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訃報―久世光彦氏― [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]

最近はもっぱらお正月の向田邦子ドラマの演出とか、執筆業などでおなじみ、という感じだが、一時代を築いたテレビ演出家だった。
ここ最近何年も「死」についての執筆(「大遺言書」「死のある風景」)を続けていたので、なにか病でも…?と思ったが、昨日まで元気で、急死だったという。

ひとつの時代の終わりを感じた。
「寺内貫太郎一家」「時間ですよ」あたりはリアルタイムで毎週見ていないが、「ムー」は見ていた。(訃報に「ムー一族」とあったが、そっちは続編で最初は「ムー」だったと思う。)
見ていたのだが、どんな話だったかは全然覚えていない。ただ、すごい面白い役者がたくさん出ていたのだ。伴淳三郎とか、由利徹とか、柄本明とか、もちろん樹木希林とか。柄本明がカウンセリングに来ている青年という設定で、セリフは「ママー」しかなかったり。
郷ひろみに決めセリフがあったような…あ…そうそう「一応な」だったかな?
で、岸本佳世子がこの作品で浅田美代子的ポジションにあって、やっぱりあんまりうまくない「北風よ」っていう歌でデビューした。この曲は好きだった。
なんだかわからないけど、面白くて憑かれるように毎週見ていた。
すごく印象的だったのが、「生放送」ドラマだ。
昔、テレビ放送が始まった頃は、ドラマも生放送だった。生放送でドラマが作れないわけはない、ということで、当時売れっ子だった郷ひろみを拘束しての生ドラマは、かなりの迫力。いったいどれだけのリハーサルしたんだろうか?と、オバサンになった私は青くなっている。
この作品だったかどうか、ちょっと記憶があやふやなのだが、藤竜也(フジワラじゃないよ)と、梶芽衣子が飲み屋のカウンターでただ飲んでいる場面が、必ず出てきて、でもそれが本筋に絡まない、という不思議さも久世氏の作品にはあったと思う。(柄本明のエピソードも本筋には絡まない。)

久世氏は、週刊誌の連載で、卒寿を超えた森繁久弥さんの談話を聞き書きして、彼の類稀な俳優歴やメッセージを纏め上げようとしていた。森繁の遺言を書き留めようというわけだ。
書き終わらないうちに、書き手が死んじゃうなんて…。

たしか、のんちゃんは芸名を決める時、どこかで久世光彦氏の名を見て、「これだ!」と思ったとか。そんなエピソードもあって、久世氏には一方的に親しみを感じていた。
ザ・テレビマンっていう感じの人が、地上デジタルの時代を待たずに去って行った。ご冥福をお祈りします。

今日は一日親会社からの来客対応。
当社の現状の説明や、先方の指摘など、ディスカッションで一日が終わる。
面倒とは思わない。うちのような小さな会社では、こういう指摘から、問題点が発見でき、早期解決に向かうことができる。
とはいえ、今の会計システム(私が作ったものだが)のままで永久にやっていけるとも思えない。別のシステムを入れるくらいなら、親会社のシステムを使用したいのだが、上司は「勘定奉行」を推奨。うーん…。
勘定奉行はカスタマイズなしでは当社には使えない。カスタマイズにかかる費用を今うちは払うべきなのだろうか?

【去年の今日】
上司との話し合いについて。話し合いが言い合いに聞こえてしまって仲裁をされてしまう。
奇しくも、今日も言い合いをしてしまった。でも、恋愛対象のストライクゾーンは、年齢が上がると広がるか…という問題について。
そんなくだらないこと話してる暇があったら、会社の将来を語った方が…って、飲んでる時だからしょうがないか(笑)


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