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ミュージカル座「トラブルショー」観劇 [┣ミュージカル・音楽劇]

ミュージカルコメディ
「トラブルショー」


脚本・作詞:竹本敏彰
作曲・編曲:木村直樹
作曲・編曲・音楽監督:玉麻尚一
演出:中本吉成
振付:隼海 惺
美術:松野 潤
衣裳:藤澤知佳
照明:沓掛翔洋
音響:中村恵美子
舞台監督:伊藤清一(a58b)
歌唱指導・音楽監督助手:西 利里子
演出助手・振付助手:新 舞美
宣伝美術:シマクラヨウ
制作:川田真由美
プロデューサー:竹本敏彰、中本吉成
エグゼクティブ・プロデューサー:ハマナカトオル
企画・製作・主催:ミュージカル座


光が丘駅にある“IMA HALL”に初めて行ってきた。お初の劇場は、いつも、ドキドキしますね。
多田直人主演ミュージカル…気がつけば、もう三度目の観劇になる。ミュージカル俳優に転身する気はないようだが、ミュージカル出演を辞める気もないようだ。


物語はこんな感じ。
ぶっちゃけ、あまり売れていない劇作家の田辺一星(多田直人)。親友の玉木太郎(小寺利光)がマネージャー兼演出助手として仕事を持ってきてくれるのだが、うまくいったためしがない。
今回は、新しくオープンする劇場のこけら落とし公演の作・演出という仕事。もちろん、売れていない田辺にこんな仕事が持ち込まれたのには、わけがある。予定していた作家が病気や不慮の事故で次々と変わり、でも、オープン日は動かせない…という、ヤバい仕事だったのだ。
とはいえ、出演者は既に決まっていて、田辺など一生相手にしてもらえないような、大物俳優や高名な歌姫の演出ができる…ということで、ついつい受けてしまう田辺。しかし、大物俳優が脚本に口を出してラストが決まらなかったのをゴマかしながら稽古が進み、(ここもトラブルだらけ)ラストすら決まっていない状態で初日に。
もちろん、公演中もトラブルの連続。子役は発熱して舞台に上がれない、大物俳優はラストシーンが気に入らなくてボイコット、小道具はどこかに持ち去られ……[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]


トラブル続きだとしても、SHOW MUST GO ONな物語…というと、「HEADS UP!」が浮かんでしまうが、作品としては、こちらの「トラブルショー」の方が2006年初演なのだから、だいぶ早い。まあ、この手のバックステージ作品は、一定数の需要があるし、そういえば、過去、多田が出演した作品にもあった気がする。(2009年の「Back Stage」。ということは、多田直人ファン歴も既に10年になるのね…[あせあせ(飛び散る汗)]
実際、ここまでのトラブル、ありえないでしょ…というのが、バックステージもののお約束ではあるが、そんな作品を色々な脚本家が書いてしまうのは、我々が普通“トラブル”と感じるようなことは、舞台の世界では日常茶飯事だから、なのかもしれない。恐ろしい世界だ[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]


大物俳優仙石役の光枝明彦は、重々しい芝居で、田辺を一喝[exclamation]大物女優大村役の寿ひずるは、たくさんのファンを持つミュージカルスターという設定がピッタリ[揺れるハート]越路吹雪さんをイメージした役なのかな…なんて思った。
成金のスポンサー(水谷あつし)をパトロンに持つパッパラパー(と紹介されている)女優、青空葵を演じるのは、咲嬉。あれ、この方、たしか、田代万里生の奥様[exclamation&question]すごい美人さん(プロフィール写真では)なのに、めっちゃイケてない田舎者女優を体当たりで演じていた。
完璧主義っぽい演技派女優鮎川(蒔田優香)や、可愛げのない子役(中山美優)とその過保護すぎるステージママ(福島桂子)のエピソードも面白かった。
主演の多田は、歌に入る時、歌っている時の佇まいが、なんか、ミュージカルじゃないなーと思う。どこが違うんだろう[exclamation&question]斜に構えて歌うからなのかな…いつか違和感がなくなるといいな。それまで、年一でいいので、頑張ってみてください[黒ハート]


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