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兵庫のお勢 [┣大空ゆうひ]

ゆうひファンにはもはやおなじみの劇場、兵庫県芸術文化センター阪急中ホールに行ってきました。


今回の公演は、「お勢、断行」。世田谷パブリックシアターでのリベンジ公演(2020年に開幕直前に公演中止が決まったものの再チャレンジ上演)を終え、ここ兵庫から、約3週間の地方公演が始まる。
そして、この兵庫公演では、代議士六田梅次郎役の梶原善さんが、新型コロナウィルス感染症の「濃厚接触者」として隔離されてしまったため、阿岐之将一さんが代役として舞台に立った。
どうやら、「お勢…」は、万一の場合に対応できるように、最初から男女一人ずつのスイング的な代役を確保していたらしい。(※スイングは配役を特定しない代役。誰が出演できなくなってもその役に入れるように、すべてのセリフ、動きを把握している。)
コロナ下でも、なんとか上演機会を奪われないための自衛なのだろうが、大変なことだなーと思う。
どのような契約になっているか、我々には知る由もないが、出演と同じくらいの苦労に見合う報酬が約束されていますように…。


阿岐之さんは、梶原さんよりだいぶ年も若く、ゆうひさんより身長もずっと高めだったので、六田とお園のやり取りがずいぶん変わったように感じた。六田は、夫から虐待されている幸薄い夫人に気がある様子なのだが、梶原さんとは雰囲気が違う。
梶原さんは、自分の地位や名声を利用して、ゆうひさん演じるお園さんに言い寄ろうとしていたが、阿岐之さんは、自分の男としての魅力に少なからず自信が残っている感じ。若くイケメンな阿岐之さんならではの役作りなのかも。あと、梶原さんのデフォルメされた役作りより、少しリアルよりというか、代役でもコピーで演じるわけではないんだなーと、違いを面白く感じた。


相変わらずのバタバタな旅だったが、ゆうひファンの友人にも会えて、楽しい時間が過ごせた。
帰りの新幹線の車窓から見た富士山。雪は全然かぶってなかったですね。もう、夏。


富士山.jpg


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