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「ファントム」群舞にニヤリとして。 [┣ヅカネタ]

「ファントム」のフィナーレナンバー、黒燕尾の群舞、めっちゃ、かっこよかったですね[黒ハート]
中村一徳先生らしいフィナーレナンバーで、群舞だけでなく、燕尾のまま男役・娘役入り乱れた銀橋ナンバーになだれ込み、実に楽しいフィナーレでした。
そんな中、皆様、お気づきになられましたか[exclamation&question]


望海風斗を中心とする、大階段からの男役群舞シーンでは、皆さん、燕尾をこのように持っていたことを。


蘭寿さん.jpg(パターンA)


そして、男役・女役入り乱れての楽しいナンバーのところでは、彩風咲奈以下、このような持ち方をしていたことを。


2003.jpg(パターンB)


燕尾の持ち方にこの2種類があることは、ご存じの方も多いと思うのですが、ちゃんとそろえた形で、両方を短時間に出してきたのは、初めて観ました。


パターンAは、花組男役がよくやっている持ち方で、男らしくカッコいいですね。ちなみに、蘭寿とむさんの画像を使っております。
パターンBは、その他の組の男役多数派。画像は、大空祐飛さんのものを使用しております。こちらは、女性が演じる男役ならではの、美しい手先を堪能できます。


雪組は、花組出身者がスターになることが多く、パターンAをやりたい花組出身者がセンターの時に、揃えてくれることがあるようです。


しかし、花組だけが、この持ち方をする…というのは、いつからなんだろう…と気になりますよね。


1997.jpg


これは、1997年花組の黒燕尾場面なのですが、手元をよーく見ると、実はパターンBなのです。ただ、花組生は、他組生に比べて肘の開きが大きいので、一見、もうパターンAが完成しているように見えます。でも親指は皆さん折り込まれているんですよね。


2001.jpg


一方、2001年の雪組は、見事にパターンBらしいパターンBで揃っています。


そして、ステージアルバムという限定的な探し方なので、黒燕尾を持つというポーズが絶対に映っている場面も少ないのですが、2002年になってようやくパターンAを発見しました。


2002.jpg


パターンAの元祖は、匠ひびきさんなのかもしれません。ただ、この写真、安寿ミラさん振付の“乾杯”の黒燕尾なので、ここでヤンさんが振付師として、あの持ち方を提唱したのかも[exclamation&question]ですね。


2004.jpg


2004年のTCAスペシャル(現在のタカラヅカスペシャル)では、春野さんだけが、パターンAです。花組のパターンAは、90周年頃には確立していたようです。


ちなみに、ゆうひさんは、花組時代、黒燕尾の群舞が出てくる作品には出演していないので、花組ではパターンAということを知らずに花組生活を終えた可能性が高いです。花組ポーズのことも知らなかったくらいですから。
でも、宙組に蘭寿さんがいた時代、たった一度だけ、二人が燕尾でこのポーズをすることがあったのですが…ゆうひさんが、パターンAに合わせていました。トップさんに合わせると決まったわけでもないんですかね。


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