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大劇場星組公演 [┣宝塚観劇]

宝塚大劇場星組公演「ロミオとジュリエット」を観劇した。
私が観劇したのは、Bパターンでした。(Aパターンも東京では観劇予定です)

では、大劇場公演の恒例により、箇条書きにて感想を書いていきたいと思います。

  • 初演は3年前?いやー、つい昨日のような気がしたが…[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
  • まず最初にナレーション(英真なおき)が流れる中、愛(礼真琴)が踊り始める。初演の時は、娘役ですらない少女のようだったが、今はちゃんと宝塚の生徒として美しく娘役を演じている。今やは宝塚の大谷翔平[exclamation×2]娘役の可憐さも捨てがたいが、男役の声がいいから、どうしても男役で歌わせたい。これからも出来る限り二刀流を続けてほしい[るんるん]
  • ヴェローナの街。キャピュレット側のリーダーはティボルト(真風涼帆)。月組版のティボルトがあまりいい感じじゃなかったせいか、おお、正統派ティボルト!と素直に思えた。小池先生が座談会で奇しくも語っていたように、顔の輪郭は大事[exclamation]
  • モンタギューのリーダーは、ベンヴォーリオ(紅ゆずる)とマーキューシオ(天寿光希)。これまで、ベンヴォーリオは黒系の衣装を身に付けていて、ロミオの親友ではあるものの中立風のキャラで描かれていたが、のベンヴォーリオは、衣装もブルー系(ターコイズ)で、よりモンタギューサイドであることが強調されていたような気がする。3年前のマーキューシオは、イケていない…という印象しか覚えていないが、今回のベンヴォーリオは世界観のしっかり見えるよい役作りだったように思う。一方の天寿は、なんつーか、小さくて可愛い[かわいい]描こうとしているマーキューシオ像がなんとなーく見えたような気がするが、もう少し深めた形でもう一度観てみたいと思う[グッド(上向き矢印)]
  • キャピュレット夫人を演じる音花ゆり、モンタギュー夫人を演じる花愛瑞穂は、初演と同じキャスティングだが、音花がこの3年ですっかり“女役”に成熟し、ティボルトに溺れているキャピュレット夫人を見事に体現したことにより、お堅いモンタギュー夫人との対比がより鮮やかになった。二人のデュエットが2曲(憎しみ&罪びと)あって、どちらも聴かせる[るんるん]
  • キャピュレット卿(一樹千尋)は3回目の登板。キャラを掴んだ上で、さらに緻密な芝居を見せてくれ、ソロも心に沁みる。モンタギュー卿(美稀千種)は初役だが、見事に、この情報量の少ない人物を見せてくれている。小さいが威厳も感じられるし、貴重なバイプレーヤーだなーと改めて感じる[ひらめき]
  • ヴェローナの大公は十輝いりす。前回は水輝涼だったので、歌があちゃーな感じでは?と、失礼な予想をしていたのだが、十輝らしく身長を生かした美丈夫な大公で、歌も身分が伝わるようなどっしりとした歌で、なかなか良かった[黒ハート]
  • ロミオの柚希礼音は、不思議なことに3年前よりずっとピュアで若々しい青年に見えた。柚希の売りには、実際の男性に近い肉厚なスタイルというのもあると思うが、今回は、まだ青年に成り切っていない少年の甘さを残し、華奢な印象があった。“隠さず言おう、死ぬのが怖い”と歌っていた青年が、“人生の全てを知ってしまった今、もう何もいらない”と自ら死を選ぶ、それほどの恋が素直に伝わって来た好演[ぴかぴか(新しい)]
  • ジュリエットの夢咲ねねは、化粧がいつもと違う気がした。(眉が太く、一直線?)演技的には3年前のジュリエットを基本踏襲している感じ。16の乙女というのは、やっぱりいろいろ…[爆弾][爆弾][爆弾]フィナーレのデュエットダンスが、あんまり「ロミオとジュリエット」的じゃなかったなーというのは、夢咲のせいではない…か[爆弾]
  • パリスは壱城あずさおかしな髪形くらいでは、この人の美貌は隠せない。冒頭のぴょんぴょん跳ねながら歌うところ、なんともタイミングが可笑しかった[るんるん]
  • 乳母は美城れん。化粧は普通。だから、実は美人だった。普通化粧で熟女に見えるのは、さすが美城だが、普通にすることで、極端にコミカルなシーン以外はシリアスな芝居で見せた。そして、馥郁とした美声で歌われる『あの子はあなたを愛してる』。本人的にはまだ納得していないような感じもするが、このままさらにブラッシュアップして、東京でさらなる感動を見せてほしい[ハートたち(複数ハート)]
  • 神父はこちらも三度目の英真より善意が伝わるような神父になっていて、だからこそ、気の毒だなーと思った。若い恋人たちの幸せでなく、彼らの犠牲のもとに両家が和解することが、神の御意志だとしたら、神父としては切ないわなぁ…[バッド(下向き矢印)]
  • あとは、“死”かな?死は、麻央侑希愛役のの方が二度目ということで、終始リードしているような雰囲気だったのは、ちょっと可哀想だったかな。あと、私は個人的に、月組新公で、鳳月杏の“死”役に射ぬかれていて、なかなかあれを超えるインパクトは感じられず…。ラストシーンも、真風から感じた威圧感のようなものがなく、ちょっと印象が薄かったかな?

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