ファンキー・ティー・パーティー その4

「TRAFALGAR／ファンキー・サンシャイン」東京公演の祐飛さんお茶会レポ、その4回目です。前回、3回目のレポはこちらです。

司会：さて、先日、祐飛さんの写真集が発売されまして、写真集への質問がたくさん寄せられましたので、このようなコーナーを設けました。
（檀上に写真集からたくさんの写真がピックアップされて貼りつけられた掲示板が置かれる）
ゆ：おーっ！
司会：題して、「教えて！祐飛さん！I’m here編」！
（客席、拍手）
ゆ：こ、これは…お天気おねえさんの小道具…？
（祐飛さんに、指し棒が渡される）
司会：祐飛さんにいろいろなお話をうかがって行きたいと思います。
ゆ：はい。（指し棒を使いながら）晴れ！晴れ！！
（客席、爆笑）
司会：どの写真もとっても素敵なんですけれども…（ここで黙る）
ゆ：はい、すいません、いや、聞いてます。
司会：もうよろしいですか？
（客席、大爆笑）
ゆ：はい、気が済みました。すみません…
司会：どの写真もとても素敵ですが、祐飛さんが、これはとっても楽しかった！というのはありますか？
ゆ：すごく楽しかったのは、これ！渋谷。金曜日の夜7時、センター街、すごく面白かった！
司会：どんなところが楽しかったですか？
ゆ：まずですね、すごい人だったんですよ。スクランブル交差点と、センター街と、もう一カ所、提灯の写ってるとこら辺、なんて説明していいかわかんない、とにかくすごい人だったんですね。ちょうど桜の最後位で、もうなんか、お花見もしつつ、皆さん…。で、あの、雨が降ってたんですね。雨が降ってきちゃったんですけれども、で、それこそなんか、あまりにもすごい恰好なんで、ちょっとフィールドコートみたいなので隠れて。ま、頭は隠れてないんですよね、この…この頭は隠れてないんですが…雨の中降りて行き、バーッてこう脱いで、撮影を始めるんですけれども、あまりね、これ言えないんですけれども…あの、なんて言うんですか？ゲリラ撮影なわけですよ。許可取らないといけないんですけれども。あの、蜷川さんは、写真を街中で撮る時に、それはプロの技なんですけれども、存在を消すんです。無になるっていうか、あまりこう人に、わ、なんかやってるって思われないような感じで、姿を消すような感じなんですね。で、私一人なんですよ。
（客席、笑）
ゆ：皆で私のことを、なんだろ、なんだろ…って言ってて。外国の方はね、皆さん、わぁ！みたいな感じで、記念撮影だかなんか、日本で面白いものがいた…みたいな…そんな注目された中で、渋谷の街で男役になるっていう経験がものすごい新鮮でした。はい。はい、始めますって言われたら、男役歩き、しかもこれ、銀ちゃん風で撮ってたんで、銀ちゃん歩きになってるわけですよ。そしたらもう、メイクさんもスタイリストさんも、初めて見る男役、間近で演じてる男役なもんで、それが渋谷に現れたから皆もう、びっくりしちゃって、瞬時にスイッチが変わる瞬間を見て、皆がびっくりして、あ、男役ってこういうもんなんだ！ってなったんですけれども。でも、舞台とは違った集中力がいるというか、ほんとにすぐ横をたくさんの人が歩いてて…しかも皆、なんだろ、なんだろって皆が見ているんですけれども、そこで銀ちゃんになりきるというこの経験が、ものすごい刺激的で、スタッフ全員、大興奮で、“おもしろかったー！”って、最高…これが最終景だったのね。最終撮影だったんですけれども、めちゃくちゃ盛り上がって、そのまま皆で打ち上げに突入しました。
司会：ありがとうございます。この写真集には、銀ちゃんのほかに空風とか、ホゲ風とか、いろいろありますが、そのキャラクターを選ばれた理由はありますか？
ゆ：ま、そうですね。まず、ジャンルを分けたかったのは、もちろんありますよね。衣装も、ジャンルを全部すごく違う方向性に、大きくいろんなカラーを出して行きたかったというので、ま、全然違う雰囲気の役を選んだんですけれども、ま、でも、ここ最近したもの、わりとここ最近のヒストリー的な感じにもなるかなー？と思いつつ、ま、たとえば、スーツだったら「カサブランカ」なのかなー？とか、そういう感じで。モノクロの方は、オフショットということになっており、ま、これでトータル、一日じゃないんですけれども、役者さんのオフとオンみたいな感じにしてあります。
司会：綿のお風呂に入った…
ゆ：何で綿って言うの？
（客席、爆笑）
司会：綿の泡…のお風呂に入った…
ゆ：それ言ったらおしまいじゃん。泡は泡だよっ！
司会：泡のお風呂に入ったご気分はいかがでしょうか？
ゆ：はい、泡でした。
（客席、爆笑）
ゆ：これも…あの…すごく、なんか、細かいところに拘っていて、定期的に髪の毛もね、メイクさんが濡れた感じにしてくださったりとか、さりげないけれども、いろいろ細かいところに拘っていますね。
司会：そういう細かいところも見ていただきたいと思います。ところで、宙組の組子さんの反応はいかがでしたか？
ゆ：えーと、最初は、「え、写真集、出るんですか？いいな、ほしいな」って言ってくれた子にあげてたんですけれども、それが、「え、あの人がもらってる、いいな、私も、私も」ってなって、結局、あげない子っていうのがちょっとになるってのがすごくイヤだったので、もうこの際だから、みんなにプレゼントしました。（笑）でも、みんながもらってくれて、嬉しかったんですけれども。大ちゃんとかいちゃんは、朝、渡したら…開演前に渡したら、「朝からヤバイ」って言ってました。
（会場、大爆笑）
ゆ：かいちゃんが「朝からヤバイ、ヤバイ」って言っていて…。なんか、最近の下級生は、“ヤバイ”っていう表現で―タカラジェンヌはあんまり言わない方がいいですよね。ヤバイでいろんなことが表現できると思ってるけれども、ヤバくないっ！なんでも、ヤバイと言ってしまうのは…ヤバイなんて言葉、使わないですよね、タカラジェンヌは。…ここにあるかな？たしか、野々さんは、これが一番好きと言ってました。で、あゆみ先輩はこれが一番好きって。（笑）この辺に学年の差が表れてますね。
（会場、大爆笑）
ゆ：やっぱりね、すみかとか、若いからね。こういうの、パーカー萌えっていうらしいです。これは、蜷川実花さんの…これほとんどは、一緒に企画したんですけれども、このふたつだけは、「絶対にやってほしいものがあります。それはパーカー萌えです」と言われて、フードをかぶって撮りたい…それにまんまとのっかってしまった野々すみ花さん…って感じです。
司会：どうもありがとうございました。では、このコーナーを終わらせていただきます。祐飛さん、ありがとうございました。
ゆ：はーい、ありがとうございました。
（客席、拍手）

司会：それでは、残りのお時間も少なくなってまいりましたので、今後のご予定を教えていただけましか？
ゆ：はい。今回の公演、8月8日まで、東京公演をしております。そしてそれが終わりましたら、すぐに宝塚の方に帰りまして、次の全国ツアー公演「銀ちゃんの恋」のお稽古に入ります。全国ツアーの方は、9月4日から9月の26日まで、北海道やら、仙台やら、いろんなところに行くので、みなさま、ぜひ旅行がてら観にいらしていただきたいと思いますけれども。こちらの方も、私と小夏以外は全員ね、キャストが違うこともあり、あと、全国ツアーなのでフィナーレがちょっと付くと思うんですけども…。
（客席、ざわざわ）
司会：いやぁ～…
ゆ：いやですか？いやーですか？
（客席、拍手）
ゆ：はい、私の中では、銀ちゃんにどんな羽根が来るか…
（客席、爆笑＆どよめき）
ゆ：って、もう、これ、楽しみなんですよねー。みなさん、乞うご期待でございます。ま、あのメンバーで、どんなフィナーレナンバーやるかなーっていうのも、かなり楽しみなんですけれども、でも、お芝居の中身の方も全然ね、ヤスも違うし、橘も違うし、監督も違うし、全然違うものがまた生まれると思うので、その辺もすーごく楽しみです。はい。そして、ツアーが終わりましたら、これもまたすぐお稽古に入りまして、年末、11月の12日から12月の13日まで、大劇場公演です。「誰がために鐘は鳴る」…これは、以前柴田先生の演出で、鳳蘭さんと遥くららさん、ゴールデンコンビと言われたお二人でされた名作の再演になるんですけれども、それを新たに木村信司先生の演出、柴田先生の監修のもと、はい、再演になります。もう、私も見たんですけれども、ビデオで。映画も見ましたし…残ってた映像も見たんですけれども、どちらも号泣しました。はい。すごく、楽しみな作品で…東京の方は、今年…今年じゃないですね、来年は元旦から公演になります。
（客席、拍手）
ゆ：おめでたいですねー。おめでたい！もう来年の話ですけれども、もう、来年はほんとに東京のみなさんに、こんな機会はめったにないと思うんですけれども、年の始めからお会いできるのがとっても楽しみです。とっても楽しみな作品が目白押しなので、みなさま、どれもお楽しみに、と言いますか、お見逃しなく、ぜひいらしてください。
司会：ありがとうございます。大変残念ですが、閉会のお時間となりました。最後に、ご挨拶をお願いいたします。
ゆ：はい、みなさん、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
（客席、拍手）
ゆ：ありがとうございます。ほんとに、いよいよ梅雨明けもし、夏本番で、ソーラー・パワーで千秋楽まで乗り切りたいと思いますけれども、今日は、みなさんからもすごくパワーをいただきまして、舞台の上でも、ほんとにみなさんのパワーをガンガンに感じつつ、宙組みんなで頑張ってます。ここ最近の私はですねー、ほんとに梅雨明けとともに非常に元気になりまして…あ、公演の最初からやってるんですけれども、朝から組子の皆とラジオ体操をして一日を始めるという健康的な日々を送っておりまして、ほんとに楽までガンガン元気に突っ走れると思うので…。みなさま、今日のお話もちょっと頭に入れつつ観ていただくと、また楽しめるかなーと思いますので、千秋楽までどうぞよろしくお願いしまーす。
（客席、拍手）
司会：今日は祐飛さんにお見送りの握手をしていただきますので、後ろの席の方から順番にお帰り下さい。祐飛さん、本日はありがとうございました。
ゆ：ありがとうございました。

というわけで、お茶会レポートは以上です。お読み頂き、ありがとうございました。

コメント 2

お疲れ様でした〜

次から次へと有りますのでアップして下さるだけでも
大変ですよね。
私は貴女の文章で、お茶会のレポートを読むのが好きなんです!!　
これからも宜しくお願い致しまーす♡
by くろたん (2010-08-14 00:23) 

くろたんさま
コメントありがとうございました！

＞私は貴女の文章で、お茶会のレポートを読むのが好きなんです!!　

こんな過分なお言葉をいただき、光栄です！
ツボが同じなのでしょうか？本当にありがとうございます。これからも、頑張って発信していきますので、よろしくお願いします！
by 夜野愉美 (2010-08-14 19:57)