SSブログ

祐飛さんの思い出(9) [┣祐飛さんの思い出]

(9)2006年

2006年も祐飛さんにとって、大きな節目の年になった。

まず、星組大劇場公演『ベルサイユのばら』への特別出演。しかも、特別出演者のスケジュール調整の都合により、千秋楽のオスカルを演じることになったのだ[exclamation]こんなところにも、なにか運のようなものを感じる。
このオスカル役、朝海ひかる、貴城けい、霧矢大夢、水夏希というスター達との競演となったが、意外にも、“一番女らしいオスカル”という評価を受けた。アンドレ役の安蘭けいが唯一、“肩を抱けなかった”ガタイだというのに…[あせあせ(飛び散る汗)]
なんだろう、X脚だから[exclamation&question]…じゃなくて、たぶん、すごく内面から作ったオスカル像だったせいかもしれません。

そして、好評だった『THE LAST PARTY』の東京特別公演。
なんと、宝塚史上初めての東京芸術劇場中劇場(現プレイハイス)での公演。
この公演ほど、大空祐飛の強運を感じたことはなかった。

そもそものバウホール公演が大和悠河主演の宙組公演との競作だった。その後、ヒロイン役を演じた彩乃かなみと紫城るいが、入れ替わるように組替えして、その時点で、彩乃が月組、紫城が宙組生になっていた。
再演でありながら、相手役が入れ替わる…観客の興味を呼ぶ下地は整っていた。
しかし、宙組では、既に大和主演のバウホール公演が発表されていた。これがネックだったのだが、そのバウ作品ではなく、「THE LAST PARTY」を東上させる…そんな判断を劇団が下してくれたことによって、同時に大空版「THE LAST PARTY」東上も実現することができた。
さらに、大和主演版は、バウホール公演が通常東上する日本青年館大ホールを使用したが、会場が取れなかったのか、大空版は、もっとキャパの小さい東京芸術劇場で上演することができた。
あの芝居は、広い空間より狭い空間の方が、客席のエネルギーが拡散しないので、演じやすいハズ。しかも青年館で4日間より、東京芸術劇場で8日間の方が、総客席数が同じでも、ファン的にはリピートできる喜びが大きい。
上演された3月は、私にとっては、仕事もイベントが重なって忙しい時だったが、幸せな忙しさだった。
しかも、2日に1回くらいのペースで観劇していたにもかかわらず、毎回泣いていた[もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)][もうやだ~(悲しい顔)]
今でも大好きな作品です[黒ハート]
(この公演から、FCにチケットをお願いし始めたのですが、楽屋口がよくわからない劇場で入り出デビューなんて無理…ということで、一応ウェアは買ったものの、当時製作していた映画の打ち上げパーティーの時に、こっそりつけただけに終わった。打ち上げパーティー=THE LAST PARTYだから[わーい(嬉しい顔)]

そして次の大劇場公演が、轟悠さま降臨公演「暁のローマ」「レ・ビジュー・ブリアン」
専科所属になった轟さまが、大劇場公演に主演する…という試みは、各組1回ずつ実施された。
その中で、轟悠主演と謳いながら、その実、轟さまを祀り上げてトップコンビが主演にしか見えない作品だったのが、この「暁のローマ」。何しろ、轟さまの演じたカエサルは、物語の中盤で殺されてしまうのだから。
(そもそも原作としたシェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」自体が、ブルータス主演だし。)
なんかわからないけど、瀬奈さんってすごいのかもしれない…と、この時、かすかに感じた。

祐飛さんは、ブルータス(瀬奈)の友人で、一緒にカエサル暗殺を実行するカシウスを演じた。今でも、「大海賊」のフレデリックと並ぶビジュアル人気の高い役だ。(金髪鬘が似合うってことかな…[ぴかぴか(新しい)]
そして、ショーでは、研15にして初めて「場面のセンター」を受け持ったり、轟さまとかなみちゃん(彩乃)を争うロン毛の男を演じたり…と大活躍[ぴかぴか(新しい)]
そして、その東京公演から、私はファン活動なるものをスタートさせた。
(この時のイタさを思い出すにつけ、誘ってくれた友人のフォローなしには、最後まで活動を続けることはできなかっただろうなぁ~[あせあせ(飛び散る汗)]と心から感謝している[たらーっ(汗)]

そして、秋、中日劇場で上演された「あかねさす紫の花」を全国ツアーで再演することになった。
中大兄皇子役が祐飛さん。これは、中日劇場できりやんが演じた役。まったく違うアプローチで演じられる中大兄皇子に驚いたり、感動したり[黒ハート]そして、ショーは、「レ・ビジュー・ブリアン」を轟さまなしで上演することに。祐飛さんは、轟さまの衣装を一部着せてもらったり、エトワールを経験したり…こちらもビックリする活躍[どんっ(衝撃)]
南彦根まで行って千秋楽を観て、即日帰京できないので、一泊して翌日は、「あかねさす紫の花」ゆかりの蒲生野まで行ってみたり…と、早くもド嵌まりしていく。(この時、まだそんなに親しくなって間がないにもかかわらず、最後まで私の旅に付き合ってくれたKさまにも、感謝でいっぱい[揺れるハート]

お、こうしてみると、私にとっても2006年は特別な年かもしれない。
あ…徹夜でオフィスを引っ越ししたのも、2006年だったなぁ~[あせあせ(飛び散る汗)]

2006年 『ベルサイユのばら』(宝塚大劇場)、『THE LAST PARTY』(東京芸術劇場中劇場)、『暁のローマ/レ・ビジュー・ブリアン』(宝塚大劇場→東京宝塚劇場)、『あかねさす紫の花/レ・ビジュー・ブリアン』(全国ツアー)


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0