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#KuToo [┣かんがえごと]

最近、SNSを中心に盛り上がっている「#KuToo」運動、ご存じでしょうか[exclamation&question]


女性が職場でパンプスを履くのがつらい…という意味で「靴」と「苦痛」をかけ、昨今の「#MeToo」運動になぞらえて、「#KuToo」として発信されたツイートが、多くの女性たちの共感を得、マスコミが取り上げるほどの盛り上がりを見せている。
これに対して、「私はパンプスが好きなのに…」「職場にカジュアルな靴で行くなんて…」という反論も聞かれる。「男だって革靴を我慢しているんだ」という意見も出てきた。
選択的夫婦別姓や同性婚なんかもそうなんだけど、パンプス好きな人は、黙ってパンプス履いていればいいだけの話で、なんで議論になるんだろう[exclamation&question]と思わなくもないが、こういう人もいる、という話を少し聞いてほしい。


私は、どちらかというとパンプスが好きな人だった。
わりと安めで、でもちゃんと見えるパンプスを常時3足用意して使いまわす…というのが、20代~30代の私の靴生活だった。夏はヒールのあるサンダル、冬はヒールのあるブーツ…と季節感も大事にしていた。
ところが、40歳になったある日のこと、それまで劇場までダッシュしていたお気に入りのショートブーツを履いてちょっとした下り坂をおりていた時、足首がガクッとなった。別にねん挫したとか、そういうことではなく、10センチのヒールを自分の足首がコントロールできなくなったのだ。
その頃から微妙に体調の変化があり、体重が急増していたこともあったかもしれない。とにかく、ある日突然、私はパンプスを履けない女になった。


私が勤めている会社は、服装も靴も比較的自由なので、以来、ヒールのない靴だろうが、ゴムのスカートだろうが、平気で身につけて仕事をしている。でも、もしパンプス強要の会社だったら、会社に行けなくなっていたかもしれない。


自分の足に合う靴を購入するようになってから、外反母趾も、だいぶ良くなってきた。
たしかにパンプスを履いた方が、足は綺麗に見えるかもしれない。でも、それで失うものも多い、と今は感じる。私の母は、外反母趾のせいで足の指が地に着いていなかった。


「私はパンプスが好き」と言って#KuTooに反対しているみなさん、一生、パンプスを履けると思わない方がいいですよ…もちろん、50代でも60代でもパンプスを履きこなしている方もいらっしゃるでしょうが、1年、また1年…脱落していく方が増えていくことは、間違いない。
「明日は我が身」なのだ。


だから…#KuTooな方の思いに耳を傾けましょう。
彼女たちが、履きやすい靴を履くのを見守りましょう。
それは、あなたの権利を害するものではありません。
明日のあなたを守るものです。


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