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月組大劇場公演 [┣宝塚観劇]

新年早々、月組大劇場公演に行ってきました。


2022正月0.jpg東京は、風も少なく、気候も暖かい日でしたが、途中、米原付近は、まだ雪景色。一瞬、不安になったものの、宝塚も、冬にしては温暖な気候で、安心しました。


行きの新幹線は、ここ2年ほどで最高の混雑。家族連れが多く、皆さん、大荷物。2年ぶりの帰省だったんだなーと、実感。かく言う私も、8月ぶりの大劇場。
世間様に比べると、観劇のために県をまたいでいる方だと自覚している私でも、やはり、遠征回数は控えめになっている。


2022正月1.jpg大劇場は、お正月ムードいっぱい。
そういえば、三が日に大劇場に行ったなんて、何年ぶりだろう[exclamation&question]ゆうひさん在団中に遡るんじゃないだろうか[exclamation&question]


入場時に劇場入口で発券してもらうチケット、去年までの組カラーだけのものと違って、トップコンビの画像付きなんですね[ぴかぴか(新しい)]これは、ちょっと嬉しい[るんるん]


2022正月7.jpgというわけで、月組公演の感想です。
いつものように、箇条書き形式で記載していきます。


お芝居は、「今夜、ロマンス劇場で」。
2022正月2.jpg綾瀬はるか主演のロマンチックな恋物語の映画作品を、小柳先生が、ミュージカルプレイにリライトした。


・病院のシーンから始まる、しかも、ナースなどの病院職員がプロ意識欠如している雰囲気などが、石田先生の作品かと思ってしまった…[爆弾]
・コロナ下、病院のスタッフさんは、中には宝塚のファンの方もいらっしゃるけど、観劇さえ控えて、お仕事に邁進されていると聞いているのに、その宝塚で、こんな杜撰な場面から始まるなんて、すごく残念[ふらふら]
・ここのとこ、ずっと、よき作品を連発している小柳先生だっただけに、今回は意外な気が…。それと、元々、相当に甘いラブロマンスというのは、同じテイストで宝塚化すると、相殺されて、甘さが減じてしまうのではないか…と感じたが、これは、本当のところはどうなのか、ちょっとわからない[あせあせ(飛び散る汗)]実際のところ、原作映画も、加藤剛(映画では、坂口健太郎演じる健司は老後、加藤剛になるのだ[exclamation])になってからの各場面がとびきりよかっただけなのかもしれない[爆弾]
2022正月3.jpg・もし、そうだとすると、健司の老後を、ナースの噂話ではなく、しっかりと場面として演じた方がよかったのかもしれない。月城であれば、老人・健司であっても、問題なく演じられるはずだから[ひらめき]
・よ~く考えてみると、大きな役がそれほど多い作品ではない。そのため、美雪を失った映画の中の世界から、登場人物たちが、こちら側の世界に次々と現れる…という展開になる。どちらかというと、映画の中の世界>現実の世界のような印象。これが、せっかくの原作映画の魅力を、うまく舞台に移せなかった主原因ではないか…という気がした。
・出演者は、さすが月組オールスターズ[exclamation×2]お披露目公演なのに、何も不安はなかった。特に、海乃美月が、映画の中のお姫様という居ずまいの難しい役を、舞台上に見事に咲かせて見せた。贔屓目だが、綾瀬はるかより美しく見えた。
月城かなとは、手堅く健司をまとめ上げた。できれば、老後の健司で演技力を見せてほしかった。
鳳月杏は、大スター・俊藤龍之介。ちょっと銀ちゃんっぽいビッグマウスなのだが、銀ちゃんと全然違うのは、彼の自己肯定感だろう。本物の大スターは、こんな風に空より広い心を持っているのかもしれない。ちょっと、出番が少なくて残念なのだが、真近でダイナマイトが爆発したのに、すぐ普通に復帰したら変だもんね…[たらーっ(汗)]
暁千星は、映画の登場人物、大蛇丸。実に美しい。コミカルな演技で沸かせる[いい気分(温泉)]
風間柚乃は、健司の仲間の助監督、山中伸太郎。のびのびと演じていて、バウ主演を経て、また大きくなったな…と感じた[ぴかぴか(新しい)]
・月組に異動してきた彩みちるは、映画で、本田翼が演じた映画会社の社長令嬢役。前回大劇場で観た時は、妖艶な冴子さんだったのに、とても清楚で、でも、恋に一直線であり、仕事もできる、おっとり女子になっていた[かわいい]


2022正月4.jpg


休憩時間に、劇場前の看板を撮影してきた[るんるん]
お正月らしく、各組トップコンビの看板。「Keep on Movingーさらなる輝きをめざして。」ということだけど、トップスターとトップ娘役の倍率が…一寸法師かっ[バッド(下向き矢印)]


さて、ショーは、ジャズのスウィングを全編に散りばめたショー…ということらしい、「FULL SWING!」。作・演出は三木先生。


・SNSで噂には聞いていたが、主題歌のリズムの拍が速くて、ジャズの裏打ち手拍子をしていても、だんだん遅れて表打ちになる人が多数。ものすごく雑な手拍子で、これは逆に出演者も歌いづらいのではないか…と不安になった[爆弾]
・第2景は、砂漠で雨を求める設定だったらしいが、龍の宮に雨乞いに来る青年()たちの場面(日本的な…)かと思ってしまった。で、これがジャズなの…[exclamation&question]と…[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
・第3景は、大人気のジゴロ(鳳月)が、いつまでもあると思うな、人気とお金…と、少し焦り、若き日を思い出して歌い踊る場面。なんで、ジゴロにマネージャー(晴音アキ)がいるの[exclamation&question]場面のヒロインを晴音が演じたのは、とてもステキ。実力派の娘役はどんどん活用してほしい[パンチ]
・第4景は、戦場から戻ったジャンゴ(月城)が死の影に心を奪われそうになるのを、恋人(海乃)らパリのカフェの人々が心をひとつにして阻止する…みたいな場面。いやー、ここまで、トップコンビが全然出てこないから不安になったよ…[あせあせ(飛び散る汗)]この構成はいかがなものか[爆弾]
・中詰(第5景)は、ジャズのメドレー場面。鳳月が、ゆうひファンには懐かしい「Strangers in the Night」を歌ってくれて、しみじみ…[もうやだ~(悲しい顔)]
・第6景。海乃を争う月城VS鳳月。この手の場面は、普通、誰かが死ぬ展開になるが、2公演連続、平和に勝ち残り、トップ娘役を我がものとするちなつちゃん、最強なんですけど[ぴかぴか(新しい)]
・第7景からフィナーレは、彩みちるちゃんの活躍が嬉しかった。銀橋を一人で歌い渡ったり、3組のデュエットダンスに選ばれたり。あ、でも、お披露目公演のデュエットダンスが3組のデュエットダンスでよかったのだろうか[exclamation&question][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
・ファンとしては、ちなつちゃんの2番手羽根は嬉しかったけど、月城、鳳月、暁、風間の4人をフィーチャーしたという感じのショーだな~と思った。トップコンビと2番手さんには、これが、新体制のお披露目なんだけどな…という、ちょっとだけ、喉に何かが引っかかったようなショーだった。(個人の見解です)[バッド(下向き矢印)]


2022正月5.jpg新年の宝塚、今後のラインアップを観ながら、すべてのタカラジェンヌに幸あれ~と祈る一日だった。


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