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「人間風車」観劇 [┣演劇]

PARCO&CUBE 20th present
「人間風車」


作:後藤ひろひと
演出:河原雅彦


美術:石原敬
音楽:和田俊輔
照明:大島祐夫
音響:大木裕介
衣裳:高木阿友子
ヘアメイク:河村陽子
殺陣指導:前田悟
演出助手:元吉庸泰
舞台監督:榎太郎、安達徳仁


人間風車ってプロレス技の名前だったんですね。知らなかった…[ひらめき]
ビル・ロビンソンという先週の開発した、ダブルアーム・スープレックスのことを日本では「人間風車」と呼んだようです。
私がプロレス好きだった頃は、ジャーマン・スープレックス全盛時だったので、ダブルアーム・スープレックスという技は知らなかったな~。


でも物語はプロレスとは直接関係がなくて、一人の童話作家(成河)が想像した物語を、その通りに体現してしまう青年(加藤諒)が、作家のメンタル最悪な時に作ったホラー童話に呼応して猟奇的事件を起こしてしまう…まあ、そんな物語。
初演・再演を観ていた友人から、「覚悟するように」と言われていたけど、大丈夫、とてもよかった[黒ハート]
たしかにホラーだし、苦手な場面もあったけど、それも含めて、良かった。主演の成河が、童話作家の心を繊細に丁寧に作り上げていたからかな、残酷な場面でも彼に寄り添って観ることができた。
この人が出る作品は間違いない、そういう演者にどんどん出会えているのが嬉しい。

そしてヒロインのミムラ。いつも一生懸命で、いつも笑顔で、でも不幸が降りかかってくる役が似合いすぎる。笑顔のまま、弟の人生を引き受けることになった事件を語る場面が痛々しかった。この二人のとても丁寧な芝居が、荒唐無稽な脚本を哀しい童話にまで引き上げていた。
そして、加藤の怪演も忘れられない。


そんな中、チャラくて、恥ずべきテレビディレクターとして、飄々と現れる矢崎広突き抜けたゲスっぷりに、納得。
役者として、突き進むんだな[パンチ]よし、これからも、応援するよ[黒ハート]


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