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ミュージカル「#チャミ」観劇 [┣ミュージカル・音楽劇]

ミュージカル「#チャミ」


作:作詞:チョ・ミンヒョン
作曲:チェ・スルギ
日本版台本・演出:田尾下哲
日本語翻訳・訳詞:安田佑子
音楽監督:宮崎誠
振付:石岡貢二郎(K-Dance Nexus)
歌唱指導:モリモトマサミ
演出助手:石井麻莉(SPM、畠山典之
美術:日下部豊
音響:遠藤宏志、塚原康裕(アコルト)
照明:劇団四季照明部
照明デザイン:稲葉直人(アース・ステージライティング・グループ)
映像:山北将也(サウンドクルー)
映像制作:新城良明(サウンドクルー)
舞台監督:並木毅(クリエイティブワークス)
舞台監督助手:石井栄作
大道具:保坂史郎(ステージフォー)
記録映像:大平洋(Katana Films)
衣裳:木鋪ミヤコ(doldol dolani)
衣裳製作:大矢博美(doldol dolani)
ヘアメイク:西村裕司、太田夢子(earch)、杉田智子
宣伝美術:尾花龍一(MONSTERS,INC.)
企画プロデューサー&コーディネート:ウォン・ジヘ
制作:松田プレゼンツ
アシスタントプロデューサー:津幡未来
プロデューサー:石津美奈
エグゼクティブプロデューサー:家村昌典
主催・企画・制作:LDH JAPAN


自由劇場、初めて入りました。500席くらいなので、劇団四季版のバウホールみたいなものですね。宝塚のバウホール同様、現在は小屋貸しもしているみたいです。
今回の公演、COCOA(接触確認アプリ)をインストールしていないと劇場に入れてくれないのですが、入り口でインストールすることも可能でした。これは…接触を確認したいのではなく、COCOA普及キャンペーンか[exclamation&question]


チャミ3.jpg


浅利慶太さんにご挨拶。


チャミ2.jpg


四季おなじみの今日の配役用掲示板、出演者が少なすぎて、スタッフリストが三列、出演者が一列…[わーい(嬉しい顔)] 


さて、この公演、メインキャスト4役がすべてWキャストとなっている。(女子2名は入れ替わり配役)
上の掲示板の通り、私が観劇した配役は、
チャ・ミホ…剛力彩芽
チャミ…Dream Ami
キム・コデ…井阪郁巳
オ・ジニョク…丘山晴己
だった。ほかに、キム・コデ役は反町宗一郎、オ・ジニョクは石井一彰が演じている。(男子2名の組み合わせは変更せず、全部で4パターンの役替わり)


内気でおとなしい女の子、チャ・ミホ(剛力)は、就職にも失敗して、コンビニでアルバイトを続けている。今日もバイトに行くと、少し前に就職したはずの友人、キム・コデ(井阪)がいた。仕事を辞め、このコンビニで働くことになったという。どうやら、コデは、ミホに気があるらしいが、ミホは気づいていない。
ミホは、SNS(たぶんインスタ)をやっているのだが、そこでは、かなり自分を「盛って」写真をアップしていた。少しでも「いいね」がほしくて。特に、憧れの先輩、オ・ジニョク(丘山)から「いいね」がもらえたら、天にものぼるくらいうれしかった。
ある日、ミホは、SNSから素敵だなと思って保存していた写真を、誤って自分の記事としてアップしてしまった。削除しなければ…と思っているうちに、たくさんの「いいね」が届き…動揺している間に、チャミ(Ami)と名乗る美少女が現れた。チャミは、SNSでミホが「盛った」姿。チャミは、本名のチャ・ミホから作ったハンドルネームだ。
チャミはミホの代わりに「リア充」した人生を送り、それをSNSにアップするから、ミホは、黙って家にいてそれを眺めていればいい、と言って、就職を決め、ジニョクとも交際を始める。他人の写真を使って、SNSに次々と記事をアップし、「いいね」をもらいまくる。モニョりながらも、チャミのペースにはまっていくミホに、当惑するコデ。
でも、コデやジニョクにも秘密があった。コデは、コンビニの新人店員ではなく、そもそもコンビニのオーナー。実はお金持ち。ジニョクは、チャミと同じように、テレビの登場人物から、さえない男子に成り代わった過去を持つ。(成り代わった場合、いつかは、本人との対決になる⇒負けた方が消えることを、ミホとチャミに示唆する。)
SNS全盛時代の現代にふさわしい、でも、ちょっとファンタジーの入った可愛らしいミュージカルは、韓国では大人気だったそうだ。
一方、日本では、コロナ禍のせいか、集客に苦労している印象。
かなり、関係者が来ていた。(入場の列ができていると思って並んだら、関係者席の列だった…[バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)][バッド(下向き矢印)]


ミホ役の剛力は、透き通った美しい声ではあるのだが、音程が不安定で、ドキドキしてしまった。ミホとしては、それもありかもしれないが、チャミ役になった時、堂々と歌えてないと厳しい気がする。どうだったのかしら[exclamation&question]とはいえ、どんなにイケてない自信なさげな格好をしていても、可愛いし、顔小さいし、同じ人間とは思えなかった[ハートたち(複数ハート)]
チャミ役のDream Amiは、堂々としたパンチのある歌声で、ドラマを盛り上げる。かっこいいナンバーが多くて、ちょっとハスキーな高音が気持ちよく響く。思わぬ収穫[ぴかぴか(新しい)]ただメイクのせいか、顔がテカっていて、「盛れて」ないように見えた。登場シーンからだったので、汗ではないと思うのだけど。衣裳や髪形も50年代風だったのは、なぜ[exclamation&question]
ジニョク役の丘山は、米国歴が長いせいか、「Follw the Rule」の発音が良すぎて、最初なんと歌っているのか、わからなかった[あせあせ(飛び散る汗)]でも、かっこいいように見えて、実は、架空のキャラクターが本人に成り代わって、現世に居座っている…という複雑な側面も感じられて、さすがの役作りだなーと感心。ダンスや、キメポーズもかっこよくて、動揺した時との落差が面白かった。
コデ役の井阪は、人の好さが感じられ、コデという人物を井阪の魅力で包み込んでいた。柔らかい声は、井阪の魅力のひとつだと思う。とはいえ、ミュージカル歌唱には、まだちょっと音程的にヤバいかな。今後に期待。以前、丘山と仲良くなりたいと、某あそびばで語っていたが、この共演で、かなり仲良くなれたのではないだろうか。その後の話も聞いてみたい。


大作ミュージカル未経験の若い世代に、ミュージカルの楽しさを知ってもらうのにちょうどいいライトでハッピーなミュージカルなので、そういう方向でプロデュースすればよかったんじゃないかな[exclamation&question]
自由劇場で9900円は、ちょっと、対象者を読み違えている気がする。


そうそう、登場人物が韓国人の名前なんだけど、舞台(映像で表現)は、東京だったよね。どういうこと[exclamation&question]日本在住の韓国人の物語ってこと[exclamation&question]


チャミ1.jpg


余談ですが、「自由劇場で、チャミを観た」と言ったら、友人に飯野おさみさん(劇団四季・愛称がチャミさん)だと思われてしまった[わーい(嬉しい顔)]


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