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今年観た舞台、総ざらい [┗エンタメへの想いとか薀蓄とか]

恒例になりました宝塚以外の舞台の総括です。


(1) ミュージカル作品(音楽劇を含む)
観劇したのは、次の作品です。
1月 チェーザレ(明治座)、キング・アーサー(新国立劇場中劇場)、李香蘭(紀伊國屋サザンシアター)
2月 ミュージカル憂国のモリアーティOp.4(銀河劇場)、バンズ・ヴィジット(日生劇場)、逃げろ!(新国立劇場中劇場)
3月 魔法使いの約束(銀河劇場)、ジキルとハイド(東京国際フォーラムホールC)、マリー・キュリー(銀河劇場)、鋼の錬金術師(日本青年館)、曇天ガエシ(新国立劇場中劇場)、SPY×FAMILY(帝国劇場)
4月 xxxHOLiC(銀河劇場)、薄桜鬼真改ー山南敬助篇ー(シアター1010)
5月 ミュージカル刀剣乱舞「花影ゆれる砥水」(TOKYO DOME CITY HALL)、エロイカより愛をこめて(渋谷区文化総合センター大和田さくらホール)、「エリザベス・アーデンVSヘレナ・ルビンスタイン」(日生劇場)、BACK BEAT(東京建物Brillia HALL)
6月 FACTORY GIRLS(東京国際フォーラムホールC)、ダーウィン・ヤング(シアタークリエ)、サニー(東京建物Brillia HALL)
7月 ダ・ポンテ(東京建物Brillia HALL)、魔法使いの約束(銀河劇場)
8月 Trace U(浅草九劇)、ムーラン・ルージュ(帝国劇場)、ファントム(東京国際フォーラムホールC)、スクール・オブ・ロック(東京建物Brillia HALL)、Neo Doll(シアター・サンモール)
9月 憂国のモリアーティOp.5(銀河劇場)、アンドレ・デジール最後の作品(よみうり大手町ホール)
10月 最遊記外伝(品川プリンスホテルステラボール)、青山オペレッタ(シアター1010)
11月 ミュージカル東京リベンジャーズ(銀河劇場)、LUPIN(帝国劇場)、ミュージカル刀剣乱舞「万の華うつす鏡」(IHIステージアラウンド東京)
12月 鬼滅の刃(DOKYO DOME CITY HALL)、流され・る君へ(明治座)


全部で36作品。
この中で、よかったな~と思ったのは…


「憂国のモリアーティ」、「マリー・キュリー」、「エリザベス・アーデンVSヘレナ・ルビンスタイン」、「FACTORY GIRLS」、「ダーウィン・ヤング」、「アンドレ・デジール最後の作品」、「ミュージカル刀剣乱舞・万の華うつす鏡」の7作。
そして、そこから…


「ダーウィン・ヤング」をベストに推したいと思います[exclamation×2]


選んだ作品はどれも素晴らしかったのですが、「ダーウィン・ヤング」は、ちょっと衝撃のレベルが違っていて…ここ数年の中でもちょっと類を見ない舞台だったと思います。原作本も読みたいと思いつつ、京極夏彦レベルの暑さにビビる今日この頃…


(2) 演劇作品(中~大劇場レベル)(キャパ300超)
観劇したのは、次の作品です。
1月 怪盗探偵山猫(ニッショーホール)、らふちゅーぶ単独ライブ(草月ホール)、マヌエラ(東京建物Brillia HALL)
2月 舞台刀剣乱舞「禺伝 矛盾源氏物語」(TOKYO DOME CITY HALL)、キングダム(帝国劇場)、玉蜻~新説・八犬伝(EX THEATER ROPPONGI)、巌流島(明治座)、地獄楽(ヒューリックホール東京)、15minutes Made in 本多劇場(本多劇場)、蜘蛛巣城(KAAT神奈川芸術劇場ホール)
3月 アンナ・カレーニナ(シアターコクーンほか)、ヴァニタスの手記(サンシャイン劇場)、逆転!大江戸桜誉賑(明治座)、ソングマン(スペース・ゼロ)、花形歌舞伎(南座)、四月は君の噓(飛行船シアター)
4月 炎炎ノ消防隊(銀河劇場)、ラストアンコール(博品館劇場)、ラビットホール(PARCO劇場)、サンソン(東京建物Brillia HALL)、ハリー・ポッター(赤坂ACTシアター)
5月 私の頭の中の消しゴム(よみうり大手町ホール)、僕のヒーローアカデミア(銀河劇場)、仁義なき幕末(サンシャイン劇場)、桜姫東文章(スペース・ゼロ)、ホロー荘の殺人(サンシャイン劇場)、エヴァンゲリオン・ビヨンド(THEATET MILANO-Za)、HUNTER×HUNTER(銀河劇場)、あしたあなたあいたい(サンシャイン劇場)、クロノス・ビギンズ(サンシャイン劇場)、「2STEP」(日本青年館ホール)
6月 セトウツミ(東京芸術劇場プレイハウス)、ジャングル大帝(東京建物Brillia HALL)、HELI-X(サンシャイン劇場)、パラサイト(THEATER MILANO-Za)、文豪ストレイドッグス(日本青年館ホール)
7月 Arcana Shadow(サンシャイン劇場)、歌舞伎刀剣乱舞(新橋演舞場)、オイディプス王(パルテノン多摩)、いとしの儚(品川プリンスホテルステラボール)、TQY(よみうり大手町ホール)、嵐になるまで待って(サンシャイン劇場)
8月 四つの署名(サンシャイン劇場)、ワールドトリガー(シアター1010ほか)、舞台刀剣乱舞7周年感謝祭(幕張メッセイベントホール)、転生したらスライムだった件(日本青年館ホール)、REAL⇔FAKE(東京国際フォーラムホールA)、呪縛の家(サンシャイン劇場)
9月 銀河鉄道の父(自由劇場)、ブラック・クローバー(シアター1010)
10月 レイディ・マクベス(よみうり大手町ホール)、C'est Promis(スペース・ゼロ)、仮面山荘殺人事件(サンシャイン劇場)、My Boy Jack(紀伊國屋サザンシアター)、ETERNAL GHOST FISH(紀伊國屋ホール)、NARUTO(TOKYO DOME CITY HALL)
11月 赤ひげ(明治座)、ビロクシー・ブルース(シアタークリエ)、Re:(シアターサンモール)、無駄な抵抗(世田谷パブリックシアター)、マハーバーラタ戦記(歌舞伎座)、ミュージカル東京リベンジャーズ(銀河劇場)
12月 かけがえのない日々~冷蔵庫のうえの人生(パルテノン多摩)、演劇ドラフトグランプリ(日本武道館)、クローズ・ユア・アイズ(サンシャイン劇場)、流白浪燦星(新橋演舞場)、花婿は迷探偵(本多劇場)、舞台東京リベンジャーズ(品川プリンスホテルステラボール)


全部で67作品…めっちゃ多い…[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
この中で、私的に、これはっ[exclamation×2]と、評価したい作品…


「怪盗探偵山猫」「アンナ・カレーニナ」「ラビットホール」「桜姫東文章」「ホロー荘の殺人」「エヴァンゲリオン・ビヨンド」「ジャングル大帝」「文豪ストレイドッグス」「歌舞伎刀剣乱舞」「オイディプス王」「My Boy Jack」「赤ひげ」「ビロクシー・ブルース」「Re:」「無駄な抵抗」「マハーバーラタ戦記」「流白浪燦星」「花婿は迷探偵」…18作品になってしまいました…[あせあせ(飛び散る汗)]
今回、この中で、特にこれは…と、思った作品は…


「歌舞伎刀剣乱舞」です[exclamation×2]
どれも素晴らしい作品だったのですが、その他の2作入れた歌舞伎作品、どれも素晴らしかったので、合わせ技で、個人的な好みで「刀剣乱舞」を選びました。サ終しても、歌舞伎として定着したら、永遠に三日月宗近に会えるんじゃない[exclamation&question]という夢も込めて。
18作も選んだので、他の作品についても少しだけ。
「ジャングル大帝」は朗読劇ではあるものの、オーケストラをバックに、歌手・ダンサーの協力を得ながら、出演陣がいくつもの役を演じ分けていく、「プロの技」が素晴らしかったです。そして、ブリリアなのに、客席降りもないのに、ファンサがハンパないふぉ~ゆ~に震えた。
「オイディプス王」「赤ひげ」…ミュージカルの方に入れた「鋼の錬金術師」も含めて、今年は、石丸さち子大当たり年だったように思う。その「オイディプス王」を現代版にして女性を主人公にしたのが「無駄な抵抗」。オイディプスの行為を“無駄な抵抗”とはよく言ったものだな…と。そして、男女が入れ替わるだけで、ヤバすぎる内容に…[爆弾]
「マハーバーラタ戦記」、ずっと可愛い~と思って眺めていた中村芝のぶ丈の大役に、もう嬉しくて嬉しくて…こういう抜擢は、大歓迎です。実際、大活躍でした[exclamation×2]「流白浪燦星(ルパン三世)」も、歌舞伎の家の出身者じゃないメンバーが多くメインキャストに入っていて、研修生制度などの施策が生きているな~と先人に思いを馳せたり…。
「花婿は迷探偵」めちゃくちゃ面白かった[exclamation×2]ノンヴァーバルの真骨頂。年の瀬によい年忘れになりました。


(3)演劇作品(小劇場以下)(キャパ300以下)
観劇したのは、次の作品です。
1月 三文姉妹(「劇」小劇場)、俺は誰だ?(ウエストエンドスタジオ)
2月 重要物語(赤坂RED THEATER)
3月 決闘(ウエストエンドスタジオ)
6月 ブラウン管より愛をこめて(シアタートラム)
7月 明けない夜明け(東京芸術劇場シアターウェスト)、スローターハウス(東京芸術劇場シアターイースト)、お気に召すまま(ウエストエンドスタジオ)、テンペスト(まつもと市民芸術館トップガーデン)
8月 或る俳優の物語(中野シアターかざあな)、我ら宇宙の塵(シアタートップス)、きいて、はなさないで(ザ・スズナリ)、THE MONEY(CBGKシブゲキ!!)
9月 アメリカの時計(KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ)、いつぞやは(シアタートラム)、日本対俺(ザ・スズナリ)
10月 フェイク(シアターウィング)、アドルフに告ぐ(東京芸術劇場シアターウェスト)
11月 庭の木と四つの物語(トリコロールシアター)
12月 それを言っちゃお終い(トリコロールシアター)、ラストダンスは私に(六行会ホール)、Sleigh Ride(TIAT SKY HALL)、メモランダムNo.136(紀伊國屋ホール)、南阿佐ヶ谷姉妹物語feat.まむおじ(萬劇場)


全部で24作品。この中で、私的に、これはっ[exclamation×2]と、評価したい作品は…


「ブラウン管より愛をこめて」「スローターハウス」「テンペスト」「我ら宇宙の塵」「アメリカの時計」「いつぞやは」「アドルフに告ぐ」「それを言っちゃお終い」「Sleigh Ride」…の9作品。


この中で、ベスト作品は…


「アメリカの時計」「我ら宇宙の塵です[exclamation×2]ひとつに絞れない…[もうやだ~(悲しい顔)]
「アメリカの時計」は、あの世界大恐慌の前後で大きく変わってしまったアメリカ人の人生を丁寧に描いた作品。スタジオじゅうに敷き詰められた砂など、装置・小道具の大胆な使い方も面白かった。
「我ら宇宙の塵」は、まだ小学校低学年の少年が「父親の死」を受け入れるまで…というテーマが、個性豊かな脇役の設定で、笑いながらじーんと心に響く。こちらも少年をマリオネットにしたり、背景のプラネタリウムのような映像を駆使したり…と、スタッフワークの力を感じる作品だった。


「スローターハウズ」と、再演のためベストには選んでいないが「明けない夜明け」の2作は、現実に発生した殺人事件にヒントを得て作られた芝居で、今回は、どちらも被害者家族が「生きて、出所する犯人」とどう向き合うか、について考えさせられた。
こういう作品を板の上に載せられるのが、小劇場の醍醐味だと、今年もしみじみ感じた。


「テンペスト」は、プロの俳優陣とオーディションで選ばれた松本市民達が、薄暮の野外ステージで「テンペスト」を演じる…という試み。客席はテントの中で、そこから見晴るかす長野県の山々を背景に演じられる「テンペスト」、集団のパフォーマンスのパワー、実に楽しい体験でした。


「アドルフに告ぐ」は、だいぶ前に上演が決まっていたんだけど、観ていて「昔の話」と言えない緊迫感がそこかしこに…。「ガザの今」のことばかり考えてしまいました。


「Sleigh Ride」は、俳優・足立英昭の脚本・演出の朗読劇だったが、初作品とは思えないほど面白い作品だった。アメリカで“ココア”は通じないんだね[あせあせ(飛び散る汗)]という勉強にもなりました[わーい(嬉しい顔)]


で…誰かに、賞をあげるとしたら…


今回は、梅棒さん[exclamation×2]
いろいろつらいことの多い2023年を、笑って終えられるのは、梅棒さんのパワーのおかげです。
ミュージカルの方に入れた「曇天ガエシ」も素晴らしかったです。


そして、今年は、植田圭輔さんに、忙しすぎるで賞を差し上げたいと思います。
シアター1010(北千住)で、「ワールドトリガー」の千秋楽(昼公演)を務めた後、白髪の見た目10歳少年のまま、幕張メッセ(海浜幕張)の「舞台刀剣乱舞七周年感謝祭」に大和守安定でサプライズ出演する[exclamation×2]ってなに[exclamation&question]
驚きとともに、ひたすら嬉しいヤスサダの民。
その後も、「ブラック・クローバー」などさらに主役を増やしていくなど、どこまで忙しいの[exclamation&question]
「ワールドトリガー」の激しいアクションのあと、フットサル言って7試合やったとか(溝口琢矢談)、もはや忙しくないと死ぬレベルなのでしょうか。


宝塚じゃない公演、今年も、演劇じゃないもの(コンサート等)を含めると、生では、130作品以上観ていました。宝塚が見づらい状況なので、シフトしちゃってるかも…です。


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