「ロカビリー・ジャック」観劇 [┣ミュージカル・音楽劇]
「ロカビリー☆ジャック」
作・作詞・楽曲プロデュース:森雪之丞
作曲:斉藤和義、さかいゆう、福田裕彦
演出:岸谷五朗
音楽監督:福田裕彦
振付:三井聡、岡千絵
美術:土屋茂昭
照明:日下靖順
音響:武田安記
映像:石田肇
衣裳:十川ヒロコ
ヘアメイク:宮内宏明
音楽監督補・ヴォーカルデザイン:福井小百合
演出助手:寺崎秀臣
舞台監督:藤井伸彦、山本修司
制作助手:永田フネ、山浦依里子
制作:多田里奈、村上奈美
アシスタントプロデューサー:村田晴子、木田淑子
プロデューサー:今村眞治、小見太佳子
いつものように、事前情報なしで観劇したのだが、日本発のオリジナル・ミュージカルだったことに驚いた。それくらい、日本色がなかった。(でも、森雪之丞色はあったそして、森雪之丞色って、上島雪夫色に似てるかもしれないと思った)
ロカビリーミュージックに魅せられたジャック(屋良朝幸)は、ロカビリー歌手として成功したいと願うが、歌に愛が感じられないと言われて落ち込む。そこに悪魔(吉野圭吾)が現れ、自分と契約してくれたら、スターにしてやると言われる。条件は、彼の心に「愛」が生まれたら、命をもらう…というもの。愛など自分にないと信じ込んでいるジャックは、易々と契約をしてしまう。
しかし、ジャックは出会ってしまうのだ。運命の女性、ルーシー・ジョーンズ(昆夏美)に。
屋良くん主演作品を観るのは、3回目かないや、4回目だ
今回も楽しませてもらいました
物語がどんどん進んでいくので、ただもう、楽しさを追っているだけで、あっという間の大団円、こういう作品を観るのも、年末にはよきことかと。
ボーイミーツガール的な本筋は、これでもか、という脇筋の数々に原形をとどめないほどにぐちゃぐちゃにされ、屋良も昆もすっかり三枚目にキャラを侵食されてしまう。それこそが、悪魔の所業かもしれない。昆ちゃんがコメディいけるってことは、グリブラ(井上芳雄プレゼンツのWOWOWバラエティ)で知っていたけど、タダモノジャナイ
ジャックの親友、ビルを演じた海宝直人は、あか抜けない誠実な青年を好演、新境地かなあんまり出演作観ていないので、守備範囲かどうか、よくわからない。好青年は守備範囲だと思うけど。
吉野は、もはや、モンスターだった。引き連れているかちゃと蛭薙ありさのアクロバティックな動きにも、目を奪われる。
平野綾演じるサマンサの我儘っぷりと、青柳塁斗演じるテッドの脳筋ぶりも、お約束感満載の役どころではあるが、キュートで、観ていて気持ちよかった。
そして、そして、我らが(いつから)真瀬はるか可愛いし、面白いし、パワフルだし、どの衣装もめっちゃ似合ってるし、陪審員の態度が可笑しすぎるし…今回も、堪能しました
岡千絵サマの大御所っぷりが、なかなかに愉快でありました