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ショー「FROZEN HOLIDAY」感想 [┣宝塚観劇]

Winter Spectacular
「FROZEN HOLIDAY」ーSnow Troupe 100th Anniversaryー


作・演出:野口幸作
作曲・編曲:青木朝子、手島恭子、甲斐正人、斉藤恒芳、小澤時史
作曲:フランク・ワイルドホーン
音楽指揮:御崎惠
振付:若央りさ、麻咲梨乃、鈴懸三由岐、三井聡、森優貴
装置監修:大橋泰弘
装置:木戸真梨乃
衣装:加藤真美
照明:勝柴次朗
音響:大坪正仁
映像:九頭竜ちあき
小道具:山中悠生
歌唱指導:ちあきしん
演出助手:力石明
衣装補:大津美希
舞台進行:片桐喜芳


2024年、雪組が100周年というこっとで、記念のショーという位置づけらしい。
冒頭、雪の秘境に我々が連れていかれるような映像から、99⇒100周年のお祝いのクリスマス前のフローズンホテルが現れ、そこからショーが始まる。
作品はショー作品なのだが、主な登場人物は、通し役になっている。
ホテルの支配人FESTIVE=彩風咲奈、AYA=夢白あや、サンタクロース=朝美絢、神父=和希そら、DJ=縣千、日本の伝統文化の人々=諏訪さき、野々花ひまり、眞ノ宮るい、咲城けい。プログラムに記載はないが、AYAは同じく100周年を迎える宝塚からやって来たという紹介をされる。伝統文化っぽい人々は、連獅子と曽我五郎・十郎という設定なので、歌舞伎なのかもしれない。世界中から…というわりに範囲が狭いし、日本に偏りすぎ[爆弾]
で、このプロローグの終盤辺りで、既にFESTIVEはAYAにモーションをかけている。
100周年のお祝いの大切な時に、ホテルの支配人が恋愛モードとか、しかも相手が招待客とか、ほんとにもうたいがいなホテルである[爆弾]宝塚を代表して招待されたAYAもプロ意識が低すぎる。そしてその世界観を全肯定している野口先生のプロ意識が、大変心配になるプロローグだった。


やがて、招待客を楽しませるために、お料理対決だったり、ダンスバトルだったりのシーンが描かれ、中詰めは、招待客による本気のクリスマスショーとなる。2月にクリスマスショーを見せられるとさすがに季節感…[爆弾]と思ってしまうが、これは宝塚あるあるなんだよね…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]大劇場で幕を開けた時の季節感のまま、東京公演どころか別箱(博多座や全ツ)までやってしまう…学生時代「いつもクリスマス」と言われていた私でも、さすがに脳がバグった。
しかし、クリスマスが終わると、いよいよ年末がやって来る。
「蛍の光」の原曲、「AULD LANG SYNE」は、スコットランドの民謡だが、欧米ではよく年末に歌われている。そして日本では卒業の歌でもある。カウントダウンの場面に「AULD LANG SYNE」を組み込み、和希そらにこのシーンを担わせることによって、和希のさよならシーンの演出にもなっている。
どうか幸せにーと願わずにはいられない場面だった。
白一色の衣装は、もう少し和希に合うものを選んであげてほしかった…とも思いつつ…[爆弾]


こうしてFROZEN HOTELにもお正月がやってくる。お正月は和風な衣装で祝われる。ここの和風な衣装は、麻の柄をアレンジしたりして、素敵な衣装だった。
お正月が来たところで100周年ということらしい。背景の「100」が「1∞」になっていて、宝塚全体の100周年の時を思い出した。
そして、雪組の100年の歴史が彩風のナレーションで紹介される。雪組は、宝塚大劇場ができ、通年公演になることをキッカケに1924年に誕生した。第二次世界大戦により劇場が閉鎖になった最後の作品「翼の決戦」も雪組公演だった。(ちなみに東京宝塚劇場は少し早めに閉鎖しているが、その最終公演も雪組だった。)
戦後の大劇場再開公演も雪組「カルメン/春の踊り」だったし、旧宝塚大劇場の最終公演も雪組「忠臣蔵」だった。そういう節目の時に公演されるのが雪組なのかな…と思わせつつ、コロナ禍で全公演が飛んでしまった「ODYSSEY」のことにも触れられていた。
そして、白い衣装の出演者たちが、「SNOW FLOWER WILL BLOOM」に乗せて花開いていくような踊りを見せる。この曲は、なんとフランク・ワイルドホーン氏の作曲らしい。さすが100周年[exclamation×2]奥様の和央ようかさんはもともとは雪組出身だしね。やがて、雪の精たちが結晶のように輪になって踊る姿を舞台上の鏡に映して見せる…みたいな集団パフォーマンスへ。…なんだけど、あんまりきれいに見えなかったんだよね、このシーン。
ともかくFESTIVEとAYAは永遠の愛を誓ったようです。
おめでたいけど、AYAの帰りを待つ宝塚歌劇団(フィクション)の今後が心配です[爆弾]


フィナーレのとっぱしは、超越雪祭男子から。「SNOW BREATH」野口先生…どうしても、こういうシーンを入れたいんだね(笑)
でも、過去の野口先生のこういうシーンの楽曲、全然知らない曲が多かったのに、いきなりの西川貴教(T.M.Revolution)で驚きました[あせあせ(飛び散る汗)]歌詞は全然好きじゃないけど、メロディーはかっこよくて、正面から風を浴びる映像も面白くて好きだったな。でも、TMRだと、藤井先生[exclamation&question]みたいな…[爆弾]
朝美以下の布陣も、かっこよかったです[ぴかぴか(新しい)]
(まったく個人的な感想で、そう思わない方もいらっしゃるとは思うのですが、一昔前の、若者もお金持っててイケイケだった時代の楽曲って、「〇〇のせい」(暑いとか寒いとか)にして、とりあえず愛し合おう…みたいなのが多くて、それを今の時代の、リアル男性じゃない人に歌わせるって、なんか違う気がする…という、モヤモヤは持ち続けていますが…)
大階段での群舞、デュエットダンスなど定番の場面は、すべて素敵だったが、まさか、最後に、彩風×和希のデュエットダンス(?)が仕掛けられているとは…[あせあせ(飛び散る汗)]和希の雪組デビュー公演でもデュエットっぽいシーンがあったけど、たぶんそういうダンス面での充実を期待されての組替えだったんだろうな…なのに、コロナ禍で機会損失した部分は大きかったんだろうな…と、感傷的になったが、よい場面でした。


まあ、色々野口先生とは気が合わない部分もありつつ、眼福の時間ではありました。


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ミッドタウン前にゴジラがいました[exclamation×2]


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宝塚雪組東京公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」観劇 [┣宝塚観劇]

Happy "New" Musical
「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」


作・演出:生田大和
作曲・編曲:斉藤恒芳
編曲:伊賀美樹子
音楽指揮:小津準策
振付:御織ゆみ乃、平澤智
擬闘:清家三彦
装置:國包洋子
衣装:加藤真美
照明:高見和義
音響:秀島正一
映像:西田淳
小道具:太田透
歌唱指導:高津敦子
演出助手:菅谷元
衣装補:薄井香菜
舞台進行:片桐喜芳


名探偵シャーロック・ホームズ生みの親、コナン・ドイルの人生を描いたハッピーミュージカル。
先日、月組のバウホール公演の配信を観た時、そういえば、実在の人物の人生を描いた物語の宝庫だな、宝塚…と思った。
ファン的に考えれば、原作付作品同様、観劇前に下調べもできるし、出演者も台本に書かれていること以外にも調べるものがあるので、演技のプランが作りやすいし…と、よいことがいっぱいあるんだろうな、と思う。
人一人の人生だから、切り取り方によって、過去に取り上げられたもの以外のアプローチもできるので、過去作で取り上げられたのと同じ人物を取り上げることもできる。そして、かなり史実とかけ離れていても、誠実に作り上げられた舞台でありさえすれば、そのまま受け取って楽しんでくれる固定の観客がいる。
たぶん、これは、外部の商業演劇では通用しない公演なんだと思うし、そういうオリジナル作品が宝塚歌劇の重要なレパートリーなんだな~などと改めて感じる観劇だった。


そんなハッピーミュージカルの本作、同時代の英国を扱った「Victorian Jazz」をついつい思い出してしまうが、私は、「Victorian Jazz」の方が面白かった派です。ベテラン陣をシャーロック0Xに配置するんだったら、もう少し登場人物の範囲を広げてもよかったんじゃないかな~[バッド(下向き矢印)](あちらは、ビクトリア女王まで出てくる大がかりなフィクションで、大風呂敷広げた感はあったが、おもちゃ箱をひっくり返したような面白さがあった。)
世界的に有名な名探偵シャーロック・ホームズを生み出したコナン・ドイルの人生の光と影をあくまでもコメディタッチで描き切るというのも、1時間半の前もの作品としては、ありなんだな、とは思ったし、まあまあ面白い舞台ではあった。


彩風咲奈(コナン・ドイル)…大仰な芝居をさせると、「深いことは考えてない、ただのいい人」になってしまうので、こういう作品は合っていたのだろうか[exclamation&question]


夢白あや(ルイーズ)…200%ポジティブなドイルの妻をアニメキャラのような演技に特化して作り上げた。それはそれで賞賛に値するが、若い彼女には、もっと正攻法で役に向き合う機会を多く与えてほしいと思った。それにしても美人なのにだいぶ化粧が濃いように思うのだが…[バッド(下向き矢印)]


朝美絢(シャーロック00)…名探偵シャーロック・ホームズ。ドイルがホームズものを書かなくなってしまったので、彼に再び自分を書かせようと現世に登場。あんまり、「いわゆるホームズらしさ」はない。そこを求められている雰囲気もなかったし、トリックスターっぽい立ち位置なのかな。いたずらっ子な雰囲気が可愛かった。


和希そら(編集長)…ホームズの連載小説で一気に雑誌の売上を伸ばした雑誌編集長。なにげに一番いい役だった気がする。シリアスじゃない大仰な芝居の中で、ちゃんとリアリズムが生きていた。それは和希そらの役者としての魅力だったかもしれないけれど…。


縣千(メイヤー教授)…普通なら、叶ゆうり辺りに振られそうなポジションを敢えて縣に…ということで、お芝居、頑張りましょうっていう生田先生のメッセージなのかな。でも、今回、とても良かったと思う。


いろいろ思うところはある(雪組の役者陣をしっかり使え!)ものの、楽しい観劇でした。
あと、タイトルの「オンザ」がツボでした[あせあせ(飛び散る汗)](オン・ザではないのね)


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突然の雪 [┣身辺雑事]

雪が降る、という天気予報、信じていなかったのだけど、本当に降った。


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あら、大変…どうしよう…


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けっこう積もってる[exclamation&question]


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一夜明けたら、雪がだいぶ消えていた。道路にもほとんど雪がなかった。よかった~[ダッシュ(走り出すさま)]


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宝塚月組梅田芸術劇場特別公演「G.O.A.T」 [┣宝塚観劇]

Grand concert
「G.O.A.T」~Greatest Of All Time~


監修・演出:石田昌也
構成・演出・振付:三井聡
作曲・編曲:手島恭子、太田健、高橋恵、麻吉文
振付:御織ゆみ乃、原田薫、Seishiro
装置:木戸真梨乃
衣装:有村淳
照明:柏倉淳一
音響:大坪正仁
映像:栗山聡之
小道具:加藤侑子
歌唱指導:堂ノ脇恭子
イリュージョン:北見伸
演出助手:雑賀ヒカル
舞台進行:阪田健嗣
舞台美術製作:株式会社宝塚舞台
演奏コーディネート:新音楽協会
制作:真加部隼
制作補:野田良昭
制作・著作:宝塚歌劇団
主催:株式会社梅田芸術劇場


ちけぴがお友達になってくれたので、今年初めての宝塚観劇は、大阪になった。
退団を控えた月城かなとを中心とする月組のコンサートは2時間ノンストップ、充実した時間だった。


冒頭、映像からスタートしたのは、令和の時代のお約束…かもしれない。もう誰も驚かないが、舞台上の月城とその日の観客達が一緒に入った写真をスクリーンに見せるところから始まるのは、素敵なアイデアだな~と思った。よくファンミなどで一体感を高める演出に使われるが、最初から一体感[exclamation×2]がハンパなかった。


S1では、月城かなとの代表作を一挙紹介。
「ダル・レークの恋」「ブラック・ジャック」「今夜、ロマンス劇場で」など、月組でのヒット作だけでなく、「銀二貫」「るろうに剣心」など雪組時代の作品も登場。過去作品の登場人物のパレードになって、超豪華[exclamation×2]
もう少し長くやってもいいのに、その辺が月城の謙虚さということだろうか。
鳳月のハンサムガイを海乃のみゆきがビンタし、ハンサムガイが失神、タンカで運び去られる。その後、鳳月は、カゲヤス(自身の主演作より)となってパレードに登場する。この辺り、演出サイドの気遣いが嬉しい。


S2は、宝塚メドレー。
キッチュ(エリザベート)…実際にルキーニを演じた月城のソロ。懐かしい[黒ハート]でも少しまじめなルキーニさんだったような…。
ジャズマニア…懐かしい[ぴかぴか(新しい)]初演は前世紀ですよ[爆弾]ゆうひさんが出演していた作品を、ちなつちゃん(鳳月)中心で歌い踊るなんて…懐かしすぎて死ぬかと思った[もうやだ~(悲しい顔)]
顎で受けなさい(ME AND MY GIRL)…本邦初演は1987年という、宝塚の定番ミュージカル。海乃中心に娘役たちがおしゃれに歌って踊るのが可愛い[るんるん]
Apasionado!!…個人的には、月組版…というより、ゆうひさんトッププレお披露目公演の宙組版を思い出してうるうる…[もうやだ~(悲しい顔)]こういう力強い歌を歌うくらげちゃん、ほんと似合う[exclamation×2]
ファンシーダンス…これもゆうひさんが出演していたショー。いろいろ複雑な思いがよぎるショーではあったけど、(当ブログを検索していただけると、当時のやるせない私の愚痴が出てくると思います。)やっぱり懐かしい… [グッド(上向き矢印)]風間柚乃中心のファンシーな場面でした。
Eres mi amor-大切な人ー…これは「シークレットハンター」の曲だと思うのですが…ここだけ月組に一切関係ないナンバー&月城かなとにも関係ないナンバーなのは、何かあるのでしょうか[exclamation&question]
私のヴァンパイア(薔薇の封印)…トップコンビの素敵なデュエットでした。上演当時、月組の錚々たるむくつけき男役達が、袖でこの曲を歌いたがっていたとか。しかもえみくら(映美くらら)パートを(笑)
Dream Chacer…現在のトップコンビのプレお披露目公演@博多座のショーはこの作品でしたよね。ついこの間のような気がするのに、もうプレさよなら公演なんですね…。


S3 月ノ塚音楽学校
男役は学生服、娘役はセーラー服…そこに日本語ペラペラ(外国人訛りはげしめ)な先生(月城)が新たに赴任してくる。
なぜ、コンサートには、寒いコント場面がもれなくついてくるのだろうか[exclamation&question]
お約束だとしても、下級生に前に出るチャンスを平等に与えたい…みたいな部分が垣間見られて、それはとてもよかったのだけど、制服とか外国人訛りとか「日本人なら誰でもできる」⇒日本人以外の観客に疎外感を与える台詞とか…やっぱり、今は古い感覚なんだよな~[ちっ(怒った顔)]気になりました。
その中で、なぜか長いスカートを引きずってる鳳月杏…そして、そこからなぜかタンゴの場面になって、長い足を見せつける鳳月…私は何を見せられているのだろうか[exclamation&question]ひたすらオペラグラスで足を眺めていました[目]

S4 白の衝撃 
出演者が白い衣装で歌い踊る場面。
礼華はるのソロに始まり、麗泉里月城に妖しく添う場面へ。泉里ちゃんが魅力的に添わせてもらってて、満足[ぴかぴか(新しい)]
娘役群舞⇒男役群舞へと展開していく。
「X」では「白の衝撃」の感想がすごく多いのだけど、正直、礼華⇒麗まではくっきりと覚えているのに、その後の記憶がほぼない。まさか…寝てた[exclamation&question]
客席降りがあったのは覚えてるので、(2階席は娘役ちゃんたち)可愛い娘役ちゃんたちにあてられたのかな…[あせあせ(飛び散る汗)]


日替わりMC
トップコンビがMCを務め、日替わりで月組生が登場。私が観た回は、咲彩いちご&美海そら…だったと思う。
月組愛を叫ぶ娘役二人、とても可愛かったです。


S5 Acoustic
立ち去る海ちゃんを含めた三人の娘役。そして現れる鳳月風間
ここから月城を含めた三人による、アコースティックコーナー。椅子に座って歌だけを聴かせる企画だ。
男役1・2・3が揃って歌える月組ならではの企画ということか。
曲は、「Winding Road」(三人)~「リメンバー・ミー」(風間)~「Your Song」(鳳月)~「空も飛べるはず」(月城)~「ABC」(三人)
最後の曲は、三人が幕前で客席にアピールしながら動き回っていた。
特に「Winding Road」は、三人のハーモニーが素晴らしく、聴き惚れてしまった。


S6 Sophisticated
続いて、海乃が大きなスカートで踊るスパニッシュの場面へ。大きなスカートは、途中で外せる仕組みになっていて、ちゃんのおみ足も楽しめる。しかし…同じように足を出してくれている娘役ちゃん達みんなまで眺めることはできなかった。
次は、月城中心のジャズな場面。トップコンビがそれぞれセンターで一場面ずつ担っているのが、素敵な場面。


S7 
Bonjour, Amour
海乃のソロ。「グランドホテル」で、男爵と一夜を過ごした翌朝のグルーシンスカヤの浮かれた一曲。この一曲で、ちゃんヒロインの「グランドホテル」を観たような気分。ここまでワクワクドキドキさせてくれて、本当にありがとう[黒ハート]Wキャストでフラムシェンを演じていた頃、こんなに豊かにグルーシンスカヤを演じるられる「女優」になるなんて、全然想像していなかった。大感動の一曲でした[揺れるハート]
愛はるかに
月城のソロ。この歌、初めて聴いてから、もう30年以上になるかな~。その時は娘役さんのソロだったけど、男役さんの歌でも素敵[揺れるハート]
Cheek to Cheek
トップコンビのナンバー。これも二人の間でドラマが見えるようで、この二人での「TOP HAT」も観たかったな~と思う一場面だった。


フィナーレの最後に月城が歌った「銀の龍の背に乗って」は、辰年らしいナンバーで、月城にも似合っていて圧巻だった。原曲(中島みゆき)には思わず鼓舞されるような響きがあるが、月城の歌声は、背中を押してくれるような優しさがある。それも含め、よい選曲だったと思う。
色々書いたが、結構満足して帰京した今年初の宝塚だった。


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「ヘルマン」観劇 [┣大空ゆうひ]

「ヘルマン」


構成・演出:川村毅


照明:南香織(LICHT-ER)
音響:藤平美穂子(山下舞台音響)
映像:御調晃司、菅沼智弥
衣裳:伊藤かよみ(ぷりめーら館)
ヘアメイク:川村和枝(p.bird)
演出助手:小松主税
舞台監督:鈴木輝
美術・舞台監督:小笠原幹夫(劇工房双真)


<出演>
麿赤兒
大空ゆうひ
横井翔二郎


鶴家一仁
村井友映
朝田百合子
キクチカンキ
灘波愛
小林彩
和田華子
村松えり
笠木誠


JR吉祥寺駅から徒歩5分程度のところにある「吉祥寺シアター」。線路沿いのエリアから一歩奥まったところにあり、周囲には飲食店も多く、私は、遠かったので昼公演メインで観劇したが、観劇後の夜も楽しめそうなエリアだった。


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劇場改札真上の外観。
以前も何度か来たことがあったが、シンプルで見やすいすり鉢状の空間。
建て込みがされているとわからないが、今回、舞台の奥行きもかなり広いことがわかった。
客席数300弱。毎年年末に行っているMy観劇まとめでは「小劇場」に分類される客席数ですね。ただ、ベランダ状の2階席があり、天井が高いので、圧迫感がなく客席数以上に広く感じるよき空間。


さて、本作、主演は麿赤兒。演劇界の伝説的な方に、大空ゆうひがどんな風に絡むのか、お正月から攻めたチョイスだな~と、一抹の不安もありつつ劇場へ。


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ポスターじゃなく、チラシを並べて掲示してある辺り、予算も厳しいのでは[exclamation&question]なんて考えたり。


「ヘルマン」とは、かのノーベル賞作家、ヘルマン・ヘッセのことで、劇中、ヘッセの小説の一部が登場人物たちによって語られる。
書いた小説によって作者を理解しようとしたり、作中人物の考えを作者のそれのように扱ったり、読者というものは、生み出された作品に触れただけなのに、なぜかそこに作者の存在を求めがちなものだ。
あと、日本では、ヘルマン・ヘッセにもうひとつ特別な事情がついてくる。ヘッセが書き、日本の翻訳者に渡した掌編「少年の日の思い出」が、かなり長い間、中学校の国語の教科書に採用されていたからだ。
クラスの秀才の少年、エーミールが珍しい「クジャクヤママユ」という蛾を手に入れたということを聞きつけた主人公の少年は、エーミールを訪ね、彼の不在中にアクシデントでその標本を粉々にしてしまった。母親に諭されて謝罪に行った少年は、エーミールの言葉に傷つき、自らのこれまでのコレクションをすべて粉々にしてしまう…というストーリーだ。
国語の教科書になりやすいテーマだったから、ずっと載せられてきたのだろう。
短い時間の間に少年の心は激しく動き、喜怒哀楽すべての感情がめまぐるしく少年の心に湧きおこる。余韻の残る終わり方も、少年の気持ちを類推させるのにうってつけだ。私は、たぶんこの作品を教科書では読んでいない気がするのだが、舞台で何度も言及されるたびに、教科書で学んだような気持になってしまった。
それほど国語の教科書に「載っていそう」な作品だったし、中学生で出合うと、一生モノのトラウマになりそうな物語なのだが、劇中のヘルマン(麿)が、この作品について「覚えていない」と言うのも、なるほど、そうだろうな…と思う。それほどの小品なのだ。面白かったけど。
舞台は、ほかに「車輪の下」「荒野のおおかみ」処女作「ペーター・カーメンチント」「ナルチスとゴルトムント」などの作品から抜粋した物語を提示し、晩年ノーベル文学賞を受賞するまでのヘルマンの歩みを駆け足で紹介する。 日本で撮影された映像(風景だったり、街を歩く麿さんだったり)を挟みこんだり、大きな月や蝶や蛾、特にクジャクヤママユだったり、美しい映像も記憶に残る。
かなり抽象的な場面の連続なので、構成・演出の川村さんの意図はこれだ[exclamation×2]というのは、全然掴めなかったが、「車輪の下」(←有名なので、これだけは中学生の時に読んでいた)以外のヘルマン・ヘッセに興味がわき、読み始めている。


ゆうひさんは、劇中劇風にナルチスを演じるが、久しぶりに男性の口調で語っていて、この声が好きだった~[ハートたち(複数ハート)]と思い出すことしきり。最後に登場するクジャクヤママユの化身(劇中の真っ黒の衣装の上に、蛾の模様の薄衣を纏って登場)の美しさと存在感に圧倒された。
麿さんは、頑固で孤独な老人となったヘルマン。80歳とは思えない身体表現の多彩さに、アングラの帝王の片りんを感じた。
あとの出演者は、たぶんみなさん「はじめまして」の方ばかりだと思うが、朝田百合子さんが可憐で目が離せず、小林彩さんの透明な声質が印象に残った。みなさん素敵な役者さんでした。


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サイン入りチラシがロビーに額装されてました。


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あと、劇場に併設されている「シアターカフェ吉祥なおきち」さんで、“公演デザート”も販売。
おしゃれなコラボに大満足[るんるん]


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「ある閉ざされた雪の山荘で」観劇 [┣演劇]

舞台
「ある閉ざされた雪の山荘で」


原作:東野圭吾
構成・演出:野坂実
脚本:米山和仁


脚本協力:小原ゆか
美術:仁平祐也
照明:阿部将之(LICHT・ER)
音響:竹下好幸、島村幸宏
衣裳:清水喜代美
ヘアメイク:黒田はるな
アクション指導:藤田けん
演出助手:高島大輝
舞台監督:住知三郎


主催:ハピネット・メディアマーケティング、ノサカラボ


<出演>
久我和幸…室龍太
中西貴子…大野いと
田所義雄…加藤良輔
元村由梨江…本西彩希帆
麻倉雅美…入来茉里
笠原温子…綾凰華
雨宮京介…小南光司
本多雄一…今江大地


東郷陳平…山寺宏一(声の出演)


映画と舞台が同時に上映/上演されるということで、両方見た人キャンペーンというのをやっているのを知り、直前に映画も鑑賞し、内容を頭に入れた上で観劇。この時点で、あやなちゃんが一番最初に消える人物ということがわかっていたので、ちょっと気分は下降気味。でも、本作、ほぼ原作通りの内容にもかかわらず、唯一と言っていい原作にない設定が、探偵役の久我が、第一の被害者を脳内でパートナーにして推理していくタイプの探偵だったこと。あやなちゃんの登場シーン、大幅アップ[グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)][グッド(上向き矢印)]


犯人は俳優たちの誰か、という設定は、つまり、彼らの証言が演技かもしれないわけで、見ている方は楽しいが、演じている方は、役を演じるだけでなく、嘘の部分をそこに上乗せして演じなければならないので、演技プランがより大変になる。
多重構造(演劇のオーディションという空間を利用した殺人劇と見せかけて…みたいな)になっているので、観客に理解させるのも大変だろうし、さらに役者は舞台転換までやるので、相当頑張っただろうな…。


あやなちゃんは、ちょっと勝気なリーダー格の笠原温子(赤温子)と、推理の相棒(白温子)の実質2役。どちらも魅力的で、ファンとして楽しかった。
コナンくん(小南)は、普通にイケメンが嫌味なく、さすが。
大野いとちゃんがすごいスレンダーの美女になっていて、ああ、あれから時は流れたんだな~と実感した。
(2016年にゆうひさんと共演した頃は、はちきれんばかりにぷにぷにしていたのに…)


ちなみに映画版は、間宮祥太朗くんが圧巻でした[黒ハート]


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「イザボー」観劇 [┣ミュージカル・音楽劇]

ミュージカル
「イザボー」


作・演出:末満健一
音楽:和田俊輔
美術:松井るみ
照明:関口裕二
音響:山本浩一
衣裳:前田文子
ヘアメイク:宮内宏明
音楽監督・編曲:桑原まこ
歌唱指導:西野誠
振付:三井聡、港ゆりか
アクション指導:星賢太
演出助手:渋谷真紀子、高橋将貴
舞台監督:幸光順平
宣伝美術:岡垣吏紗
宣伝写真:中村理生


<出演>
イザボー・ド・バヴィエール…望海風斗
シャルル七世…甲斐翔真
シャルル六世…上原理生
ジャン(ブルゴーニュ公)…中河内雅貴
オルレアン公ルイ…上川一哉
ヨランド・ダラゴン…那須凜
ブルゴーニュ公フィリップ…石井一孝


イザベル…大森未来衣
ヴァレンチーナ…伯鞘麗名


フランス史上最も悪名高き王妃と言われる(らしい)イザボー・ド・バヴィエールの生涯を描いた日本発のミュージカル。…という謳い文句なのは、本作を海外に売り込みたいという希望があるのだろう。
最近、世界的に発信されている韓国ミュージカルでも、欧米を舞台にした作品が多く上演されているし、日本発ミュージカルがフランス王妃の物語でも全然おかしくない。


時代は、14世紀末から15世紀初め、百年戦争の頃。
現ドイツのバイエルン地方の公女、ヴィッテルスバッハ家のエリザベトが、フランス王・シャルル六世に見初められたことから物語は始まる。もしもーし[あせあせ(飛び散る汗)]でも、これは創作ではなく事実なので、あの一族は、皆様、なにか業を背負っているのかもしれないですね。
こうして、ドイツ語圏から、慣れないフランスという外国にやってきた14歳の少女(これもどこかで聞いたような…)は、イザベルという名の王妃となる。エリザベト(ドイツ語)がフランスではイザベルになるのね。でも、たしか、ルイ十六世の妹はエリザベトという名だったはずなので、18世紀頃には、この外国名も普通にフランスで普及していたのでしょう。
それが、「イザボー」という名に変換した経緯には、本作は触れていない。
イザボーは、Isabeauとスペリングされる。「Beau」は「美しい」という意味なので、美しかったのかな…と想像したものの、「美しい」の女性形は「Belle」なので、それは関係ないのかな。バヴィエールは普通にバイエルンのフランス語形。


幸せなはずの結婚生活は、夫が精神疾患を患ったことによって、大きく変わっていく。フランスも、王の統治なき不安定な状態が長く続く。でも精神疾患を発症して、1400年頃にはイザボーが誰かもわからなくなっていたのに、1407年まで国王夫妻の間に子供は生まれ続けている。
そんなわけで、1403年に生まれたシャルル七世は、自分の出自に自信が持てない設定になっている。完全に狂った王が作った子なのか、それとも、母の不貞の子なのか。母親である悪女・イザボーは「あなたは王の子ではない」と劇中告げたりしているし、精神的にもきつかっただろう。
そんな混沌とした時代に、颯爽と登場したのが、ジャンヌ・ダルク。
ジャンヌは、「神のお告げ」によってシャルル七世のもとに現れ、彼が正当な王位継承者であると言い、そんなジャンヌをオルレアンに派遣したことによって、シャルル七世は百年戦争の劣勢を挽回し、国王になることもできた。(狂王・シャルル六世の死後、7年間戴冠できず)
ジャンヌは、結婚当初のイザベルを演じた大森未来衣が演じているので、フランスを滅ぼそうとしたと言われているイザボーに、フランスを救う(盛り立てる)未来もあったのではないか、という見立てなのかな、と思った。


フランスの中世史を知らなくても、イザボーという不幸の中でも生きることを諦めなかった、逞しい女性の人生を観るのは爽快で面白い。
音楽が難解かつ美しく、それをスーパー歌ウマチームが圧倒的な声量でぶちまけてくれるのが、気持ちよかった。
女優枠で参加している那須凜が、あれだけ歌えるとは、嬉しい驚き[ぴかぴか(新しい)]上川一哉の歌声は、本当に心地よい。
一方で、気になったのが、客席を使った演出。
冒頭、アンサンブルキャストに煽られて、シャルル七世の戴冠式に参加した我々観客。「シャルルセット(七世・フランス語)」と叫び続けたのだが、その影響で、次の楽曲の歌詞「The Queen」が気になった。これがなければ気にならなかったのにな…。(フランス語で王妃は、La Reine)
あと、裁判シーンで、主人公であり、望海風斗が演じるイザボーを客席を巻き込んで糾弾する演出があったが、それはやりたくないので、やらなかった。舞台を盛り上げる演出なら協力するけど、ストーリーの進行役までさせられるのは、ゴメンだわ。望海さんを糾弾してまで。
(これは「テンペスト」と繋がるかも。私の個人的な感情です。)


ブラッシュアップしていけば、面白い舞台になるかも…と思ったが、「エリザベート」意識しすぎ(黒死病の場面で甲斐にトート閣下パロディやらせるのも今回限りでお願いしたい。いつか絶対トートやる子なんで。)とか、色々修正は必要かな、と思った。


その後、「The Queen」の件で、観劇仲間K様と盛り上がった。
英語でQueenといえば、女王(女性の王)と王妃、二つの意味がある。フランス語のReineも同じかというと、実は、フランスを含む旧フランク王国系の国家は、なんと「国家」が相続財産と考えられているのだが、女性には相続権がないということになっている。
なのでReineは、王妃ではあっても女王ではない。そこまで考えての歌詞なら、(つまり、イザボーは実質女王になることを目指した王妃だった…と)納得するしかない。その代わり、「シャルルセット」呼びスタートはやめた方がいいかな。


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「シラの恋人」観劇 [┣演劇]

シス・カンパニー公演
「シラの恋文」


作:北村想
演出:寺十吾


美術:松井るみ
照明:服部基
衣装:前田文子
音楽:坂本弘道
映像:ムーチョ村松
音響:岩野直人
ヘアメイク:宮内宏明
ステージング:小野寺修二
舞台監督:芳谷研
プロデューサー:北村明子


剣術指導:楠見彰太郎(座☆風流堂)、田村令


<出演>
草彅剛、大原櫻子、工藤阿須加、鈴木浩介、西尾まり、明星真由美、中井千聖、宮下雄也、田山涼成、段田安則


「シラノ・ド・ベルジュラック」の翻案だと思って観に行ったら、「シラノ…」に「着想を得た」オリジナル戯曲だった。
物語は、近未来の日本を舞台にしている。たぶん、十年ほど先の。コロナ禍などを経て、既存の抗生剤の効かない結核が「新たな死病」となった日本。各地に、患者を受け入れて療養させ、最期は看取るためのサナトリウムが出来た。鐘谷志羅(草彅剛)は、患者としてここを訪れる。
山と海が見える美しい場所にあるサナトリウム。そこには、クセのある院長(段田安則)や、色々抱えていそうな看護師(西尾まり)がいて、個性的な患者もたくさん療養している。
そんな中に、まだ若い女性の入院患者・野浦小夜(大原櫻子)がいる。
志羅は、小夜の姿に、子供の頃好きだったテレビ番組の中の少女剣士の姿を見ていた。(志羅が小学校に上がったくらいの頃に10代の若手女優だったその役の女性は、20歳前に交通事故で亡くなっていた。)


サナトリウムの学芸会(?)みたいなシーンが長々あって、その辺りで集中力が切れてしまった残念な私…
「シラノ・ド・ベルジュラック」が脳内にあると、そこから飛び越えた部分を受け入れるのが、困難になる。たとえば、志羅が剣の達人である部分などはしっくりする。院長の代わりに、小夜への手紙を代筆するのも。
それ以外の物語がなかなか入り込まないのは、思い込みのせいなのか、原典シラノの強烈なストーリー力のせいなのか…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]
サナトリウムという閉鎖された世界の中の、閉ざされた物語かと思っていたら、話は急展開。お隣の国を「中国」と呼ばず、仮名にしているのが変だな~と思っていたら、突然の戦争勃発[どんっ(衝撃)]
愛する小夜を守るために、命の期限を知った志羅は、戦争に行き、そして戦死する。志羅は45歳、小夜は24歳なので、院長の老いらくの恋までは行かないものの、ある程度年の差がある。年齢差を超えるほどの熱愛が存在するわけでもない。でも、志羅は、日本を…ではなく、小夜を守るために戦争に行ったんだよね。彼の愛は、そういう形でしか表現されなかった。
ああ…そういう純粋な、ただ一方的に見返りなく捧げられる愛…というのが、「シラノ…」なのかもしれない。


中国らしき国と交戦状態になった時、かの国が日本海側にある原発を一斉に攻撃したという。
その中に、「志賀原発」の名が出てきた。あまりにリアルで言葉を失った。
(この作品は東京公演の前に、京都・福岡で公演されており、北陸の地震でクローズアップされた原発の名前が出てくるのは、偶然。だからこそ、ぞーっとした。)


大原の歌声の美しさ、力強さが印象に残った。ミュージカルではないが。
段田が院長の複雑な胸の内を、見事に表現していた。
そして、鈴木浩介の存在感がたまらない…[ぴかぴか(新しい)]宮下雄也もいい味を出してたなぁ[黒ハート]


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THE STAGE「HIGH CARD」観劇 [┣2.5次元系舞台]

THE STAGE
「HIGH CARD」CRACK A HAND


原作:TMS・河本ほむら・武野光「HIGH CARD」
演出:山本一慶
脚本:西森英行
音楽:ただすけ
美術:乘峯雅寛
舞台監督:今野健一
アクション監督:加藤学
振付:MAMORU
照明:大波多秀起
音響:宮城貴弘
映像:O-beron inc.
衣裳:摩耶
ヘアメイク:車谷結
特殊小道具:桜田卓
歌唱指導:藤川梓
演出助手:山口美絵
制作進行:麻田幹太
制作:尾崎裕子
主催:HIGH CARD the STAGE Project


<出演>
フィン・オールドマン…赤澤遼太郎
クリス・レッドグレイヴ…丘山晴己
レオ・コンスタンティン・ピノクル…石橋弘毅
ウェンディ・サトー…七木奏音
ヴィジャイ・クマール・シン…松田岳
ノーマン・キングスタット…久保田秀敏
ボビー・ボール…里中将道
ミシェル・レッドグレイヴ…行天優莉奈
チェルシー・ハモンド…明音亜弥
バーナード・シモンズ…萩野崇


孤児院で育ったフィンは、立ち退きを迫られている孤児院を救うため、一攫千金を目指してカジノに向かう。
そこでフィンは、クリス・レッドグレイヴと運命的な出会いを果たし、国中に四散した52枚のカードを回収する「ハイカード」のメンバーとなる。
シリーズ第一作の今回は、フィンと仲間たちの背景と対抗する敵組織の存在が語られる。


「ミュージカル 憂国のモリアーティ」の西森-ただすけラインのお仕事だし、一慶くん(ルイス)初演出だし、くぼひでくん(アルバート)大活躍だし…奏音ちゃん(ハドソンさん)出るし…で、行ってきました。
想像以上にイケメン天国でした(笑)
ヘアメイクすごい[ぴかぴか(新しい)]
そして、本役以外に重要な役をいくつも演じているくぼひでくん…全部イケメンでした[あせあせ(飛び散る汗)]イケメンの幅が広い[黒ハート]
メンバーがみんな心優しくて、自分が落命しても妹の命を助けたいクリスと、クリスを死なせたくないハイカードのメンバーのシーンでは、うるうるが止まりませんでしたわ。
永遠の執事、萩野さんは、今回もサイコーに素敵。クリス役のはるちゃんこと丘山くん、キリっと男前でかっこよく、でも、きゅんとなる一面も多くて、目が離せない。もちろん、奏音ちゃんからも目が離せない。今回は、ばしここと石橋くんがすごく良くて、名門の御曹司の悲哀を感じさせる好演。
楽しい舞台でした。


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花組次期トップコンビ決定! [┣宝塚人事]

花組 次期トップスター、トップ娘役について


2024.01.19


この度、花組 次期トップスター永久輝せあ次期トップ娘役星空美咲が決定しましたのでお知らせいたします。
なお、永久輝せあ、星空美咲の新トップコンビとしてのお披露目公演は決定次第ご案内いたします。


思いのほか、発表、早かったですね。
トップ人事って、順当の場合は「遅い」のが定番なので、意外…[あせあせ(飛び散る汗)]
おめでたいことを出して、ファンのつらい毎日を和らげようとしてくれたのでしょうか。


フレッシュな新トップコンビになりますね。


おめでとうございます[exclamation×2]


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