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公演見直し [┣宝塚情報]

2024年1~3月 宝塚歌劇公演日程の見直しについて

2023.12.15

宝塚歌劇では、11月14日に公表した調査報告書で対処すべき課題(提言)として指摘いただいた内容を真摯に受け止め、各種改善策に取り組んでいます。
そのうちスケジュール改革につき、「過密な公演スケジュールの解消」、「新人公演の在り方の見直し」等につきまして、前倒して実施いたします。

【見直しの概要】
① 過密な稽古スケジュールの改善を図るために、稽古日数ならびに舞台稽古日数の増加などを実施します。
そのため一部公演の初日を変更します。
② 本公演(宝塚大劇場公演・東京宝塚劇場公演)の1週間あたりの公演回数を、「週10回」から「週9回」に変更します。
③ 新人公演の在り方の見直しを図るため、2024年1月~3月の間の新人公演は、東京宝塚劇場のみの上演といたします。(以降につきましてはあらためてお知らせします)

これにともない、2024年1月~3月の公演のうち、すでにチケットを販売している公演(販売間近のもの、宝塚友の会会員先行販売期間中のものを含みます)につきまして、誠に申し訳ございませんが、以下の通り公演日程を変更させていただきたく、ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
すでに宝塚友の会会員先行販売をはじめ、チケットをお買い求めいただいているお客様には、公演を中止する回が生じることとなり、大変ご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。

【公演ごとの変更点】
<星組宝塚大劇場公演>
●初日を「1月1日13時公演」から「1月5日15時30分公演」に変更します。  
これにともない、1月1日13時公演~1月5日11時公演は中止させていただきます。
●2回公演日のうち、1月11日15時30分公演、1月18日15時30分公演、1月30日15時30分公演を中止し、1回公演といたします。
●新人公演(1月25日18時公演)を中止します。
※変更後の公演日程はこちら

<花組宝塚大劇場公演>
●初日を「2月9日13時公演」から「2月10日15時30分公演」に変更します。  
これにともない、2月9日13時公演、2月10日11時公演は中止させていただきます。
●2回公演日のうち、2月18日11時公演、2月20日15時30分公演、3月5日15時30分公演を中止し、1回公演といたします。
●新人公演(2月29日18時公演)を中止します。
※変更後の公演日程はこちら

<雪組東京宝塚劇場公演>
●2回公演日のうち、1月9日18時公演、1月16日18時公演、1月23日18時公演、1月30日18時公演、2月6日11時公演を中止し、1回公演といたします。
※変更後の公演日程はこちら

<星組東京宝塚劇場公演>
●2回公演日のうち、2月29日18時公演、3月5日18時公演、3月12日13時30分公演、3月19日18時公演、3月28日18時公演を中止し、1回公演といたします。
※変更後の公演日程はこちら

<その他の劇場での公演>
●月組梅田芸術劇場メインホール公演(1月17日~1月31日)、月組バウホール公演(1月24日~2月4日)は、公演日程に変更はございません。

【公演中止となる回をお買い求めのお客様】
上記の変更により、公演中止となる回が生じ、その回のチケットをお買い求めのお客様には、ご観劇いただくことができなくなり、大変ご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。
チケットの払い戻しにつきましては、こちらをご覧ください。
上記以外の公演につきましては、今後、見直しの概要を踏まえた公演日程を順次発表させていただきますので、今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。


☆太字・色変えなどによる強調は、夜野によるものです。


これは、ヘタを打ったな…と思う。
日本興行史上例のない公演中止例だろう。宝塚には大勢のファンがいるから、こんなやり方をしても、ファンは離れないし、どうせ満席だからいいということだろうか。「過密な公演スケケジュールの解消」と「新人公演の在り方の見直し」だけを、今実施する理由が全然わからない。
いや、今やってくれてもいいのだが、どのような改革を行っていくかというグランドデザインの中で、早急に解決できるこの部分を第一弾でやるんですよ、というわけでもなく、唐突に「なんかやった」みたいだし、さらに誰が苦しむか…というと、公演を観るファンだけが悲しむ内容で、世間も遺族側弁護士も誰も評価しないことを、「やってます」感を出してHPに載せるってどういう神経なんだろうか。
本件について、とても不幸な事件だったと思いながらも、宝塚という特殊なエンターテイメント空間を、会社と同じ「労働環境」と糾弾することが無理筋すぎて、その点、弁護側の主張が理解できない私としては、本当に「労働時間の改善」とか言い出す阪急阪神HD側のこのやり方にも唖然としているわけです。
(集団の中にいじめがあったかどうか、など、丁寧に聞き取り調査を行い、第三者委員会でしっかり究明してほしいと考えているが、それとこれはちょっと分けて考えたい。)
それでなくても、チケットの取れない宝塚の公演、公演日程の見直しは、当然、公演期間の延長と一緒に考えるべきであって、既に販売したチケットを間引きすることではない。こんな前例ができたら、日本の興行界は、なにも信用できなくなり、前売りチケット販売という制度自体が崩壊してしまう。
日本のエンターテイメントを長らくけん引してきた、阪急(阪神)という組織が、こんな回答を出してくるなんて、まったくもって「あり得ない」。安全のために電車の本数を減らす程度のことと考えていないか。猛省を促したい。


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