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映画「GOZEN」 [┣本・映画・テレビその他エンタメ紹介]

映画「GOZEN」を見てきた。


東映が映画と舞台のコラボ企画を立ち上げ、その舞台版の主演が矢崎広…ということで、まずは映画を見てみようか…となった。東京では、行きにくい場所でしか上映されていないので、関西に行くついでに観ることにした。
朝、9時から梅田(宿泊したホテルから徒歩20分くらい)…ってハードル高い。
初めて行く劇場で場所もよく分からないし…チケット券売機に到着した時点で既に9時は回っていた。無事、映画本編に間に合ったのは奇跡[あせあせ(飛び散る汗)]
GOZENは御前のことで、この場合の御前とは、御前試合を指す。藩主の前で侍が日ごろの鍛錬の成果を見せるもので、真剣試合である必要はない。しかし、この映画では、藩主がクレイジーで血を見たがっていること、御前試合にかこつけて、幕府の間者を始末しようとしていることから、殺し合いの真剣勝負となっている。


徳川秀忠が将軍であった時代、家康に繋がる血筋を持つ府月(ふげつ)藩主、望月甲斐正(波岡一喜)は、幕府への反乱を考えていた。その動向を探ろうと、幕府は密偵を忍ばせていた。柳生一族も相当の忍を府月藩に入り込ませていた。
青山凛ノ介(犬養貴丈)もその一人。既に忍の仲間たちが、望月の懐刀、寺脇甚八郎(武田航平)に斬られていた。寺脇は、人を斬ることに残虐な喜びを感じており、特に若い女が苦しみながら死んでいくことに異常な興奮を覚える男だった。
忍は、仲間が窮地に陥っても助けに入ってはならない。凜ノ介は、仲間が斬られるのを黙って見ているしかなかったが、互いに慕い合う忍の男女は互いを庇って死んでいった。恋とは、掟より重いものなのか…凛ノ介にはわからなかった。
そんな凛ノ介も、倒幕の密書が家老の神谷家にあると聞き、神谷家に近づいた時、家老の娘・八重(優希美青)に出会って世界が一変する。が、死病を患う八重には、それゆえに甚八郎が求婚していた。
忍としての目的を果たし、御前試合を生き抜き、八重を連れて藩を抜ける…万に一つの可能性に賭けて、凛ノ介は戦う…[exclamation]


いやー、すごいツッコミどころ満載の映画で…笑っていいのかどうか、悩んだ。
しかし、最後に、神谷家に医者として入り込んでいる実は隠密の真咲一馬(久保田悠来)が、凛ノ介に愛を告白したところで、全部ぶっ飛んだ。えーーーーーっ[爆弾]いくらなんでも、ここまで伏線ゼロでそのオチは…[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]
舞台版の主演、矢崎広も御前試合の出場者として登場する。前藩主の息子とのことで、なにやらハムレット的なものを感じる彼の物語は、舞台版を待つとしよう。


犬養は侍姿もかっこよく、愛に苦しむ姿も似合っていた。優希も可愛いだけでなく、命の期限を見つめた凛とした美しさが印象的。トンデモな役だったが久保田がカッコよかった。
武田航平をよく知る東映の監督だけに、仮面ライダーキバで見せたチャラさに加えて、さらに変態度がMAXで、キモチワルイと思いながら目が離せなかった。ミュージカル「イノサン」でメインキャストに選ばれているし、ようやく油が乗ってきたと思うので、これからも個性に磨きをかけて頑張ってほしい。


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