「仮面のロマネスク」考 [┣ヅカネタ]
配役出てからずっと放置していたような…。
ようやく時間ができたので、97年のプログラムを引っ張り出してきた。
まず、配役表を。東京公演のプログラムを見たので、97年は東京での配役になっています。
ようやく時間ができたので、97年のプログラムを引っ張り出してきた。
まず、配役表を。東京公演のプログラムを見たので、97年は東京での配役になっています。
主な配役 | 解説 | 出演者 | 97雪組 | 同新公 |
ヴァルモン | 美貌の青年貴族 | 大空 祐飛 | 高嶺ふぶき | 貴城けい |
メルトゥイユ夫人 | 若き未亡人 | 野々 すみ花 | 花總まり | 貴咲美里 |
*~*~* | ||||
ブランシャール夫人 | セシルの母? | 梨花 ますみ | 小乙女幸 | 愛耀子 |
ローズモンド夫人 | ヴァルモンの伯母 | 美穂 圭子 | 京三紗 | 有沙美帆 |
法院長 | トゥールベルの夫 | 寿 つかさ | 箙かおる | 未来優希 |
テチェンヌ夫人 | - | 鈴奈 沙也 | 灯奈美 | |
ジェルクール | セシルの婚約者 | 悠未 ひろ | 和央ようか | 夢輝のあ |
ダンスニー | セシルを愛する青年 | 北翔 海莉 | 轟悠 | 汐美真帆 |
ロベール | メルトゥイユの執事 | 十輝 いりす | 泉つかさ | 立樹遥 |
エミリー | - | 大海 亜呼 | 森央かずみ | |
ベルロッシュ | メルトゥイユの恋人 | 鳳翔 大 | 貴城けい | 華宮あいり |
ドラノワ夫人 | - | 花露 すみか | 五峰亜季 | |
アゾラン | ヴァルモンの従者 | 凪七 瑠海 | 安蘭けい | 彩吹真央 |
ヴィクトワール | - | 純矢 ちとせ | 翠花果 | |
ランベール伯爵 | - | 七海 ひろき | ||
ジル | - | 花音 舞 | 愛耀子 | |
司祭ルブラン | - | 風羽 玲亜 | 飛鳥裕 | 悠なお輝 |
トゥールベル夫人 | 貞操の誉れ高い貴婦人 | 藤咲 えり | 星奈優里 | 紺野まひる |
ジラルド夫人 | - | 花里 まな | 美々杏里 | |
テチェンヌ公爵 | - | 天玲 美音 | 葛城七穂 | |
ナヴァラン | - | 澄輝 さやと | ||
イヴォンヌ | - | 舞花 くるみ | 花彩ひとみ | |
セシル | メルトゥイユの従妹 | すみれ乃 麗 | 貴咲美里 | 愛田芽久 |
ガボット | ブルジョア | 月映 樹茉 | 鈴鹿照 | 麻愛めぐる |
ダフネ | - | 夢莉 みこ | 珠希かほ | |
ヴァレリー | - | 愛月 ひかる | ||
ジュリー | メルトゥイユの召使 | 瀬音 リサ | 紺野まひる | |
シャイヨー夫人 | - | 結乃 かなり | 美穂圭子 | |
ソフィ | - | 夢涼 りあん | 愛田芽久 | |
フレネー | - | 美月 悠 | ||
ドミニク嬢 | - | 愛咲 まりあ | 有沙美帆 | |
ラヴァル | - | 春瀬 央季 | ||
ボヌール夫人 | - | 彩花 まり | 毬穂えりな | |
ルイ | - | 七生 眞希 | 風早優 | |
マリナ | - | 真みや 涼子 | 舞坂ゆき子 | |
カザレス氏 | - | 留美 絢 | ||
ジャン | - | 和希 そら | 未来優希 | |
ギョーム公爵 | - | 秋音 光 | ||
リーザ | - | 美桜 エリナ | 春あゆか | |
ヌーボー | - | 夢月 せら | 葉月れい |
いくつか疑問点はある。
寿組長をはじめ、当時雪組若手男役と言われたメンバーの役がごっそりなくなっていること。
実はセシル母の役がなくなっていること。なので、ブランシャール夫人という、当時の配役表に名前のない夫人をセシル母かな?と当て込んでみた。違っているかもしれない。
プログラムを見ていると、当時、柴田先生がお書きになったお言葉が載っていた。
この「仮面のロマネスク」は当時の雪組トップスター高嶺ふぶきさんのさよなら公演だった。その高嶺さんに向けての言葉なのだが、
【『大江山花伝』の中の坂田公時の郎党で初ゼリフを言った高嶺は順調に伸びて二枚目路線を歩く中で、個性の幅を広げ、黒いもの・強いものを内に抱く役どころも自分の手にしてトップの座に至った。】
とある。
時代は違っても、『大江山花伝』と『仮面のロマネスク』二つの作品を祐飛さんと共有してるんだなぁ。あ、『この恋は雲の涯まで』『忠臣蔵』ではご一緒でしたね。
『仮面のロマネスク』は、セシルの処女性に象徴される白の世界、肉体も精神もヴァルモンに奪われ、歓喜・悔恨・懺悔と行き詰るトゥールベルの青の世界、たくさんの男たちとの恋と欲望を知的に隠すメルトゥイユの赤の世界、ヴァルモンとメルトゥイユの灼熱の恋、愛と絶望的な悪が混沌と渦巻く黒の世界…という4つの世界で構成されているらしい。
そういうことを考えながら観ると、さらに面白く観ることができそうな気がする。
友人の家で、仮面のロマネスクの97雪組バージョンを観たのですが、花總さんのメルトゥイユ夫人が大人で素敵に演じられていて・・・
すみ花さん頑張れ!と思ったのでした。
Apasionado!!の瀬奈さんバージョンと祐飛くんバージョンを観て・・・
私は祐飛くんが好きなんだ~!!けど頑張ってねと思ったのでした。
(友人は瀬奈ファン)
中日公演に期待しています。
by norinori (2012-01-23 12:34)
norinoriさま
コメントありがとうございます。
花ちゃんのメルトゥイユ夫人、私も大好きでした。
でもって、Apasionado!!と2はベツモノだと思ってまして、瀬奈さん版も祐飛さん版もそれぞれに良さがあると思います。
でも私は2の方が好きですけどね。
by 夜野愉美 (2012-01-23 21:46)