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「アルセーヌ・ルパン―カリオストロ伯爵夫人―」観劇 [┣Studio Life]

音楽劇―アルセーヌ・ルパン
「カリオストロ伯爵夫人」

原作:モーリス・ルブラン
作曲:村井邦彦
美術:宇野亞喜良
脚本・演出:倉田淳

編曲:Christian Jacob
美術・衣装助手:野村直子
舞台監督:清水浩志
映像プログラム:泉次雄(RISE)
照明:辻渉(RISE)
照明オペレーター:柴朝香(RISE)
音響:竹下亮(OFFICE my on)
PA:水木邦人
ヘアメイク:河村和枝(p.bird)
ヘアメイクスタッフ:西村真美(p.bird)
衣装製作:宮村泉
アクション:渥美博
振付:新海絵理子
舞台美術助手:渡邊景子
演出助手:平河夏
プロデューサー:河内喜一朗

またまた宝塚の演目とStudio Lifeの演目がかぶりました[あせあせ(飛び散る汗)]
わざとか?というくらい、年にひとつはかぶってる…そして、微妙にどっちかがタイトルを変更しているような気がする…[爆弾]正塚先生、すみませんでした[バッド(下向き矢印)](ライフに代わって謝ってみる)

さて、今回の作品は、著名な作曲家である村井邦彦氏に楽曲を提供していただき、音楽劇として上演されている。
何故?[爆弾]
今回、石飛さんも林さんも出てないですけど…[あせあせ(飛び散る汗)]ヤバいメンバー出まくりですけど…[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

一応、その辺は倉田氏も考えたようで、MC的な役で歌手のtekkanを客演させ、ほかにもエキストラ・コーラスとして、清水廉、中村勇矢の2名を出演させている。
でも、ライフのメンバーも歌っちゃうわけよ[爆弾]
その上、コーラスはフレッシュ(新人の劇団員)だし。別にフレッシュたちも、役者であってシンガーじゃないし。

名曲が台無し[爆弾][爆弾][爆弾]

しかも、この話、けっこう救いがなく酷い話なんですけど?[むかっ(怒り)][むかっ(怒り)][むかっ(怒り)]

まずは、そんなところから書いていこうと思う。

アルセーヌ・ルパンが、20歳頃のお話。
その頃、彼はまだアルセーヌ・ルパンではなく、ラウール・ダンドレジーと名乗っていた。
ラウール(松本慎也松村泰一郎岩崎大)には恋人・クラリス(宇佐見輝)がいたが、父親が厳しくて、彼を認めていなかったため、密かに契りを交わしていた。
そして、その厳しい父親、デティーグ男爵(牧島進一)に、二人の関係を認めさせようと、彼の家を訪れた時、ラウールは偶然、その家で行われた恐ろしい“魔女裁判”を目撃してしまう。
ボーマニャン(倉本仲原裕之)とデティーグ男爵ら数人の男たちが、一人の女をなぶりものにしようとしていた。そこに現れた証人の大公(藤原啓児)によれば、その女は、100年間年をとらずにいるらしい。
ラウールは、彼女の美しさに魅入られ、殺されようとしていた女性を助け出す。
彼女は、カリオストロ伯爵夫人、ジョゼフィーヌ・バルサモ(関戸博一青木隆敏)と呼ばれていた。すぐにラウールは、ジョゼフィーヌに夢中になったが、彼女は、自分が年上であることを気にして、なかなかラウールに心を許そうとはしなかった。
しかし、ラウールは情熱的に彼女に迫り、とうとう二人は恋人同士になる。
やがて蜜月が過ぎると、ラウールは彼女の嫉妬心を疎ましく感じるようになっていく。
そして、ジョゼフィーヌは、ラウールにとって、職業上もライバルだった。熱心に愛の言葉をささやきながら、冷徹にラウールを置き去りにするようなジョゼフィーヌだったが、クラリスがラウールの子を宿していると知った時から、激しい嫉妬に我を失うようになる。
そして、狙った獲物を奪ったラウールから、ひどい言葉を浴びせられたジョゼフィーヌは…

ラウールは20歳の前途ある、頭脳明晰な青年だが、正業について立身出世するような人間ではない。人生初の盗みは、なんと6歳の時だというから、筋金入りの泥棒紳士だ。
当然、他の人間と同じような倫理観は彼にはない。
しかも、現在の彼は、若くてハンサム。女達には基本チヤホヤされているし、だから、これと思った女は、押して押して押しまくる。が、そうして手に入れた女に飽きるのも早い。
つまり、いわゆるプレイボーイ。プレイボーイも年季が入ると、“付き合うのは簡単だが、別れるのはドロドロ”という現実に気付き、キレイに別れる方法を研究し、相手に飽きたという紛れもない事実を、どうオブラートに包むか…ということに腐心するものだが、ラウールは若く、経験も少ない。
だから、付き合うのも直球、別れるのも直球、ということになる。
そして、若いラウールが全く慮ることのできないこと、それが“年齢”だ。
初めて付き合った年上の女性。
若く、おとなしい処女、クラリスからは得られない色々な経験を、ラウールはジョゼフィーヌから教えられることになる。いわれのない激しい嫉妬を含めて。
そして、ジョゼフィーヌの激しさを知りながら、ラウールは一番してはならない方法で、彼女の誇りを傷つけ、自分の若さを誇示する。

そりゃ、息子を誘拐されるというエピローグも、納得できてしまう。
その一方、こんなヤツが主役ってどうよ[exclamation&question]という気分にもなる。主役が劇場中の女性ファン(しかも、若さを失いつつある年齢層の人が多い)を敵に回してどうする[exclamation&question]

役者感想は、また別記事で。


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