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リモート公演「12人の優しい日本人」 [┣演劇]

お気に入りの作品「12人の優しい日本人」がリモート公演された。無料公開されるには、あまりにももったいない、素晴らしい公演だったが、現状、このような公演でお金を取るためには、まだまだ越えなければならないハードルがある、というのも感じた。
ただ、演劇では難しいが、映像作品としては、このような方式で、お金を取れる作品が作れるかもな…とも思った。
(もちろん、こんなことを考えるのは、この事態が長引いて、1年とか2年とか公演ができない場合なので、あまり深く考えたくはないけれど…。)


今回の出演者は、甲本雅裕、相島一之、小林隆、阿南健治、吉田羊、近藤芳正、梶原善、妻鹿ありか、西村まさ彦、宮地雅子、野仲イサオ、渡部朋彦、小原雅人+三谷幸喜…錚々たるメンバー[exclamation×2]このメンバーは、三回上演されたサンシャインボーイズ版の、1992年版のキャストをメインにしている。12人の陪審員+守衛の13人のうち、1992年メンバー以外って3人だけ[exclamation×2]すごい集まり方…ある意味自粛下ならでは…[あせあせ(飛び散る汗)]
私は、そもそも「櫻の園」という映画で中原俊監督のファンになり(ちなみに吉田秋生のマンガもステキですよ[黒ハート])、そこから映画「12人の優しい日本人」を知ったので、サンシャインボーイズ版のメンバーで繰り広げられる公演は初めて観たが、印象は、そんなに変わらない。やっぱり、PARCO劇場版の方が、変化球だったんだなと感じた。


最初は台本を読むだけ…と思っていたが、全然そんなことはなくて、有罪・無罪が半々になった時の、無罪チームの相談シーンとか、音を出す場面とか、ちゃんと演劇的に処理されていて、これ、しっかり演出されているな~と感じた。(演出は、冨坂友)
そして、今回はプレゼント的な公演だったから、無料でYouTubeだったけれど、ブラッシュアップすれば、こういう公演の形態はアリかもしれないと、強く感じた。
映像配信の難しさは、出演者のリモート環境に依存してしまうし、途中でたとえば落雷があったら…とか、色々不安材料もある。
その辺の問題をうまくクリアできれば、(たとえば、配信購入者だけ、録画した内容<事故が起こった場合は、そこを修復した内容>を一定期間鑑賞できるなど)いつスタートできるかわからない、演劇への後押しになれば…と思う。


最後に、私が嵌まったあの映画から、30年経とうとしている今、2号の相島さんの最後の抵抗が、同じ熱さで伝わって来て涙が…[もうやだ~(悲しい顔)]梶原さんも、30年経っても、まだまだ婚活中に見えたし…なんか、演技中の俳優さんって、神だな[exclamation×2]とあらためて。
ピザ屋で登場した三谷さんの、帽子に五線譜でドミソの譜面が描かれているのは、当時の衣装だったのか、新たに作ったのか、ちょっとツボでした[るんるん]あと、映画で使われていたモーツァルトのピアノソナタハ長調が使われているのも、めっちゃツボでした[るんるん]


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