「インフィニティ」ミニ感想 [┣宝塚観劇]
お正月ですねぇ♪
まだまだちゃんと観れていないところが多いので、ミニ感想を先に書かせていただき、あとで、本感想をたっぷりと書きたいと思います。
「インフィニティ」
- 最初、ちょっとだけ肩すかし感があった。毎度毎度やってしまうのだが、これは未涼亜希主演のバウホール公演なのであって、未涼亜希ワンマンショーではないのだった。まっつはセンターにいるが、まっつ以外の人がセンターのシーンも当然ある。何を期待していたんだ?自分
- 稲葉先生は本当に宝塚が好きなんだなーと、しみじみと感じた。有名な楽曲が多く使われているが、それ以上に宝塚作品に登場する曲が多く使われている
- 基本、第一部がヨーロッパで、第二部がラテンからアジア。(スペインはラテン枠。イタリアはベニスだからヨーロッパ枠。)
- 未涼亜希の持つ“声”を最大フィーチャーしつつ、全員のハーモニーも聞かせるし、個々のシンガーの歌もいい。(ちょっと要求レベルが高くて、まだ完成していないところもあるが。)しかし、意外に、このショーはダンスショーでもあった
- 特に生き生きしていて素晴らしかったのは、フランスの場面。ANJUさん振付のこの場面、曲が、『パルファン・ド・パリ』で使ったプロヴァンスのシーンの曲(“キャラバンの到着”)で。このシーンの振付を担当したのが、リンダ・ヘーバーマンさんで、リンダさんが、その前に初めて宝塚の振付を担当したのが、『ザ・フラッシュ』の一場面、“サテン・ドール”で、そこでキュートなサテン・ドールに扮したのが、安寿ミラだった。だから、この場面ANJU振付っていうのが、まさに宝塚の歴史っていう感じで…“そして今は…”が続いているのも宝塚だなぁって思う
- この場面で、未涼と踊っていたのが、沙月愛奈。なんか、あんまりこのショーを楽しそうにバリバリ踊っているので、ちょっと怖くなった。早まらないでね
- 作品全体を締めているのが、舞咲りん。すごい頑張ってたし、楽しそうだった。ヒメも早まらないでね
- 祐飛さんが出ていた作品の音楽もいろいろ出てきて懐かしかった。“威風堂々”とか、『ジャズマニア』のオープニングとか。あ、“帰れ、ソレントへ”は、珍しくカンツォーネ版です。しかも、ここは沙央くらまの聞かせどころ!ケロさんが歌った『サザンクロス・レビュー』の歌も出てきたなぁ
- “Night & Day”は、アレンジがすごい。ウッドベースだけでしばらく歌い続けるところの緊張感がもう…
- マタドールの場面も、『哀しみのコルドバ』や『ル・ポァゾン』を思い出し、『血と砂』が頭をよぎった。衣装が、『ル・ポァゾン』の闘牛士の場面を二つ合わせたようなツートンのズボンで、カポーテも白と黒ってのが、センスいいなぁと思った
- インドはそりゃーもぉ、楽しさいっぱい。未涼のアンニュイが喜劇的にフィーチャーされている前半と突如踊り出す後半のギャップ。ラストもいい。でも、何といってもまっつの腰つきに注目宝塚ではタブーかと思われた、股間に手をやって腰を押し出す振りもあるしでも、これがかっこいいのくいっくいっ、と2回押し出す振りのところも素敵だった
- 日本の場面は、“ゴンドラの唄”と“荒城の月”。“荒城の月”でのボレロは圧巻だった。“ゴンドラの唄”は、愛加あゆの歌声が甘くてとても綺麗だった。
- 全体を通して、未涼の歌と踊りに感動しつつ、蓮城まことのエロかっこよさにすっかり骨抜きになった二日間だった
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