で、上着は白ベースにほかの色が入っている感じ。燕尾のテールの内側は赤のビロードっぽかった。歌いながら、客席を練り歩き、本舞台に上がって、一人で歌い上げる。かっこいい曲ですよね。
初めてこの曲を知ったのは、たぶんTMP音楽祭のビデオ(いろいろ死語)で、かなめさん(涼風真世)の歌唱だったと思う。歌うまさんに合うのよ、この曲は。
そのまま、「Cherokee」へ。
間奏で、出演メンバーが登場、ちなつちゃんから紹介して、そのまま4人のコーラスに乗って、ちなつちゃんが歌う。ここで、ご挨拶と自己紹介タイム。
今回のDSタイトル「Gemini」は、開催される時期(6月前半)と、ちなつちゃん的最大イベントにかけて命名された(つまり、ちなつちゃんが双子座の男役ってことですね)とのこと。
それにかけて、自己紹介も〇月生まれの〇座という紹介になっていた。
10月生まれのさそり座、英かおと、6月生まれの双子座(ちなつちゃんと一緒)、彩音星凪、11月生まれのいて座、羽音みか、5月生まれの牡牛座、一乃凜の4名の皆さん、よろしくお願いします
そして、5人が次に歌うのは、「How High The Moon」。この曲の間奏では、バンドメンバーの紹介。今回、ヴァイオリン、ギター、ベース、キーボード(2台)、トランペット、ドラムという、ちょっとリッチな構成でした。
続く「Fly Me To The Moon」は、ちなつちゃんのソロ。歌い終わり、ちなつちゃんは一度ハケます。
Jazzのメロディーに身をゆだね、リズムにウキウキしていたら、突然、時代は変わります。ここから、昭和歌謡ショー(笑)。ちなつちゃんが、歌謡曲が好きだと言ったら、一徳先生に火が点いたようで、候補曲をたくさん用意してくださったようですね。
「星降る街角」(英+彩音)
思わず掛け声かけたくなる平成時代前期のカラオケ定番曲。昭和歌謡なんですけどね。オリジナルの森本さん&籠島さんのツインボーカル曲も大好きです。(年端もいかぬ頃、ムード歌謡にハマってました)
「恋のバカンス」(羽音+一乃)
なにげにスタンドマイク出してきた辺り、昭和歌謡っぽい一乃ちゃんのヘアスタイルも、ちょっとレトロを感じる。そして、ザ・ピーナッツは、平成前期、カラオケでやたらおじさんに歌わされる定番でもありました。(忘れたいセクハラ・パワハラまみれの日々…)
ここでちなつちゃん再登場紫のフロックコート。インナーは、赤紫の柄ものベストと同じ柄のネクタイ、それに赤い羽根ショールを肩から掛けている…というDSとしては、かなり攻めてます。
「君恋し」(鳳月)(4人は2人ずつ組んでデュエットダンス)
一徳先生が持ってきた中にあった一曲らしく、ちなつちゃんはこの曲は知らなかったそうです。でも、宝塚的雰囲気のあるよい曲だと感じて、歌うことにしたそうです。
本当に素敵でした宝塚作品で、この曲を主題歌にしてちなつちゃんが演じる世界が見えた感じ
「伊勢佐木町ブルース」(鳳月+Ah&ダンス:羽音・一乃)
「伊勢佐木町ブルース」(青江三奈)といえば、いきなりの「Ah、Ah」というため息が有名だが、これを娘役の二人がやるのって、なんかドキドキしちゃう。というか、めっちゃ、大胆な二人、さすが月娘曲最後の「Ah、Ah」は、ちなつちゃんが担当。セ、セクスィー~
「チャンピオン」(鳳月⇒英・彩音)
一転してかっこいいで、ここでちなつちゃん、ハケます。ってか、ハケ、多いな
「ランナウェイ」(5人)
サングラスをかけて再登場のちなつちゃん。コーラスの4人もサングラスをつけて、全員サングラス姿というのも面白いな~と思っていたら、彩音くんが、サングラスを頭に載せはじめたので、あ、やっぱ、誰かは顔を見せるってことかしらなどと考えていたら、このあとのMCでネタバラシ。実は、サングラスのレンズ部分が飛んでしまったのだそうですとっさに、頭に掛けようとするとは、さすがタカラジェンヌだな~
「め組のひと」(5人)
この曲で、全員が客席降りに。
場内、阿鼻叫喚(心の中が)状態だったんじゃないかと思います
やばいやばい、こういうの忘れてたちなつちゃんを追いかけつつ、近くに来てくれるジェンヌさんも見つめつつ、忙しい時間でした
全員がステージに戻ってから、トークタイム。ここは、毎回テーマを決めてお話しするコーナーらしい。
この回のテーマは、カラオケでの18番。
羽音「「タッチ」。アニメは知らないけど、曲が可愛いから」
ちなみに、「タッチ」はちなつちゃんも得意だそうです。
英「宇多田ヒカルさんの「First Love」。ずっとこの曲が大好き」
彩音「コブクロさんの「蕾」です」
一乃「アニメで使われていたので好きになった、松任谷由実さんの「ルージュの伝言」です」
可愛いだろうな、ぜひ聴きたい
そして、ちなつちゃんの18番は、「山口百恵さんの「プレイバックPARTII」です」だそうですなんか、昔聞いたことがあるような気がする…カラオケの18番。
ここでちなつちゃんがハケて、4人のトーク。けっこう自由だな、月組というトークで、今の月組の雰囲気が伝わったような時間でした。
4人のトークの間にちなつちゃんの着替えが終了、タンゴの場面に。
「Kiss Of Fire」はちなつちゃんのソロ。この曲もすごく似合ってました。ちなみに、衣装は、生成り色の光沢のあるスーツ、黒シャツ、赤いマフラーを垂らして、ヤバかっこいい
さらに「Hernando’s Hideaway」で、いろいろなフォーメーションでタンゴを踊る5人…すてき
そして、ここからは、ちなつちゃんの出演した作品からのナンバー。月組の出演者が花組時代のナンバーも歌ってくれたのが、嬉しかったし、ありがたかったですね
「大江戸隅田川音頭」(川霧の橋)コーラス4人の歌。みんな団扇を手にして、雰囲気が出てました。
「スペイン人は赤が好き」(ELPIDIO)最初の部分を羽音みかちゃんが歌い、途中からちなつちゃん登場。ちなつちゃんが登場後は、ちなつちゃんが歌い、4人が踊る感じ。
ここからちなつちゃんは、紺地の変わり燕尾。袖やテールにオーガンジーを多用していて、とても綺麗。
「天比古の唄」(あかねさす紫の花)ちなつちゃんのソロ。懐かしい…博多座に通った日々を思い出します。
「紫に匂う花」(あかねさす紫の花)ちなつちゃんが最初のフレーズを歌い、英・彩音に引き継ぐ。プログラムには、「~恋の歌」ってなってたけど、「恋の歌」はなし。こっちも聴きたかったなぁ~
「七夕の宵」(雪華抄)ちなつちゃんと一乃凜ちゃんのデュエット。素晴らしいデュエットでした
「ジラされて熱帯」(BEAUTIFUL GARDEN)ちなつちゃん+4人コーラス。めっちゃ、懐かしい。ちなつちゃんが花男やってたんだよなぁ~月組らしい雰囲気の場面でもあって、どっちの組でもちなつちゃんが輝いていて、よきよき…なんて思いました。
「衛星ドリーマー」(出島小宇宙戦争)ちなつちゃんと羽音みかちゃんのデュエット。みかちゃんは、ちょっと緊張してたかもしれないけど、この二人のデュエットもよき雰囲気でした。
「ミクロでマクロな小宇宙」(出島小宇宙戦争)5人の歌。この曲でちなつちゃんだけ、再び客席降り。かっこいいよ~すごく近くで拝めて倒れこみそうでした
最後は、ちなつちゃん一人ステージに残り、来年、宝塚歌劇団が110周年を迎えること、そのすべての先人たちへの思いを胸に、古い時代の曲で締めくくり。
「愛の歌」(皇帝と魔女)本当に素晴らしかったです。言葉にならない…
アンコールは、SUPERFLYさんの「輝く月のように」。オーガンジーの変わり燕尾の肩部分から白×青の布をプラスして、とても綺麗なシルエットになっていました。こうやってレポ書いてますけど、実際は、いろいろ記憶喪失になっているので、記載内容は、ほぼ夜に見た配信(夜の部)だったりします。
違うよ~ってことがあったら、どうか教えてください。よろしくお願いします。