SSブログ

ミュージカル「薄桜鬼」観劇 [┣矢崎広]

早乙女太一主演の舞台「薄桜鬼」感想はこちらです。

実は、今回の「薄桜鬼」、前回と同じスタッフがキャストを変えて、主役を変えて制作したものだと、観劇の5分前まで思っていた。前説を聞いて、ミュージカルなんだ!と驚いた。
かなりダメダメな感じの観劇でございました。

ミュージカル「薄桜鬼」

脚本・演出・作詞:毛利亘宏
音楽:佐藤俊彦

舞台監督:横尾友広
舞台監督助手:八木橋貴之、大槻めぐみ
舞台美術:松本わかこ
大道具:ステージ・ファクトリー
照明:斎藤真一郎
照明操作:小原ももこ、菅沼玲、佐藤美帆、吉森賢治
音響:岡安智章
音響操作:小川こずえ、潮麻由子
アクションサンプラ:川口莉奈
演出助手:田中精
衣装:清水喜代美、八重樫伸登
衣装協力:五十嵐美幸
ヘアメイク:古橋香奈子
ヘアメイクアシスタント:福岡亜樹、川口みさき、小泉七穂
歌唱指導:石橋優子
振付:J(KoRock)
殺陣指導:Team AZURA

基本的なストーリーは、早乙女太一版と同じ。
ただ主人公が、土方歳三⇒斎藤一に変わったことと、近藤勇と山南敬助が登場しないこと。
まあ、近藤さんは、セリフにたびたび登場するし、いないことの違和感はそんなにない。むしろ舞台版では、土方一人に指揮命令系統が集中している方が、スピーディーな舞台が作れる、というのはあるかもしれない。
芹沢暗殺後、山南切腹までの新撰組は、近藤局長、土方副長、山南総長と、よくわからない上下関係。それぞれに報告や相談もあっただろうし、でも、そういう場面は、芝居の間を生みはするけど、スピーディーな展開は奪ってしまう。今回は、“芝居の間”に関しては、笑いで取るという設定だったため、こういう大胆な選択になったのかもしれない。
でも、隊士を強くする薬『変若水(おちみず)』を導入するキッカケになった山南がいなかったので、なんであんな薬使っちゃったのかなーというところは、ちょっと腑に落ちなかったかな。

ビジュアル的に、ゲームとかアニメに登場するような人がちゃんと3Dで実在しているんだなーと、そんな感想を持った。
斎藤一役の松田凌くんは、まだ20歳なのかー。歌がちょっとアレだったが、芝居はよかった。
相手役の吉田仁美さんは、よーく見ると年上感満載なのだが、声がアニメ声で可愛いし、なにしろ歌が上手いので、よい配役だったかもしれない。

殺陣もすごかったが、これは、早乙女版の方に軍配が上がるかな。舞台機構の違いもあるかもしれないが、殺陣をしながら歌に入ると、どうしてもその人のパートの間は、殺陣が止まってしまう。(まさか歌の途中で舞台から消えるわけにもいかないので。)そのわりに殺陣の間の曲が長く、しかも心情をたっぷりと歌っているので、途中で切るわけにもいかず…というジレンマ。
ミュージカルという意味で成功していたか?というと、ちょっと自信がない。

出演者はそれぞれ個性的で、チームワークもよかった。
でもねー、「勝負あった、引き分けだ」っていうセリフはどうなのかしらね、土方さん。

斎藤一:松田 凌、沖田総司:廣瀬大介、雪村千鶴:吉田仁美
藤堂平助:池田純矢、原田左之助:小野健斗、永倉新八:宮崎秋人
山崎烝:天野博一、井上源三郎:森 大
不知火匡:柏木佑介、雪村綱道:江戸川卍丸、天霧九寿:清水順二(30-DELUX)
風間千景:鈴木勝吾
土方歳三:矢崎 広

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0