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朗読劇「四つの署名」 [┣演劇]

リーディングシアター
「四つの署名」


原作:アーサー・コナン・ドイル
脚本・演出:毛利亘宏(少年社中)
音楽:YODA Kenichi


舞台監督:西川也寸志
演出部:伊藤ほのか
舞台美術:秋山光洋(n10design)
美術助手:秋山えり(n10design)
大道具製作:俳優座劇場
生花装飾:毛利華世
照明:齋藤真一郎
音響:井上尚裕(atSound)
衣装:村瀬夏夜
衣装進行:秋山友海
ヘアメイク:遠田ひとみ
演出助手:廿浦裕介
美術協力:n10design
小道具協力:高津装飾美術
ヘアメイク協力:LaRME、株式会社エノン
照明機材協力:ART CORE
運搬:マイド

制作:一ツ橋美和(シャチュウワークス)、宮本綾子(シャチュウワークス)
プロデューサー:井手響太(文化放送)、中村恒太(東映)
アシスタント・プロデューサー:高橋悠太(文化放送)、川崎紗也子(東映)
制作協力:シャチュウワークス
主催:東映、文化放送


8月4日夜公演観劇
ホームズ:矢崎広
ワトソン:仲村宗悟


様々な俳優が、ホームズ・ワトソンに扮して行われる朗読劇、以前「緋色の研究」を見て、矢崎広のホームズやワトソンにすっかり魅了されたので、今回も矢崎の公演を目指して観に行った。
とはいえ、このシリーズ、毎回、私好みの俳優が入れ代わり立ち代わり出演するので、全部観たい[黒ハート]と、毎回、歯噛みしてしまう。
今回は、有澤樟太郎・細谷佳正・赤澤遼太郎・矢崎広・長妻怜央(7ORDER)・仲村宗悟・濱健人・岡本信彦・鈴村健一・島﨑信長というメンバーが、ホームズとワトソンに扮した。出演陣に声優が加わったことにより、朗読劇としてのレベルも大きく上がり、面白い作品になったと思う。
2012年頃と違い、「憂国のモリアーティ」にハマっている現在、「四つの署名」は基本中の基本なので、ストーリーを追うというよりは、メアリや双子の兄弟など主要人物の演じ分けがどんな感じになるのか、興味津々な感じ。特にメアリは、基本的にワトソン役の俳優が、その他の人物を演じ分けることが多いのだが、ワトソンとの会話も多いため、途中でホームズ役の俳優が、その役割を引き取って演じるような演出があり、そこでホームズ役の俳優の演じる女役も楽しめる。この辺りは、ちょっと笑いをとる演出にもなっているので、見どころのようだ。


矢崎のホームズは、明るめの青いスリーピースを着こなし、ダンディでかっこいい。相手役の仲村宗悟は、今年大ヒットした映画、「THE FIRST SLUM DUNK」で宮城リョータ役を演じていて、公演パンフレットによると、矢崎は映画を見て大感動したそうだ。
案の定、途中で、スラムダンクネタのアドリブを仕掛けてきた。客席も大盛り上がり。矢崎としては、してやったり、だろう。仲村も苦笑い。
ワトソンとメアリ・モースタンとの会話では、メアリ役も演じ、そこでも笑いをとる。
全般的には、都会的で、紳士的、でも女性に厳しくて、犯罪解明に対して偏執的ともいえる執着を見せ、刺激の足りない人生をコカインで紛らわす退廃的な部分も隠さない、実にホームズらしいホームズだったと思うが、公演パンフレットで本人が危惧していた通り「まず朗読劇の最低限のルールとして噛んじゃいけないんですよ。噛むことはお客さんを置いていく行為になるので、何があっても絶対に噛んじゃいけない」の部分が、少し残念だった。
こればっかりは、その日の空気で大きく変化するものなんだろうな…と思う。
一方の仲村は、ワトソンとしてホームズに寄り添い、優しさでメアリを包み、温かくて素敵でした。


よき朗読劇だったので、別のシリーズも観劇したいと思った。


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