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音楽劇「クラウディア」観劇 [┣ミュージカル・音楽劇]

音楽劇
「クラウディア」produced by 地球ゴージャス


脚本・演出: 岸谷五朗
主題歌: サザンオールスターズ「FRIENDS」
楽曲協力: タイシタレーベル/ビクターエンタテインメント
音楽監督: 大崎聖二、高木茂治
美術: 土屋茂昭
音響: 武田安記(エス・シー・アライアンス)
照明: 吉田一統(Dort)
映像: 石田 肇
電飾: 小田桐秀一(イルミカ東京)
衣装: 高谷健太、藤井康詞(山本寛斎事務所)
ヘアメイク: 冨沢ノボル
振付: 原田 薫、大村俊介(SHUN)、藤林美沙
殺陣: 島口哲朗(剱伎衆かむゐ)
歌唱指導: 平岡由香
演出助手: 高野 玲
舞台監督: 川除 学(Stage Doctor. Co. Ltd.)
宣伝美術: 岡垣吏紗
宣伝写真: 中村理生
宣伝映像: 千葉哲郎
マーチャンダイジング: 中川美紀、浅山敬介
宣伝: 株式会社ディップス・プラネット
票券: 株式会社インタ―スペース
営業: 木田波子
制作協力: 株式会社プラグマックス&エンタテインメント
制作: 佐々木康志、相場未江、武藤香織
アシスタントプロデューサー: 渡邉可奈子
プロデューサー: 松本有希子
エグゼクティブプロデューサー: 小見太佳子
特別協賛: 大和ハウス工業株式会社
宣伝協力: WOWOW
主催: アミューズ(東京公演)・キョードーグループ(大阪公演)
企画・製作: アミューズ


2005年の公演を観ている。感想もあった。こちらです。


そちらにもストーリーがものすごく簡単に書かれているけど、実際に、近未来だの、鎖国した日本で小競り合いを繰り返すことで大戦争を回避する…みたいな設定は、ラスト付近に語られるまでは、わからない。人々はただ、剣を使った戦闘に明け暮れている。(銃器は禁止されている)
そういう世界の中で、「このままでいいんだろうか」と疑問を持つ人間が登場する。
この世界では、銃器同様、愛も禁じられていて、愛がない世界では、誰もが欲望のまま振る舞い、その結果生まれる命を大事に育て、戦闘員として育てていく。互いにいがみ合い、衝突を繰り返す根国と幹国は、モンタギューとキャピュレットのようだ。(衣装も、青と赤に分かれている)
「クラウディア」初演の頃には、その存在も知らなかったが、プレスギュルヴィックの「ロミオとジュリエット」にすごく似ている。欲望と憎しみしか持たずに戦い続ける人々の中で、純粋に愛だけを求める恋人たちーその先には悲劇しか待っていないのは、ロミジュリの例を引くまでもない。
現代的な視点を入れると、これはセクシュアリティ(ロマンティック)の問題にも感じられる。
この舞台に登場する人々の多くは、欲望のおもむくまま、相手かまわず性を謳歌している設定なのだが、当然、それがいやだ、と感じる人はいるわけで。初演時には、その理由を「愛」としていたが、そもそも愛する人とじゃないと、そういうことをしたくない=誰とでもはイヤという感情は、特に女性の場合、それがよいとされてきた時代が長かったから(逆に男性の場合は、一人の女性に固執するのはおかしいとも…)、ドラマ上、ヒロインらしさへの違和感もないが、別に、現在、好きな人がいなかったとしても、「今日初めて会った人とノリでえっちとか、どう考えても無理」っていうセクシュアリティという解釈もできるなー、などと感じた。
(クラウディアと細亜羅の恋は一目惚れっぽい感じもあるので、デミロマンティックというよりは、デミセクシュアルなのかな…。よく知っている人、信頼している人にしか恋をしない、というよりは、ちゃんと知って、ちゃんと信頼できる相手だと確信して初めて性的魅力を感じるみたいな。)


驚くほど前回を覚えていなかったが、風間俊介が出ていた、ということだけは、めちゃくちゃ覚えていた。
ヒロイン役は工藤夕貴、今回、美弥るりかが演じた織愛役は、三咲(蘭花)レア、今回、湖月わたるが演じた神神殿役はTRFのYUKIが演じていたらしいが、かろうじて、レアちゃんの記憶があるくらい。
で、前回観た時は、ブログによると、かなり楽しかったらしいが、今回は、ドラマそのものに対しては、それほど強い感銘はなく、出演者や演出に関しての印象が強かった。


特に、アンサンブルによるダンスシーンの迫力に、圧倒された。美しいだけでなく、力強い。全員が汗だくで、次々にダンス&殺陣を繰り出してくる。うだるような暑さの中、スカッとするステージでした[exclamation×2]
そうそう、今回は、主な役がWキャストだったのですが、私が観劇したキャストは次の通りです。
細亜羅…大野拓朗
毘子蔵…廣瀬友祐
クラウディア…田村芽実
ヤン…上山竜治
龍の子…平間壮一
その他、織愛に美弥るりか、神神殿に湖月わたるがキャスティングされている。
実力派スターの田村芽実特に歌声が大好きなのですが、冒頭の「匂艶THE NIGHT CLUB」とか、めっちゃかっこいい。力強い高音部の歌声がステキ[黒ハート]気持ちが入ると、顔芸になっちゃうところが、ちょっとアレですが、そんなところも含めて可愛い[かわいい](ファンです)
相手役の細亜羅(ジアラ)は、「ロミオとジュリエット」のロミオに相当する役柄なので、ロミオやってた大野拓朗くんにはお手の物。意外とあっけなく死んじゃうので、「ウエストサイド物語」なのかもしれない。お互いの呼び方が「ジアラ様」「クラウディア」なのは、なんか違和感…[あせあせ(飛び散る汗)]
細亜羅とは、昔仲良しだったけど、今は、それぞれの国のリーダー格になっている毘子蔵の廣瀬友祐。実は、クラウディアの父親だった…というオチも…[がく~(落胆した顔)](ってことは、毘子蔵と友達だった細亜羅とは、どんだけ年が離れてるの[exclamation&question]ってことなんですけどね。)⇒初演時はともかく、今の時代、その設定はヤバいんじゃないかな…[爆弾]かっこいい部分も面白い部分もあって素敵でした[黒ハート]
上山竜治は、色気たっぷりのビジュアルがめっちゃ好み[揺れるハート]こちらも、カッコよさと面白さに満ちた役だった。
平間壮一は、ラストの場面で涙を誘う。
わたるさんと美弥ちゃんは、美しいし強いし、どちらも本当に素敵。キャラも、アテガキみたいにピッタリ[exclamation]
美弥ちゃんは、アンサンブルに交じっての、殺陣もキレッキレでカッコよかったです[ぴかぴか(新しい)]


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